JPS62180243A - フレームを用いる原子吸光分析方法 - Google Patents

フレームを用いる原子吸光分析方法

Info

Publication number
JPS62180243A
JPS62180243A JP2195386A JP2195386A JPS62180243A JP S62180243 A JPS62180243 A JP S62180243A JP 2195386 A JP2195386 A JP 2195386A JP 2195386 A JP2195386 A JP 2195386A JP S62180243 A JPS62180243 A JP S62180243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
nebulizer
way valve
atomic absorption
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2195386A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH087140B2 (ja
Inventor
Katsuhito Harada
原田 勝仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP61021953A priority Critical patent/JPH087140B2/ja
Publication of JPS62180243A publication Critical patent/JPS62180243A/ja
Publication of JPH087140B2 publication Critical patent/JPH087140B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フレー・ムを用いた原子吸光分析装置に係り
、特に少量の試料を定電的にバーナに導入するのに好適
な試料供給手段を僅えたフレーム原子吸光分析装置に関
する。
〔従来の技術〕
少量の試料(10〜200μQ)を小ざな容器に受け、
これを噴霧器により吸引・噴霧し、フレーム中に導入す
るマイクロサンプリング法については広く知られている
。このマイクロサンプリング法の利点として次の点があ
げられる。
1)高濃度の鉄を含む鉄鋼試料、飽和食塩水のような高
濃度の食塩を含む試料および高濃度の糖を含む試料を測
定する場合、通常の方法では、噴霧総量が多く、そのた
め加熱されたバーナスロットに共存物が析出し、フレー
ムが切れたりして、フレームが不安定あるいは測定回数
が少なくなるなどの問題点がある。しかし、マイクロサ
ンプリング法では、1回の測定に供給される試料量が少
ないため、フレームが不安定になることも少なく、測定
回数を多くとることができる。
2)サンプリング量により感度をコントロールすること
ができるので、場合によっては希釈等前処理を省略でき
る。
3)通常のフレーム原子吸光分析では試料が。
10mfi以上必要であるが、マイクロサンプリング法
によると、測定に必要な量は10〜200μQ程度の試
料での測定を行うことができるため多量の試料の入手が
困難である生体試料の測定も可能である。
このような特徴点を生かしマイクロサンプリング法を自
動化した例がいくつかある。その−例としては、特開昭
54−111885号公報、特開昭59−61754号
公報に記載されているように、バーナに供給する試料を
シリンジにより一定景分取し、その分取した試料を、バ
ーナ(噴1するネブライザ)に接続された小さなロート
に吐出し、試料はそのロートからネブライザにより吸引
・噴霧されるように構成されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の方法では、試料を一度受けるための小さなロ
ートに前試料が付着し1次の試料測定時の誤差(いわゆ
るキャリーオーバーと呼ばれる現象)、あるいは次試料
の汚染(いわゆるコンタミネーションと呼ばれる現象)
等の問題がある。又、試料測定後火の試料を測定するま
で数十秒の間隔があり、その間試料を噴霧するネブライ
ザは空気f&吸引している。このため、雰囲気中に存在
する可能性の高い亜鉛、アルミニウム、ナトリウム、あ
るいはカルシウムによって汚染され易く、安定な測定が
困難である。更には、上記のように空気を吸引している
ため、ネブライザあるいはネブライザとバーナを接続し
ているチャンバの内部の状態がvt燥等により変化した
り、あるいはバーナの燃焼状態が空気と試料で異なるた
め、安定な測定が困難である。
このため、通常のフレーム分析の精度が変動係数で0.
5〜1%であるのに対し、マイクロサンプリング法では
3〜5%と低下している。このことを第5図の実測デー
タを用いて説明する。
第5図(a)は、蒸留水を3回(左側)測定し、続いて
定濃度の試料(亜鉛)を3回測定したときの吸光度を示
すデータである。蒸留水の測定開始点において大きなピ
ークが現れ、2回目、3回目の測定においてもわずかな
がらピークが呪われている。又、第5図(b)は、同一
試料を3回測定した後、しばらく測定を中断し、更に3
回測定した時に得られた吸光度を示すデータである。こ
の場合にも測定の開始時及び中断した後の第1回目のi
l+1定においてピークが現れていることが認められる
。これらのデータから、従来のマイクロサンプリング法
においては、測定の開始時及び中断した場合、不安定で
あることが明らかである。また、この傾向は、試料に有
機溶媒(エタノール等)を使用した場合、さらに顕著に
なることが実験により確認された。
本発明の目的は、少量の試料を精度浜く供給しつる試料
供給手段をぐRえたフレーム原子吸光分析装置を提供す
ることにある。
〔問題を看決するための手段〕
本発明は、マイクロサンプリング法における不安定要因
が、試料を一度受けるためのロートが存在すること、試
料を試料の間に必ず空気を吸引することにより、試料の
導入時、前試料の影響を受けやすく、又、雰囲気による
コンタミネーションを受けやすいこと、およびロート、
ネブライザへのδ管、バーナチャンバおよびバーナスロ
ットの状態の変化にあることを実験により確認し、その
現象の除去のために、試料用計量管を備えた六方以上の
多方弁と計量管に試料を導入するポンプより構成し、一
度試料を受けるための容器(ロート)をなくし、また試
料と試料の間に空気を吸引しないようにしたものである
〔作用〕
多方弁の流路の一つは、試料を噴霧するネブライザに接
続され、4つの流路は試料を導入し、計量管を経由し、
ドレンとなるように接続される。
計量管の容量は10〜200μQとされている。
この試料は、ポンプにより、計量管に導入される。
残った一つの流量はリンス液(通常は蒸留水)に接続さ
れる。
はじめは、ネブライザはリンス液を噴クコしており、そ
の間試料はポンプにより計n’l?に導入されている。
次に、多方弁が切り替わり、ネブライザは、計量管を経
由して、リンス液を吸引する。これにより計量管中の試
料がネブライザより噴霧さiる。試料の噴霧が終了する
と、はじめの状態に戻り、ネブライザはリンス液を直接
噴霧し、その間、計量管に試料が導入される。この動作
を繰り返すことにより、マイクロサンプリング法におい
ても、試料を一度受けるための容器が不要になり、また
、試料と試料の間に空気がネブライザより吸引されろこ
とがなくなるので、前記したデータ測定に見られる不安
定要因を除去でき、安定した測定が可能になる。
〔実施例〕
、・ 以下、本発明の一実施例を第1図により説明する
。原子吸光分光光度計1はバーナ2.バーナチャンバ3
および試料を噴霧するネブライザ4を有している。試料
