JPS62169885A - 粗ｃｏｇの顕熱回収方法 - Google Patents
粗ｃｏｇの顕熱回収方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、コークス炉発生ガスの熱回収方法、特に工業
用コークス炉において石炭乾留中に発生するガス顕熱を
効率良く回収する方法に関するものである。
用コークス炉において石炭乾留中に発生するガス顕熱を
効率良く回収する方法に関するものである。
コークス炉において、石炭を乾留して、製鉄等に用いる
コークスを製造する場合コークス炉ガス（ＣＯＧ）が発
生する。
コークスを製造する場合コークス炉ガス（ＣＯＧ）が発
生する。
この粗ＣＯＧは、各コークス炉上の上昇管を介してドラ
イメンに集合させて、ブロワ−で吸引し、不純物を取り
除いて精製したのち、製鉄所内容設備、発電ブラント等
の燃料或い；よ都市ガス等として利用されている。
イメンに集合させて、ブロワ−で吸引し、不純物を取り
除いて精製したのち、製鉄所内容設備、発電ブラント等
の燃料或い；よ都市ガス等として利用されている。
近年この粗ＣＯＧが副生する際、粗ＣＯＧの有するｇｉ
熱を回収して、省エネルギーを図る試みが種々提案され
ている。
熱を回収して、省エネルギーを図る試みが種々提案され
ている。
これら粗ＣＯＧ頭熱回収方法としては、■コークス炉上
昇管部で熱を回収する方法、■コークス炉集気管部（ド
ライメン）で熱を回収する方法、 ■ドラ４１フ部で蒸気冷却後の粗ＣＯＧ顕熱ｌ熱を回収
する方法、等の三通りの方法がある。
昇管部で熱を回収する方法、■コークス炉集気管部（ド
ライメン）で熱を回収する方法、 ■ドラ４１フ部で蒸気冷却後の粗ＣＯＧ顕熱ｌ熱を回収
する方法、等の三通りの方法がある。
上記■及び■の回収方法においては、回収可能熱量が８
００００〜１０００００Ｋｃａｌ／Ｔ−ｃｏａｌあるが
、熱回収設備費が高（経済性が悪い等の欠点を有する。
００００〜１０００００Ｋｃａｌ／Ｔ−ｃｏａｌあるが
、熱回収設備費が高（経済性が悪い等の欠点を有する。
一方■の回収方法は、粗ＣＯＧ中に含有するタールのコ
ーキングトラブルを避けるなｉ ｌｌ ＣＯＧンｍ度４
００〜４５０℃以下の場合、熱回収は不可能であるため
、粗ＣＯＧの温度に制限され回収可能熱量は３００００
〜５００００Ｋｃｍｌ／Ｔ−ｅｏａｌと少ないが、■及
び■の方法に比べ設備費は割安で経済性がある。
ーキングトラブルを避けるなｉ ｌｌ ＣＯＧンｍ度４
００〜４５０℃以下の場合、熱回収は不可能であるため
、粗ＣＯＧの温度に制限され回収可能熱量は３００００
〜５００００Ｋｃｍｌ／Ｔ−ｅｏａｌと少ないが、■及
び■の方法に比べ設備費は割安で経済性がある。
第３図は、前述の■の方法に基づ〈従来の粗ＣＯＧ類熱
回収方法の工程図である。
回収方法の工程図である。
第３図において、コークス炉１より発生する租Ｃ０Ｇ１
度は６０．０〜７５０℃であり、各コークス炉の上昇管
部２に配した伝熱管と熱交換設備３に接続させて有機５
！！２熱媒体例えばアルキルナフタリン、アルキルジフ
ェニル、水素化トリフェニル或いはジフェニルとジフェ
ニルエーテルを組み合ワせたものを熱媒油タンク１４と
ボイラー９とを循環させて、熱交換し、熱媒体の温度を
入口１３０〜１５０℃から出口１フ０〜２００℃迄上昇
させて、これをボイラー９に送り、５〜１５ｋｇ ／
ｃｄの中、低圧蒸気として回収し、プロセス蒸気等とし
て利用するものである。
度は６０．０〜７５０℃であり、各コークス炉の上昇管
