JPS62179436A - コンピユ−テイド・トモグラフイ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、コンピューティド・トモグラフィ装置（以下
ｒＣＴ装置」と称する）に関するものである。

［発明の技術的背景とその問題点］ ＣＴ装置において短い時間に連続的にスキャンを行い時
刻的に異なる同一断面のＣＴ両画像得るいわゆるダイナ
ミックスキャンという試みがなされている。これは造影
剤の拡散等を経時的に観察し、診断を行おうとするもの
である。

ところで、現在のＣＴＭ置は早いもので４秒のスキャン
タイムが必要である。そのために連続的にスキャンを行
っても４秒に１枚のＣＴ両画像か得られない。また、こ
のＣＴ両画像４秒分の「ぼけ」を含んだ像である。

これに対し、短時間に連続スキャン像を得るためにパー
シャル・スキャンと称される再構成方式％式％ このパーシャル・スキャンを第４図を参照して説明する
。ここでは説明を簡単にするため各プロジエクションデ
ータが平行ビームのデータである場合について説明する
。

第４図に示す例ではＩｎ領域Ｒを中心とする回転スキャ
ンは第１プロジエクシヨンＰ１よりスタートして１回転
４秒で３００プロジエクシヨンの平行ビーム・データが
収集されるものとする。このような平行ビーム・データ
の揚台再構成画像は１８０°分のプロジェクションデー
タがあれば得ることができる。したがって、第１プロジ
エクシヨンＰ１を最初のプロジェクションとし、第１５
０プロジエクシヨンを最終プロジェクションとして再構
成すれば１枚のＣＴ両画像得られる。これは２秒の「ぼ
け」を含んでいる。次に、例えば第５１プロジエクシヨ
ンＰ２を最初のプロジェクションとし、第２００プロジ
エクシヨンを最終プロジェクションとして再構成すれば
さらに１枚のＣＴ両画像得られる。この第２の画像は第
１の画像と同様２秒の「ぼけ」を含んでいるが、第１の
画像よりも２／３秒後の時点におけるＣＴ両画像ある。

同様に第１０１プロジエクシヨンＰ３、第１５１プロジ
エクシヨンＰ４をそれぞれ最初のプロジェクションとし
て各々１５０プロジエクシヨンのプロジェクションデー
タを使用して再構成すればそれぞれざらに２／３秒づつ
遅れた第３．第４の画像が得られる。この例では、５０
プロジエクシヨンづつずらすようにすれば１５０枚のＣ
Ｔ両画像得られる。これらはそれぞれ２秒の「ぼけ」を
含んでいるが、順次２／１５０秒づつの時間経過がおる
。これらを連続的に表示すれば２秒の「ぼけ」を含んだ
経時的な、いわばダイナミックなＣ丁酉像観察が行なえ
る。

しかしながら、この方式の実施に当っては、１５０枚の
ＣＴ両画像各々再構成するには長時間が必要である。１
５０枚の画像情報を格納するためには大きなメモリ容量
が必要である。１５０枚の画像を表示するためのデータ
転送量が多くなり連続表示が難しい、などの問題点があ
り、この問題点を゛解消するため本願発明者は先に、短
時間で多くの経済的なＣＴ両画像再構成でき、メモリ容
量も少くてすみ、データ転送量を少くすることを可能と
するＣＴ装置を提案した（特開昭５７−１３４、１４２
　）。ここでは、再構成画像１画像分に対応する角度を
越える回転方向スキャンにより収集されたプロジェクシ
ョンデータによって経時的な複数画像の再構成画像情報
を得るＣＴ装置において、予定の再構成画像１画像分の
一群のプロジェクションデータに時間的に隣接する各プ
ロジェクションデータと前記一群のプロジェクションデ
ータ中の前記各プロジェクションデータに位置的に対応
するプロジェクションデータとの差分データを求め、前
記一群のプロジェクションデータをバックプロジェクト
して得た再構成画像情報にざらに前記差分データをバッ
クプロジェクトすることにより前記一群のプロジェクシ
ョンデータによる再構成画像と時間的にずれた画像を再
構成している。

しかしながら、このようなＣＴ装置においても、機能診
断と形態診断とを同時に行うのは困難でおり、診断能向
上の見地よりその改善が強く望まれる。

［発明の目的］ 本発明は上記事情に鑑みて成されたものでおり、その目
的とするところは、診断能に優れたＣＴ画像表示を容易
に、しかも速やかに行うことができるＣＴ装置を提供す
ることにある。

［発明の概要］ 本発明は、一つのスライス面に対して複数のスキャンを
行うことにより被検体のプロジェクションデータを経時
的に収集し、このプロジェクションデータに基づく画像
再構成を行うダイナミックスキャン方式のコンピューテ
ィド・トモグラフィ装置において、予定再構成画像上の
所望部位における経時的なＣＴ値変化を示すダイナミッ
クカーブを作成するダイナミックカーブ作成手段と、作
成されたダイナミックカーブを表示するダイナミックカ
ーブ表示手段と、表示されたダイナミックカーブ上にマ
ーカを設定することによりスキセン時刻を指定するスキ
ャン時刻指定手段と、指定されたスキャン時刻での再構
成画像を表示する画像表示手段とを有することを特徴と
するものである。

