JPS62170447A - 切削性及び加工性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金 - Google Patents

切削性及び加工性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金

Info

Publication number
JPS62170447A
JPS62170447A JP1028386A JP1028386A JPS62170447A JP S62170447 A JPS62170447 A JP S62170447A JP 1028386 A JP1028386 A JP 1028386A JP 1028386 A JP1028386 A JP 1028386A JP S62170447 A JPS62170447 A JP S62170447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workability
alloy
aluminum alloy
machinability
resistant aluminum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1028386A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Yabe
正浩 矢部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Priority to JP1028386A priority Critical patent/JPS62170447A/ja
Publication of JPS62170447A publication Critical patent/JPS62170447A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は十分な強度及び耐摩耗性を有し、かつ冷間加工
性、切削性及び工具寿命性に優れたアルミニウム合金に
関するものである。
(従来の技術) アルミニウムは軽量でしかも加工性が良好であり、添加
元素を適当に選択することによって、耐摩耗性を付与す
ることができるから、例えばピストン、モーターシャフ
ト等の如き車輌用および産業用機械等の摺動部材あるい
は例えばVTRシリンダーの如き回転部材等に使用され
、近時ますますその使用量が増加している。このような
摺動部材あるいは回転部材等に使用されるアルミニウム
合金としては、^1−5i共品合金にCu、 Mg、 
Niを添加したJIS、A4032が知られている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこの合金は切削加工時に切屑が連続化し、
切削加工の自動化に適さず、しかも切削工具が摩耗しや
すく、作業能率を低下させ、また冷間引抜加工性、冷間
鍛造性などの加工性も悪く、実用上の問題点の多いもの
であった。
(問題点を解決するための手段) 発明者らは、上記した問題点を改善するために種々研究
を進めた結果、Si含有量を特定範囲に規制することに
より冷間加工性を向上させると共にCu、 Mg、 F
e、 Mnを含存せしめて高強度でかつ耐摩耗性を保有
し、更にPb、 Si、 Snの2種以上あるいはこれ
らと稀土類元素を含有せしめることにより、切削性及び
工具寿命性の向上することを見出した。
即ち、本発明に係る第1の発明はSi2.0〜7.0−
t%、 Cu1.0〜4.0wt%9Mg0.5〜1.
5 wt%、 Fe0.3〜1.0wt%、 Mn0.
1〜1.0wt%及びPb、 Bi、 Sn各々0.2
〜1.0wt%のうちの2種以上を含有し、残部へ2及
び不純物からなることを特徴とする、切削性及び加工性
に優れた耐摩耗性アルミニウム合金である。
また第2の発明はSi2.0〜7.0wt%、Cu1.
0〜4.0wt%2Mg0.5〜1.5wt%、 Fe
0. 3〜1.0wt%。
Mn0.1〜1.0wt%及びPb、Bi、Sn各々0
.2〜1.0wt%のうちの2種以上を含存し、更に0
.05〜1.0wt%の稀土類元素を含有し、残部Al
及び不純物からなることを特徴とする切削性及び加工性
に優れた耐摩耗性アルミニウム合金である。
(作 用) 次に本発明合金における各合金成分の組成範囲の限定理
由について述べる。
Siは合金中に微細な共晶Stとして存在し、耐摩耗性
の向上及び熱膨張率の低下に寄与する。Siの含有量が
211t%(以下単に%という)未満では効果が少なく
、また7%を超えると冷間加工性及び工具寿命性を劣化
させる。
Cuは合金中に固溶し、熱処理を施こすことによ   
゛す、強度を向上させる。Cuの含有量が1.0%未満
では合金の強度が十分でなく、また4%を超えると鋳造
性、塑性加工性を劣化させる。
Mgは合金中に固溶し、熱処理を施こすことにより、M
g、stが析出して強度の向上に寄与する。Mgの含有
量が0.5%未満では効果が少なく、1.5%を超える
と押出性を劣化させる。
Fe及びMnは合金中に微細なA l −Fe−5i−
Mn系金属間化合物を生成して、耐摩耗性を向上させる
Feの含有量が0.3%未満、あるいはMnの含有量が
0.1%未満では、その効果が少なく、また各々1.0
%を超えると巨大化合物を生成して、冷間加工性及び靭
性を劣化させる。
Pb、 Bi及びSnは主に粒界に存在し、2種以上を
含有させることにより、切削加工時の切屑分断性に寄与
する。Pb、 Bi及びSnが各々0.2%未満あるい
は1種の含有ではその効果が少なく、1%を超えると鋳
造性及び押出性を劣化させる。また3種含有する場合は
合計で2.0%以下とすることが好ましい。
稀土類金属はPb、 Bi及びSnの2種以上と共存す
ることにより被削性及び工具摩耗性を著しく向上させる
。稀土類金属が0.05%未満ではその効果が少なく、
1.0%を超えると加工性を劣化させる。
