JPS62155861A - 治療装置 - Google Patents

治療装置

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JPS62155861A
JPS62155861A JP60298218A JP29821885A JPS62155861A JP S62155861 A JPS62155861 A JP S62155861A JP 60298218 A JP60298218 A JP 60298218A JP 29821885 A JP29821885 A JP 29821885A JP S62155861 A JPS62155861 A JP S62155861A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新たな治療行為を実現する治療装置に関する
[従来技術] 従来の薬物投与法として、経口、経皮、経′tfI膜、
吸入、曲管内投与(動性及び静注)等の方法がおる。中
でも、薬物の安定な吸収あるいは有効血中深度の維持と
いった薬力学上の問題から曲管内投与が最も信頼される
方法であり、集中的な治療を要する患者はど曲管内投与
が有用とされている。
しかしながら、副作用や他の薬物との相互作用などの面
からは必ずしも薬物血中濃度が上昇すればよいのではな
く、薬物の全身に対する投与Φはできる限り少なく一方
病局所にはできる限り大量、長時間に移行することが望
まれる。そこで、血管内投与を行なう場合にも、強力な
薬効が必る反面、副作用の多大な薬物(抗癌剤などAb
有効に全身投与するにはあまりに高価な薬物(血栓溶解
剤など、)では局所動脈内投与が行なわれるようになっ
ている。更に、これらの血管投与の手技として血管内に
バルーンカテーテルを導入するものがあるが、これによ
ればバルーンによって人工的に血管が閉塞されるため極
めて高濃度の薬物を投与することか可能である。
また、正装な治療の1つとして、酸素投与がある。これ
は、低酸素による機能不全や壊死の危険から組織を守る
ためのもので従来は経気道による方法か実施されている
にすぎない。加えて、最近では癌治療等の1つとして温
治療が盛んでおる。
このためには、全身をあたためたり、病局所の限定され
た範囲を温湿布したり、血管内にヒーターを挿入するな
どの方法が開発されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記のごとく行なわれる血管的投与及び酸素投
与等も未だに充分なものとはいえず、以下のごとき問題
点かあった。
まず、血管的投与の方法にあっては、いかに局所に限り
注入した薬物であっても、その薬物は組織血流に運搬さ
れて直らに全身に広かつてしまうことになる。従って、
病局所に長時間に渡るで高)開度の薬物を投与すること
は非現実的となり、それを強行して大量に薬物投与を行
なうならば総投与母か増しn1作用が大きな問題となる
のである。
また、バルーンカテーテルを用いて投与する支配血管を
閉塞して薬物投与を実行する方法も考えられるが、この
方法では支配下組織の壊死を招くために短時間の投与し
かできないのである。
次に、従来の経気道酸素投与法におっては、充分な酸素
量を投与するために吸気酸素濃度や肺換気量を増大する
ことが行なわれている。しかし、あまりに高温度の酸素
投与は肺組織の障害を来たし、高酸素分圧下においては
中枢神経系などに酸素中毒を招来するのである。
このため、病局所の血流量が何らかの原因によって制限
され、組織壊死の危険があっても極端な高濃度の酸素治
療は不可能でおった。また、肺疾患や右左、5hunt
の心疾患の場合には有効な酸素投与そのものが困難であ
る等の問題点があった。
また、温治療にあっても全身の温治療は患者の苦痛が大
であるばかりでなく、循環系への負担が大であるので心
機能の低い患者において施行することができない。従っ
て、病局所に限定した治療を体外から行なうことができ
ず、また血管内にヒーター等を挿入する場合には病局所
をあたためるために充分な熱(6)を与えると血球成分
を破壊する危険がある。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、薬物及び酸
素投与あるいは温治療を極めて副作用を低く抑えつつ、
どのような基礎疾患が存在する場合にも効率良く行なう
ことのできる優れた治療装置を提供することをその目的
としている。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために本発明の構成した手段は、
次のようである。
まず、水弟1の発明にあってはその基本的構成を第1図
(A>に示すごとく、 血液に所定の処置を施した俊に所定の流量で流出部Ou
