JPS6216413A - キチン類誘導体を用いた徐放性医薬品組成物 - Google Patents

キチン類誘導体を用いた徐放性医薬品組成物

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JPS6216413A
JPS6216413A JP15250885A JP15250885A JPS6216413A JP S6216413 A JPS6216413 A JP S6216413A JP 15250885 A JP15250885 A JP 15250885A JP 15250885 A JP15250885 A JP 15250885A JP S6216413 A JPS6216413 A JP S6216413A
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秀夫 松木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉 本発明はキチン類のカルボキシアルキル化誘導体を用い
た徐放性医薬品組成物に関する。 更に詳細には本発明はキチン類のカルボキシアルキル化
誘導体と親水性高分子化合物と薬物とからなることを特
徴とする徐放性医薬品組成物に関する。 〈従来技術〉 甲殻類、昆虫類の組織支持体として自然界に広く分布す
るキチン類、すなわちキチン及びそり脱アセチル化物で
あるキトサンは従来はとんどが廃棄されてきた。 しかし、近年それらの性質が次第に明らかにされ、毒性
のない天然高分子であることから各方面への応用が期待
されている。しかるに、キチン及びキトサンは通常の溶
媒に溶解しない、あるいは機械的に粉砕されに(い等の
欠点を有するため使用しに((実用化された例はほとん
どない。 一方、医薬品を生木に投与(−だ場合に、生木内での医
薬品の溶出を制御
【−1吸収を調節する徐放性製剤技術
は古くから検討されている。例えば、薬物を種々の皮膜
で被覆する方法、あるいは薬物をワックス又は高分子の
マトリックス中に包含させる方法等が知られ℃いるが、
これらの方法はその調製法が複雑である。 〈発明が解決【、ようとする問題点〉 上記の事情に鑑み我々はキチン類を用いた徐放性製剤を
検討t、た。キチン類を用いた徐放性製剤の一例と1.
ては、キトサンと薬物とを酢酸に溶解した後溶媒を留去
し℃乾燥キトサンゲルを調製する方法〔ニス・ミャザキ
(S、 Miyazak+ )も、ケミカル・アンド・
ファーマシューテイカル・プレティン(Chem。 Pham、 Bull、 )、29(10)、 306
7−3069(1981))か知られているが、この方
法では乾燥に長時間を要する上に、酢酸に弱い薬物には
適用できない等の欠点を有する。 キトサンの粉末を乳糖とともに錠剤とり、徐放性製剤と
する方法〔ワイ・サワヤナギ(Y。 S awayanagi )ら、ケミカル・アンド・フ
ァーマシューテイカル・プレティン(Chem、 Ph
arm。 Bull、)、30(11)、4213−4215(1
982))も知られている。しかし上記のキトサンと乳
糖との混合物は酸性溶液中ではキトサンがゲル化して包
含された薬物が徐放化されるが、中性、アルカリ溶液中
ではキトサンが崩壊剤として働き錠剤は即座に崩壊し、
薬物は急激に溶解してしまう。したがって生体内で中性
、アルカリ性の部位では徐放性製剤とはならずかえって
速崩壊、溶出性製剤となる欠点を有15ている。 したがって製造法が容易でかつ酸性のみならず中性、ア
ルカリ性部位でも薬物が徐放化さnるキチン類からなる
徐放性製剤の開発か望まれていた。 一方、キチン類のカルボキシアルキル化誘導体と【7て
、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチルキトサン
、カルホキジエチルキチン、カルボキシエチルキトサン
、カルボキシプルピルキチン、カルボキシプロピルキト
サン等が知られており、これらの誘導体は、キチンある
いはキトサンと異なり親水性であり、水に溶解してゲル
化する。従ってその特性を利用してゲルr過りpマドグ
ラフィー担体、固定化酵素用組木、医用材料等への利用
が注目されている。 すなわち例えば、特開昭55−161805には、カル
ボキシメチルキチンあるいはカルボキシメチルキトサン
とポリアクリル酸塩、ポリL−リジン、ポリL−グルタ
