JPS621790Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS621790Y2
JPS621790Y2 JP14625181U JP14625181U JPS621790Y2 JP S621790 Y2 JPS621790 Y2 JP S621790Y2 JP 14625181 U JP14625181 U JP 14625181U JP 14625181 U JP14625181 U JP 14625181U JP S621790 Y2 JPS621790 Y2 JP S621790Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic chamber
sector
sector gear
oil pressure
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14625181U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5850067U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14625181U priority Critical patent/JPS5850067U/ja
Publication of JPS5850067U publication Critical patent/JPS5850067U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS621790Y2 publication Critical patent/JPS621790Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gears, Cams (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はボールネジ式動力舵取装置、特にラツ
クとセクタギヤとの間のプレロードを自動的に調
整する装置に関する。
ボールネジ式動力舵取装置は一般にセクタギヤ
にテーパギヤを用い、セクタギヤをセクタギヤの
回転軸軸線方向に移動させてラツクとの間のバツ
クラツシユを調整している。しかし、使用過程に
おいて各部の摩耗、なじみ等によりバツクラツシ
ユが大きくなるため、セクタシヤフトの一端に設
けられた調整ボルトによつて時々調整する必要が
あつた。この種の自動調整装置として、実公昭46
−29297の考案のようにセクタシヤフトの一端に
パワーステアリングポンプ(以下PSポンプ)の
吐出油圧を作用させて、常にセクタギヤとラツク
との間のバツクラツシユを0にする技術が知られ
ている。しかし、PSポンプ吐出油圧は走行速
度、ステアリング操作状態に応じて変化が激しく
(一般に数気圧から100気圧前後)、よつてセクタ
ギヤとラツクとの間のプレロードが大きく変化
し、円滑なステアリング操作が得られないという
欠点があつた。
本考案の目的は、バツクラツシユを常に0にす
るとともにプレロードを一定の値に維持し、ステ
アリング操作を円滑にすることにある。
この目的を達成するために本考案の構成は、セ
クタシヤフトの一端にセクタギヤとラツクとの間
にプレロードを与える方向にセクタシヤフトを押
圧する油圧室を設け、この油圧室内部をワンウエ
イバルブを直列に介してPSポンプ吐出口に接続
するとともに、前記油圧室内部をリリーブバルブ
を介してリザーブタンクへ接続し、ワンウエイバ
ルブとリリーフバルブとの間に油圧室の油圧の上
昇に応答するアキユムレータを設けたものであ
る。
したがつて、PSポンプ吐出油圧によりセクタ
シヤフトは、セクタギヤとラツクとの間のバツク
ラツシユが常に0になるように押圧される。ま
た、前記油圧室の油圧はPSポンプ吐出油圧が高
くなつた場合でもリリーフバルブのリリーフ圧に
保たれるため、セクタシヤフトの押圧力は一定と
なりセクタギヤとラツクとの間のプレロードは一
定の値に維持される。よつて、ステアリング操作
は円滑となり、バツクラツシユの調整も不用とな
る。そして、油圧室の油圧は、PSポンプ吐出油
圧が急激に高くなつたり路面から大きな振動がセ
クタシヤフトを介して伝達されたりして油圧室の
油圧をリリーフバルブのみで一定のリリーフ圧に
保てないような場合でも、アキユムレータが作動
して一定の圧力に保たれる。よつて、ステアリン
グに衝撃がかかるのを防止できる。さらに、必要
以上にプレロードが大きくならないためセクタギ
ヤ及びラツクの異常摩耗が防止され、耐久性を著
しく向上するという優れた効果を有する。
次に、本考案にかかる具体的実施例を図面を用
いて詳細に説明する。
第1図において、1はウオームシヤフトで図示
しないステアリングホイールへ接続している。2
はウオームナツトでウオームシヤフト1にボール
ネジを介して螺合し、中間部にラツク3が形成さ
れている。4はセクタシヤフトでハウジング5に
回転自在、軸線方向摺動自在に支持され、テーパ
ギヤであるセクタギヤ6が一体的に形成されてい
る。ハウジング5の上端部には、エンドカバー7
がボルト8によつて固定され、セクタシヤフト4
の上端部を回転自在、軸線方向摺動自在に支持し
ている。セクタシヤフト4とエンドカバー7の軸
受面7aとの間にはOリング9が設けられ、セク
タシヤフト4を液密的に支持しセクタシヤフト4
の端面に油圧室10を形成している。11と12
はニードルベアリングである。前記セクタシヤフ
ト端面には軸線に沿つて円柱状の凹所17が形成
され、スプリング13、フリーピストン14が挿
入されている。フリーピストン14の周囲にはO
リング15が設けられ、アキユムレータ30を構
成している。尚、16はフリーピストン14の抜
け止め用Cリングである。
エンドカバー7の中央部にはねじ孔が形成さ
れ、調整ボルト18がセクタシヤフト4の端面と
微少隙間を有して螺合している。19は調整ボル
ト18の回転をロツクするロツクナツトである。
調整ボルト18の中央部にはユニオンボルト20
が螺合し、ユニオンボルト20内部にはオリフイ
ス21aを有するユニオンシート21、ワンウエ
イバルブ22が直列に配設されている。ユニオン
ボルト20には、その軸線に沿つて通孔20aが
形成され、前記油圧室10内部へ連通している。
尚、前記ワンウエイバルブ22は、油圧室10へ
は連通できる方向に配設されている。内部にリリ
ーフバルブ23を有するユニオン24は、調整ボ
ルト18に前記ユニオンボルト20にて固定さ
れ、ユニオン24内部のリリーブバルブ23は、
ユニオンボルトに形成した通孔20b,20aを
介して油圧室10内部に連通している。ユニオン