部２に配した伝熱管と熱交換設備３に接続させて有機５
！！２熱媒体例えばアルキルナフタリン、アルキルジフ
ェニル、水素化トリフェニル或いはジフェニルとジフェ
ニルエーテルを組み合ワせたものを熱媒油タンク１４と
ボイラー９とを循環させて、熱交換し、熱媒体の温度を
入口１３０〜１５０℃から出口１フ０〜２００℃迄上昇
させて、これをボイラー９に送り、５〜１５ｋｇ ／
ｃｄの中、低圧蒸気として回収し、プロセス蒸気等とし
て利用するものである。
この第３図の従来方法の場合は、粗ＣＯＧの顕熱のみで
前述の如く回収可能熱量は少ないが設備費は比較的に安
く経済性を有し実用的な方法である。
前述の如く回収可能熱量は少ないが設備費は比較的に安
く経済性を有し実用的な方法である。
本発明は、前述の従来技術特にコークス炉上昇管部で熱
回収する方法において、粗ＣＯＧの凝縮熱の一部回収を
含めた、粗ＣＯＧ顕熱を更に効率良く回収する方法を提
供することを目的とするものである。
回収する方法において、粗ＣＯＧの凝縮熱の一部回収を
含めた、粗ＣＯＧ顕熱を更に効率良く回収する方法を提
供することを目的とするものである。
本発明は、上昇管部において粗ＣＯＧ顕熱を回収するに
当たって、第１には粗ＣＯＧのプライマリークーラー部
にて、純水を予熱し、粗ＣＯＧの凝縮熱を回収し、予熱
純水をボイラー熱水と混合し、該混合熱水をコークス炉
上昇管部で粗ＣＯＧの顕熱と熱交換し熱水で回収し、該
熱水をボイラーに供給し中、低圧蒸気として回収する方
法であり、 第２は、粗ＣＯＧのプライマリークーラー部にて、純水
を予熱し、粗ＣＯＧの凝縮熱を回収し、一方該コークス
炉上昇管部で粗ＣＯＧの顕熱をボイラー循環ポンプを介
した熱媒により回収し、該予熱純水と回収熱媒とをボイ
ラーに供給し中、低圧蒸気として回収する方法である。
当たって、第１には粗ＣＯＧのプライマリークーラー部
にて、純水を予熱し、粗ＣＯＧの凝縮熱を回収し、予熱
純水をボイラー熱水と混合し、該混合熱水をコークス炉
上昇管部で粗ＣＯＧの顕熱と熱交換し熱水で回収し、該
熱水をボイラーに供給し中、低圧蒸気として回収する方
法であり、 第２は、粗ＣＯＧのプライマリークーラー部にて、純水
を予熱し、粗ＣＯＧの凝縮熱を回収し、一方該コークス
炉上昇管部で粗ＣＯＧの顕熱をボイラー循環ポンプを介
した熱媒により回収し、該予熱純水と回収熱媒とをボイ
ラーに供給し中、低圧蒸気として回収する方法である。
本発明の粗ＣＯＧの顕熱回収方法は、粗ＣＯＧのプライ
マリ−クーラーの前半の高温部に従来の冷却水の代わり
に純水を用い、これをプライマリ−クーラー伝熱管を介
して熱交換し、純水を２０℃から約８０℃に上昇せしめ
、第１図においては、該余熱純水をボイラー熱水と混合
し、該混合熱水をコークス炉上昇管部の伝熱管と熱交換
器からなる熱回収システムに循環せしめることにより、
又第２図においては、該余熱純水をコークス炉上昇管部
の伝熱管と熱交換器からなる熱回収システムを循環する
熱媒と熱交換するボイラーに供給せしめることにより、
ボイラーにおける回収蒸気量を増加せしめることを可能
としたものである。
マリ−クーラーの前半の高温部に従来の冷却水の代わり
に純水を用い、これをプライマリ−クーラー伝熱管を介
して熱交換し、純水を２０℃から約８０℃に上昇せしめ
、第１図においては、該余熱純水をボイラー熱水と混合
し、該混合熱水をコークス炉上昇管部の伝熱管と熱交換
器からなる熱回収システムに循環せしめることにより、
又第２図においては、該余熱純水をコークス炉上昇管部
