JPS62165148A - 溶融体中の介在物の超音波検出装置および方法 - Google Patents

溶融体中の介在物の超音波検出装置および方法

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JPS62165148A JP61295069A JP29506986A JPS62165148A JP S62165148 A JPS62165148 A JP S62165148A JP 61295069 A JP61295069 A JP 61295069A JP 29506986 A JP29506986 A JP 29506986A JP S62165148 A JPS62165148 A JP S62165148A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶融金属、溶融ガラス等の溶融体中の介在物
の超音波検出装置および方法に関する。
〔従来の技術〕
溶融金属中の微粒介在物は金属の品質に対して有害な影
響を有することが多いので、近年そのような介在物を検
出する装置および方法の開発に多大の努力がはられれて
きた。溶融金属中の微粒介在物を検出するための従来技
術の装置としては、Youllgの米国特許第3.44
4.726号、Mansf 1eldの米国特許第4,
261,197号および第4,287,755号に記載
されたものがある。しかし、これらの従来技術の装置に
はいずれも1つあるいはそれ以上の厳しい限定条件があ
って、そのために本来の目的についての汎用性が低い。
たとえば、チタン製プローブを使用する装置は、チタン
がアルミニウムに可溶なため、溶融アルミニウム中の介
在物の検出に用いた場合に作動寿命が短い。更に、通常
、固体チタンおよびその他の固体金属は、結晶粒界、気
孔、介在物等の不純物を含有しているため、これら含有
物によって超音波が:$4哀する。
従来技術の装置のもう1つの欠点は、溶融金属による濡
れ性を有する(溶融金属によって濡らされ得る)表面被
覆をプローブの上に施す必要があることである。そのよ
うな被覆は超音波を減衰させるから粒子の解析の妨げと
なる。
従来技術の装置のもう1つの限定条件は、反射面上で集
束する必要があることである。生産現場においては、超
音波ビームを集束させることも、反射面をビームから一
定の距離に維持することも困難である。
以下余白 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の主目的の1つは、上記の従来技術の諸欠点を解
消することである。
本発明のもう1つの目的は、溶融ガラス中の微粒介在物
の検出に適した装置と方法を提供することである。
本発明のプローブの利点の1つは、溶融アルミニウム中
の粒子の検出において、従来技術の装置によって検出さ
れるよりも小さい有効粒子寸法の粒子を検出するのに適
していることである。
もう1つの利点は、本発明の装置および方法が、超音波
ビームの集束を行なうあるいは行なわない用途のいずれ
にも適していることである。更に、反射面が必要ない。
更に、本発明の望ましいプローブの利点は、溶融アルミ
ニウムによる濡れ性を有する(溶融アルミニウムによっ
て濡らされ得る)サファイア製の窓を含むことである。
本発明のその他の利点は、以下の説明および図面から当
業者に明らかにされる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によって、トランスジューサと、溶融金属あるい
は溶融合金あるいは溶融ガラスを含んで成る物体との間
の、超音波の伝送のための装置が提供される。該物体の
融点は約2500℃以下である。該装置は、不活性な耐
火性のシェルを含んで成るプローブと、結合媒体と該物
体との間で超音波を伝送するために該シェルに支持され
た窓と、該トランスジューサと語意との間で超音波を伝
送するために該シェル中に収容された結合媒体とを含む
窓は、結合媒体と接触している内側表面部と、溶融体(
溶融した該物体)による濡れ性を有する(溶融体によっ
て濡らされ得る)外側表面部とを含んで成る。トランス
ジューサと結合媒体との間の超音波の音響減衰係数は約
3dB未満である。結合媒体と内側表面部との間の超音
波の音響減衰係数は約6dB未満である。内側表面部と
外側表面部との間の超音波の音響減衰係数は約3dB未
満であることが望ましい。外側表面部と溶融体との間の
超音波の音響減衰係数は約8cfB未満である。
音響減衰係数はいずれもできるだけ小さいことが最も望
ましい。
アルミニウムあるいはアルミニウム合金の解析に用いら
れる望ましいプローブにおいては、結合媒体は液体カリ
ウムを含んで成る。結合媒体は、結合媒体、トランスジ
