JPS62168557A - 閉回路チユ−ブミルの粉砕制御方法 - Google Patents

閉回路チユ−ブミルの粉砕制御方法

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JPS62168557A
JPS62168557A JP635586A JP635586A JPS62168557A JP S62168557 A JPS62168557 A JP S62168557A JP 635586 A JP635586 A JP 635586A JP 635586 A JP635586 A JP 635586A JP S62168557 A JPS62168557 A JP S62168557A
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JP
Japan
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mill
crushed
vibration
amount
temperature
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JP635586A
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Inventor
三隈 正機
昌宏 丸山
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、閉回路粉砕系の制御方法、さらに言えばセメ
ント工業において用いられる閉回路チューブミルの制御
方法に関するものである。
[従来の技術] 第7図は、代表的な閉回路チューブミルの概略図である
。原料供給装置lにより供給される被粉砕原料は、エア
セパレータ4で分級された粒径の大きな被粉砕物(戻粉
)といっしょになり、ミル2に送入される。ミル2から
排出された被粉砕物は、バケットエレベータ3によって
エアセパレータ4に運ばれ、そこで系外に取り出される
精粉とふたたびミル2内に送入される粗粉(戻粉)とに
分級される。このような閉回路粉砕系の制御に用いられ
る被制御変数としては、バケットエレベータ3の消費電
力、戻粉量、サーキュレーティングロード(=戻粉量/
被粉砕原料供給量)、ミル2の発生する振動や音響など
が用いられている。
従来の制御方法は、これらの変数のどれかを単独である
いは組み合わせて、そこから得られる信号を一定にする
よう被粉砕原料供給量を制御する定値制御であった。ま
た、ミル2内への散水は、供給セメントクリンカの温度
上昇などにより精粉温度が高くなるような場合に行われ
るが、この散水量の制御は、製品であるセメントの品質
を規定値内で管理する目的で、自動あるいは手動によっ
て前述の被粉砕原料供給量の制御とは別ループで行われ
ている。
被制御変数の設定値変更については、以下のような方法
がとられている。
供給被粉砕原料の被粉砕性や温度などの外乱により、粉
砕状態は常に変化しており、それに従って最適設定値も
ある値へと変っていく。このような外乱は自動運転中に
随意に発生し、ミルオペレータによって人為的に設定値
を変更しないかぎりミルは最適な条件から離れたところ
で運転されることになる。したがって、最適な条件で運
転を行うために、ミルのオペレータが個々の経験と感覚
により設定値を変更しているのが一般的である。そこで
、自動的な設定値の変更方法として、最適値探索による
方法が従来性われてきた。これは、ミルの粉砕効率とミ
ル負荷との間に第8図のような関係があることを利用し
ている。現在のミルの状態が第8図の点Aの状態にある
とすると、設定値はこの方法により以下に示すように変
更される。
まず被粉砕物の輸送装置、たとえば、バケットエレベー
タなどの消費電力を被制御変数とし、この設定値を任意
に一定時間毎に増加さ・せることとする。これによって
、設定値変更前後の、たとえば、精粉量の出力信号の一
定時間内の積算値が、変更前の積算値よりも増大したな
らば、さらにその設定値を増大せしめる。そして同様の
比較をする。これを数回繰り返したある時点で第8図の
点Bの右側に状態が移動し、設定値変更後の積算値が変
更前の積算値より減少する点を確認することになる。最
後の設定値変更の直前の設定値が最適設定値、この場合
ならば精粉量を最大にする設定値となり、その値に自動
的に設定される。