tより流出させる血液処理手段CIAと、該血液処理手
段C1Aの流出部Outに一端を接続され他端に開口部
Opを形成されるとともに、該開口部opより前記流出
部Qut側に拡張自在のバルーンBを有するバルーンカ
テーテルC2Aと を備えることを特徴とする治療装置をその要旨としてい
る。
また、水弟2の発明にあっては第1図(B)に示すごと
く、 流入部inより流入する血液に所定の処理を施した後に
、所定の流量で流出部Qutより流出ざ°ける血液処理
手段01Bと、 該血液処理手段CIBの流入部In及び流出部Qutに
一端を接続される2つの管状部イオT 1 。
T2か1つの束とされ、前記流出部Qutに接続される
1の管状部材T2の他端に第1の開口部Op1が形成さ
れるとともに、該第1の開口部Op1よりも前記流出部
Qut側の位置に前記流入部Inに接続される1の管状
部材T1に第2の開口部01)2が形成され、かつ前記
第1の開口部Op1と第2の前記開口部Op2とが形成
される位置の中間部に拡張自在のバルーンBを有する流
入孔イ寸バルーンカテーテル を備えることを特徴とする治療装置をその要旨としてい
る。
[作用] 本第1,第2の発明における血液処理手段C1A.C1
Bが実行する血液に対する所定の処理とは、血液中の薬
物濃度制御、血中酸素含量制御、血液温度制御部等、必
るいはこれらの組み合わせからなるものであり、医師の
判断により適宜選択される。水弟1の発明にあっては、
上記のごとく処理される血液は予め治療装置内に用意さ
れるもので、治療前の採血あるいは幅面用血液として確
保される。一方、水弟2の発明にあっては、上記迫埋の
施される血液は流入部inより流入して来る血液でおる
。このような血液に所定の処理を施す本第1,第2発明
の血液処理手段C1A.CIBは、辺即俊の血液を流最
の制御を実行しつつ流出部Outより流出させるのであ
る。
水弟1の発明におけるバルーンカテーテルC2Aとは、
前記血液処理手段C1Aの流出部Qutから所定流mて
流出される血液の通路となるもので、一端か流出部Qu
tに接続され他端には血液を放出するための開口部Op
が形成される。また、血液を放出する開口部Opよりも
前記流出部Quし側には拡張自在のバルーンBを備えて
いるため、血管に本バルーンカテーテルを導入後に該バ
ルーンを拡張するならばその血管を人工的に閉塞ざUる
作用を奏する。
水弟2の発明にお(プる流入孔付バルーンカテーテルと
は、前記した水弟1の発明におけるバルーンカテーテル
C1Bが1の血液の通路しか備えていないのに対し、更
にもう1の血液の通路T1を具偵1ツる。これらの2の
血液の通路T1.T2の中で前記した血液処理手段01
Bの流出部Qu↑に接続される血液の通路T2は第1の
発明と同様にバルーンBよりも先端側に血液を放出する
第1の開口部Op1が形成されている。そして他方の血
液の通路T1はバルーンBよりも血液処理手段C18側
に第2の開口部Op2が形成されるととともに、前記し
た血液処理手段01Bの流入部1、「)に接続されるの
である。すなわら、水弟2の発明における流入孔付バル
ーンカテーテル02BとはバルーンBによって閉塞され
る血管の中で、閉塞により停滞する血液を流入して血液
処理手段C]Bへ導き、閉塞後の血流の停止した個所に
処理後の血液を放出する作用を奏するので必る。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
[実施例] 第2図は、実施例の治療装置本体の概略構成3(四回で
ある。この治療装置本体に第3図に示すようなカテーテ
ルが接続されて使用されるのである。
まず、第2図の治療装置本体10について説明する。図
中のポンプPinはメスコネクタ18a1に連通してお
り、後述の如く該コネクタ18a1とオスコネクタ18
b2とによって接続されるカテーテル20から血液を吸
引し、本体10内へ導入するもので、人口心臓等の技術
を利用した血栓の生成されないポンプ、例えば脈動型の
ものを用いている。
薬物混合部12はポンプPinから圧送されてくる血液
に所定の薬物を、所定の濃度で混合するものである。例
えば、薬物タンク12a内に納められた所定薬液を薬液
排出用ポンプPm1を用いて予め定めた量だCプ血液に
混合するためY字型の連通管部13に向けて排出する。
このときポンプPm1の動作量はポンプPinの動作量
によって決定される吸引血流足に従い、電子制御装置4
0によって緻密に補正制御されるため、高精度の温度制
御が達成される。次段の血液温度制御部14とは、血液
を42〜43[’C]程度に加熱処理するものでおり、
恒温槽を中心に構成され、その温度は電子制御装置40
によってピックアップされつつ正確に血液温度の制御が
なされる。
また、前述した薬物混合部12の薬液タンク12aから
