JPS6215801A - 電圧非直線抵抗体用磁器組成物 - Google Patents

電圧非直線抵抗体用磁器組成物

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JPS6215801A
JPS6215801A JP60154983A JP15498385A JPS6215801A JP S6215801 A JPS6215801 A JP S6215801A JP 60154983 A JP60154983 A JP 60154983A JP 15498385 A JP15498385 A JP 15498385A JP S6215801 A JPS6215801 A JP S6215801A
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JP
Japan
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ceramic composition
voltage
mol
porcelain
bending strength
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JP60154983A
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English (en)
Inventor
治文 万代
清 岩井
良夫 安部
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は電圧非直線抵抗体用磁器組成物に関し、特に
抗折強度の大きいチタン酸ストロンチウム系の電圧非直
線抵抗体用磁器組成物に関する。
(従来技術) チタン酸ストロンチウム系の半導体磁器の結晶粒界を高
抵抗化することによって電圧非直線抵抗体(以下「バリ
スタ」と称する)が(辱られることが知られている。こ
の種のバリスタの応用の一例として、マイクロモータの
火花吸収用のリングバリスタがある。このリングバリス
タは、通常、樹脂ディップなどで外装せず、そのままで
装着されるため、抗折強度の大きなものが必要とされる
特にマイクロモータなどに使用されるバリスタは小型で
あるため、抗折強度の大きいことが重要な特性として要
求される。そこで、本件出願人は、先に、たとえば特開
昭59−188103号公報に開示されるような電圧非
直線抵抗体用磁器組成物を提案した。
こ−の特開昭59−188103号公報には、第2発明
として、チタン酸ストロンチウムまたはチタン酸ストロ
ンチウムを主体としてその他のチタン酸塩、ジルコン酸
塩およびすず酸塩を含んだ主成分が98.80〜99.
88モル%、Er2O3、HO203のうち少なくとも
1種が0.1〜1.0モル%、MnO□、Co2O3の
うち少なくとも1種が0.02〜0.2モル%からなり
、磁器の結晶粒が半導体で磁器の結晶粒界が高抵抗化さ
れたものからなる、電圧非直線抵抗体用磁器組成物が開
示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 引用した従来技術では、特性改善剤としてのMnO2,
Co□03の添加により抗折強度が比較的大きく、かつ
電圧非直線係数αが改“善されるとともに、温度係数T
cが小さくなり、さらには、単位厚み当たりのしきい値
電圧vthが低く、定格電圧印加時の絶縁抵抗IRが太
き(、みかけ上の誘電率εが大きくなるなどの優れた特
性を発揮する。反面、たとえば8×20μsecの標準
波形電圧を印加したときのしきい値電圧vthおよび電
圧非直線係数の変化率が10%を越える限界電流値つま
りサージ耐量が低下する1頃向にあった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、抗折強度が大き
くしかもその他の電気的特性たとえばサージ耐量が改善
される、電圧非直線抵抗体用磁器組成物を提供すること
である。
(問題点を解決するための手段) この発明は、式:  (Srl + xAx)(Til
−yBy)O3  (AはCaおよびBaのうち少なく
とも1種を含み、BはZrおよびSnのうち少なくとも
1種を含み、Xおよびyは各成分のモル%を示し、0.
