JPS62160246A - サ−マルヘツド支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、キャリジに対しサーマルヘッドを交換可能に
装着するためのサーマルヘッド支持構造に関する。

〔従来技術〕

プリンタやファクシミリなどの記録装置の一型式として
、記録シートに沿って往復移動するキャリジにサーマル
ヘッドを搭載し、該サーマルヘッドをキャリジ移動（主
走査）と同期して駆動しながら記録していくシリアル式
サーマル記録装置がある。

また、このサーマル記録装置は、普通シートにインクリ
ボンを介してサーマルヘッドを圧接する熱転写方式と感
熱シートに直接サーマルへ・ノドを圧接する感熱シート
方式とに大別することができる。

この種のシリアル式サーマル記録装置におけるサーマル
ヘッド支持装置は、一般に、サーマルヘッドが搭載され
たヘッド支持体（通常アルミ板等のヒートシンクで構成
される）をキャリジに着脱自在（交換可能）に装着する
構成になっている。

しかし、従来のこの種のサーマルヘッド支持装置にあっ
ては、ヘッド支持体とキャリジに設けたコネクタハウジ
ングとの嵌合部に板ばねで付勢されているボールを凹部
に係合させるスナップ止め機構を設けていたので、構造
が複雑で部品点数も多く製造コストが嵩むという問題が
あった。

〔目的〕

本発明の目的は、このような従来技術の問題を解決でき
、簡単な構造で確実にかつ着脱自在にサーマルヘッドを
装着しうるサーマルヘッド支持装置を提供することであ
る。

〔概要〕

本発明は、記録シートに沿って移動するキャリジに取付
けられた基部材にコネクタハウジングを固定し、サーマ
ルヘッドが搭載されたヘッド支持体を前記コネクタハウ
ジングに電極の弾性力を利用して摩擦嵌合するとともに
、該ヘッド支持体と前記基部材とを凹凸係合手段で位置
決めすることにより、着脱自在に装着する構成により、
上記目的を達成するものである。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第４図は本発明を実施するのに好適なサーマル記録装置
の要部を示す。

第４図において、用紙またはプラスチック薄板などの記
録シート１をバックアップするプラテン２の前方にこれ
と平行にガイドシャフト３およびガイドレール４が設置
され、これらガイドシャフトおよびガイドレールにより
キャリジ５が案内支持され矢印Ａ方向に往復駆動される
。

キャリジ５にはサーマルヘッドユニット６が記録シート
１に対し離反圧接（アップダウン）可能に搭載されてい
る。

なお、図示のサーマル記録装置は熱転写式であり、キャ
リジ５上にはサーマルヘッドユニット６と記録シート１
との間にインクリボンを送給するためのインクリボンカ
セット７が搭載されている。

前記プラテン２はローラ状をなし、シート搬送ローラを
兼ねるものであり、ラインフィードモータ（図示せず）
により矢印Ｂ方向に駆動される。

第１図は本発明の一実施例に係るサーマルへラド支持装
置の分解斜視図であり、第２図および第３図は第１図の
ヘッド装着状態を示す。

第１図〜第３図において、サーマルへラド１）は、セラ
ミック基板１２の表面に複数の発熱素子（ドツト形成素
子）１３を配列した構造を有し、セラミック基板１２の
表面を放熱性にすぐれたアルミ板などのヒートシンク（
ヘッド支持体）１４に接着等で固着されている。

前記セラミック基板１２の表面には各発熱素子を駆動す
るためのドライバー（駆動回路を形成摩るＩＣ）１５が
搭載されている。また、ヘッド支持体１４には前記ドラ
イバー１５へ電力およびデータ信号を送信するためのフ
レキシブル配線１６が搭載されその端部には電極１７が
形成されている。

一方、キャリジ５側（具体的にはキャリジ５にアンプダ
ウン可能に軸支された揺動部材）には基部材１８がビス
止め等で取付けられており、該基部材の表面にはコネク
タハウジング１９がビス止め等で固定され、これら基部
材１８およびコネクタハウジング１９の間に前記ヘッド
支持体１４の電極１７の部分を嵌合装着するための空腔
２０が形成されている。

