JPS62162087A - 変わり漆染織物の製造法 - Google Patents
変わり漆染織物の製造法Info
- Publication number
- JPS62162087A JPS62162087A JP29728585A JP29728585A JPS62162087A JP S62162087 A JPS62162087 A JP S62162087A JP 29728585 A JP29728585 A JP 29728585A JP 29728585 A JP29728585 A JP 29728585A JP S62162087 A JPS62162087 A JP S62162087A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lacquer
- binder
- drying
- solvent
- dyed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、漆を使用して今までにない立体感と艶のある
漆染模様を表現した変わり漆染織物の製造法に係るもの
である。
漆染模様を表現した変わり漆染織物の製造法に係るもの
である。
出願人は、漆塗りの美しさを着物に利用できないかと漆
染織物をいろいろと研究開発した。
染織物をいろいろと研究開発した。
本発明の実施例を示す添付図面を参照してその構成を詳
述すると次の通りである。
述すると次の通りである。
織布の所望箇所に乾燥後も柔軟性を失わないバインダー
を塗布し、このバインダーが乾燥してから表面のみを溶
剤で溶解し、この溶解部に後記の漆粉を使用して所望模
様を彩色したことを特徴とするものである。
を塗布し、このバインダーが乾燥してから表面のみを溶
剤で溶解し、この溶解部に後記の漆粉を使用して所望模
様を彩色したことを特徴とするものである。
記
漆に所望色顔料と溶剤を混入して台板上に薄く塗り付け
、乾燥後塗着漆層をナイフで削取して漆粉を形成する。
、乾燥後塗着漆層をナイフで削取して漆粉を形成する。
先ず漆粉の製造法について詳述する。
漆に所望色顔料を漆の7割位混入し、ガソリンやテレピ
ン油などの溶剤を適量加えて塗布し得る状態に希釈し、
ガラス板や合成樹脂板のような硬い板の台板上に薄く塗
り付け、乾燥させる。
ン油などの溶剤を適量加えて塗布し得る状態に希釈し、
ガラス板や合成樹脂板のような硬い板の台板上に薄く塗
り付け、乾燥させる。
この場合、輪郭を画くための白色漆粉を作る時には、顔
料ではなくチタンやゴフンを混入する。
料ではなくチタンやゴフンを混入する。
合板への塗り付けは、塗り付けては乾かす作業を2〜3
回繰り返して行うことが望ましい。
回繰り返して行うことが望ましい。
漆の乾燥条件は、温度10〜30℃、湿度70〜80%
位が望ましい。
位が望ましい。
乾燥後、塗着流層をナイフで削取して漆粉を形成する。
ナイフで削取した漆片を更にミキサーで荒砕きし、ヤゲ
ンで細かくして漆粉にする。
ンで細かくして漆粉にする。
このようにしているいろな色の漆粉を用意する。
次に、織布の所望箇所に型付若しくは吹付などで乾燥後
も柔軟性を失わないバインダーを塗布する。
も柔軟性を失わないバインダーを塗布する。
バインダーは天然糊でも合成樹脂糊でも良いが、乾燥し
てもごわごわしない柔軟性を有するものを使用する。
てもごわごわしない柔軟性を有するものを使用する。
このバインダーが乾燥してから表面のみを例えばキジロ
ールなどの溶剤(使用するバインダーを溶解する溶剤)
で溶解する。
ールなどの溶剤(使用するバインダーを溶解する溶剤)
で溶解する。
この作業は、バインダーが完全に乾燥してから行わない
とバインダーが流れて汚染の原因になる。
とバインダーが流れて汚染の原因になる。
この溶解部に漆粉をふるいを使って振り落としたり、手
画きにより塗り付けたりして所望模様に彩色して漆染s
臘と表現する。
画きにより塗り付けたりして所望模様に彩色して漆染s
臘と表現する。
更に必要に応じてその上から輪郭線を例えば白色や黒色
で付したり、一部を異色に仕上げ彩色したりする。
で付したり、一部を異色に仕上げ彩色したりする。
漆の代わりに流式用かしゆを使用しても良い。
図中符号1は織布、2は漆で彩色した漆染模様、3はバ
インダーにして漆染を施す前の状態を示している、4は
台板、5は塗着流層である。
インダーにして漆染を施す前の状態を示している、4は
台板、5は塗着流層である。
本発明は上述のように、漆に所望色顔料と溶剤を混入し
て台板上に薄く塗り付け、一旦乾燥せしめてから塗着流
層をナイフで削取して製造した漆粉を使用するからその
まま使用すると漆かぶれを起こし易い漆でも乾燥工程を
経ることにより漆かぶれすることを完全に防止するため
安心して彩色作業ができる上この着物を購入して着用す