稀土類元素の添加効果はランタン、セリウム、サマリウ
ムなどの稀土類元素のうちの1種を単独元素として添加
した場合においても、これら2種以上を混合したものを
使用しても、殆んど変わらない。従って稀土類元素の混
合物として比較的廉価に市販されるミツシュメタルを添
加するときは、経済的に有利に本発明合金をうろことが
できる。
また本発明合金を溶製するに際して、原料として使用す
る地金ないしはスクラップ等から混入する不純物例えば
Crの0.1%以下、Niの0.1%以下、Znの0.
25%以下、■の0.1%以下の含有は本発明合金の効
果を損うものでないからさしつかえない。
また、鋳造に際して、鋳造割れを防止する目的で添加さ
れる微細化剤、例えばTiの0.2%以下、Bの060
2%以下の1種または2種の含有は好ましいことである
本発明合金は常法により溶製し、鋳造することができる
。鋳造に際しては水冷鋳型を用いる連続鋳造法よって鋳
造すると、組織が微細化され、熱間加工、例えば押出、
鍛造、圧延等の加工後の冷間加工性すなわち引抜加工性
、鍛造加工性、圧延加工性等を向上するので好ましい。
また冷間加工後の熱処理は450〜550℃の温度に1
〜48時間保持して溶体化処理した後水焼入れし、しか
るのちに160〜210℃の温度で10時間以下保持し
て人工時効することにより行う。この熱処理の温度範囲
及び保持時間の下限をはずれるときは、いずれも本発明
の好ましい特性は得られない。保持時間の上限はこれ以
上保持しても著しい効果は得られず、生産性を低下し、
エネルギー損失となって経済的でない。
(実施例) 次に本発明合金の優れた効果を示すいくつかの実施例に
ついて述べる。
第2表は本実施例に用いた合金の化学組成を示すもので
あって、表中11k11〜4は第1発明の合金、隘5〜
8は第2発明の合金、1Ik19〜15は比較合金、徹
16は公知合金である。
常法によって溶製した後、半連続鋳造法によって第2表
に示す組成のビレットを鋳造した。このビレットを50
0℃×4時間の均質化処理を行った後、直径3511の
丸棒に押出し加工したものを供試材とした。この各供試
材につき、引張強さ、冷間加工性、切削性、工具寿命性
及び耐摩耗性を調べた結果を第3表に示す。
なお、この場合の試験方法及びその評価規準は次のとお
りであった。
1) 試験方法 イ)引張り強さ 供試材を更に510℃×2時間溶体化処理した後、直ち
に水焼入れし、180℃×4時間の人工時効を行ったT
、材の引張強さを測定した。
口)冷間加工性 供試材を更に380℃×2時間の0材処理し、これを冷
間引抜加工し、その時の限界引抜率を測定した。
ハ)切削性 超硬バイト(KIO)を用いて、切削速度200m/分
、切込み深さ1. Ow、送り速度0.05mm/re
vの条件下で乾式切削を行い、その際の切屑の分断性を
調べた。
二)工具寿命性 上記の切削条件で、切削距離1600mの切削加工を行
った時のバイトの逃げ面の摩耗幅を測定した。
ホ)耐摩耗性 大戦式摩耗試験機を用いて、負荷荷重2.1 kg、摩
擦距離600m、摩擦速度4.0m/秒、相手材FC3
0の条件で試験し、供試材の比摩耗量を測定した。
2) 評価規準 第1表に上記試験の評価規準を示した。
第   1   表 第3表の結果より、本発明合金は公知のjIS。
^4032合金と比較して、同等の耐摩耗性を有し、し
かも引張強さ、冷間加工性、切削性及び工具寿命性に於
いてはるかに優れていることが判る。
(発明の効果) 本発明合金は引張り強さ、冷間加工性、切削性、工具寿
命性及び耐摩耗性に優れているので、車輌用及び産業用
機械等の摺動部材及び各種の精密機器の摺動、回転部材
として適切な材料であり、工業的にその効果の大きい発
明である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Si2.0〜7.0wt%、Cu1.0〜4.0
    wt%、Mg0.5〜1.5wt%、Fe0.3〜1.
    0wt%、Mn0.1〜1.0wt%及びPb、Bi、
    Sn各々0.2〜1.0wt%のうちの2種以上を含有
    し、残部Al及び不純物からなることを特徴とする切削
    性及び加工性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金。
  2. (2)Si2.0〜7.0wt%、Cu1.0〜4.0
    wt%、Mg0.5〜1.5wt%、Fe0.3〜1.
    0wt%、Mn0.1〜1.0wt%及びPb、Bi、
    Sn各々0.2〜1.0wt%のうちの2種以上を含有
    し、更に0.05〜1.0wt%の稀土類元素を含有し
    、残部Al及び不純物からなることを特徴とする切削性
    及び加工性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金。
JP1028386A 1986-01-22 1986-01-22 切削性及び加工性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金 Pending JPS62170447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1028386A JPS62170447A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 切削性及び加工性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1028386A JPS62170447A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 切削性及び加工性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62170447A true JPS62170447A (ja) 1987-07-27