ボルト20には、フレアナツト25により一端が
PSポンプ26吐出口に連通しているチユーブ2
7が接続され、ユニオン24には、リザーブタン
ク28に連通するホース29が接続されている。
本実施例は上記のように構成されているため、
PSポンプ26が回転し吐出油圧が上昇するとオ
リフイス21a、ワンウエイバルブ22を介して
油圧室10に油圧が導かれ、油圧室10の油圧が
上昇する。この油圧はセクタシヤフト4を下方に
押圧し、セクタギヤ6とラツク3との間のバツク
ラツシユを0にするとともにプレロードを与え
る。ステアリングを操作しPSポンプ26の吐出
油圧がさらに上昇すると、油圧室10の油圧も上
昇しようとするが、リリーフバルブ23が設けら
れているため油圧室10の油圧はリリーフ圧以上
に上がることはなく、プレロードは一定の値に維
持される。また、ワンウエイバルブ22はPSポ
ンプ26の吐出油圧が異常にさがつた場合、油圧
室10の油圧がさがりプレロードが低下するのを
防止する。さらに、PSポンプ26の吐出油圧が
急激に上がつたり路面から大きな振動がセクタシ
ヤフトに伝えられた場合、アキユムレータ30を
構成するフリーピストン14がスプリング13の
力に抗して押し下げられることにより、フリーピ
ストン14が挿入された凹所17がセクタシヤフ
ト4の端面に深く形成されるようになり、油圧室
10の油圧の上昇が抑えられる。このように、ア
キユムレータ30は、リリーフバルブ23では防
ぎきれないPSポンプ26吐出油圧の急激な上昇
を緩和し、ステアリングハンドルにシヨツクとし
て感じるのを防止する。このようにステアリング
操作は常に円滑に行われる。また、調整ボルト1
8は、油圧室10の油圧がない時にステアリング
を操作した場合、セクタシヤフトが上昇してバツ
クラツシユが異常に大きくなるのを防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案を採用したボールネジ式動力
舵取装置の要部断面図である。 2:ボールナツト、3:ラツク、4:セクタシ
ヤフト、6:セクタギヤ、10:油圧室、21
a:オリフイス、22:ワンウエイバルブ、2
3:リリーフバルブ、26:PSポンプ、28:
リザーブタンク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 セクタギヤにテーパギヤを用い、該セクタギヤ
    を回転軸軸線方向に移動させてボールナツトに形
    成したラツクとの間のプレロードを調整するボー
    ルネジ式動力舵取装置において、 前記セクタギヤを形成したセクタシヤフトの一
    端を支持する油圧が発生する油圧室を形成し、該
    油圧室をワンウエイバルブを直列に介してパワー
    ステアリングポンプ吐出口に接続するとともに、
    リリーフバルブを介してリザーブタンクに接続
    し、前記ワンウエイバルブと前記リリーフバルブ
    との間に前記油圧室の油圧の上昇に応答するアキ
    ユムレータを設けたことを特徴とするプレロード
    自動調整機構。
JP14625181U 1981-09-30 1981-09-30 ボ−ルネジ式動力舵取装置のプレロ−ド自動調整機構 Granted JPS5850067U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14625181U JPS5850067U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 ボ−ルネジ式動力舵取装置のプレロ−ド自動調整機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14625181U JPS5850067U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 ボ−ルネジ式動力舵取装置のプレロ−ド自動調整機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5850067U JPS5850067U (ja) 1983-04-05
JPS621790Y2 true JPS621790Y2 (ja) 1987-01-16

Family

ID=29939163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14625181U Granted JPS5850067U (ja) 1981-09-30 1981-09-30 ボ−ルネジ式動力舵取装置のプレロ−ド自動調整機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5850067U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5850067U (ja) 1983-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0288594A1 (en) Flow control apparatus
US3218937A (en) Variable ratio power steering gear
JPS621790Y2 (ja)
US4606424A (en) Power steering apparatus
US4085817A (en) Power steering device
JPH0361045B2 (ja)
US4458580A (en) Power steering apparatus
EP0752361A1 (en) Flow control device
US6170599B1 (en) Power steering apparatus
US5050637A (en) Relief valve
JPH0143672B2 (ja)
JPS6114990B2 (ja)
JPS5918666U (ja) 動力操向機構
US4206827A (en) Steering gears
JPS59170480A (ja) アキシアルプランジヤポンプ
JPS598586B2 (ja) パワ−ステアリング装置のラツク・ピニオン機構
JP2575302B2 (ja) 全油圧式動力舵取装置
JPH0137973Y2 (ja)
JP2914455B2 (ja) 動力舵取装置
JPH11500687A (ja) クローズドセンタ形かじ取り弁
JPS626305Y2 (ja)
JPS6137571Y2 (ja)
JPS6248077B2 (ja)
JPH0229020Y2 (ja)
US3195570A (en) Hydraulic centering device