JPS62165401A - 多段誘電体フイルタ - Google Patents
多段誘電体フイルタInfo
- Publication number
- JPS62165401A JPS62165401A JP776386A JP776386A JPS62165401A JP S62165401 A JPS62165401 A JP S62165401A JP 776386 A JP776386 A JP 776386A JP 776386 A JP776386 A JP 776386A JP S62165401 A JPS62165401 A JP S62165401A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holes
- hole
- resonator
- dielectric block
- coupler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野コ
本発明は、マイクロ波等の高周波帯域で用いられる一体
構造の多段誘電体フィルタに関し、更に詳しくは、その
結合子穴を、誘電体ブロックの幅方向に長軸をもつ長穴
形状とし、その長軸長さによって共振素子間の結合度を
調整可能とした誘電体フィルタに関するものである。
構造の多段誘電体フィルタに関し、更に詳しくは、その
結合子穴を、誘電体ブロックの幅方向に長軸をもつ長穴
形状とし、その長軸長さによって共振素子間の結合度を
調整可能とした誘電体フィルタに関するものである。
［従来の技術］
チタン酸バリウム等の誘電体セラミックを用いた多段共
振子型のフィルタは、損失が少なく従って所謂Ｑも高く
、誘電率が大きいので小型化できるといった特徴があり
、自動車電話等のマイクロ波帯用として広く使用されて
いる。
振子型のフィルタは、損失が少なく従って所謂Ｑも高く
、誘電率が大きいので小型化できるといった特徴があり
、自動車電話等のマイクロ波帯用として広く使用されて
いる。
誘電体フィルタに関する従来技術としては、直方体状を
なす誘電体ブロックに所定の間隔を介して複数の共振子
穴と結合子穴とを交互に設け、該共振子穴の内面および
誘電体ブロックの上面を除く外表面をメタライズするこ
とにより、共振子穴の高さの４倍の波長をもつ共振素子
を多数形成した一体型多段構造のものが知られている。
なす誘電体ブロックに所定の間隔を介して複数の共振子
穴と結合子穴とを交互に設け、該共振子穴の内面および
誘電体ブロックの上面を除く外表面をメタライズするこ
とにより、共振子穴の高さの４倍の波長をもつ共振素子
を多数形成した一体型多段構造のものが知られている。
このようなフィルタでは各共振子穴がそれぞれ一個一個
の共振素子に対応し、共振インピーダンスは共振子穴の
内径と誘電体ブロックの幅との比で決定され、また結合
度は共振子穴同士の間隔およびその中間に位置する結合
子穴によって決定される。
の共振素子に対応し、共振インピーダンスは共振子穴の
内径と誘電体ブロックの幅との比で決定され、また結合
度は共振子穴同士の間隔およびその中間に位置する結合
子穴によって決定される。
通常、共振子穴と結合子穴とは同一穴径に設計され、穴
同士の間隔を広くすればフィルタとしての帯域幅が挟ま
り、穴間隔を狭くすると帯域幅は広がる。
同士の間隔を広くすればフィルタとしての帯域幅が挟ま
り、穴間隔を狭くすると帯域幅は広がる。
［発明が解決しようとする問題点コ
最近、フィルタとして帯域幅を広くする要求がある。こ
れに対応して広帯域フィルタを設計しようとする場合、
上記のような従来技術では共振子穴と結合子穴の間隔が
狭くなる。帯域を広げようとすればするほど穴間隔が狭
くなるため、加工寸法精度を非常に高くしなければ特性
のばらつきが大きくなるし、また同時に量産化が難しく
なる。また穴同士の間隔が狭くなれば共振インピーダン
スも当然変化するから設計が非常に困難となりコストア
ンプは避けられず、この点でも量産には通さない。
れに対応して広帯域フィルタを設計しようとする場合、
上記のような従来技術では共振子穴と結合子穴の間隔が
狭くなる。帯域を広げようとすればするほど穴間隔が狭
くなるため、加工寸法精度を非常に高くしなければ特性
のばらつきが大きくなるし、また同時に量産化が難しく
なる。また穴同士の間隔が狭くなれば共振インピーダン
スも当然変化するから設計が非常に困難となりコストア
ンプは避けられず、この点でも量産には通さない。
更にフィルタの帯域幅に応じて穴間隔を変化させれば、
当然のことながら誘電体ブロックの外形寸法も変化し、
ケース等付属する必要部品もその都度製造し直さねばな
