JPS62159356A - 光学的情報信号再生装置 - Google Patents

光学的情報信号再生装置

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JPS62159356A
JPS62159356A JP61001515A JP151586A JPS62159356A JP S62159356 A JPS62159356 A JP S62159356A JP 61001515 A JP61001515 A JP 61001515A JP 151586 A JP151586 A JP 151586A JP S62159356 A JPS62159356 A JP S62159356A
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JP
Japan
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signal
pit
light
information signal
adder
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JP61001515A
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English (en)
Inventor
Osamu Tajima
修 田島
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光学的情報信号再生装置に関する。
(従来技術) 幾何学的な凹部あるいは凸部として形成されているピッ
トによって情報信号が記録されている情報信号記録媒体
における信号記録面に光のスポットを投射して、情報信
号の再生を行なう情報信号の再生方式として従来最も普
及している光学的情報信号再生方式は、一般にLV方式
と呼ばれている光学的情報信号再生方式であって、この
LV方式では幾何学的な凹部あるいは凸部として形成さ
れているピットのピット巾に比べて大きな径の光のスポ
ットを情報信号記録媒体における信号記録面に投射して
、情報信号記録媒体から情報信号の再生を行なうように
しており、このLV方式において情報(i号記録媒体の
信号面に投射される光のスポットの径とピットのピット
巾との関係は第8図の(a)の平面図と第8図の(b)
の断面図とに例示されているようなものである。
第8図の(a)において、2a、2b、2cは、それぞ
れ異なる記録波長の1/2のピット長を有するピットを
例示したものであり1図中のWはピット巾、1は光のス
ポットであり、また、第8図の(b)において2はピッ
ト(ピットを2 a、2 b 。
2cのように区別する必要がない場合にはピット2のよ
うに記載される)、Wはピット巾、dhはピットの深さ
くまたは高さ)であって、前記したピットの深さくまた
は高さ)dhは光の波長の略々1/4になされている。
それで、LV方式においては第8図の(a)におけるピ
ット2cを照射している光のスポット1のように、光の
スポット1がピットとランドとの双方を略々半々に照射
するようになされている場合には、0次反射光は極小と
なり、また、光のスポット1の全体がランド上にある場
合には、0次反射光は極大になり、さらに、光のスポッ
ト1がピットとランドとの双方を照射するようになされ
ている場合でも、第8図の(a)におけるピット2bを
照射している光のスポット1のように、光のスポット1
の中にピット2bの全体を含んでしまっているようなと
きには、0次反射光の大きさは前記した極小の状態より
は大きくなる。
第9図の(a)はLV方式における再生装置の概略構成
を示したもので、3はビームスプリッタ、4は集光レン
ズ、5は情報信号記録媒体(ディスク)、6は光検出器
、7は出力端子であり、図示されていない光源からの光
がビームスプリッタ3を通過して集光レンズ4で集光さ
れてディスク5に微小な径の光のスポット1が投射され
る。
前記した光のスポット1によるディスク5からの反射光
は、集光レンズ4を介してビームスプリッタ3に与えら
れ、そこで光検出器6の方に反射されて光検出器6によ
って光電変換され、光検出器6からの出力信号が出力端
子7に出力されるのであるが、前記したディスク5の信
号面からの反射光(ディスク5の信号面のピットによる
回折によって生じる回折光)の光量は、既述のように第
8図の(a)におけるピット2cを照射している光のス
ポット1のように、スポット1がピットとランドとの双
方を略々半々に照射するようになされている場合には、
0次反射光は極小となり、また。
光のスポット1の全体がランド部上にある場合には、0
次反射光は極大になり、さらに、光のスポット1がピッ
トとランドとの双方を照射するようになされている場合
でも、第8図の(a)におけるピット2bを照射してい
る光のスポット1のように、光のスポット1の中にピッ
ト2bの全体を含んでしまっているようなときには、0
次反射光は極小の状態よりは大きくなるから、前記した
光検出器6からは前記した反射光の光量に応じた出力信
号が出力されるのであり、ディスク5に記録されている
情報信号が再生されることになる。
レンズによる空間周波数の伝達能力(MTF)は、前記
した第9図の(a)に示したLV方式における再生装置
によって、光のスポット1の径よりも広い巾を有する反
射面Cと非反射面dとからなる第11図の(aL (b
)に示されているようなパターンを読取るときに、第1
0図に示されているMTFの曲線aのレスポンスに相当
するものとなる。
そして、第10図は、光の波長λと集光レンズの開口数
NAとを用いて反射面の配列パターンの周期を表わした
ときに1反射面の配列パターンの周期がλ/(2NA)
となるときにMTFが零、すなわち、再生信号が零にな
ることを示している。
また、幾何学的な凹部あるいは凸部として形成されてい
るピットのピット巾に比べて大きな径の光のスポットを
情報信号記録媒体における信号記録面に投射して、情報
信号記録媒体から情報信号の再生を行なうようにしてい
る場合のMTFは、NA/λが小さな範囲では第10図
の曲線aのようにはならないが、全体的にみれば第10
