JPS6217487A - 管接続部等のシ−ル方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は管接続部等のシール方法に関するものであって
、更に詳しくは例えば管体と継手管とから構成される継
目部の如く、二つの適用体面から構成される継目部の間
隙を確実に充填封止する方法を提供するものである。

〈従来技術〉 従来、ガス、水、油などの流体を輸送する管体と、該管
体を接続する継手管とから構成される継目部の防食或い
は防水は、粘稠な未加硫ブチルゴムの如き粘性物質を支
持体上に塗設したテープ状物をスパイラル状に巻き付け
たり、加熱収縮性チー−プを被覆して加熱収縮させたシ
して行われている。

しかして、近時、継手管と管体とは、継手管が鋼管の表
面に該鋼管端より突出するライニング層を有するように
構成され、管体は前記鋼管の内面に形成されたネジ部に
螺着されるネジ部を先端部分に有し且つネジ部の終端近
傍からテーパーを付してライニング層が形成されている
ために、継手管と管体とを接続すると、継手管の突出す
るライニング層部分と管体との間に比較的大きな間隙を
生じるものであり、かかる間隙は前記のテープ状物或い
は加熱収縮性チー−プなどでは充填できず、そのために
目的とする防食或いは防水効果を得ることができないも
のである。

そこで、かかる間隙を充填するために、ゴム成分を主体
とする粘性シール材料を管体の金属ネジ部に巻き付け、
これを継手管の金属ネジ部に螺着させることくよってシ
ール材料を間隙方向に移動させ、間隙部分を充填する方
法が試みられている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、この方法では、−紙に管体のネジ部には
金属体の切削時に使用された切削油が付着しているため
に、シール材料とネジ部とがスリップし、そのためにシ
ール材料が間隙部分に充填されず、食み出して空洞部が
形成されたり、充填したシール材料に亀裂が発生したり
するという問題があった。また、管体の螺着時シール材
料の余剰分を順次移動させ間隙部を充填させるものであ
るから、螺着作業が容易でなく、螺着に際し無理な力が
加わると作業時にシール材料が損傷するというおそれが
あった。

〈問題点を解決するための手段〉 本発明はこのような適用体面間を確実に充填封止する方
法に関するものであって、その要旨とするところは、継
手管の表面に該管端より突出するライニング層を設けた
継手体の該層突出内面に、粘性シール材料を予め層状に
形成し、前記管に螺着されるネジ部を先端部分に有する
ライニング層付輸送管体を前記管に螺合させて前記シー
ル材料を圧縮変形させることにより、前記継手管の突出
したライニング層と前記管体との継目部で構成される間
隙を充填封止する管接続部等のシール方法である。

〈作用〉 即ち、本発明のシール方法はシール材料を管体の金属ネ
ジ部に巻き付けるのではなく、予め継手体の２イニング
層突出内面に形成して行なうものであるから、金属ネジ
部に切削油が付着していてもネジ部の挿入時シール材料
と接触するのは僅かであるためスリップは殆んど起生ず
ることがなく、僅かにスリップしても該材料は継手体内
側に接着されているから食み出して空洞部を形成するこ
とがないものである。

〈実施例〉 以下、添付図面を用いて本発明を説明する。

第１図において、継手体ｌは継手管１１の表面に該管体
より突出１２するライニング層１８を有するように構成
され、輸送管体２は前記継手管１１の内面に螺着される
ネジ部２２を先端部分く有するライニング層２８付鋼管
２１で構成されている。

３は前記ライニング層１８の突出１２の内面１２１に層
状に形成された粘性シール材料であって、該材料は予め
内面１２１の幅及び内周と略々等しい形状を有するよう
にテープ又は片状に成形しておき、これを内周に沿って
装着することにより形成される。