ミン酸塩とからポリイオンコンプレックスを調整し、そ
れをマイクロカプセル材1人工臓器9手術用剤等の用途
に応用する例が記載されている。しかしながらこれらを
薬物とともに用い″C製剤に適用することについ又は何
んら検討がなされていない。 特開昭50−123815には、カルボキシメチルキチ
ンあるいはカルボキシメチルキトサンを薬物と混合して
混合組成物とし、徐放性医薬品組成物となすことが開示
されている。 しかし、本発明者らは、カルボキシメチルキチンあるい
はカルボキシメチルキトサンと薬物との徐放性医薬品組
成物について検討した結果、これらの組成物からなるゲ
ル構造は体液と接触すると脆(、徐放性が不十分である
ことを認めた。 〈問題点を解決するための手段〉 本発明者は、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチ
ルキトサン等のキチン類の誘導体について鋭意研究した
結果、カルボキシアルキル化キチン及び/又はカルボキ
シアルキル化キトサンと、親水性高分子との混合物に薬
物を混合して混合組成物とした場合に、該混合組成物か
らの薬物の溶出が、該混合組成物が置かれた溶媒の酸度
(pH)によらず著しく遅延し、また被混合組成物の体
液中での保型性が著しく改善され、該混合組成物が徐放
性製剤とし、て極めて優れていることを見出1一本発明
に到達したものである。 すなわち、本発明は、キチン類のカルボキシアルキル化
誘導体、親水性高分子化合物。 及び薬物からなることを特徴とするキチン類誘導体を用
いた徐放性医薬品組成物である。 本発明で用いられるキチン類のカルボキシアルキル化誘
導体は、カルホキジアルキル化キチン及び/又はカルボ
キシアルキル化キトサンである。カルボキシアルキル化
キチンは例えばキチンをモノクロル化カルボン酸あるい
はモノクロル化カルボン酸ナトリウムとフルカル中で反
応させることにより得られる。 例えばカルボキシエチルキチンはキチンをモノクロル酢
酸あるいはモノクロル酢酸ナトリウムと反応させること
により、またカルボキシエチルキチンはキチンをβ−モ
ノクールプロヒオン酸あるいはβ−モノクジルプロビオ
ン酸ナトリウムと反応させることにより、また力ルポキ
シプρビルキチンはキチンをr−モノクール酪酸あるい
はr−モノクロル酪酸ナトリウムと反応させることによ
り得られる。 得られたカルホキジアルキル化キチンのカルボキシル基
は遊離のカルボン酸でも、あるいはアルカリ金属塩でも
よい。カルボキシアルキル化度は単位構造であるN−7
セチルーD−グルコサミン燕つ0.1〜工、0.好まし
くは0.3−1.0である。 カルボキシアルキル化キトサンは通常、上記のカルボキ
シアルキル化キチンをアルカリ水溶液中で加熱(,1脱
アセチル化し、て得られるが、キトサンをモノクロル化
カルボン酸あるいはモノクロル化カルボン酸ナトリウム
とアルカリ中で反応させることによっても得られる。 例えば、カルボキシメチルキトサンはキトサンをモノク
ロル酢酸あるいはモノクロル酢酸ナトリウムと反応させ
ることにより、またカルボキシエチルキトサンはキトサ
ンをβ−モノクロルプqピオン酸あるいはβ−モノクロ
ルプpピオン酸ナトリウムと反応させることにより、ま
たカルボキシプルピルキトサンはキトサンをr−モノク
ロル酪酸あるいはr−モノクロル酪酸ナトリウムと反応
させることにより得られる。得られたカルボキシアルキ
ル化キトサンのカルボキシル基は遊離のカルボン酸でも
、あるいはアルカリ金属塩でもよい。カルボキシアルキ
ル化度は単位構造であるD−グルコサミン当り0.1〜
t、o、好tしくは0.3〜1.0である。 本発明で用いるキチン類のカルボキシアルキル化誘導体
の好ま【−い−態様を挙げれば、下記式印(カルボキシ
アルキル化キチン)又は下記式rM](カルボキシアル
キル化キトサン)で表わされる構造単位をその分子中に
有するものである。 (式中、nは1〜3の整数を表わす) もちろん、式[1)、00において、3位の水酸基が更
にカルボキシアルキル化されていてもよいし、あるいは
6位に代わって3位の水酸基のみがカルボキシアルキル
化されていてもよい。 本発明で用いられる親水性高分子化合物はセルロース誘
導体あるいはその曲の親水性高分子化合物である。セル
ロース誘導体としては、ヒドロキシプロピルセルロース
