JPS62180838A

JPS62180838A - ベルト支持及び軌道案内装置

Info

Publication number: JPS62180838A
Application number: JP61301090A
Authority: JP
Inventors: リチャード　エル　フォーブズ　ザ　セカンド; ジェイムズ　ジェイ　フランツェン; ジェイムズ　エイ　サロモン; ドナルド　ジェイ　ウィーケル　ジュニア
Original assignee: Xerox Corp
Current assignee: Xerox Corp
Priority date: 1985-12-24
Filing date: 1986-12-17
Publication date: 1987-08-08
Anticipated expiration: 2010-12-13
Also published as: CA1272692A; EP0227449A3; JPH07115769B2; US4657370A; EP0227449B1; DE3686316D1; EP0227449A2; DE3686316T2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はベルトの支持及び軌道案内装置に関し、特にベ
ルトの所定経路からの横方向移動を制御する装置に関す
る。

（従来の技術と問題点）現在一般に使われている静電写真式複写装置では、通常
光真電性絶縁部材が一様な電位に帯電された後、複写す
べき原稿の光像に露光される。この露光が光導電性絶縁
面を露光したはハックグランド領域において除電し、原
稿内に含まれた像領域に対応する静電潜像を光導電性絶
縁部材上に生成する。次いで、当該分野ではトナーと呼
ばれる現像用粉末で像を現像することによって、光導電
性絶縁面上の静電潜像が可視化される。はとんどの現像
系は、帯電キャリヤ粒子と該キャリヤ粒子へ摩擦電気的
に付着する帯電トナー粒子とから成る現像材を用いてい
る。現像中に、トナー粒子が光導電性絶縁面における像
領域の電荷パターンによってキャリヤ粒子から吸引され
、光４電面上に粉末像を形成する。その後、粉末像はコ
ピー用紙等の支持面上に転写され、加熱したは加圧によ
ってそこへ永久的に固定し得る。

上記プロセスの多くの商業的用途ではベルトの形をした
光導電性絶縁部材を用いており、ベルトは複数の処理ス
テーションを通り過ぎる所定の経路に沿って支持され、
最終的にコピー用紙上に複写像を形成する。光導電性ベ
ルト上に記録された潜像の位置は、そこに作用する各種
の処理ステーションによってコピー品質を最適化するた
め正確に限定されねばならない。この目的のため、導電
性ベルトの横方向における位置合わせは所定の許容差内
に制御されることが重要である。このように制御したと
きのみ、光導電性ベルトは所定の経路を通って移動し、
その周囲に配設された処理ステーションがベルト上に記
録された潜像に対して正（＋１ｉに位置決めされる。

ベルトの横方向移動の制御について見ると、相互に正し
く平行な関係で取り付は固定された複数の完全円筒状ロ
ーラの周囲にベルトを完全に構成巻回すれば、ベルトの
横方向移動が生じないことはよく知られている。しかし
、実用上これは実施不能である。系の幾何的形状におけ
る不完全さのため、ベルトの速度ベクトルはローラの回
転軸に対し垂直でなく、ベルトは運動力学的に安定な位
置に達するまで、ローラに対して横方向に移動する。ベ
ルトの横移動を制御する既存の方法には、サーボ系、ク
ラウンローラ、及びフランジ付ローラがある。いずれの
制御方式においても、非常に敏感な光導電性ベルトに損
傷をもたらすような高い局部的応力の発生を防ぐ必要が
ある。サーボ系・等の能動的方式では、ベルトに対して
より少い応力を加える舵取りローラを用いる。しかし、
この種の能動的方式は一般に複雑で、コストが割高であ
る。フランジ付ローラ等の受動的方式はもっと安価だが
、一般に高い応力を生じる。光導電性ベルトの支持及び
軌道案内を改善するため、各種のフランジ付ローラ゛方
式がこれまで開発されてきた。

例えば、駆動ローラはその両端に固定された一対のフラ
ンジを持ら得る。光導電性ベルトが横方向に移動しフラ
ンジの一方にぶつかると、ヘルＩ・はその位置を維持す
るため、ローラ系に対して横方向に摺動可能であるか、
もしくはそれ自体したはローラ系を局部的に変形可能で
なければならない。

