JPS62163904A - 固定手段付伸長導電素子 - Google Patents

固定手段付伸長導電素子

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JPS62163904A
JPS62163904A JP61005088A JP508886A JPS62163904A JP S62163904 A JPS62163904 A JP S62163904A JP 61005088 A JP61005088 A JP 61005088A JP 508886 A JP508886 A JP 508886A JP S62163904 A JPS62163904 A JP S62163904A
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conductive element
elongation
elongated conductive
hook
elongated
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JP61005088A
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English (en)
Inventor
Minoru Fukui
福井 実
Naoki Kataoka
直樹 片岡
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明は伸長導電素子に関する。より詳しくは被検物へ
の固定手段を具備した固定手段付伸長導電素子に関する
C従来の技術〕 人体の肘、膝等の屈曲部分のような大きな伸長変形を電
気的に検出することが必要な場合がある。
このような検出に際して伸長変形によって電気抵抗値が
減少する素材を用いる方法と、伸長変形によって電気抵
抗値が増大する素材を用いる方法の何れかを採用するこ
とが考えられる。
しかしながら従来伸長変形よって電気抵抗値が減少する
性質を有する素材は知られておらず、したがって伸長変
形によって生ずる電気抵抗値の減少をとらえることによ
って被検物、すなわち検査されることになる対象物の伸
長の有無、伸長の量、伸長・圧縮の頻度を検出すること
のできる素子も開発されていなかった。
そこで伸長変形によって電気抵抗値が増大する性質を利
用した素子、例えばストレーンゲージを用いて伸長変形
を検出することが考えられる。すなわち、例えばコンス
タンクン、アドバンス、ニクローム等の細い金属線を引
張ると電気抵抗値が増大するのでこの性質を利用してス
トレーンゲージが作られる。しかしこの種の金属線の伸
長率は極めて小さい(1%以下)ため、前記ストレーン
ゲージは被検物の微小変形にしか対応できず、例えば人
体の肘、膝等の屈曲部分のような大きな伸長変形の検出
には用いることができない。
一方被検物の変形を検知する素子として圧電素子や感圧
導電性ゴムを用いた素子が知られている。
しかし圧電素子は機械的歪変形を電圧変化としてとらえ
るものであるが、ストレーンゲージと同様に微小変形の
用途にしか適さない。また後者の感圧導電性ゴムは圧縮
変形に対して電気抵抗値が減少するものであり、伸長変
形に対しては電気抵抗知の低下は生じない。
前jムの如〈従来公知の素子は微小な伸長変形にしか用
いることができないか、あるいは圧縮変形にしか用いる
ことができない。したがって従来公知の素子では、伸長
変形、特に相当量の伸長変形をする被検物の伸長挙動、
すなわち伸長の有無、伸長の量、伸長を伴う圧縮の頻度
等を検出することができない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述のように、従来公知の素子を用いては、伸長変形、
特に相当量の伸長挙動を電気的に検出することができな
い。そこで本発明と同一の出願人によって相当量の伸長
挙動を電気的に検出するのに用いることができるシート
状物が提案されている。例えば、その1番目のシート状
物は昭和59年9月27日に「変形導電性高分子エラス
