JPS62158823A - クランクシヤフトの焼入方法 - Google Patents

クランクシヤフトの焼入方法

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JPS62158823A
JPS62158823A JP20486A JP20486A JPS62158823A JP S62158823 A JPS62158823 A JP S62158823A JP 20486 A JP20486 A JP 20486A JP 20486 A JP20486 A JP 20486A JP S62158823 A JPS62158823 A JP S62158823A
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crankshaft
fillet
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irradiated
laser
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Norihiko Saga
佐賀 紀彦
Iwao Maruyama
丸山 磐男
Akio Tobitaka
飛鷹 昭夫
Fumio Nishiguchi
西口 文男
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レーザやプラズマ等の高密度エネルギービー
ムを用いるクランクシャフトの焼入方法に関する。
(従来の技術) 従来、第1図に示すように、クランクシャフトWのピン
向やジャーナルwbの端部のフィレット部に斜線示す如
く焼入れ硬化層を形成して該部を強化すべく、これに高
密度エネルギービームを照射することは知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の如く、高密度エネルギービームでフィレット部の
焼入れを行なうと、クランクシャフトWが第1図に仮想
線で示すように、ピン向の間隙を狭める方向に湾曲変形
し、後工程での歪取り作業が必要となる。
クランクシャフトWが変形する理由は、高密度エネルギ
ービームを照射した場合、高周波焼入を行なう場合と異
なりフィレット部の内部までは加熱されず、ビーム照射
により加熱されるフィレット部の表層部がオーステナイ
トに変化して体積が膨張すると、肉の逃げ場がないため
、その膨張分が表面に盛上り、その後の急冷によってマ
ルテンサイトに変化する際、表層部が表面の盛上りを残
したまま収縮して、フィレット部のアールが焼入前より
小さくなるような現象を生じ、ピン向のフィレット部の
第1図にAで示すジャーナル柿側の内半周部分でのかか
る収縮現象により、ウェイトWc、 Wcの間隙を狭め
る方向の力が働き、一方ピン向のフィレット部の第1図
にBで示す外半周部分の収縮現象によりウェイト−c、
 Wcを開く方向の力が働くが、クランクシャフトWの
変形への影響度は内半周部分の収縮現象が遥かに大きく
、その結果クランクシャフトWがウェイトWc、 Wc
の間隙を狭める方向に湾曲するためと推測される。
本発明は、以上のことに着目し、ピンのフィレッ1〜部
の内半周部分の収縮を抑制して、クランクシャフトの変
形を防止し得るようにした焼入方法を提供することをそ
の目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成すべく、レーザやプラズマ等
の高密度エネルギービームをクランクシャフトのピンの
フィレット部に照射して焼入する際に、クランクシャフ
トにそのジャーナルの軸線方向への引張力を付与するよ
うにし、且つ該フィレット部のジャーナル側の内半周部
分に該ビームを照射するとき引張力を増加させ、該フィ
レット部の外半周部分に該ビームを照射するとき引張力
を零又はこれに近い値に減少させるようにしたことを特
徴とする。
(作 用) 高密度エネルギービームをピンフィレット部の第1図に
Aで示す内半周部分に照射する際、該部分は、クランク
シャフトWのジャーナル柿の軸線方向に作用させる引張
力によりそのアールを大きくする方向の応力を受け、表
層部のオーステナイトへの変化による体積膨張に際し、
表層部がアールに沿って膨張して表面の盛上りが抑制さ
れ、その後の急冷によるマルテンサイトへの変化で表層
部が収縮したとき、該部分のアールが焼入前より小さく
なるような現象は生じない。
又、フィレット部の第1図にBで示す外半周部分は、引
張力によりそのアールを小さくする方向の応力を受ける
ため、該部分に高密度エネルギービームを照射する際に
も大きな引張力を付与すると、表層部のオーステナイト
への変化に伴う体積膨張による表面の盛上りを助長する
ことになり、その後のマルテンサイトへの変化による収
縮で外生周側のフィレット肩部Wdが内方に倒れるよう
になるが、本発明では、外半周部分へのビーム照射に際
し引張力を減少させるため、かかる不具合は生じない。
(実施例) 第2図は本発明方法の実施に用いる焼入れ装置を示し、
図中(1)は機台であり、該機台(1)上に、−側のス
ピンドルヘッド(2)と、他側のテールストック(3)
とを設け、該ヘッド(2)と該ストック(3)とに億え
る軸(2aH3a)に取付けたチャック(2b)(3b
)にクランクシャフトWの両端を把持させて、該ヘッド
(2)側に設けた回転駆動源(4)によりクランクシャ
フトWを焼入すべぎピン向の軸線を中心にして低速で回
転させるようにし、又該機台(1)上に、頂部に斜状の
反射面(5a)を形成したロッド(5)をクランクシャ
フトWの軸方向に移動自在に設け、該ロッド(5)を焼
入すべきピン向の対向位置に位置決めして、クランクシ
ャフトWを回転させつつ、レーザ発娠器(6)からのレ
ーザービームを該反射面(5a)を介してピンWaのフ
ィレット部に照射するようにした。
図面で(7)はテールストック(3)に連結して設けた
張力付与装置、(8)は変位計を示し、該張力付与装置
(7)により該ストック(3)を軸方向外方に牽引して
、クランクシャフトWにそのジャーナルwbの軸線方向
の引張力を付与し1qるようにし、更に該装置(7)を
前記回転駆動源(4)に内蔵する位相検出器からの信号
により制御して、クランクシャフトWに付与する引張力
を以下の如く増減するようにした。
即ち、第3図に示す状態からクランクシャフトWをピン
向を中心にして反時計方向に回転させる場合を考えるに
、回転位相に対する引張力の関係は第4図に示す通りで
あり、ピン向のフィレット部の外生周部にレーザビーム
