JPS62168653A - 舶用プロペラの鋳造欠陥防止方法 - Google Patents

舶用プロペラの鋳造欠陥防止方法

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JPS62168653A
JPS62168653A JP19487886A JP19487886A JPS62168653A JP S62168653 A JPS62168653 A JP S62168653A JP 19487886 A JP19487886 A JP 19487886A JP 19487886 A JP19487886 A JP 19487886A JP S62168653 A JPS62168653 A JP S62168653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propeller
casting
metal
cavity
sand
Prior art date
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Pending
Application number
JP19487886A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Moriya
森谷 清
Shinsuke Haneda
羽田 晋介
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、N1−Aβ青銅製大型舶用プロペラの鋳造に
さいして、冷し金と砂巾との関係を特定するこ左によっ
て、鋳造欠陥を防止するものに関する。
(従来の技術) 舶用プロペラの鋳造は、第1図に示す如く砂型よりなる
上型1と、砂型よりなる下型2と、を互いに合致させて
プロペラ鋳造キャビティ3を構成し、このキャビティ3
に、造型されたボス内面成形部を有する中子4が挿設さ
れ、溶湯を湯道5を介して押上げ方式で注湯することに
よりなされる。
Ni−Al青銅製プロペラの鋳造の場合は、凝固速度が
大きくしかも底部から上部の押湯方向に凝固することが
鋳造欠陥の発生を防止するための有効な手段であり、一
般の砂型鋳物の場合に、凝固方向をコントロールするた
めに冷し金を砂型に埋設することが多く、プロペラ鋳造
においても、第1図で示す如(下型2に冷し金6が埋設
される。
(発明が解決しようとする問題点) 第1図に示す如く下型2に冷し金6を施工す不場合、次
の項目が判明した。
1)フロペラのr/R(プロペラ中心よりの同心円)の
G、L、 (プロペラ翼中心線)上の接線方向翼断面の
T、MAX  (翼最大肉厚部)の%以上の板厚を有す
る冷し金6を施すと引は巣欠陥を生じない(表1及び第
4図参照)。
2) 冷し金6を部分的に施工した場合には、冷し金族
工部周囲に引は巣7を生ずる(第3図参照)。
3) 冷し金6を間隔をおいて施工した場合には、冷し
金6の大きさ9間隔、鋳物肉厚の関係により、冷し金6
と冷し金6の間に第4図で示す如く引は巣7を発生する
ことがある。
4) 冷し金間の引は巣の発生は、T、MAX部近傍に
多く発生し、翼断面のT、MAX部に引は巣を発生しな
いような冷し全施工では、他の部分では引は巣が発生し
ない。
以上のことが判明した。
本発明は、舶用プロペラ鋳物の鋳造欠陥を防止するため
の冷し全施工に関し、冷し金の施工の適正条件を決定す
ることを目的とする。
すなわち、舶用プロペラ鋳物の製造における冷し金間の
砂巾を規定することによ一゛って、冷し金の施工に付随
する鋳造欠陥、すなわち、第2図で示す如く引は巣7が
発生ずるのを防止することを目的とするのである。
(問題を解決するだめの手段) 本発明が前述目的を達成するために講じる技術的手段の
特徴とするところは、互いに合致される上型1と下型2
とでプロペラ鋳造キャビティ3が構成され、該キャビテ
ィ3にボス内面成形軸部を有する中子4が挿設され、前
記キャビティ3に溶湯を注湯して舶用プロペラを鋳造す
るものにおいて、溶湯に直接接触する側の下型2に、厚
さH1幅Wの冷し金6が径方向に砂幅Sを有して略全面
にわたって配置されており、プロペラ肉厚の最大肉厚部
をTとしたとき、 0.0.05≦S/W≦1 −・・・・・・・・・・・
・・・・(3)式の条件を満足して鋳造する点にある。
(実施例) 以下、本発明の実施例を従来例との対比の上で順次説明