の伝熱管と熱交換器からなる熱回収システムを循環する
熱媒と熱交換するボイラーに供給せしめることにより、
ボイラーにおける回収蒸気量を増加せしめることを可能
としたものである。
かかる回収方法により、５〜１５ｋｇ／ｃ♂の中、低圧
蒸気量を粗ＣＯＧの凝縮熱を一部回収することにより、
従来方法に比して１０〜１５％の回収増を図ることを可
能とした。
蒸気量を粗ＣＯＧの凝縮熱を一部回収することにより、
従来方法に比して１０〜１５％の回収増を図ることを可
能とした。
更に第３図に示す従来の回収方法に比べ上昇管部におけ
る熱回収に当たって熱媒油を熱水に変更することにより
第１の発明においては、熱媒油タンクを必要せず、更に
両発明とも、熱媒油のランニングコストを減少せしめう
るものである。
る熱回収に当たって熱媒油を熱水に変更することにより
第１の発明においては、熱媒油タンクを必要せず、更に
両発明とも、熱媒油のランニングコストを減少せしめう
るものである。
次に実施例について述べる。
第１図及び第２図は、夫々本発明の実施態様例の工程図
である。
である。
図において、１はコークス炉（１７５門、装炭能力２８
Ｔ／門）、２は上昇管部、３は熱交換装置（伝熱管）、
４はドライメン、５は粗ＣＯＧ冷却のためのプライマリ
−クーラー、６は排風機、７は純水タンク、８ばポンプ
、９はボイラー、１０ば循環ポンプ、１１：流量調節弁
、１２：圧力調整弁である。
Ｔ／門）、２は上昇管部、３は熱交換装置（伝熱管）、
４はドライメン、５は粗ＣＯＧ冷却のためのプライマリ
−クーラー、６は排風機、７は純水タンク、８ばポンプ
、９はボイラー、１０ば循環ポンプ、１１：流量調節弁
、１２：圧力調整弁である。
実施例１
第１図に示す工程図の如くコークス炉１より発生した６
００〜７５０℃の粗ＣＯＧは、上昇管部２に配設した伝
熱管３を介して顕熱を回収され、上昇管部２の出口にお
いて４５０〜５００℃となり、さらにドライメン４にて
冷却され８５℃となり、プライマリ−クーラー５に導入
され、ここで更に冷却され、３５℃のＣＯＧとなり、排
風機６により、化ニブラントで精製された後製鉄所各設
備、発電プラント等の燃料或いは都市ガスとして送りこ
まれる。
００〜７５０℃の粗ＣＯＧは、上昇管部２に配設した伝
熱管３を介して顕熱を回収され、上昇管部２の出口にお
いて４５０〜５００℃となり、さらにドライメン４にて
冷却され８５℃となり、プライマリ−クーラー５に導入
され、ここで更に冷却され、３５℃のＣＯＧとなり、排
風機６により、化ニブラントで精製された後製鉄所各設
備、発電プラント等の燃料或いは都市ガスとして送りこ
まれる。
プライマリ−クーラー５の入口高温部には、純水タンク
？より純水をポンプ８を介してプライマリ−クーラー５
の伝熱管部に導入し、２０℃の純水を粗ＣＯＧの凝縮熱
を利用し８０℃の熱純水に上昇せしめる。プライマリ−
クーラー５の後半部には通常の冷却水を媒体としてＣＯ
Ｇの冷却を行う。
？より純水をポンプ８を介してプライマリ−クーラー５
の伝熱管部に導入し、２０℃の純水を粗ＣＯＧの凝縮熱
を利用し８０℃の熱純水に上昇せしめる。プライマリ−
クーラー５の後半部には通常の冷却水を媒体としてＣＯ
Ｇの冷却を行う。
ＣＯＧの凝Ｗｊ熱を回収した８０℃の熱純水は上昇管部
２の熱交換設備３に導入する前、ボイラー９の循環ポン
プ１０の出口流量調整弁１１を介して、１４０〜１９０
℃のボイラー循環水と混合し１３０〜１８０℃に上昇し
、熱交換設備３に導入し、１６０〜２１０℃の循環熱水
としてボイラー９に供給し、ボイラー９にて５〜１５ｋ
