JPS6215799B2 - - Google Patents

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JPS6215799B2
JPS6215799B2 JP5343881A JP5343881A JPS6215799B2 JP S6215799 B2 JPS6215799 B2 JP S6215799B2 JP 5343881 A JP5343881 A JP 5343881A JP 5343881 A JP5343881 A JP 5343881A JP S6215799 B2 JPS6215799 B2 JP S6215799B2
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JP
Japan
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tubular member
cylindrical body
cylinder
pipe joint
inner diameter
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JP5343881A
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So Shirasawa
Takeo Inoe
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な絶縁管継手に関する。さらに詳
しくは、たとえば金属製気密容器の壁面に取付け
たりまたは金属管の中間に介在させて気(水)密
性を確保しながら絶縁を保持する用途に使用する
中心部に貫通孔を有する絶縁管継手に関する。
従来、絶縁管継手は冷却媒体としてのフロン、
その他の気体、液体の搬送用に必要な部品として
広く使用されているが、いずれも形状が小型のも
のが主流で、製品の貫通孔の径が40mmφ程度が限
度であり、これより大きい製品で小型形状品と同
等の特性を保持するものは見当らない。
近時、石油精製をはじめ化学薬品の製造工場な
どで設備の合理化などのために、形状が大きい絶
縁管継手、たとえば貫通孔の径が100〜200mmφの
絶縁管継手に対する要求が急激に高まつている。
従来、形状の大きい製品がえられなかつた最大
の理由は必須特性である気(水)密特性が確保で
きないことにある。
この種の絶縁管継手に要求される特性のうち、
主なものを列挙するとつぎのようになる。すなわ
ち気(水)密特性、絶縁特性、機械的強度、冷熱
および機械的衝撃強度が必須特性であり、このほ
かに貫通孔に凹凸がなく、流通抵抗が低いこと、
必要な内径寸法に比し外径寸法ができるだけ細い
こと、接続が容易であること、経年変化がなく長
期信頼性に富むことおよび価格が低廉であること
などである。
この種の絶縁管継手は2本の導管の間に絶縁物
を介在させて密封封止することが基本構造である
ため、特性をもつとも大きく支配するのは絶縁物
材料である。もちろん構造、導管材料との関係も
重要であるが、これらはすべて絶縁物の材料に密
接に関連するものである。
つぎにこの絶縁物の材料についてであるが、有
機材料のばあいには内部を通流する物質との反応
をはじめ経年変化が大きいことなどの理由によ
り、使用されているものはほとんど見当らない。
無機材料のばあいガラスはごく特殊な小型品に使
用されている例はあるが、形状が大きくなると熱
膨張率に関係してほとんど強度がえられず、目的
を果すことが不可能である。
磁器を媒体とする金属封着品についてもガラス
のばあいと同様、大型形状品については本質的に
使用が困難である。
従来の絶縁管継手中、特性がもつともすぐれて
おり安定して使用されているものとして、ガラス
−マイカ塑造体よりなる絶縁物を使用したものが
ある。ガラス−マイカ塑造体とはガラス質の粉末
とマイカの粉末の混合物を原料とし、この原料粉
末をガラス質が軟化して加圧により流動可能な温
度に加熱し、加熱状態で加圧成形してえられる絶
縁物のことであり、加熱状態の2本の導管が構成
する間隙に加熱状態で加圧により圧入して絶縁管
継手が構成されるものである。
このガラス−マイカ塑造体を絶縁物とした絶縁
管継手は前記のように貫通孔の径が40mmφ程度以
下のものであれば前記の要求諸特性を完全に満
