JPS6217066Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は包帯巻取り器に関する。

従来、病院等で使用した包帯を洗濯して再使用
する場合には洗濯後の包帯を幅方向に延ばして干
さなければ乾燥後巻取る際によじれてしまいこの
よじれを直しながら巻取る作業は極めて煩雑であ
つた。

そこでこの考案は包帯のよじれを自動的に直し
ながら巻取ることが出来る省力的な包帯巻取り器
を提供するものである。

以下、この考案の一実施例を図面に従つて説明
すると、洗濯を終えた包帯Ａを浸漬する水溶液槽
１を設け、該槽１に断面形状が三角形の巻取りシ
ヤフト２ａを有し、かつ手動あるいはモータ等の
動力源により駆動する巻取り器本体２を設け、水
溶液槽１内には巻取りシヤフト２ａと直交する方
向であつて、包帯の巻取る方向とは逆の方向に吐
出口３ａを有する水中ポンプ３を設けたものより
構成される。

尚、巻取り器本体２は水溶液槽１内に載置する
フレーム４に設けられており、その他水溶液槽１
に浸漬した包帯Ａが巻取りシヤフト２ａに巻き取
られるまでには包帯の巻取り方向と直交した調整
棒５及び二本の軸６ａ，６ｂを縫うように通り両
軸６ａ，６ｂ間には包帯Ａの幅分の間隔をあけて
二枚の案内板７ａ，７ｂを設けている。又、前記
調整棒５はフレーム４に設けられた載置板８に一
定の隙間を有して載置されている。又、巻取り器
本体２には手動用の巻取りハンドル２ｂを設けて
おり、又、動力源で自動的に巻取る場合にはモー
タ９を設け、該モータ９の回転軸９ａと巻取り器
本体２の回転板２ｃ間にエンドレスのベルト１０
を巻回するものである。

次にこの考案の使用方法を述べると、生ず洗濯
を終えた包帯Ａを水溶液槽１内に浸漬しておき、
該包帯Ａの一端部を持ち、調整棒５と載置板８と
の間を通し、次に案内板７ａ，７ｂの間に位置さ
せると共に前方の軸６ａの上を通し更に後方の軸
６ｂの下を通して三角形の巻取りシヤフト２ａに
巻き水中ポンプ３を稼動させ水溶液槽１中の包帯
Ａに向けて水流を吐出口３ａより噴射させ包帯Ａ
を泳がせると共にねじれを直しハンドル２ｂ又は
モータ９で巻き取るものである。そして巻取つた
包帯はこの状態で乾燥させるものである。

この考案によると、包帯Ａを水等の水溶液に浸
漬させ、しかも水圧をかけて自動的にねじれを直
しながら巻取るため、極めて省力的に包帯の巻取
りが出来、有益なる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す平面図、第
２図はこの考案の一実施例を示す断面図である。 １……水溶液槽、２……巻取り器本体、２ａ…
…巻取シヤフト、３……水中ポンプ、３ａ……吐
出口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗濯を終えた包帯Ａを浸漬する水溶液槽１を設
   け、該槽１に断面形状が三角形の巻取りシヤフト
   ２ａを有し、かつ手動あるいはモータ等の動力源
   により駆動する巻取り器本体２を設け、水溶液槽
   １内には巻取りシヤフト２ａと直交する方向であ
   つて、包帯の巻取る方向とは逆の方向に吐出口３
   ａを有する水中ポンプ３を設けたことを特徴とす
   る包帯巻取り器。