ベルトを横方向にシフトさせたり、したはそれ自体をロ
ーラ系上で局部的に変形させるのに必要なエソシカは、
通常最大の許容可能なエソシカを大巾に越える。従って
、ベルトは屈曲し始め、系の故障をもたらす。あるいは
、駆動ローうでなく一方のアイドラローラに設けてもよ
い。横方向の移動は、ベルトを曲げ駆動ローラへのアプ
ローチ角を変えることによって制御される。゛この種の
方式は、フランジを駆動ローラに設ける場合と比べ低い
エソシカを生じる。しかし、この方式に伴なう重要なリ
スクは、性能がベルトのその平面内における曲がりに著
しく依存することである。この種の方式での力は減少さ
れることが多いが、一般にベルトの屈曲力を越えるとい
う点で許容されないものとして現われる。従って、光導
電性ベルトの側面エツジが最終的に屈曲し、その寿命を
縮める。

従来方式の幾つかの例を次に示す。

Ｓ　ｉ　Ｉ　ｖｅｒｂｅｒｇの米国特許第４．２１８．
１２５号は、ベルトと少くとも１つの支持体の間を流れ
る加圧油を用い、ベルトと支持体間の摩擦を減少せしめ
る光専電面支持用の空圧系を開示している。この空圧系
はバネに取り付けられた引張ボスト２０も用いており、
このバネは接近するベルトによって限定される平面にほ
ヾ垂直な軸で旋回するように配置されている。

Ｍａｒｓｉｇ１ｉｏ他の米国特許第４，４２Ｌ２２８号
は、エンドレスなウェブ上の張力を周期的に減じて、ウ
ェブの位置を調整するウェブ軌ｉｆｆ室内方法を開示し
ている。ウェブ張力の減少後、わずかなバネ力がウェブ
を所望の横方向位置に戻す。Ｍａｒｓｉ（Ｈｌｉ。

他は特に固定ブロックに取り付けられたシャフトを用い
ており、シャフトの一端が別のシャフト４４に固定され
ている。圧縮バネ５８がブロック５２内におけるシャフ
トの隆起部と係合し、その隆起部をクランク部材一端の
突片と係合せしめる。

バネ３４が圧縮されるとウェブ係台部３２を閉じ、ロー
ラに対するウェブの位置を調整する。

５ｐｅｈｒｌｅｙ、　Ｊｒ、の米国特許第４．２２１，
４８０号は、外面から外側へ延びる複数の離間したフレ
キシブルディスクを有するローラを開示している。一対
の対向属Ｕ間した円形フランジがローラ端に設けである
。ベルトは両フランジ間を通過し、ディスクによってロ
ーラ上に支持される。ローラの縦軸にほヾ平行、な方向
に延びた複数の溝が、ディスクに形成されている。これ
らの溝が各ディスクの各部分を相互に分断している。ベ
ルトが横方向に移動すると、ベルトはフランジにぶつか
る。ベルトの横方向における相対的な移動は、ベルトを
支持するディスクの一部をたわませる。ベルトと係合し
てない各ディスクの残部は変形しない。これにより、ベ
ルトのエツジに加わる最大力が屈曲を決っして越えない
ことを保証する。

コカタの米国特許第４．４３２．６３２号は、エンドレ
スベルトの形の記録部材を保持する装置を開示している
。同特許は第２図で、それぞれベルトを支持及び駆動す
るローラ１２と１３を備えた感光性ベルトを開示してい
る。ローラ１２は、支持プレート３２に取り付けられた
：バネ３３で外側へ押圧されている。ローラを外側へ押
圧すバネ及び支持プレートで使われる系は１．ベルトを
緊張状態に保つためのものと開示されている。

