JPS62155358A

JPS62155358A - リバ−ス機構付き変速機

Info

Publication number: JPS62155358A
Application number: JP60294707A
Authority: JP
Inventors: Osamu Muto; 武藤　脩; Masanori Masumura; 増村　正紀; Yoshiaki Hori; 良昭堀
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-12-27
Filing date: 1985-12-27
Publication date: 1987-07-10
Also published as: JPH0255668B2; US4713979A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明はリバース機構付き変速機に係わり、特に、小形
化並びに＋”４４化か図れるリバース機構付き変速機に
関する。

「従来の技術」従来、自動二輪車あるいは鞍乗り型の自動三輪車等に組
み込まれるリバース機構付き変速機として、第１の操作
部によって回転操作される前進用シフトドラムと、第２
の操作部によって回転操作される後進用シフトドラムと
を各別個に支持して設け、それら曲進用あるいは後進用
シフトドラムを個々に回転操作することにより、各のシ
フトトラムの外周に設けたり一ド苛に係合させているシ
フトフォークを移動させ、もって、同シフトフォークと
一体的に移動するシフターにより目的とする前進用ギヤ
あるいは後進用ギヤを駆動軸に連結させる構造のものが
ある。

「発明が解決しようとする問題点」ところで、前述したリバース機構付き変速機にあっては
、通常、むやみに後進用ギヤが駆動軸に連結されないよ
う特別なロック機構を連設しており、これがために装置
が大型化したり重量がかさんでしまうという不具合を有
していた。また、ンフトドラムを別々に支持しており、
これら装置を大型化させたりする等の不具合を生じさせ
る原因となっていた。

本発明は上記事情に鑑みてなされた乙ので、小形化並び
に軽量化が図れるリバース機構付き変速機を提供するこ
とを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段」本発明では懸かる目的を達成するために、第１の操作部
によって回転操作される前進用シフトドラムと第２の操
作部によって回転操作される後進用シフトドラムとを、
同軸状にかつオーバーラツプさせて設け、しかも、それ
ら両シフトドラムを軸線方向への相対移動を規制した状
態で相対回転可能に設け、両シフトドラムのオーバーラ
ツプした部分にシフトフォークを案内移動さけるための
リード溝をそれぞれ交差させて設け、それら両リード溝
に共通する１本のシフトフォークピンを係合させる構成
とした。

「作用」共通する１本のシフトフォークピンに前進用リード溝と
後進用リード溝とを係合させており、何れか一方を機能
させたとき他側のリード溝がストッパとして機能するこ
とから、所望しないギヤがむやみに駆動軸に連結するの
を防止することができる。

また、両シフトドラムを同軸状にかつオーバーラツプさ
せて設けているため、装置全体の小形化が図れ、かつ、
軸を省略した分径量化が図れる。

「実施例」以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明に係る変速機の要部断面図であり、図に
おいて符号ｌはトランスミッションケース２に回転自在
に支持された前進用シフトドラムであって、この前進用
シフトドラム１は、同シフトドラムｌに平行に配設され
た前進用シフトスピンドル３が図示せぬステップ（第１
の操作部）を介して操作されることにより、チェンジ機
構４を通してｌピッチずつ所定方向あるいはその逆方向
に回転操作されるものである。

前進用シフトドラム１の第１図における右端部には後進
用シフトドラム５が同軸状にかつ回転自在に外嵌されて
いる。この後進用シフトドラム５は、左端が前進用シフ
トドラム■に一体に設けられたつば６に当接されるとと
もに、右端が前進用シフトドラムｌに螺子止めされたプ
レート７に当接されることにより、前進用シフトドラム
ｌに対し軸線方向の相対移動が規制されている。

後進用シフトドラム５の外周にはギヤ部８が−・体に形
成され、このギヤ部８にはシフトアーム９の先端ギヤ部
９ａが噛合している。シフトアーム９はドラム１．５に
平行に配置されたシフトスピンドル１０に溶接等の固定
手段によって取り付けられ、このシフトスピンドルＩＯ
は図示什ぬステップ（第２の操作部）によって回転操作
される。

