JPS62174802A - プロセス制御方法 - Google Patents

プロセス制御方法

Info

Publication number
JPS62174802A
JPS62174802A JP1617486A JP1617486A JPS62174802A JP S62174802 A JPS62174802 A JP S62174802A JP 1617486 A JP1617486 A JP 1617486A JP 1617486 A JP1617486 A JP 1617486A JP S62174802 A JPS62174802 A JP S62174802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
inflection point
value
moving average
gain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1617486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0740203B2 (ja
Inventor
Ryohei Tanuma
良平 田沼
Yasunari Sasaki
康成 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP1617486A priority Critical patent/JPH0740203B2/ja
Publication of JPS62174802A publication Critical patent/JPS62174802A/ja
Publication of JPH0740203B2 publication Critical patent/JPH0740203B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feedback Control In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は入力と出力の関係を表わす静特性曲線が変曲点
をもつ各種工業プロセスの出力を変曲点附近に制御する
方法に関する0 〔従来技術とその問題点〕 入出力関係が非線形となる各種プロセスの中には、それ
らの静特性が変曲点をもっているものが多く存在する。
例えば酸を含む水を連続的に中和するプロセスでは酸と
アルカリの当量点でpHが急変するため、アルカリ注入
速度を入力、pHを出力とするとこの両者の間の静特性
は当量点で変曲点をもつ曲線となる。このような関係は
酸化還元プロセスにもみられ、酸化還元電位(ORP)
は酸化性物質と還元性物質の当量点に変曲点を有する。
変曲点を示すプロセスは上記のような化学プロセスに限
ることなく、例えば固液分離槽において超音波または光
の透過量の変化を利用して汚泥界面を検出する場合など
にも、透過量が界面で急変するために水深に対する透過
量の特性曲線に変白点が存在する。
以上の例から変曲点のもつ共通性として、多くの場合変
曲点は広い意味で状態の急激な変化に対応するプロセス
の限界点と見ることができる。このことからプロセスを
その限界点に制御しようとするとき、変曲点を確実に検
出して、プロセスをこの変曲点に制御することができれ
ば、プロセスの制御は極めて容易となり、効果的である
ことがわかる。
これに対して従来用いられているプロセス出力を変曲点
に制御する方法は主として次の二つである0 ■変曲点における出力の値をあらかじめ求めておき、出
力がその値になるように制御する。
■入力に関する出力の1次微分が最大になるように、ま
たは2次微分が零になるように入力を調整する。
これらのうち、■の方法は変曲点と出力値との関係が常
に一定であれば最も確実であり、この場合は変曲点をと
くに考慮することなく出力を定値制御することができる
。しかし、このようなケースはむしろまれであると考え
た方がよい。例えば前述のpHもしくはORPの変曲点
は共存物質の影響を受けるし、才た電極の特性が変れば
変曲点も変動する。このことは汚泥界面を検出する場合
にも当てはまり、汚泥密度の変化、光源の変化。
受光面の汚れなど変曲点の位置を変動させる要因が非常
に多(ある。したがって■の方法は十分な効果を期待す
ることができない。
次に微分を用いる■の方法はノイズの問題が最も深刻で
ある。人力に関する出力の微係数を求めるためには、入
力および出力の時間微分を求め、それらの比を求めなけ
ればならない。ところが微分演算は一種の高域フィルタ
であるためノイズが拡大され、そのような信号から有効
な情報を得るのは極めて困難である。さらにプロセス制
御の場合、入出力とも広い範囲で変化させることができ
ないことと、入力の変化に対して出力は遅れをもって応
答し、その時定数も条件によって変動することなども微
分演算を困難にする要因となっているO これに対し、本発明者らはプロセス出力に基準値を設け
