JPS62162012A - 高難燃性モダクリル繊維の製造法 - Google Patents

高難燃性モダクリル繊維の製造法

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JPS62162012A
JPS62162012A JP184986A JP184986A JPS62162012A JP S62162012 A JPS62162012 A JP S62162012A JP 184986 A JP184986 A JP 184986A JP 184986 A JP184986 A JP 184986A JP S62162012 A JPS62162012 A JP S62162012A
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JP
Japan
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organic solvent
dispersion
modacrylic
antimony pentoxide
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JP184986A
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Minoru Sasaki
実 佐々木
Toshihiro Yamamoto
俊博 山本
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高難燃性モダクリル繊維の製造法に関するもの
である。
(従来の技術) 難燃モダクリル繊維は、衣料品から毛布、シーツなどの
寝装品、あるいはカーテン、カーペットのインテリア製
品など目的に応じ、ポリエステル、羊毛や木綿など各種
晶、可燃性繊維と混紡して製品化する場合、難燃性が低
下するという現象が起る。このため、最近の難燃規制に
ともない、よシ高難燃性のモダクリル繊維が必要となっ
て来た。
従来難燃性モダクリル繊維の高難燃化には金属酸化物、
例えば酸化スズ、酸化アンチモン、酸化マグネシウムな
どを紡糸原液に添加する方法がとられている。しかし、
これらは溶剤に不溶であるため、分散液安定性が悪く、
2次凝集を起し易く、これらを濾過する必要があシ、そ
の後も、紡糸原液沖過時に昇圧した夛、口金の詰シを併
発し、単糸切れを起こす。又紡糸工程での摩擦による単
糸切れを生じ、著しく操業性を低下させる恐れがある。
例えば酸化アンチモンについていえば、通常粒径1.0
〜0.5ミク騨ンが用いられるため、合成樹脂Vow’
、80 、 No8 、 P 82図1に示されている
様に、との粒径の範囲では隠蔽力が強く、ダル調の製品
になシ高度の難燃性を付与できるものの、透明性、光沢
および染色後の発色性において満足出来るものではない
そζで、ブライト調製品を得るため、特公昭58−15
170号公報においては、100ミ!Jミクロン以下の
酸化アンチモン粒子を紡糸原液に混入し、ゲル状繊維の
内部水分率を繊維形成重合体に対して50〜180重量
−に調整している。しかしながら、100ミリミクロン
以下の酸化アンチそン粒子を公知の撹拌機にて分散混合
せしめても、その酸化アンチモン分散紡糸原液Fi2次
凝集による口金圧の上昇を起し、操業性が悪くなること
が多い。
又、特開昭55−142715号公報に訃いてH,10
0ミクロン以下の5価の酸化アンチモンを有機溶媒と水
との混合物中に懸濁させ、紡糸原液に混入する方法が記
載されている。しかしながら、懸濁液中の水が20〜4
0重量%もあると、通常の紡糸原液と混合する場合、紡
糸原液のゲル化を起こし、又、酸化アンチモンの2次凝
集による口金圧上昇が起こるなど操業上問題となる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、染色後ブライト性良好表高難燃性モダ
クリル繊維を提供するにある。他の目的は、五酸化アン
チモンの二次凝集による濾過圧上昇がなく、長時間安定
紡糸でき、しかも紡糸中糸切れの少ない高離燃性モダク
リル繊維の製造法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、塩化ビニル及び/又は塩化ビニリデンを含有
するモダクリル重合体を有機溶媒に溶解した紡糸原液を
、該有機溶媒の水溶液からなる凝固浴中に紡出してモダ
クリル繊維を製造するに際し、アニオン性モノマーを共
重合成分として含有するアクリル系重合体の有機溶媒水
溶液に五酸化アンチモンを分散せしめた分散液を前記紡
糸原液中に添加混合することを特徴とする高難燃性モダ
グリル繊維の製造法である。
本発明に使用するモダクリル重合体は、通常、アクリロ
ニトリル40重量%以上と塩化ビニル及ヒ/又は塩化ビ
ニリデン20〜60重量%とよりなるものでアシ、好ま
しくはスルホン酸含有モノマーを5重量%以下、特に1
〜4重量重量係合したものが良い。
本発明の湿式紡糸に使用する有機溶媒は特に限定されな
いが、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
アセトン又はジメチルスルホキシドが好ましい。
分散液に使用するアクリル系重合体のアニオン性モノマ
ーとしてはアクリル酸、メタクリル酸、アリルスルホン
酸、メタアリルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−
アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸及びそれ
