JPS62173192A - 工業用ロボツトの関節部の防液構造 - Google Patents

工業用ロボツトの関節部の防液構造

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JPS62173192A
JPS62173192A JP1418986A JP1418986A JPS62173192A JP S62173192 A JPS62173192 A JP S62173192A JP 1418986 A JP1418986 A JP 1418986A JP 1418986 A JP1418986 A JP 1418986A JP S62173192 A JPS62173192 A JP S62173192A
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JP
Japan
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trap
liquid
groove
ring
industrial robot
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Pending
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JP1418986A
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English (en)
Inventor
正樹 房間
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は工業用ロボットの関節部の防液構造に関するも
のである。
(従来技術) 工業用ロボットの本体内部には、その駆動部に設けられ
る電動サーボモータ、その位置検出部に設けられるエン
コーダやポテンショメータなど多数の精密機械部品が組
込まれている。 上記工業用ロボットを生産ラインで使
用する場合、洗浄水・切削油・機械油などが飛散する悪
環境の中で使用することが少なくないが、この場合工業
用ロボットに何らかの防液対策を講じておかないと、上
記洗浄水・切削油・機械油などがロボットの各摺動部や
回転部或いは電気系統に入り込んで、ロボットの故障原
因となり、その耐久性も著しく低下してしまうことにな
る。
そこで、従来では、工業用ロボットの関節部の防液対策
として次のようなシール手段が一般に用いられて来た。
例えば、接触型シールとしてのフェルトシール、オイル
シール、グランドパツキン、回転用Oリングなどは、何
れも弾性部材をシール隙間に装着して液体の侵入を防止
しようとするものであり、構造が比較的簡単で安価であ
るなどの利点がある。
他方、非接触型シールとしてのラビリンスシールは、回
転摺動部の中心軸方向にフィンと拡大室の形状を相互に
設けることにより侵入液体の侵入経路を細長く迷路状に
形成し、よって液体の内部への侵入を防止しようとする
ものであるが、元来この構造は気体に適用ものであり液
体に対してはさ程有効でない。
(発明が解決しようとする問題点) 前記接触型シールにおいては接触部分がある故に、ロボ
ットの関節部の回転部分に摩擦トルクを生じ、これがア
ームの位置精度及び速度精度に悪影響を生じ易くする原
因にもなり、摩耗によってシール自体の寿命にも限界が
ある上、高速回転では、発熱振動が発生し易いなどの問
題がある。
一方、非接触型シールとしてのラビリンスシールの場合
においては、上記のような欠点は解消されているが、ラ
ビリンス内に侵入し、周壁に付着した液体を外部に排出
する手段を設けない限り、付着してたまった液体が次第
に関節部の内部に侵入してゆくので液体の侵入を完全に
防止することができない。
しかも、フィンと拡大室とを可能な限り多く作ることが
望ましいことから、構造的にスペースを必要とすること
になる。
(問題点を解決するための手段) 本発明に係る工業用ロボット関節部の防液構造では、上
記の問題を解消するために、工業用ロボットの関節部に
おいて、略水平な軸心回りに相対回動する二部材間に液
体が侵入しないように機能する防液構造において、上記
二部材の一方の軸直交端面には環状のトラップ溝を凹設
するとともに、上記二部材の他方の軸直交端面には上記
トラップ溝内へ遊嵌状に突入するトラップリングを凸設
し、上記トラップ溝の内周部とトラップリングの外周部
との少なくとも一方には液体を周方向の下方へ導く環状
の案内溝を形成し、上記案内溝の液体侵入方向上流側近
傍部にはトラップ溝の内壁面とトラップリングとを接近
或いは摺接された環状のトラップ部を形成したものであ
る。
(作用) 本発明に係る工業用ロボットの関節部の防液構造におい
ては、隙間から関節部に侵入した液体はトラップリング
の外周面やトラップ溝の内周面に付着して液滴となり、
その一部は重力でトラップリングの外周に沿って流下し
て関節部の下部外方に排出され、残りの液滴は狭い通路
のトラップ部で捕捉され案内溝に流れ落ちる。
案内溝に流れ落ちた液滴は、案内溝の周面に沿って下方
に流下してトラップ部の最下端部から外部へ流れて排出
されるので、関節部の内部へ液体が侵入するのが防止さ
れる。
(実施例) 以下、本発明の工業用ロボットの関節部の防液構造に係
る実施例を図面に基づいて説明する。
例えば、切削加工機にワークを0人・1?1出する電動
式6軸多関節型工業用ロボットは第1図に示すように、
ベースプレートlに胴2が立設され、胴2の一側面上部
に設けられた関節部3を介してアーム4が水平軸心回り
に回動可能に支持されており、アーム4の先端には手首
部5が設けられている。
上記胴2はベースプレートlに固定された固定胴部2a
とその上端部に鉛直軸周りに回転するように装着された
回転胴部2bとで構成されている。
上記アーム4は、基端部が回転胴部2bに枢支された第
1アーム4aと第1アーム4aの先端部に基端部が枢支
された第2アーム4bとからなり、第2アーム4bの先
端にワークを搬送する上記手首部5が旋回可能に設けら
れている。
上記胴2やアーム4内には駆動用サーボモータや位置検
出器(図示略)等が組込まれ、位置検出器からの信号に
基づき制御盤(図示略)で駆動用サーボモータを制御す
ることにより胴2やアーム4及び手首部5が駆動される
ようになっている。
そして、アーム4内に組込まれた駆動用サーボモータや
位置検出器に切粉や切削油が侵入しないようにするため
に、手首部5から第1アーム4aの基端部に亙る外周が
可撓性のフード7で覆われ、第1アーム4aの基端部を
枢支する回転胴部2bの関節部3には次のような防液構
造が介装されている。
次に、回転胴部2bとこの回転胴部2bに対して水平軸