し、またつく理想的なものであり、本発明者らが
先に提案(特開昭56−147988号公報)したものが
ある。ところがこの提案のものでは大型形状品に
なつたばあい、気(水)密特性が確保されない。
本発明者らはガラス−マイカ塑造体を絶縁物材
料としたものを対象に多くの研究を行ない、前記
の要望を満す絶縁管継手をうることに成功した。
理解を容易にするために本発明の説明に先立
ち、従来の形状の小さい絶縁管継手を図面に基づ
いて説明する。
第1図は従来の絶縁管継手の構成を示す縦断面
図であり、第1図の左半分イは成形完了後の状態
を、第1図の右半分ロは製品の構造を示す。第2
図は第1図に示す従来の絶縁管継手の製造方法を
示す縦断面図であり、第2図の左半分イは加圧成
形直前の状態を、第2図の右半分ロは加圧成形完
了後の状態を示す。
この絶縁管継手は、第1の管状部材1の外周金
具3を構成する金属材料が第2の管状部材2の筒
体2−1を構成する金属材料より大きい熱膨張率
を有し、また絶縁物5はガラス−マイカ塑造体を
構成するガラス質の転位温度以下の熱膨張率がそ
の中間の値を保持するように構成されている。
つぎに第2図によりその製造方法を説明する。
円筒状の筒体11−1に肩部1−2を介して外周
金具3を接続保持し、内周部に輪状の保持台1−
3を有する第1の管状部材と、第1の管状部材1
の円筒状の筒体1−1と同寸法の筒体2−1の一
端に第1の管状部材1の円筒状の筒体1−1の内
周に嵌合する支持部2−2を有する第2の管状部
材2を使用する。ガラス質粉末とマイカの粉末の
混合粉末に水分を加えて湿潤状態にし、別の成形
型(図示されていない)を用い、冷間加圧成形に
より第2の管状部材2と壁部8の空間部に挿填で
きる形状に成形し、乾燥して水分を除去した予備
成形体6として使用する。
成形は第2図に示す枠7、それぞれ分割構造の
壁部8、支持金9および加圧金10の4部品で構
成された成形型を使用し、成形型のうち枠7、壁
部8および支持金9を第2図イに示すように組立
て、加圧金10に組立てずに所定の温度に加熱
し、また第1、第2の管状部材1,2および予備
成形体6もそれぞれ所定の温度に加熱する。加熱
が完了すると、まず第1の管状部材1を支持金9
上に、ついで第2の管状部材2を保持台1−3上
に、最後に予備成形体6を外周金具3上に載置す
る。
装填が完了すると加圧金10を予備成形体6上
に載置し、空間部4,4−1に圧入する。一部が
外周金具3上に残り、絶縁物5を構成する。つい
で自然冷却工程に入り、原料ガラスの転位温度ま
で加圧を続行し、この温度に達すると成形型を分
解して成形品を取り出す。これに機械加工を施し
第2図ロに示す製品に仕上げる。
成形型から取り出された成形品は各構成材料の
熱膨張率(実際には熱収縮率であるが実質的には
熱膨張率と等しいので熱膨張率と記載する)にし
たがつて収縮する。この成形品のばあい、その熱
膨張率は外周金具3が最大であり、第2の管状部
材2の筒体2−1が最小であり、絶縁物5がその
中間にある。熱収縮による変形の状態は内外径寸
法が縮小する形になるので、熱膨張率が最大であ
る外周金具3の縮小量が最大で、内周部に存在す
る絶縁物5を圧縮し、締付けるようになり、また
絶縁物5の熱膨張率が筒体2−1より大きいので
絶縁物5は内周部に存在する筒体2−1を圧縮し
締付けるようになる。前記のように絶縁物5の内
周、外周両面に圧縮による締付状態が現出してい
るので、高度の気(水)密性がえられるものと考
えられる。
ところで前記のように高度の気(水)密特性を
保持するのは、前記のように貫通孔の径が40mmφ
程度以下のもののばあいにおいてであり、その径
が大きくなると第2管状部材2の外周と絶縁物5
−2の界面の気(水)密特性が低下し、その傾向
は径が大きくなるほど顕著になる。一方外周金具
3の内周面と絶縁物5−2の界面の気(水)密特
性はまつたく低下の傾向を示さない。このような
傾向を徹底的に解析した結果、その原因をつぎの
ように究明した。すなわち前記の締付圧の関係は
円周方向を対称にしたものであるが、軸方向につ
いてその関係をみるに、外周金具3の内周面の界
面にある絶縁物5−2は外周金具3の熱膨張率が
大きいので、円周方向の締付力を受けるとともに
軸方向にも圧縮力を受けていることになるが、第
2の管状部材2の外周面の界面にある絶縁物5−
2は熱膨張率が大きいので引張り力を受けるよう