ューサ、窓の内側表面部の間の音響インピーダンスの差
を減少させるために少量の金属溶質をガリウム中に溶解
した状態で含んで成ることが望ましい。上記「少量」は
金属溶質が約50u+t%以下であるという意味である
。特に望ましいプローブにおいては、結合媒体は液体ガ
リウム中に溶解した約4.8wt%の銀を含んで成る。
液体ガリウムは、酸化物、固体介在物、および溶解して
いるガスを除去するために処理されることが望ましい。
そのような処理は、結合媒体中での音響波の反射を極力
低減するために望ましい。
液体ガリウムを収容したプローブは、固体金属プローブ
中に存在する結晶粒界、気孔、介在物等の不純物を含ま
ないという利点を有する。
シェルは溶融体に対して不活性な耐火性の材料を含んで
成る。「耐火性」という語は、極めて高い温度に長期間
耐え得る材料を指すものであって、アルミナ、シリカ、
およびシリコンカーバイドのような従来の耐火物、およ
びタングステン、モリブデン、およびタンタルのような
耐火性金属を含む。アルミニウムおよびアルミニウム合
金の解析のための望ましいプローブにおいては、シェル
はタングステン製の中空円筒体である。
特に望ましい窓は単結晶サファイアで作られている。窓
は多結晶サファイアあるいは非晶質シリカで゛作られて
いてもよい。
望ましい装置は、約8〜25MH2の周波数を有する超
音波を発生することができる圧電トランスジューサを含
む。トランスジューサは、その有効な作動を維持するた
めに、窓から間隔を、望ましくは少なくとも10cmの
間隔をおいて配置される。
更に、望ましい装置は、トランスジューサとそれに近接
する液体ガリウムとを約149°C以下の温度に維持す
るための冷却手段を更に含んで成る。不活性な耐火性の
シェルを有するプローブは、溶融アルミニウムの腐食作
用に耐えることができ、且つ溶融アルミニウムに用いた
際の熱応力に対して十分な抵抗がある。
溶融鉄合金中の介在物を検出するためのプローブは、タ
ングステンのシェル、液体ガリウム錫合金の結合媒体、
およびサファイアの窓を含んで成る。主要成分く501
%以上)であるガリウムと少量成分(50wt%以下)
である錫を含んで成る結合媒体が望ましい。特に望まし
い結合媒体は約55−t%のガリウムと約45wt%の
錫とを含んで成る4溶融ガラス中の介在物を検出するた
めのプローブは、ガリウム錫合金を含んで成る結合媒体
を有する。シェルは、鋼、ニッケル、コバルト、クロム
、シリコン、あるいは炭素であってよく、鋼が特に望ま
しい。窓は、ニッケル、鋼、コバルト、クロム、あるい
は炭素であってよく、ニッケルが特に望ましい。
1以下余白 〔実施例〕 第1図に示したプローブ10は、溶融金属あるいは溶融
合金あるいは溶融ガラスを含んで成る物体12の中の微
粒介在物を検出するために用いられる。ここで説明する
特定の装置および方法は溶融アルミニウムおよび溶融ア
ルミニウム合金の中の微粒介在物の検出を目的とするが
、本発明は単にアルミニウムだけに用途を限定するもの
ではなく、あるいは単に微粒介在物の検出だけに限定す
るものではない。本発明の装置および方法は、融点が約
1000°C以下の他の金属および合金の超音波検査に
も適しているはずである。この金属および合金には、ビ
スマス、ガリウム、インジウム、鉛、リチウム、マグネ
シウム、水銀、カリウム、ナトリウム、錫、亜鉛および
これらの合金が含まれるばコバルト、銅、金、鉄、マン
ガン、ニッケル、銀、およびこれらの合金の超音波検査
にも適用できる。そのような金属は一般的に約2500
°C以下、通常は約2000℃以下の融点を有する。
本発明は、シリカガラス、鉛シリカガラス、硼珪酸ガラ
ス、およびフリントガラスを含めて、溶融ガラスの超音
波検査にも適用できる。ガラス中の介在物検出に対する
要望が最も高いのは光学的特性ガラス製造の分野である
次に第2図において、プローブ10は、液体金属結合媒
体16を収容する中空チューブ状タングステン製シェル
あるいはエンベロープ14を含んで成る。シェル14は
、異なる温度における結合媒体16の膨張および収縮を
許容するなめに上向きに沖びな上昇管18を具備する。
シェル14は高温において溶融体12および結合媒体1
6のいずれに対しても化学的に不活性でなければならな
い。望ましいシェル14はタングステンで作られている
。この材料は少なくとも800℃までの高温において溶
融体12の中のアルミニウム合金および結合媒体16の
中の液体ガリウムに対して不活性である。シェル14は
その他の不活性な耐火材料、たとえばアルミナ、シリカ
、シリコンカーバイド、およびムライト等で作られてい
てもよい。シェル14は、タングステンで牛られている
場合には、熱伝達を遅らせ、それによって熱衝撃から保