心回りに回動する第1アーム4aの基端部との関節部3
の防液構造について詳しく説明する。
第2図に示すように、回転胴部2bのケーシング8のア
ーム側端部にはりングギャ9が固着されており、このケ
ーシング8に第1アーム4aの基端部を枢支するため、
第1アーム4aのケーシング10から上記ケーシング8
内へ管状の支持軸1)が水平に突設され、この支持軸1
)は両端のベアリング12により回転胴部2bのケーシ
ング8に回動自在に枢支されている。
上記第1アーム4aの側面にはりングギャ9の外周側を
覆う2重のカバーリング部材13が固着されており、ま
た回転胴部2bのケーシング8はアルミ板製のカバ一部
材14で覆われている。
ここで、上記カバーリング部材13の回転胴部2b側(
左側)の環状端面には前記フード7の基端部を固定する
ためのアルミ合金製の環状のリング部材15が固着され
ていて、このリング部材15の外周面にハンド16を介
してフード7の基端部が固着されている。
更に、上記リング部材15の環状左端面に平行に接近す
る環状フランジ部14aがカバ一部材14に一体形成さ
れている。
更に、フランジ部14aとリング部材15との間の隙間
から内部へ切削油や切粉等が侵入するのを防ぐために、
フランジ部14aとリング部材15とに亙って次のよう
な本願特有の防液構造が設けられる。
上記リング部材15の左端面には断面五角形状のトラッ
プ溝17が凹設され、このトラ・ノブ溝17に遊嵌状に
突入するトラップリング18が上記フランジ部14aの
右端面に5設される。
第3図に示すように、上記トラップ溝17の内周面17
aは溝の奥方(右方)に向って小径化するように緩傾状
に形成され、またトラップ溝17の内周部には■形断面
の環状の案内溝19が設けられている。 そして、トラ
ップリング18の先端面(右端面)18Cとトラップ溝
17の奥壁面17bとは約1〜2鶴程の隙間をもって対
向し、この先端面18cとこれに対向する奥壁面17b
とで油滴を壁面にトラップするトラップ部20が案内溝
の上流側に構成されることになる。
上記の防液構造の作用について説明すると、先ず外部か
らフランジ部14aとリング部材18間に侵入するオイ
ルミストや油滴はトラップリング18の外周面18dや
トラップ溝17の内周面17aに付着して油滴状になり
、一部の油滴はトラップリング18の外周に沿って点線
Aで示すように流下し、外部へ排出され、残りの油滴が
徐々にトラップ部20の内方へ侵入していくが、上部ト
ラップ部20は極めて狭くなっているため、油滴は表面
張力の作用もあってトラップ部20に架橋状態となり、
トラップ部20を通過後には表面張力の作用でトラップ
リング18の内周面18a或いはトラップ溝17の奥壁
面17bに沿って流動することになるが、トラップ部2
0の内周側に延びる奥壁面17bは鉛直面状になってい
る関係上、重力の作用によってトラップ部20を通過し
た油滴の大部分は案内溝19へ流入することになる。
もっとも、第1アーム4aとともにリング部材15は頻
繁に回動しているので、トラップ部20を通過した油滴
の一部は案内溝19の環状右側面19aに沿って周方向
下方へ流下して下側のトラップ部20を経て外部へ流れ
出すことになる。
この場合、トラップa1)の下部においてはその内周面
17aの傾斜によって油滴の流動が促進される。
また、トラップ部20の上部を通過して案内溝19内へ
流入した油滴の大部分は点線Bで示すように案内溝19
の小径部円面に沿って下方へ流入してトラップリング1
8の内周面18aへ滴下し、トラップ部20の最下部よ
り外部へ流れることになる。
尚、上記油滴とともに侵入する微細な切粉等も油滴に混
って外部へ排出されることになる。
但し、上記トラップ部20の摺動抵抗や摩耗などの問題
が生じないようにトラップリング18の先端面18cと
トラップ>n l 7の奥壁面17bとは非接触状に形
成しであるが、トラップリング18の先端面18cと奥
壁面17bとを軽く接触させても上記同様のトラップ作
用が得られる。
加えて、上記の防液構造では、回動側のリング部材にト
ラップ溝17を設け、固定側のフランジ部14bにトラ
ップリング18を設けたけれども、これとは反対に回動
側にトラップリング18を設は固定側にトラップ溝17
を設けても略同様の作用が得られる。そして、工業用ロ
ボットの据付形式の如何によっては、支持軸1)の軸心
は水平から多少傾斜した状態となるが、この場合におい
ても上記防液構造は前記同様に機能することになる。
尚、上記防液構造は次のように変更することが考えられ
る。
第4図に示すようにトラップリング18をその先端面1
8cの径がフランジ部14a側の径よりも大きくなるよ
うなテーパ状に形成する。
また、図示は省略したがトラップリングの上半分は略水
平に形成し、下半分だけを下向きのテーパ状に形成する
第5図に示すように、トラップ溝17の奥壁面17bの
小径隅部に断面U形の案内溝19を形成する。
第6図に示すように、トラップリング18の外周面18
dをトラップ溝17の内周面17aに近接させてこの間
にもトラップ部20を形成するとともに、このトラップ
部20より下流側のトラップリング先端部外周面18d
にも断面角溝形の案内溝19を設けるようにする。
第7図に示すように、上記実施例のトラップリング18
の先端面18cの上半分に滴下用ガイド片21を下向き
に突出形成する。
(発明の効果) 本発明に係る工業用ロボット関節部の防液構造によれば
、以上説明したように関節部に侵入した液体をトラップ
部で捕捉するようにしであるので関節部内力へ液体が侵
入するのを確実に防止することができる。
また、トラップ部で捕捉された液体は重力で案内溝に案
内されてトラップ部の最下端部から関節部の下部外方に
排出されるので液体がトラップ部及び案内溝に留まるこ
とがなく、長期間にわたって高い防液性能を維持するこ
とができる。
しかも、防液構造を構成するトラップリングとトラップ
溝とが接触せず、或いは接触してもその接圧が極めて低
いので摺擦による摩耗が殆んどなく、耐久性に優れるう
え、摩擦トルクによるロボットの動作不良や精度低下を
なくすことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る工業用ロボットの関節部の防液構造
の実施例を示すもので、第1図は工業用ロボットの正面
図、第2図は第1図■部拡大縦断正面図、第3図は液体
の流れを説明する要部の縦断正面図、第4図乃至第7図
はそれぞれ変形例を示す要部の縦断正面図である。 2・・胴、 4・・アーム、 3・・関節部、1)・・
支持軸、  17・・トラップ溝、18・・トラップリ
ング、  I9・・案内溝、  20・・トラップ部。 特 許 出 願 人  川崎重工業株式会社第2図 第3図        慄

