JPS62153725A - ペースト状試料物質用の検査容器 - Google Patents

ペースト状試料物質用の検査容器

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JPS62153725A
JPS62153725A JP60290921A JP29092185A JPS62153725A JP S62153725 A JPS62153725 A JP S62153725A JP 60290921 A JP60290921 A JP 60290921A JP 29092185 A JP29092185 A JP 29092185A JP S62153725 A JPS62153725 A JP S62153725A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明は、槽蓋に取付けた、槽底面に向って開いている
試料収容皿を槽内部空間内に有する液体中、殊に懸濁液
中に分布すべきペースト状試料物質用、殊に大便用の試
料収容槽に関する。
従来技術: この種の試料収容槽は、公知である〔例えば、ヂールシ
ュテント(5aarstedt )のパンフレッ)77
/78、ヂール7ユテント社 (w、5aarszedi )、 ロンメルスドルフ(
Rommelsdorf )、5523ニユムブレヒト
(N■mdrecht ) )。試料収容皿は、槽蓋に
取付けたパケットからなる。この種の試料収容槽の場合
、ペースト状試料物質を懸濁液中に微細に分布させるこ
とを得たいのであれば、パケットを槽内部空間内で攪拌
することが提供される。
しかし、こう言い乍ら多くの場合には、試料物質を液体
中に十分に微縄に分布させることは、全く達成すること
ができない。更に、攪拌は、付加的に大便試料の場合に
煩わしい作業過程を意味する。
発明が解決しようとする問題点: 本発明の課題は、最も簡単に取扱う場合に試料物質を液
体中に極めて良好に分布させることを保証する試料収容
槽を準備することにある。
問題点を解決するための手段: この課題は、皿壁42;170,172が少なくとも部
分的に篩目44;144を有し、槽底面22及び隆起’
28;128が構成され、この隆起の傷内部空間26;
126に対向せる上面34が本質的に皿内面32に対し
て補足的に形成されており、皿内面32が閉鎖された槽
10の場合に隆起28 ; 128の上面34に本質的
に全面で接することによって解決される。
従って、槽蓋を試料収容槽上に載置すると、試料収容皿
中に存在する試料物質は、強制的に面目を介して懸濁液
中に押圧され;篩目の数及び寸法に応じて試料物質を懸
濁液中に微細に分布させることが得られる。この試料物
質は、著しい損失なしに懸濁液中にもたらされる。それ
というのも、隆起は、棒の種類により皿を完全に占有す
るからである。従って、試料収容皿は所定の試料容量を
収容するのに適当であるので、定量的に評価することが
可能となる。
本発明の他の実施態様には、皿壁の隆起側の篩目の端縁
はかどが尖っていることが提案されている。こうして、
篩目の粉砕効果は、試料物質を篩目を介して押圧する際
に強化される。次の測定に対して大きすぎる試料粒子は
、こうして確実に粉砕され、このことは、これまでの攪
拌では多くの場合に達成されなかった。
大便試料の場合、篩目は、約0.5〜2mm、特に約1
 mmの内径を有するのが好ましい。
比較的大きいが粉砕不可能な粒子の場合に試料収容槽を
それにも拘らず密閉することができるようにするために
は、試料収容皿は槽蓋に蓋の方向に可撓性であるように
保持することが提案される。選択的又は付加的に皿壁及
び/又は隆起は、可撓性であるように構成することがで
きる。この部分は、可塑性又は弾性で可撓性に構成する
ことができるが、この場合少なくとも槽を数回使用する
場合には、弾性的な可撓性が好ましい。試料収容槽は槽
蓋と一緒にその簡単な形のために安価に製造することが
できるので一般に試料収容槽は、ワンウェ一部材として
使用される。
僅かな製造費の場合に所望の弾性的な可撓性は、槽蓋に
接する試料収容皿のためのホルダー及び/又は皿壁及び
/又は隆起をポリエチレンで形成させることによって有
利に達成される。
この場合、ホルダーは棒状であるのが好ましい。
本発明の第1の、特に簡単な実施態様の場合皿壁は、本
質的に球冠状に湾曲している。
これに対して選択的な実施態様の場合、皿壁は、面目を
有する皿底面と、皿底面から出発する、本質的に中空円
筒状の二側壁とによって形成されている。この、ピスト
ン−シリンダ装置と同じ実施態様は、比較的に大きい試
料容量であっても、実際に皿からの全部の試料容量を懸
/’A g中に押圧することを保証する。
試料物質をil&濁液中に同時に粉砕するかないしは微
細分布することなしに試料物質が槽底面と、皿壁の円周
縁部との間で側方に逃出することを阻止するためには、
実際に遅くとも槽蓋を試料収容槽上に載置すると隆起が
試料収容皿中に侵入する場合に皿壁の円周縁部は、隆起
及び/又は槽側壁に本質的に密閉するように接すること
が提案される。更に、全部の試料物質は、専ら篩目を弁
