JPS62171084A - 光学式文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、光学式文字読取装置（以下ＯＣＲと略す）に
おける帳票のフリーフォーマットの読取に関する。

（従来の技術） 第５図は、従来のＯＣＲの一構成例を示す模式図である
。同図において、搬送ローラ１２は帳票１１を搬送し、
光源１３は帳票１１上の文字等の読取対象を照光する。

光電変換部１４は帳票１１からの反射光を電気信号に変
換し、増幅器１５はこの電気信号を増幅する。制御部１
０は増幅された電気信号を受は取り文字の認識を行う。

このようなＯＣＲにおいて読取処理を行う場合、予め帳
票のフォーマット情報をＯＣＲ内のメモリ等に格納し、
そのフォーマット情報に基づき帳票を搬送させていた。

第６図は帳票のフォーマット情報を説明するための図で
ある。同図に示すように、ａは帳票上端から第１行目の
文字の中心までの距離、ｂは帳票右端から最も左側の第
１番目の文字までの距離、Ｃは行の左側の第１番目の文
字から右側の最終文字までのフィールド長を示している
。前述したメモリに格納されるフォーマット情報は、こ
れらの距離ａ、ｂ及びフィールド長Ｃであり、この他に
も文字の高さ、文字幅、フィールドが記載されている文
字種（例えばカタカナ、ひらがな、英字、漢字）寸法、
繰り返し行ピッチ（読取対象行位置）等がある。これら
のフォーマット情報に基づいて帳票が搬送された際、制
御部１０は光電変換部１４の視野内に読取対象となる行
が来たときのみ光電変換部１４からの電気信号を受けと
ってメモリに格納し文字認識を行っている。

（発明が解決しようとする問題点） 最近、ＯＣＲにより印刷物のデータベース化することが
多くなりフォーマット情報は多種、多様になってきてい
る。しかしながら上記構成のＯＣＲでは、帳票の読取に
必要なフォーマット情報を予め格納しておかなければな
らないという問題点があった。

本発明は、上記問題点において帳票の読取対象行位置の
フォーマット情報を予め格納することなく帳票の読取を
行えるＯＣＲを提供することを目的とする。

（問題点を解決するための手段　） 本発明は上記問題点を解決するために、搬送される帳票
上の読取対象を照光し、その反射光を光電変換すること
により前記読取対象の読取を行う光学式文字読取装置に
おいて、以下の手段を設けて構成される。

上記光学式文字読取装置が前記帳票上の読取対パ象行の
位置情報を検出するために前記帳票を搬送し、その搬送
中に面記帳票上の読取対象行の２値データの所定の方向
の投影分布に基づき前記読取対象行の帳票上における位
置情報の検出を行い、前記検出結果に基づいて読取対象
の読取のための帳票搬送を行うものである。

（作用） 本発明によれば、以上のように光学式文字読取装置を構
成したので技術手段は次のように作用する。

帳票の読取処理を行う際、光学式文字読取装置（ＯＣＲ
）には帳票の読取対象行位置のフォーマット情報が格納
されていない。そこで、先ずこの読取対象行の位置情報
を得るために、帳票の搬送が開始される。帳票の搬送と
ともに、光電変換により得られた読取対象行の２値デー
タの所定の方向（例えば帳票搬送方向と垂直な方向）の
投影分布に基づき前記読取対象行の帳票上における位置
情報の検出が行われる。この検出結果に基づき帳票は再
び読取処理すべきために搬送される。

このように、本発明は初めに帳票の読取対象行の位置を
検出し、その検出結果に基づき帳票上の読取対象の読取
を行うようにしたので、予め読取対象物位置のフォーマ
ット情報を格納する必要はなくなり１１η記問題点を解
決できるのである。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。

第１図は、本発明の一実施例によるＯＣＲの模式図であ
る。同図において、前述した第４図に示す従来のＯＣＲ
と同一構成要素のものについては同一参照符号を附しで
ある。本実施例では読取処理すべき帳票が矢印Ａ、Ｂの
方向に搬送可能となっている。切替ブレード１７はこの
搬送方向Ａ、　　Ｂの切替を行うものである。帳票１１
は搬送ローラ１２により搬送され、光源１３により照光
される。帳票１１からの反射光は光電変換部１４により
電気信号に変換される。この電気信号は、増幅器１５を
介して制御部１６へ供給される。第２図は、制御部１６
のブロック図を示す図である。同図において、Ａ／Ｄ変
換回路２１は、増幅器１５の出力をディジタル変換し、
ラインバッファ２３はＡ／Ｄ変換回路と接続されディジ
タル化された多値データを格納する。２値化回路２４は
ラインバッファ２３と接続され前記多値データの２値化
を行う。Ｘ方向投影メモリ２５は２値化回路２４と接続
され２値データについて帳票搬送方向と垂直方向（Ｘ方
向）に投影したデータを格納する。計数回路２７はＸ方
向投影メモリ２５と接続され投影された２値データによ
り帳票の読取対象行の計数及びその行位置を記憶する。