（問題点を解決するための手段戸本発明の主要な特徴によれば、所定経路に沿って移動す
るように配置され牟エンドレスベルトを支持し、該所定
経路からのベルトの横方向移動を制御する装置が提供さ
れる。。該装置がベルトを支持するベルト経路限定表面
を備えた固専の回転しない弧状ベルト軌道案内シューを
有し、該ベルト軌道案内シューが、経路限定表面の両側
面に位置し且つ経路限定表面から外側へ延びてベルト用
エツジガイドを与える垂直のフランジを具備する。

好ましくは弧状のベルト軌道案内シューが処理方向に沿
って、第１のほヾ平面状の経路限定表面と、弧状経路限
定表面と、第２０）、ほヾ平面状の経路限定表面とを有
し、これらの表面の周囲に沿って殿送されるベルトの方
向反転を可能とする。

本発明の別の特徴によれば、ヘル！・軌道案内シューの
経路限定表面が滑らかで、硬く、低いＹτ擦係数を有し
、した垂直フランジは、ベルト軌道案内シューのうちベ
ルトの方向を変化させる部分でのみ経路限定表面から延
びた三日月形フランジである。

本発明の別の特徴によれば、所定経路に沿って移動する
ように配置されたエンドレスベルトを１般送且つ軌道案
内し、該所定経路からのベルトの横方向移動を制御する
装置が、少くとも１つの回転可能に駆動されるベル１１
送ロールと、ベルト軌道案内手段と、上記少（とも１つ
の回転可能に駆動されるベルト搬送ロール及びベルト軌
道案内手段の周囲に沿い所定の経路を辿って移動するよ
うに配置されたエンドレスベルトとを備え、ベルト軌道
案内シューに沿った駆動ロールによるベルトの移動中、
ベルトがエツジガイドに接触したとき、ベルト軌道案内
シューの軸方向におけるベルトの速度がゼロで、ベルト
とベルト軌道案内シューの間に作用してベルトを軸方向
にエツジガイドへ向かって駆動するｌ♀擦力がゼロに近
づく。

本発明の更に別の特徴によれば、複数の処理ステーショ
ンを通過する所定の経路に沿って移動するようＧご配置
されたエンドレスな光感電性ベルトを有する静電写真式
印刷装置であって、ベルト軌道案内シューの一方の平面
状経路限定表面がトナー像転写ゾーンに隣接して転写プ
ラテンを与え、した弧状経路限定表面部が光導電性ベル
トからコピー用紙を引き剥す手段を与える装置が提供さ
れる。

本発明のその他の特徴は、以下の説明と添付の図面を参
照することによって明らかとなろう。

（実施例）以下本発明を、静電写真式複写装置で使われるベルト軌
道案内シューの好ましい実施例を参照して説明する。

まず第１図を参照すると本発明によるベルト軌道案内シ
ューを用いた取外し可能な処理カートリッジを含む自動
化静電写真式複写機」Ｏが一例として示しである。第１
図に示した複写機は、原稿からコピーを作成するのに使
われる各種の構成部品を例示している。本発明の装置は
自動化静電写真式複写機で用いるのに特に適するが、以
下の説明から、本発明はその他の静電写真式システｌ、
を含む広範囲の各種処理システムで用いるのにも同様に
適し、その用途はこ−に示す特定の実施例に必ずしも限
定されないことが理解されるべきである。

第１図に示した複写［１０は、主機枠に対して矢印１３
の方向に着脱可能な取外し式の処理カートリッジ１２を
用いている」カートリッジ１２はベルト状の像記録部材
１４を備え、その外周に適切な光導電性物質１５が被覆
されている。ベルトは被駆動搬送ロール１６及びベルト
軌道窩内シュー１８を通って回転自在にカートリッジ内
に装着され、ベルト内側の矢印で示した方向に移動して
、ベルト上の像担持面を複数のゼログラフインク処理ス
テーションに対し順次通過させる。モータ１７等の適切
な駆動手段が複写機内で協働する各種構成部品を駆動し
、それらの動きを調整するために設けられ、原稿からの
入力像情報の忠実な複写が用紙等の最終的な支持材シー
ト３０上に記録される。

