JPS62167570A - 血中細菌分離培養器 - Google Patents

血中細菌分離培養器

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JPS62167570A
JPS62167570A JP1227187A JP1227187A JPS62167570A JP S62167570 A JPS62167570 A JP S62167570A JP 1227187 A JP1227187 A JP 1227187A JP 1227187 A JP1227187 A JP 1227187A JP S62167570 A JPS62167570 A JP S62167570A
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JP
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blood
bacteria
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filter
container
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JP1227187A
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上永吉 敏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1、発明の背景 技術分野 本発明は、血液中の細菌を分離し培養するのに使用され
る新規な血液処理器に関するものである。
敗血症や菌血症等重篤な全身感染症においては患者の血
液中に細菌が存在しているのでこれら感染症の診断には
血液の細菌検査が行なわれる。また抗菌剤の動物試験に
よる薬効判定においても血液の細菌検査が行なわれる。
これらの細菌検査には先ず検体血液から細菌を培養およ
び分離することが必要であシ、次いで薬剤感受性試験や
菌の同定等が行なわれる。本発明の器具はこのような細
菌検査の際の検体処理に使用される。
(先行技術および問題点) 従来、血中細菌の培養および分離は、採取した血液を液
体栄養培地と混合して培地増殖した菌で濁るまで培養し
、次に増殖した菌を血液寒天平板、チョコレート寒天平
板等の培地上に移植してさらに培養することによってコ
ロニ育成が行なわれている。
このように従来法においては血液から少ない細菌を直接
分離して培養することが困難であシ、コロニーを育成す
る前処理として増菌培養という付加的操作で菌数を増す
ことを必要とするため繁雑な操作と長時間を要している
。特に上記のような液体中での増菌培養は一般に長時間
を要する。また血液はそれ自体菌の増殖を抑制する作用
を有し、抗菌剤が投与されている場合には血液中での菌
の増殖は一層困難であり、検体中の細菌数が少ない場合
には検出不可能な場合もある。さらに、菌を増殖培地か
ら分離培地へ移植する際、検査菌が環境を汚染したシあ
るいは雑菌が検査菌に混入したシして検査精度を低下さ
せるおそれがある。
■1発明の目的 そこで本発明者等は鋭意研究を重ねた結果、細菌混入血
液をすくなくとも溶血剤および抗血液凝固剤からなる溶
液あるいは溶血剤、抗血液凝固剤および液体培地からな
る溶液と混合し、前記混合物を細菌を通さない大きさの
孔を有するフィルタと前記フィルタの裏面に接着された
吸水体あるいは液体培地を含浸乾燥させた吸水体とを前
記フィルタを上にして容器に収容してなるろ過培養器で
ろ過し、ろ過されたフィルタ上の細菌をそのtt培養す
ることによシ血中細菌を分離培養する方法を開発した。
この培養法によれば、血中細菌を増菌培養する等の前処
理操作を必要とせず直接血液中の細菌を集め、他の培地
に移植することなくそのまま培養することが可能である
。而してこの培養法においては、採血した血液を溶血剤
および抗血g、凝固剤からなる溶液あるいは溶血剤、抗
凝固剤および液体培地からなる溶液と十分に混和する操
作が必須でおシ、この操作は、検査菌による環境汚染お
よび検体の汚染を防止するため、密閉容器中で行うこと
が要求される。
従って発明の目的は、血液をすくなくとも溶血剤および
抗血液凝固剤からなる溶液あるいは溶血剤、抗凝固剤お
よび液体培地からなる溶液を密閉系で混和することを可
能とする器具を提供するととにある。
しかして上記の目的は以下に示す本発明の器具によって
達成される。
(1)すくなくとも溶血剤および抗血液凝固剤を含む溶
液を収容し、かつ血液収容空間を有する容器と前記容器
開口部に着脱可能でかつ密封可能に嵌挿された弾性を有
するゴム栓体とを有し、滅菌処理されていることを特徴
とする血液処理器。
(2)  溶液が培地を含んでいる第1項記載の血液処
理器。
(3)血液収容空間が減圧にされている第1項または第
2項記載の血液処理器。
(4)上記容器が筒状体と、該筒状体の内壁を液密に摺
動できるように配置した押子とからなる第1項または第
2項記載の血液処理器。
上記の構造を有する本発明の血液処理器を使用すること
によシ、血液は、溶血剤および抗血液凝固剤からなる溶
液あるいは、溶血剤、抗血液凝固剤および液体培地から
なる溶液と密閉系で十分混和することができ、血液中の
細菌が環境を汚染したフ、外部の雑菌が血液検体中に混
入したシするおそれがない。
■9発明の詳細な説明 以下本発明の構成を図面に示す実施例に基づいて詳細に
説明する。