供給される薬液はポンプPm2及び酸素コンプレッサ1
6aを中心として構成される酸素含量制御部16を通過
するように構成されている。
この酸素含有量制御部16とは、2つのポンプPml 
、pm2間で薬液を酸素コンプレッサ16aにて生成さ
れた高い圧力の酸素にさらすことによって薬液の酸素含
有量を所望の値とするものでおる。すなわち、酸素解離
曲線として公知のようにオキシヘモグロビン(t−1b
oz>飽和度は血液の酸素分圧(PC)z )に依存し
て変化し、PO2か高ければHb O2飽和度も大きな
値となり血液の酸素移送量を制御することができる。そ
こで、ここではPO2を緻密に制御することで後に接触
する血液のHb02飽和度を高めるとともに血液のPO
2を所望の値とするので必る。こうして圧力調整下での
処理が完了した薬液はポンプPmlによって所望の流量
で前述のY字型連通管部13に向けて排出されポンプP
inによって流入された血液と接触するのである。
なお、酸素コンプレッサ16aによって高圧化された酸
素はフィルター16bを経て酸素・薬液接触部16cに
導か(?ここで、酸素・薬液接触部16Gの薬液導入、
導出口にはそれぞれフィルター16d、16eが備えら
れているため、清潔な環境下での酸素接触が達成される
上記のように各種の処理が通宜施される血液は、ポンプ
poutによって電子制御装置40からの制御信号に従
った流量だけ搬送され、この出口となる部分はメスコネ
クタ18a2が猫えられているため1殺述のカテーテル
20のオスコネクタ18b1と寺容易に接続される。第
3図が本体10のメスコネクタ18a1及び18a2に
接続されるカテーテル20の説明図である。カテーテル
20のオスコネクタ18b1及び18b2は従来同様に
メスコネクタ18a2及び18a1と容易に接続できる
ようにされている。カテーテル20は図示のように3つ
の管を束ねたもので、前述したような処理を受ける血液
を本体10内に導入する導入管22、処理後の血液を移
送する注入管24及びバルーン20Bを膨張・収縮させ
るためのバルーン制御管26からなる。このようなカテ
ーテル20は、従来同様にガイドワイヤー等を用いてバ
ルーン20Bを有する先端部が病局所の支配血管に達す
るまで挿入された後にコネクタ’18al。
18a2.18b2.18blを用いて本体10に接続
される。
図示のごとく、バルーン20Bはカテーテル20の先端
部近傍に設けられているために、上記のようなカテーテ
ル装着後に注射器を用いてバルーン20Bを膨張させる
ならば、病局所の支配血管は完全に閉塞され、自然血流
は遮断される。しかし、前述のごとき各種の処理が施さ
れた血液を移送する注入管24先喘はこのバルーン20
B’&fm通して突出してあり、この突出部には支配血
管下の組織へ充分な血液を排出する程度の大きさの排出
孔27が多数穿設されている。従って、バルーン20B
によって完全に遮断される自然血流に代って、本体10
よりコネクタ18a2.18blを介して人工的に所望
の処理を施された血液が病局所の支配血管内に注入され
ることになるのである。史に、このように注入される血
液の源となるものはカテーテル20のバルーン20B付
近にまで延びて入る導入管22の壁面に多数穿設された
導入孔28からカテーテル20内に吸入され、コネクタ
18b2,18alを介して本体10内へ導入されてい
る。
以上のごとく構成される本実施例において、各ポンプや
恒温槽11!1の作動ωは電子制御装置40によって集
中管理されている。この電子制御装置40とは第2図に
ブロック図を示すごとく通常のマイクロコンピュータを
中心とする論理波線回路から構成されており、医師によ
り操作される操作部50からの指令を入出力ポート42
を介して入力すると、CPU44にてその入力が解読さ
れ、該解読結果に則った制御プログラムが各種プログラ
ムを記憶しているROM46から選択されて同CPU4
4によって処理されるのである。なお、入出力ポート4
2は各ポンプ、恒温槽14、及び酸素コンプレッサ16
aにも接続されており、各機器へ駆動信号を圧力すると
ともに恒温槽14の温度を入力している。また、RAM
48は情報の一時的記憶を実行し、CPU44の動作を
補助する動きをする。
第4図及び第6図がROM46に記憶されており、前述
のこと<CPU44によって選択的に実行される制御プ
ログラムのフローヂャートである。
以下、各制御プログラムにつぎ分課する。
第4図は薬物混合部12を作動する時の処理手順となる
薬液濃度制御プログラムのフローヂV−トである。操作
部50から本プログラムの処理が指令されるとCPU4
4は本プログラムを所定時間毎に割込み処理する。まず
、ステップ100ではポンプPinによって本体10内
に導入されてくる血液量を知るためにポンプPinの作