マス、ベルト１４はその光導電面１５を帯電ステーショ
ン１９に通し、そこでベルトは周知のごとく帯電コロト
ロン２０によって光導電面上に置かれた静電電荷で一様
に帯電され、像形成の準備を調える。その後、ベルト１
４は露光ステーション２１に駆動され、そこで帯電した
光導電面１５が原稿からの入力像情報を表わす光像に露
光されることによって、露光領域中の電荷が選択的に消
失され原稿入力像をｈ電層像の形で記録する。露光ｔ　
、・−−ジョン２１ｉ、日本板硝子■から商標“５ＥＬ
ｊ・°ＯＣ”で市販されている一組の像透過ファイバレ
ンズ２２を、照明ランプ２４及び反射器２６と組み合わ
せて構成し得る。ベルト１４の露光後、光導電面ｌｈ上
に記録された静電潜像が現像ステーション２’７に送ら
れ、そこでベルト１４の光導電面１５に現像材が施され
潜像を可視化する。適切な現像ステーションには、現像
ロール２８を含み、磁気キャリヤ粗粒とトナー着色粒子
とを有する磁化可能な混合現像材を用いる磁気ブラシ現
像系を具備し得る。

最終的な支持材であるシート３０は、上昇式スタック支
持トレイ３２０）上に積み重ね（スタ・ツク）状に支持
されてきる。スタックがその上昇位置にあるとき、シー
ト分離用の扇状送りロール３４がシートを１枚づつ整合
ピンチロール対３６に送給する。次いで、シートはベル
Ｉ・上の粉末像と正しく整合するように転写ステーショ
ン３７へ前進され、転写ステーション３７内で光ｍ主面
１５上の現像トナー像が最終的な支持材であるシート３
０と接触させられるとともに、トナー像が転写コロトロ
ン３８によって光導電面１５から最終的な支持シート３
０の接触面へ転写される。トナー像の転写後、所望に応
じ紙、プラスチック等から成る最終的な支持材３０は、
ベルト軌道案内シュー１８の弧状面に沿って移動すると
きそれ自体のはり強度によってベルトから分離され、そ
の後トナー像を有するシートは定着ステーション３９に
進められ、そこでロール定着器４０が転写粉末像をそこ
に固定する。トナー像をコピーシートに定着した後、シ
ート３０は出口ロール４２を経てシートスタックトレイ
４４に前進させられる。

トナー粉末の大部分はＱ終曲な支持材３０に転写される
が、トナー粉末像の最終的な支持材への転写後一部の残
留トナーが必ず光導電面１５上に残る。転写工程後光導
電面上に残ったま＼の残留トナー粒子は、ベル）１４の
外周とこする接触しクリーニングハウジング４８内に含
まれたクリーニングブレード４７を有するクリーニング
ステーション４６でベルト１４から除去され、クリーニ
ングハウジング４８はその上流側開口に付設されたクリ
ーニングシールを有する。あるいは当該分野で周知なよ
うに、トナー粒子はクリーニングブラシで光導電面から
機械的に除去してもよい。

複写機が通常モードで動作されるとき、複写すべき原稿
５２は一般に、露光ステーション２１を通って原稿を送
る水平な移動式透視プラテン５４上に像側を下向きにし
て置かれる。移動するプラテンの速度と光感電性ベルト
の速度は、原稿の忠実な複写を与えるように同期される
。

以上の概説は、本願の目的上、本発明による装、置を実
施可能な自動化ゼログラフィツク複写＠ｌＯの全般動作
を例示するのに充分なものであろう。

次に、本発明によるベルトの横方向移動を制御するため
のベルト軌道案内シューを、特に第２〜。

５図を参照して詳しく説明する。その中でも特に第３図
を参照すると、ベルト軌道案内シュー１８は第１のほヾ
水平な経路を限定する表面５４と、：！１状経路を限定
する表面５６と、平面状表面５４、とほヾ平行かしたは
そうでなくてもよい第２０）ほヾ平面状経路を限定する
表面５８とから成り、上記各経路は連続状でベルトが各
表面に沿って逆方向に搬送されるのを可能とする。勿論
、ベルトの軌道案内面として必要なのは弧状経路限定表
面５６だけで、平面状表面５４．５８は支持と製造の容
易さを与えるものであることが理解されよう。