03≦x≦0.30および0.02≦y≦0.20)で
表される主成分を99.80〜99.88モル%、Er
2O3およびHo2O3のうち少なくとも1種を0.1
〜1.0モル%、そしてMnおよびCoのうち少なくと
も1種をそれぞれMnO2およびCo2O3に換算して
0.02〜0.2モル%を含む磁器に対し、さらにLi
20.Na2OおよびK2Oのうち少なくとも1種を0
.01〜2.5wt%含ませた、電圧非直線抵抗体用磁
器組成物である。
(発明の効果) この発明によれば、抗折強度が大きくしかもサージ耐量
が大幅に改善された電圧非直線抵抗体用磁器組成物が得
られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点
は、以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう
(実施例) 大施■土 主成分であるSrCO3、CaCO3およびTiO2と
、半導体化剤であるEr203 、)(o203と、特
性改善剤であるMnO2、Co203のうちの少なくと
も1種とを第1表に示す組成比の磁器が得られるように
各粉末を秤量し、バインダを6wt%加えてポ、リボッ
トで約16時間湿式粉砕した。脱水した後、サラン篩5
0メツシュで整粒し、直径10mm、肉厚0.6mmの
円板状に成形した。次いで、中性または弱還元性雰囲気
中で1350〜1450℃で1〜5時間焼成した。
焼成された磁器の大きさは直径8 m m 、肉厚0゜
5mmであった。
次に、第2の特性改善剤としてLi2o、Na2Oおよ
びK2Oのうちの少なくとも1種をその磁器の表面に塗
布して酸化雰囲気中で800〜1200℃で10分〜3
時間焼成し、その第2の特性改善剤を第1表に示した重
量比になるように、磁器の結晶粒界に拡散させた。さら
に、円板の磁器の両面にその磁器の中心と電極の中心と
が一致するように、直径7.5mmの銀電極を形成し、
リード線を全面はんだによって取り付けた。
得られた試料を雷サージ試験器に接続して8×20μs
ecの標準波形電圧を印加し、しきい値電圧V t h
 (=V、 mA)をその電圧印加の前後で測定し、変
化率Δ■、を計算した。この変化率ΔV1が一10%と
なる限界電流値をその試料のサージ耐量(A)と呼ぶ。
次に、抗折強度は先の引用公報特開昭59−18810
3号公報の第1図で開示された方法で測定し丈。すなわ
ち、抗折強度はプソシュブルゲージを用いてその試料に
静荷重(W >を加えてその試料が破壊するときの静荷
重(kg)として測定した。
そのような測定結果を第1表に示す。この第1表におい
て*印を付したものはこの発明の範囲外であり、それ以
外は全てこの発明の範囲内のものである。
第1表に示すように、第2の特性改善剤すなわちLi2
OおよびK2Oのうち少なくとも1種が0.01wt%
未満であれば、サージ耐量が改善されず、またそれらが
2,5wt%を越えて添加されると、しきい値電圧vt
hが増大したり電圧非直線性αが低下したりして、バリ
スタに必要な特性が得られなかった。
比較例I 主成分であるS r C03、Ca C03およびTi
O2と、半導体化剤であるE r203 、  H02
03および第1の特性改善剤であるMnO2,Co2O
3のうちの少なくとも1種を第2表に示す組成比の磁器
が得られるように秤量し、それ以後は第2の特性改善剤
を塗布し拡散させる以外は実施例1と同様に処理して、
試料を得た。そして、得られた試料について実施例■と
同様にしてサージ耐量(A)および抗折強度(k g)
を測定し、その結果を第2表に示した。
第1表と第2表とを比較して明らかなように、この発明
に従って第2の特性改善剤Li2O,Na2OおよびK
2Oのうち少なくとも1種を所定のwt%で含有させる
ことによって、第1の特性改善剤のMnO2,Co□0
3を添加した場合の欠点であったサージ耐量の低下をそ
の第1の特性改善剤を添加しない場合よりもさらに約6
0%改善し、加えて抗折強度も約20%改善することが
できる。
なお、主成分、半導体化剤および第1の特性改善剤は、
先に引用した特開昭59−188103号公報に開示さ
れていると同じように、しきい値電圧vthおよび電圧
非直線性αの改善を図るためである。        
               1尖1順■− 主成分であるSrCO3、CaCO3、BaCO3、T
iO2、ZrO2および5n02と半導体化剤であるE
r203 、Ho□03と第1の特性改善剤であるMn
O□、Co203を第3表に示す組成比の磁器が得られ
るように各粉末を秤量し、その後実施例■と同様に処理
して試料を得た。
得られた試料について実施例■と同様にしてサージ耐量
(A)および抗折強度(k g)を測定し、その結果を
第3表に示した。この第3表において*印を付したもの
はこの発明の範囲外のものであり、それ以外はこの発明
の範囲内のものである。
比較例■ 主成分であるSrCO3、CaCO3、BaCO3、T
iO□およびZrO2と半導体化剤であるEr2O3,
Ho2O3と特性改善剤であるMnO□、Co2O3を
第4表に示す組成比の磁器が得られるように秤量し、そ