トマー」の名で出願された特願昭59−200577号
中に記載されたシートであって、絶縁性の高分子エラス
トマーに、薄片状の形状をした導電性フィラーを入れる
ことにより、フィラーの面には平行な方向で伸長した際
に、伸長方向の導電性が向上するシートである。2番目
のシート状物は昭和60年3月4日に「変形導電性編織
物」の名で出願された特願昭60−41024号中に記
載されたシート状物であって、そのシート状物は構成す
る糸の交絡部分および交絡部分間についての電気導通性
又は電気絶縁性が下記の条件を満たすように形成されて
いることによって任意の方向に伸長を加えた場合にその
電気抵抗値が変化する変形導電性編織物である。
■ 編織物の所定の面積中における全交絡部分の中で、
電気的に絶縁状態にある交絡部分の数をβ1とし、電気
的に導通状態にある交絡部分の数を12とした場合にそ
の比11/Itの値が一平方インチ当りの測定値で17
9以上であること;■ 前記編織物を構成するそれぞれ
の糸の長手方向一定長での隣り合う複数の交絡部分間に
ついて、電気的に絶縁状態である交絡部分の数をm。
とし、電気的に導通状態である交絡部分間の数をm2と
した場合に、その比mI/m2の値が1インチ当りの測
定値で179以上であること。
前述のようなシート状物の任意の2点に電極をとり付け
、電極間のシート状物を伸長すればシート状物の電極間
の電気抵抗が減少するので、その減少の有無および減少
の程度を2個の電極間で測定すれば被検物の伸長の有無
および伸長の程度を把握することができる。又これらシ
ート状物、特に後者の変形導電性’tFA織物は相当量
の伸長変形をすることができるので、相当量の伸長変形
をする被検物の伸長挙動、すなわち伸長の有無、伸長の
宿、伸長を伴う圧縮の頻度等を検出することができる。
以下の説明において前記シート状物を伸長導電性シート
と称し、伸長導電性シートに型棒を取りつけrζ素子を
伸長導電素子と称す。
このように構成された伸長導電素子は相当量の伸長変形
をする被検物の伸長挙動の検出に際して優れた性能を発
揮するが、被検物に取付けて使用する際に下記のような
問題点を存する。すなわち伸長導電素子は被検物に取付
けなければ使用することができない。前述の構成の伸長
導電素子には固定手段が設けられていないので、使用す
る度毎に被検物に接着剤又は適当な取付部材を用いて固
定しなければならない。したがって使用する毎に取付固
定に手数を要すると共に、このような固定方法では、使
用後の取外しが一般に困難であり、伸長4電素子の再使
用が妨げられる。
本発明は本発明の出願人と同一の出願人によってさきに
提案された伸長導電素子の有する使用上の問題点を解決
して、被検物に迅速且つ容易に取付固定できると共に必
要に応じて容易に取外すことのできる伸長導電素子を提
供することを目的とする。
C問題点を解決するための手段〕 本発明の目的は任意の方向に伸長を加えた場合にその電
気抵抗値が減少する伸長導電性シートと、その伸長導電
性シートの伸長方向に所定の間隔をあけて取着した少く
とも2個の電極を含んで成る伸長導電素子であって、前
記電極には被検物への着脱可能な固定手段が設けられて
いることを特徴とする固定手段付伸長導電素子によって
達成される。
本発明による固定手段付伸長導電素子の固定手段として
は■伸長導電素子の伸長導電特性を失わせないこと、■
被検物の伸長挙動もしくは伸長を伴う挙動を阻害しない
かぎり各種の固定手段を用いることができる。
本発明による固定手段付伸長導電素子の伸長導電素子と
して、本発明の出願と同一の出願人により「作用伸度設
定型伸長導電素子」の名で本出願と同日に出願された伸
び抑制部材を具備した伸長導電素子を用いてもよい。こ
の作用伸度設定型伸長導電素子は、任意の方向に伸長を
加えた場合にその電気抵抗値が減少する伸長導電性シー
トと、その伸長導電性シートの伸長方向に所定の間隔を
あけて取着した少くとも2個の電極とを含んで成る伸長
導電素子の作用伸度を所定伸度および/又は所定伸度以
下に設定できる伸び抑制部材が少くとも1個併設されて
いることを特徴とする。
前記伸び抑制部材としては、伸長導電性シートよりも引