ベルト軌道案内面自体は比較的滑らかで硬く、した比較
的低い摩擦係数を有する。通常ベルト軌道案内面の摩擦
係数は０．３以下で、駆動ロールの摩擦係数より必ず小
さくな番、すればいけない。ベルト軌道案内面は一般に
、成型した薄板金から作製してもよいし、プラスチック
から直接型成形してもよい。硬い表面を与えるため、ベ
ルト軌道案内シューはガラス被覆鋼、硬化処理アルミを
含浸したテフロン（Ｔｅｆｌｏｎ）　、したは潤滑化ポ
リカーボネートから作製するのが好ましい。したベル［
・軌道案内シューはその内部で支持組体６１によって支
持され、支持組体６１はネジ、接着結合、スナ・ノブ嵌
め等任意の適切な手段で平面状及び弧状表面に固定され
る。上記のプラスチックを用いる場合には、後述するエ
ツジガイド６０を含め、一体状の単一部品として射出成
形することもできる。ベルト軌道案内シューの平面状及
び弧状表面は、それらに沿って周回搬送されるベルトの
中を少くとも横切って延び、シューに沿って軌道案内さ
れるベルトのエツジガイドを形成する垂直のフランジ状
エツジガイド部材６０をシューの両端に備えている。前
述したように、系の幾何的形状の不完全さに応してベル
トはいずれかの軸方向（つまり横方向）に移行するので
、固定の上記エツジガイドがベルト軌道案内シューの両
側に設けられる。垂直のフランジ状エツジガイド部材６
０はフランジサポート６３によって支持され、フランジ
サポート６３はネジ６２等の適切な手段で支持組体６１
に固定される。エツジガイドを形成する実際のフランジ
部は、第４図中Ａ−Ａ線に終端する区分で示したような
三日月形フランジの形をしている。

フランジサポート６３はそれぞれスライダ６４を備え、
第３図に示すようにカートリッジ組体１２０）トランク
６６と組付は係合される。

ベルト軌道案内シューはバネ６８によって第４図中左方
向に付勢されてベルト引張力を加え、バネ６８はその内
側及び外側両端で支持部材７０によってカートリッジフ
レーム内に支持されている。

した第４図には、第１の平面状表面部５４と対向する転
写関係で転写コロトロン３８が示してあり、ベルト１４
上のトナー像を両者の間を通って搬送されるコピー用紙
への転写を可能とする。この構成では、第１の平面状表
面部５４が複写装置の転写プラテンとして機能する。さ
らに第４図には点線でコピー用紙３０が示してあり、コ
ピー用紙３０は転写ゾーンを通り光導電性ベルト上のト
ナー像と転写関係を保ちながら駆動され、ベルト軌道案
内シューの弧状表面部５６の開始地点でそのはり強度に
よって剥がれる。

次に、ベルトの横方向移動を制御するベルト軌道案内シ
ューの動作を、第７図を参照して説明する。光受容体ベ
ルトが固定の回転しないベルト軌道案内シュー上を移動
すると、ベルト軌道案内シューを摺動する光受容体ベル
トによる摩擦力ベクトルが、ベルトの動きの速度ベクト
ルと平行な方向に作用する。ベルトの主速度成分はそれ
がベルト軌道案内シューの周囲に沿って駆動される方向
で、摩擦の主成分もその方向を向いている。ベルトがエ
ツジガイドへ向かって軸方向（つまり横方向）に移動し
ようとするとき、ベルトはエツジガイドへと向かう軸方
向の小さい速度成分とそれに伴なう摩擦力を有する。し
かし、ベルトがエツジガイドに接触すると、軸方向の速
度はゼロになるので、ベルト軌道案内シューから光受容
体ベルトに加わる軸方向の摩擦力はゼロになるかそれに
近づく。このとき、系の幾何的形状はエツジガイドによ
って与えられるのに必要な力だけを生じ、ベルト軌道案
内シューはエツジガイドからベルトに加わるエツジガイ
ドに何ら貢献しない。これによりエツジガイドでの軸方
向の力は駆動ロールから加わる力と等しくなる結果、ベ
ルトは駆動ロール上で軸方向に移動しエツジガイドに対
するベルトの位置を維持する。すなわち、エツジガイド
での反力と系によってベルトに加わる移行誘起力との間
に平衡状態が成立する。一般的な光受容体ベルトにおい
て、エツジの損傷や屈曲を招かずに許容可能な最大エツ
ジ力は釣上５ボンドである。

