JPS6216883A - 自動溶接方法 - Google Patents

自動溶接方法

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JPS6216883A
JPS6216883A JP15523785A JP15523785A JPS6216883A JP S6216883 A JPS6216883 A JP S6216883A JP 15523785 A JP15523785 A JP 15523785A JP 15523785 A JP15523785 A JP 15523785A JP S6216883 A JPS6216883 A JP S6216883A
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torch
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Naoyuki Harada
尚幸 原田
Koji Oshitani
孝治 忍谷
Hiroshi Miyahara
洋 宮原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、自動溶接方法に関するものである。
(ロ)従来の技術 溶接部の形状に沿って溶接トーチを自動的に走行させて
溶接を行なう場合、溶接部を検出するために、機械的な
接触を利用する方法、テレビカメラ等の視覚装置を利用
する方法、溶接中の電圧、電流、音、磁気等の物理現象
の変化を利用する方法等が使用される。物理現象の変化
を利用する方法の内で溶接中の電圧又は電流の変化を利
用する方法には、溶接トーチの周囲に特別の装置を設置
する必要がないという利点がある。第9図に溶接電流の
変化を利用して溶接部の検出を行なう場合の溶接トーチ
及び溶接部を示す。被溶接物10及び12の接触面端部
がアーク溶接すべき溶接部14である。溶接トーチ16
は、溶接部14の上方に配置され、紙面に直交する方向
へ移動して溶接部14の溶接を行なう。その際、溶接ト
ーチ16は溶接トーチ16の移動方向に対して直交する
面(紙面に平行な面)内で揺動させられる。溶接中の溶
接電流の測定を行ない、揺動終点A及びBにおける電流
値が常に等しくなるように溶接トーチ16をX方向又は
Y方向に移動する。こうすることによって溶接トーチ1
6の揺動中心位置Cは溶接部14の真上の位置に保持さ
れる。この方法は、被溶接物10及び12が溶接部14
を通る垂直面に関して幾何学的に対称であるため、溶接
トーチ16の揺動中心位置Cが上記垂直面内にあれば揺
動終点A及びBにおける溶接電流は等しくなるはずであ
るという考え方に基づいている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、上記のような従来の方法では、あらゆる溶接条
件において溶接部を確実に検出し、これに沿って精度よ
く自動的に溶接を行なうことは困難であフた。なぜなら
ば、アーク溶接は不安定な放電現象を利用したものであ
り、溶接中は溶滴の落下、ワイヤの曲り、ワイヤ送給速
度の変動、仮付部の存在等の種々の条件が変化し、実際
には溶接電流は例えば第10図に示すように極めて複雑
に変化し、揺動終点における溶接電流の差異と溶接トー
チ16の溶接部14からのずれとの間の関連が常に明確
であるわけでないからである。更にこのような方法は、
トーチ16の上下方向位置に関しては何ら位置ずれを解
消する手段を有していない。従って、第9図に示すよう
な溶接トーチ16を真下に向けるいわゆる下向き溶接法
など、溶接電流の変化と溶接トーチ16のずれとの間の
関連が比較的明確な溶接条件下、しかもトーチ16と溶
接部14との上下方向の相対位置が溶接中に変化しない
という条件下においては、上記のような従来の方法によ
っても自動溶接を行なうことができるが、上記特定の溶
接条件以外の場合には溶接トーチ16を確実に溶接部1
4に沿わせて移動させることが困難であった。
本発明は、上記のような問題点を解決し、溶滴の落下、
ワイヤの曲り、ワイヤ送給速度の変動、仮付部の有無等
の条件の変化に起因して例えば水平方向及び上下方向に
位置ずれを発生することなく確実に溶接部を自動的に溶
接することができる自動溶接方法を得ることを目的とし
ている。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、溶接トーチを所定周波数で揺動させたときの
溶接電流の所定周波数の成分(所定周波数のスペクトル
)の変化及び平均溶接電流値の変化に基づいて溶接トー
チと溶接部との間の位置ずれを検知することにより上記