、出力がこの基準値より小さいときの入出力静特性曲線
の傾きすなわちゲインに、と、出力がこの基準値より大
きいときの入出力静特性曲線の傾きすなわちゲインKl
をオンライン同定し、KIとK2とが等しくなるように
入力を操作することにより、安定した高い信頼性をもっ
て各種プロセス出力を変曲点に制御することが可能な方
法(以下変曲点制御法と称する)を見出し、特開昭60
−251402号公報に開示している。但し同公報には
に1をg、、に、をg、として記載しである。
次に第6図を参照してこの変曲点11」御法の概要を述
べる。第6図は変曲点をもつ入出力の静特性曲線および
Klとに、の関係を示した線図であって変曲点とは曲線
の曲率が零になる点のことである。
令弟6図において出力の平均値が点B上にあり、出力は
その平均値の上下で変動しているとする。
そこで出力がその平均値より下にあるときのゲインに、
と上にあるときのゲインに!を同定すると、それらのゲ
インKl、 KIは第6図に示した二つの直線の傾きに
相当する。したがってに、とKlの差は一種の曲率を表
わすことになり、Klとに、が等しくなるよう1こ出力
レベルを調節することにより、出力を変曲点に制御する
ことができる。このように非線形特性の折線近似をオン
ラインで行なう方法をここでは以下適応折線近似と呼ぶ
本発明者らにより特開昭60−251402号公報に開
示した方法は以上の原理に基づくものであり、ノイズに
強く、またに、とに、の差を用いるため両者に共通に含
まれる誤差要因が除去されるという利点を有している。
この方法ではプロセス出力8第6図の点Bに対応する基
準値と比較し、その大小関係によりに1の同定とに2の
同定を切り換えるが、この際重要なことは出力と基準値
に何を用いるかという点であって、本発明者らの発明に
よればそれぞれ出力の現在値および移動平均を用いてい
る。
しかしながら、その後の研究の進展とともに以上の方法
は次に述べるような問題点を生ずることが判明した。
移動平均は過去のデータを用いて計算されるために遅れ
を伴う。したがって負荷変動があったり、出力レベルを
変曲点に調節するための制御設定値の変化が大きい場合
は、出力の現在値にとって移動平均は真の平均値とはな
り得す、K1に対応する領域とに2に対応する領域を公
平に区分することができない。
もう一つの問題は低周波成分の除去Iこ関するものであ
る。適応折線近似を行なう場合、ゲインの同定性能を維
持するためには、プロセスの時定数と同程腿かまたはそ
の2ないし3倍の周期の信号でプロセスが常に励起され
ていなければならない。
したがってプロセスに加えられるノイズがプロセスを励
起させるために利用できる場合を除いて、プロセス励起
のためのテストシグナルを用いて同定を行なう。すなわ
ち、プロセスの入力信号は負荷変動や設定値の変化など
の外乱に基づく比較的大きな低周波成分とテストシグナ
ルによる高周波成分の重ね合わせとなる。ゲインの同定
に必要なのはテストシグナルによる信号成分であるから
、入出力信号から低周波成分を除く必要があるが、その
ためには出力から基準値を引く方法が最も妥当であるこ
とは第6図からもわかる。ところが出力としてその現在
値を用い、基準値として移動平均を用いる限り、外乱の
影響は両者に時間的なずれを伴って現われるため、たと
え低周波外乱であってもその影響を十分に除くことはむ
ずかしい。
これは別の言い方をすると、移動平均を基準値とするた
めには平均時間を長くする必要があるが、そうすると低
周波成分を除去するための高帯域フィルタとしての性能
が低下し、比較的長周期の外乱の影響も除去することが
できなくなるということである。そこで前述の本発明者
らの発明になる適応折線近似を行なうに当っては、新た
に高帯域フィルタを設け、入出力信号をこのフィルタを
通し、その出力を用いてパラメータ同定を行なっている
。しかしフィルタ通過周波数を高くとることは、フィル
タの特性が微分的性格を強めるということであり、した
がって入出力信号の急変時のみが大きく増幅されるとい
う不都合を生ずる〇〔発明の目的〕 本発明は上述の特開昭60−251402号公報に開示
した本発明者らの発明になるプロセス制御法の問題点を
解決するためになされたものであり、その目的は負荷変
動があったり設定値が変化する場合でも良好なゲイン切
り換えを行なうことができ、安定な変曲点制御の実施が
可能な方法を提供することにある。
〔発明の要点〕
本発明は一定区間の入力Fの移動平均Fおよび同一区間
の出力Cの移動平均Cを求め、次いでこの時間区間の中
間点のFのWLFhhとCの値chδを求めて、それぞ
れの差u=Fhh−Fおよびy=(Jtb −Cを用い
て得られたK1とK2が等しくなるように出力レベルを
訴]整することにより達成される。
〔発明の実施例〕
はじめに本発明における基本的な考え方を述べ、次(こ
具体的な実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