[発明が解決しようとする問題点] 先に述べたバケットエレベータ消費電力、戻粉量、サー
キュレーティングロード、振動、音響の中で、応答性や
制御性の面で優れた特性を持つ被制御変数は、振動であ
ると言える。したがって、これまで多く用いられてきた
バケットエレベータ消費電力から振動やあるいは音響へ
と、被制御変数が移行する傾向が見られる。この被制御
変数としての振動は、ミルが2室にわかれている場合、
1室での粗粉砕状態を表わしている。1室のチャージ量
が多くなれば振動は小さくなり、チャージ量が少なくな
れば振動は大きくなる。
粉砕効率や制御性から言えば、振動を被制御変数とし被
粉砕原料供給量を操作変数とする制御方法では、1室の
粗粉砕領域の制御しか行えず、2室での微粉砕領域には
制御が及ばない。そのため、供給被粉砕原料の粉砕性な
どの変化によって2室の微粉砕状態に外乱が生じた場合
、その影響がまずエアセパレータへとおよび、精粉粒度
のバラツキ、分級効率の変動を引き起こし、さらには戻
粉を通して1室の粗粉砕能力まで左右されることとなる
。したがって、多室ミル、特に2室ミルにおいて振動の
定値制御を行う場合、2室の変動、すなわち微粉砕性の
変動に対して何らかの対策を講じなければならない。そ
の対策の1つとして、振動とバケットエレベータ消費電
力の、ある加重平均を振動のかわりに被制御変数とする
方法がある。バケットエレベータ消費電力は、ミルを通
過する被粉砕物の量を反映しており、ミル内の通風に乗
ってバケットエレベータへ直接運ばれる場合も含め、ミ
ル全体の粉砕状態′を表わすと言える。振動とこのバケ
ットエレベータ消費電力との組合わせからできる1つの
変数は、2室の粉砕状態を、ある程度表わした被制御変
数と言えないことはないが、振動とバケットエレベータ
消費電力が、応答性の面ではかなりの違いがあるものの
、同じような動きを示す変数であること、これらを加重
平均することによって、変数の数が2から1に減り、情
報量が減少することの理由で好ましくない。
以上のように、従来の制御方法の持つ第1の問題点は、
振動やバケットエレベータ消費電力、あるいはそれらの
組合わせによる変数の1被制御変数と、被粉砕原料供給
量の1操作変数の1人力l出力制御系では、粉砕系から
得られる情報が1室だけの、あるいは粉砕系全体として
の粉砕状態に関するものであって、1室と2室の粉砕状
態をそれぞれ1つの情報として、制御系に取り入れるこ
とができないことである。
2番目の問題点は、温度〜散水量の制御ループと上述の
振動〜被粉砕原料供給量の制御ループとが、それぞれ独
立した単独ループである点にある。散水量は、ミル出口
の被粉砕物温度を一定にするように制御されるが、散水
量の増減によって被粉砕物温度が変化するのと同様に、
第10図に示すように、被粉砕原料供給量の増減によっ
ても被粉砕物温度が変化する。すなわち、散水量も被粉
砕原料供給量も、ともにミル出口被粉砕物温度を一定に
する操作変数たりうる6また、散水は、その量を増やす
と戻粉量が減少するといった粉砕性の向上をもたらす助
剤効果を持ち、ミルの粉砕能力に大きく係わっているこ
とや、サーキュレーティングロードが小さいときには、
第11図のように、被粉砕原料供給量の制御系の被制御
変数である振動が散水によっても変化する傾向が、我々
の実験で確認されている。さらに、被粉砕原料供給量と
散水量が一定の場合、振動と被粉砕物温度との間には、
第12図(A)のように振動が増大すると、被粉砕物温
度は第12図(B)のように上昇する。一方、第13図
(A)のように被粉砕物温度が増大すると、振動は第1
3図(B)のように上昇するといった傾向も確認されて
いる。
このように、前述の2つの制御系のそれぞれの操作変数
(被粉砕原料供給量、散水量)は、他方の制御系の被制
御変数(振動、被粉砕物温度)と密接な関係を持ってお
り、従来の制御方法では、これらの変数相互間の影響を
全く無視することになる。
3番目の問題点は、被制御変数の設定値変更方法にある
。まず、オペレータの手動操作による設定値変更では、
オペレータ個人個人の差が現われ、オペレータが経験不
足の場合、最適条件が保たれるよう設定値変更がなされ
ているとは言い難い。一方、自動的に設定値変更がなさ
れる最適値探索による方法は、粉砕系の持つ時定数が小
さい場合には有効であるが、閉回路チューブミルのよう
な時定数が大きく応答が遅い場合には次のような欠点が
ある。
粉砕系の持つ時定数が大きいために積算時間をあまり小