して押圧される。しかし、篩目の内径を本質的に越えな
い、皿壁の円周縁部と、隆起ないしは槽側壁との間の距
離を設けることもできる。
多数の検査法の場合には、懸濁液を濾過することが必要
である。これは、これまで懸j蜀久を試料収容槽から濾
液容器上に載置された濾過用漏斗中に流し込むようにし
て実施されてきた。
この方法は、大便試料の場合に当事者には不快であり、
伝染性物質の場合には、場合により全く危険である。更
に、本発明によれば、試料収容槽上に槽蓋の代りに載置
することができる1濾液容器を有する歳体が使用される
4体と試料収容槽を結合することは、4体が槽蓋と同様
に試料収容槽と結合可能であり、多くの場合にねじ固定
可能である場合、試料収容槽に対して特殊な構造上の準
備をすることなしに特に簡単に行なわれる。同じ固定方
法は、取扱いを簡易化するために、濾液容器と4体とを
結合するためにも有利に使用される。
本発明の特に簡単な構造を示す実施態様の場合には、4
体は、本質的に中空円筒状の濾過担体を包含し、この濾
過担体の通路内には、2つの通路端部に対し距離をもっ
て単層又は多層のフィルターが設けられている。この場
合には、4体を試料収容槽ないしは濾液容器と結合させ
るために円筒体軸線の方向にフィルターの両側でそれぞ
れねじ山が設けられている。
波体の特に僅かな製造費は、濾過担体がそれぞれねじ山
の1つを有する2つのねじ込リングから形成され、この
ねじ込リングがフィルターの範囲内で相接して固定され
、特に相互に接着されている場合に得られる。
フィルターが破断することを、殊に遠七・分離の際に阻
止するためには、4体は支持l¥iiを有しこの支持篩
の試料収容槽に対向せる側に、主フィルターを配置する
ことが提案されている。比較的大きい粒子による主フィ
ルターの早期の目詰まりを阻止するために、付710的
に前フィルターを使用することが提案され℃いる。
支持心及び/又は主フィルター及び/又n 4iJフイ
ルターは金属−又はプラスチック篩によって形成されて
いることが提案されている。この種のフィルター上、高
い機械的安定性を有し、かつ大抵の該当する液体に対し
て不活性である。
特に好ましいのは、それぞれ布篩を使用することである
。それというのも、糸間に形成された脇目は、かなり正
確に定められた篩目の寸法を有するからである。
すなわち、粒子は一定の粒度かも留められ、これに対し
て僅かな粒度の粒子は通過されることが保証される。検
査、場合によっては寄生虫−診断にとって重要な対象は
、濾過後に確実にフィルターの所望の側(フィルター上
ないしは濾液中)に存在する。しかし、これまでの常用
の木綿フィルターないしは紙フィルターの場合、この濾
過−分離精度は、繊維の不規則性ならびに多くの粒子に
対する繊維の不着力のために定められていない。
4体を試料収容槽ないしは濾液容器に対して密閉するた
めには、それぞれO−リングが使用される。
一連の検査法の場合、一定の液体は、試料収容槽内ない
しは濾液容器内で上下に積み重なることが得られる。屡
々専ら最下層が重要である。
この最下層は屡々極く僅少量のみを有するのでこの液体
の単離を容易にするためにそれぞれの容器は、容器底面
に向って次第に先細になるように構成されている。更に
、上部の重要でない層を容器を水平方向に適当に傾斜さ
せることによって注出する場合には、屡々重要な最下層
も容器から逃出してしまう。このことを阻止するか又は
少なくとも困難にするため(Cは、容器内壁を少なくと
も先端部で粗面化し及び/又は容器内壁への試料物質な
いしは濾液の付着を改善する被膜、特に珪酸塩被膜を設
けることが提案されている。
また、本発明は、試料収容槽と一緒に一般に液体又は液
体及び固体を混合するための攪拌差込部材を包含する。
強力な混合を僅かな構造的費用及び最も簡単な取扱いで
飛沫等の危険なしに保証するために、攪拌差込部材は、
試料収容槽内で上下に運動可能であり、かつ僧断面(運
動方向に対して垂直)を本質的に占める、通過口を有す
る本質的に板状の渦動部材を有することが提案されてい
る。この種の混合の場合、液体表面は次第に静かに留ま
り、したがって飛沫はなくなることが判明した。渦動に
より、迅速かつ確実に所望の強力な混合が生じる。首記
した試料収容槽の場合には、渦動部材は、篩目を有する
試料皿によって形成されている。
更に、本発明は、ペースト状試料物質、殊に例えば大便
のような伝染性物質を前記の試料収容器を用いて、該試
、科を a)第1の液体中、場合によっては定着溶液、殊にMI
FC−溶液中に懸濁させ; b)このj跡、′蜀、夜を、濾過し、かつC)濾液を場
合によっては遠心分離することにより処理する方法に関
する。
この種の方法は、公知である〔ヨゼフ・ボッホ(Jos
ef Boch ) 、ルドルフ・ズッペレル(Rud
olf 5upperer )、”フエテリネルメデイ
ツイニツンエ・パラズイトロギー (Vet、erlnaermedizinische 
Paras上tologie)”、パウル−パーライ社
(Verlag Paul Parey 。
ベルリン及びハンブルグ在)刊、1983年〕。
この場合、大便試料は、パケット状の試料収容皿により