第７図を参照すると、ベルト速度■、は一定で、ベルト
がエツジガイドに接触するとｖＸ＝０で、ベルト軌道室
内シューとベルトの間の摩擦力Ｆｓｘはゼロに近づく。

現在よく知られているように、ベルトに加わる力は浮動
的な軸下整合つまり光受容体フレームの捩れ（Ｓ、Ａ、
Ｍ、　）、ロールの円錐度（ＣＲ）、光受容体の円錐度
（ＣＰ／Ｒ）、ベルト引張力及び光受容体ベルトとベル
ト軌道案内シューの間の静止摩擦力（Ｕ）、更に駆動ロ
ールを含むその他の成分のある関数に等しい。

本発明は、光受容体ベルトとロールが同一速度で回転す
るため、ベルトがエツジガイドによって軸方向に移動し
ようとするのを拘束されるとエツジガイドの方に向かう
大きな摩擦成分が生じるような、複数したは単一の被駆
動ロールとアイドラロールを用いたその他の受動的なベ
ルト軌道案内方式と対照的で区別される。した、そうし
た軌道案内方式では少くとも２つのロールが軌道案内系
に含まれるため、上述の困難が各ロールについて生じる
。これに対し本発明では、ヘルトエソジが側方のエツジ
ガイドに達したときヘル１−をスリップ可能とするので
、２０一ル方式のエツジガイドが解消しなければならな
かった少くとも１つのロールによる摩擦力への貢献を取
り除くことができる。

従って本発明は、ベルトを破損せずに長期間にわたって
ベルトを軌道案内でき、しかもベルトの軌道案内を制御
する機能に関連してベルトの軌道案内に大きな自由度を
与えられる比Ｉ咬的簡単で、安価なベルト軌道案内系を
与える。さらに本発明は、ベルトの軌道案内、べＢｖ　
トからコピー用紙へのトナー像の転写、及びコピー用紙
の自らによる引き剥れを可能とする多機能装置を与える
ことができる。この点は図示したように、ベルト軌道案
内シューの底部に転写プラテンを組み込むことによって
達成される。勿論、転写プラテンはシューの頂部にも配
置可能なことが理解されるべきである。した、転写プラ
テンに隣接する地点に適切な半径のベルト軌道案内シュ
ーを設けることによって、コピー用紙をより引き剥れ易
くするのも可能である。

第６図は本発明の別の実施例を概略的に示しており、こ
の例ではベルト７１が駆動ロール７２によりベルト軌道
案内シュー７６とアイドラロール７４の周囲に沿って駆
動される。この実施例において、しわ寄りやその他の理
由からベルトの側方エツジに損傷が生じる機会が大きく
減少されることで、ベルト軌道γ内系の信頼性が高まる
。