前進用シフトドラムｌと後進用シフトドラム５とのそれ
ぞれオーバーラツプしている箇所には、後述するシフト
フォーク１４に一体的に設けられたピン１３を案内する
ことにより、同シフトフォーク１４をシフトドラム１．
５の軸線方向（第１図中ＡＳＢ方向）に移動させるリー
ド溝１５．１６が交差して設けられている　（第２図お
よび第３図参照）。前進用シフトドラム１に形成される
リード溝Ｉ５は第２図における上端側が、−側（図にお
ける右側）に傾斜して設けられ、他方、後進用シフトド
ラム５に形成されるリード溝１６は上端側が他側（図に
おける左側）に傾斜して設けられている。

また、後進用シフトドラム５のリード溝１６はピン１３
が貫通し得るようドラムの内面まで達して設けられてい
る。また、リード７４１５、Ｉ６にはニュートラル時に
おいて前記ピン１３が位置する部分に、それぞれ逃げ溝
１５ａ、１６ａが図中左右に突き出して設けられている
。

また、符号１７および１８はトランスミッションケース
２に取り付けられたポジションストッパを示し、一方の
ポジションストッパ１７はバネ１９により付勢されたピ
ン２０の先端がシフトアーム９に設けた孔９ｂに嵌合す
ることにより、シフトアーム９の位置決めと振動による
ガタつきを防止し、他側のポジションストッパＩ８はバ
ネ２Ｉにより付勢されたピン２２が後進用シフトドラム
５の端部に設けた凹６部５ａに嵌合することにより、後
進用シフトドラム５の位置決めと振動によるガタつきを
防止する乙のである。

また、符号２３はシフトドラム１．５に平行に配されん
ソフトフォーク支持軸であり、この軸２３にはシフトフ
ォーク１４．２４．２５が第１図中右側から順に配され
、それらは軸２３の長さ方向すなわちＡ１Ｂ方向に移動
自在とされている。

シフトフォーク１４．２４．２５にはそれぞれピン１３
．２６．２７が一体的に設けられ、それらピン１３．２
６．２７は周知の如くシフトドラムｌ、５の外周に設け
られたリード１ＩＩＴにそれぞれ係合している。そして
、これらシフトフォークＩ４．２４．２５は、ソフトド
ラム！、５が回転操作される際ピンがリード溝に案内さ
れることにより個々にＡ、Ｂ方向に移動される。シフト
フォーク１４．２４．２５にはそれぞれシフター２８が
嵌合しており、これらシフター２８は図中Ａ、Ｉ３方向
に移動する際隣合うギヤ２９．３０等と噛み合い、これ
により目的とするギヤを駆動軸１１に連結させるもので
ある。

前記シフトフォークＩ４に設けられたピン１３は先端小
径部１３ａが前記曲進用シフトドラムｌのリード溝１５
に係合し、基端側大径部＋３ｂが後進用シフトドラム５
のリード１？η１６に係合している。

次に、上記変速機の動きについて説明する。第２図およ
び第３図にはニュートラル時にお（）るシフトドラム１
１５の相対位置およびそれらに対するシフトフォーク１
４のピンＩ３の位置を示しており、この状態からＬＯＷ
にシフトする場合には、まず、クラッチを「断」の状態
とした後、図中せぬステップを操作してソフトスピンド
ル３を回転させ、前進用シフトドラムｌのみを第２図中
Ｃ方向に回転させる。すると、シフトフォークピン１３
の先端小径部１３ａがリード溝１５の先端傾斜部に案内
されて右方（図中六方向うへ移動されることにより（第
４図（イ）参照）、シフトフォークＩ４および同シフト
フォーク１４に嵌合しているシフター２８が同じ方向へ
移動してその図中右側に位置しているＬＯＷギヤ２９に
噛合する。この結果、駆動軸１にの動力がＬＯＷギヤ２
９を介して駆動輪側に伝達される。

この時、後進用操作部を操作して後進用シフト・　ドラ
ム５を回転さ仕ようとしても、シフトフォークピン１３
の大径部１３ｂが後進用シフトドラム５のリード７ｉｖ
Ｉ６の逃げ部１６ａ／こ嵌まっており、この逃げ部１６
ａの側壁がストッパとして機能するため、後進用シフト
ドラム５は回転しない。