護するために、外周アルミナフリットジャケット(図示
せず)を具備してもよい。
プローブ10の上端に近接した圧電トランスジューサ2
0は、超音波を送り出し、結合媒体16を貫通させ、ト
ランスジューサ2oがら下方に距離をおいた窓22にま
で到達させる。図示した望ましいトランスジューサ2o
は圧電トランスジューサである。このトランスジューサ
は、電気的刺激に応じて約8〜25Mtlzの周波数を
持つ超音波を発生する。特に望ましい作動周波数は約1
5Hllzである。
トランスジューサ20は、シェル14の非晶質シリカ製
の上部壁あるいは上部窓23に近接して配置されている
。トランスジューサ2oは、シリコーン取付材の薄い層
(図示せず)によって上部壁23に取り付けられている
。この弾力性のあるシリコーン層は、結合媒体16の膨
張と収縮とにょつて発生する、トランスジューサ20と
上部壁23との間の応力を緩和する。このように応力を
緩和することによって、脆いトランスジューサ20の破
損が防止され、その発生する超音波の周波数の変化が最
小限にされる。
トランスジューサ20は高温に敏感なので、プローブ1
0にはトランスジューサ20とその近接する結合媒体1
6を約149℃以下に維持するための冷却手段あるいは
冷却ジャケット24が設けられている。望ましいプロー
ブ10は冷却手段24の中の冷却媒体として水を使う。
ただし、この冷却手段は、ビスマス、リチウム、あるい
はこれらの合金のように融点の低い金属中の介在物の検
出のために装置が使用される場合、あるいは窓とトラン
スジューサ20との間の距離がトランスジューサ20と
一般的にそれよりも高温の溶融体12とを絶縁するのに
十分大きく維持されている場合には、全く省略してもよ
い。アルミニウム合金溶融体12の中の介在物を検出す
るなめに使用され且つ液体ガリウム結合媒体16を有す
る望ましいプローブ10においては、トランスジューサ
20と窓22との間は少なくともl0CIAの距離を隔
てられるべきである。この距離は、受容し得る熱的勾配
と矛盾しない限りできるだけ小さいことが望ましいが、
トランスジューサ20の損傷を避けるなめに場合によっ
ては距離を増加させなければならない。本発明の特に望
ましいプローブ10においては、トランスジューサ20
と窓22は約15cmの距離を隔てられている。
窓22は、結合媒体16と接触している内側表面部22
aと、溶融体12による濡れ性を有する外側表面部22
bとを含む。内側表面部22aと外側表面部22bは一
般的には単一構造を構成するであろうが、複合構造もま
た本発明の範囲内である。単−i造は、内側表面部22
aと外側表面部22bとの間の音響減衰を最小化するた
めに望ましい。
特に望ましい窓22は単結晶サファイアで作られており
、円筒状あるいは円板状の形状を有する。
サファイアは、溶融アルミニウムあるいは溶融アルミニ
ウム合金によって容易に濡らされ且つ高温で不活性であ
るという利点を有する。
結合媒体16および窓22の材質は、トランスジューサ
20と結合媒体16との間、結合媒体16と窓22との
間、および窓22と溶融体12との間の音!5減衰を減
少させるように選定される。
ここに用いた語「音響減衰係数」は下記の式で定義され
る。
■! ここで、Bはデシベルで表示した音響強度水準、IはW
 / m ”で表示した音波の音響強度である。
超音波の音響減衰1系数は、トランスジューサ20と結
合媒体16との間、結合媒体16と窓22との間、およ
び窓22と溶融体12との間のいずれにおいてもできる
だけ小さく維持されるべきである。トランスジューサ2
0と結合媒体16との間、および結合媒体16と窓22
との間の音響減衰を最小化するために、液体ガリウム中
に少量の金属溶質が溶解している。結合媒体16は望ま
しくは液体ガリウム中に溶解した約2.5〜5wt%の
銀を含んで成る。結合媒体16中の溶解銀の濃度は、音
波の伝送を妨害するかもしれない相の析出を回避するた
めに、一般的に約5wt%以下に維持されるべきである
トランスジューサ20と窓22との間を音波が効率的に
伝送されるように、ガリウムは、酸「ヒ物、固体介在物
、および溶解ガスを除去するために処理されるべきであ
る。
ガリウム中に約4.8 wt%の溶解銀を含有する望ま
しい結合媒体の音響インピーダンスは、窓の音響インピ
ーダンスに近く、トランスジューサ20の音響インピー
ダンスにほぼ等しい。したがって、トランスジューサ2
0と結合媒体16との界面における音響減衰は本質的に
Oであり、結合媒体16と内側表面部22aとの間の音
響減衰は約4dBに過ぎない。更に、窓22がサファイ
アで作られている場きは、外側表面部22bとアルミニ
ウム溶融体12との間の音f減衰は計算によれば約5.