さくすることができず、設定値変更前後の差を検出する
ためには、ある程度積算時間を大きくとる必要がある。
このように積算時間を大きくすれば、短い周期で外乱が
発生し、急激に最適設定値が変化した場合、その値への
追従が遅くむだ時間が伴い好ましくない。
[問題点を解決するための手段] 先に、従来の制御方法の第1の問題点は2室の粉砕状態
を考慮できず、粉砕状態を表わす情報が少ないことであ
ると述べたが、我々の実機ミルに関する調査の結果、ミ
ル出口被粉砕物温度が高い時には、2室の微粉砕性が低
下し戻粉量が多くなり、逆にミル出口被粉砕物温度が低
い時には、2室の微粉砕性が向上し戻粉量が減ると言う
現象などにより、ミル出口の被粉砕物温度が微粉砕状態
、すなわち、2室の良好な粉砕状態を表わしていること
が判明した。したがって、制御系の被制御変数としては
、1室での粗粉砕状態を表わす変数である振動と、2室
での微粉砕状態を表わす変数であるミル出口被粉砕物温
度の2変数がもっとも優れており、これに、散水量、原
料供給量という2つの操作変数を組み合せて、制御方法
を多入力多出力の多変数制御とすることが望ましい。
振動とミル出口被粉砕物温度を、多変数制御系における
被制御変数として用いるならば、操作変数としてはそれ
ぞれの被制御変数の操作変数であった被粉砕原料供給量
と散水量の2つが考えられる。この時、散水量は製品の
品質管理にのみ寄与するのではなく、先に述べた2室で
の微粉砕性を反映する、ミル出口被粉砕物温度と密接に
関係しているため、粉砕制御系に対しても大きく寄与す
ることとなる。これらの4変数によって多変数制御を行
えば、従来の制御系における2つの制御ループは1つに
統合され、変数相互間の影響を考慮した制御を行うこと
が可能となるので、前述の2番目の問題点も解決する。
さらに本発明の場合、被制御変数の1つである振動の設
定値変更は、上述の制御ループ(2次制御ループ)の外
に置かれたバケットエレベータなどの輸送装置の消費電
力や戻粉量、あるいはサーキュレーティングロードなど
を被制御変数とする、もう1つの制御ループ(1次制御
ループ)に基づいて行われる。これは、振動を2次制御
ループの被制御変数、あるいは被制御変数の1つとする
粉砕制御系では、前記輸送装置の消費電力や戻粉量、あ
るいはサーキュ1/−ティングロードなどをパラメータ
とした場合、被制御変数の1つである振動の設定値と粉
砕状態との間に第9図のような関係があることが判明し
たからである。たとえば、サーキュレーティングロード
(CL)をパラメータにした、振動の設定値と粉砕状態
との関係を表わしている第9図から明らかなように、点
Cにおいて最適粉砕状態で運転されていたミルに、なん
らかの外乱が生じてサーキュレーティングロードが小さ
くなった場合、設定値を小さくすれば、点りにおいて最
適粉砕状態を維持することができる。また、逆にサーキ
ュレーティングロードが大きくなった場合には、設定値
を大きくしてやれば点Eにおいて最適粉砕状態を維持す
ることができることになる。したがって、自動最適値探
索では不可能であった短周期の最適設定値の変動に対し
ても対応がとれるようになった。
したがって、本発明では、これらの4変数を多変数制御
系に組入れ、被粉砕原料供給量と散水量を、それぞれ振
動と被粉砕物温度に対する操作変数として総合的に制御
を行い、かつ、振動の設定値を、輸送装置の消費電力の
信号、または戻粉量の信号、あるいはサーキュレーティ
ングロードの信号と、この信号の予め定められている設
定値からの偏差が正ならば下げ、偏差が負ならば上げる
ように変更可能にした。
[作用] したがって、ミル操業時において、刻々、ミル入口軸受
メタルに取付けられた振動計による信号と、ミル出口の
被粉砕物温度計からの信号と、原料供給系輸送機に設置
される計量機からの信号、ならびに散水用流量計からの
信号の、4つの情報をもとに、その時点における適正な
被粉砕原料供給量と散水量を、予め与えられている計算
式により算出し、原料供給量装置と散水流量調節弁に指
令をだすという動作が、繰返えされる。この時、振動の
設定値は、粉砕状態を最適に維持するために、バケット
エレベータに取付けられた電力計からの信号や、戻粉輸
送系に設置される計量機からの信号、あるいは戻粉と被
粉砕原料供給量から計算されるサーキュレーティングロ
ードの信号をもとに計算される最適値へと、ミル固有の
時定数(原料平均滞留時間)から決定される周期で変更
される。