らの塩がある。好ましくは2−アクリルアミド2−メチ
ルプロパンスルホン酸(以下AMPSと略称)、あるい
は2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸ソ
ーダ(以下S A M P Sと略称)が良い。
アクリル系重合体は、通常アクリロニトリル80〜95
重量%、アニオン性モノマー20〜5重量%及び他の共
重合体成分O〜20重量%よりなるものである。
五酸化アンチモンの平均粒径は、10〜80ミリミクロ
ン、好ましくは50ミリミクロン以下である。
分散液は、通常アクリル系重合体の有機溶媒と五酸化ア
ンチモンの水性コロイドとを混合せしめて調製するが、
混合方法は公知の撹拌機を使用して、アクリル系重合体
の有機溶媒へ五酸化アンチモン水性コロイドを投入する
のが好ましい。逆の場合、有機溶媒中のアクリル系重合
体が析出し、分散液粘度が高くな)、紡糸原液添加後p
過性が悪くなることがある。分散液中のアクリル系重合
体濃度は通常10電址俤以下、好ましくは2〜7重量%
である。又五酸化アンチモン濃度は通常800重量%以
下好ましくは10〜20重itチである。
分散液中の水濃度は通常10〜20重量%であるが、好
ましくは10〜15重量%が艮い。
分散液をモダクリル重合体紡糸原液に添加混合するが、
その混合比率は五酸化アンチモンはモダクリル重合体全
量に対し1〜10重量%が好ましく、特に1〜5重量%
が好ましい。分散液をモダクリル重合体紡糸原液に添加
混合する時期は、重合終了後未反応上ツマ−を回収した
後であればどこでもよいが、紡糸直前が好ましい。なお
添加混合する機器は特に限定されないが、短時間に均一
化出来る点でホモミキサーが好ましい。
紡糸凝固浴に使用する有機溶媒は、紡糸原液と同じ有機
溶媒が好ましい。紡糸後の水洗、延伸、前オイル付与、
乾燥、延伸、後オイル付与、クリンパ−、クリンプセッ
ト、乾燥などの工程は、もちろん、モダクリル繊維の通
常の工程をそのまま適用できる。
(実施例) 以下、本発明を実施例によシ詳細に説明する。
なお、実施例に示される部及び画分率は、特に断シのな
い限シ、すべて重量基準によるものである。
また、その前に本明細書における特性値の測定法を記述
する。
Aw&維の難燃性 限界酸素指数法(LOI)によった。8デニールの高難
燃モダクリル繊維を5cTLに切断し、0.85gを測
シ、これを1本とし12本のコヨリを作成する。これを
酸素指数試験器のホルダーに直立させ、このサンプルが
5の燃え続けるのに必要な最少酸素濃度を測定し、これ
をLOI値とした。
B 繊維の透明性(BA値) 繊維をハンドカードで引きそろえ、Bcrnの長さに切
断し、これを0.(12)g測シ、20關ガラスセルに
ベンジルアルコールと共に入れる。562mμにて光の
透過率を分光光度計で測定し、ベンジルアルコールを透
過率100として比較した。
C濾過テスト 分散液をモダクリル重合体に対して五酸化アンチモン1
重量%添加した紡糸液を60°C濾過量150cc/m
1ncnで濾過し、60分間の濾過圧上昇を測定した。
なお戸材はゴーザミンを使用した。
実施例1 アクリロニトリル(AN )/塩化ビニリデン(vC1
2)/アリルスルホン酸ソーダ(SAS)=55/42
/8  なるモノマー組成物を重合し、未反応モノマー
を回収した後、モダクリル重合体25饅ジメチルホルム
アミド(DMF)の紡糸原液を得た。
一方、50%五酸化アンチモン水性コロイド80部を、
67部のDMFとAN/SAMPS = 80/20の
共重合体8部の混合液中へ撹拌添加し、15チ五酸化ア
ンチモン分散液を作成した。
この分散液85部を前記紡糸原液1000部中にホモミ
キサーを用いて撹拌しながら添加混合し、紡糸原液を得
た。孔径0.0611φ、孔数4000の紡糸口金を用
いて20℃、60%DMF水溶液中に紡糸し、4.6倍
延伸後、60°Cで水洗を行ない、脱溶媒する。次に前
オイル15 g/lに浸漬後、含液率150%に絞シ、
ローラ乾燥機を用いて160℃で乾燥緻密化を行なった
。得られた繊維束(トウ)K機械クリンプを10〜12
山/インチ付与後、単糸8dの製品を得た。
実施例2 実施例1と同様にして、同じ紡糸原液を得た。
一方、50%五酸化アンチモン水性コロイド80部を、
65部のDMFとAN/SAMPS=80/20の共重
合体5部の混合液中へ撹拌添加し、16チ五酸化アンチ
モン分散液を作成した。
以下、実施例1と同様にして製品を得た。
実施例8 実施例1と同様にして、同じ紡糸原液を得た。
一方、実施例2と同じ分散液を、70部を前記紡糸原液
1000部に添加し、以下実施例1と同様にして製品を
得た。
実施例1〜8の紡糸原液を用い九濾過テストを行ない、
濾過圧上外を測定した。又得られた製品については、染
色を想定して海水処理を行ない、処理前後のBA値を測
定した。表−1に各特性値表−1 (発明の効果) 本発明方法によって得られた高難燃性モダクリル繊維は
、五酸化アンチモンの分散性が良いため、紡糸時濾過圧
上昇がなく、口金目詰シもなく、従って口金での単糸切
れもない。又、五酸化アンチモンの粒径が小さいがため
に、繊維表面が滑らかで紡糸工程での摩擦による単糸切
れがなく、著しぐ操業性が改善され、染色工程での再失
透の少ないブライト性良好な高難燃性モダクリル繊維が
得られる。
本発明の製造法によって作られた高難燃モダクリル繊維
は、ブライト性が必要な分野に好適であ夛、衣料や寝装
品など、本線、レーヨン、ポリエステル、羊毛など各種
晶、可燃性繊維との混紡製品KAi燃性を付与できるた
め、産梨上極めて有意義なものである。
カネボウ合繊株式会社