図の曲線aと類似なものとなり、前記したLV方式では
第10図中の点線LVで示されている空間周波数まで情
報信号が記録されており、例えば、°集光レンズの開口
数NAが0.5.光の波長λが780nmのときに、空
間周波数はNA/λを単位として略々1.4である。
第9図(7) (b)はrRCA REVIEVJ19
78年5月、VOL39゜NO,1に詳細に説明されて
いる差動力式における再生装置の概略構成を示したもの
で、3はビームスプリッタ、4は集光レンズ、8は情報
信号記録媒体(ディスク)、9は光スポットの走行方向
Xに対して直交する方向に光軸上で分割されている光検
出器、10は減算器、11は出力端子であり、図示され
ていない光源からの光がビームスプリッタ3を通過して
集光レンズ4で集光されてディスク8に微小な径の光の
スポット1が投射され、その光のスポット1によるディ
スク5からの反射光が集光レンズ4を介してビームスプ
リッタ3に与えられ、そこで光検出器9の方に反射され
て、前記した光検出器9における2つの受光素子により
それぞれ光電変換され、光検出器6における2つの受光
素子からの出力信号は減算器10によって減算されて出
力信号として出力端子11に出力される。
前記した第9図の(b)に示されている差動力式の再生
装置のMTFは、第10図中の曲線すで示されているよ
うに、NA/λが1の付近においては図中の曲線aより
もレスポンスが高いが、その他の部分では曲線aよりも
低いレスポンスを示すものになっているが、前記した差
動方式に関する文献中では、第10図中の点線図示のC
HDに対応する位置における信号を再生して、C/Nが
60dB(BW30KHz)というような良好な再生信
号が得られたとしている。
前記した第9図の(b)に示されている差動方式の再生
装置のように信号間の減算によって再生信号を得る方式
において、MTFが低くても良好な再生信号が得られる
理由は、例えば半導体レーザのような光源に基づく光学
的なノイズが信号間での減算によって除去されるからで
ある。
そして、前記した差動法は第12図の(a)、(b)の
ように、光のスポット1の径よりも巾の広いピットの配
列パターンを有しているような情報信号記録媒体から情
報信号の再生を行なう場合に適している。第13図の(
a)、(b)は、凹凸の段差による往復の光路差がπ/
2のときの記録波長へと光のスポットの特性値(λ/a
)・・・ただし、 a=NA・・・に対するレスポンス
を計算したものであり、差動法では記録波長へが大、す
なわち、λ/aΔが小さくなるとレスポンスの波形が尖
鋭なものに変化している。それで、差動法は基本的には
記録波長が短い巾広なピットの再生に適しているものと
いえるのである。
しかし、光のスポット1の径よりも巾の広いピットの配
列パターンを有しているような情報信号記録媒体から、
第9図の(a)に示されているような構成の再生装置で
情報信号の再生を行なった場合には、第14図の(a)
、(b)からも明らかなように、ピットのエツジの部分
だけにレスポンスが表われ、ピットの凹凸形状の再生は
できない。
第15図は差動法が採用されている再生装置で良好な再
生信号を得ることができるようなピット巾を有するピッ
ト、すなわち、光のスポット1の径よりも巾の広いピッ
ト12から発生される回折光の状態を説明する図であり
、第15図の(a)は光のスポット1の中心がピット1
2のエツジに在って、光のスポット1がピット12によ
って2分されている状態を示しており、また、第15図
の(b)は光のスポット1が第15図の(a)に示され
ているようにピット12の左側のエツジによってゑ分さ
れている場合に発生した回折光の分布fの状態と、集光
レンズの開口eとの関連を示しているものであり、光検
出器9には図中における斜線の部分だけが集光レンズを
通過して到達するから、光検出器9には図中のfigで
示されている光検出器9の分割線の一方側の受光素子だ
けに光が入射されて、減算器10からはピット12の左
側のエツジの情報信号が出力される。このように、差動
法は光のスポット1を2つに分割できるようなピットを
有するようなディスクからの情報信号の読出しに使用可
能である。
第16図は差動法が採用されている再生装置で良好な再
生信号を得ることができないようなピット巾を有するピ
ット、すなわち、光のスポット1の径よりも巾の狭いピ
ット2から発生される回折光の状態を説明する図であり
、第16図の(a)は光のスポット1の中心がピット2
のエツジに在る状態を示しており、また、第16図の(
b)は光のスポット1の中心が第16図の(a)に示さ
れているようにピット2の左側のエツジに在る場合に発
生した回折光の分布の状態(多数の破線の円)と。
集光レンズの開口eとの関連を示している。
光のスポット1の径よりも巾の狭いピット2のエツジに
、光のスポット1の中心が位置している場合には、ピッ
ト2の深さく高さ)が偏った回折を生じさせるのに適す
るλ/8であったとしても、ピットのエツジが光のスポ
ット1を直線的に分割することがないので、その状態で
発生する回折光の分布は第16図の(b)に示されてい
るようなものになるのである。そして、光検出器9には
図中における斜線の部分だけが集光レンズを通過して到
達するが、光検出器9には図中の線gで示されている光
検出器9の分割線の両側の受光素子に光が入射されるの
で、減算器10からはピット2に基づく良好な再生信号
は出力されない、このように、差動法は光のスポット1
を2つに分割できないようなピットを有している例えば
LV方式のディスクからの情報信号の読出しには適して
いないのである。
これまでに説明して来たLV方式と差動方式との特徴を
示すと次のとおりである。
(表 1) 前記したところから明らかなように、LV方式と差動方
式とにはそれぞれ利点と欠点とがあるが、本出願人では
前記した従来の両方式におけるそれぞれの長所だけを有
するような情報信号記録媒体を得ることができれば、さ
らに高密度の情報信号記録媒体を提供できる可能性があ
ることに着目して、先に、幾何学的な凹部あるいは凸部
として形成されているピットによって情報信号が記録さ
れていて、情報信号の再生が光のスポットの投射によっ
て行なわれるようになされている情報信号記録媒体とし