になる。一般に絶縁管継手の製品のばあい、貫通
孔の径が大きくなると、機械的強度に関連し、第
1、第2の管状部材1,2の肉厚が厚くなるとと
もにその対面長さも長くなり、同時に成形上の問
題にも関係し、絶縁物5−2の肉厚も必然的に厚
くなる。これらの不可塑の条件により前記の引張
り力が大きく影響するようになり、気(水)密特
性の低下に発展すると考えられる。ガラス−マイ
カ塑造体のばあい、圧縮に対してはきわめて強い
ものであるが、引張りに対しては逆に弱い。この
絶縁管継手のばあい絶縁物5−2は圧縮を受ける
と密度が上昇する方向にあるが、引張りを受ける
と逆に密度が低下し、空隙率が増加する方向にな
る。貫通孔の径が40mmφ程度以下のばあいには軸
方向に受ける引張りによる影響よりも円周方向に
受ける圧縮効果よりも軸方向に受ける引張りの効
果の方が大きく影響して気(水)密特性が低下す
るものであることが明らかとなつた。
本発明者らは叙上の欠点を克服するべく鋭意研
究を重ねた結果、筒体Aと、筒体Aの外径より
大きい内径を有し、筒体Aの一端に一体に設けら
れた筒体Bを有する第1の管状部材、第1の管
状部材の筒体Aの内径と内径が略々同寸法の筒体
Cの外周部に一端で一体に成形された内径寸法が
筒体Cの外径寸法より大きく外径寸法が筒体Bの
内径寸法より小さい筒体Dを有する第2の管状部
材および筒体Bの内部に筒体Dが入るように第
1の管状部材内に第2の管状部材が配設されてお
り、両管状部材および筒体C、Dが構成する間隙
部に充填されたガラス質材料とマイカ粉末材料と
を混合したものからのガラス−マイカ塑造体とか
らなり、該塑造体からなる絶縁物が両管状部材を
密封固着しており、かつ第1および第2の管状部
材の熱膨張率が前記ガラス質材料の転位温度以下
におけるガラス−マイカ塑造体の熱膨張率より大
きい絶縁管継手を見出し、本発明を完成するにい
たつた。
本発明の絶縁管継手においては、第2の管状部
材の筒体Dに対面する第1の管状部材の筒体Bの
部分および第2の管状部材の筒体Cの部分を切削
して肉薄とした第1および第2の管状部材を使用
してもよく、また第2の管状部材の筒体Dの接続
部に複数の貫通孔を有する第2の管状部材を使用
してもよい。また第2の管状部材の筒体Dを別に
作成し、筒体Cに気(水)密的に接合した第2の
管状部材を使用してもよい。
つぎに図面に基づいて本発明の絶縁管継手を説
明する。
第3図は本発明の絶縁管継手の一実施態様の構
成を示す縦断面図であり、第3図の左半分イは成
形完了後の状態を、第3図の右半分ロは機械加工
を施した製品の構造を示す。成形は第2図に示し
た小型形状品を対象にしたばあいと同様、枠7、
壁部8、支持金9および加圧金10の4部品で構
成された成形型を使用し、成形型、金具および予
備成形体の加熱、成形型への金具、予備成形型の
装填、加圧金による予備成形体の加圧、加圧成形
完了後の加圧の継続および成形型の分解温度など
はまつたく前記従来と同様の工程で行なわれる。
つぎに使用する金具の構造について説明する。
円筒状の筒体1−1(筒体Aのこと)に肩部1−
2を介して筒体1−1の外径より大きい内径を有
する外周金具3(筒体Bのこと)を接続保持し、
内周部に輪状の保持台1−3を有する第1の管状
部材1と、第1の管状部材1の筒体1−1と同寸
法の筒体2−1(筒体Cのこと)と、その一端に
第1の管状部材1の筒体1−1の内周に嵌合する
支持部2−2を有し、かつ外周部に肩部2−3を
介して外周金具3の内径より小さい外径で筒体2
−1の外径より大きい内径の内周金具13(筒体
Dのこと)を保持する第2の管状部材2を使用す
る。
前記管状部材の構成材料は600℃の加熱条件下
で機械的強度を保持するものであればよく、たと
えば鉄、ステンレスなどが好適に使用される。た
だし使用する金属材料と絶縁物を構成するガラス
−マイカ塑造体の熱膨張率との関係は重要な要素
である。すなわちガラス−マイカ塑造体を構成す
るガラス質材料の転位温度以下のガラス−マイカ
塑造体の熱膨張率よりも大きい熱膨張率を有する
金属材料を使用する。
以下、さらに具体的に述べると、第1および第
2の管状部材に熱膨張率11×10-6の鋼材を使用
し、第1および第2の管状部材1,2の筒体1−
1,2−1は内径寸法250mmφ、外径寸法300mmφ
のものを使用した。第1の管状部材の外周金具3
