JPS62151408A - N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法 - Google Patents
N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法Info
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- JPS62151408A JPS62151408A JP29647885A JP29647885A JPS62151408A JP S62151408 A JPS62151408 A JP S62151408A JP 29647885 A JP29647885 A JP 29647885A JP 29647885 A JP29647885 A JP 29647885A JP S62151408 A JPS62151408 A JP S62151408A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド共重
合体の製法、詳しくは、無水マレイン酸と不飽和炭化水
素化合物とを共重合して得られた共重合体と、アミノフ
ェノールとを有機溶媒中で反応させて、上記共重合体を
変性させることにより、N−(ヒドロキシフェニル)マ
レイミド共重合体を製造する方法に関するものである。
合体の製法、詳しくは、無水マレイン酸と不飽和炭化水
素化合物とを共重合して得られた共重合体と、アミノフ
ェノールとを有機溶媒中で反応させて、上記共重合体を
変性させることにより、N−(ヒドロキシフェニル)マ
レイミド共重合体を製造する方法に関するものである。
本発明の製法で得られるN−(ヒドロキシフェニル)マ
レイミド共重合体は、ジメチルホルムアミド、シクロヘ
キサノン、テトラヒドロフラニ/、エチルセロソルブな
どの打機溶媒に可溶であるため、薄膜コーティング樹脂
として有用であり、またフェノール性水酸基を有するこ
とからアルカリ水溶液に可溶であるため、感光性樹脂等
のヘースポリマーとして有用であり、さらに耐熱性樹脂
としての広範囲な用途に利用することができる。
レイミド共重合体は、ジメチルホルムアミド、シクロヘ
キサノン、テトラヒドロフラニ/、エチルセロソルブな
どの打機溶媒に可溶であるため、薄膜コーティング樹脂
として有用であり、またフェノール性水酸基を有するこ
とからアルカリ水溶液に可溶であるため、感光性樹脂等
のヘースポリマーとして有用であり、さらに耐熱性樹脂
としての広範囲な用途に利用することができる。
N−(ヒドロキシフェニル)マレイミドを一成分とする
共重合体の製法としては、高分子化学、第26巻598
頁(1969年)に、水酸基がエステル化されたマレイ
ミドを経てエステル交換反応により合成したN−(p−
ヒドロキシフェニル)マレイミドモノマーとスチレンと
を共重合して、N−(p−ヒドロキシフェニル)マレイ
ミドに基づく構成単位がやや多いN−(p−ヒドロキシ
フェニル)マレイミド−スチレン共重合体ヲ合成する方
法が示され、また、第7回フオトボリマーコンフ7L/
ンス(SPE主催、於Ellenvi l le。
共重合体の製法としては、高分子化学、第26巻598
頁(1969年)に、水酸基がエステル化されたマレイ
ミドを経てエステル交換反応により合成したN−(p−
ヒドロキシフェニル)マレイミドモノマーとスチレンと
を共重合して、N−(p−ヒドロキシフェニル)マレイ
ミドに基づく構成単位がやや多いN−(p−ヒドロキシ
フェニル)マレイミド−スチレン共重合体ヲ合成する方
法が示され、また、第7回フオトボリマーコンフ7L/
ンス(SPE主催、於Ellenvi l le。
N、Y、)予稿集35頁(19B5年)に、パラ位の水
酸基がエステル化されたN−(p−アセトキシフェニル
)マレイミドモノマーとスチレンとヲ共重合し、その後
、エステル交換反応する、N−(p−ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド−スチレン共重合体(組成比1:1)の
合成法が示されている。
酸基がエステル化されたN−(p−アセトキシフェニル
)マレイミドモノマーとスチレンとヲ共重合し、その後
、エステル交換反応する、N−(p−ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド−スチレン共重合体(組成比1:1)の
合成法が示されている。
上記の従来公知のN −(p−ヒドロキシフェニル)マ
レイミド−スチレン共重合体の製法においては、モノマ
ー又はポリマーの段階でエステル化された水酸基をエス
テル交換反応により水酸基にもどす工程が必要であるが
、それは、通常のイミド化合物の製法のみでは、上記の
N−(p−ヒドロキシフェニル)マレイミドモノマーな
どのように水酸基を存するイミド化合物を製造すること
ができないためである。
レイミド−スチレン共重合体の製法においては、モノマ
ー又はポリマーの段階でエステル化された水酸基をエス
テル交換反応により水酸基にもどす工程が必要であるが
、それは、通常のイミド化合物の製法のみでは、上記の
N−(p−ヒドロキシフェニル)マレイミドモノマーな
どのように水酸基を存するイミド化合物を製造すること
ができないためである。
−Cに、イミド化合物の製法としては、触媒としてピリ
ジン、トリエチルアミン、酢酸ナトリウムなどの塩基、
及び脱水剤として無水酢酸、無水プロピオン酸、無水安
息香酸などの酸無水物を用いて、アミノ化合物と無水マ
レイン酸などの酸無水物とを反応させる方法がよく知ら
れているが、この方法を、例えばアミノフェノールと無
水マレイン酸とのマレイミドモノマーの製造に適用する
と、アミンフェノールの水酸基がエステル化され、水酸
基を有するイミド化合物を高い収率で製造することがで
きない。
ジン、トリエチルアミン、酢酸ナトリウムなどの塩基、
及び脱水剤として無水酢酸、無水プロピオン酸、無水安
息香酸などの酸無水物を用いて、アミノ化合物と無水マ