問題点を解決する。
すなわち、本発明による自動溶接方法は、溶接トーチの
移動方向に直交する面内において溶接トーチを一定周期
で揺動させること、溶接電流の周波数成分のうち溶接ト
ーチの揺動周期と同一の周波数成分及びその2倍周波数
成分を検出すること、1揺動期間中の平均溶接電流値を
検出すること、検出した上記揺動周期と同一の周波数成
分が小さくなる方向に溶接トーチの揺動中心位置を揺動
中心線(通常は垂直方向)に直交する方向(上記通常の
場合には水平方向)に移動させること、検出した上記2
倍周波数成分及び平均溶接電流値とこれらのそれぞれの
初期値との差が小さくなる方向に溶接トーチの揺動中心
位置を揺動中心線軸方向に移動させること、の各段階か
ら成ることを特徴としている。
(ホ)作用 上記のような構成によって、溶接トーチの位置  、 
 (ずれが検出可能であるのは次のような原理による。
すなわち、溶接電流の周波数成分のうち溶″−f(7)
$1″″′11′″I″]−ommag+o*s   
 ;。
さは、溶接トーチの溶接部からの揺動中心線に直交する
方向の位置ずれの大きさに応じて一変化する。一方、溶
滴の落下、ワイヤの曲り、ワイヤ送給速度の変動、仮付
部の有無等の条件の変化による影響は、これらの周波数
成分が溶接トーチの揺動周波数と異なるため、溶接トー
チの揺動周波数と同一の周波数成分の大きさにほとんど
影響を     )与えない。従って、溶接トーチの揺
動周波数と同一の周波数成分を検出し、その大きさが小
さくなるように溶接トーチを揺動中心線に直交する方向
にを移動すれば、上記のような溶接条件の変動によって
影響されることなく溶接トーチの揺動中心線直交方向の
位置を溶接部に一致させることができる。なお、溶接ト
ーチの移動方向は溶接トーチの揺動に対する周波数成分
の位相の正逆を利用して決定する。
一方、溶接電流の周波数成分のうち2倍周波数成分及び
1揺動期間中の平均溶接電流値は、共に溶接トーチと溶
接部との揺動中心線軸方向の距離の大きさに応じて変化
する。従って、2倍周波数成分及び平均溶接電流のそれ
ぞれ初期値(適正条件下で溶接開始直後のそれぞれの値
)との変化分を小さくするように溶接トーチを揺動中心
線軸方向に移動すれば、前記のような溶接条件の変動に
よフて影響されることなく溶接トーチの揺動中心線軸方
向の位置を一定にさせることができる。
(へ)実施例 以下、本発明の実施例を添付図面の第1〜8図に基づい
て説明する。
第1図に本発明による自動溶接装置を示す。これは下向
き隅肉溶接に本発明を適用した実施例である。溶接トー
チ20は揺動装置22によって揺動可能に支持されてい
る。揺動装置22は溶接トーチ20を一定周期で揺動さ
せることができる。溶接トーチ20にはワイヤ送給装置
24からワイヤ26が送給可能である。揺動装置22は
上下方向移動装置29と支持部材31を介して連結され
ている。上下方向移動装置29はモータ29aを有して
おり、このモータ29aを作動させることにより、支持
部材31を第1図中で上下方向に移動させることができ
る。すなわち、モータ29aを駆動させることにより、
揺動装置22及びこれに支持された溶接トーチ20を上
下方向に移動させることができる。上下方向移動装置2
9は横方向移動装置28と支持部材30を介して連結さ
れている。横方向移動装置28はモータ28aを有して
おり、このモータ28aを作動させることにより支持部
材30を第1図中で水平方向に移動させることができる
。すなわち、モータ28aを駆動することにより、揺動
装置22及びこれに支持された溶接トーチ20を水平方
向に移動させることができる。モータ28a及び29a
はパルスモータであり、入力される正転用又は逆転用パ
ルスに応じて正転又は逆転する。横方向移動装置28は
、フレーム32上に軸受34及び36を介して水平方向
(紙面に直交する方向)に移動可能に支持された走行台
38上に設けられている。なお、走行台38を駆動する
駆動装置は図示を省略しである。この走行台38及び駆
動装置が縦方向移動装置を構成する。走行台38を移動
させることにより、溶接トーチ20を紙面に直交する方
向に移動させることができる。被溶接物40及び42は
台44上に設置される。被溶接物40及び42の接触面
端部が溶接すべき溶接部46である。ワイヤ送給装置2
4及び台44はそれぞれ給電線47及び48によって溶
接電源50と接続されている。溶接電源50には電流検
出器52が設けられており、電流検出器52からの信号
54は制御装置56に人力される。電流検出器52は例
えばホール素子を利用した磁気的電流検出器又はシャン
ト抵抗器であり、溶接電流に比例した信号54を発生す