て、最長記録波長の略々1/2と対応しているピット長
を有するピットのピット巾が、前記した光のスポットの
径よりも小さな寸法の第1のピット巾に設定されており
、また最短記録波長の略々1/2と対応しているピット
長を有するピットのピット巾が、前記した第1のピット
巾よりも大きな寸法の第2のピット巾に設定されている
とともに、前記した最長記録波長の略々1/2と対応し
ているピット長と、最短記録波長の略々1/2と対応し
ているピット長との間のピット長を有するピットのピッ
ト巾は、長いピット長のピットのピット巾が、短いピッ
ト長のピットのピット巾に等しいか、または短いピット
のピット巾よりも小さく設定されているようにした情報
信号記録媒体を提案した。
第3図は1本出願人会社による既提案の情報信号記録媒
体において、情報信号に対応して幾何学的な凹部あるい
は凸部として形成されるピットの代表例のものの平面形
状を、情報信号記録媒体に投射される光のスポットlと
対比させて示した図であって、第3図の(a)は情報信
号に対応して情報信号記録媒体に記録されたピットが、
情報記録媒体に記録されるべきピットの内で最長記録波
長AQの略々1/2と対応しているピット長を有するピ
ットpHの平面図であり、また第3図の(b)は情報信
号に対応して情報信号記録媒体に記録されたピットが、
情報記録媒体に記録されるべきピットの内で1!に短記
録波長Asの略々1/2と対応しているピット長を有す
るピットPsの平面図であり、さらに、第3図の(Q)
は情報信号に対応して情報信号記録媒体に記録されたピ
ットが5情報記録媒体に記録されるべきピットの内で前
記した最長記録波長AQの略々1/2と対応しているピ
ット長と、最短記録波長ΔSの略々1/2と対応してい
るピット長との間のピット長を有している如きピットの
一例として、記録波長Δm(ただし。
A Q> A+II> As)の略々1/2と対応して
いるピットPmの平面図である。
なお1本明細書中においてピットのピット長長を記録波
長に関連させて表現するのに、記録波長の1/2としな
いで、記録波長の略々1/2というように、「略々」を
つけて表現しているのは、例えばデユーティサイクルモ
ジュレーションが適用された場合におけるピットのピッ
ト長の変化、あるいはディスクの製作条件のばらつきに
よって生じるピットのピット長の変化によって、ピット
のピット長が記録波長の1/2から僅かにずれることが
あることを考慮しているからである。
前記した第3図の(a)に示したピットP42、すなわ
ち、情報記録媒体に記録されるべきピットの内で最長記
録波長AQの略々1/2と対応しているピット長を有す
るピットPΩは、それのピット巾W1が光のスポット1
の径dよりも小さな寸法の第1のピット巾Wlに設定さ
れるのであるが。
光のスポットlの径dを、d=0.a2λ/NA(ただ
し、λは光の波長、NAはスポットを形成するレンズの
開口数)としたときに、前記した第1のピット巾W1を
1例えば光のスポット1の径dの略々1/3に設定する
のが望ましい実施のm様である。
また前記した第3図の(b)に示したピットPs。
すなわち、情報記aIIX体に記録されるべきピットの
内で最短記録波長ΔSの略々1/2と対応しているピッ
ト長を有するピットPsは、それのピット巾W2が、前
記した第1のピット巾Wlよりも大きな寸法の第2のピ
ット巾W2に設定されるのであるが、光のスポット1の
径dを、d;0.82λ/NA (ただし、λは光の波
長、NAはスポットを形成するレンズの開口数)とした
ときに、前記した第2のピット巾W2を、例えば光のス
ポット1の径dに略々等しく設定するのが望ましい実施
の態様である。
さらに、前記した第3図の(c)に示したピットPm、
すなわち、情報記録媒体に記録されるべきピットの内で
最短記録波長八Ωの略々1/2と対応しているピット長
と、最短記録波長Asの略々1/2と対応しているピッ
ト長との「Kfiのピット長を有している如きピットの
一例として示した記録波gcA m (ただし、AN>
 Am> As+)の略々1/2と対応しているピット
長を有している如きピットPmのピット巾W3は、ピッ
トPmのピット長よりも短いピット長を有するピットの
ピット巾に等しいか、またはピットPmのピット長より
も短いピット長を有するピットのピット【11よりも小
さく設定されるのである。
前記した情報記録媒体に記録されるべきピットの内で最
長記録波長AQの略々1/2と対応しているピット長と
、最短記録波長Asの略々1/2と対応しているピット
長との間のピッ1−長を有している如きピットのピット
巾の設定の仕方とじては1例えば、情報記録媒体に記録
されるべきピットの内で最長記録波長ΔQの略々1/2
と対応しているピット長に対して設定された第1のピッ
ト巾Wt(最小のピット巾)と、最短記録波長Asの略
々1/2と対応しているピット長に対して設定された第
2のピット巾(最大のピット巾)との間で、ピット長に
反比例している状態で連続的にピット巾W3が変化され
るようにしたり、あるいは、例えば最大記録波長ΔQと
前記した最短記録波長ΔSとの間の記録波長の部分を記
録波長の長短に応じて複数群に分け、情報記録媒体に記
録されるべきピットの内で最長記録波長AQの略々1/
2と対応しているピット長に対して設定された第1のピ
ット巾Wl(最小のピット巾)と、最短記録波長Asの
略々1/2と対応しているピット長に対して設定された
第2のピット巾(最大のピット巾)との間で、前記した
各群毎にそれぞれ所定のピット巾となるように設定して
おいて、前記の各群毎にピット巾W3が変化されるよう
にしたりするのである。
既提案の情報記録媒体におけるピットの深さく高さ)と
しては、LV方式におけるピットの深さく高さ)の最適
値のλ/4と、差動方式におけるピットの深さく高さ)
の最適値のλ/8との中間の値、すなわち、λ15.3
程度に設定されるのがよい。
このように、既提案の情報信号記録媒体では記録波長に
応じてピット巾が変化しているピットによって情報信号
の記録が行なわれていて、記録波長が長い領域のピット
はピット巾が光のスポット径の略々1/3となされて、
ピットの回折による変調度がピット巾に関して最大とな
り、良好な再生信号を得ることができ、また記録波長が