レイン酸などの酸無水物とを反応させる方法がよく知ら
れているが、この方法を、例えばアミノフェノールと無
水マレイン酸とのマレイミドモノマーの製造に適用する
と、アミンフェノールの水酸基がエステル化され、水酸
基を有するイミド化合物を高い収率で製造することがで
きない。
そこで、従来公知のN−(1)−ヒドロキシフェニル)
マレイミド−スチレン共重合体の製法においては、モノ
マー又はポリマーの段階でエステル化された水酸基をエ
ステル交換反応により水酸基にもどすために、通常、例
えばベルギー特許第613801号明細書に開示されて
いる如き、水酸基がエステル化されたマレイミドのエス
テル交換反応の方法が採用されている。
マレイミド−スチレン共重合体の製法においては、モノ
マー又はポリマーの段階でエステル化された水酸基をエ
ステル交換反応により水酸基にもどすために、通常、例
えばベルギー特許第613801号明細書に開示されて
いる如き、水酸基がエステル化されたマレイミドのエス
テル交換反応の方法が採用されている。
前記の従来公知のN−(p−ヒドロキシフェニル)マレ
イミド−スチレン共重合体の製法は、前述した如くモノ
マー又はポリマーの段階でエステル化された水酸基をエ
ステル交換反応により水酸基にもどす工程が必要であり
、このエステル交換反応に長時間を要するため、経済性
等の点から工業的に非常に不利な方法であり、しかも、
アミノフェノールと無水マレイン酸とからマレイミドモ
ノマーを製造する際に無水マレイン酸の不飽和ニ重結合
がアミノフェノールにより攻撃されるため、該マレイミ
ドモノマーとスチレンとの共重合体を高収率で合成する
ことができないなどの問題がある。
イミド−スチレン共重合体の製法は、前述した如くモノ
マー又はポリマーの段階でエステル化された水酸基をエ
ステル交換反応により水酸基にもどす工程が必要であり
、このエステル交換反応に長時間を要するため、経済性
等の点から工業的に非常に不利な方法であり、しかも、
アミノフェノールと無水マレイン酸とからマレイミドモ
ノマーを製造する際に無水マレイン酸の不飽和ニ重結合
がアミノフェノールにより攻撃されるため、該マレイミ
ドモノマーとスチレンとの共重合体を高収率で合成する
ことができないなどの問題がある。
従って、本発明の目的は、N−(ヒドロキクフェニル)
マレイミド共重合体を、エステル交換反応工程を経ずに
水酸基を保持したまま極めて容易に、しかも高収率で合
成することができる、N−(ヒドロキシフェニル)マレ
イミド共重合体の製法を提供することにある。
マレイミド共重合体を、エステル交換反応工程を経ずに
水酸基を保持したまま極めて容易に、しかも高収率で合
成することができる、N−(ヒドロキシフェニル)マレ
イミド共重合体の製法を提供することにある。
本発明は、前記目的を、無水マレイン酸と不飽和炭化水
素化合物との共重合体と、アミノフェノールとを有ia
溶媒中で反応させて、 (式中、R1は了り−ル基、1〜16個の炭素原子を有
するアルキル基又はシクロアルキル基であり、R2は水
素又は低級アルキル基である。また、nと(1+m)と
の割合及びlと(jl十m)との割合は、それぞれ 好ましくは 12 +m 1 +mである。) で示される構成単位を有するN−(ヒドロキシフェニル
)マレイミド共重合体を得ることを特徴とするN−(ヒ
ドロキシフェニル)マレイミド共重合体の製法を提供す
ることにより達成したものである。
素化合物との共重合体と、アミノフェノールとを有ia
溶媒中で反応させて、 (式中、R1は了り−ル基、1〜16個の炭素原子を有
するアルキル基又はシクロアルキル基であり、R2は水
素又は低級アルキル基である。また、nと(1+m)と
の割合及びlと(jl十m)との割合は、それぞれ 好ましくは 12 +m 1 +mである。) で示される構成単位を有するN−(ヒドロキシフェニル
)マレイミド共重合体を得ることを特徴とするN−(ヒ
ドロキシフェニル)マレイミド共重合体の製法を提供す
ることにより達成したものである。
以下に本発明のN−(ヒドロキシフェニル)マレイミド
共重合体の製法について詳述する。
共重合体の製法について詳述する。
本発明の製法で用いられる無水マレイン酸と不飽和炭化
水素化合物との共重合体(以下、無水マレイン酸共重合
体という)は、 (式中、R1はアリール基、1〜16個の炭素原子を有
するアルキル基又はシクロアルキル基であり、R2は水
素又は低級アルキル基である。また、aとbとの割合は
、0.01 <□≦10、好ましくは0.1〈□≦5で
ある。) で示される構成単位を有する共重合体であり、適当な上
記不飽和炭化水素化合物としては、例えば、スチレン、
α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、イソブチレン
、3−メチルブテン−11ヘキセン−1,ビニルシクロ
ヘキセンなどを挙げることができる。
水素化合物との共重合体(以下、無水マレイン酸共重合
体という)は、 (式中、R1はアリール基、1〜16個の炭素原子を有
するアルキル基又はシクロアルキル基であり、R2は水
素又は低級アルキル基である。また、aとbとの割合は
、0.01 <□≦10、好ましくは0.1〈□≦5で
ある。) で示される構成単位を有する共重合体であり、適当な上
記不飽和炭化水素化合物としては、例えば、スチレン、
α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、イソブチレン
、3−メチルブテン−11ヘキセン−1,ビニルシクロ
ヘキセンなどを挙げることができる。
上記無水マレイン酸共重合体において、上記式(IV)
で示される構成単位と上記式(V)で示される構成単位
の割合(b/a)は、目的とするN−(ヒドロキシフェ
ニル)マレイミド共重合体における前記式(+)及び前
記式(II)でそれぞれ示される構成単位と前記式([
[[)で示される構成単位の割合(n/ (ffi+m
))と同一である。この割合が10を超えると、不飽和