[実施例1 本発明による制御方法をセメントタリンカ粉砕に適用し
た場合を第1図に示して、その詳細を述べる。
被粉砕原料であるセメントクリンカおよび石膏は、原料
供給装置1によってミル2に送入される。ミル2から排
出された被粉砕物はバケットエレベータ3で、エアセパ
レータ4に運ばれる。このエアセパレータ4において、
所定の粒度より小さい精粉とそれ以外の粗粉とに分級さ
れ、精粉は経路5より粉砕系外に製品として取り出され
る。
一方、粗粉は経路6を経てミル2に戻され、再粉砕され
る。このような粉砕系において、本発明である制御方法
を実施するために、ミル入口軸受メタル7には振動計8
が、ミル2出口には温度計9が、原料供給装置1には計
量装置10が、散水装置11には流量計12が、さらに
ミル2から排出された被粉砕物をエアセパレータに輸送
する装置には電力計13が、それぞれ設置されている。
ミル入口軸受メタル7に取付けられた振動計8によって
検出された信号は、フィルタ14を通り、不必要な周波
数成分が除去され、コントローラ15に送られる。同様
に、温度計9からの信号と、計量装置10からの信号と
、流量計12から検出された散水量の信号も、それぞれ
フィルタ16.17.18を通って、コントローラ15
に送られる。これら4変数をもとに被粉砕原料供給量と
散水量の操作量がコントローラ15内の2次制御ループ
操作量演算部25において計算され、この操作量に従っ
て原料供給装置1と散水量調節弁19が制御される。以
」二は2次制御ループの実施例である。
1次制御ループは次のように構成される。
電力計13からの信号はフィルタ20を通ったあとコン
トローラ21に送られ、ここで2次制御ループの被制御
変数である振動の設定値の変更量が算出される。算出方
法としては以下の4つの実施例がある。
(a)第2図に示すように、電力計13からの信号と、
予め定められているその設定値との偏差に基づいて、偏
差が正であれば振動の設定値を下げ、逆に偏差が負であ
れば振動の設定値を」−げるように、設定値操作量演算
部22で操作量が計算され、コントローラ15へと伝え
られる。
(b)上の(b)とほぼ同様であるが、第3図に示すよ
うに、電力計13からの信号と、予め定められているそ
の設定値との偏差に対し、設定値変更範囲設定部23に
おいである範囲が決められており、この範囲から外れた
場合にのみ、この設定範囲の上限あるいは下限からの偏
差に基づいて、偏差が正であれば振動の設定値を下げ、
逆に負であれば振動の設定値を上げるように、設定値操
作量演算部22で操作量が計算され、コントローラ15
へと伝えられる。
(c)上記(a) 、 (b)は連続時間系であるが、
第4図に示すように、コントローラ21の前に区間平均
値演算部24があり、これにより算出される一定期間の
平均値と電力計13からの信号のあらかじめ定められて
る設定値との偏差に基づいて、偏差が正であれば振動の
設定値を下げ、逆に偏差が負であれば振動の設定値を上
げるように、離散時間系において設定値操作量演算部2
2で操作量が計算され、コントローラ15へと伝えられ
る。
(d)上記の(c)とほぼ同様であるが、第5図に示す
ように、電力計13からの信号とあらかじめ定められて
いるその設定値との偏差に対し、設定値変更範囲設定部
23においである範囲が決められており、その範囲から
外れた場合にのみ、設定範囲の上限あるいは下限からの
偏差に基づいて、偏差が正であれば振動の設定値を下げ
、逆に負であれば振動の設定値を上げるように、離散時
間系において設定値操作量演算部22で操作量が計算さ
れ、コントローラ15へと伝えられる。
本発明の制御系演算部を、コントローラ15゜21を中
心に第1図から取り出して記述したものが第6図である
。コントローラ15には振動計8、温度計9.計量装置
lO9流量計12によつて検出された信号が、コントロ
ーラ21には電力計13によって検出された信号が、そ
れぞれフィルタ14.16.17,18.20を通り、
送られてくる。1次制御ループのコントローラ21にお
いて」二連の(a)〜(d)の方法で計算された操作量
は、コントローラ15内1次制御ループON・OFFス
イッチ27を通り、2次制御ループの振動の設定値を変
更している。
なお、上記電力計13の代わりに、経路6に流量計を取
付け、ここから得られる信号、あるいはこの信号とさら
に被粉砕原料供給量、の信号から得られるサーキュレー
ティングロードの信号を採用しても、全く同じように制
御することができる。