先に述べた本発明者らの発明になるプロセス制御法の二
つの問題点すなわちKl領域とに2領域の区分の問題お
よび低周波成分の除去の問題は、いずれも出力の現在値
から移動平均値を引く方法では入出力信号から低周波外
乱の影響を十分に除去できないという点1こ起因してい
る。そこで本発明者らは、この問題を解決するために、
移動平均の周波数特性に着目した。
時間区間りの移動平均を伝達関数で表わすと、GMAL
(”沖1ヨi鳳          (1)L ここでGL(8)はおくれ時間りのむだ時間要素の伝達
関数であり G L(3): e −3I’           
   +、2)である。なおSはラプラス変換パラメー
タである。
周波数特性を検討するために式(1月ζs=Jωを代が
得られる。ここでωは角周波数+j=S/1である。
式(3)をe ”L=cosωL−jsinωLを用い
て変形すると    GMAL(Jω)=、z[:sl
nωL   j(1−cosωL))   (4)とな
り、さらにsinωL=2ain(ωL/2 ) * 
coa (ωL、/’2L1−cosωL =2 s 
in”(ωL/2 )であるから、GMAL(jω)=
 ’ sin ’ (cos’!’ 3 、inりωL
    2    2     2となる。また5in
(シ/2)を級数展開すると式(5月まGMAL(Jω
)=(1−a’H(?)4吉(寸)4 、 、 、 )
 e −J 赫)=〔□−1(馬・+1(町−9−) 
8−ja+(セ)(6)1T51T とも表わすことができる。ここでTは周期である。
これかられかるように、平均時間に比べて長い時間の信
号、すなわち(1/31 ’) (πL/T)”<<i
の信号=GL、/2(jω)(7) となる。すなわち移動平均は、平均時間に比べて長い周
期の信号に対しては、その平均時間の1/2のおくれを
もつむだ時間要素として働く。また式が得られ、これを
グラフで表わすと第1図に示すように移動平均要素のゲ
イン曲線が得られる。第1図から移動平均のゲインはL
/T:21で急激に低下し、とくにL/T=n (n=
1.2.−)の43号は移動平均操作により完全に消滅
することがわかる〇 本発明は上記の移動平均の特性を利用している。
すなわち基準値として移動平均を用いる点は前の方法と
同じであるが、本発明ではプロセス出力としては現在値
ではなく、平均時間の1/2に相当する時間だけ過去の
値を用いる。またテストシグナルを用いる場合はその周
期を指定することができるため、平均時間はその周期の
整数倍になるように設定する。今、出力の現在値Cat
を低周波成分C/&とテストシグナルによる変動分ΔC
の和で表わすと Co=Cd+ΔC(9) であるから、これを前記の移動平均要素に通すとGMA
L(8)co=G、L(s)cd+GMAL(s)ΔC
:G L/2(8)Cd          (11と
なる。一方むだ時間要素に通した信号はG L/2(8
)Co =CL/2(8)Cd +G L72(s)Δ
C(II)であるから、両者の差yは y = GV2(8)Co−GMAL(+1)C0zG
 、/2(s)ΔC(2) となり、テストシグナルによる変動分だけが得られる。
入力についても同じ処理を行なうことにより、  n=
GL/2(s)ΔF             (1を
得る。ここでΔFはテストシグナルによる入力の変動分
である◇ 本発明はyとUを用いて適応折線近似により入出力特性
曲線の曲率を求め、変曲点制御を行なうものである。
以下本発明の方法を活性汚泥プロセスの溶存酸素(以下
DOと略称する)濃度制御に適用した例について具体的
に説明する。
活性汚泥プロセスは、好気性微生物の一種の混層 合培養係であり、プロセスを安定に維持するためにはエ
アレーションを十分に行ない、DO濃度を適正なレベル
に維持しなければならない。しかし電力節減などの観点
から、微性物の性状が悪化しない範囲で、できるだけ少
ない空気量でプロセス、を運転することが望ましい。
活性汚泥プロセスにおけるエアレーションタンク内のあ
る個所で出力としてのDo濃度Cを測定し、入力として
のエアレーション空気流量Fとの関係を求めると第2図
に示す曲線が得られる。エアレーション空気流量Fの増
加に対してDO濃度Cはある点で急激に増加するため、
第2図に示した特性曲線上には変曲点IPが現われる。
本発明者らはDO&度Cを変曲点IPにおけるCの値と
一致するように制御することにより、必要最小限の空気
量が維持されることを見出し、出力を変曲点に制御する
ために本発明を適用した。なお実際の変曲点の場所は、
プロセスの状態により多少上下するが、第2図中に示し
た斜線の範囲にあると考えてほぼ間違いない。
第3図は本発明の適用される活性汚泥プロセスの機器構
成と機能の概要を示す系統図である。第3図では水と空
気の流れは実線、電気信号系統を破線で示しであるが、
いずれも流れの方向を矢印で表わしである。