炭化水素化合物のホモポリマーと殆ど変わらない性質と
なり、耐熱性がなく、また感光性ポリマーのヘースボリ
マーとしても使用できないようなN(ヒドロキンフェニ
ル)マレイミド共重合体しか製造できないので適当では
ない。また、上記b/、3の割合が余り小さくなると、
N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド共重合体の被膜
が弱くなった1′)!lil!<なったりするので適当
ではない。
で示される構成単位と上記式(V)で示される構成単位
の割合(b/a)は、目的とするN−(ヒドロキシフェ
ニル)マレイミド共重合体における前記式(+)及び前
記式(II)でそれぞれ示される構成単位と前記式([
[[)で示される構成単位の割合(n/ (ffi+m
))と同一である。この割合が10を超えると、不飽和
炭化水素化合物のホモポリマーと殆ど変わらない性質と
なり、耐熱性がなく、また感光性ポリマーのヘースボリ
マーとしても使用できないようなN(ヒドロキンフェニ
ル)マレイミド共重合体しか製造できないので適当では
ない。また、上記b/、3の割合が余り小さくなると、
N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド共重合体の被膜
が弱くなった1′)!lil!<なったりするので適当
ではない。
また、上記無水マレイン酸共重合体としては、数平均分
子l(Mn)が1,000〜500,000のものを用
いることが好ましい。
子l(Mn)が1,000〜500,000のものを用
いることが好ましい。
また、本発明の方法で用いられるアミノフェノールとし
ては、例えば、0−アミノフェノール、m−7ミノフエ
ノール、p−7ミノフエノールなどを挙げることができ
る。
ては、例えば、0−アミノフェノール、m−7ミノフエ
ノール、p−7ミノフエノールなどを挙げることができ
る。
上記無水マレイン酸共重合体と上記アミノフェノールと
の使用比率は、無水マレイン酸共重合体中の無水マレイ
ン酸成分〔前記式(TV)で示される構成栄位〕 1モ
ルに対して、好ましくはアミンフェノール10七ル以下
、さらに好ましくは2モル以下である。
の使用比率は、無水マレイン酸共重合体中の無水マレイ
ン酸成分〔前記式(TV)で示される構成栄位〕 1モ
ルに対して、好ましくはアミンフェノール10七ル以下
、さらに好ましくは2モル以下である。
また、本発明で反応溶媒として用いられる有機溶媒とし
ては、種々の極性溶媒を使用することができ、具体的に
はジメチルホルムアミド、ジメチルホルホキンド、N−
メチル−2−ピロリドン、ヘキザメチレンホスボルアミ
ド、シクロヘキサノンなどを挙げることができる。
ては、種々の極性溶媒を使用することができ、具体的に
はジメチルホルムアミド、ジメチルホルホキンド、N−
メチル−2−ピロリドン、ヘキザメチレンホスボルアミ
ド、シクロヘキサノンなどを挙げることができる。
上記有機溶媒の使用量は、用いる無水マレイン酸共重合
体の分子量や溶媒への溶解度などにより異なるが、無水
マレイン酸共重合体10gに対して、通常10〜200
m1、好ましくは20〜10Qmlである。
体の分子量や溶媒への溶解度などにより異なるが、無水
マレイン酸共重合体10gに対して、通常10〜200
m1、好ましくは20〜10Qmlである。
而して、本発明の製法の好ましい実施態様としては、例
えば、 (1)無水マレイン酸共重合体とアミンフェノールとを
ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中、40〜150
℃、好まり、 <は50〜100°Cの反応温度で1〜
20時間反応さセで、無水マレイン酸成分の一部または
全部をN−(ヒドロキンフェニル)マレアミック酸成分
に変化させた後、第3級アミン触媒を添加し、さらに環
化脱水で生成した水を除去するためのトルエン、キシレ
ンなどの共沸溶媒を添加し、80〜200°C1好まし
くは100〜150℃の反応温度で1〜20時間環化脱
水反応して、N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド共
重合体を得る方法、 (21m 水マレイン酸共重合体とアミノフェノールと
をジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中、第3級アミ
ン触媒の存在下40〜150°C1好ましくは50〜1
00 ’Cの反応温度で1〜20時間反応さゼ、次いで
トルエン、キシレンなどの共沸溶媒を添加し、80〜2
00°C5好ましくは100℃〜150℃の反応温度で
1〜20時間反応させて、無水マレイン酸成分の一部ま
たは全部を、N−(ヒドロキンフェニル)マレアミック
酸ヲ経て環化脱水反応して、N−(ヒドロキノフェニル
)マレイミド共重合体を得る方法、及び、(31無水マ
レイン酸共重合体とアミンフェノールとを、;メチルホ
ルムアミドなどの有R?u媒中、第3級アミン触媒と1
−ルエン、キシレンなどの共沸溶媒の存在下80〜20
0℃、好ましくは100℃〜150°Cの反応温度で1
〜20時間反応させて無水マレイン酸成分の一部または
全部を、N−(ヒドロキシフェニル)マレアミックM’
cMて環化脱水反応して、N−(ヒドロキシフェニル)
マレイミド共重合体を得る方法 などを挙げることができる。
えば、 (1)無水マレイン酸共重合体とアミンフェノールとを
ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中、40〜150
℃、好まり、 <は50〜100°Cの反応温度で1〜
20時間反応さセで、無水マレイン酸成分の一部または
全部をN−(ヒドロキンフェニル)マレアミック酸成分
に変化させた後、第3級アミン触媒を添加し、さらに環
化脱水で生成した水を除去するためのトルエン、キシレ
ンなどの共沸溶媒を添加し、80〜200°C1好まし
くは100〜150℃の反応温度で1〜20時間環化脱