バッファ制御回路２２は計数回路２７の出力に基つきラ
インバッファ２３及びＸ方向投影メモリ２５の制御を行
う。

切出し回路２６は２値化回路２４と接続され２値データ
をもとに各文字の切出しを行う。パターンメモリ２８は
、切出し回路２６と接続され切出された文字パターンを
格納し、認識部２９は格納された文字パターンの文字認
識を行う。

次に、本実施例の動作について説明する。

先ず、読取処理すべき帳票が第３図に示すようなもので
あるとする。同図中、Ｙ方向は搬送方向であり、Ｘ方向
はそれと垂直方向である。この帳票か搬送ローラ１２に
より矢印Ａへ向けて搬送が開始され、光源１３の照光部
分を通過すると、その反射光は光電変換部１４により電
気信号に変換される。

そして、電気信号は増幅器１５を介してＡ／Ｄ変換回路
２１へ供給される。ディジタル化された多値データは、
バッファ制御回路２２により制御されたラインバッファ
メモリ２３へ格納された後、２値化回路２４で白／黒の
２値データに変換される。この２値データのＸ方向の黒
点の周辺分布がＸ方向投影メモリ２５に格納される。こ
の格納状態を第４図に示す。Ｘ方向投影メモリ２５は、
最大帳票長さくＹ方向の長さ）のデータを格納できるも
のとする。

第４図において、Ｌはスライスレベル、ｈｎ　（ｎ＝自
然数）は連続する現行のＹ方向の高さ、Ｉｎ（ｎ−自然
数）は帳票上辺からの行位置を示す。計数回路２７は、
第４図に示すような黒点の周辺分布から、所定のスライ
スレベル５以上を有する連続した現行を計数しｈｎとす
る。このｈｎの値が認識部２９で許容する最小文字高さ
と最大文字高さとの範囲に入っていれば読取対象となる
行候補とする。又、計数回路２７は、行候補の中心から
帳票上辺までの長さくｉｎ）を計算し、その行位置を記
憶する。例えば第４図の場合第１行、第２行、第３行の
帳票上辺からの行位置は、各々１１，１２．１３となる
。

このように帳票が矢印Ａへ向けて搬送され、帳票全体の
画像データが制御部１６に供給された後、帳票は再び搬
送ローラ１２により矢印Ｂへ向けて搬送される。この時
、切替ブレード１７の切替が行われる。この際、帳票の
搬送は、計数回路２７に記憶された行位置ｉｎに基づき
帳票が搬送される。モしてｈｎに基づき認識部２９の認
識辞書の構成されている文字高さに正規化しながら読取
対象の行位置を中心に最大文字幅分だけが、ラインバッ
ファメモリ２３に格納される。バッファメモリ２３に格
納された多値データは、通常のＯＣＲによる読取処理と
同様に２値化回路２４を介して、切出し回路２７に供給
される。そこで−文字、−文字ずつ文字の切出しが行わ
れ、その文字パターンがパターンメモリ２８に格納され
、認識部２９により文字の認識が行われる。

以上のように、本発明の実施例によれば、読取処理すべ
き帳票の走査を２度行い、最初の走査で帳票の読取対象
行の位置検出を行い、次の走査で検出された行位置情報
に基づき帳票を搬送して文字認識を行うものである。こ
のため、帳票の行位置を示すフォーマット情報を予め格
納することなく、帳票の行位置情報を得ることにより従
来のＯＣＲの文字認識方式が流用できる。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように本発明によれば、帳票状の読
取対象行の位置情報を検出する検出手段を設け、その検
出結果に基づき帳票を搬送させて読取処理を行うように
したので帳票の読取対象行の位置のフォーマット情報を
予めＯＣＲ内のメモリに格納する必要がなくなり、多種
、多様な印刷物に対応出来る光学式文字読取装置を提供
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例によるＯＣＲの模式図、第
２図は第１図の制御部のブロック図、第３図は本発明の
実施例で参照した帳票を示す図、第４図はＸ方向投影メ
モリに格納された黒点の周辺分布を示す図、第５図は従
来のＯＣＲの一構成例を示す模式図、第６図は帳票のフ
ォーマット情報を説明するための図である。 １１・・・帳票、　　　　１２−・搬送ローラ、１３−
・光源、１４・・・光電変換部、１５・・・増幅器、１
０．１６−・・制御部、１７・・・切替ブレード、　　
２１・−Ａ　／　Ｄ変換回路、２２−・・バッファ制御
回路、 ２３・・・ラインバッファメモリ、２４−２値化回路、
２５・−Ｘ方向投影メモリ、２６・・−切出し回路、２
７・・・計数回路、　　　　　２８・・・パターンメモ
リ、２９・・・認識部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 搬送される帳票上の読取対象を照光し、その反射光を光
   電変換することにより前記読取対象の読取を行う光学式
   文字読取装置において、 前記帳票上の読取対象行の位置情報を検出するために前
   記帳票を搬送し、その搬送中に前記帳票上の読取対象行
   の２値データの所定の方向の投影分布に基づき前記読取
   対象行の帳票上における位置情報の検出を行い、 前記検出結果に基づいて読取対象の読取のための帳票搬
   送を行うことを特徴とする光学式文字読取装置。