Ｌ　ＯＷからニュートラル、あるいはニュートラルから
２　ｎｄ、　３　ｒｄ、　４　ｔｈ、　５　ｔｈへのシ
フトあるいはその逆のシフトは従来の通常のシフトと同
様、ステップを操作し前進用シフトドラムｌを順に回転
させることにより行う。

また、２ｎｄ〜５ｔｈにシフトしている時に後進用変速
操作系を操作して乙、シフトフォークピン１３か曲進用
ソフトドラム１のリード溝１５の第３図におけろ左側の
側壁１５ｂに当たり同リード：ｉ’１７１５の側壁１５
ｂがストッパとして機能・」゛ろため、後進用シフトド
ラム５は回転せず、勿論バックギヤ３０が駆動軸１１に
つながることもない。

ニュートラルからリバースにシフトする場合には、クラ
ッチを「断」とし、図示せぬ後進用ステップを操作して
、シフトスピンドルＩＯを介して後進用シフトドラム５
のみを第２図中Ｃ方向に回転させる。すると、シフトフ
ォークピン１３の大径部１３ｂが後進用シフトドラム５
のリードｉ１６の傾斜部に案内されて左方（図中Ｂ方向
）へ移動されることにより（第４図（ロ）参照）、シフ
トフォーク１４および同シフトフォーク１４に嵌合して
いるシフター２８が同方向へ移動して、その図中左側に
位置しているバックギヤ３０に噛合する。この結果、駆
動軸１１の動力がバックギヤ３０を介して駆動輪側に伝
達される。

この時、前進用操作系を操作し前進用シフトドラム１を
回転させてＬＯＷギアあるいは２ｎｄギア等を駆動軸１
１に連結させようとしても、ピン１３が前進用シフトド
ラム１のリード）１１￥１５の逃げ部１５ａに嵌まり込
んでいるｆこめ、シフトドラム１は回転せず、勿論、Ｌ
ＯＷギア、２ｎｄギア等か駆動軸ＩＩにつながることら
ない。

なお、ｌＩｊ記実施例では、前進用シフトドラムｌの外
周に後進用シフトドラム５を嵌合させているが、逆に後
進用シフトドラムを内側に配し、その外側に前進用ソフ
トドラムを嵌合させてもよい。

ま１こ、前記実施例では、後進用シフトドラム５のリー
ド溝１６を前進用シフトドラムＩのＬＯＷギア連結用の
リード’；？ｉ　ｌ　５に交差さけているが、これに限
られることなく、この後進用シフトドラム５のリード溝
１６を他リード溝に交差させてもよい。

「発明の効果」以上説明したように本発明によれば、共通する１本のシ
フトフォークビンに前進用リードｉ／４と後進用リード
溝とを係合させており、何れか一方を機能させたとき他
側のリード溝がストッパとして機能することから、所望
しないギヤがむやみに駆動軸に連結するのを防止するだ
めの特別なロック機構を設ける必要がなく、その分装置
の小形化並びに軽量化が図れる。また、両シフトドラム
を同軸状にかつオーバーラツプさせて設けているため、
それらシフトドラムを別個に支持する場合に比べて装置
全体の小形化か図れ、かっ、支持軸を省略できる分径量
化が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例をす示す断面図、第２図は要
部の拡大斜視図、第３図は第２図の■矢視図、第４図（
イ）（ロ）は変速機の作動説明図である。１・・・・・・前進用シフトドラム、５・・・・・・後進用シフトドラム、１３・・・・・・ビン、Ｉ４．２４．２３・・・中シフトフォーク、１５．１６
・・・・・・リード溝、２９・・・・・・ＬＯＷギア、３０・・・・・・リバースギア。

Claims

【特許請求の範囲】

第１の操作部によって回転操作される前進用シフトドラ
ムと第２の操作部によって回転操作される後進用シフト
ドラムとを、同軸状にかつオーバーラップさせて設け、
しかも、それら両シフトドラムを軸線方向への相対移動
を規制した状態で相対回転可能に設け、両シフトドラム
のオーバーラップした部分にシフトフォークを案内移動
させるためのリード溝をそれぞれ交差させて設け、それ
ら両リード溝に共通する１本のシフトフォークピンを係
合させたことを特徴とするリバース機構付き変速機。