収容され、かつとにかく空の試料収容槽中に嵌込まれる
。引続き、試料収容槽は、実験室内に運ばれ、そこで開
かれ、大便試料は、第1の液体を含有する容器中に入れ
られ、かつ電気撹拌棒で強力に混合される。−ペットを
用いて懸濁液から試料容量は取出され、かつが−ゼを有
する、濾液容器上の濾過用漏斗中に注入される。濾液容
器は、場合によっては遠心分離される。
不快な場合によっては伝染性の試料ないしは試I+溶液
は、数回手によって1つの容器から他の容器中に導入さ
れる。
これとは異なり、この方法の実施を当事者にとって著し
く簡単で殆んど不快でないように行なうために、試料収
容場所で試料の添71D@に第1の液体を試料収容槽中
に注入し、実験室内で槽蓋を取外し、その位置で4体を
濾液容器と一緒に試料収容槽に取付け、この試料収容槽
を水平方向の軸線を中心に180°だけ回転させ、試料
を濾過し、場合によっては手で撮盪させることによって
補助し、場合によっては濾過容器を遠心分離機中に装入
することが提案されている。
本発明によれば、試料は収容直後に第1の液体中に分布
されるので、試料物質の瞬時の定着が得られ、したがっ
て重要な粒子の分解は、実験室で処理するまで阻止され
る。また、同時に、臭いの発生は阻止され、ならびに運
搬の間に試料収容槽の爆発をまねぎうるがスの発生は阻
止される。穿孔された試料収容皿を有する前記槽憲を使
用する場合には、既に試料収容槽を閉鎖することによっ
て強制的に第1の液体内で試料をある程度懸濁させるこ
とが得られる。この場合、懸濁された試料粒子が一定の
大きさを越えず、したがって大きい粒子の際に所定の樹
脂化の危険が取除かれることは保証されている。従って
、大便を含有する溶液を直接に一瞥しただけでも極めて
不快である、懸濁液を移し変えることは回避される。試
料液は、試料収容槽中でIjM体を載置するまで留めら
れ;濾過のため、4体を有する試料収容槽は、専ら水平
方向の軸線を中心+C180’だけ回転され、次いで振
@されなければならない。遠心分離が望ましい場合には
、このために濾液容器を直接に遠心分離機中に装入する
ことができる。引続き、液体を濾液容器中で検査するこ
とないしはフィルター中に留まる粒子を検査することは
、相当する当事者にとってもはや不快な印象と結び付か
ない。
ペースト状物質、殊に大便を処理する前記方法は、特に
穿孔した試料収容皿がペースト状物質の確実な微細分布
及び場合による粉砕に役に立つので、詳細に首記した、
本発明により構成された試料収容槽を用いて特に有利に
実施することができる。その上、再び試料収容槽内で強
力に混合することは、殊に濾過前に実験室内ですなわち
槽蓋を適当に取扱うことにより試料収容皿を数回槽内部
空間内で上下に運動させることによって達成することが
できる。この簡単に取扱うことができることを除いて、
最初に撹拌混入しかつ後に強力に混合するための、場合
によってはむしろ滅菌すべき補助手段(綿棒)は全く不
必要であるという利点が得られる。試料の収容は、直接
に試料皿により行なうことができる。最後に、環境の汚
染は、試料を第1の液体中に最初に懸濁させる場合にも
後に混合する場合にも気遣5恐れはない。これまで常用
の゛開放的なパ処理法に比して処理する人の負担(汚染
、溶剤蒸気)を最小に減少させる閉鎖された処理系が得
られる。物質を強力に混合させることによって方法の確
実性は上昇される。最後に、金属布フィルターないしは
プラスチック布フィルターを使用するために粒度に応じ
て粒子の正確な分離が得られる。大便中の寄生虫を濾別
するためには、150〜300μ、特に180〜220
μ、最高で約200μの目開きを有する布が使用される
。更に、フィルターは検査すべき寄生虫よりも大ぎいも
のを確実に留める。また、が−ゼフィルター又は紙フィ
ルターに比して明らかに減少された、部分的にはむしろ
無視しうる、濾材に対する寄生虫の付着のために、低い
寄生虫密度も確実に検出することができる。顕微鏡的診
断のため、全ての作業過程は、環境汚染又は大気汚染な
しに手で実施することができる。操作は、簡単で、殆ん
ど場所を必要としないので、大きい一連の検査(スクリ
ーニング)は、直ちに可能である。
運搬−処理容器及び貯蔵容器として使用可能な試料収容
槽と、載置可能な4体及び濾液容器との組合せは、前記
のMIFC−技術ならびに穿孔された試料収容皿を有す
る槽蓋の形成とは無関係に、共通に@濁液、殊に細菌、
ビールス、抗体、酵素又は基質を含有する懸濁液を1゛
・ど過するために使用することができる。処理するヒト
の負担(飛沫、溶剤蒸気)のない簡単な取扱いは、本発
明によれば、懸7’A液を試料収容槽中に注入し、4体
を1!!液容器と一緒に載置し、かつこの装置を水平方
向の軸線を中心に180°だけ回転させた後に濾過し、
場合によってはこの装置を手で振盪させることによって
補助するか又は遠心分離機中に装入することによって補
助することにより保証されている。布フィルター(プラ
スチック又は金属)の所定の孔径のために、所望の粒度
は、正確に互いに分解することができる。細菌及びビー
ルス(ないしはビールス粒子)を分離するためには、殊
