JPS6217180Y2 - - Google Patents

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JPS6217180Y2
JPS6217180Y2 JP910782U JP910782U JPS6217180Y2 JP S6217180 Y2 JPS6217180 Y2 JP S6217180Y2 JP 910782 U JP910782 U JP 910782U JP 910782 U JP910782 U JP 910782U JP S6217180 Y2 JPS6217180 Y2 JP S6217180Y2
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core rod
helical spline
punch
yoke plate
die
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JP910782U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はたとえば自動車のトルクコンバータ
ーのタービンハブ等のような内面にヘリカルスプ
ラインを有する圧粉体の成形装置に関する。
従来一般に、この種の成形装置は第1〜4図に
示すような構造をしている。すなわち、ヨークプ
レート1に、コアロツド2の大径下部3を、その
上下に設けた一対のスライドベアリング5,6お
よびそれらを収納する円筒状ケース7を介して支
持させると共に、上記円筒状ケース7を押え金具
8でヨークプレート1に固定している。また上記
コアロツド2の上部11の外周をヘリカルスプラ
イン形状に形成し、このコアロツド2の上部外周
に、それに対応したヘリカルスプライン形状の内
周10を有するロアーインナーパンチ12を昇降
自在に配設し、そのロアーインナーパンチ12の
外周にロアーアウターパンチ13を配設し、さら
に上記ロアーアウターパンチ13の外周に、ダイ
ス15を保持するダイプレート16を配設してい
る。またリング状で内周22をスプライン形状に
形成したアツパーパンチ21を回転しながら上下
動し得るように設ける一方、上記ヨークプレート
1およびダイプレート16を図示しないフレーム
に固定して、それらを図示しないラムにより連動
して上下動させるようにしている。
そして、まず第1ステツプ(第1図に示す。)
でコアロツド2の上部11、ロアーインナパンチ
12、ロアーアウターパンチ13およびダイス1
5により形成される下型内に圧縮成形すべき粉体
25を充填し、第2ステツプ(第2図に示す。)
でアツパーパンチ21をコアロツド2の上部11
のヘリカルスプラインに螺合させて、回転させな
がら下降させて、粉体25をコアロツド2の上部
11の外周面、ロアーインナーパンチ12の上端
面、ロアーアウターパンチ13の上端面、ダイス
15の内周面およびアツパーパンチ21の下端面
との間に圧縮成形して、内周面にコアロツド2の
ヘリカルスプラインに対応したヘリカルスプライ
ンを有する圧粉体26を成形する。次いで、第3
ステツプ(第3図に示す。)でダイス15を保持
するダイプレート16およびヨークプレート1を
ラムにより共に下降させ、ダイス15の下降によ
り圧粉体26の外周囲を開放し、ヨークプレート
1の下降によりコアロツド2を圧粉体26の内周
スプライン27およびロアーインナーパンチ12
により回転させながら下降させて、圧粉体26の
内側からコアロツド2を離脱させ、次いで、第4
ステツプ(第4図に示す。)でアツパーパンチ2
1を回転させながら上昇させた後に、ロアーイン
ナーパンチ12を回転させながら上昇させて、そ
のロアーインナーパンチ12の上端で圧粉体26
を上方にエジエクトするようにしている。
ところが、上記従来の構造では、第3スラツプ
で圧粉体26をロアーインナーパンチ12および
ロアーアウターパンチ13と、アツパーパンチ2
1との間に圧縮拘束した状態のままで、コアロツ
ド2を圧粉体26のヘリカルスプライン27およ
びロアーインナーパンチ12のヘリカルスプライ
ン10により回転させながら強制的に下降させ
て、圧粉体26の内部から離脱させるようにして
いるため、圧粉体26のヘリカルスプライン27
に大きな負荷がかかり、圧粉体26にヘアークラ
ツクを生じさせ、またコアロツド2のヘリカルス
プライン11に摩耗を生じさせ、コアロツド2の
耐久性を損ねるという欠点がある。
この考案の目的は、ダイスおよびヨークプレー
トがラムにより下降する際に、つまり圧粉体を上
下に拘束している際に、コアロツドをヨークプレ
ートに対して相対的に上昇させてロアーパンチお
よび圧粉体に対して相対的に停止させて、圧粉体
のヘリカルスプラインに負荷をかけないようにす