第1図に本発明の血液処理器の一実施例を示す。
この血液処理器はすくなくとも溶血剤および抗血液凝固
剤の混合溶液2を収容した容器1と前記容器1の開口部
に着脱可能でかつ密封可能に嵌着されたゴム栓3とから
なシ容器1の内部は減圧に保たれている。この−血液処
理器を用いて血液を処理するには、採血した注射器(図
示省略)の針をゴム栓3を貫通するように突き刺し、容
器1内の減圧を利用して血液を容器1内に導入し、血液
導入完了後針を抜き、容器を転倒させて血液を容器内の
溶液と混和させる。溶血剤としてはサポニンが好適に使
用され、抗血液凝固剤としてはアミロ硫酸ナトリウム、
ポリアネトール硫酸ナトリウム等が好適に使用される。
これらの混合溶液には所望によシ液体培地を混合するこ
ともできる。この場合には次の操作で使用する分離培養
器の吸水体に培地を含浸させる必要がない。また、菌の
増殖が早くなる。
第2図は本発明の血液処理器の他の実施例を示す。この
血液処理器は筒状体4と該筒状体の内壁を液密に摺動で
きるように配置した押子5からなシ、筒状体4の開口部
にはゴム栓3が着脱可能でかつ密封可能に嵌着され、筒
状体4と押子5で形成される空間に先の実施例と同様の
溶血剤および抗血液凝固剤からなる混合液2が収容され
ている。
この混合液も液体培地が混合してあってもよいこの血液
処理器を用いて血液を処理するには、採血した注射器の
針をゴム栓3を貫通するように突き刺し、注射器で血液
を圧入すると血液処理器の押子5が下方へ摺動しながら
血液が容器内に導入される。血液の導入完了後、容器を
転倒し血液を溶血剤および抗血液凝固剤と十分混和する
。これら血液処理器は検体血液に雑菌が混入するのを防
ぐために、r線照射またはオートクレーブによシ滅菌さ
れている。
本発明の血液処理器で血液を処理することによυ赤血球
の破壊と血液凝□固の防止が行なわれる。
これらの操作は、次の血液ろ過操作および血液細菌の培
養を円滑に行うために不可欠である。また、液体培地が
導入されている場合には混合処理も同時にできる。
本発明の血液処理器で血液を処理した後ゴム栓をはずし
、次に示す分離培養器のフィルタ上に検体血液を注ぐ。
ろ過培養器は第3図に示す如く、細菌を通さない大きさ
の孔を有するフィルタ6とフィルタ6の裏面に接着され
た吸水体7とをフィルタ6側を上にして収容した容器本
体8と容器本体8の開口部を着脱自在に被う蓋9とから
なる。
容器本体8はフィルタ6、容器本体側壁10および蓋9
によシ画成される空間11ならびに吸水体7、容器本体
側壁10および容器本体底12により画成される空間1
3を有し、吸水体7より下方に通気孔14が設けられて
いる。
フィルタ6は血中細菌をろ過するためのものであって細
菌を通さない大きさの孔を有する。フィルタ6の孔の大
きさは0.75ミクロン以下好ましくは0.45ミクロ
ン程度である。フィルタ6の材質は血液に対して不活性
であれば特に制限はないが、代表例としてニトロセルロ
ース、ポリカーボネート、ポリアミド、セル・ロースエ
ステルなどをあげることができ、市販のものとしてはミ
リポア(ミリポラコーポレーション製品)、メトリセル
(yルマンインストルメントカンノ臂ニーJR品) f
Zどがあげられる。フィルタ6は血液がなじみやすいよ
うにそれ自体公知の方法によって親水処理されているの
が望ましい。
吸水体7は、フィルタ6でろ過されたろ過血液を吸収保
持し、フィルタ6上に捕捉された細菌に栄養を提供する
ためのものである。吸水体7はろ液をほぼ全量吸収する
能力をもつことが望ましい。
その材質としてはセルロース系のろ紙、不織布等が適当
である。吸水体7はフィルタ6の裏面に接着剤等により
密に密着固定されていることが必要でアシ、密着度が不
十分な場合はろ過が円滑に行なわれず、またろ過後吸水
体7からフィルタ6上の細菌への栄養補給が十分性なわ
れない。
使用される接着剤としてはろ過を阻害しない低融点重合
体繊維による熱シールが好適である。吸水体7には所望
によシ液体培地を含浸乾燥させておくこともできる。こ
の場合には乾燥培地は吸水体7に吸収保持されるる液に
溶解し、フィルタ6上の細菌に栄養と水分を提供する。
一体化されたフィルタ6と吸水体7は容器本体壁lOに
対し隙間なく嵌めこまれ固定されており、検体血液がフ
ィルタ6を透過せずに漏れ落ちるのを防いでいる。
フィルタ6および吸水体7の容器本体壁への固定には接
着剤を用いるかまたは図に示すようにかしめ具15によ
p圧着する。この場合には容器本体8の側壁10部分に
段部Sを形成し、この段部Sに一体化されたフィルタ6
と吸水体7を載置してからかしめ具15を圧入すればよ
い。フィルタ6の上方の空間11は検体血液を貯留する
ためのものであp1吸水体7の下方の空間13は吸水体
7に吸収しきれなかったろ液を受けるためのものである
。通気口14はろ液によシ圧迫された空間13内の空気
を排出するためのものでアシ、容器本体壁10または容
器本体底12に大気と連通ずるように設けられる。この
通気口14の存在によシ検体血液全量が速やかに自然ろ
過される。通気口14には雑菌の侵入を防止するために
細菌フィルタ16、例えば綿栓を嵌着するのが望ましい
。通気口14が容器本体底部12に設けられるときは、
貯留するろ液が通気口14から流出するのを防ぐため通
気口14のまわυ匡障壁17が設けられる。また容器本
体底部12全体に障壁を同心円状に設け、ろ液が通気口
140周辺に集まるのを防止するのが望ましい。
以上の構成を有する血中細菌分離培養器はγ線照射また