に0.15〜0.45μ、最高で約0.2μの目開きが
選択される。
国際特許出願(PCT−A−WO83101194)か
ら、槽蓋に、横断面を本質的に占める篩ならびに槽底面
に向って開いている、皿壁中に開口を有する試料収容皿
を取付けることは公知である。
試料収容皿は、ホルダーにより篩に取付けられている。
これとは異なり、本発明の目的は、最も簡単な取扱いで
試料物質を液体中に極めて良好に分布させることを保証
する、この種の試料収容槽を準備することにある。特許
請求の範囲第24項により形成された試料収容皿は、試
料を捕集する機能以外になお試料物質を液体中に微細に
完全に分布させる機能を有する。このことは、第1に僧
をねじ締めする際にペースト状試料物質を実際に完全に
試料収容皿から押出し、実際に篩の目開きに横断面で相
当する微細な噴流(ジェット流)で押出すことによって
達成され、この場合には、ペースト状試料物質の種類に
応じて山による大きい物質粒子の粉砕も行なわれる。
γ見合に重要な相当する大きさの面積を有する、鉤止の
前記試料物質の流れの糸は、既に液体内で比較的微細な
試料物質の分布を形成する。更に、分布を改善するため
に、第2に皿壁から形成された篩は、槽蓋を適当に上下
に運動させることによって液体内で上下に運動させるこ
とができ、この場合再び個々の篩目及び環状間隙を介し
て試料物質と懸濁液とからの混合物は、微細な流れの糸
の形で運動し、したがって試料物質と懸濁液とを強力に
均一に微細に混合することが生じる。液体の非圧縮性及
び試料物質の流れの糸の微細度及び渦流のために、槽蓋
を昇降させると液体の1水標は、実際に完全に静止した
ままである。飛沫による環境の汚染の危険は無視するこ
とができる。
米国特許明細書第4062467号には、槽蓋及び槽蓋
に向って開いている試料収容皿を有する槽底面を有する
試料収容槽が示されている。
槽蓋に保持された試料収容皿及びそれに応じて補助手段
のない簡単な試料の受容れを有する上記種類の試料収容
槽とは異なり、前記米国特許明細書による試料収容槽の
場合には、特殊なスパチュラ等によりペースト状試料物
質を試料収容皿中になすらなければならず、このことは
、取扱いを困難にし、大便物質の場合には、患者による
試料受容れの不快感は、著しく高められる。棒に保持さ
れた、篩目を有するフラスコは蓋とは無関係に槽中に導
入することができるが、しかし試料収容皿の上縁部にま
で導入することができるにすぎない。従って、試料収容
皿中のペースト状試料物質は、フラスコによって全く得
ることができず、したがって本発明とは異なり、ペース
ト状試料物質は、篩状フラスコを圧し下げることによっ
て懸濁液を混合するため試料収容皿から篩状フラスコの
上の槽内部空間内に全く押出すことができない。前記米
国特許明細書によるフラスコは、滑り嵌めで槽中に嵌合
されており、これに反して本発明の場合には、皿壁の円
周縁部と槽側壁との間の環状間隙は、少なくとも隆起の
範囲内に設けられており、この隆起は、付710的に強
力な混合に役に立つ。最後に、本発明によれば、皿壁を
蓋に保持することにより、第1に必要とされる構成部材
の数の減少が得られ、第2に取扱う上での高められた確
実性が得られる。それというのも、蓋を閉じ、引続き再
び蓋を開ける際に収容皿からのペースト状試料物質の1
駆出及び懸濁液との混合が自動的に行なわれるからであ
る。
西ドイツ国特許公開公報第6218079号の記載から
、十分に高い速度で回転させることによって細胞の堆積
を回転子と皿との間の範囲内で相当する剪断力により破
壊する、皿中の回転子は公知である。回転子と皿との径
間は4 mmである。これとは異なり、本発明の場合に
は、篩目を有する試料収容皿の軸線方向の移動による混
合は、槽内で達成される。
実施例; 次に、本発明を好ましい実施例の図面につき詳説する: 第1図ないし第4図に示した試料収容槽10は、選択的
に、第1図及び第2図に認めることができる、試料収容
皿12を有する槽蓋14と一緒に使用することができる
か又は槽内容物を他の容器にあけることなしに第6図及
び第4図に相当して槽内容物を濾過するために4体16
と一緒に使用することができる。試料収容槽10は、中
空円筒状の槽側壁20及び槽底面22を有する。槽底面
22は、槽軸線22と同心的に配置された、槽内部空間
26かも見て凸の、本質的に球冠状の隆起28を有する
ように形成されている。棒30により槽蓋14と結合し
た試料収容皿12は、補足的に隆起28に対して湾曲し
ている。更に、棒30の長さは、第2図により槽蓋14
を完全にねじ固定した際に皿の内側32が全面で隆起2
8の上側34に接するように確定されている。帽子の形
に似た蓋14は、めねじ36を有し、このめねじは、槽
側壁20のおねじ38に槽開口40の範囲内でねじ固定
することができる。
試料収容皿12の皿壁42には、全壁にわたり分布して
0.5〜2mm、最善で約1羽の内径aを有する篩の目
44が設けられている。
試料を取るためには、へら等により試料を試料収容皿1
2中に塗り付けるか又は試料を直接に試料収容皿により
収容する。所定の試料収容皿の容積のために、定量的な