ることにより、圧粉体にヘアークラツクを生じさ
せないようにすると同時に、コアロツドのヘリカ
ルスプラインの摩耗を防止して、耐久性を向上さ
せることにある。
このためこの考案は、コアロツド下部とスラス
トベアリングを包囲する円筒状ケースに形成した
フランジをピストンとするシリンダボデイをヨー
クプレートに設け、アツパーパンチが下降した後
で、ダイスおよびヨークプレートが下降する際
に、コアロツドを、ヨークプレートに対して相対
的に上昇させてロアーパンチおよび圧粉体に対し
て相対的に略静止させるようにしたことを特徴と
している。
以下、この考案を図示の実施例により詳細に説
明する。
第5〜8図において、1は図示しないラムによ
り昇降させられるヨークプレート、2は大径下部
3とヘリカルスプラインを形成した上部11とを
有するコアロツド、5,6はコアロツド2の大径
下部3の上、下面に当接する一対のスラストベア
リング、12はコアロツド2の上部外周に配設さ
れ、上記ヘリカルスプラインに対応するヘリカル
スプライン10を有するロアーインナーパンチ、
13はロアーインナーパンチ12の外周に配設し
たロアーアウターパンチ、15はロアーアウター
パンチ13の外周に配設したダイス、16はダイ
ス15を保持して、上記ラムによりヨークプレー
ト1と連動して昇降するダイプレート、21はコ
アロツド2のヘリカルスプライン11に対応する
ヘリカルスプライン22を内周に有してそのヘリ
カルスプラインのリードに応じて回転しながら上
下動するアツパーパンチであつて、それらの構成
は第1〜4図に示す従来例と全く同様である。
上記コアロツド2の大径下部3およびスラスト
ベアリング5,6は、円筒状ケース30内に上下
方向に密に収納して、コアロツド2を内筒状ケー
ス30に回転自在に保持させる。上記円筒状ケー
ス30は、フランジ付筒体31とデイスク状カバ
ー32とを図示しない埋込みボルトで固定してな
り、同一円筒面を形成する上記カバー32の外周
部と上記シリンダ31のフランジ34とで、ピス
トンとしての役目を行こなうフランジ33を形成
する。
一方、上記ヨークプレート1に形成した凹部3
6に、シリンダ部材37を図示しないボルトによ
り固定し、このシリンダ部材37とヨークプレー
ト36の一部とによりシリンダボデイ38を形成
する。このシリンダボデイ38内の室40には、
円筒状ケース30のフランジ33を摺動自在に嵌
め込み、上記室40を上、下の2室41,42に
区画する。また上記円筒状ケース30の上部は、
上記シリンダ部材37の上端面に形成した貫通孔
45に摺動自在に嵌め込んでいる。上記下方の室
42には大気口46が形成され、また上方の室4
1にはエア源からのエア通路47が接続されてい
る。
なお、51は円筒状ケース30のフランジ33
の外周部に設けたパツキン、52はシリンダ部材
37の上端面の貫通孔45の内周面に設けたパツ
キンである。
上記構成の成形装置は次のようにして圧粉体を
成形する。なお、シリンダボデイ38の上方の室
41にはエアが常時供給されている。
いま、この成形装置は第5図に示す状態にあ
り、ヨークプレート1およびダイプレート16は
上昇位置にあり、円筒状ケース30はシリンダボ
デイ38内の室40の下端に位置しているとす
る。
まず、上記状態で、コアロツド2の上部11外
周面、ロアーインナーパンチ12の上端面、ロア
ーアウターパンチ13の上端面およびダイス15
の内周面からなる下型内に、第5図に示す如く、
粉体25を充填する。
次に、第6図に示す如く、アツパーパンチ21
をコアロツド2のヘリカルスプライン11に螺合
させて回転させながら下降させ、コアロツド2の
上部11の外周面、ロアーインナーパンチ12の
上端面、ロアーアウターパンチ13の上端面、ダ
イス15の内周面およびアツパーパンチ21の下
端面の間に粉体25を圧縮成形して、内周面にコ
アロツド2のヘリカルスプライン11に対応した
ヘリカルスプライン27を有する圧粉体26を形
成する。
次に、第7図に示す如く、ロアーインナーパン
チ12およびロアーアウターパンチ13に対し
て、ヨークプレート1およびダイプレート16を
同時に下降させて、圧粉体26の外周をダイス1
5から開放する。このとき、コアロツド2はロア
ーインナーパンチ12およびロアーアウターパン
チ13上の圧粉体でその上部11が拘束されてい
て、圧粉体26に対して相対的に静止している。
そして圧粉体26の内周面のヘリカルスプライン
27には、コアロツド2が静止しているため、負
荷がかけられることはなく、したがつて、圧粉体
26にヘアクラツクを生じさせることがなく、コ
アロツド2のヘリカルスプライン11に摩耗を生
じさせることはない。コアロツド2の静止による
シリンダボデイ38の上方の室41のエアは一次