る。制御装置56には揺動装置22に設けられた揺動位
置検出器60からの信号64も人力される。揺動位置検
出器60は溶接トーチ20が揺動中心位置を1方向から
通過するときに(すなわち、1揺動周期に付き1回)、
パルス状の信号64を発生するものであり、例えば溶接
トーチ20と連動するスリット機構及び光電スイッチに
よって構成することができる。−制御装置56は、モー
タ28aへ回転量及び回転方向を指令する信号66、及
びモータ29aへ回転量及び回転方向を指令する信号6
7を出力することができる。制御装置ら6の構成を第2
図にブロック図として示す。制御装置56には、電流検
出器52からの信号54及び揺動位置検出器60からの
信号64が入力される。制御装置56は、AD変換器7
0、マイクロプロセッサ72、記憶器74、及び駆動信
号出力部76及び77を有している。AD変換器70は
、電流検出器52からのアナログ信号54をデジタル信
号80に変換する。マイクロ、プロセッサ(中央処理装
置CPU)72は、記憶器74に格納しであるプログラ
ムに基づいて、信号の読み込み、演算、信号の出力等の
制御を行ない、後述のような機能を達成する。記憶器7
4にはマイクロプロセッサ72を作動させるプログラム
及び演算に必要なデータが格納してあり、また演算中の
数値データ等も一時的に格納される。駆動信号出力部7
6及び77は、マイクロプロセッサ72からの信号82
及び83に応じてそれぞれモータ28a及び29aを所
定量だけ所定方向に駆動するパルス信号66及び67を
出力する。
次にこの実施例の作用について説明する。第1及び2図
に示す装置により次のようにして溶接が行なわれる。溶
接トーチ20は、揺動装置22によって紙面に平行な平
面内で揺動中心線(この場合、垂直線)を中心として揺
動しつつ走行台38によって紙面に直交する方向に移動
し、第3図に示す溶接部46をアーク溶接する。溶接ト
ーチ20が溶接部46の真上の一定高さ位置を通過する
ように、制御装置56からの信号66及び67によって
モータ28a′BLび29aが回転し、溶接トーチ20
は水平方向及び上下方向に移動される。制御装置56は
、揺動位置検出器60からのパルス状の信号64及び電
流検出器52からの信号54に基づいて、第8図に示す
フローチャートの手順に従ってモータ28aに出力する
信号66及びモータ29aに出力する信号67を決定す
る。まず、揺動位置検出器60からの信号64がオンと
なることを検出することにより、溶接トーチ20が最初
に揺動中心位置を1方向から通過することを検出しくス
テップ1−02 ) 、これを検出すると同時にAD変
換器70からの信号80を読み込み、記憶器74に記憶
さ−せる(ステップ104)。次いで、微小時間△T(
例えば、揺動周期の1/100の時間)のアイドル時間
を置いて(ステップ106)、溶接トーチ20が揺動中
心位置にあるかどうかを判断しくステップ10B)、揺
動中心位置に復帰していない場合にはステップ104に
もどって微小時間Δτ後の信号80を読み込み、記憶器
74に記憶させる。この信号80の読み込み及び記憶は
溶接トーチ20が揺動中心位置に復帰するまで(すなわ
ち、揺動位置検出器60からの信号64がオンとなるま
で)繰り返される。すなわち、1揺動周期間に信号80
が61時間毎に100回測定され、データA1、Az・
・・A1゜。として記憶される。1揺動周期が終了して
トーチ20が揺動中心位置にもどると、ステップ110
に進み、次式に示す演算を行なう。
S=  =  (Ai  −s i n  (2πi/
N))P= t  (A i −s i n (4πi
/N) )1冨I Ai・・・信号80の測定データ N・・・・Aiのデータ数 (上側ではN=100) この演算結果S及びPは、それぞれ電流検出器52から
の信号54に含まれる周波数成分のうち溶接トーチ20
の揺動周期と一致する周波数成分及びその2倍周波数成
分を抽出したものとなっている。ここでS及びPの値の
大きさはそれぞわ溶接トーチ20の揺動周波数の周波数
成分及びその2倍周波数成分の大きさに略比例し、また
S及びPの値の正負は揺動に対する周波数成分の位相の
正逆に一致している。一方、Qは電流検出器52からの
信号54の平均値、すなわち平均溶接電流値となってい
る。この関係を図面によって示すと第3〜7図に示すよ
うになる。すなわち、第3図に示すように、溶接トーチ
20の溶接部46からの水平方向への位置ずれをXとし
、上下方向の位置をyとする。また溶接電流の周波数成
分のうち溶接トーチ20の揺動周波数と同一の周波数成
分の大きさをz、とじ、2倍周波数成分の大きさを72
とする。また平均溶接電流値を23とする。