[発明の効果1 本発明による制御方法は、次の特長を有する。
(a)1室の粉砕状態を反映するミルから発生する振動
と、2室の粉砕状態を反映するミル出口被粉砕物温度を
それぞれ1つの被制御変数として、多変数制御系に取り
入れることによって、ミル内の粗粉砕俳微粉砕状態を一
定に維持することができる。
(b)被粉砕原料供給量、散水量、振動、ミル出口被粉
砕物温度の4変数は、相互に影響を及ぼし合うが、多変
数制御系であるため、それらの影響を考慮した制御を行
うことができる。
(c)上記(a) 、 (b)の理由により、非常に安
定した制御系を得ることができる。たとえばエアセパレ
ータ回転数の変更などによる精粉粒度の調整が不必要と
なるほどに、精粉粒度の変動は小さくなる。
(d)短周期の最適設定値の変動にも追従することがで
きる。したがって本制御の実施により、粉砕系全体の安
定化や粉砕状態の最適化を図り、省電力化、省力化を推
進することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による制御方法の1実施例を示す説明図
、第2図、第3図、第4図、第5図は設定値変更の実施
例を示す説明図、第6図は制御系演算部を示す説明図、
第7図は従来の一般的な閉回路チューブミル粉砕系を表
わす概略系統図、第8図はミル負荷と粉砕効率との関係
の説明図、第9図はサーキュレーティングロードをパラ
メータとし被制御変数の設定値と最適設定値との関係を
表わす説明図、第10図、第11図、第12図、第13
図は被制御変数や操作変数間の関係を経時変化によって
表わす説明図である。 1・・・原料供給装置、   2・・・ミル、3・・・
バケットエレベータ、4・・・エアセパレータ、5・・
・経路(精粉)、   6・・・経路(戻粉)、7・・
・ミル入口軸メタル、 8・・・振動計、9・・・温度
計、      10・・・計量装置、11・・・散水
装置、    12・・・流量計、13・・・電力計、
     14・・・フィルタ、15・・・コントロー
ラ、   16・・・フィルタ、17・・・フィルタ、
     18・・・フィルタ、19・・・流量igi
*弁、   20・・・フィルタ、21・・・コントロ
ーラ、 22・・・設定値操作量演算部、 23・・・設定値変更範囲設定部、 24・・・区間平均値演算部、 25・・・2次制御ループ操作量演算部、26・・・制
御系演算部、 27・・・1次制御ループON・OFFスイッチ。 特許出願人  宇部興産株式会社 第7図 第8図 第9図 2良11岬変数(H力)の言ン定4 W翰φ−遡敏   鴨奴 縫〈−曖響   !!喚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原料供給装置によって被粉砕物原料をミルに供給
    して粉砕し、粉砕された被粉砕物をバケットエレベータ
    などの輸送装置によりエアセパレータに移送し、このエ
    アセパレータにおいて、粉砕系外に取り出される所定の
    粒度の精粉と、ふたたびミル内に送入される粗粉(戻粉
    )とに分級し、粗粉をミルに戻して再粉砕する閉回路粉
    砕系において、ミルから発生する振動と、ミルから排出
    される被粉砕物の温度の2変数を被制御変数とし、かつ
    、被粉砕原料供給量と、ミル内への散水量の2変数を操
    作変数とし、前記被粉砕物温度が上昇するとすこし遅れ
    て前記振動が増大し、逆に振動が増大すると被粉砕物温
    度がすこし遅れて上昇するといった、被粉砕物温度と振
    動の間の影響を考慮して、前記振動と被粉砕物温度から
    なる被制御変数が増加したとき、前記被粉砕原料供給量
    とミル内散水量からなる操作変数を増大させて、前記被
    制御変数を減少せしめるような方法により、前記の4つ
    の変数を多変数制御系に組入れ、被粉砕原料供給量と散
    水量を、それぞれ振動と被粉砕物温度に対する操作変数
    として総合的に制御を行い、かつ前記被制御変数の1つ
    である振動の設定値を、前記バケットエレベータなどの
    輸送装置の消費電力の信号とこの信号の予め定められて
    いる設定値からの偏差が正ならば下げ、偏差が負ならば
    上げるように変更することを特徴とする閉回路チューブ
    ミルの粉砕制御方法。
  2. (2)原料供給装置によって被粉砕物原料をミルに供給
    して粉砕し、粉砕された被粉砕物をバケットエレベータ
