JPS62165006A - ステツプシリンダ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、簡単な構成でプランジャーの段階的な制御を
可能にしたステップシリンダーに関するものである。

［従来の技術］ 第７図は、従来のステップシリンダーの一例であり、シ
リンダーａから突出するプランジャーｂの位置を検出す
るセンサーＣと、該センサーＣの電気信号をうけて、油
圧切換弁ｄに作動指令を発信する制御盤ｅとで形成し、
プランジャーｂの現位置を検出したセンサーＣからの電
気信号をうけて、プランジャーｂが所定の位置にあるか
否かを制御盤ｅ内の比較回路で判断し、その結果によっ
て制御盤ｅから油圧切換弁ｄへ作動指令が出力されると
、シリンダーａへ適宜の圧油を送出し、前記プランジャ
ーｂが所定位置に達したことがセンサーＣによって検出
確認され、そのことが制御ｒＡｅを通じて圧油遮断の信
号として油圧切換弁ｄに出力されると、圧送油が遮断さ
れ、プランジャーｂが所定の位置を占める。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上述の従来装置では制御装置が複雑で部
品点数が多く高価でおり、信頼性にも欠けると言う問題
がおる。

本発明は上述の実情に鑑み、構成部品（含、制御機器）
が少数であり、コンパクトで簡単に制御でき、安価で信
頼性の高いステップシリンダーを提供することを目的と
してなしたものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、シリンダー内に、頭部と軸部を備え、頭部が
相対向して配設された２本のプランジャーを、軸線方向
に摺動自在に嵌合せしめ、一方のプランジャー軸部の前
記シリンダー外に突出した部分に、ストローク調整用金
具を締結し、前記２本のプランジャーを近接、離反する
方向へ動かす圧力流体出入路、もしくは弾撥体を所要位
置に設けた構成としている。

［作　　用］ 圧力流体出入路を介して送られた圧力流体、もしくは弾
撥体により、ストローク調整用金具を取付けた一方のプ
ランジャーを移動させると該一方のプランジャーは、ス
トローク調整用金具がシリンダー外端に当接したところ
で止まり、その間に他方のプランジャーが押し上げられ
るので、該他方のプランジャー軸端は中位のレベルに達
し、更に前記の他方のプランジャーを圧力流体、もしく
は弾撥体により、頭部後面がシリンダ一端部の内面に当
接するまで移動させると、該プランジャー軸端は最高の
レベルに達する。

ストローク調整用金具の位置を適宜に調節することによ
って、上記の中位のレベルの位置に対応するプランジャ
ーのストロークを、簡単に設定できる。

［実　施　例］ 以下本発明の実施例を添付図面を参照しつつ説明する。

第１図は本発明の一実施例で、盤状の頭部１ａと軸部１
ｂを備えたプランジャー１をシリンダー２内に嵌入せし
めて、頭部１ａがシリンダー２に対して１冨動し得るよ
うにすると共に、軸部１ｂの反頭部側端部をシリンダー
２から軸線方向上方へ突出させ、シリンダー２の側面に
頭部１ａの上面の空間１３と連通する圧力流体出入路１
１を設け、盤状の頭部３ａと軸部＆ｂを備えたプランジ
ャー３を、頭部３ａが前記プランジャー１の頭部１ａと
相対向して配設されるよう、シリンダー２内に嵌入セし
めて、頭部３ａがシリンダー２に対して摺動じ得るよう
にすると共に、軸部３ｂの反頭部側端部をシリンダー２
から軸線方向下方へ突出させ、一端が軸部３ｂの下端面
に開口された圧力流体出入路９，１０をプランジャー３
に穿設して、圧力流体出入路９をプランジャー１，３の
頭部１ａ。

３ａ間の空間１２に連通させると共に、圧力流体出入路
１０をプランジｖ−３の頭部３ａ下面の空間１４に連通
させ、プランジャー３の軸部３ｂ下端側にナツト４を螺
合せしめ、ナツト４によりプランジャー３のストローク
の調整を行い得るようにする。

なお、図中５．６，７．８は各空間を仕切るシール材で
おり、１５はシリンダー２を取付けるフレームでおる。

次に本発明の作動を、第２図〜第６図により説明する。

第３図の状態のステップシリンダーの圧力流体出入路１
０および１１を図示していないタンクに開放し、圧力流
体出入路９より圧力流体を空間１２に圧送すると、プラ
ンジャー１は上昇し、プランジャー３は下降し、それぞ
れの頭部１ａ、３ａの後面がシリンダー２の端部内面に
当接して停止し、第４図に示す状態となる。この状態の
時のプランジャー１の軸端の位置が第２図に示すＡ〜Ｂ
点である。

又、空間１２の流体を圧力流体出入路９を通じてタンク
に開放し、圧力流体出入路１０より空間１４へ圧力流体
を圧送すると共に、圧力流体出入路１１を通じ空間１３
へ圧力流体を圧送すると、プランジャー３は上昇し、ナ
ツト４がシリンダー２の外端部に当接して停止し、プラ
ンジャー１は下降し、前記プランジャー３に当接して停
止し、第５図に示す状態となる。この状態の時のプラン
ジャー１の軸端の位置が第２図に示す０〜０点である。

更に空間１４の流体を圧力流体出入路１０を通じてタン
クに開放し、圧力流体出入路１１を通じ空間１３へ圧力
流体を圧送すると、プランジャー１とプランジャー３と
は、その頭部を当接したまま、−緒に下降し、プランジ
ャー３の頭部３ａｑ１面がシリンダー内の下端面に当接
して停止し、第６図に示す状態となる。この状態の時の
プランジャー１の軸端の位置が第２図に示すＱ又はＯ′
点である。

プランジャー３の軸端部に螺合したナツト４は、これを
任意の位置に固定することによって第５図に示す状態の
プランジャー１の位置を適宜に調整できる。

なお、本発明のステップシリンダーは、圧力流体であれ
ば、油、水、空気、ガス等のいずれも適用可能でおるこ
と、更に空間１３．１４には圧力流体の代りにスプリン
グ等の弾撥体を用い空間１２に圧力流体を供給するよう
にしてもよいし、或いは空間１２には圧力流体の代りに
弾撥体を用い空間１３．１４に圧ツク流体を供給するよ
うにしてもよいこと、又、実施例ではストローク調整金
具としてナツトを螺合する場合について説明したが、ナ
ツト以外の締結金具を用いることができること、その他
、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得
ること等は勿論である。

［発明の効果］ ７Ｓ発明のステップシリンダーによれば、特別な位置検
出装置を設けることなく、任意の位置のステップ停止が
可能となり、簡単な構成で部品点数が少なくて済み、コ
ンパクトにできて安価でおり、信頼性を著しく向上でき
る、等種々の優れた効果を奏し１ｑる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のステップシリンダーの一実施例の説明
図、第２図は本発明のステップシリンダーのストローク
と時間の関係を示すグラフ、第３図〜第６図は本発明の
ステップシリンダーの作動説明図、第７図は従来のステ
ップシリンダーの説明図でおる。 図中１はプランジャー、２はシリンダー、３はプランジ
ャー、４はナツト、９．１０．１１は圧力流体出入路で
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）シリンダー内に、頭部と軸部を備え、頭部か相対向
   して配設された２本のプランジャーを、軸線方向に摺動
   自在に嵌合せしめ、一方のプランジャー軸部の前記シリ
   ンダー外に突出した部分に、ストローク調整用金具を締
   結し、前記２本のプランジャーを近接、離反する方向へ
   動かす圧力流体出入路、もしくは弾撥体を所要位置に設
   けたことを特徴とするステップシリンダー。