8dBに過ぎない。したがって、本発明のプローブは、
トランスジューサ20を損傷することなく、トランスジ
ューサ20と溶融体12との間を超音波を高い効率で伝
送することができる。
結合媒体16は、望ましくは、溶融体12の温度におい
て低い蒸気圧を有する。高温での蒸気圧が高い液体は気
泡を発生し、この気泡が結合媒体中の超音波列の伝送を
妨害する。液体ガリウムの長所は沸点が2403℃であ
ることである。したがって、液体ガリウムを主要成分と
して含む結合媒体は、アルミニウム合金が通常維持され
る最高温度である約732℃(1350°F)に達する
温度においても低い蒸気圧分有する。
第2図において、装置は、電圧パルス発振器30、超音
波周波数の交番電圧を発生する高周波発振器32、およ
び電圧パルス発振器30と高周波発振器32とからの電
気パルスを受信する変調器34を更に含んで成る。
変調器34は、電圧パルス発振器30からのパルスを受
信している期間中にのみ、超音波周波数の電圧が通過す
ることによって約300ボルトの電圧を有する直流電圧
列を発生する。この直流電圧列はトランスジューサ20
を生かす。
図示した望ましい装置においては、トランスジューサ2
0は、溶融体12から窓22と結合媒体16とを通って
到達する波列を受信するための受信トランスジューサと
しても使用する。その後この受信トランスジューサ20
は溶融体12から受信した波列に応答して電圧列を発生
する。このようにして発生した電圧列は増幅器4o、整
流器42、そしてオシロスコープti 4へと送られる
オシロスコープ44には、電圧パルス発振器30と同期
化した直線掃引回路46が接続されている。
オシロスコープ44の輝点は掃引回路46によって一つ
の方向に偏向させられており、受信トランスジューサ2
0からの電圧出力によって別の方向に偏向させられる。
オシロスコープの表示内容はレコーダ50の中に永久記
録として維持される。
第1図において、電圧パルス発振器30、高周波発振器
32、および変調器34を総体として「パルス発生部(
pulser) Jと呼ぶ。同様に、増幅器40、整流
器42、オシロスコープ44、および掃引回路46を「
受信部(receivet) Jと呼ぶ。
Firestoneの米国特許第2,280,226号
には、トランスジューサ20/\のパルスの伝送および
トランスジューサ20からのパルスの受信のための同様
なシステムの作用が記載されており、この特許は矛盾し
ない限り本発明の参考とした。
第2図に示すように、トランスジューサ20によって発
生した超音波は、結合媒体16および窓22を通ってア
ルミニウム溶融体12の中にまで伝送される。この超音
波が懸濁粒子あるいは微粒介在物60に衝突すると、別
個の振動波としてトランスジューサ20へ返送されて、
そのような超音波列に応答して電圧列が発生する。その
後この電圧列はオシロスコープ44上に表示される。
ここに説明したプローブ10の利点は、特許請求の範囲
に記載した装置が従来技術の装置よりも小さい粒子60
を検出するように効率的に超音波列を伝送することであ
る。プローブ10は、有効直径が約400ミクロン以下
の固体微粒介在物を常に検出し、溶融アルミニウム中の
粒子であれば約50ミクロン以上の粒子を検出する。プ
ローブ10は理論上は直径が約1〜10ミクロンの範囲
内にある粒子を検出する能力がある。
以上、本発明を望ましい実施態様について説明したが、
特許請求の範囲の趣旨から逸脱しない本発明の範囲内で
変更および応用を行なえることは当業者には明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のプローブを含む、溶融アルミニウム
の超音波検出のための装置の模式図、および 第2図は、本発明の装置および方法の模式図である。 10・・・プローブ、  12・・・溶融体、14・・
・シェル(エンベロープ)、 16・・・結合媒体、  18・・・上昇管、20・・
・圧電トランスジューサ、 22・・・窓、      24・・・冷却ジャケット
、30・・・電圧パルス発振器、 32・・・高周波発振器、 34・・・変調器、   40・・・増幅器、42・・