、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒトミキシエ
チルセルロース、メチルセルー−ス、エチルセルロース
等があげられる。その他の親水性高分子化合物としては
、ポリアクリル酸及びその塩、カルボキシビニルポリ7
−及びその塩、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合
体及びその加水分解物、ポリ乳酸、ポリビニル酢酸、酢
酸ビニル無水マレイン酸共重合本部分メチルエステル、
酢酸ビニルクートン酸共重合に、  カルボキシメチル
セルロース。 カラギーナン、アルギン酸、ペクチン、ペクチン酸、カ
ラヤゴム、7ラビヤゴム、トラガント、ポリL−グルタ
Sン酸、ポリL−リジン等があげられる。なお本発明に
おいては、これら親水性高分子化合物の1種を単独で使
用し工も2種以上を併用するようにしてもよ(ゝO 上記親水性高分子化合物とカルボキシアルキル化キチン
及び/又はカルボキシアルキル化キトサンとの混合物に
おい℃、両者は如何なろ相互作用を有するかは明らかで
はないが、おそら(該混合物は体液と接触し℃ゲル構造
を形成し、親水性高分子化合物がセルロース誘導体の場
合には、セルロース誘導体の水酸基と、カルボキシアル
キル化キチンあるいはカルボキシアルキル化キトサンの
カルボキシル基あるいはアミノ基との水素結合が生じ、
薬物の徐放効果が促進されるものと推測される。 セルロース誘導本以外の親水性高分子化合物の場合には
、該親水性高分子化合物の7ニオン構造あるいはカチオ
ン構造とカルボキシアルキル化キチンあるいはカルボキ
シアルキル化キトサンのカルボキシル基あるいはアミン
基とのイオン結合が生じ、薬物の徐放効果が促進される
ものと推測される。 キチン類のカルボキシアルキル化誘導体と、親水性高分
子化合物との置割合いは、重量ル(キチン類のカルホキ
ジアルキル化誘導体:親水性高分子化合物)で通常、9
9:1〜10:90であり、好ましくは99:1〜20
:80、更に好ましくは98:2〜30ニア0である。 本発明で用いられる薬物は、通常有効血中濃度あるいは
有効局所濃度を維持するために頻回投与を余儀な(され
る薬物であれば伺れの薬物でもよい。具体的には下記の
薬物が例とI、C挙げられよう。 メフェナム酸、アセメタシン、インドメタシン、アルク
ロフェナック、イブプロフェン。 塩酸チ7ラミド、ケトプロフェン、ジクロフェナックナ
トリウム、スリンタリ、ナブpキセン、フエンブエン、
フルルビプロフェン。 メピリゾール等の解熱鎮痛消炎剤; 塩酸アセブト9−ル、塩酸アルプンノp−ル、塩酸イン
デノーール、塩酸オクスブレノロール、塩酸カルテオロ
ール、塩酸プルプラノロール、ピンドロール、シソビラ
ミド等の不整脈用剤; 塩暇クロニジン、塩酸プニトロロール、塩酸プラゾシン
、カプトプリル、酒石酸メトプレ0−ル、メチルドパ、
硫酸ペタニシン等の血圧降下剤; 塩酸エタフエノン、塩酸オキシフェトリン。 塩酸カルボクルメン、塩酸ジラゼプ、塩酸ジルチアゼム
、塩酸トリメタジジン、塩酸ベラパミル、ジビリダモー
ル、硝酸インソルビド。 トラピジル、ニコランジル、ニフェジピン。 イノシトールへキサニッチネート、塩酸イソクスプリン
、クエン酸二カメタート、シクランデレート、シンナリ
ジン等の血管拡張剤;クロフィブラート、シンフィブラ
ート、エラスターゼ、ソイステロール、ニコモール。 等の動脈硬化用剤; 塩酸ニカルジピン、塩酸ニモジピン、塩酸メクロフエノ
キサート、チトクロームC1酒石酸イフエンプロジル、
ニコチン酸トコフェロール、ペントキシフィリン、等の
循環器官用剤; 塩酸りpルプレナリン、塩酸ピルダテロール、メシル酸
ビトルテロール、硫酸サルブタモール、硫酸テルブタリ
ン、硫蒙ヘキソプレナリン、リン酸ジメモルフ7ン、塩
酸7ングロキンール、塩1lL−エチルシスティン、塩
酸トリメトキノール、塩酸プームヘキシン。 テオフィリン、トラニラスト等V鎮@fA4剤:アセグ
ルタミドアルミニウム、L−グルタミン、p−()ラン
ス−4−7ミノメチルシクロヘキサンカルポニル)−フ
ェニルプロピオン酸塩酸塩、塩酸セトラ上サート。塩酸
ピレンゼピン、グフフルナート、シメチジン、臭化グリ
コピロニウム、スルピリド、17.20−ジメチル−6
〜オキンプロスタグランジンE1メチルエステル、6−
オキツプースタグランジンE、、15−メチルーブロス