は内径寸法334mmφ、外径寸法384mmφ、長さ130
mmのものを使用し、内周絶縁物5−7の長さは30
mmのものを使用した。第1の管状部材の外周金具
3と第2の管状部材の筒体2−1の対面長さ100
mmの製品がえられる金具を準備し、絶縁物5の原
料である予備成形体6はガラス質にPbO:ZnO:
B2O3:SiO2=0.7:0.3:0.5:0.5のモル比の組成
品を200メツシユに粉砕した粉末48重量%、合成
含フツ素金マイカの65〜100メツシユの粉末52重
量%の混合粉末を原料として作成した。この原料
が構成するガラス−マイカ塑造体のガラスの転位
温度350℃以下の熱膨張率は9.5×10-6であつた。
第1および第2の管状部材1,2を550℃に、
予備成形体6を650℃に、成形型を450℃にそれぞ
れ加熱し、第2図イに示すように成形型に第1お
よび第2の管状部材1,2と予備成形体6を装填
し、加圧金10により全圧力500トンで予備成形
体6を加圧し、第1および第2の管状部材1,2
が構成する空間部および第2の管状部材の筒体2
−1と内周金具13が構成する空間部に圧入し
た。加圧を保持したまま340℃まで冷却し、脱圧
後、成形型を分解し、成形品を常温まで冷却し成
形を完了した。この成形品に機械加工を施し、第
3図ロに示す構造の製品をえた。えられた製品は
70Kg/cm2気圧および140Kg/cm2の気(水)圧に完
全に耐える気(水)密特性を示した。この特性は
貫通孔の径が40mmφ程度以下の小型形状品の特性
値と同等であり、所期の目的を完全に達成した。
前記実施態様による本発明の絶縁管継手の気
(水)密特性について考察すると、外周金具3の
内周面と絶縁物5の界面は、転位温度以下の熱膨
張率が外周金具3の方が大きいので絶縁物5−
2,5−4,5−6は円周方向に外周金具3の締
付圧を受けており、軸方向にも圧縮を受ているの
で斜線14−1に示す界面で気(水)密特性は完
全に確保される。つぎに第2の管状部材2の筒体
2−1および内周金具13の外周面と絶縁物の界
面は、第2の管状部材2の熱膨張率の方が大きく
収縮量が大きいので、空隙が発生しており、気
(水)密保持能力はないが、内周金具13の内周
面と絶縁物5−3の界面は、内周金具13の熱膨
張率の方が大きく収縮量が大きいので、絶縁物5
−3の締付圧を受けており軸方向にも圧縮を受け
ているので、斜線14−2に示す界面で気(水)
密性は完全に確保される。前記のように従来の構
造品のばあい第2の管状部材2の絶縁物5の界面
の気(水)密性がえられなかつたが、本発明の管
継手のばあい、第2の管状部材2に内周金具13
を設けたことにより、第1の管状部材1の絶縁物
5のばあいと同等の効果を発揮するので、第2の
管状部材2と絶縁物5間の気(水)密特性が確保
され形状が大形化しても完全な特性を保持するも
のがえられるのである。
つぎにやはり実用的価値にすぐれた効果を発揮
する本発明の他の構造の絶縁管継手について説明
する。
第4図および第5図は他の実施態様の構成を示
す縦断面図であり、各図における左半分イは成形
完了後の状態を、右半分ロは製品の構造を示す。
ハはそれぞれイ,ロに対応する内周金具のA−A
部切断面の下面図である。
この実施態様においては、貫通孔の径、すなわ
ち筒体1−1,2−1の内径に対し、外周金具3
の外径をできるだけ細くすること、金具費用を安
価にすることおよび成形性を良好にすることを目
的として内周金具13に対面する部分の外周金具
3および筒体2−1に凹部を設け、内周金具13
は単独部品として製作し、筒体2−1に気(水)
密的に13−1により接合されている。また肩部
2−3または内周金具13の壁に貫通孔13−2
を設け、加圧成形時における予備成形体6の流動
を容易にしてある。この貫通孔13−2の中の絶
縁物5−5は外周から圧縮を受けるので、気
(水)密特性に関しては完全に確保される。
なお内周金具13の開放部を第4図のように上
部に、第5図のように下部に設けることは形状と
成形性にしたがつて自由に選択すればよい。この
ような構成の第2の管状部材2を使用するばあい
には、内周金具13に筒体2−1より機械的強度
が大きく、かつ熱膨張率の大きい材料を使用する
ことが可能であり、このことはきわめて有用な条
件である。
前記実施態様では第1および第2の管状部材に
鋼材を使用したが必ずしもこれに限定されるもの