らず、部品の種類が多くなり管理が面倒になるし仕様の
変更等に対して迅速な対応が困難である。
当然のことながら誘電体ブロックの外形寸法も変化し、
ケース等付属する必要部品もその都度製造し直さねばな
らず、部品の種類が多くなり管理が面倒になるし仕様の
変更等に対して迅速な対応が困難である。
また従来技術では広帯域化したとき帯域外減衰量が小さ
く、中心周波数に対して非対称のフィルタ特性を呈し、
特に低域側の減衰が悪い欠点もある。
く、中心周波数に対して非対称のフィルタ特性を呈し、
特に低域側の減衰が悪い欠点もある。
本発明の目的は、上記のような従来技術の欠点を解消し
、共振子穴および結合子穴の間隔を製造容易な一定の間
隔に保った状態で帯域幅を自由に設定でき、それ故、誘
電体ブロックの外形寸法も一定にでき、ケースやコネク
タ等の部品あるいは成形金型の一部等も共用できるため
低廉化でき、しかもフィルタ特性が中心周波数に対して
対称で挿入頃失が小さく且つ帯域外減衰量を大きくとれ
るような多段誘電体フィルタを提供することにある。
、共振子穴および結合子穴の間隔を製造容易な一定の間
隔に保った状態で帯域幅を自由に設定でき、それ故、誘
電体ブロックの外形寸法も一定にでき、ケースやコネク
タ等の部品あるいは成形金型の一部等も共用できるため
低廉化でき、しかもフィルタ特性が中心周波数に対して
対称で挿入頃失が小さく且つ帯域外減衰量を大きくとれ
るような多段誘電体フィルタを提供することにある。
上記のような目的を達成することのできる本発明は、結
合子穴として、誘電体ブロックの幅方向に長軸をもつ長
穴形状とした一体型多段誘電体フィルタである。
合子穴として、誘電体ブロックの幅方向に長軸をもつ長
穴形状とした一体型多段誘電体フィルタである。
［作用コ
共振子穴の中間に位置する結合子穴の形状を、誘電体ブ
ロックの幅方向に長軸をもつ長穴形状とすることによっ
て広帯域化され、その長軸長さを変化させることによっ
て結合度を自由に制御し帯域幅が調整できる。
ロックの幅方向に長軸をもつ長穴形状とすることによっ
て広帯域化され、その長軸長さを変化させることによっ
て結合度を自由に制御し帯域幅が調整できる。
長軸長さを長くすれば帯域幅が広がり、短くすれば帯域
幅は狭まる。従って穴間隔を一定に保ったまま結合子穴
の長軸長さを変化させるだけで所望の帯域幅を実現でき
る。
幅は狭まる。従って穴間隔を一定に保ったまま結合子穴
の長軸長さを変化させるだけで所望の帯域幅を実現でき
る。
［実施例コ
第１図は本発明に係る誘電体フィルタの一実施例を示す
斜視図であり、第２図はその平面図である。この実施例
は３段構成の一体型誘電体フィルタに適用した場合の例
である。誘電体フィルタは、チタン酸バリウム等の高誘
電率セラミック材料の焼結体からなる直方体状の誘電体
ブロック１０の長手方向に間隔をおいて３個の共振子穴
１２を形成するとともに、それら共振子穴１２の間に結
合子穴１４を設け、更に前記誘電体ブロック１０の全側
面と底面および共振子穴１２の内面にメタライズｔｉ１
６を形成した構造をなす。
斜視図であり、第２図はその平面図である。この実施例
は３段構成の一体型誘電体フィルタに適用した場合の例
である。誘電体フィルタは、チタン酸バリウム等の高誘
電率セラミック材料の焼結体からなる直方体状の誘電体
ブロック１０の長手方向に間隔をおいて３個の共振子穴
１２を形成するとともに、それら共振子穴１２の間に結
合子穴１４を設け、更に前記誘電体ブロック１０の全側
面と底面および共振子穴１２の内面にメタライズｔｉ１
６を形成した構造をなす。
図面から明らかなように本発明が従来技術と顕著に相違
する点は、結合子穴１４が誘電体ブロックＩ２の幅方向
に長袖をもつ長穴形状をなしている点にある。
する点は、結合子穴１４が誘電体ブロックＩ２の幅方向
に長袖をもつ長穴形状をなしている点にある。
結合子穴１４の長軸長さしが短い場合に、例えば第３図
破線Ａで示すような帯域通過特性が得られたとすると、
結合子穴１４の長袖長さしを長くすることによって同図
実線Ｂで示すような広帯域特性が得られる。このように
共振子穴１２と結合子穴１４の間隔を一定に保ったまま
、結合子穴１４の長軸方向長さを変化させることによっ
て帯域幅を自由に制御することができる。
破線Ａで示すような帯域通過特性が得られたとすると、
結合子穴１４の長袖長さしを長くすることによって同図
実線Ｂで示すような広帯域特性が得られる。このように
共振子穴１２と結合子穴１４の間隔を一定に保ったまま
、結合子穴１４の長軸方向長さを変化させることによっ
て帯域幅を自由に制御することができる。
一般に同軸共振器はその内径と外径との寸法の比率によ