タグランクン&、16−メチル−16−ヒドpキシ−1
5−デヒドーキシプpスタグランジン島メチルエステル
、7−チアプロスタグランジンaメチルエステル、17
.20−ジメチル−7−チ7プロスタグランジンE、メ
チルエステルの如きプロスタグランジン類等の抗潰瘍剤
:キモトリプシン、ストレプトキナーゼ、塩化リゾチー
ム、セアプローゼ、セラペプターゼ、プロナーゼ、プロ
メライン等の酵素製剤;メトトレキサート、カルボフン
、カルモフール、テガフール、フルオルウラシル等の抗
悪性腫瘍剤; オキサシリン、7エネシリンカリクム、7−モキシシリ
ン、アンピシリン、セファレキクン、セフラジン等の化
学療法剤; ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、トリアムシノロン
、デキサメタシン、ペタメタシン等の消炎ステロイド剤
; 塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸り−ルフエニラミ
ン等の抗ヒスタミン剤; ベンシカイン等の局所麻酔剤; 塩酸フィブラ−ト等の泌尿器官用剤; 塩酸クロルヘキシジン、ヘキシルレゾルシン、エタクリ
ジン等の口内殺菌剤等があげられる。 かかる薬物の使用量は、用いる薬物の作用の強さ等によ
って適宜決定される。通常薬物量は全体(キチン類のカ
ルボキシアルキル化誘導体、親水性高分子化合物及び薬
物)の0.01〜50重量%である。 かかる薬物と前記キチン類誘導体と親水性高分子化合物
とを、前記した置割合用いて混合して本発明の組成物が
得られる。各成分は十分に粉砕されかつ十分に混合され
粒度が小さい粉本であることが好ましい。 具体的には粒子径は500μmから5μm程度のものが
好ましく、200μmから10JfF1程度のものがよ
り好ましい。粉砕を必要とする時は通常の粉砕器、例え
ば遠心式粉砕器で粉砕すればよい。その場合に、あらか
じめ三成分を混合した後に咳混合粉本を粉砕してもよい
。 かくして得られるキチン類のカルボキシアルキル化誘導
体と親水性高分子化合物と薬物との混合物は、経口投与
2ロ腔内あるいは鼻腔内局所投与、あるいは直接組織内
投与のための製剤に好適であり、例えば粉剤、散剤。 顆粒剤1錠剤等に好ましく製剤化される。製剤を得るに
は以下の方法が挙げられる。 すなわち、得られる混合物をそのまま、あるいは必要に
応じ所望の滑沢剤、結合剤2着色剤、矯味矯臭剤の1種
又は2種以上加えて混合し、粉剤とすることができる。 ここで用いられる滑沢剤としては、例えばタルク、ステ
アリン酸、ステアリン酸の塩、ワックス等が挙げられる
。結合剤としては、例えばデンプン、テキストリン、ト
ラガント、ゼラチン。 ポリビニルピーリドン、ヒドロキシプロピルセルロース
、ポリビニルアルコールナトカ挙げられる。着色剤とし
ては1例えばサンセットイエローの如きタール系色素な
どが挙げられる。 また、得られる混合物をそのまま、あるいは必要に応じ
て滑沢剤、結合剤1着色剤などを加えて直接圧縮するこ
とKよって錠剤とすることかできるう また、通常の方法によって粒化することKよって顆粒剤
とすることもでき、顆粒剤を更に粉砕することによって
散剤もしくは粉剤とすることもできる。 これらの製剤は、含有される薬物の効果が十分発揮され
るような方法で生木に投与される。例えば、解熱鎮痛消
炎剤、不整脈用剤。 血圧降下剤、血管拡張剤、動脈硬化用剤、循環器官用剤
、鎮咳五痰剤、抗潰瘍剤、酵素製剤、抗悪性!!瘍剤、
化学療法剤、消炎ステルイド剤、抗ヒスタミン剤等は経
口投与される。 不整眠用剤、血圧降下剤、血管拡張剤、動脈硬化用剤、
循環器用剤、消炎ステルイド剤。 局所麻心剤1口内殺菌剤等は口腔内あるいは鼻腔内に局
所投与される。抗悪性腋瘍剤は、直接組織内圧投与する
ことも可能である。 〈発明の効果〉 本発明の医薬品組゛成物によれば、通常有効血中濃度あ
るいは有効局所濃度を維持するために頻回投与を余儀な
(されている薬物の生体内での放出性が制御され投与回
数の低減が可能であり、新たな徐放性医薬品組成物を提
供するものとして本発明の意義は大きい。 〈実施例〉 以下に本発明を実施例により更に詳細に説明する。 実施例1 カルボキシルメチルキチン75.0重量部、ヒドロキシ
プロピルセルロース12.03ifi[、インドメサシ
ン12.5重量部、及びステアリン酸マグネシウム0.