張り弾性率が高い素材が、あるいは初期の引張り弾性率
が伸長導電性シートよりも少いが所定の伸度では高い引
張り弾性率を有する部材、例えばエステルフィラメント
をカバリングしたウレタン系を用いることができる。前
者の伸び抑制部材を伸長導電素子に併設する場合には前
記所定伸度に対応する長さだけたるませて併設すれば良
く後者の伸び抑制部材の場合は前記たるみのヱを内蔵さ
せて伸び抑制部材を作ってたるませることなく併設すれ
ばよい。 −゛ 一中、、1−− ここでいう所定の伸度とは、使用目的に応じて異なる。
例えば安全スイッチや防犯スイッチなどのスイッチ素子
として伸長導電素子を用いる場合には、伸長導電素子の
抵抗値が絶縁状態の106Ωから減少し始める伸度の直
前に設定すると、僅かの伸長変形にも誤動作なく、応答
性の良いスイッチとなる。一方伸長導電素子の抵抗値の
変化から伸度などの物理的変位を検知する場合には、伸
長導電素子の伸長変形と抵抗値の対数の関係が直線関係
となる領域に伸び抑制部材を用いて伸長導電素子の作用
伸度を設定すれば精度の良い変化量測定を行うことがで
きる。さらにまた使用中に伸長導電素子に過大の伸びが
加えられて伸長導電素子の特性に変化が生じたり、破壊
が起こるのを防くためには、伸長導電特性が保持される
限界伸度に伸び抑制部材を用い、て伸長導電素子の作用
伸度の上限を設定すればよい。
本発明による固定手段付伸長導電素子の伸長導電素子と
して、本発明の出願人と同一の出願人により「対被検物
絶縁型伸長導電素子」の名で本出願と同日に出願された
少くとも片面が絶縁状態に形成されている伸長導電素子
であってもよい。さらに又伸び抑制部材を具備している
と共に少(とも片面が絶縁状態に形成されている伸長導
電素子にさらに被検物へ着脱を可能にする固定手段を設
けて用いてもよい 前記伸長導電素子の少くとも片面を絶縁状態にするため
の手段としては各種の手段を用いることができ、伸長導
電素子の使用の態様に応じて種々選択して用いることが
できる。例えば、電極とリード線を接続した伸長導電素
子全体を電気的絶縁性の荷分子エラストマーでコーティ
ング、ディンピング、スプレー加工などの手段で包埋す
る方式%式% ここでいう電気的絶縁性の高分子エラストマーとは、伸
長導電素子の伸度を阻害しない程度の伸度を有するエラ
スチックなポリマーで、例えば天然ゴム、ウレタン、シ
リコーン、フッ素ゴム、ブタジェンゴムなどのあらゆる
合成高分子エラストマーが適用されるが、伸長導電素子
を包埋した状態で実施例に述べ、る測定手段で得られる
電気抵抗値が106Ω以上である必要がある。したがっ
てここでいう電気絶縁性とはその電気抵抗値が上記の条
件を満たしていることを意味する。
また、上記電気絶縁性高分子エラストマーのフィルムま
たはシート状物を伸長導電素子の少なくとも片面に接着
させる方式があげられる。さらに伸縮性の電気絶縁性布
帛(例えば、攪縮糸や伸縮性繊維からなる織物や不織布
や編物)で伸長導電素子の少なくとも片面に接着または
千鳥縫いなどの伸長導電素子の伸度を妨げない方式で縫
製してもよい。
また、片面に電気絶縁性のエラストマーシートを接合し
た伸長導電性シートに電極とリード線とらゆる粘着テー
プを接合する方式があげられる。
尚、上に述べたいくつかの方式を複合させて用いてもよ
い。
さらに又伸び抑制部材を具備していると共に少くとも片
面が絶縁状態に形成されている伸長導電素子に被検物へ
の着脱を可能とする固定手段を設けて本発明による固定
手段付伸長導電素子を形成してもよい。このように伸長
導電素子を構成すれば精度の高い測定値が得られると共
に、電気漏減に伴う問題を排除し、且つ被検物に迅速且
つ容易に取付固定できる実用上価れた性能を有する伸長
導電素子となる。
以下本発明による固定手段付伸長導電素子の一実施例を
示す添付図面を参照して本発明を以下に詳述する。
第1図(a)に示す固定手段付伸長導電素子は伸長導電
性シート1の両端に導電性樹脂層4を介して電極板3が
接着されており、電極板3の外側にはんだ付は部分を介
してリード線6が接続されている。電極板3のほぼ中央