前記した各特許の開示は、参照によって個々に且つ全体
としてこ＼に含まれる。

以上発明を特定の実施例について説明したが、多くの代
替、変更及び変形が可能なことは当業者にとって明らか
であろう。例えば、光受容体ベルトに関連してベルト軌
道案内シューを説明したが、ベルト軌道案内シューはそ
の他の環境でも使えることが理解されよう。従って、特
許請求の範囲に記載の精神及び範囲内に入る上記のよう
な代替及び変更は全て本発明に包含されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるベルト軌道案内シューを具備した
自動化電子写真式複写機の概略断面図；第２図は第１図
の光受容体カートリッジの拡大図で、ベルト軌道案内シ
ューの断面をさらに詳細に示す；第３図はベルト軌道案内シューの分解図；第４図はカー
トリッジ内に配置されたベルト軌道案内シューの別の拡
大図で、プラテン部分に対す□る転写コロトロンの位置
とコピー用紙の弧状部でめ引き剥れを示す図；第５図はベルト軌道室内シュニのバネ取付けを示子平断
面図；第６図はベルト軌道案内シューを用いた別の光受容体の
実施例を示す図；及び□ 示７図はベルト軌道シューの周囲に沿ったベルト移動を
示す概略図である。１０−・・・・複写印刷機、１２・・・・・・処理カー
トリツメ、１４．７１・・・・・・ベルト、■６．７２
・・・・・・被駆動ミルド簸送ロール、１８．７６・・
・・・・ベルト軌道案内シュー、３０・・・・・・コピ
ー用紙、３７・・・・・・転写ゾーン、３８・・・・・
・転写コロトロン、５４．５６．５８・・・・・・ベル
ト経路限定表面（５４，５８；第１及び第２平面状経路
限定表面、５６・・・・・・弧状経路限定表面）、６０
・・・・・・フランジ′（エツジガイド）、６′ｌ・・
・・・・支持組体、６４・・・・・・案内手段（スライ
ダ）、６６・・・・・・トランク、６８・・・・・・バ
ネ。ＦＩＧ、４ＦＩＧ、５