動量を確認する。前述のようにカテーテル20のバルー
ン20Bによって病局所の支配血管は閉塞されてあり、
この部分への自然血流は遮断されている。
そこで、この遮断された自然血流に血栓が生成されない
ように、また、閉塞後の支配血管への制御血流に見合う
ように血液を本体10内へ導入すべく予めポンプPin
の作動量は操作部50によって設定されているのである
。上記ポンプPin作動りの確認か完了すると、続いて
ステップ110が処理され、医師によって予め操作部5
0に設定される所望の薬液濃度が確認される。このよう
にして確認された2つの所聞から次のステップ120で
はポンプpmlの作動量か算出され、そしてステップ1
30にて実際に算出された作動量でポンプp rn 1
を駆動すべく制御信号が出力されるのである。こうした
温度制御は極めて短時間毎にCPU44によって繰り返
し処理され、濃度の厳しい管理が行なわれる。
次に、第5図の血液温度制御プログラムについて説明す
る。これは、血液温度制御部14を構成している恒温槽
を制御するためのもので、本プログラムがCPU44に
よって処理を開始されるとまずステップ200によって
操作部50に設定された所望の血液温度の確認が行なわ
れる。そして、次にステップ210による恒温槽の温度
の実測が行なわれ5、続くステップ220で2つの温度
差に基づいて恒温槽温度を設定温度に一致するような恒
温槽の制御出力がなされるのである。なお、ここで恒温
槽の制御出力とは上記のように恒温槽の温度を設定温度
と一致させるものであり、従来の各種の制御方法が採用
される。例えば、恒温槽の温度と設定温度との差が大き
いときには恒温槽の最大能力で加熱又は冷却を行ない温
度差が小さくなるに従ってその能力を小さくしたり、予
め恒温槽に流入する血液の温度及び流量を計測して恒温
槽への制御出力を変化させる等である。
次に、酸素含有量制御部16の作動を司るWIL素含有
最制御プログラムについて第6図の70−チX7−1−
に基づき説明する。このプログラムの処理が操作部50
から指令されると、まずステップ300によってポンプ
Pm1の作動量の確認が行なわれる。前述した薬液濃度
制御プログラムの処理により血液に所定濃度の薬液を混
合するためのポンプpmlの作動量は一義的に決定され
、あるいは、血液中の含有酸素量のみを制御する時には
薬液タンク12a内に生理食塩水等を用意してそれをど
の程度血液に混合するかによりポンプPm1の作動量が
決定される。そこで、ステップ300ではこれらの諸条
件から決定されるポンプPmlの作動量を確認するので
ある。次に、ステップ310によってポンプPm2の作
動量が決定される。
このポンプPm2の作動量とは、前記ステップ300に
て確認されたポンプPmlの作動量によって血液に混合
される薬液等の量と同一量を移送するだけの作動量をい
う。すなわち、第2図より明らかなように、ポンプpm
l及びポンプPm2は酸素コンプレッサ16aによって
高圧の酸素にざらされる薬液等が薬液タンク12aやY
字型連通部13に無用に逆流又は流出することを防止す
るための圧力遮断作用を奏するものである。従って、ポ
ンプPmlの作動量とポンプPm2の作動量を一致させ
、この2つのポンプ間で常時一定の薬液が移動するよう
に制御り−るのである。続くステップ320では、酸素
コンプレツサ16aの作動量が次のように決定される。
まず、操作部50により医師が希望する血液酸素含量か
決定されたならば、後に接触する血液の血液酸素含量を
該設定値にまで高めるために必要な酸素分圧PO2を算
出し、ポンプPml 、Pm2によって移動しつつある
薬液等をどの程度の高圧酸素にさらしたとぎにその酸素
分圧PO2が得られるかを演算して酸素コンプレッサ1
6aの作動量を逆算用するのである。こうして、ポンプ
Pm2及び酸素コンプレツリー16aのそれぞれの作動
量が決定された後にはステップ330が処理され、該作
動量に見合った駆動信号がボンプルm2.酸素コンプレ
ツナ16aに出力されるのである。
上記各プログラムが適宜個別的にあるいは同時に選択、
実行されて血液に対する所望の処理が完了すると、該血
液はポンプPoutによってコネクタ18a2を介して
排出される。この排出量は操作部50からの指令に忠実
に電子制御装置40かポンプprn2の作動量ざぜて決
定されるのである。
以上のごとく構成される本実施例の治V装置は、次のよ
うな効果を奏することが明らかである。
まず、本体10内の薬物混合部12のみを作動した場合
について説明する。
通常の桑物血管内投与によれば、薬物は自然血流に搬送
されて病局所に到達する。従って毎分50m1の血流量
が存在する気管支動脈において通常の血管内投与により
20mgのマイトマイシンCを10分間動注性るならば
、組織血中薬物濃度は20111!J1500g=0.