附近に貫通孔が設けられ、その貫通孔にはホック2が嵌
入され、ホックの下部には凹部7が形成されている。一
方被検物側に伸縮性の物体8が用意され、その両端近傍
にホック2の凹部7に対応するホック10の凸部のげん
こ9が取付けられる。8自体が被検体自体であってもあ
るいは被検体に取付ける物体であってもよく、また伸縮
性の物体8を第1図(b)に12で示すサポータとして
、それにホックのげんこ9を配置してもよい。第1図(
a)および第1図(b)に示した例ではホック10の凸
部のげんこ9を伸長導電素子側のホック2の凹部7に着
脱することによって伸長導電素子を被検物側に取付けた
り、外したりすることができる。前記被検体にとりつけ
る物体8は伸縮性のフィルムやシート、布帛(ジャーシ
イ)などで構成され、被検体の伸長変形を阻害しないも
のであることが必要である。
第1図(b)に示す如く≠伸長導電素子がホックで固定
されたサポータ12を人体の膝に着用した場合には万歩
計センサーやトレーニングアナライザーとして使用する
ことができる。なおホックの凸部と凹部との関係を第1
図(a)で示したのと逆の配置で用いてもよい。
第1図(a)および第1図(b)に示した固定手段付伸
長導電素子では伸長導電シートとして変形導電性織物を
用いている。この変形導電性織物は前述のように任意の
方面に伸長を加えた場合にその電気抵抗が減少する織物
であって、織物の所定の面積中における全交絡部分の中
で、電気的に絶縁状態にある交絡部分の数を1!、とし
、電気的に導通状態にある交絡部分の数を7!2とした
場合に、その比1 +/ (l zの値が一平方インチ
当りの測定値で179以上であるという条件と、織物を
構成するそれぞれの糸の長手方向一定長での隣り合う複
数の交絡部分間について、電気的に絶縁状態である交絡
部分間の数をmlとし、電気的に導通状態である交絡部
分間の数をm2とした場合に、その比mI/m2の値が
1インチ当りの測定値で179以上であるという条件を
共に満たす織物である。
ここでいう電気的に絶縁状態とは、実施例中に記載した
電気抵抗値の測定法によって、2つの針状端子間の電気
抵抗値が106Ω以上である状態を意味し、また、電気
的導通状態とは、同様に2つの針状端子間の電気抵抗値
が10’Ω未満である状態を意味する。
ここでいう交絡部分とは、各県が交差している部分を示
しており、必ずしも接触している必要はない。織物の場
合は経糸と緯糸の交差部分であり、編物の場合は、ルー
プの交差部分を意味する。
ここでいう電気的に絶縁状態である交絡部分または電気
的に導通状態である交絡部分とは、交絡している2木の
糸が交絡部分を介してそれぞれ電気的に絶縁状態である
部分、あるいは電気的に導通状態である部分を意味する
また隣り合う交絡部分間とは、より正確には交絡部分中
心間部分であって、一本の糸で隣り合う交絡部分の中心
間を意味する。また電気的に絶縁状態である交絡部分間
、または電気的に導通状態である交絡部分間とは、上に
述べた隣り合う交絡部分間が電気的に絶縁状態であるか
、導通状態であるかを意味する。
ここで用いられる変形導電性織物は平織で形成されてい
る。平織はMi織が密で繰り返し耐久性に優れ、また微
小の変形に対して高感度に抵抗値が変化するのでより好
ましい。ただし綾織または朱子織で変形導電性織物を形
成してもよい。また編物を用いてもよい。編物の組織と
しては、経編、緯線のどちらでも良いし、トリコットk
n、天竺謳、ゴム編、バール編等のいずれでも良いが、
特にバール編の場合には、編組織のどの方向にもほぼ均
一な変形導電性が得られるのでより好ましい。尚、微小
変形、大変形に対する変形導電性は、それぞれ織物、編
物の構成(糸の太さ、田度、度目等)を適切に選定する
ことにより得られる。′tFA織物の形状としては、シ
ート状、円筒状など編織物U織を使ったすべての形状を
含む。
ここで用いられる変形導電性織物はエステルマルチフィ
ラメントを用いて形成されているが、それ以外に編織物
を構成する糸として、通常の溶融、湿式紡糸機によって
紡糸されたモノフィラメントやマルチフィラメント、短
繊維からなる紡績糸やそれらの糸の撚糸、フィルムやシ