が照射される0°〜180°の範囲では引張力を小さく
  ′押えて90’で最小とし、180”を越えてフィ
レット部の内半周部分にレーザービームが照射されるよ
うになったとき引張力を急増させて270で最大となる
ようにした。これによれば、上記作用の項で説明したよ
うに、クランクシャフトWが湾曲変形せず、且つ外生周
側のフィレット肩部−dが内方に倒れるような変形も生
じない。
尚、ピン−aにレーザービームをその両端のフィレット
部に亘って往復照射させて、フィレット部と同時にピン
Haの周面に焼入を施す場合にも、ピン−aの内生周部
を照射するときに引張力が大きくなるように引張力を増
減することで同様の作用を得られる。
又、ジャーナルll4bのフィレット部にレーザービー
ムを照射して焼入するときも引張力を付与することが好
ましい。
即ち、ジャーナルWbのフィレット部の第1図にCで示
すピンWa側の半周部分の収縮現象を生ずると、ウェイ
ト−cSHcを開く方向の力が働き、′ピン−aのフィ
レット部の内半周部分の収縮が上記の如く抑制される結
果、ジャーナルtubのフィレット部に引張力を付与し
ないでレーザービームを照射して焼入すると、ウェイト
甑、Wcが開く方向に多少ではあるが変形する。
この場合、引張力を付与すれば、ジャーナルWbのフィ
レット部にそのアールを大きくする方向の応力が作用し
て、上記と同様に該フィレット部の収縮現象が抑制され
、クランクシャフトWの変形が防止される。
第5因は、クランクシャフトWを第3図示の状態からジ
ャーナルWbを中心にして反時計方向に回転させてビー
ム照射を行なうときの引張力の変化特性を示し、ジャー
ナル−bのフィレット部のピン向側の半周部分にレーザ
ービームが照射される0゛〜180°の範囲で引張力を
増加させ、フィレット部の反対側の半周部分にレーザー
ビームが照射される180°〜360”の範囲で引張力
を減少させるようにした。
尚、上記実施例ではレーザービームを用いたが、プラズ
マ等の他の高密度エネルギービームを用いるときにも同
様に本発明を適用できる。
(発明の効果) 以上の如く本発明によるときは、クランクシャフトに湾
曲変形を生ずることなく高密度エネルギービームによる
ピンフィレット部の焼入を行なうことができ、後工程で
の歪取り作業がつようとなって生産性が向上される効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は焼入れ箇所を示すクランクシャフトの模式的な
線図、第2図は本発明方法の実施に用いられる装置の正
面図、第3図は第2図の■−IIl線拡大截断面図、第
4図及び第5図は夫々ピンのフィレット部にビーム照射
する場合とジャーナルのフィレット部にビーム照射する
場合における引張力の変化特性を示す線図である。 W・・・クランクシャフト  1lla・・・ピン11
b・・・ジャーナル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. レーザやプラズマ等の高密度エネルギービームをクラン
    クシャフトのピンのフィレット部に照射して焼入する際
    に、クランクシャフトにそのジャーナルの軸線方向への
    引張力を付与するようにし、且つ該フィレット部のジャ
    ーナル側の内半周部分に該ビームを照射するとき引張力
    を増加させ、該フィレット部の外半周部分に該ビームを
    照射するとき引張力を零又はこれに近い値に減少させる
    ようにしたことを特徴とするクランクシャフトの焼入方
    法。
JP20486A 1986-01-07 1986-01-07 クランクシヤフトの焼入方法 Expired - Lifetime JPH0619117B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20486A JPH0619117B2 (ja) 1986-01-07 1986-01-07 クランクシヤフトの焼入方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20486A JPH0619117B2 (ja) 1986-01-07 1986-01-07 クランクシヤフトの焼入方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62158823A true JPS62158823A (ja) 1987-07-14
JPH0619117B2 JPH0619117B2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=11467444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20486A Expired - Lifetime JPH0619117B2 (ja) 1986-01-07 1986-01-07 クランクシヤフトの焼入方法

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JP (1) JPH0619117B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02194125A (ja) * 1989-01-20 1990-07-31 Mitsubishi Motors Corp クランクシャフトの変形防止法
WO2005090618A1 (de) * 2004-03-18 2005-09-29 Hegenscheidt-Mfd Gmbh & Co. Kg Verfahren zum erhöhen der dauerfestigkeit von kurbelwellen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02194125A (ja) * 1989-01-20 1990-07-31 Mitsubishi Motors Corp クランクシャフトの変形防止法
WO2005090618A1 (de) * 2004-03-18 2005-09-29 Hegenscheidt-Mfd Gmbh & Co. Kg Verfahren zum erhöhen der dauerfestigkeit von kurbelwellen

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JPH0619117B2 (ja) 1994-03-16

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