004%にすぎない。
しかし、本治療装置より注入する気管支動脈向流をポン
プPoutを用いて10dに抑制しつつ薬物混合物12
によって同量(20IIIg)、同時間(10分)の血
液内投与を実行するならば、薬物濃度を0.02%まで
上昇させることが可能で必る。しかも、上記のような高
温度による薬物投与終了後も引続きポンプp o u−
tを制御して注入血流量の制限を行なえば、組織血流が
低く抑えこまれるため病局所での薬物の組織残留時間を
も制御可能となるのである。ずなわら、本治療装置によ
れば副作用等の面から総投与量の制約を受ける抗癌剤等
を病局所に限り高温度、長時間に渡って作用されること
ができ、従来には存在しなかった新しい局所薬物動態が
もたらされるのである。
次に、血液湿度制御部14が作動した場合の効果につい
て説明する。周知のように癌等のめる種の病局所を42
〜43[°C]に温めると治療効果があることが判明し
ている。しかし、その温める方策としては外部からの温
湿布等という原始的なものや全身を温める時の副次的効
果によるものしか存在けず、病局所の温度を正確に所望
の温度に制御することは不可能であった。また、ヒータ
ー付のカテーテルによって与えられる熱量に限度がおり
、限られた部位の治療行為にのみ利用可能でおるにすぎ
ないのが現状であった。すなわら、血流とは体温を一定
に保つ作用をも奏するものでおり、これをコンl−ロー
ルせずに病局所の温度を所望のに値とすること自体無理
なのである。
ところが、本実施例の血液温度制御部14を作動するな
らば、病局所の組織内血流となる血液そのものを正確に
温度制御することが可能となり、しかも、その血流量ま
でをもポンプpoutによって制御可能であるため、病
局所へ与えられる熱量さえも自由に制御でき、新たな温
治療方法が創造される。更に、前記薬物混合物12と本
血液温度制御部14との結合により、血液中に投与した
薬物の効果が最大となる温度に制御して体内に注入する
ことも可能であり、薬物投与■の根本的減少も期待され
る。
一方、酸素含有量制御部16は、単独で次のような効果
を奏する。血管内の内腔の面積が何らかの原因で減少さ
れているような場合には支配領域に充分な酸素供給が行
なわれない。このような時に従来の酸素投与法では経気
道による吸気中の酸素含有量の増量処置しか有効な手立
てがなく、総酸素投与伍に比して局所酸素移行が少なか
った。
あるいは肺疾患、右左3hun心疾患の場合にはその手
立てによっても一層非効率的であった。しかし、本治療
装置によれば、血液中の酸素含有量を所望の値にまで制
御し、その血液を病局所に直接注入することができるの
である。従って、どのような疾患が存在しようと何らの
危険性なく酸素供給を自由に実行することができ壊死の
危険から組織を防御することができる。更に、前述した
薬物混合部12との結合により次のような効果もある。
薬物の濃度を増すために自然血流よりも少量の血液に薬
物を混入後、体内へ注入すればよいことは前述した。し
かし、血流量が少ない場合には酸素供給量が不充分とな
る可能性がある。そこで、血流量の制限を行なう明白に
は本酸素含有量制御部16も同時に作動させ、充分な酸
素供給量を確保すればよいのである。また、注入してい
る血管が何らかの原因で狭くなっているときには単にポ
ンプp o u 、tにより高い圧力で血液を注入する
といったことも可能である。
なお、温められた血液が体内にスムーズに導入されるよ
うに、カテーテル20を含めて断熱効果のあるものを使
用してもよい。
また、上記実施例では人体に対する負担を最小限とする
ために、1本のカテーテルで処理をする血液を導出し、
所望血管の血流を遮断し、処理後の血液を注入している
ので遮断された血液に血栓が生じる可能性は完全に回避
されることとなる。
しかし、このような血栓の生成が問題とならないような
場合、例えば抗凝固剤の投与がなされるならば何らこの
ようなカテーテルを使用することに限定されるものでな
く、導出用の連通管が存在しない通常のバルーンカテー
テルをコネクタ18a2とだけに接続するとともに、コ
ネクタ18a1には予め採血した血液や輸血用の血液を
貯蔵した血液タンクに接続してもよい。