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化ビニル及び/又は塩化ビニリデンを含有する
    モダクリル重合体を有機溶媒に溶解した紡糸原液を、該
    有機溶媒の水溶液よりなる凝固浴中に紡出してモダクリ
    ル繊維を製造するに際し、アニオン性モノマーを共重合
    成分として含有するアクリル系重合体の有機溶媒水溶液
    に五酸化アンチモンを分散せしめた分散液を前記紡糸原
    液中に添加混合することを特徴とする高難燃性モダクリ
    ル繊維の製造法。
  2. (2)モダクリル重合体がアクリロニトリル40重量%
    以上と塩化ビニル及び/又は塩化ビニリデン20〜60
    重量%とスルホン酸含有モノマー5重量%以下とよりな
    る特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. (3)紡糸原液の溶媒がジメチルホルムアミド、ジメチ
    ルアセトアミド、アセトン又はジメチルスルホキシドで
    ある特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  4. (4)アニオン性モノマーがアリルスルホン酸ソーダ、
    メタリルスルホン酸ソーダ、2−アクリルアミド2−メ
    チルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド2−メチ
    ルプロパンスルホン酸ソーダから選ばれた少なくとも一
    種である特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  5. (5)アニオン性モノマーが2−アクリルアミド2−メ
    チルプロパンスルホン酸、あるいは2−アクリルアミド
    2−メチルプロパンスルホン酸ソーダである特許請求の
    範囲第1項記載の製造法。
  6. (6)アクリル系重合体がアクリロニトリル80〜95
    重量%、アニオン性モノマー20〜5重量%及び他の共
    重合体成分0〜20重量%とよりなる特許請求の範囲第
    1項記載の製造法。
  7. (7)アクリル系重合体がアクリロニトリル40〜90
    重量%とアニオン性モノマー20〜5重量%と塩化ビニ
    ル及び/又は塩化ビニリデン40〜5重量%とよりなる
    特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  8. (8)五酸化アンチモンの平均粒径が10〜80ミリミ
    クロンである特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  9. (9)分散液がアクリル系重合体の有機溶媒溶液と五酸
    化アンチモンの水性コロイドとを混合せしめたものであ
    る特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  10. (10)分散液中のアクリル系重合体濃度が2〜7重量
    %である特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  11. (11)分散液中の五酸化アンチモン濃度が10〜20
    重量%である特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  12. (12)分散液中の水濃度が10〜20重量%である特
    許請求の範囲第1項記載の製造法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55142715A (en) * 1979-03-09 1980-11-07 Snia Viscosa Production of fire retardant modacryl fiber
JPS58156014A (ja) * 1982-03-05 1983-09-16 Kanebo Ltd アクリル系合成繊維の製造方法
JPS59204648A (ja) * 1983-05-06 1984-11-20 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 難燃性アクリル系重合組成物

Patent Citations (3)

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