JPS6216755A

JPS6216755A - 高周波焼灼装置

Info

Publication number: JPS6216755A
Application number: JP60155527A
Authority: JP
Inventors: 利昭野口
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1985-07-15
Filing date: 1985-07-15
Publication date: 1987-01-24
Also published as: JPH0551299B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は高周波焼灼装置に係り、特にその動作チェッ
ク機能に関する。

［従来の技術］近年、医療や加工分野において、対象物に高周波電流を
流して対象物を焼切る、いわゆる電気メス装置と呼ばれ
る高周波焼灼装置が多用されている。ここで、高周波電
流は出力調整スイッチ等により対象物に応じた最適値に
設定される。ところが、出力設定スイッチの設定値と実
際の出力値とが完全に一致するかどうかは不明である。

特に医療分野においては、高周波電流が高すぎると人体
に危険を及ぼすので、術前に高周波出力が設定値通り正
しく出力されているかどうか確認しておく必要がある。

一般に、高周波焼灼装置は高周波電源と、これに接続さ
れるステンレス等のワイヤ等の処置具（能動電極）と、
患者に取付けられる電極板（受動電極）からなる。そし
て、処ｗＪＬの先端と電極板の間に人体を介して高周波
電波が流れることにより患部が焼灼される。従来の高周
波出力のチェック方法としては、特開昭５８−９４８４
５号公報に記載のように、処置具の先端と電極板の間に
人体の代りに擬似負荷としての白熱電球を接続する方法
がある。そして、出力調整スイッチの設定値を手動で調
整し、白熱電球の明るさの変化を目視することにより、
術前の動作ヂエフクが行なえる。

［発明が解決しようとする問題点］しかしながらこの従来方法では、チェックのために配線
を特別に変更しなければならず準備が面倒であるととも
に、目視によるチェックのため正確さに欠けるという欠
点があった。

この発明はこのような問題点に着目してなされたもので
、高周波出力を簡単、安全、かつ正確にチェックできる
高周波焼灼装置を提供することを目的とする。

ｒ問題点を解決するための手段コこの発明による高周波灼熱装置は高周波焼灼装置氷体内
に設けられた擬似負荷と、所定の高周波信号を擬似負荷
に出力する高周波出力手段と、擬似負荷と高周波出力手
段とを接続する手段と、擬似負荷に流れる電流を検出す
る手段と、検出手段の検出値と高周波出力手段の設定値
とを比較する手段とを具備する。

［作用］この装置では出力チェックモード時に、擬似負荷と高周
波出力手段とを接続し所定の高周波信号を擬似負荷に流
し、擬似負荷に流れる電流を検出する手段の検出値と高
周波出力手段の設定値とを比較することにより、高周波
出力のチェックを行なうことができる。

［実施例］以下図面を参照してこの発明による高周波焼灼装置の一
実施例を説明する。第１図は第１実施例の高周波焼灼装
置の操作パネルの正面図、第２図は第１実施例の回路図
である。第１図に示す操作パネルの下の左端には電源ス
ィッチ１０が設けられ、その右には端子群が設けられる
。端子群は出力チェック時にチェックリード５４．（第
２図）の一端が接続されるチェックリード端子１１、バ
イポーラ電極のプラグが接続される端子１２、ハンドス
イッチ付きメスホルダのプラグが接続される端子１３、
焼灼時には処置具に接続されるアクティブコードプラグ
が接続され、出力チェック時にチェックリード５４の他
端が接続される能動端子１４、Ｓ−ＰコードまたはＰコ
ード（患者電極）が接続される４ビンの患者端子１５か
らなる。操作パネルの上半分には操作スイッチ群と表示
器群が設けられる。操作スイッチ群は切開または混合モ
ードのいずれかを選択するモード切換えスイッチ１６と
、切開または混合の出力調整を行なう出力調整スイッチ
１７と、凝固モードを選択する凝固スイッチ１９と、凝
固の出力調整を行なう出力調整スイッチ２０からなる。

表示器群は切開、混合、凝固モードの設定状態を示すモ
ード表示ランプ２１．２２．２４と、切開または混合モ
ードの際の設定値を表示する数値表示部２３と、凝固モ
ードの際の設定値を表示する数値表示部２５と、チェッ
ク結果を示す接続モニタ２６と、出力チェック表示部２
７からなる。