5重量部を均一に混合して、本発明の組成物と【−1次
いで打錠機で打錠【−1錠剤を製しく1錠の重量= 2
00 mW ) 、第十改正日本薬局方、溶出試験第2
法(パドル法)で試験液として第1液(pH= 1.2
 )を用いて溶出試験を行なった。 錠剤は赤外線吸収スペクトル測定用のKBr錠剤成形器
と油圧プレスを使用1−Cl0OKIiの圧縮圧で30
秒間圧縮C1て直径13明の平板婉と1、た。経時的に
試験液を採取]−1溶解したインドメサシンの量を分光
光度計で測定し、濃度から溶出率を算出1.たつ 同時!/c対照と【、て、微結晶セルロース43.5重
量部、乳糖43.5重量部、インドメサシン12.5重
量部及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部からな
る錠剤(対照(1+)−:カルボキシメチルキチン8フ
、0重量部、インドメサシン12.5重量部及びステア
リン酸マグネシウム0.5重量部からなる錠剤(対照(
2))につい℃も同様に溶出試験を行なった。 結果を表−1に示す。 実施例1が対照例1〜2に比較して溶出が遅延している
ことがわかる。 実施例2〜6 表−2に記載〔−だ成分を均一に混合1.てカルボキシ
メチルキチン、ヒドロキシプロピルセルロース、インド
メサシン、及びステアリン酸マグネシウムからなる本発
明の組成物を得、次いで打錠機により打錠して錠剤を製
しく1錠の重1=200119)、実施例1と同様に溶
出試験を行なった。結果を表−3に示す。 表−2各錠剤の組成 (重量パーセント)表−3各錠剤
の溶出率 (チ)(第1液)実施例2〜6が対照例2に
比較して溶出が遅延【−℃いること、実施例2〜4が実
施例1とほぼ同様の溶出を示すffK1し、実施例5及
び6では実施例1よりやや溶出が速いことがわかる。 実施例7 実施例1で記載(、た各錠剤につき、試験液を第2液(
pH=68)とする以外は同様の方法で試験した結果を
表−4に示す。 表−4各錠剤の溶出率 (チ) (第2液)実施例10
錠剤か対照例1〜2の錠剤に比較して第2液中でも溶出
が遅延していることがわかる。 実施例8 実施例1と同様K(−でカルボキシメチルキチン7s、
oJif1部、  ヒドロキシプロピルセルp−19,
5重量部、ニフェジピン15.0重量部、及びステアリ
ン酸マグネシウム0.5重量部からなる錠剤を製しく1
錠の重量= 200119 ) 、第十改正日本薬局方
、溶出試験第2法(パドル法)で試験液として第1液(
pH= 1.2 )を用いて溶出試験を行なった。 錠剤は赤外線吸収スペクトル測定用のKBr錠剤成形器
と油圧プレスを使用して100Kgの圧縮圧で30秒間
圧縮【、て直径13■の平板錠とした。経時的に試験液
を探求し、溶解(−だニフェジピンの量を分光光度計で
測定【1、濃度から溶出率を算出【、た。 同時に対照として、微結晶セルロース42.5重量部、
乳糖42.0重量部、ニフェジピン15.0重量部及び
ステアリン酸マグネシウム0.5重量部からなる錠剤(
対照+3+ ) :カルボキシメチルキチン84.5 
fi’1部、ニフェジピン15.0重量部及びステアリ
ン酸マグネシウム0.5重量部からなる錠剤(対照(4
))についても同様に溶出試験を行なった。 結果を表−5に示す。 表−5各錠剤の溶出率 (チ) (第1液)実施列8が
対照例3〜4に比較し℃溶出が遅延していることがわか
る。 実施例9 実施例8で製した錠剤及び実施例8中の対照例3及び4
0錠剤について一夜絶食した体重的10にダの雄性ピー
グル犬に水20−とともに好日投与【−1投与後、経時
的に採血して血中のニフェジピン濃度をECD mガス
クロマトグラフィーで測定した。結果を表−6に示す。 実施例80錠剤が、ピーグル犬に投与された場合でも対
照例3及び4よりも徐放化されていることがわかる。 表−6 実施例10 実施例1と同様K L、てカルボキシメチルキトサン7
5.OM置部、ヒドロキシプロピルセルロース12.0
重量部、インドメサシン12.5重量部、及びステアリ
ン酸マグネシウム0.5重量部からなる錠剤を製しく1
錠の重量=20011g)。 第十改正日本薬局方、溶出試験第2法(パドル法)で試