このようにすれば、Xと21との関係は第4図に示すよ
うになる。すなわち、Xの絶対値の増大に伴なってZ、
の値も増大する。また、第5図に示すように、溶接トー
チ20の水平方向の位置ずれの方向(すなわち、Xの値
の正負)に応じてzlの位相が逆転する。これによって
溶接トーチ20の位置ずれの方向を検知することができ
る。更にyと22との関係は第6図のようになり、また
yと23との関係は第7図のようになる。すなわち、y
の増大に伴ってZ2は増大する(この理由は、yの増大
に伴って揺動中心位置から溶接部46までの距離が大と
なることによって、揺動振幅が増大するからである)。
また、yの増大に伴ってZ3は減少する(この理由は、
yの増大に伴って、いわゆるワイヤ突出長(第3図のe
)が大となることから、この部分のジュール発熱特性が
変化し、溶接電源の電圧電流特性に基づいて溶接電流値
が減少するからである)。上記のようなs、p及びQの
値に基づいて、作動指令信号り及びEが演算される(ス
テップ112)。すなわち、Sの値に比例してDが演算
され、またPo−P及びQ−QOに比例して適当な重み
係数α及びβを用いて例えば次式のようにEが演算され
る。
Ecf−(α(Po−P)  +β (Q−QO)  
)/(α+β) ただし、ここでPo及びQOは、溶接開始直後の適正条
件下でのくすなわち、第6及び7図のy=yOにおりる
)P及びQの値である。ここで比例係数は、使用するモ
ータ28aELび29aの回転特性によって異なるが、
大きくすればトーチ位置修正の応答性か良くなり、逆に
小さくすれば安定性が増す傾向を考慮して適宜決定され
る。この作動指令信号り及びEが信号82及び83とし
て駆動信号出力部76及び77に入力される。駆動信号
出力部76は、人力された信号82の大きさ及び正負に
応じて所定数の正転用又は逆転用パルスを信号66とし
てモータ28aに出力する。
同様に駆動信号出力部77はモータ29aに信号67を
出力する(ステップ114)。次いでリターンし、上記
と同様のルーチンが繰り返し実行される。従って、溶接
トーチ20の揺動周期毎に溶接トーチ20の水平方向位
置及び上下方向位置が調節されることとなる。なお、本
実施例のフローチャート(第8図)は、ステップ110
→114が、ステップ104→108における信号80
の定期的な読み込みに影響を及ぼさないように十分に高
速に実行されることを前提にしているものであるが、ス
テップ104→108の実行と、ステップ110→11
4の実行とを同時に並行して行なういわゆる並列処理を
行なえば上記前提は不要である。
上記のような制御装置56の作用によって溶接トーチ2
0は、常に溶接部46の真上で、しかも一定高さに位置
するように制御される。例えば、溶接トーチ20の位置
が溶接部46の真上位置から水平方向にずれた場合、溶
接電流中に含まれる周波数成分のうち溶接トーチ20の
揺動周期と同一の周波数成分は大きくなる(第4図参照
)が、駆動信号出力部76からの信号66はこれを小さ
くする方向にモータ28aを回転させる。
モータ28aの回転方向は信号82の正負に応じて決定
され、溶接トーチ20は溶接部46の真上位置に水平移
動される。溶接トーチ20が溶接部46の真上に位置し
ている場合には、溶接電流中に含まれる周波数成分のう
ち溶接トーチ20の揺動周期と同一の周波数成分は極め
て小さくなるので、モータ28aはほとんど回転せず溶
接トーチ20も水平移動しない。
一方、溶接トーチ20の位置が溶接部46の真上位置の
初期位置(溶接開始直後の位置であり、第6図及び第7
図のyoに該当)から更に上方向にずれた場合(すなわ
ち、yの値が大きくなった場合)、溶接電流中に含まれ
る周波数成分のうち溶接トーチ20の揺動周期の2倍周
波数酸分は大きくなり(第6図参照)、また平均溶接電
流値は小ざくなる(第7図参照)。従って、作動指令信
号Eは負の値をとり、その絶対値は大きくなるが、駆動
信号出力部77からの信号67は、この絶対値を小さく
する方向にモータ29aを回転させる。逆にトーチ20
の位置が下方向にずれた場合は、作動指令信号Eは正の
値をとり、その絶対値は大きくなるが、同様に信号67
はこの絶対値を小さくする方向にモータ29aを回転さ
せる。
モータ29aの回転方向は信号83の正負に応じて決定
され、溶接トーチ20は溶接部46の真上位置の初期位
置に一致するように上下移動される。溶接トーチ20が
溶接部46の真上位置の初期位置にある場合には、作動
指令信号Eは極めて小さくなるので、モータ29aは、
はとんど回転せず、溶接トーチ20も上下移動しない。
上記のようにして、溶接トーチ20の位置は揺動の1周