って共振インピーダンスが決まるが、共振子穴と結合子
穴の間隔が極端に変化した場合、単位共振素子の外形（
面積）が小さくなるためインピーダンスが低下し必要な
Ｑが小さくなるため、挿入損失の増加や帯域外減衰量の
低下が生しる傾向がある。例えば従来技術では第３図仮
想線Ｃで示すように帯域外減衰量が中心周波数ｆ０に対
し高い方と低い方で非対称になり低周波側で減衰が悪く
なる傾向がある。しかしながら本発明によれば共振子穴
と結合子穴の間隔を変化させない状態で帯域幅調整を行
えるため、従来技術に比べてインピーダンスやＱの変化
を小さくすることができ、帯域外減衰量が対称的な良好
な特性が得られる。
って共振インピーダンスが決まるが、共振子穴と結合子
穴の間隔が極端に変化した場合、単位共振素子の外形（
面積）が小さくなるためインピーダンスが低下し必要な
Ｑが小さくなるため、挿入損失の増加や帯域外減衰量の
低下が生しる傾向がある。例えば従来技術では第３図仮
想線Ｃで示すように帯域外減衰量が中心周波数ｆ０に対
し高い方と低い方で非対称になり低周波側で減衰が悪く
なる傾向がある。しかしながら本発明によれば共振子穴
と結合子穴の間隔を変化させない状態で帯域幅調整を行
えるため、従来技術に比べてインピーダンスやＱの変化
を小さくすることができ、帯域外減衰量が対称的な良好
な特性が得られる。
なお誘電体ブロック１０の外表面および共振子穴１２の
内面に形成するメタライズ１１６は、例えば銀ペースト
を塗布し焼き付ける等、従来公知の技術を適用したもの
でよい。入出力結合部の構造も任意である。入出力結合
用コンデンサを用いてもよいし、誘電体ブロックの端部
に入出力結合用の穴を形成し、それにアンテナ棒と呼ば
れる金属棒を挿入して外部回路と接続してもよい。また
誘電体フィルタにおける共振子穴の形成個数も任意であ
る。
内面に形成するメタライズ１１６は、例えば銀ペースト
を塗布し焼き付ける等、従来公知の技術を適用したもの
でよい。入出力結合部の構造も任意である。入出力結合
用コンデンサを用いてもよいし、誘電体ブロックの端部
に入出力結合用の穴を形成し、それにアンテナ棒と呼ば
れる金属棒を挿入して外部回路と接続してもよい。また
誘電体フィルタにおける共振子穴の形成個数も任意であ
る。
［発明の効果］
本発明は上記のように誘電体ブロックの共振子穴間に形
成する結合子穴の形状として誘電体ブロックの幅方向に
長軸をもつ長穴形状としたから、その長軸長さを変化さ
せるだけで穴同士の間隔を変化させずに帯域幅を自由に
制御することが可能となり、製作容易な穴間隔を保ちつ
つ広帯域のフィルタ特性を得ることができるという優れ
た効果を有するものである。
成する結合子穴の形状として誘電体ブロックの幅方向に
長軸をもつ長穴形状としたから、その長軸長さを変化さ
せるだけで穴同士の間隔を変化させずに帯域幅を自由に
制御することが可能となり、製作容易な穴間隔を保ちつ
つ広帯域のフィルタ特性を得ることができるという優れ
た効果を有するものである。
特に共振子穴と結合子穴の間隔が狭くなると製造上、高
い加工精度を必要とし加工工数が大幅に増加して量産に
適さなくなるし特性のばらつきが大きくなる等の問題が
あるが、本発明ではそのような問題を一挙に解決できる
。
い加工精度を必要とし加工工数が大幅に増加して量産に
適さなくなるし特性のばらつきが大きくなる等の問題が
あるが、本発明ではそのような問題を一挙に解決できる
。
また本発明では共振子穴と結合子穴の間隔が一定である
から単位共振素子としての外形（面積）があまり変化せ
ず、インピーダンスやＱが小さくならないため、挿入損
失が小さく帯域外減衰量を従来技術よりもはるかに大き
くとることができるし、また帯域外減衰量が中心周波数
に対してほぼ対称な良好なフィルタ特性を得ることがで
きる効果もある。
から単位共振素子としての外形（面積）があまり変化せ
ず、インピーダンスやＱが小さくならないため、挿入損
失が小さく帯域外減衰量を従来技術よりもはるかに大き
くとることができるし、また帯域外減衰量が中心周波数
に対してほぼ対称な良好なフィルタ特性を得ることがで
きる効果もある。
更に本発明では、帯域幅が種々変化した仕様に対しても
誘電体ブロックの外形を同一にでき、そのためケース等
の付属部品や成形金型の一部も共用できるため、部品管
理等が簡単でコストの低減を図ることができるし、また
様々な帯域幅の要求に対しても迅速に対応可能となる利
点が生じる。
誘電体ブロックの外形を同一にでき、そのためケース等
の付属部品や成形金型の一部も共用できるため、部品管
理等が簡単でコストの低減を図ることができるし、また
様々な帯域幅の要求に対しても迅速に対応可能となる利
