JPS6216404Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複列に並設した夫々の仕分けシユート
の物品流下間口を共用させることにより、仕分け
機能を低下させることなく複列仕分けシユートの
設置巾を節減し、単位巾当りの仕分け効率を高め
ることを目的としたシユートに関するものであ
る。

従来、コンベヤによつて運搬されている物品を
仕分ける作業は、第１図に示す如く仕分け位置に
おいて仕分け物品搬送コンベヤＣの側方に仕分け
数に応じた複列の仕分けシユートS₁，S₂が設置さ
れ、公知の運搬物品Ａの仕分け先読取り検知手段
によつて所望の仕分けシユートに該物品を押出杆
P₁，P₂によつて押出落下させるか又は該物品が載
置されているコンベヤのテーブルを傾動させて滑
走落下させている。

そして、仕分け物品ＡはコンベヤＣの走行中に
コンベヤから仕分けシユートS₁又はS₂に落下せし
められるので、物品Ａにコンベヤ走行方向の運動
慣性が付与されているため、夫々の案内シユート
Ｇの流下間口の巾Ｗをシユートの巾ｗと同じにす
ると、物品Ａは流下間口外へ転落して了い、仕分
けすることが困難になるので流下間口巾Ｗはシユ
ート巾Ｗに比し遥かに大にされている。

したがつて、多列の仕分けシユートを並設する
際には、流下間口巾Ｗを確保するために仕分けシ
ユートの設置面積がコンベヤに沿つて拡大し、仕
分け位置のコンベヤ方向長さが冗長になる欠点を
有していた。

本考案は上記従来の冗長になる欠点を除去する
ため、夫々の仕分けシユートを密着させて流下間
口部を夫々の仕分けシユートに共用させることを
特長とするものであつて、以下図面第２図につい
て本考案の実施例を説明すると、仕分け物品搬送
コンベヤ５に交差する方向に配設した流下板に流
下方向に沿つた適宜数の突状断面を有する流下ガ
イド１を突設して、互いに密接した巾ｌを有する
複列の仕分けシユート２ａ，２ｂに区分し、該シ
ユート２ａ，２ｂの上流端に夫々の仕分けシユー
ト２ａ，２ｂへ落下物品を誘導案内し前記流下ガ
イドに連接した仕分けガイド３を突設した共通流
下間口巾Ｌを有する案内シユート４を連設し、前
記コンベヤ５で運搬されている物品Ａを仕分け位
置において落下させると、該落下物品は共通流下
間口巾Ｌを有する案内シユート４に載置されて流
下し、上流から下流に向つて徐々に高くされた仕
分けガイド３に乗り上げて物品の重心位置側のい
づれか一方の仕分けシユート２ａ又は２ｂに傾動
して流下し仕分けられる。なお、仕分けシユート
２ａ，２ｂに流下ガイド１に向けて下降傾斜した
求心ローラ６ａ，６ｂを配置することにより、流
下物品の仕分けシユートよりの転落を防止するこ
とができる。

したがつて、案内シユート４の共通流下間口巾
Ｌの範囲内に複数の仕分けシユート２ａ，２ｂが
密接並列に配置されているので、夫々の仕分けシ
ユートの案内シユートの一部分が互いに共用され
るため、案内シユートの流下間口巾はＬ＜2Wと
なつて仕分けシユートのピツチは従来の場合に比
して著しく小さくなり、単位巾当りの仕分けシユ
ートの設置本数も多くなるので、仕分け効率も向
上させることができるものであつて、その実用的
効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の仕分けシユートの概略斜視図、
第２図は本考案の要部概略平面図である。 １……流下ガイド、２ａ，２ｂ……仕分けシユ
ート、３……仕分けガイド、４……案内シユー
ト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 流下ガイドによつて区分され物品を載置して流
   下させる複数の仕分けシユートを互いに密接して
   仕分け物品搬送コンベヤに交差する方向に並設
   し、夫々の仕分けシユートの上流端に、夫々の仕
   分けシユートへ物品を誘導案内し上流より下流に
   向つて徐々に高くされて前記流下ガイドに連接し
   た仕分けガイドを配設した各仕分けシユートの共
   通流下間口を有する物品を載置して流下させる案
   内シユートを連設した複列仕分けシユート。