短い領域のピットは、光のスポットの径とピット巾を略
々等しくすることにより、ピット列方向の回折効果を大
きくして集光レンズの開口に対する回折による変調度を
高めるとともに、ピット列方向で2分された受光素子か
らの出力信号を用いて差動方式による出力信号が良好に
得られるのであるが、前記のように記録波長に応じてピ
ット11が変化しているピットによって情報信号の記録
が行なわれている既提案の情報信号記録媒体は1例えば
次のような記録装置を用いて製作することができる。
第4図は、情報信号記録装置の一例構成を示すブロック
図であって、この第4図において13は記録用の短波長
アルゴンレーザであり、前記したアルゴンレーザから出
射したレーザ光はEO変調器14に入射される。EO変
調器14では記録信号源16から供給されている記録信
号によってレーザ光を強度変調して、紙面に垂直な電界
ベクトルを有するS偏光を出射して電子シャッタ15に
与える。電子シャッタ15としては例えば電界によって
複屈折を起こすようなものとして構成されたものが用い
られるのであり1例えば等方性媒質のケル効果、または
結晶のケル効果、あるいはファラデー効果を利用するも
のが使用できる。
前記した電子シャッタ15には、前記した記録信号源1
6からローパスフィルタ17を介して信号が供給されて
おり、電子シャッタ15ではそれに対してローパスフィ
ルタ17を介して供給された信号電圧の電界の大きさに
比例した大きさの複屈折を生じ、それによって位相の変
化した光が電子シャッタ15から出射して偏光プリズム
18に与えられる。偏光プリズム18はS偏光を上方に
反射し、また、P偏光を透過させる。
第5図は電子シャッタ15と、偏光プリズム18と偏光
方向の関係を図示説明している斜視図であり、15a、
15bは電極、15cは駆動用電線である。電子シャッ
タ15の電界の方向はS偏光に対して45度とされてお
り、電界によって生じる主軸も45度となる。
今、電子シャッタ15において電界の強さに比例する複
屈折による位相差をδとすれば、偏光プリズム18によ
って上方に反射されるS偏光の強さIsは、l5=1−
sin”δ/2・(1)となり、また偏光プリズム18
を透過するP偏光の強さIPは、  I p =sin
”δ/2・・・(2)となる、電界の大きさと複屈折の
大きさとの関係は、電子シャッタの形式と、複屈折物質
の種類によって定まる。
電子シャッタ15では、それに供給された電界の大きさ
に比例する位相差δをレーザ光に与えるから、前記した
位相差δによって定まる(1)式のS偏光は偏光プリズ
ム18によって上方に反射されて一方の光路に進み、ま
た、前記した(2)式のP偏光は偏光プリズム18を透
過して他方の光路に進む。
偏光プリズム18によって上方に反射したS偏光は、直
角プリズムズム19で反射された後に円筒レンズ21.
22の作用で一方向に微小な角度だけ拡げられ、直角プ
リズム20で反射されて偏光プリズム23に入射され、
この偏光プリズム23で反射されて直角プリズム24に
与えられる。
また、前記した偏光プリズム18を透過したP偏光は偏
光プリズム23に入射され、その偏光プリズム23を透
過した後に直角プリズム24に与えられる。
前記の直角プリズム24に入射されたS偏光とP偏光と
は、直角プリズム24によって反射されてビームエクス
パンダ25に与えられ、そこで拡大されて集光レンズ2
Gに供給され、集光レンズ26によって記録円盤28の
感光材層に微小な光のスポットを結像する。27は自動
焦点調節装置におけるアクチュエータであり、また、2
9は記録円盤28の回転駆動装置である。
第6図の(a)は偏光プリズム18と偏光プリズム23
との光路を通過したP偏光が集光レンズ26によって集
光されることによって記録円盤28に生じる円形断面の
光のスポットであり、また第6図の(b)は偏光プリズ
ム18と、直角プリズム19、円筒レンズ21,22、
直角プリズム20、偏光プリズム23との光路を通過し
たS偏光が集光レンズ26によって集光されることによ
って記録円盤28に生じる楕円形断面の光のスポットで
ある。
ローパスフィルタ17の通過域の周波数の信号を、それ
が電子シャッタ15に供給されたときに、電子シャッタ
15に生じる複屈折により光に180度の位相差を生じ
させつるような大きさにしておき、また、ローパスフィ
ルタ17の特性が第7図に示されているように、それの
折点周波数fOを情報信号の周波数範囲f1〜f2内に
在るように設定しておくと、情報信号のfl=foの範
囲の信号がローパスフィルタ17を通過して電子シャッ
タ15に供給されると、電子シャッタ15中を通過する
光の位相が180Rだけ移送されるから。
この状態ではS偏光l5=O,P偏光I p=lとなっ
て、ff!子シャッタ15から出射されたP偏光Ipは
偏光プリズム18→偏光プリズム23→直角プリズム2
4→ビームスプリツタ25の光路によって集光レンズ2
6に供給されて、集光レンズ26により集光されること
によって記録内g128には第6151]の(a)のよ
うに丸い光のスポットが結像される。
また、情報信号がfo以上の周波数の場合には、ローパ
スフィルタ17を通過する(8号の電圧が低下するから
、電子シャッタ15によって光に与えられる移相量は1
80度よりも小さくなる。今、周波数f2におけるロー
パスフィルタ17のレスポンスを通過域に比べて一20
dBとすれば5周波数f2で光に与えられる移相量δは
δ=π/10となるから、このときのS偏光Isはl5
=0.9となる。
この状態で電子シャッタ15から出射したS偏光Isは
偏光プリズム18→円筒レンズ21,22→直角プリズ
ム20→偏光プリズム23→直角プリズム24→ビーム
スプリツタ25の光路によって集光レンズ26に供給さ
れて、集光レンズ26によって集光されることにより記
録円盤28には第6図の(b)のように略々楕円形の光
のスポットが結像される。前記の例において、電子シャ
ッタ15から出射されたP偏光I p =0.1は偏光
プリズム18→偏光プリズム23→直角プリズム24→
ビームスプリツタ25の光路によって集光レンズ26に
供給されて、集光レンズ26により集光されることによ
って記録円盤28には第6図の(a)のように丸い光の
スポットとして前記したS偏光による楕円形の光のスポ