水反応して、N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド共
重合体を得る方法、 (21m 水マレイン酸共重合体とアミノフェノールと
をジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中、第3級アミ
ン触媒の存在下40〜150°C1好ましくは50〜1
00 ’Cの反応温度で1〜20時間反応さゼ、次いで
トルエン、キシレンなどの共沸溶媒を添加し、80〜2
00°C5好ましくは100℃〜150℃の反応温度で
1〜20時間反応させて、無水マレイン酸成分の一部ま
たは全部を、N−(ヒドロキンフェニル)マレアミック
酸ヲ経て環化脱水反応して、N−(ヒドロキノフェニル
)マレイミド共重合体を得る方法、及び、(31無水マ
レイン酸共重合体とアミンフェノールとを、;メチルホ
ルムアミドなどの有R?u媒中、第3級アミン触媒と1
−ルエン、キシレンなどの共沸溶媒の存在下80〜20
0℃、好ましくは100℃〜150°Cの反応温度で1
〜20時間反応させて無水マレイン酸成分の一部または
全部を、N−(ヒドロキシフェニル)マレアミックM’
cMて環化脱水反応して、N−(ヒドロキシフェニル)
マレイミド共重合体を得る方法 などを挙げることができる。
なお、上記実施態様(1)〜(3)のいずれの方法にお
いても、環化脱水反応時、共沸溶媒を使用せず100〜
200°Cの反応温度で生成した水を除去することがで
き、また窒素ガスの/AL通により効果的に脱水反応を
行うことができる。
いても、環化脱水反応時、共沸溶媒を使用せず100〜
200°Cの反応温度で生成した水を除去することがで
き、また窒素ガスの/AL通により効果的に脱水反応を
行うことができる。
−F記の無水マレイン酸共重合体とアミノフェノールと
の反応において使用される第3級アミン触媒としては、
例えば、トリエチルアミ/、トリーn−プロピルアミン
、トリーローブチルアミン、トリー!〜ブチルアミン、
1.1j−n−ペンチルアミン、トリーn−一・キソル
アミン、トリーn−オクチルアミン、ピリジン、N−エ
チルモルホリン、N−ジメチルヘンシルアミン、イソキ
ノリンなどを挙げることができる。
の反応において使用される第3級アミン触媒としては、
例えば、トリエチルアミ/、トリーn−プロピルアミン
、トリーローブチルアミン、トリー!〜ブチルアミン、
1.1j−n−ペンチルアミン、トリーn−一・キソル
アミン、トリーn−オクチルアミン、ピリジン、N−エ
チルモルホリン、N−ジメチルヘンシルアミン、イソキ
ノリンなどを挙げることができる。
これらの第3級アミン触媒の使用量は、無水マレイン酸
共重合体中の無水マレイン酸成分1モルに対して、0.
01〜2モル、特に0.1−1モルとすることが好まし
い。
共重合体中の無水マレイン酸成分1モルに対して、0.
01〜2モル、特に0.1−1モルとすることが好まし
い。
また、上記の環化脱水反応において生成した水を除去す
るために使用される共沸溶媒としては、ヘンゼン、トル
エン、キシレンなどを挙げることができる。
るために使用される共沸溶媒としては、ヘンゼン、トル
エン、キシレンなどを挙げることができる。
これらの共沸溶剤の使用量は、無水マレイン酸共重合体
中の無水マレイン酸成分とアミノフェノールとが反応し
て生成したN−(ヒドロキシフェニル)マレアミック酸
成分1モルから水1モルが生成するため、該生成水を共
沸除去するに足る量であればよく、通常、共沸除去され
た水と分離し、還流して使用することが好ましく、反応
溶媒と共沸溶媒の容積比は好ましくは1:1以下、さら
に好ましくは1:0.5以下である。
中の無水マレイン酸成分とアミノフェノールとが反応し
て生成したN−(ヒドロキシフェニル)マレアミック酸
成分1モルから水1モルが生成するため、該生成水を共
沸除去するに足る量であればよく、通常、共沸除去され
た水と分離し、還流して使用することが好ましく、反応
溶媒と共沸溶媒の容積比は好ましくは1:1以下、さら
に好ましくは1:0.5以下である。
上記共沸溶剤は、反応の進行に合わせて必要量を数回に
分別添加するか、水を共沸除去しなからぶ流させればよ
い。
分別添加するか、水を共沸除去しなからぶ流させればよ
い。
本発明の製法において、前記実施態様(1)及び(2)
の場合のように無水マレイン酸共重合体とアミノフェノ
ールとの反応を2段階で行う場合、無水マレイン酸共重
合体とアミノフェノールの反応によ1’JN−(ヒドロ
キシフェニル)マレアミック酸の共重合体を生成する第
1段目の反応の反応温度は、40〜150°Cの範囲、
特に50〜100℃の範囲にするのが好ましい。40℃
未満では反応速度が極めて小さく、はとんど反応は進行
せず、また150℃を超えると、一部生成したN−(ヒ
ドロキシフェニル)マレアミック酸の環化脱水により生
じた水が未反応の無水環と反応しやすく、また水酸基に
よる副反応も生じやすく、好ましくない。
の場合のように無水マレイン酸共重合体とアミノフェノ
ールとの反応を2段階で行う場合、無水マレイン酸共重
合体とアミノフェノールの反応によ1’JN−(ヒドロ
キシフェニル)マレアミック酸の共重合体を生成する第
1段目の反応の反応温度は、40〜150°Cの範囲、
特に50〜100℃の範囲にするのが好ましい。40℃
未満では反応速度が極めて小さく、はとんど反応は進行
せず、また150℃を超えると、一部生成したN−(ヒ
ドロキシフェニル)マレアミック酸の環化脱水により生
じた水が未反応の無水環と反応しやすく、また水酸基に
よる副反応も生じやすく、好ましくない。
また、N−(ヒドロキシフェニル)マレアミック酸の共
重合体を環化脱水する第2段目の反応の反応温度、及び
前記実施態様(3)の場合のように無水マレイン酸共重
合体とアミノフェノールとの反応を第3級アミンと脱水
のための共沸溶媒の存在下に1段階で行う場合の反応温
度は、それぞれ、80〜200℃の範囲、特に100〜
150℃の範囲にするのが好ましい。80℃未満では反
応速度が極めて小さく、はとんど反応は進まず、また2