かかる成形品においては、開口側が若干薄くなるように
面取りＴがなされていると、管体２の継手管１１への挿
入及び螺着作業がスムースに行える利点を有する。しか
して該材料８は予めテープ又は片状に成形されたものの
他シーラントガン（図示省略）などの押し出し機により
層状に形成してもよいものであり、該材料８の厚みは適
用される管体及び継手体の大きさによっても異なるが、
実用上は少なくとも０．２Ｈ１好ましくは０．８〜５鱈
の範囲が望ましい。尚、該材料８をテープ又は片状に成
形した場合には予めその片面側に剥離紙等を設けておく
と前記部位への装着を簡単に行えるので好ましいもので
ある。

該材料８は、ゴム成分、軟化成分、充填剤成分及び樹脂
成分を主成分として構成されるものであり、これらの成
分が約５〜５０：０〜ｆ３０　：　２０〜９０：０−１
０（重量比）の割合とされ、且つ３　Ｘ　１０’〜１×
１０６ボイズ（ａｔ２Ｑ℃）の粘度と１００　ｆ／ｘ以
上の接着力を有するように調整されるものが好ましい。

この粘度及び接着力以下の値であると、金属及び合成樹
脂面への接着性に劣るので好ましくないものである。

該材料８に用いられるゴム成分としては、ポリイソブチ
レンゴム、ブチルゴム、再生ブチルゴム、変性ブチルゴ
ム、エチレンプロピレンゴム、エチレンプロピレンター
ポリマーゴム、ニトリルブタジェンゴムなどが、軟化成
分としては、ポリブテン、石油系プロセスオイル、流動
パラフィン、潤滑油、コールタール類、ロウａ、多４ア
ルコール類、低分子量可塑剤などが、充填剤成分として
は、酸化チタン、炭酸カルシウム、メルク、クレー、ア
スファルト、ガラス繊維、コルク粉末などが、樹脂成分
としては、ロジン、ロジン誘導体、テルペン系樹脂、石
油系樹脂、フェノール系樹脂などが挙げられる。更に、
必要に応じて顔料、老化防止剤、安定剤、紫外線吸収剤
の如き公知の配合剤を適量配合してもよい。

本発明は上記材料８を第１図の如く彫Ｊｌ＆ｇシた後管
体２を継手管１１にｄ′累着させるものであるが、管体
２を継手管１１に螺合させると第２図に示す如く材料３
が圧縮されて変形し、螺着が進行するに従って材料８と
ネジ部２２とのスリップも殆んどなく継目部の間隙を充
填封止し、水密性良好な管接続部を構成する。

〈発明の効果〉 本発明のシール方法は、以上のように継手体のライニン
グ層突出内面に前述の如き粘性シール材料を予め層状に
形成して管体を螺着させるものであるから、シール材料
とネジ部とのスリップは殆んど起生ずることがなく、僅
かにスリップしてもシール材料が前記部位に接着されて
いることにより間隙部を確実に充填し、良好な防水及び
防食効果を有する継目部を提供することができる。

しかも、螺着に際し熟練を要することもなくシール材料
が損傷するおそれもないという利点がある０

【図面の簡単な説明】

図面は本発明のシール方法を適用する管体と継手管とか
ら構成される継目部であり、第１図は管体を継手管に螺
着させる前の状態を示す部分断面図、第２図は螺着させ
た後の状態を示す部分断面図である。 １・・・・・・・・・継手体　２・・・・・・・・輸送
管体　１１・・・・・・・・・継手管２２・・・・・・
・・・ネジ部　１８・２８・・・・・・・・・ライニン
グ層　８・・・・・・・・・粘性シール材料

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）継手管の表面に該管端より突出するライニング層を
   設けた継手体の該層突出内面に、粘性シール材料を予め
   層状に形成し、前記管に螺着されるネジ部を先端部分に
   有するライニング層付輸送管体を前記管に螺合させて前
   記シール材料を圧縮変形させることにより、前記継手体
   の突出したライニング層と前記管体との継目部で構成さ
   れる間隙を充填封止する管接続部等のシール方法。