ートを細長くスリットした、細長い形状物もしくはその
収束物を用いることができる。その素材としては、エス
テル以外にもナイロン、などのすべての電気絶縁性合成
高分子、セルロース等の再生セルロース繊維などの化繊
、天然ゴムなどの電気絶縁性天然高分子、ガラスなどの
電気絶縁性無機繊維等を用いることができる。
前述の変形導電性編織物の製造は、まず電気絶縁性繊維
にメッキ、コーティング、溶射などの手段により、導電
性物質を付与した導電糸から作られた編織物、もしくは
電気絶縁性編織物をメッキ、コーティング、溶射などの
手段により、導電性物質を付与した導電性編織物を用意
し、この編織物に超音波、水や空気の高速噴射、流速の
差の大きい層流の生じている媒体中などで物理的応力を
加えることにより、糸の交絡部分及び交絡部分間で選択
的に導電性物質を剥離させることによって行われる。し
たがって変形導電性編織物を構成する糸の特定の部分の
み電気的絶縁状態におかれており、その他の部分は、銅
、ニッケル、銀、カーボンなどの導電性物質がメッキ、
コーティング、溶射などの導電化手段により導電性を付
与されている。尚、特にマルチフィラメントや紡績糸の
場合には、微小の応力で各フィラメントや短繊維が接触
するので高感度変形導電性編織物を形成するためにはよ
り好ましい。
また経糸もしくは緯糸のどちらか一方が導電糸、他方が
絶縁糸である織物を形成し、この織物をバイヤス方向に
カットすることによって得た変形導電性織物を用いても
よい。なお伸長導電素子の伸長導電性シートの耐久性等
を同上させるために、変形導電性編織物の少なくとも片
面にエラストマーを積層して用いてもよい。
第1図に示した伸長導電素子では電極として銅板が用い
られているが、これ以外にアルミ、真鍮、ステンレスな
どの通常電極として用いられる金属板をはじめ、布帛や
エラストマーシートに金[金、コーティング、溶射ある
いは導電性フィラー混入などの手段により導電性を付与
した導電性布帛や導電性エラストマーシートを用いても
よい。
金属板や導電性布帛や導電性エラストマーシートで作ら
れた電極と伸長導電性シートとの接続は導電性樹脂層を
介して行うと、接触抵抗が低く、伸長くり返しに対する
力学的強度が増大するので好ましい。ここでいう導電性
樹脂層とは、通常よく用いられるエポキシ系、アクリル
系、エステル系などのプラスチック系接着剤をはじめ、
ウレタン系、ラテンクス系などの接着剤、または熱溶融
型のポリマー、例えばポリエステル系、ポリアミド系樹
脂などを基材とし、それに通常5〜50体積%の範囲内
で適当量の導電性フィラーを混入した導電性樹脂からな
る層である。ここでいう導電性フィラーとは、ニッケル
、銅、鉄、アルミニウム、金、銀、などの金属もしくは
それらの合金もしくは導電性カーボンなどからなり、形
状としては粉末もしくは短繊維状である。また、導電性
樹脂層の厚みとしては、1μm以上の厚みが必要であり
、伸長導電素子の用途にもよるが、通常は2μm以上5
0μm以下の厚みが、伸長轟電性シート、電極板との接
着力、接触抵抗、コストの面で好ましいがこれに限られ
るものではない。導電性樹脂層の厚みが1μm未満であ
ると、接着力が劣る。尚、導電性樹脂が、熱溶融型のポ
リマーを基材としている場合には、シート状、もしくは
フィルム状で使用できるので操作性の面で優れ、工業的
により好ましい。
尚、金属板の表面が凹凸にエンボス加工されていると、
導電性樹脂層との接着力が高く、かつ電気的な絶縁破壊
が起りやす(なるので導電性フィラーの混入量を下げる
ことができ、コスト面及び導電性樹脂層の接着力低下も
抑えられるのでより好ましい。
次に第2図以下に示す本発明による固定手段付伸長導電
素子の他の例を示す。第2図の例では、固定手段として
粘着テープ15が用いられ、被検物に取付ける時には、
離型紙16が外される。なお第2図の伸長導電素子では
伸び抑制部材13が左右の電極板にたるみを設けて取付
けられ、伸長鹿電性シート1′の上面に絶縁破壊フィル
ム14、下面に絶縁性フィルム18、電極3′の下面に
絶縁性粘着テープ17が取付けられている。この伸長導