00°Cを超えると、水酸基による副反応や分子間反応
が生じやすく好ましくない。
重合体を環化脱水する第2段目の反応の反応温度、及び
前記実施態様(3)の場合のように無水マレイン酸共重
合体とアミノフェノールとの反応を第3級アミンと脱水
のための共沸溶媒の存在下に1段階で行う場合の反応温
度は、それぞれ、80〜200℃の範囲、特に100〜
150℃の範囲にするのが好ましい。80℃未満では反
応速度が極めて小さく、はとんど反応は進まず、また2
00°Cを超えると、水酸基による副反応や分子間反応
が生じやすく好ましくない。
また、本発明の製法において、無水マレイン酸共重合体
とアミノフェノールとの反応時間は、反応温度、アミノ
フェノールの使用量、及び目的とする反応率〔無水マレ
イン酸共重合体中の無水マレイン酸成分のN−(ヒドロ
キシフェニル)マレイミドへの変性率〕などにより異な
るが、通常、N−(ヒドロキシフェニル)マレ7ミノク
酸の共重合体を生成する第1段目の反応では1〜20時
間、該共重合体を環化脱水反応する第2段目の反応では
1〜20時間とするとよい。
とアミノフェノールとの反応時間は、反応温度、アミノ
フェノールの使用量、及び目的とする反応率〔無水マレ
イン酸共重合体中の無水マレイン酸成分のN−(ヒドロ
キシフェニル)マレイミドへの変性率〕などにより異な
るが、通常、N−(ヒドロキシフェニル)マレ7ミノク
酸の共重合体を生成する第1段目の反応では1〜20時
間、該共重合体を環化脱水反応する第2段目の反応では
1〜20時間とするとよい。
また、第3級アミンと共沸溶媒の存在下、1段で反応を
行う場合の反応時間は、通常、1〜20時間とするとよ
い。
行う場合の反応時間は、通常、1〜20時間とするとよ
い。
本発明の製法において、目的とするN−(ヒドロキシフ
ェニル)マレイミド共重合体のN−1ドロキシフエニル
)マレイミドの構成単位の含有率のコントロールは、ア
ミノフェノールの使用量、反応温度及び反応時間を適宜
選択することによって容易に行うことができる。
ェニル)マレイミド共重合体のN−1ドロキシフエニル
)マレイミドの構成単位の含有率のコントロールは、ア
ミノフェノールの使用量、反応温度及び反応時間を適宜
選択することによって容易に行うことができる。
反応終了後、反応溶液からのN−(ヒドロキシフェニル
)マレイミド共重合体の回収は、例えば、水やエーテル
類などの不活性溶剤を用いてポリマーを析出させること
により容易に行うことができる。
)マレイミド共重合体の回収は、例えば、水やエーテル
類などの不活性溶剤を用いてポリマーを析出させること
により容易に行うことができる。
上述の如くして得られる本発明のN−(ヒドロキシフェ
ニル)マレイミド共重合体は、ジメチルホルムアミド、
シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、エチルセロソ
ルフ゛などの打機ン容媒に可l容であるため、? Nf
l、コーティング樹脂として有用であり、またフェノー
ル性水9iを存することからアルカリ水溶液に可溶であ
るため、感光性樹脂等のヘースボリマーとして有用であ
り、さらに耐ツノタ性樹脂としての広範囲な用途に利用
することができる。
ニル)マレイミド共重合体は、ジメチルホルムアミド、
シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、エチルセロソ
ルフ゛などの打機ン容媒に可l容であるため、? Nf
l、コーティング樹脂として有用であり、またフェノー
ル性水9iを存することからアルカリ水溶液に可溶であ
るため、感光性樹脂等のヘースボリマーとして有用であ
り、さらに耐ツノタ性樹脂としての広範囲な用途に利用
することができる。
以下に本発明の実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説
明する。なお、下記の実施例において、無水マレイン酸
共重合体中の無水マレイン酸成分のN−(ヒドロキシフ
ェニル)マレイミドへの変性率は、元素分析の窒素全量
を求め、無水マレイン酸共重合体中の無水マレイン酸成
分に対する割合〔即ち、−X 100 )で示した。ま
た、l 十m 赤外吸収スペクトルはKBr錠剤法により、数平均分子
量(Mn)はテトラヒドロフランを溶媒としてGPC法
により、標準ポリスチレンの検量線により求めたポリス
チレン換算の値である。また、ガラス転移温度(Tg)
はデュポン990熱分析装置DSCにより測定した。
明する。なお、下記の実施例において、無水マレイン酸
共重合体中の無水マレイン酸成分のN−(ヒドロキシフ
ェニル)マレイミドへの変性率は、元素分析の窒素全量
を求め、無水マレイン酸共重合体中の無水マレイン酸成
分に対する割合〔即ち、−X 100 )で示した。ま
た、l 十m 赤外吸収スペクトルはKBr錠剤法により、数平均分子
量(Mn)はテトラヒドロフランを溶媒としてGPC法
により、標準ポリスチレンの検量線により求めたポリス
チレン換算の値である。また、ガラス転移温度(Tg)
はデュポン990熱分析装置DSCにより測定した。
実施例1
攪拌機、温度計、水分定量受器及び窒素導入管を備えた
200m1容量の4つ目フラスコに無水マレイン酸−イ
ソブチレン共重合体(共重合比1:1、クラレイソブレ
ンケミカル社製の商品名イソハンー04)]Ogと脱水
ジメチルホルムアミド5Qmlを入れ、攪1牢してン容
解した後、p−アミノフェノール14.2 gを添加し
て78解させ、第1段反応として80℃で撹拌下に9時
間反応させ、N−(p−ヒドロキンフェニル)マレアミ
ック酸共重合体を生成し、次いで、第2段反応として、
トリーローブチルアミン7gとトルエン15m1を加え
、140℃で窒素ガスを通じながら環化脱水反応で生じ
た水をトルエンと共沸させて反応系外へ取り出しながら
1時間後にトルエンlomlを添加しその後は水分定量
受器からオーバーフローすることによりトルエンを還流
させて、環化脱水反応を8時間行った。
200m1容量の4つ目フラスコに無水マレイン酸−イ