る人の漆かぶれも確実に防止することになり、安心して
着れる着物になる。
て台板上に薄く塗り付け、一旦乾燥せしめてから塗着流
層をナイフで削取して製造した漆粉を使用するからその
まま使用すると漆かぶれを起こし易い漆でも乾燥工程を
経ることにより漆かぶれすることを完全に防止するため
安心して彩色作業ができる上この着物を購入して着用す
る人の漆かぶれも確実に防止することになり、安心して
着れる着物になる。
このような配慮で製造した漆粉は、直接織布に塗るので
はなく、織布に塗布した乾燥後も柔軟性を失わないバイ
ンダーを介して塗るからごわつかず、着物としての柔軟
性を失わない上流層がひび割れするようなこともバイン
ダーの柔軟性により確実に防止される。
はなく、織布に塗布した乾燥後も柔軟性を失わないバイ
ンダーを介して塗るからごわつかず、着物としての柔軟
性を失わない上流層がひび割れするようなこともバイン
ダーの柔軟性により確実に防止される。
その上、漆は元々光沢があるから在来の染料では出せな
い光沢、艶も表現され、面かも粉末彩色であるから立体
感のある漆染模様が表現されることになり、その彩色も
乾燥したバインダー表面のみを溶解して行うからバイン
ダーが流れる汚染の心配もない。
い光沢、艶も表現され、面かも粉末彩色であるから立体
感のある漆染模様が表現されることになり、その彩色も
乾燥したバインダー表面のみを溶解して行うからバイン
ダーが流れる汚染の心配もない。
このように本発明は、いままで誰も考えつかなかった漆
を集材として立体感と独特な漆の艶を有する美しい漆染
模様が表現された非常に目新しく商品価値の高い変わり
漆染織物の製造法となる。
を集材として立体感と独特な漆の艶を有する美しい漆染
模様が表現された非常に目新しく商品価値の高い変わり
漆染織物の製造法となる。
第1図は本発明を実施した説明図、第2図は汁粉製造の
説明図である。 I・・織布、2・・漆染模様、3・・バインダー、4・
・台板、5・・塗着流層。 昭和60年12月30日 7t!加
説明図である。 I・・織布、2・・漆染模様、3・・バインダー、4・
・台板、5・・塗着流層。 昭和60年12月30日 7t!加
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 織布の所望箇所に乾燥後も柔軟性を失わないバインダー
を塗布し、このバインダーが乾燥してから表面のみを溶
剤で溶解し、この溶解部に後記の漆粉を使用して所望模
様を彩色して漆染模様を表現したことを特徴とする変わ
り漆染織物の製造法。 記 漆に所望色顔料と溶剤を混入して台板上に薄く塗り付け
、乾燥後塗着漆層を削取して漆粉を形成する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29728585A JPS62162087A (ja) | 1985-12-30 | 1985-12-30 | 変わり漆染織物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29728585A JPS62162087A (ja) | 1985-12-30 | 1985-12-30 | 変わり漆染織物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62162087A true JPS62162087A (ja) | 1987-07-17 |
JPH059555B2 JPH059555B2 (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=17844536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29728585A Granted JPS62162087A (ja) | 1985-12-30 | 1985-12-30 | 変わり漆染織物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62162087A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100934388B1 (ko) * | 2009-05-29 | 2009-12-30 | 조봉주 | 옻칠과 천연염료를 이용한 염색방법 및 그 제품 |
-
1985
- 1985-12-30 JP JP29728585A patent/JPS62162087A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH059555B2 (ja) | 1993-02-05 |
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