の後比較例■と同様に処理してサージ耐量(A)および
抗折強度(kg)を測定してその結果を第4表に示した
第3表と第4表とを比較して明らかなように、第2の特
性改善剤によって、サージ耐量および抗折強度をそれぞ
れ約50%および約60%改善することができる。
なお、この発明の範囲外の添加量では少なすぎるとその
ような改善の効果がなく、多すぎると絶縁体化してしま
い必要な特性が得られない。
比較例■ 主成分であるSrCO3、CaCO3、BaCO3、T
iO□およびZrO2と半導体化剤であるY203 、
、Nb2O3、WO3、La2O3などと第1の特性改
善剤であるMnO2、CO203を第5表に示す組成比
の磁器が得られるように秤量し、その後比較例Iと同様
に処理して試料を得た。
そして、得られた試料について実施例■と同様にしてサ
ージ耐量(A)および抗折強度(kg)を測定してその
結果を第5表に示した。この比較例■のように、半導体
化剤として第5表に示すY203 、Nb203 、W
O3、La2 o3などを用い−ると、サージ耐量があ
まり改善されない。
第3表と第5表とを比較して明らかなように、この発明
に従って半導体化剤および第1の特性改善剤に加えて第
2の特性改善剤としてLi2O。
Na20およびK2Oのうち少なくとも1種をその所定
のwt%含む組成の磁器でバリスタを構成すると、サー
ジ耐量(A)および抗折強度(kg)が著しく改善され
る。
このように、この発明によれば抗折強度の劣化なしにサ
ージ耐量を向上させることができるので、それによって
得られるバリスタの信頼性を電気的にもまた構造的にも
高めることができる。
なお、Li、NaおよびKは添加または塗布する際酸化
物、フッ化物あるいは塩などの形で用いてもよい。これ
は酸化工程により酸化物に変化するからである。
特許出願人 株式会社 村田製作所 代理人 弁理士 山 1) 義 人 (ほか1名) 手続補正書(自船 1.事件の表示 昭和60年 特許願 第154983号2、発明の名称 電圧非直線抵抗体用磁器組成物 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住 所 京都府長岡京市天神二丁目26番10号名 称
 (623)株式会社 打出製作所代表者  村 1)
 昭 4、代 理 人 8540 !大阪(06) 764−
5443 (代)住 所 大阪市東区谷町5丁目30番
地(新野村ビル7階) 氏名弁理±9018山田義人 住所  同  所 氏名弁理±7957岡田全啓 5、補正命令の日付 発明の詳細な説明の欄」 − 7、補正の内容 (1)明細書の特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。
(2)明細書第3頁第19行〜第20行の「標準波形電
圧」を「標準波形電流」に訂正する。
(3)明細書第5頁第3行の「抗折強度」を「抗折強度
」に訂正する。
以上 2、特許請求の範囲 式: (Sr+−xAx)(Ti+ −YBy)O3(
AはCaおよびBaのうち少なくとも1種を含み、Bは
ZrおよびSnのうち少なくとも1種を含み、Xおよび
yは各成分のモル%を示し、0゜03≦x≦0.30お
よび0.02≦y≦0.20)で表される主成分を98
.80〜99.88モル%、 Er、O,およびHO□O1のうち少なくとも1種を0
.1〜1.0モル%、および MnおよびCoのうち少なくとも1種をそれぞれM n
 OzおよびCo、O,に換算して0.02〜0.2モ
ル%を含む磁器に対し、さらにL i20.Na、Oお
よびK2Oのうち少なくとも1種を0.01〜2.5w
t%含む、電圧非直線抵抗体用磁器組成物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  式:(Sr_1_−_xA_x)(Ti_1_−_y
    B_y)O_3(AはCaおよびBaのうち少なくとも
    1種を含み、BはZrおよびSnのうち少なくとも1種
    を含み、xおよびyは各成分のモル%を示し、0.03
    ≦x≦0.30および0.02≦y≦0.20)で表さ
    れる主成分を99.80〜99.88モル%、 Er_2O_3およびHo_2O_3のうち少なくとも
    1種を0.1〜1.0モル%、および MnおよびCoのうち少なくとも1種をそれぞれMnO
    _2およびCo_2O_3に換算して0.02〜0.2
    モル%を含む磁器に対し、さらに Li_2O、Na_2OおよびK_2Oのうち少なくと
    も1種を0.01〜2.5wt%含む、電圧非直線抵抗
    体用磁器組成物。
JP60154983A 1985-07-12 1985-07-12 電圧非直線抵抗体用磁器組成物 Pending JPS6215801A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105363784A (zh) * 2015-12-01 2016-03-02 河北钢诺新材料科技有限公司 一种钢段轧机

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