8およびリンス液9が用意され、多方弁5とそれに接続
された計量管7および計量管7に試料8を導入するポン
プ6が配置される。
第1図(a)は初期状態を示す、ネブライザ4は多方弁
5の流路によりリンス液9を吸引し、原子吸光分光光度
計1はベースライン測定を行っている。一方、試料8は
ポンプ6により、多方弁5に導入され、計量管7を通じ
て廃液として廃液容器10に流れる。計量管7を試料8
でhカたした後、多方弁5の流路が切り替わる。多方弁
5の流路の切り替わった状態を第1図(b)に示す。計
量管7に満たされた試料は、リンス液に挾み込まれた状
態でネブライザ4により吸引され、バーナ2に噴霧され
、原子吸光光度計1により吸光度測定がなされる。81
1定が終了すると、多方弁5は(a)に示す状態に戻る
。このようにして順次測定がなされる。第2図に本発明
により得られた水溶液データを示す。第5図に示した場
合と同じ条件で測定したものであり、従来方法に見られ
た雰囲気からのコンタミネーションによる信号や、測定
間隔が変わった場合の信号の不安定が全くなくなってお
り、再現性も向上している。これは、上述したように、
試料を一度受ける容器がないこと、試料と試料の間に常
にリンス液が供給されており、ネブライザから空気を吸
引することがないことおよび前試料によるキャリーオー
バーを完全に除去できていることによる。
以上、述べたようなシステムを構成することにより、原
子吸光分析におけるマイクロサンプリング法における従
来の欠点を除去し、精度の高い測定を実施できる効果が
ある。
第3図は本発明の他の実施例を示すもので、第1図と異
なる点は、多方弁5の流路切り替え時期と、原子吸光信
号演算開始を制御する制御ユニット11を設置したこと
である。本システムによれば、測定演算は吸収信号の高
さあるいは面積で行われる。それらの吸収信号を演#す
る場合、必要以上に長い時間(吸収信号が得られている
時間以上の意味)を演算することは、精度を低下するこ
とになるので、演算開始時期と前立時間が設定できろこ
とが必要である。制御ユニット11は、多方弁5の流路
切り替えを制御する制御部13と信号演算を行う演算部
12より成り、演算を開始する時期を、制御部13より
受けた信号により、適切な時間だけ遅延するような機能
および定められた時間のみ演算する機能を有する。なお
、制御ユニッ1へ11は、マイクロコンピュータなどに
よりt、′!を成され、制御部13と演算部12を合わ
せ持つことも可能である。マイクロコンピュータ等を使
用することにより、上記した機能以上の機能を有するこ
とが当然可能になり、例えば、標準試料を測定後、検i
aを作成し、試料の濃度演算が可能にすることもできる
。また、自動的に試料交換を行うオートサンプル交操器
などを組み合わせ、それらのタイミングを一括して、コ
ントロールすることも可能である。このように多方弁5
の制御と信号演算を行う演算部を設置することにより、
吸収イH号の必要な時間帯のみ、演算することができ。
−FFの精度向上を画ることかできる。
第4図は本発明の更に他の実施例を示す。第1図と異な
るのは、多方弁5とネブライザ4の流路の間に定量送液
ポンプ14を設置したことである。
第1図の例では、試料をバーナに送液する手段はネブラ
イザ4の吸引力のみである。多方弁5を通して、試料を
計量管より吸引する場合、多方弁5および配管の長さに
よる抵抗があるため、同一試料でも配管の長さ等により
吸収信号景が変化することがある。また、試料の粘度の
違いにより、同−濃度試料でも、やはり吸収信号量が変
化することが考えられる。それらの要因を除去するため
、本例では、多方弁5とネブライザ4の間に全景送液ポ
ンプ14を配置し、常に一定の流上tで試料がネブライ
ザ4に送液されるようにした。本方法によれば、配管の
長さや試料の粘性の相違による吸収信号量の変化を防止
できるので、精度を向上する効果がある。また1本例に
おいても、第3図に示した多方弁5の制御と演算部を有
する制御ユニツ1−11を設置することは可能であり、
それにより、更に精度を向上することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、原子吸光分析におけるマイクロサンプ
リング法の実施において、試料を一度受けるための容器
が不要になり、雰囲気からのコンタミネーションを防止
し、また、試料と試料の間に空気を吸引することがなく
なるため、常に安定な測定が可能となるとともに、前試
料によるキャリーオーバをなくすことができるので、測
定精度を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に基づく一実施例のlIw酩4J成を示
す図、第2図は本発明の一実施例により得られた;’t
l’l定データ全データ、第3図及び第4図は本発明の
他の実施例を示すv1咄惜成図、第5図は従来の原子吸
光分析におけるマイクロサンプリング法による測定デー
タを示す図である。 1・・・原子吸光分光光度計、2・・・バーナ、4・・
・ネブライザ、5・・・多方弁、6・・・ポンプ、7・
・・計址管、E3・・・試料、9・・・リンス液、11
・・・fe制御制御ユニー114・・・定量送液ポンプ
。 代理人 弁理士 小川勝男 、″ 来2図 (b) 時閘− 躬4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、試料を霧化するネブライザおよび霧化された試料を
    原子化するバーナを有する原子吸光分光光度計、前記ネ
    ブライザに試料を供給するポンプ、このポンプと前記ネ
    ブライザとの間に設けられた六方以上の多方弁、この多
    方弁に設けられた計量管とを備えたことを特徴とするフ
    レーム原子吸光分析装置。
JP61021953A 1986-02-05 1986-02-05 フレームを用いる原子吸光分析方法 Expired - Lifetime JPH087140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61021953A JPH087140B2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05 フレームを用いる原子吸光分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61021953A JPH087140B2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05 フレームを用いる原子吸光分析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62180243A true JPS62180243A (ja) 1987-08-07
JPH087140B2 JPH087140B2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=12069426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61021953A Expired - Lifetime JPH087140B2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05 フレームを用いる原子吸光分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH087140B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115667883A (zh) * 2020-05-29 2023-01-31 株式会社岛津制作所 原子吸光分光光度计