はエチレンオキサイドガスによる滅菌処理を行ない検査
の信頼性を向上させる。
このように構成される分離培養器の形状は特に限定され
ないが、一般に円形にするのが望ましい。
そのサイズも特に限定されることはないが例えば検体と
して血液2mlを使用する場合、これに適合させるため
には容器本体の直径約60韻程度にするのがよい。
かくして本発明の血液処理器で処理された血液検体を上
記の分離培養器のフィルタ6上に注ぎ蓋9で開放口を被
う。血液は自重で自然ろ過される。
血中細菌はフィルタ6上に残り、血液はフィルタ6を透
過して吸水体7に吸収され、飽和量以上の血液は滴下し
て容器本体底部、12に溜まる。ろ液により圧迫された
視覚は通気口14から排出されるので、ろ過は検体血液
の自重で円滑に行なわれる。ろ過終了後、該分離培養器
を恒温に保持することによυフィルタ6上に細菌のコロ
ニーが形成される。該コロニーから細菌を採取して細菌
の同定、薬剤感受性試験等の細菌検査が行なわれる。
尚吸水体7に液体培地が含浸乾燥させである場合には、
血液の処理操作において、液体培地を加えることは不要
となる。
■1発明の具体的作用効果 本発明の血液処理器によれば血液検体を密封状態で溶血
・抗凝固処理することができる。従って血中細菌による
環境汚染を防止することができ、また、検体中に外部か
ら雑菌が混入するのを防止できるので検査の信頼度を高
めることができる。
さらに、本発明の血液処理器を使用することによシ、溶
血および抗凝固さらに培地との混合操作が簡素化される
とともに処理後の培養器への移植に伴なう検査菌による
環境汚染および検査菌への雑菌の混入も最小限となる。
さらに、本発明の血液処理器を使用することによυ、採
取された検体血液中の全細菌が、そのまま分離培養され
るので細菌の検出率が高く、検体中の菌数を測定するこ
とも可能でおる◎
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の血液処理器の一実施例を示す断面図で
おり、第2図は他の実施例の断面図である。第3図は、
本発明の血液処理器とともに抑中細菌分離培養法におい
て使用される血中細菌分離培養器の断面図である。 1・・・容器、2・・・溶血剤および抗凝固剤の混合溶
液、3・・・ゴム栓、4・・・筒状体、5・・・押子、
6・・・フイルタ、7・・・吸水体、8・・・容器本体
、9・・・蓋、14・・・通気口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)すくなくとも溶血剤および抗血液凝固剤を含む溶
    液を収容し、かつ血液収容空間を有する容器と前記容器
    開口部に着脱可能でかつ密封可能に嵌挿された弾性を有
    するゴム栓体とを有し滅菌処理されていることを特徴と
    する血液処理器。
  2. (2)溶液が培地を含んでいることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の血液処理器。
  3. (3)血液収容空間が減圧されている特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の血液処理器。
  4. (4)容器が筒状体と、前記筒状体の内壁を液密に摺動
    できるように配置した押子とからなる特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の血液処理器。
JP1227187A 1987-01-23 1987-01-23 血中細菌分離培養器 Granted JPS62167570A (ja)

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JP1227187A JPS62167570A (ja) 1987-01-23 1987-01-23 血中細菌分離培養器

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JPS62167570A true JPS62167570A (ja) 1987-07-23
JPH0555105B2 JPH0555105B2 (ja) 1993-08-16

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JP (1) JPS62167570A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012075383A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Konica Minolta Holdings Inc 細胞染色方法、細胞染色用キット及び細胞染色用の水分吸収体一体型フィルタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012075383A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Konica Minolta Holdings Inc 細胞染色方法、細胞染色用キット及び細胞染色用の水分吸収体一体型フィルタ

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JPH0555105B2 (ja) 1993-08-16

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