する。
本発明に用いる鋳造装置は第1図に示したものであり、
前述した部分は共通する。
1) プロペラ翼8を造成するキャビティ3の下型2部
分に冷し金6を施工する場合には、冷し金6間に砂巾S
をもうけて施工する。また砂巾Sは冷し金6の熱膨張量
と比較して十分大きな寸法とする。
これは以下の理由に基づく。
■ 凝固を促進するために、下型2に金型を用いた場合
には、熱応力により金型が割れ及び変形を生じやすく、
くり返しの使用が困難である。
■ 冷し金6間に砂巾Sがあることにより、冷し金6が
膨張した際のクッション作用となり、鋳型割れによる湯
洩れの防止ができる。したがって砂11Sは、冷し金膨
張量を吸収するために0.05≦S/Wを満足する必要
がある。
2) 冷し金の施工範囲は翼8側のR止り9から翼先端
まで全面への施工とし、翼の下型側のみとする。
これは以下の理由に基づく。
■ 第3図に示すように部分的に冷し金を施工すること
により、冷し金を施工した周囲に引は巣を生ずる。ただ
しプロペラ鋳物の鋳造欠陥を防止できるだけの熱吸収量
を有する冷し金を施工した場合である。
したがって鋳造欠陥を防止できる大きさの冷し金は翼全
面に施工する必要がある。
■ また底面から押湯方向への指向性凝固を達成するた
めには、下型面に冷し金を施工する必要がある。
3)砂巾及び冷し金大きさの規定はr/R接線方向断面
をもって決定するが、これは以下の理由に基づく。
プロペラ断面形状は第2図に示すが、翼肉厚は勾配をも
っており、また翼断面は傾きをもっている。冷し金を施
工した場合の凝固の進行は翼の端面及び下型面側からで
ある。この場合、T、MAX部付近が溶湯の補給源とな
り、引は巣の発生はT、MAX部付近にかぎられる。し
たがって、T、 MAX部において引は巣を発生しない
条件を決定すれば冷し合間に生ずる引は巣が防止できる
4)砂巾Sと最大肉厚Tの関係は、 をもって施工するが、これは以下の理由に基づく。
砂巾Sをもって冷し金を施工した場合に、溶湯の凝固は
、冷し金接触面真上が早く、砂接触面(冷し合間)が遅
い傾向がある。
これは、冷し金の冷却効果が砂の冷却効果よりも大きい
ために生じ、冷し金の冷却効果は、溶湯接触面より周囲
に広がるためである。
冷し合間の凝固が著しく遅れ、周囲の溶湯補給源が断た
れるために引は巣を発生する。
5) プロペラ翼断面の最大肉厚Tと冷し金厚さHの関
係は □T≦H−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■式をもって施工する。
冷し金の抜熱量は砂型に比して大きいが、特に冷し金の
厚さを%T以上にすれば、従来の砂型の場合の凝固時間
に対して1/1.8以内の短かい凝固時間にできるため
、下型面からの指向性凝固が十分に達成され、プロペラ
に有害なパイプ状鋳造欠陥が防止できる。
上記0式を満足しない場合には、指向性凝固が十分に達
成されないために、パイプ状鋳造欠陥を完全に防止でき
ない。
6) 砂巾Sと冷し命中Wの関係は 0.05≦S/W≦1−−−−−−−−−−−一■式を
もって施工する。
これは、S/W≦1を満足しない場合には、溶湯に直接
接触する冷し金の面積が小さくなり、冷し金の効果が十
分に得られなくなる。
一般に鋳物の凝固時間は、To =k(V/A)で示さ
れる。
ここで、Toは凝固時間、Aは鋳物表面積、■は鋳物体
積、kは定数である。
また、冷し金を施工した場合には、見掛は上、鋳物表面
積を増加した際の凝固時間に等しくなる。
従って、S/W≦1以下では鋳物表面積の拡大率が小さ
く、下型面からの指向性凝固が十分に達成されずパイプ
状鋳造欠陥を完全に防止できない。
また、0,05≦S/Wを満足しない場合には、注湯時
の冷し金の膨張量を砂型が十分に吸収できず、鋳型割れ
等の損傷を起こし、湯洩れの危険性がある。
次に、15tプロペラにおいて、第1図に示される鋳造
装置を用いて、N1−Aj2青銅(JIS1’/!BC
3)の鋳造を押し上げ方式で行った。
なお、注湯温度は1150±20℃、T;MAX  (
最大肉厚)、冷し金厚さN2冷し命中W、砂巾Sとの関
係は表1に示す通りである。
鋳造後の引は巣の判定は、放射線透過試験により行った
。判定基準はASTM tE272 Code CC1
ass 3以下を引は巣と判定し、表1の結果を得た。
但し、表1の判定において、○印は引は巣発生なし、×