験液として第1液(pH= 1.2 )を用い℃溶出試
験を行なった。 錠剤は赤外線吸収スペクトル測定用のKBr錠剤成形器
と油圧プレスを使用[、て1 (10K9の圧縮圧で3
0秒間圧縮1.て直径13■の平板錠と1、た。経時的
に試験液を採取し、溶解1.たインドメサシンの量を分
光光度計で測定し、濃度から溶出率を算出j、た。 同時に対照として、微結晶セルp−ス43.5重量部、
乳!43.5重量部、インドメサシン12.5重1部及
びステアリン酸マグネシウム0.5重量部からなる錠剤
(対照(51’) :カルボキシメチルキトサン8フ、
0141部、インドメサシン12.5重量部及びステア
リン酸マグネシウム0.5重量部からなる錠剤(対照(
6))についても同様に溶出試験を行なった。 結果を表−7に示す。 表−7各錠剤の溶出率 (チ)  (第1液)実施例7
が対照例5〜6に比較L−c溶出が遅延1.ていること
かわかる。 実施例11 実施例1と同様に1−てカルボキシメチルキトサン75
.0重量部、ヒドロキシプロピルセルロース9.5重量
部、ニフェジピン15.0JI量部。 及びステアリン酸マグネシウム0.5重量部からなる錠
剤を製しく1錠の重量= 200 Q ) 、第十改正
日本薬局方、溶出試験第2法(パドル法)で試験液とC
1て第1液(pH−1,2)を用いて溶出試験を行なっ
た。 錠剤は赤外線吸収スペクトル測定用のKBr錠剤成形器
と油圧プレスを使用して100Kfの圧縮圧で30秒間
圧縮1.て直径13wmの平板錠とした。経時的に試験
液を採l1l(L、溶解【−たニフェジピンの量を分光
光度計で測定11、濃度から溶出率を算出【、た。 同時に対照と1.て、微結晶セルロース42.5重量部
、乳糖42.0重量部、ニフエジピン15.0重量部及
びステアリン酸マグネシウム0.5重量部からなる錠剤
(対照(71) :カルポキシメチルキトサン84.5
重量部、ニフェジピン15.0重量部及びステアリン酸
マグネシウム0.5重量部からなる錠剤(対照(8))
についても同様に溶出試験を行なった。 結果を表−8に示す。 表−8各錠剤の溶出率 (%) (第1液)実施例11
が対照例7〜8に比較(7て溶出が遅延していることが
わかる。 実施例12 実施例1のヒドロキシプロピルセルロースのかわりにカ
ルボキシビニルポリマー(B、F。 Goodrlch社製カルボポール940)を用い、そ
の曲は、実施例1と同様に(5て錠剤を製した。 対照としては実施例1と同様に対照例fl+及び対照例
(2)を用いて、実施例1と同様に溶出試験を行なった
。 結果を表−9に示す。 表−9各錠剤の溶出率 (%) (第1液)実施例12
が対照例1〜2に比較して溶出が遅延していることがわ
かる。 実施例】3 11Fli例10のヒドロキシプルピルセルロースのか
わりにカルボキシビニルポリマー(B、F。 Goodrieh社製カルボポール940)を用い、そ
の他は実施例1Oと同様にし1錠剤を製した。 対照としては実施例10と同様に、対照例5及び対照例
6を用いて、実施例10と同様に溶出試験を行なった。 結果を表−10に示す。 実施例13が対照例5〜6に比較して溶出が遅延してい
ることがわかるっ 実施例14〜25 本発明の方法により、キチン類誘導体に各種の親水性高
分子及びニフェジピン及びステアリン酸マグネシウムか
らなる錠剤′9I:製した。各部の重量パーセントは実
施例8と同様であろうこれらの錠剤について実施例8と
同様に溶出試験を行なった。 製造した錠剤の組成を表−11に、またその溶出試験の
結果を表−12に示す。 表−12各錠剤の溶出率(%) (第1液)実施例26
〜37 実施例1と同様に1.てキチン類誘導体に各種の親水性
高分子及び二7エジピ/及びステアリン陵マグネシウム
からなる錠剤を製した。各部の重量パーセントは実施例
8と同様である。これらの錠剤について実施例8と同様
に溶出試験を行なった。 製造した錠剤の組成を表−13に、またその溶出試験の
結果を表−14に示す。 表−14各錠剤の溶出率 (条) (第1液)実施例3
8 実施例1と同様にカルボキシメチルキチン75.0重量
部、ヒドロキシブービルセルロース9.5重量部、塩酸
プロプラノール15重量部及びステアリン酸マグネシウ