測定を実施することもできる。試料収容槽10中には、
定着媒体及び/又は運搬媒体として使用される第1の液
体46が予め充填されている。MIFC−技術を使用す
る場合には、第1の液体は、メルチオラートを添加した
ホルマリン−水−グリセリンからなる(チメロサール)
槽蓋14は、試料収容皿12と一緒に先に試料収容槽1
0上に載置され、この収容槽とねじ結合される。このね
じ込み過程の間、皿壁42は次第に隆起28に接近する
。槽壁20と、皿壁42の円周縁部50との間には、狭
い環状間隙52が値aを超えない間隙幅をもって形成さ
れている。この環状間隙のために、試料収容皿12が試
料収容槽10内で下向きに移動する際に第1の液体46
は、直ちに円周像部50の側を通って上向きに逃出する
ことかできる。しかし、試料物質32が槽底面22に達
し、かつ試料収容皿12がさらに下向きに移動される(
槽蓋14のねじ結合運動のため)と直ちにこの試料物質
は、圧縮され、篩目44及び第2図に明示した環状間隙
52から搾出される。第2図には、相当する流れを示す
小さい矢印がAで表わされている。篩の目開きa及び篩
目の数に相当して、多数の微細な試料物質の流れの糸(
噴流)が第1の液体46中に得られる。
この結果、第1の液体46中には、試料物質の微細な分
布が生じる。篩の目開きaよりも大きい試料物質の粒子
は、必要に応じてラムが重なり合うように押圧される部
材のような隆起28及び皿壁42の双方の間で圧し砕か
れ、したがってこの粒子は、最後に篩目44を介して逃
出することかできる。硬さのために圧し砕くことができ
ないような粒子は、皿壁42と隆起28との間に残留す
る。それにも拘らず、槽蓋14を完全にねじ固定するこ
とができ、ひいては試料収容槽を密閉することができる
ようにするために、皿壁42も棒30も弾性的で可撓性
に構成されている。このことは、この部分をポリエチレ
ンから完成させることによって達成される。また、選択
的または付jJO的に隆起28は弾性的で可撓性に構成
することもできる。
槽蓋14を単にねじ固定することによって、すなわち自
動的に試料物質を第1の液体46中に微細に分布させる
ことが達成される。試料物質を第1の液体46中に懸濁
させることは、引続き少し振盪することによってなお強
化することができる。必要な場合には、試料を受容れた
際又は後に実験室中で懸濁の程度は、簡単な方法でなお
、槽蓋14を上昇させかつ降下させることにより、試料
収容皿12を試料収容槽内で上下に運動させることによ
って高めることができる。篩目44の範囲内及び環状間
隙52の範囲内で渦流が形成されることにより、強力な
混合が得られる。付加的に、場合によっては殊に滅菌す
べき攪拌装置は、全く必要ではない。飛沫又は溶剤蒸気
によって環境が汚染させる危険は、著しく減少する。
試料収容槽10は、試料採取場所と実験室との間で運搬
容器として直接に使用することができる。第1の液体4
6は、試料物質の発酵を阻止し、したがって試料収容槽
の爆発を生じることがない。更に、第1の液体46は、
相当する試料物質の場合に臭いが発生することをも阻止
する。最後に、第1の液体は、試料物質の滅菌及び定着
にも役に立つことができる。
槽蓋14は、実験室内で取り外され、場合によっては第
2の液体、殊に有機溶剤(エーテル又はエチルアセテー
ト)又は着色剤(例えば、ルゴール液)が添加され、再
び試料収容槽を上下運動させることによって強力に混合
される。
ところで、引続く濾過のために第6図及び第4図に認め
ることができる4体16はねじ固定される。4体16は
、中空円筒状の濾過担体54を包含し、この濾過担体の
通路内には、2つの通路端部に対し距離をもって単層又
は多層のフィルター56が設けられている。中空円筒体
の軸線58の方向にフィルター56の両側には、それぞ
れねじ山60が4体16を試料収容槽10(おねじ38
)ないしは濾液容器18(おねじ62)と結合させるた
めに設けられている。
すなわち、濾液容器18は、4体16を試料収容槽10
にねじ込む前又はねじ込んだ後に4体16とねじ結合さ
せることができる。濾過担体16は、殊に簡単な方法で
、2つのそれぞれねじ山60を有するねじリングをフィ
ルター56を中間配置しながら相互に前面で接着させる
ことによって得ることができる。
次に、特殊なフィルター構造を第6図〜第8図につきな
お詳細に記載する。
部材10.16及び18を一緒にねじ固定した後、この
装置は、第4図による位置で水平方向の軸線を中心に1
80°回転される。更に、寄生虫を検出するためのMI
FC一方法の場合、この装置を垂直方向に振@させる(
約15秒間)と、懸濁液のほぼ半分が濾液として濾液容
器18中で得られる。残りの懸濁液を濾過することは、
簡単な方法で、装置(すなわち、試料収容槽10)の上
端を掴み、2、ろ回下向きに振盪させる(水銀体温計の
水銀柱を振り戻すときのように)ことによって達成され
る。今や全部の濾過した懸濁液は、4夜容器18中に存
在する。更に、送達容器として使用される試料収容槽1
0は取り外すことができ;フィルター56上に沈殿した
粒子は、隔離して検査することができる。更に、濾液容
器18中の濾過した懸濁液は、適当な検査に供給するこ