［発明の実施例］ 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例たるＣＴＢｉ置のブロック図
でおる。このＣＴ装置はスキャンデータメモリ１．再構
成手段２．対話手段３１画像メモリ４、画像表示手段５
．ＲＯＩ　（関心領１０．）設定手段６．ダイナミック
カーブ作成手段７．ダイナミックカーブ表示手段８．ト
ラッカーホール９を有して成る。

前記スキャンデータメモリ１内には、図示していないＣ
Ｔスキャナによって収集された３６０゜以上のプロジェ
クションデータが記憶されている。

データ収集は被検体への造影剤注入と同期して行われて
いる。

前記再構成手段２は、スキャンデータメモリ１内のプロ
ジェクションデータを取り込み画像再構成のため演算処
理を実行するものであり、ＣＰ（Ｊく中央処理装置）を
中心に構成されている。スキャンデータメモリ１はこの
再構成手段２の制御下に市る。対話手段３はオペレータ
が対話によりシステムに対して指令を行うものである。

画像メモリ４は前記再構成手段２によって作成された再
溝成像を記・臣するものであり、その記憶内容は後段に
配置された画像表示手段５に表示されるようになってい
る。

ＲＯＩ設定手段６はこの画像表示手段５に表示された再
構成画像（ＣＴ両画像上の任意の部位にＲＯＩを設定す
るものでおり、設定されたＲＯＩの情報はダイナミック
カーブ作成手段７に転送されるようになっている。

このダイナミックカーブ作成手段７は、前記再構成手段
２に指示を与え、スキャン時刻の異なるＣＴ両画像再構
成させると共に、再構成されたＣ丁酉像から、前記ＲＯ
ＩＫＵ定手段６によって設定された部位にあけるダイナ
ミックカーブを作成するものである。作成されたダイナ
ミックカーブは、後段に配置されたダイナミックカーブ
表示手段８に表示されるようになっている。トラッカー
ポール９は、表示されたダイナミックカーブ上にマーカ
を設定することによりスキャン時刻を指定するものであ
る。このような意味においてトラッカーポール９をスキ
ャン時刻指定手段と称する。

次に、上記構成による実施例装置の作用について説明す
る。

オペレータは対話手段３の操作により、所望のスキャン
を患者番号により再構成手段２に指示する。するとこの
再構成手段２は該当する患者のプロジェクションデータ
をスキャンデータメモリ１内より読み出し、画像再構成
のための演算処理を実行する。この演算処理によって作
成されたＣＴ両画像画像メモリ４を介して画像表示手段
５に表示される。オペレータはこの画像表示手段５に表
示されたＣＴＴ像上に、ＲＯＩ設定手段６を介して診断
目的部位にＲＯＩ（関心領域）を設定する。

このＲＯＩ情報はダイナミックカーブ作成手段７に転送
される。

再構成手段２は、ダイナミックカーブ作成手段７の指示
により、次々にスキャン時刻の異なるＣ丁酉像を再構成
する。この再構成は、時間短縮の見地より、既述した手
法（特開昭５７−１３４１４２）を用いるのが好ましい
。

そしてダイナミックカーブ作成手段７は、再構成された
ＣＴ両画像ら、前記ＲＯＩ設定手段６によって設定され
た領域におけるダイナミックカーブを作成し、これをダ
イナミックカーブ表示手段８に表示する。表示されたダ
イナミックカーブの一例を第２図において１１で示す。

横軸は時間の経過を示し、縦軸はＣＴ値値化化示してい
る。ダイナミックカーブ表示手段８には、ダイナミック
カーブ１１と共にライン・マーカ１２が表示される。こ
のライン・マーカ１２は、スキャン時刻指定手段たるト
ラッカーポール９の操作によって時間軸に沿って移動す
ることができ、オペレータはこのトラッカーポール９の
操作により、所望のスキセン時刻を指定することができ
る。指定されたスキセン時刻はダイナミックカーブ表示
手段８を介して再構成手段２に認識され、この再構成手
段２によって該当するプロジェクションデータに基づく
画像再構成が行われ、再構成されたＣＴ像は画像メモリ
４を介して画像表示手段５に表示される。つまり、トラ
ッカーボール９の操作によりダイナミックカーブ１１の
任意の時刻のＣＴ両画像速やかに表示されるのである。

このように本実施例装置にあっては、ダイナミックカー
ブ作成手段７によって作成されたダイナミックカーブ１
１がダイナミックカーブ表示手段８に表示され、オペレ
ータはスキャン時刻指定手段たるトラッカーボール９を
操作することで前記ダイナミックカー１１１の所望位置
にライン・マーカ１２を設定し、これにより所望のスキ
ャン時刻におけるＣＴ両画像画像表示手段５に表示する
ことができるものであるから、診断目的部位の機能診断
と形態診断とを同時に行うことができるという利点があ
る。