第２図は第１実施例の回路図である。この回路図は本願
に関係のある高周波型温の出力チェック機能に必要な部
分のみを示し、これに関係ない部分は省略しである。端
子としては、チェックリード端子１１と、能動端子１４
と、Ｐコードが接続される患者端子１５ａ、１５ｂのみ
が示されている。出力チェック時には、チェックリード
端子１１と能動端子１４にチェックリード５４が接続さ
れる。この回路は高周波電流源としての電力増幅部３０
を有し、この出力電流が高周波トランス３２を介して能
動端子１４、患者端子１５ａ、１５ｂ、チェックリード
端子１１に供給される。

電力増幅部３０の出力電流値は制御部４８により制御可
能となっでいる。高周波トランス３２と能動端子１４、
患者端子１５ａ、１５ｂの間にはコンデンサ３４．３６
．３８が接続される。チェックリード端子１１はモード
検出部４０、判別部４２、擬似負荷４４、コンデンサ４
６を介して高周波トランス３２に接続される。

擬似負荷４４は通常の焼灼動作時に能動端子１４から処
置具、人体、患者電極板を介して患者端子１５ａ、１５
ｂまで流れる電流の電流路の負荷と等しい負荷を有して
いる。そのため、擬似負荷４４には電力増幅部３０の各
設定値に対して実際に人体に流れる電流と等しい電流が
流れる。

モード検出部４０、判別部４２からの信号が制御部４８
に供給される。制御部４８は電力増幅部３０、第１図に
示した操作パネル上の種々の表示蓋群からなる表示部５
０を制御する。高周波焼灼の際の動作タイミングを与え
るフットスイッチ５２からの信号が制御部４８に供給さ
れる。

ｊｆｉ３図はモード検出部４０の具体例である。これは
、チェックリード端子１１へのチェックリード５４の挿
入を検知し出力チェックモードが指定されたことを検出
するものである。同図（ａ）に示すようにマイクロスイ
ッチ４０をオンさせることにより、または、同図（ｂ）
に示すようにフォトカプラ４２の光路をチェックリード
５４の先端が遮断することにより、出力チェックモード
が指定されたことを検出することができる。なお、第２
図には図示していないが、患者端子１．５　ａ、１５ｂ
にも同様のＰコードの挿入検出器が接続されている。

第４図は判別部４２の具体例である。これは、擬似負荷
４４を旋れる電流を検出し、設定値に応じた所定の高周
波電流が泣れたかどうかを判別するものである。擬似負
荷４４を流れる電流をコイル６０、抵抗６２、ダイオー
ド６４、コンデンサ６６、抵抗「８からなるカレントセ
ンサで検出し、抵抗６８に印加される電圧Ｅｏに応じて
高周波出力動作の正常、異常を判別できる。

第５図のフローチャートを参照して第１実施例の動作を
説明する。動作開始されると、ステップＳ２に示すよう
に、チェックリード５４が出力チェックのためにチェッ
クリード端子１１に挿入されているか判定される。チェ
ックリード５４の挿入が検知されるまでステップＳ２は
実行される。挿入が検知されると、ステップＳ４で患者
電極（Ｐプレート）が患者端子１５ａ、１５ｂに接続さ
れているかどうか判定される。これは、出力チェックの
内容にＰコードの接続も入っているからである。Ｐプレ
ートの接続が検知されないとステップＳ６で警告が発生
され、接続が検知されるまでステップＳ４は実行される
。

接続が検知されると、ステップＳ８でフットスイッチ５
２がオンかどうか判定され、ステップＳ８はフットスイ
ッチ５２がオンになるまで実行される。フットスイッチ
５２のオンが検出されると、ステップＳ　１．０に示す
ように電力増幅部３０を制御してｒｃＵＴ３Ｊの高周波
電流を１秒間出力させる。ｒｃＵＴ３Ｊの出力とは高周
波焼灼装置の設定可能な出力値の１つであり、出力値は
ｒｃＵＴＩＪ　　（最小レベル）からｒｃＵＴｌｏＪ（
最大レベル）まで１刻みで設定可能であるとする。電力
増幅部３０から出力された高周波電流が高周波トランス
３２からコンデンサ３４．チェックリード５４、モード
検出部４０、判別部４２、擬似負荷４４、コンデンサ４
６を介して流れる。

