JPS62178113A - ケ−ブル懸垂装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は電柱、鉄塔等に支持して架空ケーブル懸垂す
るケーブル懸垂装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、電柱、鉄塔等に架空ケーブルを懸垂するには懸垂
クランプに拠っていた。すなわち、電柱。

鉄塔等の腕金に直接吊下させるクランプにケーブルのメ
ツセンジャワイヤを把持させることによってケーブルを
懸垂していた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながらメツセンジャワイヤはクランプによって把
持されているので例えば山間部等では台風による倒木等
によってケーブルに異常荷重が加わった場合、当該ケー
ブルはクランプから脱落することは出来ず、そのため断
線したり、あるいはケーブルを懸垂、支持している電柱
自身が倒壊することもあったのである。

（問題点を解決するための手段） この原因はケーブルの異常荷重時にケーブルがクランプ
から脱落しないことにある。

そこでこの発明は電柱、鉄塔等の腕金と、ケーブルを直
接懸重するクランプ等の吊下部材との間に適宜部材を介
在させて、ケーブルに異常荷重が加わった場合、当該吊
下部材をケーブルごと脱落させるようにして問題の解決
を図ったものである。

而してその具体的構成について言えば、一対の相対向す
る挟持部材の上端を、適宜形状の支点部材の下端に夫々
回動自在に軸着し、この挟持部材を外方からバネ部材で
付勢せしめて挟持力を持たせ、この挟持部材の下端間で
、ケーブルを直接懸垂するクランプ等の部材を挟持せし
め、さらに支点部材の」ユ端には、鉄塔、鉄柱等の腕金
に取付けるための適宜の取付用金具を固着したものであ
る。

（作用） ケーブルを直接懸垂しているクランプ等の部材は、結局
バネ部材によって付勢されて挟持力を保有した挟持部材
に挟持されている構成となっているから、ケーブルに異
常荷重が加われば、ケーブルは当該クランプ等の部材ご
と脱落する。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を図について説明すれば、■
は支点部材となる縦断面略逆Ｕ字形の支持金具で、この
支持金具１の下方開口部には一対の相対向する挟持部材
２．３がその上端部で夫々回動自在になる如く、第２図
に示したように各々ボルト４．座金５，６、スプリング
ワッシャ７、及びナラ１−８によって軸着固定されてい
る。

この挟持部材２の長手方向には摺動孔９．１０、同じく
挟持部材３には摺動孔１１．１２が夫々対向して穿って
あり、さらに各挟持部材２．３の中央外側表面には丸ｙ
！２ａ、　３ａを穿ち、さらに下端は夫々が向き合って
その先端がつき合わさるように、第３図に示した如く各
々内側に湾曲している。

１３、１４は四辺にリブを有する略板状の押え金具であ
り、各リブが向き合うようにして先頭＋５ａを有するボ
ルト１５によって両者で１組の付勢部材を以下の如くし
て構成する。すなわちらせん状のスプリング１６．１７
をボルト１５の上下に位置させる如くして押え金具１３
．１４の間に介在させ、押え金具１４側からボルト１５
を押え金具１３側に貫通させて座金１８を介して、突出
したボルト端を外側からナツト１９を締付けて固定する
。なお２０はこのポル１〜１５の端部に設けたロックピ
ンである。

これと全く同様に構成した付勢部材をもう１組用意する
。すなわち向い合う押え金具２１．２２の間にスプリン
グ２３．２４を介在させて押え金具２１側がら先頭２５
ａを有するボルト２５を押え金具２２側に貫通させて、
この突出したボルト２５の端部をワッシャ２６を介して
ナツト２７を留めたものである。２８はロックピンであ
る。

この２つの付勢部材を挟持部材２．３に以下のようにし
て装着する。すなわち、各ボルト１５．２５の先頭１５
ａ、２５ａを夫々挟持部材２，３の丸窪２ａ、３ａ内に
当接させ、押え金具２２の外方から長尺ボルト２９゜３
０を夫々遊貫させ、スプリング２３．２４の、中を通し
。

さらに挟持部材２，３に穿っである摺動孔１１．９゜１
２．１０の中を第１図の如く通して、押え金具１４およ
び夫々スプリング１６．１７の中を通して押え金具１３
からその端部をナツト３１で締付けて留める。なお３２
は挟持部材２．３のの間に挟持させるための、支持金具
ｌに固着しであるストッパーである。

以上のような構成を持たせることにより、スプリング】
３、Ｉ７．２３．２４による挟持部材２，３に対する付
勢力がナツト１９．２７等によって変化できるものであ
る。また支持金具１の上面には腕金取付用の略Ｕ字形の
取付用金具３３が固着してあり、これをピン３４が貫通
している。

さらにピンボルト３５が回転自在に貫通した略Ｕ字形吊
下金具３６を、そのピンボルト３５が挟持部材２．３の
下端間に挿入されて回動自在になる如くして装着されて
いる。なお３７はピンボルト３５に螺合せしめたナツト
、３８はロックピンである。

吊下金具３６の下面には中央に孔を有する舌片３９が固
着しであるが、本実施例ではさらにこの舌片３９に中継
金具４０を取り付けである。

すなわち一端部つ割の部分に上部孔４０ａを有し。

この上部孔とねじれの位置にある下部孔４０ｂを有する
中継金具４０の上部孔と舌片３９の孔とにピン４１を通
してロックピン４２をこのピン４１の突出部に嵌め、中
継金具４０が舌片３９と回動自在なる如く構成したもの
である。

本実施例は以上の構成であり、電柱、鉄塔等の腕金（図
外）に取付金具３３によって本実施例を取り付け、第１
図に示すように、中継金具４０の下部孔４０ｂに既存の
懸垂クランプ４３をピン４４によって回動自在に取り付
けて使用する。

而して懸垂クランプ４３に）鵠垂せしめたメツセンジャ
ワイヤやこれに支持された架空ケーブル（図外）に異常
荷重が加わった場合、挟持部材２．３から吊下金具３６
が脱落するのである。

なお脱落後、再びケーブルを懸垂するには吊下金具３６
のナツト３７を外し、ピンポル！〜３５を挟持部材２．
３の下端間に挿入し、その端部をナツト３７で締め付け
るだけで済み、簡単であり、複旧作業も迅速に行える。

（発明の効果） この発明によれば、倒木等によって架空ケーブルに異常
荷重が加わっても、当該架空ケーブルは脱落するので、
断線および電柱、鉄塔等の倒壊のおそれは全くない。

しかも脱落後の複旧作業も極めて簡単、迅速に行え、現
場において機材の再使用も可能である。

また取付作業には現行ケーブル装柱方法と同様に行える
。構成的にも簡易で、構成にあたっても少ない部材で済
む。

【図面の簡単な説明】

各図はいずれも実施例の図であって第１図は使用状態を
示す正面図、第２図は右側面図、第３図は要部断面図で
ある。 なお図中、】は支持金具、２．３は夫々挟持部材、１３
．１４．２１．２２は夫々押え金具、　１６．１７．２
３，２４は夫々スプリング、３３は取付金具、３６は吊
下金具である。 特許出願人　那須電機鉄工株式会社 第１図 第２図　　　　　第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対の相対向する挟持部材の上端を適宜形状の支点部材
   の下端に回動自在に軸着し、この挟持部材を外方からバ
   ネ部材で付勢して挟持部材の下端で、ケーブルを懸垂す
   る適宜の部材を挟持せしめ、さらに支点部材の上端には
   取付用金具を固着したことを特徴とする、ケーブル懸垂
   装置。