以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施
が可能であるのはいうまでもない。

例えば上記実施例ではスキャン時刻指定手段としてトラ
ッカボール９を適用したものについて説明しだか、これ
以外の必らゆる指定手段を適用することができる。例え
ば、ジョイスティック、マウス、キーボードにおけるテ
ンキー等が挙げられる。

また、いわゆる３世代、第４世代のＣＴスキＶすによっ
て得られたスキセンデータを基にＣＴ両画像再構成し、
表示する場合には、次のような手法により再構成するの
が好ましい。

時間的に連続して収集されたプロジェクションデータか
ら、先づ３６０°のソース・ファンのプロジェクション
データをコンボリューション、バックプロジェクション
することにより第１のＣＴ両画像再構成する。次に第１
のＣＴ両画像り時間的にずれた第２のＣＴ両画像再構成
するために、第１のＣＴ両画像再構成するのに必要とさ
れたプロジェクションデータと第２のＣＴ両画像再構成
するのに必要なプロジェクションデータのうち、同一の
ソース位置のプロジェクションデータで必って時間の異
なるプロジェクションデータについて、第１のプロジェ
クションデータと第２のプロジェクションデータとの間
の差分をとり、その差分をコンボリューションして第１
のＣＴ両画像重ねてバックプロジェクトすることによっ
て第２のＣＴ両画像得ることができる。

また、ＣＴ両画像連続切換表示を行うこともできる。こ
れを行うためには例えばスイッチなどによりスキャン時
刻の移動を再構成手段２に認識させ、スキャン時刻の少
しづつ異なるＣＴ両画像再構成して表示すればよい。具
体的には次の手順による。

対話手段３を介して所望のスキャン時刻を指定する。す
ると再構成手段２は３６０°のスキャン・データを用い
てＣＴ両画像再構成する。このＣ丁画像は画像メモリ４
を介して画像表示手段５に表示される。

次にスイッチなどによりスキャン時刻を移動させる。ス
イッチとしては例えば第３図Ｓで示すように中点、前、
後の３安定、２接点スイッチを適用するとよい。スイッ
チＳが中点の位置にある間はスキャン時刻は移動しない
ため、再構成装＠２は動作しない。従って画像メモリ４
の記憶内容はそのままであり、画像表示手段５には同じ
ＣＴ両画像表示されている。ス゛イッチが前（後）にな
ると再構成装置２はスキャン時刻が１プロジ工クト分、
前（後）に移動したものとみなし、既述した手法により
１プロジ工クト分、前（後）のスキャン時刻のＣＴ両画
像画像メモリ４上に再構成する。

そしてこのＣＴ両画像画像表示手段５に表示される。ス
イッチＳが前（後）の位置に必る間この動作が繰り返さ
れ、これにより、時間的に連続したＣＴ両画像連続切換
表示が行われる。

このような表示によれば、スイッチＳの操作によりＣＴ
両画像アニメ表示ができるため、ＣＴ両画像ダイナミッ
ク・スタディを容易に行うことができるという利点があ
る。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、診断目的部位の機
能診断と形態診断とを同時に行うことができ、診断能に
優れたＣＴ画像表示を容易に、しかも速やかに行うこと
ができるＣＴ装置を提供することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例たるＣＴ　’Ｗ＝置のブロッ
ク図、第２図は本実施例装置にあけるダイナミックカー
ブ表示の一例を示す特性図、第３図は本実施例装置にお
いてＣ丁画像の連続切換表示を行う際に用いられるスイ
ッチの一例を示す説明図、第４図はパラレルビームによ
るパーシャルスキセンの原理説明図である。 ５・・・画像表示手段、 ７・・・ダイナミックカーブ作成手段、８・・・ダイナ
ミックカーブ表示手段、９・・・トラッカーホール（ス
キセン時刻指定手段）１１・・・ダイナミックカーブ、
　１２・・・マーカ。 代理人　弁理士　則　　近　　憲　　体向　　　　　　
大　　　胡　　　典　　　夫第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一つのスライス面に対して複数のスキャンを行うことに
   より被検体のプロジェクションデータを経時的に収集し
   、このプロジェクションデータに基づく画像再構成を行
   うダイナミックスキャン方式のコンピューティド・トモ
   グラフィ装置において、予定再構成画像上の所望部位に
   おける経時的なＣＴ値変化を示すダイナミックカーブを
   作成するダイナミックカーブ作成手段と、作成されたダ
   イナミックカーブを表示するダイナミックカーブ表示手
   段と、表示されたダイナミックカーブ上にマーカを設定
   することによりスキャン時刻を指定するスキャン時刻指
   定手段と、指定されたスキャン時刻での再構成画像を表
   示する画像表示手段とを有することを特徴とするコンピ
   ューティド・トモグラフィ装置。