JPS6217442Y2 - - Google Patents

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JPS6217442Y2
JPS6217442Y2 JP814980U JP814980U JPS6217442Y2 JP S6217442 Y2 JPS6217442 Y2 JP S6217442Y2 JP 814980 U JP814980 U JP 814980U JP 814980 U JP814980 U JP 814980U JP S6217442 Y2 JPS6217442 Y2 JP S6217442Y2
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knitting
knitted fabric
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folded
course
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JP814980U
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  • Socks And Pantyhose (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ストツキング、シヨートストツキン
グあるいはソツクス等の編靴下において、折返し
ダブルバンド部による緊締構造を持つ穿口におけ
る「まくれ」の欠点を解消し、快適な緊締とずり
落ちのない脚部への確保を企図したものである。
ストツキングその他の編靴下において、その穿
口構造として、弾性伸縮糸を編地に参加させた伸
縮自在なバンド部分を形成し、これを内側に折返
して二重のバンド部分として、脚部に弾性的に密
着緊締させ、靴下の着用時におけるずり落ちを阻
止することは、ダブルバンド型式として周知であ
り、折返さないシングルバンド型式のものに比し
より確実な効果を持つものとして一般的に多用さ
れている。処がこのダブルバンド型式の穿口も必
ずしも万全なものではない。即ち、第1図はロン
グストツキングタイプのものにおける着用状態を
例示しているが、靴下の着用される脚部は本来そ
の大腿部分より脚首に至るまで、()のように
上太下細のテーパ断面のため、着用した場合、そ
の歩行や屈伸運動に伴ない、どうしても下方にず
り落ちることが多い。これを防止するため図示の
ように靴下1の穿口部分は先に述べた折返しダブ
ルバンド部2とするのであるが、これでもずり落
ちは絶無とならない。このさい弾性糸を編込んだ
伸縮弾性編地を内外2重に折返しているので、バ
ンド部2の中央部分が()で示すように内側に
向つて凹むこと、更にそのダブルバンド部2の折
返し上端に張力が強くかかるため、この折返し部
2′からバンド部2が外方に丸くまくれ始める所
謂「まくれ」の現象が生じ、この「まくれ」がで
きると、どうしてもその弾性密着による緊締効果
は薄れて、()のように下方にずれ落ちるし、
そうでなくても「まくれ」によつて丸い紐状にバ
ンド部上端が丸くなると、バンド部2が強く締め
つけ過ぎて、苦痛を与えることになる。
かかる欠点を解決するため、従来執られている
改良手段は、一般的なものはバンド部の編地全体
の伸びを小さくしたり、その弾性伸縮糸の介入を
多くして編地の緊縮力を強大化するのであるが、
編地の伸びを小さくして織布並みにすることや、
編地の緊縮力の一方的な増大は、何れも着用感を
損ない苦痛を伴なうことになる。又「まくれ」の
問題を解決するために、折返し部分のみその介入
弾性伸縮糸(例えばポリウレタン糸等)を抜いた
りするのであるが、折返し部の弾性を落しても、
着用してバンド部全体が弾性緊張すれば、折返し
部にはどうしても外側にまるまろうとする力が働
くことになつて余り有効ではない。その他ゴム性
状糸を浮き編構造のもとに編込んだり、あるいは
バンド部全体の編組織を工夫する等であるが、何
れにもせよダブルバンド部の折返し部から外側に
丸くまくれてゆくことは確実に防止できず、ずり
落ちや反対に着用時の苦痛を招来する等の欠陥品
につながる。
本考案はこのような問題点を解消し、快適な着
用下にそのバンド部上端の「まくれ」やずれ落ち
を確実に防止できるようにしたもので、その特徴
とする処は、伸縮糸編込みによる折返しダブルバ
ンド部を穿口に有する靴下において、前記折返し
ダブルバンド部における折返し部を介する内側編
地と外側編地における編地の緊縮力を、内側編地
のそれが外側編地のそれよりも大とするに当り、
内側編地の取付け下端A位置から折返し部上端の
近傍B位置までの間は、弾性糸としての太デニー
ル並びに細デニールのポリウレタン編糸の各1コ
ースに対し、地編糸としてのウーリーナイロン糸
並びにキユプラ編糸の各1コースの比率でかつ前
記太、細デニールのポリウレタン編糸が1コース
置きに配列されるように編成し、前記B位置から