的にエア通路47側に戻される。
次に、第8図に示す如く、アツパーパンチ21
を回転させながら上昇させて、圧粉体26の上端
面を開放した後、ロアーインナーパンチ12をコ
アロツド2のヘリカルスプライン11に沿つて回
転させながら上昇させて、ロアーインナーパンチ
12の上端面で、圧粉体26を回転させながらコ
アロツド2のヘリカルスプライン11から離脱さ
せ、圧粉体26をエジエクトする。
このようにロアーインナーパンチ12で圧粉体
26をエジエクトする際に、コアロツド2はその
シリンダボデイ38の上方の室41に常に作用し
ているエア圧によりそのヘリカルスプライン11
をロアーインナーパンチ12のヘリカルスプライ
ン10および圧粉体26のヘリカルスプライン2
7に案内させて回転しながら下降し、次の成形作
業にそなえる。
上記実施例のシリンダボデイ38を形成するシ
リンダ部材37は、第1図と第5図を対照すれば
容易に分るように、従来装置の取付金具8を追加
工して構成でき、したがつて、この実施例の装置
は従来装置を簡単に改造して構成できるという利
点を有する。
上記実施例では、シリンダ部材37とヨークプ
レート1の一部とでシリンダボデイ38を構成し
たが、ヨークプレート1と別体にシリンダボデイ
を構成してもよい。また、シリンダボデイ内の上
方の室にコイルスプリングを縮装して、そのバネ
力により円筒状ケースを復帰させるようにしても
よい。
以上の説明で明らかな如く、この考案はヨーク
プレート内に取り付けたシリンダボデイ内の室に
コアロツド下部とスラストベアリングを包囲する
円筒状ケースに形成したピストンとしてのフラン
ジを摺動自在に嵌め込み、アツパーパンチが下降
した後で、ダイスおよびヨークプレートが下降す
る際に、コアロツドをヨークプレートに対して相
対的に上昇させて、ロアーパンチおよび圧粉体に
対して略静止させるようにして、圧粉体のヘリカ
ルスプラインおよびコアロツドのヘリカルスプラ
インに負荷をかけないようにしているので、圧粉
体にヘアクラツクを生じさせないようにでき、か
つコアロツドのヘリカルスプラインの摩耗を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1,2,3,4図は従来の内面にヘリカルス
プラインを有する圧粉体の成形装置の動作を説明
する各断面図、第5,6,7,8図はこの考案の
一実施例の動作を説明する各断面図である。 1……ヨークプレート、2……コアロツド、
5,6……スラストベアリング、12……ロアー
インナーパンチ、13……ロアーアウターパン
チ、15……ダイス、21……アツパーパンチ、
30……円筒状ケース、33……フランジ、38
……シリンダボデイ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ラムにより昇降させられるヨークプレートに下
    部がスラストベアリングで回転可能に支持され、
    上部外周がヘリカルスプライン形状に形成された
    コアロツドと、このコアロツド外周に配置され内
    周が上記ヘリカルスプライン形状に対応する形状
    に形成されたロアーパンチと、このロアパンチの
    外周に配置されたダイスと、リング状でかつ内周
    が上記コアロツドの上部形状に対応するヘリカル
    スプライン形状に形成されてヘリカルスプライン
    のリードに応じて回転しながら上下動するアツパ
    ーパンチとを備えた内面にヘリカルスプラインを
    有する圧粉体の成形装置にして、 上記コアロツド下部とスラストベアリングを包
    囲する円筒状ケースがあり、この円筒状ケースに
    は外向きのフランジが形成されており、該フラン
    ジをピストンとして摺動案内するシリンダボデイ
    をヨークプレートに取付け、上記アツパーパンチ
    が下降した後で、上記ダイスおよびヨークプレー
    トがラムにより下降する際に、コアロツドをヨー
    クプレートに対して相対的に上昇させて、ロアー
    パンチに対して相対的に略静止させるようにした
    ことを特徴とする内面にヘリカルスプラインを有
    する圧粉体の成形装置。
JP910782U 1982-01-26 1982-01-26 内面にヘリカルスプラインを有する圧粉体の成形装置 Granted JPS58116186U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS58116186U JPS58116186U (ja) 1983-08-08
JPS6217180Y2 true JPS6217180Y2 (ja) 1987-04-30

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