ｇ／ｃｄの中、低圧蒸気として回収し、圧力調整弁１２
にて一定圧力蒸気とし、蒸気１８．９Ｔ／Ｈを得た。
２の熱交換設備３に導入する前、ボイラー９の循環ポン
プ１０の出口流量調整弁１１を介して、１４０〜１９０
℃のボイラー循環水と混合し１３０〜１８０℃に上昇し
、熱交換設備３に導入し、１６０〜２１０℃の循環熱水
としてボイラー９に供給し、ボイラー９にて５〜１５ｋ
ｇ／ｃｄの中、低圧蒸気として回収し、圧力調整弁１２
にて一定圧力蒸気とし、蒸気１８．９Ｔ／Ｈを得た。
実施例２
第２図に示す工程図の如くコークス炉より発生した粗Ｃ
ＯＧは、実施例１と同様に、上昇管部２の熱交換設備３
にて顕熱を回収し、プライマリ−クーラー５の前半部に
て２０℃の純水を導入し粗ＣＯＧと熱交換することによ
り凝縮熱を回収し、８５℃の粗ＣＯＧを３５℃迄冷却し
た。
ＯＧは、実施例１と同様に、上昇管部２の熱交換設備３
にて顕熱を回収し、プライマリ−クーラー５の前半部に
て２０℃の純水を導入し粗ＣＯＧと熱交換することによ
り凝縮熱を回収し、８５℃の粗ＣＯＧを３５℃迄冷却し
た。
該凝縮熱を回収し、８０℃に上昇した熱純水はボイラー
９に供給される。ボイラー９の熱媒は熱媒タンク１３を
介して１２０〜１５０℃の熱媒が前記上昇管部２の熱交
換膜ＷＩ３に供給され、６００〜７５０℃の粗ＣＯＧを
４５０〜５００℃迄冷却し、上昇管部２の熱交換設備３
に供給された１２０〜１５０℃の熱媒は粗Ｃ０Ｇ１熱と
の熱交換により、１７０〜２００℃に上昇し、ボイラー
に循環する。
９に供給される。ボイラー９の熱媒は熱媒タンク１３を
介して１２０〜１５０℃の熱媒が前記上昇管部２の熱交
換膜ＷＩ３に供給され、６００〜７５０℃の粗ＣＯＧを
４５０〜５００℃迄冷却し、上昇管部２の熱交換設備３
に供給された１２０〜１５０℃の熱媒は粗Ｃ０Ｇ１熱と
の熱交換により、１７０〜２００℃に上昇し、ボイラー
に循環する。
該ボイラーにて、前記熱純水と該熱媒との熱交換により
、５〜１５ｋｇ／ｃｎｒの中、低圧蒸気を得る。
、５〜１５ｋｇ／ｃｎｒの中、低圧蒸気を得る。
ボイラー９にて発生した蒸気は圧力調整弁１２により一
定圧にコントロールされる。この熱サイクルにて該中、
低圧蒸気が１８，９Ｔ／Ｈ回収された。
定圧にコントロールされる。この熱サイクルにて該中、
低圧蒸気が１８，９Ｔ／Ｈ回収された。
比較例
第１図に示すごとき工程図に基づいて実施例１及び２と
同じコークス炉の粗ＣＯＧの顕熱を熱媒油を使用し回収
した場合低圧蒸気が１６．２Ｔ ／ Ｈ回収された。
同じコークス炉の粗ＣＯＧの顕熱を熱媒油を使用し回収
した場合低圧蒸気が１６．２Ｔ ／ Ｈ回収された。
なお次表に実施例１及び２と比較例の操業成績値を示す
。
。
表 操業成績の比較
〔発明の効果〕
本発明の粗ＣＯＧ顕熱回収方法によれば、従来の回収方
法に比べ低圧蒸気回収量が１０〜１５％の向上が可能と
なり、且つ従来法のごとき熱媒油を必要としないためラ
ンニングフストも低減され設備費も紙庫である等の効果
を奏するものである。
法に比べ低圧蒸気回収量が１０〜１５％の向上が可能と
なり、且つ従来法のごとき熱媒油を必要としないためラ
ンニングフストも低減され設備費も紙庫である等の効果
を奏するものである。
第１図及び第２図は、夫々本発明の実施態様例を示す系
統図、第３図は従来法の系統図である。 図において、１：コークス炉、２：上昇管部、３：熱交
換設備、４： ドライメン、５ニブライマリ−クーラー
、６：排風機、７：純水タンク、８：ポンプ、９：ボイ