第3図において、エアレーションブロア1から送られる
空気は、流量計2を経てエアレーションタンク3の底部
から散気管4により曝気される。
また図示してない装置により一次処理された原水は、エ
アレーションタンク3に流入し、汚濁物質が分解された
後最終沈澱池5に貯留され、上澄水を二次処理水として
放流するが、沈澱した汚泥は再びエアレーションタンク
3に戻される。
−万゛通気信号はエアレーションタンク3内に位置する
DOセンサ6の出力を信号変換器7により伝送信号に変
換し、流量計2により測定されたエアレーション空気量
の(M号とともに演算装置8に入力する。演算部[8は
本発明による制御演算を行なって設定値としての目標空
気量を調節計9に入力する。調節計9からエアレーショ
ン空気量を設定値に制御するための操作信号を、インバ
ータ10に入力することによりインバータ10でエアレ
ーションブロア1の回転数の調節が行なわれる。
第4図は第3図の演算装置8の機能をブロック線図とし
て表わしたものである。第4図において21は活性汚泥
プロセス、22はDO濃度Cを設定値に制御するための
比例+積分(PI )制御装置、23は入出力信号から
低周波成分を除くための高域フィルタ、24は適応折線
近似を行なうための演算部、25は割算器、26は設定
値を調節するための積分器、27はテストシグナル発生
器である。
この制御システムはDO濃度CをCr(設定値Cr+テ
ストシグナル)に制御するためのDo制御ループと設定
値を変曲点に制御するためのゲイン極大化ループからな
っている。入力Fおよび出力Cから低周波成分を除く処
理は高域フィルタ23で行なわれる。ここでの演算は である。ここでF(ロ)、C(ト)はそれぞれにステッ
プ目のFおよびCであり、それぞれ現在値とする。
したがって式(14,<11の右辺第2項は現在値を含
むm個のデータの移動平均CおよびFS第1項はそれら
のデータの中間データ(J4およびFh”4でありすな
わち平均時間の1/2だけ過去のデータである。なおm
が偶数のときは中間の二つのデータの平均を用いる。
適応折線近似演算部24はUとyをもとに演算を行なう
。活性汚泥プロセスにおけるUとyの関係は1次遅れで
表わすことができる。すなわち、)’ (k+1 )=
ay(k)+(1−a )Ku(k)       (
11となる。ここでKはゲイン、aはプロセスの時定数
とサンプリング時間に関係する係数である。ゲインKを
同定するためにはこの式(1→を次のよう齋こ変形する
QΔy(k)+y(k)=Ku(k)        
     HここでΔy(k)=y (k+1)−y(
k)、 Q=1/(1−a )である。
QとKはプロセスの非線形特性のために変化するが、こ
れはDO濃度Cの関数と考えることができる。そしてこ
れらのパラメータの値がDO濃度Cによって二つの不連
続な値をとるとするのが適応折線近似の考え方でありこ
れは と表わすことができる。ここでr(kl=y (k+1
 )十y(klである。式(至)はパラメータベクトル
Pおよび信号ベクトルズを用いて次のように表わすこと
もできる。
したがって方程式誤差eは e=Pefklx(k−1)+y(k−1)     
    Cmとなる。ここでPe(klは可調節パラメ
ータベクトルCQ、+k)、Q@、(k)、 −Ksl
(kL−に、t+k11である。式■から式USを引く
と誤差方程式として e = (Pgfkl−P〕r(k−1)      
    ”υが得られる。したがってパラメータは次の
漸加式により同定することができる。
ここでeoはeの暫定値、Gは同定動作の感度を調節す
るためのゲイン行列である。
このようにして求められたに61とKhは第6図のに、
 、Ktに対応するものであるから、K6.とKetの
差は特性曲線の曲率を表わし、この差を零とするように
設定値を調節することにより、出力レベルを変曲点に制
御することができる。適応折線近似演算部24は式のの
演算を行ない、K、Iとに、。
を出力する。そしてに6.とに61の差をそれらの平均
に0で割った値(K、、 −に、、 )/に、が積分器
26に入力され、設定値Orが調節される。Orにテス
トシグナルを加えたものがO’rであって、DO濃変C
はcrに追従するように、PI制御器22で制御する。
適応折線近似の性能を維持するためには、出力Cが一定
の範囲で変動することが望ましい。そのためにはarか
らCに至る閉ループ伝達関数が一定である必要がある。
そこで本実施例ではPI制御のパラメータをプロセスパ
ラメータの同定値に基づいて調節するようにしである。
PI制御動作をZ変換形の伝達関数で表わすと となる。ここでkpは比例ゲインpklは積分ゲインで
ある。本実施例ではkl、に、  をに、=−L−i−
に) k IK@ により決定する。ここで であり、dは設計者が指定する。k、とkI、をこのよ
うに決めると、極零相殺により閉ループ伝達関数の次数
が一つ減って見かけ上1次系となり、その極はdの値と