ソブチレン共重合体(共重合比1:1、クラレイソブレ
ンケミカル社製の商品名イソハンー04)]Ogと脱水
ジメチルホルムアミド5Qmlを入れ、攪1牢してン容
解した後、p−アミノフェノール14.2 gを添加し
て78解させ、第1段反応として80℃で撹拌下に9時
間反応させ、N−(p−ヒドロキンフェニル)マレアミ
ック酸共重合体を生成し、次いで、第2段反応として、
トリーローブチルアミン7gとトルエン15m1を加え
、140℃で窒素ガスを通じながら環化脱水反応で生じ
た水をトルエンと共沸させて反応系外へ取り出しながら
1時間後にトルエンlomlを添加しその後は水分定量
受器からオーバーフローすることによりトルエンを還流
させて、環化脱水反応を8時間行った。
反応終了後、溶液の温度を40’C以下に冷却してから
、エチルエーテル300m1中へ添加し、ポリマーを析
出させた。静置後、上澄を除去し、析出したポリマーを
エチルエーテル200m1で洗浄後、THF 150m
lに溶解し、次いで該溶液をエチルエーテル700m1
中に徐々に滴下して粉末状のポリマーを析出させた。次
いで、酸ポリマーを日別し再度THF−エチルエーテル
による溶解、析出精製を行い、100℃で24時間真空
乾燥させ、N −(p−ヒドロキシフェニル)マレイミ
ド−イソブチレン共重合体を得た。
、エチルエーテル300m1中へ添加し、ポリマーを析
出させた。静置後、上澄を除去し、析出したポリマーを
エチルエーテル200m1で洗浄後、THF 150m
lに溶解し、次いで該溶液をエチルエーテル700m1
中に徐々に滴下して粉末状のポリマーを析出させた。次
いで、酸ポリマーを日別し再度THF−エチルエーテル
による溶解、析出精製を行い、100℃で24時間真空
乾燥させ、N −(p−ヒドロキシフェニル)マレイミ
ド−イソブチレン共重合体を得た。
ポリマー収量は15gであり、元素分析値は〔括弧内の
数値はイミド化100%の場合の理論値〕であり、無水
マレイン酸−イソブチレン共重合体の無水マレイン酸成
分の100%がN−(p−ヒドロキンフェニル)マレイ
ミド成分に変性されていた。また、Mnは42.400
、Tgは220”Cであった。
数値はイミド化100%の場合の理論値〕であり、無水
マレイン酸−イソブチレン共重合体の無水マレイン酸成
分の100%がN−(p−ヒドロキンフェニル)マレイ
ミド成分に変性されていた。また、Mnは42.400
、Tgは220”Cであった。
また、赤外吸収スペクトルは第1図に示した。
第1図に示す通り、3400cm”’にフェノール性O
H11700cI11−’にイミドのカルボニル基、8
30cm−’にパラ置換フェニル基が観察された。
H11700cI11−’にイミドのカルボニル基、8
30cm−’にパラ置換フェニル基が観察された。
実施例2及び3
撹拌機、温度計、水分定量受器及び窒素導入管を備えた
200m1容量の4つロフラスコに実施例1で用いたも
のと同様の無水マレイン酸−イソブチレン共重合体10
gと脱水ジメチルホルムアミド50m1を入れ、攪拌し
て溶解した後、下記表1に示す債のP−アミンフェノー
ルを添加して溶解させ、さらにトリーローブチルアミン
1,2gとトルエン15m1を加え、140℃で窒素ガ
スを通じながら環化脱水反応で生した水をトルエンと共
沸させて反応系外へ取り出しながら2時間後にトルエン
10m1を添加しその後は水分定量受器からオーバーフ
ローすることによりトルエンを還流させて4時間反応を
行わせた。
200m1容量の4つロフラスコに実施例1で用いたも
のと同様の無水マレイン酸−イソブチレン共重合体10
gと脱水ジメチルホルムアミド50m1を入れ、攪拌し
て溶解した後、下記表1に示す債のP−アミンフェノー
ルを添加して溶解させ、さらにトリーローブチルアミン
1,2gとトルエン15m1を加え、140℃で窒素ガ
スを通じながら環化脱水反応で生した水をトルエンと共
沸させて反応系外へ取り出しながら2時間後にトルエン
10m1を添加しその後は水分定量受器からオーバーフ
ローすることによりトルエンを還流させて4時間反応を
行わせた。
反応終了後、実施例1と同様に処理してN−(p−ヒド
ロキシフェニル)マレイミド−無水マレイン酸−イソブ
チレン共重合体をそれぞれ得た。
ロキシフェニル)マレイミド−無水マレイン酸−イソブ
チレン共重合体をそれぞれ得た。
これらの共重合体の取計及び各種物性の測定結果を下記
表1に示す。また、実施例2で得られた共重合体の赤外
吸収スペクトルを第2図に示す。
表1に示す。また、実施例2で得られた共重合体の赤外
吸収スペクトルを第2図に示す。
表 1
*1 p−アミノフェノールの使用N (g)実施例4
〜6 p−アミノフェノールをO−アミノフェノール又はm−
アミノフェノールに代え且つ下記表2に示す反応時間と
した以外は実施例1と同様にして、N−(o−ヒドロキ
シフェニル)マレイミド共重合体及びN−(m−ヒドロ
キシフェニル)マレイミド共重合体を得た。これらの共
重合体の収量及び各種物性の測定結果を下記表3に示す
。また、実施例4で得られたN−(0−ヒドロキシフェ
ニル)マレイミド−イソブチレン共重合体の赤外吸収ス
ペクトルを第3図に示す。第3図に示す通り、3400
cm−’にフェノール性OH,,1700cm−’にイ
ミドのカルボニル基、750cm−’にオルト置換フェ
ニル基が観察された。
〜6 p−アミノフェノールをO−アミノフェノール又はm−
アミノフェノールに代え且つ下記表2に示す反応時間と
した以外は実施例1と同様にして、N−(o−ヒドロキ
シフェニル)マレイミド共重合体及びN−(m−ヒドロ
キシフェニル)マレイミド共重合体を得た。これらの共
重合体の収量及び各種物性の測定結果を下記表3に示す
。また、実施例4で得られたN−(0−ヒドロキシフェ
ニル)マレイミド−イソブチレン共重合体の赤外吸収ス
ペクトルを第3図に示す。第3図に示す通り、3400
cm−’にフェノール性OH,,1700cm−’にイ
ミドのカルボニル基、750cm−’にオルト置換フェ
