JPS62160628A - 電子銃の蒸着膜形成用線材の製造方法 - Google Patents

電子銃の蒸着膜形成用線材の製造方法

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JPS62160628A
JPS62160628A JP243486A JP243486A JPS62160628A JP S62160628 A JPS62160628 A JP S62160628A JP 243486 A JP243486 A JP 243486A JP 243486 A JP243486 A JP 243486A JP S62160628 A JPS62160628 A JP S62160628A
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JP
Japan
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copper
wire
molybdenum
electron gun
heat treatment
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Pending
Application number
JP243486A
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English (en)
Inventor
Wataru Imanishi
今西 渉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS62160628A publication Critical patent/JPS62160628A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電子銃に設けられて、陰極線管に組立てら
れたのち、高周波加熱されて、ネックガラスの内壁面に
金属蒸着膜を形成する環状の導電性リードを構成する線
材の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は陰極線管のネック部分を破断して電子銃を示し
た図で、(1)はネック部、(2)はステム、(3)は
電子銃で、陰@ (4) 、第1.第2.第3の格子電
極(51、+6) 、 (7)および陽極(8)が、ビ
ードガラス(9)によって、それぞれ所定の間隔でもっ
て保持されて電子銃(3)の主要部を構成している。さ
らに、陽極(8)には、カップαωが爆着されておシ、
このカップα0)は、スペーサUを介して内部導電膜U
に接続されている。α3) 、 (141はそれぞれ第
2.第3の格子電極(61、+7)に接続されているイ
ンナリードである。
このように構成されている電子銃(3)を備えている陰
極線管は、動作時に、陽極(8)には約25KV1第3
の格子電極(7)には約4.5KV、第2の格子電極1
1、> には約600 V、 第1 o格子′#1.1(51に
ハフ −y’tへ 圧、陰極(4)には100Vの電圧がそれぞれ印加され
ている。
このような動作状態では、陰極(4)から、ビーム電子
の散乱などによシ放出されたストレー電子が、陽W (
8)の電界によって加速されて、ネック部(1)の内壁
に衝災して正の帯電部分を形成し、この帝′Id部分が
、ビードガラス(9)と、ネック部(1)の内壁の対向
部分から、陰極(4)の近くに移動し、陰極(4)や、
第1の格子電極(5)の低電圧電極との間で沿面放電を
生じ、陰極線駆動回路を構成している半導体部品が破壊
されるという現象が生じる。
このような沿面放電の発生防止のため、従来の陰極線管
では、第3図ないし第5図に示すように、第3の格子電
極(7)に両端が溶接され、ビードガラス(9)の外面
を取シ巻いて、ネック部(1)の内壁面の間に介在する
゛ように配設されている環状の導電性リード(15)を
設け、陰極線管の製造工程中において、高周波加熱コイ
ル(16a)を一点鎖線で示したような位置において加
熱し、ステンレス鋼線を銅で被覆した線材で構成されて
いる環状の導電性リード(1ωを加熱蒸発させて、対向
するネック部(1)の内壁面に蒸着膜(1ηを形成させ
、帯電部分の移動をこの蒸着膜σηによって阻止するよ
うに構成されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
塊状の導゛1ml性リード(5)として、ステンレス鋼
線の芯線に銅を被覆したものを用いた場合、ステンレス
鋼線を組成している金属がネック部(1)の内面に蒸着
する温度は1400℃であるのに対し、銅の蒸着温度は
1250℃で、その差は150℃である。しかるに、排
気工程での加熱コイルの位置のばらつきによって、環状
の導電性リード印の加熱温度のばらつきが150℃を越
えると、銅だけでなくステンレス鋼線を組成している成
分も蒸着し始め、ネック部(1)の内面に蒸着する蒸着
面αりのこの発明はこのような問題点の解消を目的とし
てなされたもので、加熱温度のばらつきが大きくても、
蒸着面αηの大きさのばらつきの小さい環状の導電性リ
ード用線材を得ること、および、銅被覆と芯線との付着
力が強く、銅被覆が剥離することのない線材を得ること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、モリブデン線の芯線の上に、銅メッキを形
成したのち、真空または水素雰囲気において、600〜
1000℃の範囲内で3分間以上加熱する熱処理を施す
ことを特徴とする線材の製造方法である。
〔作用〕
環状の導電性リードの芯線を構成しているモリブデンの
蒸気圧は、被覆金属である銅の蒸気圧よシも十分に低い
。このために、排気工程中での加熱コイルの位置のばら
つきによって、環状の導電性リードの加熱温度が被覆金
属の蒸着温度よ)相当に高い温度まで上昇しても、モリ
ブデンの蒸着する温度に達しないので、被覆金属である