して指定することができる。すなわち ここでG 、(2)はプロセスの伝達関数であり、式(
11からG、(2)=(1−a)K/(z−a)である
本実施例ではデータサンプリング時間を5分とし、テス
トシグナルとしては30分毎にランダムに値の変化する
矩形波を用いた。したがってテストシグナルに含まれる
信号は1時間周期のものとその高調波である。そこで平
均時間は2時間に設定した。すなわち式α4.αりのm
は24である。
活性汚泥プロセスの負荷は人間の生活パターンIこよっ
て変化するため、負荷変動に含まれる波形の主要周期は
12時間および24時間である。そこで負荷が12時間
周期で変るものとすると式(6)となり、本発明の方法
が有効に機能することがわかる。
第5図は上述の制御システムlこより第3図iこ示した
活性汚泥プロセスの制御を実施した際の時間経過に対し
て得られた諸データの変化を示した線図である。制御は
Or = 0.5 m g / lでスタートし、約3
00時間継続した。制御開始時点ではOrが低いため、
K、、、<K、、となり、その結果Orが上方修正され
ている。Orは約50時間後には一定値に遅し、その後
は1.0〜1.5mg/lの範囲を変動している。流入
水量は大きく変動しているが設定値の調節動作は、この
負荷変動により乱されることなく、極めて安定して行な
われており、本発明による制御機能が十分に達成されて
いることがわかる。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように本発明の方法によれば、プロセ
スの入出力信号から低周波外乱を効率よく除去できるた
め、新たに高域フィルタを設ける必要がなく、またUと
yが低周波外乱を含まないということは、これらがテス
トジグアルにより零を中心に変化し、偏りがないことで
あるから、K、1ffl域と6領域の区分も公平に行な
われる。したがってこのように高性能を有する本発明の
変曲点制御法は、各種工業プロセスに適用して極めて有
効に作用するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は移動平均要素のゲイン曲線図、第2図は活性汚
泥プロセスのエアレーション空気−HFとDo濃fcの
関係を示す線図、第3図は本発明の適用される活性汚泥
プロセスの機器構成と機能を示す系統図、第4図は本発
明の方法による制御演算を示すブロック線図、第5図は
本発明の方法により活性汚泥プロセス制御で得られた諸
データの時間経過に対する変化を示した線図、第6図は
変曲点をもつ入出力特性曲線およびKlとに、の関係を
示した線図で6る。 トエアレーションブロア、2 空気流量計。 3・・エアレーションタンク、4・・散気管、5・・・
最終沈澱池、6・・・Doセンサ、7・・・信号変換器
。 8・・・演算装置、9・・調節計、  10  インバ
ータ。 21・活性汚泥プロセス、22−PI制御装置。 23・・高域フィルタ、24・・・適応折線近似演算部
。 25・・・割算器、26・積分器、27・・テストシグ
ナル発生器。 C=DC111度(出力)、F・・・空気流量、y・・
・Cから低周波成分を除去した信号、u−Fから低周波
成分を除去した信号# Qw1 l Q@@ l Ka
、 l K、、 ”’プロセスモデルのパラメータ、Q
8・・Q JとQ、!の平均、に、−KHとKatの平
均v Cr2−’設定値+Cr’CY?+テストシグナ
ルt Qw・・・流入水量。 ・′、パχ :九ノ2人ノ一二 西 口   、叔 ]1.ノ蒲 1
 口 第2 (2)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)入力(F)と出力(C)の関係を表わす静特性曲線
    が変曲点を有するプロセスのCの基準値を定め、Cがそ
    の基準値より小さいときのゲイン(K_1)とCが基準
    値より大きいときのゲイン(K_2)を同定し、K_1
    とK_2とが等しくなるように出力レベルを調整するこ
    とによりCを変曲点付近に制御する方法において、一定
    時間区間のFの移動平均(@F@)および同一時間区間
    のCの移動平均(@C@)を演算し、上記時間区間の中
    間点のFの値FhとCの値Chとを求め、u=Fh−@
    F@およびy=Ch−@C@の時系列データを用いたオ
    ンラインパラメータ同定法によりK_1とK_2を求め
    ることを特徴とするプロセス制御方法。 2)特許請求の範囲第1項記載の方法において、移動平
    均の時間区間はFおよびCに含まれる主要周波数成分の
    周期の整数倍であることを特徴とするプロセス制御方法