ニル基が観察された。
また、実施例6で得られたN−(m−ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド−イソブチレン共重合体は、赤外吸収ス
ペクトルにおいて、3400cm−’にフェノール性0
H11700cm−’にイミドのカルボニル基、690
cm−’にメタ置換フェニル基が観察された。
ル)マレイミド−イソブチレン共重合体は、赤外吸収ス
ペクトルにおいて、3400cm−’にフェノール性0
H11700cm−’にイミドのカルボニル基、690
cm−’にメタ置換フェニル基が観察された。
表2
表3
実施例7及び8
無水マレイン酸19.4 gとスチレン20.6 gを
メチJレエチ!レケトン200m1に?8解し、アソ゛
ビスイソブチロニトリル(ArBN)を0.65 g加
えて、窒素雰囲気下60℃で2時間重合を行った。
メチJレエチ!レケトン200m1に?8解し、アソ゛
ビスイソブチロニトリル(ArBN)を0.65 g加
えて、窒素雰囲気下60℃で2時間重合を行った。
重合後攪拌下、反応溶液をエチルエーテル500m1中
に滴下し、析出したポリマーを日別後、THE溶解−エ
チルエーテル析出を2回行って精製し、100 ’Cで
24時間真空乾燥させ、無水マレイン酸−スチレン共重
合体31.5gを得た。この共重合体は元素分析から共
重合比はほぼl:1であり、7nは55,400であっ
た。
に滴下し、析出したポリマーを日別後、THE溶解−エ
チルエーテル析出を2回行って精製し、100 ’Cで
24時間真空乾燥させ、無水マレイン酸−スチレン共重
合体31.5gを得た。この共重合体は元素分析から共
重合比はほぼl:1であり、7nは55,400であっ
た。
無水マレイン酸−イソブチレン共重合体を上記で合成し
た無水マレイン酸=スチレン共重合体に代えて、下記表
4に示す条件により実施例1の手順に従って反応を行い
、N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド−スチレン共
重合体をそれぞれ得た。これらの共重合体の収量及び各
種物性の測定結果を下記表5に示す。また、実施例8で
得られたN−(o−ヒドロキシフェニル)マレイミド−
スチレン共重合体の赤外吸収スペクトルを第4図に示す
。第4図に示す通り、3400cm−’にフェノール性
0H21700cm−’にイミドのカルボニル基、75
0cm−’にオルト置換フェニル基、700cn+−’
にスチレン成分のフェニル基が観察された。
た無水マレイン酸=スチレン共重合体に代えて、下記表
4に示す条件により実施例1の手順に従って反応を行い
、N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド−スチレン共
重合体をそれぞれ得た。これらの共重合体の収量及び各
種物性の測定結果を下記表5に示す。また、実施例8で
得られたN−(o−ヒドロキシフェニル)マレイミド−
スチレン共重合体の赤外吸収スペクトルを第4図に示す
。第4図に示す通り、3400cm−’にフェノール性
0H21700cm−’にイミドのカルボニル基、75
0cm−’にオルト置換フェニル基、700cn+−’
にスチレン成分のフェニル基が観察された。
表4
表5
*l 共重合比1:1の無水マレイン酸−スチレン共組
合体を100%イミド化変性した場合の元素分析の理論
値は、C73,7185,15N 4.78である。
合体を100%イミド化変性した場合の元素分析の理論
値は、C73,7185,15N 4.78である。
実施例9〜17
無水マレイン酸−スチレン共重合体として川原油化社製
の 商品名 SMA−1000(共重合比MA:5t=1:
1)S門A−2000(共重合比MA+5t=1:2)
SMA−3000(共重合比MA:St=] :2.6
)を用いて、下記表6に示す条件により実施例1の手
順に従って反応を行い、各種のN−(ヒドロキソフェニ
ル)マレイミド−スチレン共Ii 合体ヲ4だ。これら
の共重合体の収量及び各種物性の測定結果を下記表7に
示す。また、実施例10で得らhたN−(m−ヒドロキ
シフェニル)マレイミド−スチレン共重合体の赤外吸収
スペクトルを第5図に示す。第5図に示す通り、340
0cm−’にフェノール性0 )f、1700cm−’
にイミドのカルボニル基、700cm−’にスチレン成
分のフェニル基、690cm−’にメタ置換フェニル基
が観察された。
の 商品名 SMA−1000(共重合比MA:5t=1:
1)S門A−2000(共重合比MA+5t=1:2)
SMA−3000(共重合比MA:St=] :2.6
)を用いて、下記表6に示す条件により実施例1の手
順に従って反応を行い、各種のN−(ヒドロキソフェニ
ル)マレイミド−スチレン共Ii 合体ヲ4だ。これら
の共重合体の収量及び各種物性の測定結果を下記表7に
示す。また、実施例10で得らhたN−(m−ヒドロキ
シフェニル)マレイミド−スチレン共重合体の赤外吸収
スペクトルを第5図に示す。第5図に示す通り、340
0cm−’にフェノール性0 )f、1700cm−’
にイミドのカルボニル基、700cm−’にスチレン成
分のフェニル基、690cm−’にメタ置換フェニル基
が観察された。
表 7
実施例18〜20
無水マレイン酸18.14 gとα−メチルスチレン2
1.86gをメチルエチルケトン200m1にl8解し
、アソビスイソブチロニトリル(AIBN)を1.82
g加えて、窒素雰囲気下60℃で7時間重合を行った。
1.86gをメチルエチルケトン200m1にl8解し
、アソビスイソブチロニトリル(AIBN)を1.82
g加えて、窒素雰囲気下60℃で7時間重合を行った。
重合後攪拌下、反応溶液をエチルエーテル500m1中
に滴下し、析出したポリマーを日別後、T HF ?t
j解−ニーエチルエーテル析出回行って精製し、100
℃で24時間真空乾燥させ、無水マレイン酸−α−メチ
ルスチレン共重合体17.0 gを得た。この共重合体
は元素分析から共重合比は1:1であり、Mnは11.