折返し部をへて内側編地の取付け下端A位置と対
応する外側編地のA′位置までの間は、弾性糸と
しての細デニールポリウレタン編糸の1コースに
対し、地編糸としてのウーリーナイロン編糸2コ
ース並びにキユプラ編糸1コースの比率で編成す
る点にある。
以下図示の実施例について本考案を詳述すると
第2,3図は本考案靴下のダブルバンド部要部を
示したものであり、1は靴下であつてその主体部
分はいうまでもなく各種の編組織による編地であ
り、2は折返しダブルバンド部、2′はその折返
し部、2″はダブルバンド部2の下端と靴下1の
主体部分上端間に連続する一重のバンド部、即ち
シングルバンド部を示している。即ち、通常その
爪先部分から編成し始めた靴下1は主体部分の上
端において伸縮糸、弾性糸等を編込んだ伸縮自在
なシングルバンド部2″を一連に編成し続け、こ
れを適当長さ編成したものを図のように折返し部
2′によつて折返すことにより、ダブルバンド部
2が得られるのであり、その2aはダブルバンド
部2におけるシングルバンド部2″と一連の外側
編地、2bは折返し部2′により内側に折返し、
その下端をかがり部2等で固定した内側編地を
示しており、本考案ではこのような折返しダブル
バンド部2において、その内側編地2bの前記か
がり部2等による固定下端A位置から、折返し
部2′の近傍B位置までの間の編地全体の緊縮力
を、前記B位置から折返し部2′をへて連なる外
側編地2aの前記A・B位置と対応するB′・
A′位置間の編地の緊縮力よりも大きくするので
ある。この内側、外側編地2b,2aにおける前
記A−B、A′−B′間の各編地の緊縮力の大小変
化は以下のようにして行なう。即ちその原則的な
ものとしては、ダブルバンド部2における内側編
地2bのA−B間では例えばポリウレタン等の伸
縮糸を編込んで緊縮力を強化し、B位置から折返
し部2′をへて外側編地2aのB′−A′位置間は、
前記伸縮糸を抜きもしくは少なくして緊縮力を弱
化させること、従つてまた編地伸びを内側に比し
大きくするのであり、このような内外編地2a,
2bの緊縮力を大小に変化させれば、着用した場
合、外側編地2aの緊縮力が弱いので、内側編地
2b側に折返し部2′がまるくなろうとする力が
生じることになり、従来の着用時における折返し
部2′の外側へのまるまりを防止し、従来の「ま
くれ」現象をなくし、従つてバンド部2のずれ落
ちをも防止できることになる。このような内外編
地2a,2bの編地緊縮力の強弱、大小の付与に
当つては各種の構造例がかんがえられるが、本考
案では、第4図()()に例示する編糸と編
組織とによつて、編地パワーの大小変化と特殊な
効果が得られるようにしたものである。即ち図示
において()はその内側編地(A−B間)2b
を示し、()はその外側編地(B−折返し部
(2′−B′−A′間)2aを示しているが、本考案
では使用する編糸として、弾性糸としては、太デ
ニールポリウレタン編糸3、細デニールポリウレ
タン編糸5の両者を用いこれに対し地編糸として
は、35〜40デニールのウーリーナイロン糸6とキ
ユプラ編糸4とを用いるのである。このさい弾性
糸としての編糸3は編糸4に比し、太デニールで
あるため、より強い伸縮力を示し、また地編糸と
してのウーリーナイロン糸6は靴下1の主体部分
の編糸と同一性を保持するためのものであり、こ
れに対しキユプラ編糸4は吸汗性をバンド部2に
持たせるためのものであり、これらの編糸3,
4,5,6を、編地パワーを大とする内側編地2
b側では、図示のように編糸3,4,5,6を、
強弱異なる伸縮力を持つ太、細デニールのポリウ
レタン編糸3,5の各1コースに対し、地編糸と
してのウーリーナイロン編糸6キユプラ編糸4の
各コースの比率で編成するのであり、即ち弾性糸
2コースに対し非弾性糸2コースの割合で、図例
のようにタツク編コースを部分的に有する編組織
その他、任意の編組織によつて編成するのであ
り、これに対し編地パワーを小とする外側編地2
a側では、太デニールポリウレタン編糸3を用い
ることなく、細デニールポリウレタン編糸5とウ
ーリーナイロン編糸6キユプラ編糸4の3者を用
い、即ち弾性糸1コースに対し非弾性糸はウーリ
ーナイロン編糸6の2コースおよびキユプラ編糸
4の1コース計3コースの比率で、内側編地側と
同様の編組織に編成するのである。上記の構造に
よれば、内側編地2bにおける編地の緊縮力は、
強弱の伸縮力を持つ太、細デニールのポリウレタ
ン編糸3,5が編地2bの全面積の50%を占め、
これに対し外側編地2aは、弱い伸縮力を持つポ
リウレタン編糸5が編地2aの全面積の25%を占
めるのみに止まるので、その編地の緊縮力はいう
までもなく小さくなる。これによつて着用した場
合、外側編地2aの編地の緊縮力が弱いので、内
側編地2b側に折返し部2′がまるくなろうとす
る力が生じることになり、従来の着用時における
折返し部2′の外側へのまるまりを防止し、従来
のまくれ現象をなくし、従つてバンド部2のずり
落ちをも防止できることになる。特に本考案では
このような内外編地2b,2aの編地の緊縮力を