ットに重畳されて結像されている。
このように第4図に示されている記録装置を用いれば、
最長の記録波長ΔQを生じさせるべき情報信号によるピ
ットPQのピット巾W1と、最短の記録波長Asを生じ
させるべき情報信号によるピットPsのピット巾W2と
、前記した最長の記録波長へ〇と最短の記録波長Asと
の間の長さの記録波長Δmを生じさせるべき情報信号に
よるピットPmのピット巾W3とを、それぞれ第3図の
(a)、(b)、(c)に例示されているように記録波
長と対応して広狭に変化しているものとすることができ
る。
なお、ピットのピット巾は、最短の記録波長ΔSを生じ
させるべき情報信号によるピットPsのピット巾W2が
第3図の(b)に示されているように、読取用の光のス
ポット1の径dに略々等しいものとされることが望まし
い。ピットのピット巾を必要以上に大きくすると隣接す
る記録跡間での漏話が増大するからである。また、最長
の記録波長AI2と最短の記録波長ΔSとの間の長さの
記録波長Amを生じさせるべき情報信号によるピットP
mは、最長の記録波長/lを生じさせるべき情報信号に
よるピットPQと、最短の記録波長Asを生じさせるべ
き情報信号によるピットPsとの和(平均)であり、こ
れはピットの巾の両端部の光の強さが小さく記録閾値以
下となるために、記録した結果としてピット巾が少し狭
いピットになったものである。
前記した第4図に示されているような記録装置によって
情報信号が記録された記録円盤28に基づいて公知の製
盤技術に従ってスタンパを作り、スタンパによって透明
プラスチックのレプリカを得て、レプリカの信号面に金
属反射膜を付着することにより、情報信号記録媒体を大
量に複製することができるのである。
なお、前記した透明プラスチックのレプリカの信号面に
金属反射膜を付着させない構成とした場合には、光透過
型の情報信号記録媒体が得られることはいうまでもない
が、光透過型のディスクの場合と反射型のディスクの場
合とにおけるピットの深さの最適値には差がある。また
、記録円盤28に形成されるピットの深さく高さ)は、
記録時に使用される感光膜の厚さによって定められるの
である。さらに、既提案の情報信号記録媒体におけ信号
記録媒体の信号面に投射された光のスポットからの反射
光の光路中に、光軸上で情報信号記録媒体における記録
跡の延在方向に2分割されている光検出器を備え、前記
した光検出器における2個の受光素子からの出力信号の
和信号を作る第1の加算器と、前記した光検出器におけ
る2個の受光素子からの出力信号の差信号を作る減算器
と、前記した第1の加算器の出力信号と減算器の出力信
号との位相を一致させるための移相器と、互いに位相が
一致された状態になされた前記した第1の加算器からの
出力信号と前記した減算器からの出力信号との和信号を
作る第2の加算器とを備えて、前記した第2の加算器か
らの出力信号を再生情報信号とするようにした光学的情
報信号再生装置、及び、幾何学的な凹部あるいは凸部と
して形成されているピットによって情報信号が記録され
ている情報信号記録媒体に光のスポットを投射して情報
信号記録媒体から情報信号を再生するようにした光学的
情報信号再生装置において、情報信号記録媒体の信号面
に投射された光のスポットかるピットのピット巾は、記
録波長が短くなるのにつれて増加されるから、記録波長
が短い場合のピットの記録に際しては単位時間当りの記
録エネルギーを増加する必要があり、このときは第4図
中におけるEO変調器14の駆動源のパワーを高域で大
きくするのが良い。
(発明が解決しようとする問題点) 前記した既提案の情報信号記録媒体は、LV方式と差動
方式との双方の長所が得られるようなピット形状によっ
て情報信号の記録を行なっているので、既提案の情報信
号記録媒体からの情報信号の再生を良好な状態で行なう
ようにするためには、従来構成の光学的情報信号再生装
置とは異なった構成の光学的情報信号再生装置が必要と
される。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、幾何学的な凹部あるいは凸部として形成され
ているピットによって情報信号が記録されている情報信
号記録媒体に光のスポットを投射して情報信号記録媒体
から情報信号を再生するようにした光学的情報信号再生
装置において、情報らの透過光の光路中に、情報信号記
録媒体における記録跡の延在方向に直交する方向に光軸
上で2分割されている光検出器を備え、前記した光検出
器における2個の受光素子からの出力信号の和信号を作
る第1の加算器と、前記した光検出器における2個の受
光素子からの出力信号の差信号を作る減算器と、前記し
た第1の加算器の出力信号と減算器の出力信号との位相
を一致させるための移相器と、互いに位相が一致された
状態になされた前記した第1の加算器からの出力信号と
前記した減算器からの出力信号との和信号を作る第2の
加算器とを備えて、前記した第2の加算器からの出力信
号を再生情報信号とするようにし□た光学的情報信号再
生装置を提供するものである。
(実施例) 以下、本発明の光学的情報信号再生装置の具体的な内容
について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。第
1図は本発明の光学的情報信号再生装置の一例構成のブ
ロック図であって、この第1図において、31は半導体
レーザ光源であり、32はコリメータレンズ、33はビ
ームスプリッタ、34は読取用スポットを作る集光レン
ズであり、情報信号記録媒体30(ディスク30)に記
録されている情報信号は透明プラスチックの平面側から
読取られる。
35はディスク30からの反射光を受光して。
それを電気信号に変換する光検出器であって、この光検
出器35は光のスポットの走行方向に直交する方向に光
軸上に2分されている位置にそれぞれ受光素子が配置さ
れている。3Gは減算器、37.38は加算器、39は
バイパスフィルタ、40は移相回路、41は出力端子で
ある。
第1図示の光学的情報信号再生装置において、半導体レ
ーザ31から出射したレーザ光はコリメータレンズ32
によって平行光にされてからビームスプリッタ33を介
して集光レンズ34に与えられて、集光レンズ34によ