ラー、１０：循環ポンプ、１１：流量調節弁、１２：圧
力調節弁、１３及び１４：熱媒タンクである。 尚各図中間−符号は同−又は相当部分を示す。
統図、第３図は従来法の系統図である。 図において、１：コークス炉、２：上昇管部、３：熱交
換設備、４： ドライメン、５ニブライマリ−クーラー
、６：排風機、７：純水タンク、８：ポンプ、９：ボイ
ラー、１０：循環ポンプ、１１：流量調節弁、１２：圧
力調節弁、１３及び１４：熱媒タンクである。 尚各図中間−符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (2)
- （１）コークス炉から発生する粗ＣＯＧの顕熱回収方法
において、該粗ＣＯＧのプライマリークーラー部にて、
純水を予熱し、粗ＣＯＧの凝縮熱を回収し、予熱純水を
ボイラー熱水と混合し、該混合熱水をコークス炉上昇管
部で粗ＣＯＧの顕熱と熱交換し熱水で回収し、該熱水を
ボイラーに供給し中。低圧蒸気として回収することを特
徴とする粗ＣＯＧ（７）顕熱回収方法。 - （２）コークス炉から発生する粗ＣＯＧの顕熱回収方法
において、該粗ＣＯＧのプライマリークーラー部にて、
純水を予熱し、粗ＣＯＧの凝縮熱を回収し、一方該コー
クス炉上昇管部で粗ＣＯＧの顕熱をボイラー循環ポンプ
を介した熱媒により回収し、該予熱純水と回収熱媒とを
ボイラーに供給し中、低圧蒸気として回収することを特
徴とする粗ＣＯＧの顕熱回収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP987386A JPS62169885A (ja) | 1986-01-22 | 1986-01-22 | 粗ｃｏｇの顕熱回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP987386A JPS62169885A (ja) | 1986-01-22 | 1986-01-22 | 粗ｃｏｇの顕熱回収方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62169885A true JPS62169885A (ja) | 1987-07-27 |
Family
ID=11732264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP987386A Pending JPS62169885A (ja) | 1986-01-22 | 1986-01-22 | 粗ｃｏｇの顕熱回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62169885A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104673331A (zh) * | 2015-02-25 | 2015-06-03 | 鞍山拜尔自控有限公司 | 一种焦炉上升管换热热能回收方法及装置 |
-
1986
- 1986-01-22 JP JP987386A patent/JPS62169885A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104673331A (zh) * | 2015-02-25 | 2015-06-03 | 鞍山拜尔自控有限公司 | 一种焦炉上升管换热热能回收方法及装置 |
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