とができる。寄生生学に対するMIFC一方法の場合、
遠心分離機が全く存在しない際には、懸濁液は約12〜
24時間放置させる。遠心分離機が存在する場合には、
濾液容器18を直接に遠心分離機中に装入しかつ遠心分
離することができる。この場合、双方の場合に液体層が
濾液容器18中で得られる。MIFC一方法の場合には
、下向きに円錐形に縮少する濾液容器18内の最下層が
専ら重要である。その上にある層は、注意深くデカンチ
ー7ヨンされる。またこの場合に重要な最下層を間違っ
て逃出させてしまうことを阻止するか、又は少なくとも
困難にするために、容器内面64は、少なくとも先端部
66の範囲内で粗面化されており及び/又は容器内面6
4への試料物質ないしは濾液の付着を改善する被膜が設
けられている。特に、珪酸塩−被膜68が有効であるこ
とが証明された。
今や、残留する最下層は詳細に検査される。
このために、この層の1滴はオブゼクトスライド上に施
こされ、ガラス蓋が載置され、かつ顕微鏡検査される。
第5図に表わした、試料収容槽の第2の実施態様の場合
、機能が第1図〜第4図による実施態様の場合の機能に
相当するような構成部材はそれぞれ数100だけを増し
た、同じ参照符号を有する。従って、110で表わした
試料収容槽は、第1の実施態様とは異なりめねじ138
を有し、このめねじ中には、それに相応しておねじ13
6を有する槽蓋114をねじ固定することができる。し
かし、第1の実施態様との主な差は、試料収容皿112
の異なる形状及びそれに応じて隆起128にある。この
試料収容皿は、槽の軸線124に対して半径方向に円形
の皿底面170を有し、この皿底面には、篩目144が
形成されている。皿底面170の円周、縁部から中空円
筒状の皿側壁172は出発する。
それに応じて、このために補足的に形成された隆起12
8は、隆起底面174及び中空円筒状の隆起側壁116
を有し、この隆起の外径すは皿側壁1γ2の内径にほぼ
相当する。皿側壁172の外周と、槽(llI11壁1
20壁内20の間には、試料収容皿112を下向きに移
動させた際に液体146を渦動させるため、例えば、約
1.5mmの大分に大きい間隙が存在する。従って皿底
面170と皿側壁172によって包囲された試料収容空
間178は、円筒状である。最後に、試料収容皿112
を試料収容槽110中に移動させる場合には、皿側壁1
γ2は、隆起側壁176との接触を生じる。隆起128
は、引続き皿の種類に応じて試料収容皿112中に入り
込み、試料収容空間178内の試料物質を排除する。こ
の試料物質は、噴流状で篩目144を介して第1の液体
146中に押出される。蓋114を完全にねじ固定した
場合には、例えば小石のような粒子が皿底面を隆起底面
から相当する間隔をもって保持するのでなげれば、皿底
面170は、隆起底面174に全面で接する。
それにも拘らず、棒130は弾性で可撓性であるので、
槽蓋114は、完全に密閉してねじ固定することができ
る。
試料物質を試料収容槽110内でそれぞれの液体中に分
布させることを改善するためには、既に第1図及び第2
図につき記載したように、試料収容皿112を槽内部空
間126内で数回上下に移動させることができる。
本発明の図示してない実施態様の場合、試料収容皿を支
持するステムは、取り外すことができるように横窓と結
合しており、そのために槽蓋は、その内側にそれに応じ
て差込−有底孔を有することができる。
正確な篩構造は、第6図〜第8図から認められる。機能
が第1図〜第6図の場合の機能に相当する構成部材は、
それぞれ数200だけ増加した同じ参照符号を有する。
濾過担体216中には、片側から試料収容槽210がね
じ込まれ、他の側から濾液容器218がねじ固定されて
いる。更に、記載すべき実施例の場合には、濾液容器2
18及び試料収容槽210は、同様に先細になる形を有
する。それというのも、本発明による濾過は、それが殊
にMIFC−技術でそれに相応し℃構成された試料収容
槽を用いて特に有利に実施可能であるのだけれども、閉
鎖された系内で試料懸濁液とは無関係に相応して構成さ
れた試料収容槽及び槽蓋(隆起ないしは試料収容皿)を
用いて実施することもできるからである。
フィルター256は、全体で6層である。支持篩280
上には、主フィルター282が続き引続き前フィルター
284が続く。層の少なくとも1つ、最高には全部の層
は、それぞれ布製篩によって、すなわち布状で相互に交
叉する紡織繊維又は糸を有する篩から形成されている。
第8図には、平行に互いに存在する第1の糸286が第
2の糸288と直角に交叉することが示されている。前
後に連続せる糸の間の目開きCは、それぞれの位置(支
持篩ないしは主フィルターないしは前フィルター)及び
所望のまさになお篩うべき粒度に相応して確定されてい
る。すなわち、例えば細菌、ビールス、酵素及び基質か
ら大きい寄生物を濾別するためには、次の目・開きが選
択される:支持@20〜100μ;主フィルター3〜5
μ:前フィルター20〜100μ。細菌及び胞子から大
きい粒子を分離するために、目開きCには、次の値が選
択される:支持篩2,0〜100μ;主フィルター0.