りディスク30の信号面に微小な光のスポットが投射さ
れる。
そして、前記したディスク30の信号面からの反射光は
集光レンズ34とビームスプリッタ33とを介して光検
出器35における2つの受光素子によって受光される。
前記した光検出器35における2つの受光素子からの出
力信号は加算器37によって加算されて加算器38へ、
それの−カス力信号として供給され、また、前記した光
検出器35における2つの受光素子からの出力信号は減
算器36にも供給されていて、減算器36では前記した
光検出器35における2つの受光素子からの出力信号を
減算した信号を出力して、それをバイパスフィルタ39
に供給する。そして、前記したバイパスフィルタ39か
らの出力信号は移相回路40を介して加算回路38に、
それの他方入力として供給される。
前記した第1図示の光学的情報信号再生装置における加
算器37からの出力信号は、ディスク30の信号面から
の反射光が集光レンズ34とビームスプリッタ33とを
介して光検出D35における2つの受光素子によって光
電変換された信号であるから、この出力信号は第9図の
(a)を参照して説明したLV方式における再生装置か
らの出力信号に相当しており、したがって、第1図示の
光学的情報信号再生装置における加算器37からの出力
信号は、第10図中の曲11aで示されるように記録信
号における低域の信号成分を良好に再生しているもので
ある。
また、既提案の情報信号記録媒体では、最長の記録波長
AQを生じさせるべき情報信号によるピットPQのピッ
ト巾W1と、最短の記録波長Asを生じさせるべき情報
信号によるピットPsのピット巾W2と、前記した最長
の記録波長へΩと最短の記録波長Asとの間の長さの記
録波長Amを生じさせるべき情報信号によるピットPm
のピット巾W3とが、それぞれ第3図の(a)、(b)
、(c)に例示されているように記録波長と対応して広
狭に変化されているいるものであるから、記録波長が短
くなった場合でも°情報信号の読取り用の光のスポット
に対してピットの占める面積を、記録波長が長い場合と
同様にすることができ、したがって、記録波長が短くな
っても記録波長が長い場合と同様の回折効果(光の回折
方向は異なってはいるが)が得られるので、高い周波数
まで良好なレスポンスが得られるのである。
すなわち、第8図を参照して説明したLV方式における
ピットは、それのピット巾Wが記録波長の長短とは無関
係に一定であるから、ピットからの回折光の強さは、記
録波長の長い場合のピットからの回折光に比べて、記録
波長の短い場合におけるピットからの回折光の方が低下
するのであり。
その結果として、記録波長が短い場合のピットによる変
調度は低下したものになっているのであるが、既提案の
情報信号記録媒体では、第3図からも明らかなように記
録波長が短くなった場合におけるピットの面積が、ピッ
トのピット巾の増加により増加されるようになされてい
ることから、記録波長が短くなった場合でも変調度が高
い状態に維持されて、高い周波数成分の信号の記録再生
も良好に行なわれつるのである。
また、前記した第1図示の光学的情報信号再生回路にお
ける減算器36からの出力信号は、ディスク30の信号
面からの反射光が集光レンズ34とビームスプリッタ3
3とを介して光検出器35における2つの受光素子によ
って光電変換された信号の差信号であるから、仮に、ピ
ットのピット巾が最長記録波長から最短記録波長までの
すべての範囲において光のスボッ1への径に比べて大で
あったとすれば、減算器36からの出力信号は第9図の
(b)を参照して説明した差動力式における再生装置か
らの出力信号に相当したものになり、MTFは第10図
中の曲線すに示されるよ、うなものになるのであるが、
既提案の情報信号記録媒体では、最長の記録波長ΔQを
生じさせるべき情報信号によるピットPnのピット巾W
1と、最短の記録波長Asを生じさせるべき情報信号に
よるピットPgのピット巾W2と、前記した最長の記録
波長AΩと最短の記録波長へSとの間の長さの記録波長
Amを生じさせるべき情報信号によるピットPmのピッ
ト巾W3とが、それぞれ第3図の(a)。
(b)、(Q)に例示されているように記録波長と対応
して広狭に変化されているものであって、記録波長が長
い場合のピットのピット巾Wlは光のスポットの径に比
べて小さいので、低域の信号に対するMTFは第10図
中の曲線すよりも小さくなり、また、記録波長が前記し
た最長の記録波長AQと最短の記録波長へSとの間の長
さの記録波長Δmを生じさせるべき情報信号によるピッ
トPmのピット巾W3も、光のスポットの径よりも小さ
いから、中域の信号に対するMTFも第10図中の曲線
すよりも小さくなるが、最短の記録波長ASを生じさせ
るべき情報信号によるピットPsのピット巾W2は光の
スポットの径と略々同じになるから、高域の信号に対す
るMTFは第10図中の曲線すと略々同じになる。高域
の信号におけるMTFは第10図中の点線CHDに示さ
れているように低いが、差動力式では半導体レーザのノ
イズが差動動作によって除去されて充分に高いC/Nが
得られるために信号を増幅しても信号の品質の悪化がな
いから、所要の増幅を行なって原信号波形の再生を良好
に行なうことができる。
第1図示の光学的情報信号再生装置における減算器36
からの出力信号が供給されるバイパスフィルタ39は、
第13図中にパラメータλ/ a A=0.2によって
示されている如き低域の微分型の再生信号が抑止される
ようにするために設けられているものである。低域の信
号は既述した加算器37の出力信号中に良好に得られて
いるので、減算器36からの出力信号中からは得る必要
がないのである。また、移相回路40は減算@s36か
らの出力信号と加算器37からの出力信号との間に存在
している90度の位相差をなくするために設けたもので
ある。
第2図は光透過型の情報信号記録媒体42から情報信号
を再生する光学的情報信号再生装置の一例構成を示した
ものであり、第2図において35はピット43の列方向
に2分割された光検出器であり、35a、35bは受光
素子である。情報信号記録媒体42に記録されたピット
の内で長いピット43aについては光検出器35におけ
る2つの受光素子35a、35bの出力和として再生信