・整流器、   44・・・オシロスコープ、46・・
・直線掃引回路、 50・・・レコーダ、  60・・・粒子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トランスジューサと、溶融金属あるいは溶融合金あ
    るいは溶融ガラスを含んで成る物体との間を、超音波を
    伝送するためのプローブであって、該物体の融点が約2
    500℃以下であり、該プローブが、 (a)該物体に対して不活性である耐火性のシェル、 (b)トランスジューサと、該トランスジューサから間
    隔をおいて配置された窓との間を超音波を伝送するため
    の結合媒体であって、該結合媒体が該シェル内に収容さ
    れた溶融金属を含んで成り、該トランスジューサと該結
    合媒体との間の超音波に関する音響減衰係数が約3dB
    未満である、結合媒体、および (c)該結合媒体と該物体との間を超音波を伝送するた
    めの窓であって、該窓が該シェルによって支持されてお
    り、該窓が、 (1)該結合媒体と接触している内側表面 部であって、該結合媒体と該内側表面部との間の超音波
    に関する音響減衰係数が約6dB未満である、内側表面
    部、および (2)該物体によって濡らされ得る外側表 面部であって、該外側表面部と該物体との間の超音波に
    関する音響減衰係数が約8dB未満である、外側表面部
    、 の(1)および(2)を含んで成る窓、 の(a)〜(c)を含んで成る、超音波を伝送するため
    のプローブ。 2、前記物体がアルミニウムまたはアルミニウム合金を
    含んで成り且つ前記結合媒体が液体ガリウムを含んで成
    る特許請求の範囲第1項記載のプローブ。 3、前記結合媒体が前記液体ガリウム中に溶解した少量
    の金属溶質を更に含んで成る特許請求の範囲第2項記載
    のプローブ。 4、前記液体ガリウム中に溶解した前記金属溶質が約2
    .5〜5wt%の銀を含んで成る特許請求の範囲第3項
    記載のプローブ。 5、前記シェルがタングステンを含んで成る特許請求の
    範囲第2項記載のプローブ。 6、前記内側表面部と前記外側表面部との間の超音波に
    関する音響減衰係数が約3dB未満である特許請求の範
    囲第3項記載のプローブ。 7、前記窓がサファイアを合んで成る特許請求の範囲第
    2項記載のプローブ。 8、前記物体が鉄あるいは鉄合金を含んで成り、且つ前
    記結合媒体が液体ガリウム合金を含んで成る特許請求の
    範囲第1項記載のプローブ。 9、前記結合媒体がガリウム錫合金を含んで成る特許請
    求の範囲第8項記載のプローブ。 10、前記物体が溶融ガラスを含んで成り、且つ前記結
    合媒体が液体ガリウム合金を含んで成る特許請求の範囲
    第1項記載のプローブ。 11、前記シェルが鋼あるいはニッケルを含んで成る特
    許請求の範囲第10項記載のプローブ。 12、前記窓がニッケルあるいは鋼を含んで成る特許請
    求の範囲第10項記載のプローブ。 13、溶融体中の固体介在物の存在あるいは不在を決定
    するために、該溶融体中に超音波を伝送し、且つ該溶融
    体内で反射された波を受信するための装置であって、下
    記のプローブ、 トランスジューサと、溶融金属あるいは溶融合金あるい
    は溶融ガラスを含んで成る物体との間を、超音波を伝送
    するためのプローブであって、該物体の融点が約250
    0℃以下であり、該プローブが、 (a)該物体に対して不活性である耐火性のシェル、 (b)トランスジューサと、該トランスジューサから間
    隔をおいて配置された窓との間を超音波を伝送するため
    の結合媒体であって、該結合媒体が該シェル内に収容さ
    れた溶融金属を含んで成り、該トランスジューサと該結
    合媒体との間の超音波に関する音響減衰係数が約3dB
    未満である、結合媒体、および (c)該結合媒体と該物体との間を超音波を伝送するた
    めの窓であって、該窓が該シェルによって支持されてお