15〜0.45μ;前フィルター5〜20μ。
金属及び/又はプラスチックフィラメントないしはプラ
スチック糸から形成された紡織繊維は、フィルターの側
を通過する粒子がフィルターに付着することを阻止する
。また、布構造のために高い分離精度が得られる(布製
篩の場合に目開きの僅かなパランキ)。
6つの層280,282,284を一緒に保持し、その
上部材210.216.218の一緒にねじ固定された
装置から液体が流出することを阻止するために、6層の
フィルター256の両側には、それぞれQ + IJン
グ290が装入されており、この0−リングは、第7図
によれば、矩形断面を有する。それぞれリング290の
外周は、中空円筒状の濾過担体254の内周に接する。
6層のフィルター256からそれぞれ背反しているリン
グの前面には、濾液容器218ないしは試料収容槽21
0が押圧されている。多層フィルター256は、濾過担
体216を相当するフィルターの選択によって種々の用
途に適合させることができるために、交換できるように
構成させることができる。
第6図による装置の取扱いは、第3図及び第4図による
装置の取扱いに相当する。すなわち濾過すべき懸濁液を
有する試料収容槽210上には、濾過担体216を濾液
容器218と一緒にねじ固定することができ、引続き水
平方向の軸を中心に180°だけ回転させることができ
る。
引続き濾過は、第6図による装置を振盪させるか振るか
又は遠心分離することによって補助されることができる
。完全に密閉された系のために、汚染の危険(飛沫、溶
剤蒸気等)は除去される。また、全ての臭いが留まるこ
とは問題にならない。例えば、大便試料のように不快な
感じを励起させる物質の処理は、前記方法で本質的に快
適になる。
本発明による濾過装置は、全ての液状懸濁液又は溶剤を
迅速に清浄化するか又は滅菌濾過するのに適当であり、
この場合試料物質に対する重大な損失は全く起こらない
。本発明による濾過装置には、直接に運搬容器ないしは
処理槽ないしは貯蔵容器を使用することができる。それ
というのも、専ら濾過担体は、濾液容器と一緒に常法で
、例えばねじ固定することによって載置することができ
るからである。濾過法は、例えばHPLCのように敏感
なりロマトグラフィー系の場合に免疫学、分子生物学、
細胞生物学、細菌学、ビールス学等の範囲内で使用する
のに適当である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、槽蓋を載置する前の試料収容槽の第1の本発
明による実施態様を示す縦断面図、第2図は、載置した
槽蓋を有する第1図による装置を示す縦断面図、第6図
は、濾体及び濾液容器を載置する前の第1図及び第2図
による試料収容槽を示す縦断面図、第4図は、濾体及び
濾液容器が設けられた、濾過のために使用される第6図
による試料収容槽を示す縦断面図、第5図は、部分的に
ねじ込まれた槽蓋を有する試料収容槽の第2の実施態様
を示す縦断面図、第6図は、第4図と同様に濾過装置を
示す縦断面図、第7図は、第6図中のAの部分を詳細に
示す縦断面図、又は第8図は(第6図及び第7図による
装置中に装入された濾布(第6図中の観察方向Bから見
て)を拡大して示す平面図である。 10.110,210・・・試料収容槽、12゜112
・・・試料収容皿、14,114・・・槽蓋、16.2
16・・・濾体、18.218・・・濾液容器、20・
・・槽側壁、22・・・槽底面、26,126・・・槽
内部空間、28,128・・・隆起、30,130・・
・棒状ホルダー、32・・・皿内面、34・・・隆起の
上面、42,170,172・・・皿壁、44゜144
・・・篩目、50・・・円周縁部、54,254・・・
中空円筒状濾過担体、56.256・・・単層又は多層
フィルター、58・・・中空円筒体軸線、60・・・ね
じ山、64・・・容器内面、66・・・容器底部、68
・・・珪酸塩被膜、280・・・支持篩、282・・・
主フィルター,284・・・前フィルター、290・・
・0−リング、a・・・篩の目開き。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、槽蓋に取付けた、槽底面に向って開いている試料収
    容皿を槽内部空間内に有する、液体中、殊に懸濁液中に
    分布すべきペースト状試料物質用、殊に大便用の試料収
    容槽において、皿壁(42;170、172)が少なく
    とも部分的に篩目(44;144)を有し、槽底面(2
    2)及び隆起(28;128)が構成され、この隆起の
    槽内部空間(26;126)に対向せる上面(34)が
    本質的に皿内面(32)に対して補足的に形成されてお
    り、皿内面(32)が閉鎖された槽(10)の場合に隆
    起(28;128)の上面(34)に本質的に全面で接
    することを特徴とする、ペースト状試料物質用の試料収
    容槽。 2、皿壁(42)の隆起側の篩目端縁が鋭く尖つている
    、特許請求の範囲第1項記載の試料収容槽。 3、大便試料の場合に篩目が約0.5〜2mm、特に約
    1mmの内径(a)を有する、特許請求の範囲第1項又
    は第2項に記載の試料収容槽。 4、試料収容皿(12;112)が槽蓋(14;114
    )に蓋の方向に向って可撓性に保持されている特許請求
    の範囲第1項から第3項までのいずれか1項に記載の試
    料収容槽。 5、皿壁(42)及び/又は隆起が可撓性に構成されて
    いる、特許請求の範囲第1項から第4項までのいずれか
    1項に記載の試料収容槽。 6、試料収容皿(12)のための槽蓋(14;114)
    に付いた有利に棒状のホルダー (30;130)及び/又は皿壁(42)及び/又は隆
    起(28)がポリエチレンで構成されている、特許請求
    の範囲第4項又は第5項に記載の試料収容槽。 7、皿壁(42)が本質的に球冠状に湾曲している、特
    許請求の範囲第1項から第6項までのいずれか1項に記
    載の試料収容槽。 8、皿壁が篩目(144)を有する皿底面 (170)と、皿底面(170)から出発する、本質的
    に中空円筒状の皿側壁(172)とによって形成されて
    いる、特許請求の範囲第1項から第6項までのいずれか
    1項に記載の試料収容槽。 9、槽蓋(14;114)を試料収容槽(10;110
    )上に載置する場合には、遅くとも隆起(28;128
    )が試料収容皿(12; 112)中に侵入する際に皿壁(42)の周縁部(50
    )が隆起(128)及び/又は槽側壁(20)に本質的