号が生じるが、これは記録波長が長い場合におけるピッ
トにおけるピットとランド部との面積比が変調に最適な
ものにされているからである。またピット43bのよう
に短い記録波長の場合にはピットのエツジによる回折効
果を光検出器35における2つの受光素子35a、35
bからの出力信号の差信号として検出するのであるが、
この場合でも第1図を参照して既述した反射型の光学的
情報信号再生装置の場合と同様に、光源に含まれるノイ
ズは大巾に減殺されるのである。
光検出器35の2つの受光素子35a、35bに後続さ
れるべき回路配置は既述した第1図示の光学的情報信号
再生装置の場合と同様である。透過型の情報信号記録媒
体においては、ピットとランドとの光路差をλ/4程度
にすることが望ましく、ピットの深さはnを透明材料の
屈折率としたときに、λ/4(n−1)にする必要があ
るが、これは反射型の情報記録媒体におけるピットの深
さの3倍程度の深さに相当している。
(効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の光学的情報信号再生装置は幾何学的な凹部あるいは
凸部として形成されているピットによって情報信号が記
録されている情報信号記録媒体に光のスポットを投射し
て情報信号記録媒体から情報信号を再生するようにした
光学的情報信号再生装置において、情報信号記録媒体の
信号面に投射された光のスポットからの反射光の光路中
に、光軸上で情報信号記録媒体における記録跡の延在方
向に2分割されている光検出器を備え、前記した光検出
器における2個の受光素子からの出力信号の和信号を作
る第1の加算器と、前記した光検出器における2個の受
光素子からの出力信号の差信号を作る減算器と、前記し
た第1の加算器の出力信号と減算器の出力信号との位相
を一致させるための移相器と、互いに位相が一致された
状態になされた前記した第1の加算器からの出力信号と
前記した減算器からの出力信号との和信号を作る第2の
加算器とを備えて、前記した第2の加算器からの出力信
号を再生情報信号とするようにした光学的情報信号再生
装置、及び、幾何学的な凹部あるいは凸部として形成さ
れているピットによって情報信号が記録されている情報
信号記録媒体に光のスポットを投射して情報信号記録媒
体から情報信号を再生するようにした光学的情報信号再
生装置に云いて、情報信号記録媒体の信号面に投射され
た光のスポットからの透過光の光路中に、情報信号記録
媒体における記録跡の延在方向に直交する方向に光軸上
で2分割されている光検出器を備え、前記した光検出器
における2個の受光素子からの出力信号の和信号を作る
第1の加算器と。
前記した光検出器における2個の受光素子からの出力信
号の差信号を作る減算器と、前記した第1の加算器の出
力信号と減算器の出力信号との位相を一致させるための
移相器と、互いに位相が一致された状態になされた前記
した第1の加算器からの出力信号と前記した減算器から
の出力信号との和信号を作る第2の加算器とを備えて、
前記した、第2の加算器からの出力信号を再生情報信号
とするようにした光学的情報信号再生装置であるから、
本発明の光学的情報信号再生装置では、記録波長に応じ
てピット巾が変化しているピットによって情報信号の記
録が行なわれている情報信号記録媒体において、光のス
ポット径の略々1/3のピット巾となされている記録波
長が長い領域のピットは。
ピットの回折による変調度がピット巾に関して最大とな
って良好な再生信号を得ることができ、また、記録波長
が短い領域のピットは、光のスポットの径とピット巾を
略々等しくすることにより。
ピット列方向の回折効果を大きくして集光レンズの開口
に対する回折による変調度を高めるとともに、ピット列
方向で2分された受光素子からの出力信号を用いて差動
方式による出力信号も良好に得られ、さらに、情報記録
媒体におけるピットの深さく高さ)としては、Lv方式
におけるピットの深さく高さ)の最適値のλ/4と、差
動方式におけるピットの深さく高さ)の最適値のλ/8
との中間の値。
すなわち、λ15.3程度に設定することで、広い帯域
の情報信号の再生が可能になり、さらにまた。
低域の信号のピットの巾が光のスポットの径よりも小さ
いことにより、ピットの中心線から再生スポットがずれ
てトラッキング誤差を生じるときに。
記録跡の横断方向に反射光の偏りが生じるので、それで
公知のプッシュプル法によりトラッキング誤差信号を得
ることができるから、最も簡単な構成のプッシュプルト
ラッキング法の採用によって廉価な再生装置の使用が可
能となり、さらに従来のLV方式は同様に低域における
MTFが大であるためにデユーティサイクルモジュレー
ションによる音声の記録再生も可能とすることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光学的情報信号再生装置の一例構成を
示すブロック図、第2図は透過型の情報信号記録媒体に
対する光学的情報信号再生装置の一部の斜視図、第3図
は既提案の情報信号記録媒体において情報信号に対応し
て幾何学的な凹部あるいは凸部として形成されるピット
の代表例のものの平面形状を、情報信号記録媒体に投射
される光のスポットと対比させて示した図、第4図は情
報信号記録装置の一例構成を示すブロック図、第5図は
電子シャッタの斜視図、第6図は光のスポットの平面図
、第7図はローパスフィルタの特性側図、第8図はLV
方式におけるピットと光のスポットとを対比させて示し
た図、第9図はLV方式と差動方式との再生装置のブロ
ック図、第10図はMTF線図、第11図は第10図中
の曲aaで示されるMTFが得られるピットの配列と光
のスポットの対比図、第12図は差動型再生法による再
生に適するピット列の平面図、第13図は差動法による
種々の記録波長のピットがらの再生信号の説明図、第1
4図は第13図のピット(ただし、位相差はπ)をLV
方式で再生したときの波形図、第15図は第12図のピ
ットのエツジによる回折光の分布図、第16図はLV方
式のピットのエツジによる回折光の分布図である。 1・・・光のスポット、2,2 a 、 2 b 、 
2 c 、 P n tPs、Pm、43 ・・・ピッ
ト、3.33−・・ビームスプリッタ、4,26.34