Family

ID=11745983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1028386A Pending JPS62170447A (ja) 1986-01-22 1986-01-22 切削性及び加工性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62170447A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0254736A (ja) * 1988-08-17 1990-02-23 Furukawa Alum Co Ltd 切削性の優れた耐摩耗性アルミニウム合金
CN1056888C (zh) * 1996-07-18 2000-09-27 吉林工业大学 铸造铝铅合金滑动轴承材料及其制备工艺和设备

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57207151A (en) * 1981-06-15 1982-12-18 Taiho Kogyo Co Ltd Sliding aluminum alloy

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57207151A (en) * 1981-06-15 1982-12-18 Taiho Kogyo Co Ltd Sliding aluminum alloy

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0254736A (ja) * 1988-08-17 1990-02-23 Furukawa Alum Co Ltd 切削性の優れた耐摩耗性アルミニウム合金
CN1056888C (zh) * 1996-07-18 2000-09-27 吉林工业大学 铸造铝铅合金滑动轴承材料及其制备工艺和设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2664687B1 (en) Improved free-machining wrought aluminium alloy product and manufacturing process thereof
RU2126848C1 (ru) Не содержащий свинца алюминиевый сплав 6ххх
JP2004244672A (ja) 耐脱亜鉛性に優れた銅基合金
JPH0559477A (ja) 鍛造用アルミニウム合金
JPH108175A (ja) 切削性に優れたアルミニウム合金及びその製造方法
CA2563561A1 (en) Free-machining wrought aluminium alloy product and process for producing such an alloy product
US20080187456A1 (en) Extruded material of a free-cutting aluminum alloy excellent in embrittlement resistance at a high temperature
JP3886270B2 (ja) 切削性に優れる高耐食アルミニウム合金
JP3982849B2 (ja) 鍛造用アルミニウム合金
JP3346186B2 (ja) 耐摩耗性,鋳造性,鍛造性に優れた鋳造・鍛造用アルミ合金材及びその製造法
JPH0790459A (ja) 押出用耐摩耗性アルミニウム合金および耐摩耗性アルミニウム合金材の製造方法
JPH07197165A (ja) 高耐磨耗性快削アルミニウム合金とその製造方法
KR101499096B1 (ko) 스칸듐을 첨가한 알루미늄 합금 및 그 제조방법
JPS62149839A (ja) 強度に優れた耐摩耗性加工用アルミニウム合金
JP3769646B2 (ja) Al−Zn−Si系合金の加工方法
JPH055146A (ja) 耐摩耗性及び熱伝導性に優れたアルミニウム合金
JPH055147A (ja) 耐摩耗性に優れた低熱膨張アルミニウム合金
JPS62170447A (ja) 切削性及び加工性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金
JP7318284B2 (ja) コンプレッサー摺動部品用アルミニウム合金およびコンプレッサー摺動部品鍛造品
US2026541A (en) Free cutting alloys
JPH0734169A (ja) 強度に優れた耐摩耗性アルミニウム合金
JP4148801B2 (ja) 切削性に優れた耐摩耗Al−Si系合金及びその鋳造方法
JPH09279319A (ja) 耐摩耗性及び靭性に優れたコンプレッサー部品用アルミ合金の製造方法
JPH02107738A (ja) 靭性に優れた耐摩耗性加工用アルミニウム合金材
US2026542A (en) Free cutting alloys