JP1617486A 1986-01-28 1986-01-28 プロセス制御方法 Expired - Lifetime JPH0740203B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1617486A JPH0740203B2 (ja) 1986-01-28 1986-01-28 プロセス制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1617486A JPH0740203B2 (ja) 1986-01-28 1986-01-28 プロセス制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62174802A true JPS62174802A (ja) 1987-07-31
JPH0740203B2 JPH0740203B2 (ja) 1995-05-01

Family

ID=11909143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1617486A Expired - Lifetime JPH0740203B2 (ja) 1986-01-28 1986-01-28 プロセス制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0740203B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018112899A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 横河電機株式会社 データ処理装置、データ処理方法及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018112899A (ja) * 2017-01-11 2018-07-19 横河電機株式会社 データ処理装置、データ処理方法及びプログラム
US10613830B2 (en) 2017-01-11 2020-04-07 Yokogawa Electric Corporation Data processing device, data processing method, and storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0740203B2 (ja) 1995-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6369595A (ja) 間欠曝気式活性汚泥処理方法における運転制御方法および運転制御装置
JP4492473B2 (ja) 凝集剤注入制御装置および方法
US7005073B2 (en) Residual wastewater chlorine concentration control using a dynamic weir
JPS62174802A (ja) プロセス制御方法
JPH0938690A (ja) 水処理における凝集剤注入制御方法
JPH09122681A (ja) 水質制御装置
Adroer et al. Wastewater neutralization control based on fuzzy logic: experimental results
JPH05146608A (ja) 凝集剤の注入制御方法及び装置
JPH0430607B2 (ja)
JPH0578370B2 (ja)
JP4248043B2 (ja) 生物学的りん除去装置
JPH02222774A (ja) 酸化剤又は還元剤の添加量の制御方法
JPH07275882A (ja) 下水処理制御装置
JPH04305206A (ja) 水処理用凝集濾過装置
JPS63162007A (ja) 浄水処理に於ける薬注制御方法
SU1491817A1 (ru) Устройство дл автоматического управлени процессом биологической очистки сточных вод
JPH0679284A (ja) 浄水場の前/中塩素注入制御装置
JPS5879594A (ja) 活性汚泥処理プロセスにおける曝気槽内溶存酸素濃度制御方法
SU859323A1 (ru) Система регулировани процесса реагентной очистки сточных вод
Dongsheng et al. A case study on the IMC for ozone dosing process of drinking water treatment
JPS6328679B2 (ja)
Benazzi et al. Application of Extended Kalman Filter to Activated Sludge Process
JPH0410102A (ja) プロセス制御装置
JP3182835B2 (ja) 活性汚泥プロセスの最適制御装置
JPH0720588B2 (ja) 下水処理制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term