銅のみがネック部の内面に蒸着する。したがって、加熱
コイルの位置がばらついても、広さのばらつきの少ない
蒸溜面を形成させることができる。
さらに、熱処理を力1すと、モリブデンと銅被覆との間
に存在していた不純物が蒸発するとともに、両金属が互
いに相手の金属内に拡散して付着力が著しく増大する。
このため、環状の導電性リードへの加工工程およびt、
7子銃に組立てた後において′AIJ被覆が剥離するこ
とがなく、電子銃の耐電圧特性を損うことも生じない。
〔発明の実施例〕
第1図はこの発明に係る線材の製造工程を示すブロック
図である。線径0.2〜0.4 vtxのモリブデン線
の表面に、流酸浴法によって0.05〜0.3μmの銅
メッキを施す。つぎに、この銅メツキモリブデン線を、
真空または水素雰囲気において600〜1000℃の温
度範囲内において、3分間以上、望ましくは5分間程度
加熱したのち除冷する熱処理を施す。この熱処理によシ
、モリブデン線と銅被機との間に含まれていた不純分は
蒸発するとともに、両金属相互間で拡散を生じ、強固な
接着力を有する銅被覆モリブデン線が得られる。
なお、上記熱処理において、600℃以下では接着力の
増加が十分でなく、また、1000℃を越えると、銅が
蒸発し始めるので望ましくない。
第2図は上記のようにして製造した銅被覆モリブデン線
で形成した環状の導電性リード(15)を備えた陰極線
管の拡大断面図で、第5図に対応する部分を示している
図において、09は銅被覆を有する環状の導電性リード
で、モリブデン線で構成される芯線囮と、その芯線(1
8)の表面を覆っている銅被覆0ωとで構成されておシ
、その第3の格子電極(7)への取付位置および形状な
どは、前記従来の環状の1> 電性リード(151と異
なるところはない。
このような環状の導電性リード叫を備えた陰極線管は、
排気工程において、第2図に示した高周波コイ/l/(
16b)による電極の加熱によシ銅が蒸発して蒸肩膜α
ηを形成することができる。
また、モリブデンの蒸発開始温度は2450℃であシ、
銅の蒸発温度が1250℃に比べて約1200℃高いの
で、高周波コイ/l/(16b)の位置のばらつきによ
シ加熱温度のばらつきが大きくなっても、芯線(18)
を蒸発させることなく、芯線σ印を被覆している銅(1
91だけで蒸着膜0ηを形成させることができる。
また、蒸着膜αηが形成される面域が広がって、第4図
に示すように、第3の格子電極(7)に近い面域し0)
内に入ると、陰極線管の製造工程で施される高電圧処理
中に、陽極(8)と、第3の格子電極(7)とが、蒸着
膜αηを介して赦しい放電を生じ、ネック部(1)にク
ラックを生じたシ、陽極(8)が間温になって、陽極(
8)を構成している金属が蒸発して蒸着膜を形成し、さ
らに激しい放電を誘発するという悪循環を生じて、陰極
線管を損傷するに到ることがある。したがって、蒸着膜
面が形成される面域を制限する必要があるが、銅被覆(
19)の厚さを0.05〜0.3μmの範囲に構成する
ことによシ、適当な広がシをもつ蒸着膜αηを形成する
ことができ、上記のような陽極(8)と第3の格子電極
(7)との間の放電を生じることが防止できる。
〔発明の効果〕
この発明は、モリブデン線に銅メッキを施したのち、真
空または水素雰囲気中において、600〜1000℃に
3分間以上加熱する熱処理を飾すことを特徴とする電子
銃用線材の製造方法であるから、銅被覆が強固に芯線に
付着しているので後加工によって剥離・脱落することが
なく、また陰極線管に組立てたのち高周波加熱による金
属蒸7d作業が容易に、かつ、適当な広がシをもって形
成することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明に係る線材の製造工程のブロック図、
第2図はこの発明に係る線材を用いた電子銃の要部とネ
ツクガラスの一部を示ス要部ノ拡大断面図、第3図は陰
極線管のネック部を破断して゛−電子銃構成を示した図
、第4図は第3図■−■線における断面図、第5区は第
4図■−v線における断面図で、第2図に対応する従来
の電子銃の構成を示す図である。 (1)・・・ネック部、(3)・・・電子銃、(7)・
・・格子電極、(9)・・・ビードガラス、05)・・
・環状の4’&性リード、αη・・・蒸着面、αω・・
・芯線、αω・・・銅被覆。 なお、図中同一符号はそれぞれ同一、または相当部分を
示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モリブデン線に銅メッキを施したのち、真空また
    は水素ガス雰囲気において、600〜1000℃の温度
    範囲内で、3分間以上加熱する熱処理を施すことを特徴
    とする電子銃の蒸着膜形成用線材の製造方法。
  2. (2)銅メッキの厚さが0.05〜0.3μmである特
    許請求の範囲第1項記載の電子銃の蒸着膜形成用線材の
    製造方法。
JP243486A 1986-01-07 1986-01-07 電子銃の蒸着膜形成用線材の製造方法 Pending JPS62160628A (ja)

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JP (1) JPS62160628A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0243378A (ja) * 1988-07-29 1990-02-13 Nippon Tungsten Co Ltd 被覆高融点金属線およびその製造方法
JP2007268495A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nippon Muki Co Ltd アスベスト解体工事用排気フィルタ装置及び該装置のフィルタ交換方法

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