なお、従来より、血液を体外へ導出し、これを再度体内
へ注入するといった治療は人工透析や人工心肺等の極め
て特殊なものに限って行なわれているにすぎない。しか
し、これらのものもある血管を所定部位で完全に閉塞さ
せつつ上jホのように血液を体外へ導き出すものは皆無
であり、人工透析装置等は体内の血流に分路を設け、こ
の分路より血液の一部を導出し透析処理の後に体内へ戻
すものであり、本実施例とはその構成・作用・効果を異
にするものであることは上記した説明より明らかである
[発明の効果] 以上実施例を挙げて詳述したように、水弟1の発明の治
療装置は、 血液に所定の処置を施した後に所定の流量で流出部より
流出させる血液処理手段と、 該血液処理手段の流出部に一端を接続され細端に開口部
を形成されるとともに、該開口部より前記流出部側に拡
張自在のバルーンを有するバルーンカテーテルと を備えることを特徴とするものでおる。
また、水弟2の発明の治m装置は、 流入部より流入する血液に所定の処理を施した後に、所
定の流量で流出部より流出さける血液処理手段と、 該血液処理手段の流入部及び流出部に一端を接続される
2つの管状部材が1つの束とされ、前記流出部に接続さ
れる]の管状部材の他端に第1の開口部が形成されると
ともに、該第1の開口部よりも前記流出部側の位置に前
記流入部に接続される1の管状部材に第2の開口部が形
成され、がっ前記第1の開口部と前記第2の開口部とが
形成ざ゛れる位置の中間部に拡張自在のバルーンを有す
る流入孔付バルーンカテーテルと を備えることを特徴とするものである。
従って、従来の自然血流に頼るしかない薬物の血管内投
与、酸素の輸送に対し全く新しい方策を与えることがで
きるのであり、新たな局所薬物動態、局所的酸素供給ざ
らには局所温治療等が実現できる。しかも、これらの新
たな治療は、従来困難とされていた高濃度、長時間に渡
る薬物投与、高濃度の酸素供給、有効な局所温治療等の
効果的な治療を局所に選択的に行なうものである。従っ
て本装置は、医学の進歩に大ぎく貢献し、かつ(0れた
治療効果を期待することのできる治療装置といえるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図(A>は第1の発明の治療装置の概略(1?J成
図、第1図(B)は第2の発明の治療装置のtti略構
成説明図、第2図は実施例の治療装置本体の構成ブロッ
ク図、第3図は該本体に接続される力チーチルの一部分
解説明図、第4図は該本体の実行する薬液濃度制御プロ
グラムのフローチャー1〜、第5図は血液温度制御プロ
グラムのフローチャート、第6図は酸素含有量制御プロ
グラムのフローチャートを示す。 Pou to P i n、Prn1 、Pm2−・・
ポンプ12・・・話物混合部 14・・・血液温度制御部 16・・・酸素含有量制御部 20・・・カテーテル 20B・・・バルーン 22・・・導入管 24・・・注入管 26・・・バルーン制御管

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 血液に所定の処置を施した後に所定の流量で流出部
    より流出させる血液処理手段と、 該血液処理手段の流出部に一端を接続され他端に開口部
    を形成されるとともに、該開口部より前記流出部側に拡
    張自在のバルーンを有するバルーンカテーテルと を備えることを特徴とする治療装置。 2 流入部より流入する血液に所定の処理を施した後に
    、所定の流量で流出部より流出させる血液処理手段と、 該血液処理手段の流入部及び流出部に一端を接続される
    2つの管状部材が1つの束とされ、前記流出部に接続さ
    れる1の管状部材の他端に第1の開口部が形成されると
    ともに、該第1の開口部よりも前記流出部側の位置に前
    記流入部に接続される1の管状部材に第2の開口部が形
    成され、かつ前記第1の開口部と前記第2の開口部とが
    形成される位置の中間部に拡張自在のバルーンを有する
    流入孔付バルーンカテーテルと を備えることを特徴とする治療装置。
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