Claims

【特許請求の範囲】

（１）所定経路に沿って移動するように配置されたエン
ドレスベルトを支持し、該所定経路からのベルトの横方
向移動を制御する装置であって、該装置がベルトを支持
するベルト経路限定表面を備えた固定の回転しない弧状
ベルト軌道案内シューを有し、該ベルト軌道案内シュー
が、経路限定表面の内側面に位置し且つ経路限定表面か
ら外側へ延びてベルト用エッジガイドを与える垂直のフ
ランジを具備した装置。
（２）前記弧状のベルト軌道案内シューが処理方向に沿
って、第１のほヾ平面状の経路限定表面と、周囲に沿っ
て搬送されるベルトの方向反転を可能とする弧状経路限
定表面と、第２のほヾ平面状の経路限定表面とを有する
特許請求の範囲第１項の装置。
（３）前記ベルト軌道案内シューの経路限定表面が滑ら
かで、硬く、低い摩擦係数を有する特許請求の範囲第１
項の装置。
（４）前記垂直フランジが、ベルト軌道案内シューのう
ちベルトの方向を変化させる部分でのみ経路限定表面か
ら延びた三日月形フランジである特許請求の範囲第２項
の装置。
（５）所定経路に沿って移動するように配置されたエン
ドレスベルトを搬送且つ軌道案内し、該所定経路からの
ベルトの横方向移動を制御する装置であって、少くとも
１つの回転可能に駆動されるベルト搬送ロールと、ベル
ト軌道案内手段と、上記少くと１つの回転可能に駆動さ
れるベルト搬送ロール及びベルト軌道案内手段の周囲に
沿い所定の経路を辿って移動するように配置されたエン
ドレスベルトとを備え、該ベルト軌道案内手段が、ベル
トを支持するベルト経路限定表面を備え、経路限定表面
の両側面に位置し且つ経路限定表面から外側へ延びてベ
ルト用エッジガイドを与える垂直のフランジを具備した
固定の回転しない弧状ベルト軌道案内シューから成る装
置。
（６）前記弧状のベルト軌道案内シューが処理方向に沿
って、第１のほヾ平面状の経路限定表面と、周囲に沿っ
て搬送されるベルトの方向反転を可能とする弧状経路限
定表面と、第２のほヾ平面状の経路限定表面とを有する
特許請求の範囲第５項の装置。
（７）前記ベルト軌道案内シューの経路限定表面が滑ら
かで、硬く、低い摩擦係数を有する特許請求の範囲第５
項の装置。
（８）前記垂直フランジが、ベルト軌道案内シューのう
ちベルトの方向を変化させる部分でのみ経路限定表面か
ら延びた三日月形フランジである特許請求の範囲第６項
の装置。
（９）前記ベルト軌道案内シューに沿った駆動ロールに
よるベルトの移動中、ベルトがエッジガイド接触したと
き、ベルト軌道案内シューの軸方向におけるベルトの速
度がゼロで、ベルトとベルト軌道案内シューの間に作用
してベルトを軸方向にエッジガイドへ向かって駆動する
摩擦力がゼロに近づく特許請求の範囲第５項の装置。
（１０）前記ベルト軌道案内手段が少くとも２つの固定
の回転しない弧状ベルト軌道案内シューから成る特許請
求の範囲第５項の装置。
（１１）前記回転しない弧状ベルト軌道案内シューを付
勢してベルトを緊張させるバネ手段を具備した特許請求
の範囲第５項の装置。
（１２）前記バネ手段がベルト軌道案内シューの軸方向
両端にバネを具備した特許請求の範囲第１１項の装置。
（１３）複数の処理ステーションを通過する所定の経路
に沿って移動するように配置されたエンドレスな光導電
性ベルトを有する静電写真式印刷装置であって、該印刷
装置が上記光導電性ベルトを搬送し且つ光導電性ベルト
の上記所定経路からの横方向移動を制御する手段を具備
し、該手段が少くとも１つの回転可能に駆動されるベル
ト搬送ロールと、ベルト軌道案内手段と、上記少くとも
１つの回転可能に駆動されるベルト搬送ロール及びベル
ト軌道案内手段の周囲に沿い所定の経路を辿って移動す
るように配置されたエンドレスベルトとを備え、該ベル
ト軌道案内手段がベルトを支持するベルト経路限定表面
を備え、経路限定表面の両側面に位置し且つ経路限定表
面から外側へ延びてベルト用エッジガイドを与える垂直
のフランジを具備した固定の回転しない弧状ベルト軌道
案内シューから成る静電写真式印刷装置。
（１４）前記弧状のベルト軌道案内シューが処理方向に
沿って、第１のほヾ平面状の経路限定表面と、周囲に沿
って搬送されるベルトの方向反転を可能とする弧状経路
限定表面と、第２のほヾ平面状の経路限定表面とを有す
る特許請求の範囲第１３項の静電写真式印刷装置。
（１５）前記ベルト軌道案内シューの経路限定表面が滑
らかで、硬く、低い摩擦係数を有する特許請求の範囲第
１３項の静電写真式印刷装置。
（１６）前記垂直フランジが、ベルト軌道案内シューの
うちベルトの方向を変化させる部分でのみ経路限定表面
から延びた三日月形フランジである特許請求の範囲第１
４項の静電写真式印刷装置。
（１７）前記ベルト軌道案内シューに沿った駆動ロール
によるベルトの移動中、ベルトがエッジガイドに接触し
たとき、ベルト軌道案内シューの軸方向におけるベルト
の速度がゼロで、ベルトとベルト軌道案内シューの間に
作用してベルトを軸方向にエッジガイドに向かって駆動
する摩擦力がゼロに近づく特許請求の範囲第１３項の静
電写真式印刷装置。
（１８）前記回転しない弧状ベルト軌道案内シューを付
勢してベルトを緊張させるバネ手段を具備した特許請求
の範囲第１３項の静電写真式印刷装置。
（１９）前記バネ手段がベルト軌道案内シューの軸方向
両端にバネを具備した特許請求の範囲第１８項の装置。
（２０）前記ベルト搬送ロール、光導電性ベルト、及び
ベルト軌道案内手段が取外し可能な処理カートリッジを
構成し、該処理カートリッジが印刷装置のフレーム組体
に取り付けられると共に、ベルト軌道案内シューの垂直
エッジガイドに、ベルト軌道案内手段を処理カートリッ
ジの取付手段内で摺動可能に支持する案内手段を具備し
た特許請求の範囲第１３項の静電写真式印刷装置。
（２１）前記ほヾ平面状の経路限定表面の一方が印刷装
置のトナー像転写ゾーンに隣接して転写プラテンを与え
る特許請求の範囲第１４項の静電写真式印刷装置。
（２２）前記弧状経路限定表面部がコピー用紙を光導電
性ベルトから引き剥す手段を与える特許請求の範囲第２
１項の静電写真式印刷装置。