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)工業用ロボットの関節部において、略水平な軸心
    回りに相対回動する二部材間に液体が侵入しないように
    機能する防液構造において、 上記二部材の一方の軸直交端面には環状のトラップ溝が
    凹設されるとともに、上記二部材の他方の軸直交端面に
    は上記トラップ溝内へ遊嵌状に突入するトラップリング
    が凸設され、上記トラップ溝の内周部とトラップリング
    の外周部との少なくとも一方には液体を周方向の下方へ
    導く環状の案内溝が形成され、上記案内溝の液体侵入方
    向上流側近傍部にはトラップ溝の内壁面とトラップリン
    グとを接近或いは摺接させた環状のトラップ部が形成さ
    れていることを特徴とする工業用ロボットの関節部の防
    液構造。
JP1418986A 1986-01-25 1986-01-25 工業用ロボツトの関節部の防液構造 Pending JPS62173192A (ja)

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JP1418986A JPS62173192A (ja) 1986-01-25 1986-01-25 工業用ロボツトの関節部の防液構造

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JP (1) JPS62173192A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019181640A (ja) * 2018-04-13 2019-10-24 株式会社ナベル ロボット用保護カバー
EP3913262A1 (en) * 2020-05-14 2021-11-24 ABB Schweiz AG A ring seal and a robot

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