ではない。要は金具材料の熱膨張率がガラス−マ
イカ塑造体のガラスの転位温度以下の熱膨張率よ
り大きいという条件を具備しておればよく、また
ガラス質に鉛ガラスを使用したが必ずしもこれに
限定されるものではなく、市販の琺瑯を使用して
も何ら差支えない。
以上のごとく本発明の絶縁管継手は、従来の小
型形状品が保持していた機械的強度、電気的特
性、耐冷熱および機械的衝撃強度、貫通孔に凹凸
がなく流通抵抗が低いことなど、すぐれた諸特性
を保持し、従来品の致命的欠陥であつた貫通孔の
径が40mmφ程度以上の大きさになると、径の大き
さに応じて気(水)密特性が低下するという問題
点が完全に解消され、形状の大きさに対する制約
はまつたく除去され、必要な形状で要求特性を具
備するものである。したがつて本発明の絶縁管継
手は、石油精製をはじめ化学薬品の製造設備の合
理化などの用途に有効に使用でき、その技術的お
よび実用的効果はきわめて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の絶縁管継手の構成を示す縦断面
図であり、第1図イは成形完了後の状態を、第1
図ロは製品の構造を示す。第2図は第1図に示す
従来の絶縁管継手の製造方法を示す縦断面図で、
第2図イは加圧成形直前の状態を、第2図ロは加
圧成形完了後の状態を示す。第3図は本発明の絶
縁管継手の一実施態様の構成を示す縦断面図であ
り、第3図イは成形完了後の状態を、第3図ロは
製品の構造を示す。第4図および第5図は他の実
施態様の構成を示す縦断面図であり、第4図およ
び第5図のイはいずれも成形完了後の状態を、第
4図および第5図のロはいずれも製品の構造を示
し、第4図および第5図のハはそれぞれイ,ロに
対応する内周金具のA−A部切断面の下面図であ
る。 (図面の主要符号)、1:第1の管状部材、
2:第2の管状部材、1−1:筒体(筒体A)、
2−1:筒体(筒体C)、3:外周金具(筒体
B)、5:絶縁物、13:内周金具(筒体D)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 筒体Aと、筒体Aの外径より大きい内径
    を有し、筒体Aの一端に一体に設けられた筒体
    Bを有する第1の管状部材、 第1の管状部材の筒体Aの内径と内径が略々
    同寸法の筒体Cの外周部に一端で一体に成形さ
    れた内径寸法が筒体Cの外径寸法より大きく外
    径寸法が筒体Bの内径寸法より小さい筒体Dを
    有する第2の管状部材および 筒体Bの内部に筒体Dが入るように第1の管
    状部材内に第2の管状部材が配設されており、
    両管状部材および筒体C、Dが構成する間隙部
    に充填されたガラス質材料とマイカ粉末材料と
    を混合したものからのガラス−マイカ塑造体 とからなり、該塑造体からなる絶縁物が両管状部
    材を密封固着しており、かつ第1および第2の管
    状部材の熱膨張率が前記ガラス質材料の転位温度
    以下におけるガラス−マイカ塑造体の熱膨張率よ
    り大きい絶縁管継手。 2 第2の管状部材の筒体Dに対面する第1の管
    状部材の筒体Bの部分および第2の管状部材の筒
    体Cの部分を切削して肉薄とした第1および第2
    の管状部材を使用した特許請求の範囲第1項記載
    の絶縁管継手。 3 第2の管状部材の筒体Dの接続部に複数の貫
    通孔を有する第2の管状部材を使用した特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の絶縁管継手。 4 第2の管状部材の筒体Dを別に作成し、筒体
    Cに気(水)密的に接合した第2の管状部材を使
    用した特許請求の範囲第1項または第3項記載の
    絶縁管継手。 5 第2の管状部材の筒体Dを、筒体Cの熱膨張
    率より大きい金属材料で作成し、筒体Cに気
    (水)密的に接合した第2の管状部材を使用した
    特許請求の範囲第1項または第3項記載の絶縁管
    継手。 6 第1と第2の管状部材の内径と両管状部材の
    内側に露出する絶縁物の内径Cが同じである特許
    請求の範囲第1項または第5項記載の絶縁管継
    手。
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