前記コネクタハウジング１９にはヘッド支持体１４の各
電極１７に接続されるべき相手電極２１が取付けられて
おり、これらコネクタハウジング１９がわの電極２１は
前記空腔２０内ヘッド弾性変位可能に張り出して取付け
られている。したがって、第３図に示すごとく、ヘッド
支持体１４を空腔２０へ押し込むと、コネクタハウジン
グ側の電極２１の弾性力を利用して該ヘッド支持体１４
（具体的にはその電極１７の部分）が空腔２０内に摩擦
嵌合されて装着されるようになっている。

さらに、ヘッド支持体１４は前記基部材１８に対し凹凸
係合手段で位置決めされる構造になっている。

すなわち、図示の例では、ヘッド支持体１４の肩部の表
面２箇所に突起２２．２２が形成され、一方、基部材１
８の対応位置にはこれら突起２２゜２２が係合する孔２
３Ａ、２３Ｂが形成されており、各突起２２．２２を孔
２３Ａ、２３Ｂに係合させることによりヘッド支持体１
４の位置が正確に規制されるようになっている。

図示の例では、一方の孔２３Ａは突起２２と精密に嵌合
する形状にされ、他方の孔２３Ｂはビッチ誤差を吸収す
る方向の長孔になっている。

なお、基部材１８は例えばステンレス鋼板など強度が高
い材料で作られ、コネクタハウジング１９はプラスチッ
ク成形品で作られる。

以上説明した実施例によれば、ヘッド支持体１４をコネ
クタハウジング１９の電極２１の弾性力を利用して摩擦
嵌合するとともに、該ヘッド支持体と基部材１８とをピ
ン状突起２２．２２および孔２３Ａ、２３Ｂから成る凹
凸係合手段で位置決めするので、サーマルへンド１）を
キャリジ５に対し正確な位置に確実にしかも着脱自在に
装着することができた。

また、ヘッド支持体１４の背面が基部材１８に沿って当
接支持されているので、サーマルヘッド１）に印字圧力
が作用しても位置ずれや変位を生じることがなく、該サ
ーマルヘッドを正確に支持することが可能になった。

さらに、ヘッド支持体１４は電極１７の弾性変位を利用
して圧接嵌合するとともに凹凸（ピン、孔）嵌合手段２
２．２３で位置決めするので、きわめて簡単なこうぞう
であるにも係わらず、ヘッド支持体１４の着脱をきわめ
て容易かつ迅速にしかも確実に行うことが可能になった
。

〔効果〕

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、簡単
な構造で容易かつ正確にサーマルヘッドをキャリジに対
し着脱（交換）可能に搭載しうるサーマルヘッド支持装
置が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るサーマルヘッド支持装
置の分解斜視図、第２図は第１図の装置のヘッド装着時
の斜視図、第３図は第２図中の線■−■に沿った断面図
、第４図は本発明を実施するのに好適なサーマル記録装
置の要部の斜視図である。 １−・−・記録装置、５−・−キャリジ、６−・−・−
サーマルヘッドユニット、１）・−・−・・サーマルヘ
ッド、１４−・−−−−−・ヘッド支持体、１８・・−
・・−・−基部材、１９−・−・−コネクタハウジング
、１７．２１・−・・電極、２２−・・・・突起、２１
Ａ、２３Ｂ・−・−・・一孔。 代理人　弁理士　　大　音　康　毅 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録シートに沿って移動するキャリジに取付けら
   れた基部材にコネクタハウジングを固定し、サーマルヘ
   ッドが搭載されたヘッド支持体を前記コネクタハウジン
   グに電極の弾性力を利用して摩擦嵌合するとともに、該
   ヘッド支持体と前記基部材とを凹凸係合手段で位置決め
   することにより、着脱自在に装着することを特徴とする
   サーマルヘッド支持装置。