点が生じる。
第１図は本発明に係る誘電体フィルタの一実施例を示す
斜視図、第２図はその平面図、第３図は本発明により得
られるフィルタ特性並びに従来技術でのフィルタ特性を
示す説明図である。 １０・・・誘電体ブロフク、Ｉ２・・・共振子穴、１４
・・・結合子穴、１６・・・メタライズ層。 特許出願人 冨士電気化学株式会社 代 理 人 茂 見 穣第１図 第２図 第３図 ｆ。 周波数
斜視図、第２図はその平面図、第３図は本発明により得
られるフィルタ特性並びに従来技術でのフィルタ特性を
示す説明図である。 １０・・・誘電体ブロフク、Ｉ２・・・共振子穴、１４
・・・結合子穴、１６・・・メタライズ層。 特許出願人 冨士電気化学株式会社 代 理 人 茂 見 穣第１図 第２図 第３図 ｆ。 周波数
Claims (1)
- １、直方体状をなす誘電体ブロックの長手方向に複数の
共振子穴と結合子穴とを交互に設け、該誘電体ブロック
の上面を除く外表面と前記共振子穴の内面にメタライズ
層を形成した一体構造の誘電体フィルタにおいて、その
結合子穴を、誘電体ブロックの幅方向に長軸をもつ長穴
形状としたことを特徴とする多段誘電体フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP776386A JPS62165401A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 多段誘電体フイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP776386A JPS62165401A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 多段誘電体フイルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62165401A true JPS62165401A (ja) | 1987-07-22 |
Family
ID=11674726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP776386A Pending JPS62165401A (ja) | 1986-01-17 | 1986-01-17 | 多段誘電体フイルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62165401A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04103201A (ja) * | 1990-08-22 | 1992-04-06 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 誘電体帯域阻止フィルタ |
| KR100549694B1 (ko) * | 2001-05-30 | 2006-02-08 | 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 | 유전체 필터, 유전체 듀플렉서 및 통신장치 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60254801A (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-16 | Murata Mfg Co Ltd | 分布定数形フイルタ |
-
1986
- 1986-01-17 JP JP776386A patent/JPS62165401A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60254801A (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-16 | Murata Mfg Co Ltd | 分布定数形フイルタ |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04103201A (ja) * | 1990-08-22 | 1992-04-06 | Fuji Elelctrochem Co Ltd | 誘電体帯域阻止フィルタ |
| KR100549694B1 (ko) * | 2001-05-30 | 2006-02-08 | 가부시키가이샤 무라타 세이사쿠쇼 | 유전체 필터, 유전체 듀플렉서 및 통신장치 |
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