ム0,5重量部からなる1錠200 mgの錠剤を裏し
た。 実施例39 実施例1と同様にカルボキシメチルキチン85.0第1
部、ヒドロキシプルピルセルロース14.5重量部、ト
リアムシノロンアセトニド0.01重量部、及びステア
リン酸マグネシウム0.5重量部からなる1錠4011
1Fの錠剤を製した。 実施例40 カルボキシメチルキチン75.0重量部、ヒドロキシプ
ロピルセルp−3120重量部、インドメサシン12.
5重量部及びステアリン酸マグネシウム0,5重量部を
均一に混合して、本発明の組成物とし、次いで打錠機で
打錠して錠剤を製造した。錠剤をローラーグラニュレイ
ターで破砕し、顆粒剤を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、キチン類のカルボキシアルキル化誘導体、親水性高
    分子化合物、及び薬物からなることを特徴とするキチン
    類誘導体を用いた徐放性医薬品組成物。 2、キチン類のカルボキシアルキル化誘導体がカルボキ
    シメチルキチン又はカルボキシメチルキトサンである特
    許請求の範囲第1項記載の徐放性医薬品組成物。 3、親水性高分子化合物が、ヒドロキシプロピルセルロ
    ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキ
    シエチルセルロース、メチルセルロース、及びエチレン
    セルロースからなる群から選ばれた少くとも一種のセル
    ロース誘導体である特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載の徐放性医薬品組成物。 4、親水性高分子化合物が、ポリアクリル酸及びその塩
    、カルボキシビニルポリマー及びその塩、メトキシエチ
    レン無水マレイン酸共重合体及びその加水分解物、ポリ
    乳酸、ポリビニル酢酸、酢酸ビニル無水マレイン酸共重
    合体部分メチルエステル、酢酸ビニルクロトン酸共重合
    体、カルボキシメチルセルロース、カラギーナン、アル
    ギン酸、ペクチン、ペクチン酸、カラヤゴム、アラビヤ
    ゴム、トラガント、ポリ−L−グルタミン酸、及びポリ
    −L−リジンからなる群から選ばれた少くとも一種の親
    水性高分子化合物である特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の徐放性医薬品組成物。 5、薬物が通常有効血中濃度あるいは有効局所濃度を維
    持するために頻回投与を余儀なくされる薬物である特許
    請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項記載の徐放性
    医薬品組成物。 6、粉剤、散剤、顆粒剤又は錠剤のための組成物である
    特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項記載の徐
    放性医薬品組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005521674A (ja) * 2002-02-01 2005-07-21 ディポメド,インコーポレイティド 即効性及び徐放性薬物をデリバリーする経口剤形の製造
JP2008509089A (ja) * 2004-06-17 2008-03-27 メルツ・ファルマ・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト・アウフ・アクティーン メマンチン又はネラメキサンの直接圧縮によって製造された、飲用に適した即効型錠剤
JP2010229036A (ja) * 2009-03-25 2010-10-14 Nipro Corp 医薬組成物、その製造方法及び徐放性基材
JP2012500786A (ja) * 2008-08-22 2012-01-12 レキット ベンキサー ヘルスケア (ユーケイ) リミテッド 組成物における改良又は組成物に関連した改良

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