大小に変化させるに当り、上記編糸3,4,5,
6を第4図()()に示したように使い分け
ることによつて、次の効果が生じる。即ち本考案
ではゴム系弾性糸を用いることなく、太デニール
と細デニールのポリウレタン編糸3,5を用い、
強過ぎる圧迫、緊締感を生じることなく、良く肌
に馴染むと共に、その内側編地2b側において太
デニールポリウレタン編糸3と同量の細デニール
ポリウレタン編糸5を併用することにより、編地
の緊縮力の必要量が容易に得られ、太デニールポ
リウレタン編糸3のみを用いることによつて生じ
る圧迫感を減殺し、地編糸であるウーリーナイロ
ン糸6キユプラ編糸4による地編風合を損なうこ
となく、肌にごろごろした感触を与えないで、良
好な密着感を得ることができるのである。更に細
デニールポリウレタン編糸5は、これをそのまま
外側編地2a側で弾性糸として用いることによ
り、外側編地2aと内側編地2bとの置寸を合致
させることが容易であり、もし弾性糸を外側編地
2aにおいて全く用いない場合、内外編地の置寸
の不一致を生じる欠陥をなくすことができ、また
緊張後の復元力を持たせるのみならず、細デニー
ル糸であるため、地編糸側とのバランスを保つて
外観を靴下1側と略同等とすることができ、垂れ
や弛みを防ぐことができるのである。更に本考案
では内外編地2a,2bの何れにもキユプラ編糸
4を、各編地面積の25%づつを占有して存在させ
ることにより、2重編地であるバンド部全体の吸
汗性を良好として、汗ばみ等のおそれを生じない
ことによつて、その着用性を佳良とすることがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の折返しダブルバンド型式の靴下
着用状況の説明図、第2,3図は本考案実施例の
同ダブルバンド部外観の正面図及び一部切欠斜面
部、第4図は同編地の緊縮力変化のための構造実
施例としての編組織説明図である。 1…靴下、折返しダブルバンド部、2…折返し
部、2a…外側編地、2b…内側編地、3…太デ
ニールポリウレタン編糸、4…キユプラ編糸、5
…細デニールポリウレタン編糸、6…ウーリーナ
イロン糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 伸縮糸編込みによる折返しダブルバンド部を穿
    口に有する靴下において、前記折返しダブルバン
    ド部における折返し部を介する内側編地と外側編
    地における編地の緊縮力を、内側編地のそれが外
    側編地のそれよりも大とするに当り、内側編地の
    取付け下端A位置から折返し部上端の近傍B位置
    までの間は、弾性糸としての太デニール並びに細
    デニールのポリウレタン編糸の各1コースに対
    し、地編糸としてのウーリーナイロン糸並びにキ
    ユプラ編糸の各1コースの比率でかつ前記太、細
    デニールのポリウレタン編糸が1コース置きに配
    列されるように編成し、前記B位置から折返し部
    をへて内側編地の取付け下端A位置と対応する外
    側編地のA′位置までの間は、弾性糸としての細
    デニールポリウレタン編糸の1コースに対し、地
    編糸としてのウーリーナイロン編糸2コース並び
    にキユプラ編糸1コースの比率で編成することを
    特徴とする靴下。
JP814980U 1980-01-25 1980-01-25 Expired JPS6217442Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP814980U JPS6217442Y2 (ja) 1980-01-25 1980-01-25

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JP814980U JPS6217442Y2 (ja) 1980-01-25 1980-01-25

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JPS56111104U JPS56111104U (ja) 1981-08-27
JPS6217442Y2 true JPS6217442Y2 (ja) 1987-05-06

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ID=29604830

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JP814980U Expired JPS6217442Y2 (ja) 1980-01-25 1980-01-25

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3739343B2 (ja) * 2002-08-07 2006-01-25 東光株式会社 靴下

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