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533239U (ja) * 1978-08-24 1980-03-04
JPS617467A (ja) * 1984-06-22 1986-01-14 Mitsui Petrochem Ind Ltd フロ−インジエクシヨン分析法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533239U (ja) * 1978-08-24 1980-03-04
JPS617467A (ja) * 1984-06-22 1986-01-14 Mitsui Petrochem Ind Ltd フロ−インジエクシヨン分析法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115667883A (zh) * 2020-05-29 2023-01-31 株式会社岛津制作所 原子吸光分光光度计

Also Published As

Publication number Publication date
JPH087140B2 (ja) 1996-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11885778B2 (en) Open port sampling interface
CA1080506A (en) Modular chemical analysis system
CN104198619B (zh) 一种小儿止咳糖浆的质量检测方法
CN106841495B (zh) 乙磺酸尼达尼布中基因毒性杂质的高灵敏度分析方法
CN104330489B (zh) 一种疏风解毒胶囊的检测方法
CN106855545A (zh) 同时检测饲料中的脂溶性维生素和水溶性维生素的方法
Whaley et al. Spray chamber placement and mobile phase flow rate effects in liquid chromatography/inductively coupled plasma atomic emission spectrometry
JPH0433386B2 (ja)
CN108020627A (zh) 一种超高效合相色谱-串联质谱法测定烟草中三种苯氧羧酸类农药残留量的方法
JPS62180243A (ja) フレームを用いる原子吸光分析方法
CN108181394A (zh) 一种提取-净化同步法测定烟草中三种苯氧羧酸类农药残留量的方法
CN111595983A (zh) 一种测定藜芦中化学成分含量的方法
CN208127137U (zh) 一种双路进样器
Stefanova et al. Air segmented discrete introduction in inductively coupled plasma mass spectrometry
JP2869158B2 (ja) 自動試料導入方法及び自動試料導入装置
JPS59202065A (ja) 自動分析装置
CN110082460A (zh) 一种颈舒颗粒的质量检测方法
JPS61114143A (ja) 試料導入装置の導入方法
JPH09243624A (ja) 試料導入装置
JPH0126509B2 (ja)
JPS5927246A (ja) 自動標準添加分析法
JPH052845Y2 (ja)
EP0385026A2 (en) Diluting apparatus and method
Ridley et al. Ultrasonic nebulization for the elemental analysis of microgram-level samples with offline aerosol mass spectrometry
JPH03214056A (ja) 自動分析装置