電素子は粘着テープで′被検体の測定したい部位に任意
に取付けられ、伸長挙動を感度よく検知することができ
る。したがって呼吸機能測定用途や筋力トレーニング、
ダイヤフラムなどの用途に広範に応用できる。第3図の
例では、固定手段として粘着テープを用いる点では第2
図の例と同一であるが被検体への接着後に伸長導電素子
の伸度をコントロールすることができるWI調整ベルト
22が片方の電極板に設けられている。すなわち電極板
に微調整リング固定材19が連結され、その固定材19
によって微調整リング20が保持される。微調整リング
20に微調整ベルト22が通され、ベルトは適切な長さ
で折畳れてマジックファスナ21で固定される。第3図
に示した例の伸長導電素子は絶縁性を保つ構成を具備す
る。第4図に示した例では、第4図(b)の如くベルト
27を用いて輪状に被検物に伸長導電素子が取付けられ
る。センサ一部26の一端はジヨイント部24′を介し
てベルト27の一端に連結され他端には微調整リング2
0′が取付けられる。ベルト27の他端に連続して配置
された微調整ベルト22′は微調整リング20’に通さ
れて所要の長さに調整されてマジックファスナ21によ
って固定される。センサ一部2Gの詳細は第4図(a)
に示す如く伸長導電性シート1””が台座25にホック
9″″によって取り付けられ、台座25には絶縁性を有
し且つ伸縮性のあるシート23が伸長導電性シート1”
”および電極板を包み込むように配置され、伸長導電性
シートの伸長挙動に対応できるように千鳥縫いされてい
る。
また第5図に示すように、伸長導電性シートに取りつけ
た電極板の片面に粘着剤を塗布しておくと、伸長変形部
分へ任意に脱着可能となり、特に生体に用いる場合に好
ましい。尚、生体に粘着する場合に電極板が導電性布帛
で形成されていると、伸長導電性シートの柔らかさを損
わず、感触が良いのでより好ましい。
〔実施例〕
以下本発明による固定手段付伸長導電素子の具体的実施
例を説明する。しかし本発明はこれら具体的実施例に限
定されるのでないことは明らかである。
旭化成工業■製のエステルタフタ(経50d/24 f
 fji75 d /36 f )を水酸化アトリウム
水溶液(80g/jり、100℃で減量加工(減量率2
0%)し、5nC7!xi塩酸が3:10がt量比の浴
中で感受性化し、水洗脱水後、PdC1z;塩酸が重量
比1:15の浴中で活性化し、水洗脱水後NiCj! 
Z  ・61120、Nat(PO,、クエン酸ナトリ
ウム、N114.CA’ 、アンモニア水が1:1:3
:2:2の重量比の浴中90°Cx2分処理して、Ni
メッキエステルタックを作製した。これを工0cIn×
工0cI11の大きさのサンプルになり、2重円筒形の
層流発生装置(内側の円筒が高速回転、外筒の内径25
cm、内筒の外径IQcm)に水と一緒に入れ、内筒回
転速度200rpmで、300分処理して伸長導電性織
物を得た。
次に、市販ウレタン系エラストマー樹脂(溶媒DMF、
固形分10wt/%)を9(lcrm、300μmゲー
ジでそれぞれ離形紙にコーテイング後100℃X3m1
n乾そうさせ生がわきの状態で、このシート状の伸長導
電性シートの両面にそれぞれ4kg/ciの圧力で11
0℃で熱接着転写し100℃×30分乾そうさせ、伸長
導電性シートを得た。
次に伸長導電性シートをl cm巾X5cm長にバイア
ス方向に裁断し、両端からl cm長の表裏に厚さ40
μmの銅板を導電性接着剤で接合して伸長導電素子■を
作製した。この素子の両端にリード線をはんだ付けし、
20%伸長することにより2本のリード線間の抵抗値が
4.5X106Ωから60Ωに低下した。
上記伸長導電素子■の電極板にリード線をはんだ付けし
、電極板を金属製のホックの凹部の頭とバネでかしめ機
を用いて挟持した。一方、サポータ−にホックの凸部の
げんことほそを同様に取りつけて、ホックの凹凸部をは
めて本発明の被検体に固定する手段を有する伸長導電素
子(第1図a)、b)を参照)を作製した。
次に、伸長導電素子■の2つの電極部にまたがって初期
設定に相当する分だけたるませて、1.2cm巾X6.