次にステップ５１２で、制御部４８は擬似負荷４４を流
れる電流を検出する判別部４２の判別結果に基すいて設
定値ｒｃＵＴ３Ｊに応じた高周波電流が確実に擬似負荷
４４を流れたかどうか判定する。擬似負荷４４に所定の
電流が泣れたことが検出された場合は、ステップ３１４
に示すように操作パネルの出力チェック表示部２７で「
正常」を５秒間表示する。擬似負荷４４に所定の電流が
流れなかった場合（電汝値が高い場合も低い場合も含む
）は、ステップ５１６に示すように操作パネルの出力チ
ェック表示部２７で「異常」を５秒間表示する。この状
態を第６図に示す。同図（ａ）に示すようにフットスイ
ッチ５２がオンされ出力信号がｌｏｗレベルになると、
同図（ｂ）に示すようにｒｃＵＴ３Ｊが１秒間出力され
、その後の５秒間が出力チェック結果の表示期間となる
。この表示により高周波出力が設定値通り正しく出力さ
れたかどうか識別できる。

この後、ステップ３１８でチェック動作が終了かどうか
判定され、終了でない場合はフローがステップＳ８に戻
り、それ以外の場合は終了する。

以上説明したように第１実施例によれば、焼灼時と同等
の負荷を有する擬似負荷４４を装置本体内に有し、チェ
ックリード端子１１と簡動端子１４間をチェックリード
５４で接続することにより擬似負荷４４を高周波電流源
である電力増幅部３０に接続させ、焼灼時と同等な電流
を澄すことができ、高周波出力のチェックが簡単かつ正
確にできる。また、チェック動作を患者電極が接続され
ている場合のみ開始し、さらに、出力をフットスイッチ
５２からの信号に応じて行なっているので、単に設定値
のチェックのみではなく、患者電極の接続状態、フット
スイッチ５２の接続状態も判別できるので、システム全
体のチェックも可能である。

第１実施例ではチェックリード端子１】と能動端子１４
間にチェックリード５４を接続することしこより電力増
幅部３０に擬似負荷４４を接続したが、この接続はこれ
に限定されない。図示しないが、チェックリード端子１
１と能動端子１４間にスイー、チを接続し、このスイッ
チのオン／オフにより、チェックリード端子１１と能動
端子１４間を電気的に接続／開放する第２実施例もある
。

なお、この発明は上述の実施例に限定されずに種々変更
回旋である。例えば、出力チェックは特定の設定値ｒＣ
ＵＴ３Ｊについてのみ行なったが、設定値を順次可変し
て全ての設定値について行なってもよい。また、焼灼装
置は医療用に限定されずに工業用のものでもよい。

［発明の効果］以上説明したようにこの発明によれば、高周波出力を簡
単かつ正確にチェックできる高周波焼灼装置を提供する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による高周波焼灼装置の第１実施例の
操作パネルの正面図、第２図は第１実施例の回路図、第
３図（ａ）　、　（ｂ）は第２図中のモード検出部の具
体例を示す図、第４図は第２図中の判別部の具体例を示
す図、第５図は第１実施例の動作を示すフローチャート
、第６図（ａ）　、　（ｂ）は第１実施例の動作を示す
タイミングヤードである。１１・・・チェックリード端子１４・・・能動端子１５ａ、１５　’ｂ・・・患者端子３０・・・電力増幅部３２・・・高周波トランス４０・・・モード検出部４２・・・判別部４４・・・擬似負荷４８・・・制御部５０・・・表示部５２・・・フットスイッチ出願人代理人　弁理士　坪井　淳Ａ＾０の　　　　　　、Ｏ手続補正書昭和　　年　６σ９．−炉特許庁長官　　　宇　賀　道　部　殿 ■、事件の表示特願昭６０−１５５５２７号２、発明の名称高周波焼灼装置３、補正をする者事件との関係　　特許出願人（０３７）オリンパス光学工業株式会社４、代理人東京都港区虎ノ門１丁目２６番５号第１７森ビル６、補
正の対象明細書７、補正の内容（１）明細書第５頁、第４行目乃至第５行目に記載の「
凝固モードを選択する凝固スイッチ１９Ｊを［操作スイ
ッチ群の操作を受は付けないように動作スイッチを固定
する固定スイッチ１９Ｊ　と訂正する。（２）明細書第５頁、第７行目に記載の「設定状態」を
「出力状態」と訂正する。（３）明細書第６頁、第１５行目に記載の「等しい負荷
」を「等しいと仮定された負荷」と訂正する。（４）明細書第６頁、第１７行目に記載の「等しい電流
」を「等しいと仮定された電流」と訂正する。

Claims

【特許請求の範囲】

高周波焼灼装置本体内に設けられた擬似負荷と、所定の
高周波信号を前記擬似負荷に出力する高周波出力手段と
、前記擬似負荷と高周波出力手段とを接続する手段と、
前記擬似負荷に流れる電流を検出する手段と、前記検出
手段の検出値と前記高周波出力手段の設定値とを比較す
る手段とを具備する高周波焼灼装置。