    などの輸送装置によりエアセパレータに移送し、このエ
    アセパレータにおいて、粉砕系外に取り出される所定の
    粒度の精粉と、ふたたびミル内に送入される粗粉(戻粉
    )とに分級し、粗粉をミルに戻して再粉砕する閉回路粉
    砕系において、ミルから発生する振動と、ミルから排出
    される被粉砕物の温度の2変数を被制御変数とし、かつ
    、被粉砕原料供給量と、ミル内への散水量の2変数を操
    作変数とし、前記被粉砕物温度が上昇するとすこし遅れ
    て前記振動が増大し、逆に振動が増大すると被粉砕物温
    度がすこし遅れて上昇するといった、被粉砕物温度と振
    動の間の影響を考慮して、前記振動と被粉砕物温度から
    なる被制御変数が増加したとき、前記被粉砕原料供給量
    とミル内散水量からなる操作変数を増大させて、前記被
    制御変数を減少せしめるような方法により、前記の4つ
    の変数を多変数制御系に組入れ、被粉砕原料供給量と散
    水量を、それぞれ振動と被粉砕物温度に対する操作変数
    として総合的に制御を行い、前記被制御変数の1つであ
    る振動の設定値を、前記戻粉量の信号とこの信号の予め
    定められている設定値からの偏差が正ならば下げ、偏差
    が負ならば上げるように変更することを特徴とする閉回
    路チューブミルの粉砕制御方法。
  3. (3)原料供給装置によって被粉砕物原料をミルに供給
    して粉砕し、粉砕された被粉砕物をバケットエレベータ
    などの輸送装置によりエアセパレータに移送し、このエ
    アセパレータにおいて、粉砕系外に取り出される所定の
    粒度の精粉と、ふたたびミル内に送入される粗粉(戻粉
    )とに分級し、粗粉をミルに戻して再粉砕する閉回路粉
    砕系において、ミルから発生する振動と、ミルから排出
    される被粉砕物の温度の2変数を被制御変数とし、かつ
    、被粉砕原料供給量と、ミル内への散水量の2変数を操
    作変数とし、前記被粉砕物温度が上昇するとすこし遅れ
    て前記振動が増大し、逆に振動が増大すると被粉砕物温
    度がすこし遅れて上昇するといった、被粉砕物温度と振
    動の間の影響を考慮して、前記振動と被粉砕物温度から
    なる被制御変数が増加したとき、前記被粉砕原料供給量
    とミル内散水量からなる操作変数を増大させて、前記被
    制御変数を減少せしめるような方法により、前記の4つ
    の変数を多変数制御系に組入れ、被粉砕原料供給量と散
    水量を、それぞれ振動と被粉砕物温度に対する操作変数
    として総合的に制御を行い、かつ前記被制御変数の1つ
    である振動の設定値を、サーキュレーティングロードの
    信号とこの信号の予め定められている設定値からの偏差
    が正ならば下げ、偏差が負ならば上げるように変更する
    ことを特徴とする閉回路チューブミルの粉砕制御方法。
JP635586A 1986-01-17 1986-01-17 閉回路チユ−ブミルの粉砕制御方法 Pending JPS62168557A (ja)

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JP635586A Pending JPS62168557A (ja) 1986-01-17 1986-01-17 閉回路チユ−ブミルの粉砕制御方法

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JP (1) JPS62168557A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0549043U (ja) * 1991-11-27 1993-06-29 石川島播磨重工業株式会社 竪型ミル粉砕設備
JPH0724354A (ja) * 1993-07-08 1995-01-27 Kajima Corp 製砂設備における砂の粒度分布の調整方法
JP2015104724A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 新日鐵住金株式会社 排ガス循環系粉砕プラントのミル出口温度制御方法、装置及びプログラム

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