    に密閉されるように接しているか又は隆起(128)な
    いしは槽側壁(20)に対して篩目の内径(a)を本質
    的に越えない距離を維持している、特許請求の範囲第1
    項から第8項までのいずれか1項に記載の試料収容槽。 10、試料収容槽(10;210)上に槽蓋(14)の
    代りに載置することができる、濾液容器(18;218
    )を有する濾体(16;216)を設けることができる
    、特許請求の範囲第1項から第9項までのいずれか1項
    に記載の試料収容槽。 11、濾体(16;216)が槽蓋(14)と同様に試
    料収容槽(10;210)と結合可能であり、場合によ
    ってはねじ固定可能である、特許請求の範囲第10項記
    載の試料収容槽。 12、濾体(16;216)を有する濾液容器(18;
    218)が槽蓋(14)と同様に試料収容槽(10)と
    結合可能であり、場合によってはねじ固定可能である、
    特許請求の範囲第11項記載の試料収容槽。 13、濾体(16;216)が本質的に中空円筒状の濾
    過担体(54;254)を包含し、この濾過担体の通路
    内には2つの通路端部に対し距離をもって単層又は多層
    のフィルター (56;256)が設けられており、濾体 (16;216)を試料収容槽(10;210)ないし
    は濾液容器(18;218)と結合させるために円筒体
    軸線(58)の方向にフィルターの両側でそれぞれねじ
    山(60)が設けられている、特許請求の範囲第10項
    から第12項までのいずれか1項に記載の試料収容槽。 14、濾過担体がそれぞれねじ山の1つを有するねじ込
    リングから形成され、このねじ込リングがフィルターの
    範囲内で相接して固定され、特に相互に接着されている
    、特許請求の範囲第13項記載の試料収容槽。 15、濾体(216)が支持篩(280)を有し、この
    支持篩の試料収容槽(210)に対向せる側には、主フ
    ィルター(282)及び有利に引続き前フィルター(2
    84)が配置されている、特許請求の範囲第10項から
    第14項までのいずれか1項に記載の試料収容槽。 16、支持篩(280)及び/又は主フィルター(28
    2)及び/又は前フィルター(284)が金属−又はプ
    ラスチック篩、有利に布篩によって形成されている、特
    許請求の範囲第 15項記載の試料収容槽。 17、試料収容槽(210)ないしは濾液容器(218
    )に対して濾体(216)を密閉するために少なくとも
    1つのO−リング(290)が設けられている、特許請
    求の範囲第10項から第16項までのいずれか1項に記
    載の試料収容槽。 18、容器内部空間が容器底部に向って場合により近似
    的に先細になる場合、容器内面(64)が少なくとも容
    器底部(66)の範囲内で粗面化されており及び/又は
    容器内面への試料物質ないしは試料濾液の付着を改善す
    る被膜、特に珪酸塩被膜(68)を有する、特許請求の
    範囲第10項から第17項までのいずれか1項に記載の
    試料収容槽。 19、液体又は液体及び固体を混合するための攪拌差込
    部材が設けられている場合、この攪拌差込部材が試料収
    容槽(10;110)中で上下に可動し、かつ槽断面を
    本質的に占める通過口を有する本質的に板状の渦動部材 (12;112)を有する、特許請求の範囲第1項から
    第18項までのいずれか1項に記載の試料収容槽。 20、ペースト状試料物質、殊に例えば大便のような伝
    染性物質を、この試料を第1の液体中、有利に定着溶液
    、最善でMIFC−溶液中に懸濁させ、この懸濁液を濾
    過し、かつこの濾液を場合によっては遠心分離すること
    により、殊に槽蓋に取付けた、槽底面に向って開いてい
    る試料収容皿を槽内部空間内に有する試料収容槽を用い
    て処理する方法において、試料収容場所で試料の添加前
    に第1の液体を試料収容槽中に注入し、実験室内で槽蓋
    を取外しその位置で濾体を濾液容器と一緒に試料収容槽
    に取付け、この試料収容槽を水平方向の軸線を中心に1
    80°だけ回転させ、試料を濾過し、有利に手で振盪さ
    せることによって補助し、場合によっては濾液容器を遠
    心分離機中に装入することを特徴とする、ペースト状試
    料物質を処理する方法。 21、それぞれの液体中での試料の微細分布を改善する
    ために試料収容皿を数回槽内で上下に運動させる、特許
    請求の範囲第20項記載の方法。 22、濾体の取付前に第2の液体、殊に溶剤、浮選剤又
    は着色剤を試料収容槽中に注入する、特許請求の範囲第
    20項又は第21項に記載の方法。 23、懸濁液、殊に細菌、ビールス、抗原、酵素又は基
    質を含有する懸濁液を、槽蓋に取付けた、槽底面に向っ
    て開いている試料収容皿を槽内部空間内に有する試料収
    容槽を用いて濾過する方法において、該懸濁液を試料収
    容槽中に注入し、濾体を濾液容器と一緒に載置しこの装
    置を水平方向の軸線を中心に180°だけ回転させた後
    に濾過し、場合によってはこの装置を手で振盪させるこ
    とによって補助するか又は遠心分離機中に装入すること
    によって補助することを特徴とする、懸濁液を濾過する
    方法。 24、槽断面を本質的に占める、0.5〜2mmの目開
    きを有する篩が取付けられかつ皿壁中に開口を有する、
    槽底面に向って開いている試料収容皿がホルダーを介し
    て取付けられている槽蓋を有する、液体中、殊に懸濁液
    中に分布させるべきペースト状試料物質、殊に大便のた
    めの試料収容槽において、該篩が皿壁 (42;170、172)によって形成され隆起(28
    ;128)を有する槽底面(22)が構成され、この隆
    起の槽内部空間(26;126)に対向せる上側(34
    )が本質的に皿内面(32)に対して補足的に形成され
    、皿内面(32)が槽(10)の密閉の際に隆起(28
    ;128)の上側に本質的に全面で接し、少なくとも皿
    壁の円周縁部と槽側壁 (20)との間の隆起(28;128)の範囲内で篩目
    の内径(a)を越えない間隙幅を有する環状間隙が形成
    されていることを特徴とする、ペースト状試料物質用の
    試料収容槽。
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