印は引は巣発生である。
(次 葉) 表1 ()内は0式 上記表1において、最大肉厚部T、冷し金厚さI]、冷
し金11W、砂巾Sとの関係を示すと次の通りである。
すなわち、第6図は最大肉厚部Tと砂巾Sとのであり、
図中○印は引は巣なしであり、X印は引は巣有である。
また、第7図はTとHとの関係であり、□T≦H−・−
−−−−−一−−−−−−−−−−−−■式とされ、○
印が引は巣なし、×印が引は巣ありである。
更に、第8図はSとWとの関係であり、0.0.05≦
S/W≦1  −−−−−−−−−−■式とされ、○印
が引は巣なし、×印が引は巣ありである。
従って、表1及び第6図〜第8図を総和すると、本発明
は互いに合致される上型1と下型2とでブ0ベラ鋳造キ
ヤビテイ3が構成され、該キャビティ3にボス内面成形
軸部を有する中子4が挿設され、前記キャビティ3に溶
湯を注湯して舶用プロペラを鋳造するものにおいて、溶
湯に直接接触する側の下型2に、厚さH1幅Wの冷し金
6が径方向に砂幅Sを有して略全面にわたって配置され
ており、プロペラ肉厚の最大肉厚部をTとしたとき、4
.4 □T≦H−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−0式0.0.05≦S/W≦1−・−・・・−・
−−−一−−−−−−−−−■式の条件を満足して鋳造
することによって、舶用プロペラの鋳造において、プロ
ペラ前進面に鋳造欠陥が発生するのを防止したのである
(発明の効果) 本発明は以上の通りであり、本発明に従えば、鋳造され
た舶用プロペラの前進面にはパイプ状欠陥を初めとする
鋳造欠陥がなくなり、耐久性に冨む良品質の舶用プロペ
ラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明(従来例も同じ)による鋳造装置の一部
を示す断面図、第2図はプロペラ断面形状を示し、第3
図および第4図は従来例の冷し金施工例を示す説明図、
第5図は本発明による冷し金施工例を示す説明図、第6
図から第8図は最大肉厚部と砂巾、冷し金厚さ、巾との
関係を示すグラフである。 1・・・上型、2・・・下型、3・・・キャビティ、4
・・・中子、6・・・冷し金。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに合致される上型1と下型2とでプロペラ鋳
    造キャビティ3が構成され、該キャビティ3にボス内面
    成形軸部を有する中子4が挿設され、前記キャビティ3
    に溶湯を注湯して舶用プロペラを鋳造するものにおいて
    、 溶湯に直接接触する側の下型2に、厚さH、幅Wの冷し
    金6が径方向に砂幅Sを有して略全面にわたって配置さ
    れており、プロペラ肉厚の最大肉厚部をTとしたとき、 S≦(T+180)/4.4・・・・・・・・・・・・
    ・・・(1)式1/2T≦H・・・・・・・・・・・・
    ・・・・(2)式0.05≦S/W≦1・・・・・・・
    ・・・・・・・・(3)式の条件を満足して鋳造するこ
    とを特徴とする舶用プロペラの鋳造欠陥防止方法。
JP19487886A 1985-08-29 1986-08-19 舶用プロペラの鋳造欠陥防止方法 Pending JPS62168653A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19163585 1985-08-29
JP60-191635 1985-08-29

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Publication Number Publication Date
JPS62168653A true JPS62168653A (ja) 1987-07-24

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ID=16277932

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JP19487886A Pending JPS62168653A (ja) 1985-08-29 1986-08-19 舶用プロペラの鋳造欠陥防止方法

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