期毎に溶接部46の真上の一定位置にくるように制御さ
れ、溶接トーチ20は溶接中学に溶接部46の真上の一
定位置に保持され、走行台38の移動によって溶接が行
なわれる。溶接中には、溶滴の落下、ワイヤの曲り、ワ
イヤ送給速度の変動、ワイヤの溶は方の不均一、仮付部
の有無等の条件の変動を生ずるが、これらの変動の周波
数成分は溶接トーチ20の揺動周波数の周波数成分とは
相違しており、溶接トーチの揺動周期と同一の周波数成
分に対してはほとんど影響を与えない。従って、上記の
ような溶接条件の変動にもかかわらず、溶接トーチ20
は確実に溶接部46の真上の一定位置に保持される。
なお、上記実施例では、揺動装置22の位置はパルスモ
ータによって制御するようにしたが、例えばポテンショ
メータを用いて揺動装置22の移動量を検出し、このフ
ィードバック信号とマイクロプロセッサ72からの信号
82及び83とを駆動信号出力部(例えばサーボアンプ
)に人力し、これによってモータ(サーボモータ)を駆
動するようにしてもよい。
(ト)発明の詳細 な説明してきたように、本発明による自動溶接方法は、
溶接トーチの揺動周期と同一の周波数成分、その2倍周
波教戒分、及び1揺動期間中の平均溶接電流値に基づい
て溶接トーチの揺動中心位置を揺動中心線軸方向(実施
例では垂直方向)及びこれに直交する方向(水平方向)
に修正するようにしたので、溶接中の溶滴の落下、ワイ
ヤの曲り、ワイヤ送給速度の変動、ワイヤの溶は方の不
均一、仮付部の有無等に影響されることなく、溶接部か
ら一定距離に保ったままこれに沿って溶接トーチを移動
させることができ、下向き隅肉溶接法のみならずその他
の溶接法であっても所望どおり確実にアーク溶接を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を適用する溶接機を示す図、第2図
は制御装置をブロック図として示す図、第3図は位置ず
れしだ状態の溶接トーチを示す図、第4図は水平方向の
位置ずれ量と周波数成分電流値との関係を示す線図、第
5図は水平方向の位置すれと位相との関係を示す線図、
第6図はトーチの上下方向位置と2倍周波教戒分との関
係を示す図、第7図はトーチの上下方向位置と平均溶接
電流値との関係を示す図、第8図は制御方法のフローチ
ャートを示す図、第9図は従来の溶接機における溶接ト
ーチ及び溶接部を示す図、第10図は揺動位置に対する
溶接電流の変化を示す線図である。 20・・・溶接トーチ、22・・・揺動装置、24・・
・ワイヤ送給装置、26・・・ワイヤ、2日・・・横方
向移動装置、29・・・上下方向移動装置、28a、2
9a・・・モータ、30゜31・・・支持部材、32・
・・フレーム、34.36・・・軸受、38・・・走行
台、40.42・・・被溶接部材、44・・・台、46
・・・溶接部、47.48・・・給電線、50・・・溶
接電源、52・・・電流検出器、54.64,66.6
7・・・信号、56・・・制御装置、60・・・揺動位
置検出器、70・・・AD変換器、72・・・マイクロ
プロセッサ、74・・・記憶器、76.77・・・駆動
信号出力部、80,82.83・・・信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 溶接部に沿って自動的に溶接トーチを移動させてアーク
    溶接を行なう自動溶接方法において、溶接トーチの移動
    方向に直交する面内において溶接トーチを一定周期で揺
    動させること、 溶接電流の周波数成分のうち溶接トーチの揺動周期と同
    一の周波数成分及びその2倍周波数成分を検出すること
    、 1揺動期間中の平均溶接電流値を検出する こと、 検出した上記揺動周期と同一の周波数成分が小さくなる
    方向に溶接トーチの揺動中心位置を揺動中心線に直交す
    る方向に移動させること、 検出した上記2倍周波数成分及び平均溶接電流値とこれ
    らのそれぞれの初期値との差が小さくなる方向に溶接ト
    ーチの揺動中心位置を揺動中心線軸方向に移動させるこ
    と、 を特徴とする自動溶接方法。
JP15523785A 1985-07-16 1985-07-16 自動溶接方法 Granted JPS6216883A (ja)

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JPH02165870A (ja) * 1988-12-19 1990-06-26 Japan Steel Works Ltd:The 自動溶接方法及び装置

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