28cm長のパラフィン紙と第2図のように粘着製テー
プとを金属製ホックの凸部で挟持して本発明の伸長導電
素子を作製した。次に伸長導電素子■の一方の電極には
粘着性テープを、他端の電極には、一端に樹脂製リング
を取りつけたエステル糸使いの平織物(径・緯75 d
 /24 fのエステル繊維、経緯密度100本/1n
ch)を金属製ホックで挟持した。一方、マジックファ
スナーをとりつけた、ベルト状の上記平織物(第3図で
22で示す)の片面に粘着性の両面テープ(第3図で1
5″で示す)をとりつけ、第3図に示すように先のリン
グにベルトを通して伸度の微調整ができるようにした本
発明の伸長導電素子を作製した。
次に伸長導電素子■の電極板に金属製のホックでリード
線を接合し、エステル系芯地の端部第4図のようにホッ
クで素子を固定した。次に芯地の他端部に樹脂製のジヨ
イントをとりつけ全体を伸縮製編物で包み縫製した。尚
、伸長導電素子の部分は、千鳥縫いで伸縮変形に対応で
きるように縫製した。通常のベルトの一端に先の樹脂製
ジヨイントをとりつけ、他端に微調整ベルトを同じく樹
脂製ジヨイントで結合して、第4図に示す本発明の伸長
導電素子を作製した。
次に、伸長導電素子■の両端の電極板にリード線をはん
だ付けし、電極板の片面に粘着剤(例えばカラヤゴム)
を塗布して第5図に示す本発明の伸長導電素子を作製し
た。前記粘着剤によって伸長導電素子を被検物に着脱可
能に固定することができた。
〔発明の効果〕 本発明による固定手段付伸長導電素子は前述のように構
成されているので、従来公知のセンサー素子を用いて行
うことのできない伸長変形、特に相当量の伸長変形をす
る対象物の伸長挙動を検出することができると共に、被
検物に迅速且つ容易に取付固定できると共に必要に応し
て容易に取外すことのできる伸長導電素子である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明による固定手段付伸長導電素子の
一例を模式的に示す長手軸方同断面図であり、第2図〜
第5図は第1図(a)に示した伸第4図は第4図(a)
でセンサ一部の詳細が断面図で示され、第4図(b)で
センサ一部の被検物への取付固定が平面図で示される。 1 、 r、 r、 1〜,1′″z、 r′−・・伸
長導電性シート、2.2:・・・ホックの凹部の頭、 3、ご、ご、γ・・・電極板、 4 、4’ 、 4″・・・導電性樹脂層、5・・・は
んだ付は部分、 6 、「、ダ・・・リード線、 7.7′・・・ホックの凹部のばね、 8・・・伸長性の物体、 9、γ、r、9″・・・ホックの凸部のげんこ、10.
10’、10″・・・ホック、 11 、11 ’・・・コネクター、 12・・・サポータ−1 工3・・・伸び抑制部材、 14 、14 ’・・・絶縁破壊フィルム、15.15
’、15″・・・粘着テープ、16.16’・・・離型
紙、 17 、17 ’・・・絶縁性粘着テープ、18 、1
8 ’・・・絶縁フィルム、21 、21 ’・・・マ
ジックファスナー、22 、22 ’・・・微調整ベル
ト、 23・・・伸縮性シート、24 、24 ’・・
・ジヨイント部、 25・・・台座、26・・・センサ
一部、     27・・・ベルト部、28・・・粘着
剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、任意の方向に伸長を加えた場合にその電気抵抗値が
    減少する伸長導電性シートと、該伸長導電性シートの伸
    長方向に所定の間隔をあけて取着した少くとも2個の電
    極を含んで成る伸長導電素子であって、前記電極には被
    検物への着脱可能な固定手段が設けられていることを特
    徴とする固定手段付伸長導電素子。
JP61005088A 1986-01-16 1986-01-16 固定手段付伸長導電素子 Pending JPS62163904A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006293660A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Yoshika Kk 簡易設置型防犯用検知器
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