・・・集光レンズ。 5.8,30.42・・・情報信号記録媒体(ディスク
)、6,9,35・・・光検出器、10.36・・・減
算器、7,11.41・・・端子、13・・・アルゴン
レーザ、14・・・EO変調器、15・・・電子シャッ
タ、15a・・・電極、16・・・記録信号源、17・
・・ローパスフィルタ、18.23・・・偏光フィルタ
、19.20,24・・・直角プリズム、21.22・
・・円筒レンズ、25・・・ビームエクスパンダ。 27・・・駆動装置、28・・・記録円盤、29・・・
モータ。 31・・・半導体レーザ、32・・・コリメータレンズ
、36・・・減算器、37.38・・・加算器、4o・
・・移相器。 (Q) X、7人 (b) 手続補正帯(自発) 昭和61年2り!3日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 r−−ゝ 1、事件の表示 昭和61年特許願第1515号 2、発明の名称 光学的情報信号再生装置 3、補正をする者 事件との関係    特 許 出麗人 住 所 神奈川県横浜市神奈用区守屋町3丁目12番地
名称(432)  日本ビクター株式会社4、代理人 + 、 、、 、、1.、、7゛ 電話03(472)2250番 ファクシミリ03(472) 2257番5、補正命令
の日付   (自 発 )昭和 年 月 日(発送日 
昭和 年 月 日)6、補正の対象  明細書の発明の
詳細な説明の欄7、補正の内容 明細書第7頁第15行rNA/λ」を「周期」に補正す
る。 手続補正帯(自発) 昭和61年3月 6日 1、事件の表示 昭和61年特許願第1515号 2、発明の名称 光学的情報信号再生装置 3、補正をする者 事件との関係    特 許 出願人 性 所 神奈川県横浜市神奈用区守屋町3丁目12番地
名称(432)  日本ビクター株式会社4、代理人 住 所 東京部品用区東品用3丁目4番19−915号
ファクシミリ03(472)2257番5、補正命令の
日付  (自 発 ) 昭和 年 月 日(発送日 昭和 年 月l、 + 陥
)6、補正の対象 (1)明細書の発明の詳細な説明の欄 (2)添付図面(第10図) 7、補正の内容 (1)明細書第8頁第13行「ディスク5」を「ディス
ク8」に補正する。 (2)明細書第8頁第17行「光検出器6」を「光検出
器9」に補正する。 (3)明細書第9頁第2行「ように、・・・が1」を「
ように1周期が1」に補正する。 (4)添付図面第10図を別紙のように補正゛する。 TF

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、幾何学的な凹部あるいは凸部として形成されている
    ピットによって情報信号が記録されている情報信号記録
    媒体に光のスポットを投射して情報信号記録媒体から情
    報信号を再生するようにした光学的情報信号再生装置で
    あって、情報信号記録媒体の信号面に投射された光のス
    ポットからの反射光の光路中に、光軸上で情報信号記録
    媒体における記録跡の延在方向に2分割されている光検
    出器を備え、前記した光検出器における2個の受光素子
    からの出力信号の和信号を作る第1の加算器と、前記し
    た光検出器における2個の受光素子からの出力信号の差
    信号を作る減算器と、前記した第1の加算器の出力信号
    と減算器の出力信号との位相を一致させるための移相器
    と、互いに位相が一致された状態になされた前記した第
    1の加算器からの出力信号と前記した減算器からの出力
    信号との和信号を作る第2の加算器とを備えて、前記し
    た第2の加算器からの出力信号を再生情報信号とするよ
    うにした光学的情報信号再生装置2、幾何学的な凹部あ
    るいは凸部として形成されているピットによって情報信
    号が記録されている情報信号記録媒体に光のスポットを
    投射して情報信号記録媒体から情報信号を再生するよう
    にした光学的情報信号再生装置であって、情報信号記録
    媒体の信号面に投射された光のスポットからの透過光の
    光路中に、情報信号記録媒体における記録跡の延在方向
    に直交する方向に光軸上で2分割されている光検出器を
    備え、前記した光検出器における2個の受光素子からの
    出力信号の和信号を作る第1の加算器と、前記した光検
    出器における2個の受光素子からの出力信号の差信号を
    作る減算器と、前記した第1の加算器の出力信号と減算
    器の出力信号との位相を一致させるための移相器と、互
    いに位相が一致された状態になされた前記した第1の加
    算器からの出力信号と前記した減算器からの出力信号と
    の和信号を作る第2の加算器とを備えて、前記した第2
    の加算器からの出力信号を再生情報信号とするようにし
    た光学的情報信号再生装置
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DE87300128T DE3787033T2 (de) 1986-01-08 1987-01-08 Optische Aufnahme und/oder Wiedergabe von Informationssignalen.
EP87300128A EP0229035B1 (en) 1986-01-08 1987-01-08 Optical recording/reproducing of information signals
US07/355,849 US5045868A (en) 1986-01-08 1989-05-18 Optical recording apparatus for varying pit width according to recording wavelength

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5935089A (ja) * 1982-08-20 1984-02-25 Toshiba Corp 3−5族化合物半導体単結晶の直径制御方法

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