    り、該窓が、 (1)該結合媒体と接触している内側表面 部であって、該結合媒体と該内側表面部との間の超音波
    に関する音響減衰係数が約6dB未満である、内側表面
    部、および (2)該物体によって濡らされ得る外側表 面部であって、該外側表面部と該物体との間の超音波に
    関する音響減衰係数が約8dB未満である、外側表面部
    、 の(1)および(2)を含んで成る窓、 の(a)〜(c)を含んで成る、超音波を伝送するため
    のプローブと、 (d)該物体である液体ガリウムに近接し且つ該窓から
    間隔をおいて配置された圧電トランスジューサとを含ん
    で成る装置。 14、前記トランスジューサが前記窓から少なくとも1
    0cmの距離を隔てられている特許請求の範囲第13項
    記載の装置。 15、(e)前記圧電トランスジューサとこれに近接す
    る前記液体ガリウムとを約149℃以下の温度に維持す
    るための冷却手段、 を更に含んで成る特許請求の範囲第13項記載の装置。 16、(f)電圧パルス発振器、 (g)超音波周波数の交番電圧を発生する高周波発振器
    、 (h)該電圧パルス発振器と該高周波発振器とからの電
    気衝撃を受信する変調器であって、該変調器が該電圧パ
    ルス発振器からのパルスを受信している期間中にのみ、
    超音波周波数の該電圧が通過することによって該変調器
    は電圧列を発生し、該電圧列はトランスジューサを生か
    す、変調器(i)前記物体から受信した振動波列によっ
    て起動させられて該振動波列に応答する電圧列を発生す
    る受信トランスジューサ、 (j)該電圧パルス発振器と同期化した掃引回路、およ
    び、 (k)輝点が該掃引回路によって一つの方向に偏向させ
    られており、該受信トランスジューサからの電圧出力に
    よって別の方向に偏向させられるオシロスコープ、の(
    f)〜(k)を更に含んで成る特許請求の範囲第15項
    記載の装置。 17、溶融金属あるいは溶融合金あるいは溶融ガラスを
    含んで成る物体の超音波検査方法であって、該物体は約
    2500℃以下の融点を有しており、下記の工程、 (a)圧電トランスジューサで超音波を発生させる工程
    、 (b)該トランスジューサからの該超音波を、液体金属
    を含んで成る結合媒体を通して、該トランスジューサと
    間隔をおいた窓にまで伝送する工程であって、該トラン
    スジューサと該結合媒体との間の超音波に関する音響減
    衰係数が約3dB未満である工程、 (c)該超音波を、窓を通して、溶融金属あるいは溶融
    合金を含んで成る物体中に伝送する工程であって、該窓
    が、 (1)該結合媒体と接触している内側表面 部であって、該結合媒体と該内側表面部との間の超音波
    に関する音響減衰係数が約6dB未満である、内側表面
    部、および (2)該物体によって濡らされた外側表面 部であって、該内側表面部と該外側表面部との間の超音
    波に関する音響減衰係数が約3dB未満であり、且つ該
    外側表面部と該物体との間の超音波に関する音響減衰係
    数が約8dB未満である、外側表面部、 の(1)および(2)を含んで成る窓、 である工程、および、 (d)該超音波の反射波が該物体から出現した後に、該
    反射波の受信と解析とを行なう工程、の(a)〜(d)
    を含んで成る方法。 18、前記物体が溶融アルミニウムあるいは溶融アルミ
    ニウム合金を含んで成り、且つ前記結合媒体が液体ガリ
    ウム中に溶解した銀を含んで成る特許請求の範囲第17
    項記載の方法。 19、前記物体が鉄合金を含んで成り、且つ前記結合媒
    体が液体ガリウム錫合金を含んで成る特許請求の範囲第
    17項記載の方法。 20、前記物体が溶融ガラスを含んで成り、且つ前記窓
    がニッケルあるいは鋼を含んで成り、且つ前記シェルが
    鋼あるいはニッケルを含んで成る特許請求の範囲第17
    項記載の方法。
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