730であった。
に滴下し、析出したポリマーを日別後、T HF ?t
j解−ニーエチルエーテル析出回行って精製し、100
℃で24時間真空乾燥させ、無水マレイン酸−α−メチ
ルスチレン共重合体17.0 gを得た。この共重合体
は元素分析から共重合比は1:1であり、Mnは11.
730であった。
無水マレイン酸−イソブチレン共重合体を上記で合成し
た無水マレイン酸−α−メチルスチレン共重合体に代え
て、下記表8に示す条件により実施例1の手順に従って
反応を行い、N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド−
α−メチルスチレン共重合体をそれぞれ得た。これらの
共重合体の収量及び各種物性の測定結果を下記表9に示
す。また、実施例18で得られたN−(p−ヒドロキシ
フェニル)マレイミド−α−メチルスチレン共重合体の
赤外吸収スペクトルを第6図に示す。第6図に示す通り
、3400cm−’にフェノール性0H11700cm
−’にイミドのカルボニル基、’830cm−1にパラ
置換フェニル基、700cm−’にα−メチルスチレン
成分のフェニル基が観察された。
た無水マレイン酸−α−メチルスチレン共重合体に代え
て、下記表8に示す条件により実施例1の手順に従って
反応を行い、N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド−
α−メチルスチレン共重合体をそれぞれ得た。これらの
共重合体の収量及び各種物性の測定結果を下記表9に示
す。また、実施例18で得られたN−(p−ヒドロキシ
フェニル)マレイミド−α−メチルスチレン共重合体の
赤外吸収スペクトルを第6図に示す。第6図に示す通り
、3400cm−’にフェノール性0H11700cm
−’にイミドのカルボニル基、’830cm−1にパラ
置換フェニル基、700cm−’にα−メチルスチレン
成分のフェニル基が観察された。
表 8
表 9
〔発明の効果〕
本発明のN−(ヒドロキシフェニル)マレイミド共重合
体の製法によれば、感光性樹脂等のペースポリマーなど
として有用であり、さらに耐熱性樹脂としての広範囲な
用途に利用することができる、N−(ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド共重合体を、エステル交換反応工程を経
ずに水酸基を保持したまま極めて容易に、しかも高収率
で合成することができ、また、N−(ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド共重合体のN−(ヒドロキシフェニル)
マレイミドの構成単位の含有率のコントロールも容易で
あり、本発明の製法は、工業的に極めて有利な製造方法
である。
体の製法によれば、感光性樹脂等のペースポリマーなど
として有用であり、さらに耐熱性樹脂としての広範囲な
用途に利用することができる、N−(ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド共重合体を、エステル交換反応工程を経
ずに水酸基を保持したまま極めて容易に、しかも高収率
で合成することができ、また、N−(ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド共重合体のN−(ヒドロキシフェニル)
マレイミドの構成単位の含有率のコントロールも容易で
あり、本発明の製法は、工業的に極めて有利な製造方法
である。
第1図は実施例1で得られたN−(p−ヒドロキシフェ
ニル)マレイミド−イソブチレン共重合体の赤外吸収ス
ペクトルのチャートを示し、第2図は実施例2で得られ
たN−(p−ヒドロキシフェニル)マレイミド−無水マ
レイン酸−イソブチレン共重合体の赤外吸収スペクトル
のチャートを示し、第3図は実施例4で得られたN−(
0−ヒドロキシフェニル)マレイミド−イソブチレン共
重合体の赤外吸収スペクトルのチャートを示し、第4図
は実施例8で得られたN−(0−ヒドロキシフェニル)
マレイミド−スチレン共重合体の赤外吸収スペクトルの
チャートを示し、第5図は実施例10で得られたN−(
m−ヒドロキシフェニル)マレイミド−スチレン共重合
体の赤外吸収スペクトルのチャートを示し、第6図は実
施例18で得られたN−(p−ヒドロキシフェニル)マ
レイミド−α−メチルスチレン共重合体の赤外吸収スペ
クトルのチャートを示す。
ニル)マレイミド−イソブチレン共重合体の赤外吸収ス
ペクトルのチャートを示し、第2図は実施例2で得られ
たN−(p−ヒドロキシフェニル)マレイミド−無水マ
レイン酸−イソブチレン共重合体の赤外吸収スペクトル
のチャートを示し、第3図は実施例4で得られたN−(
0−ヒドロキシフェニル)マレイミド−イソブチレン共
重合体の赤外吸収スペクトルのチャートを示し、第4図
は実施例8で得られたN−(0−ヒドロキシフェニル)
マレイミド−スチレン共重合体の赤外吸収スペクトルの
チャートを示し、第5図は実施例10で得られたN−(
m−ヒドロキシフェニル)マレイミド−スチレン共重合
体の赤外吸収スペクトルのチャートを示し、第6図は実
施例18で得られたN−(p−ヒドロキシフェニル)マ
レイミド−α−メチルスチレン共重合体の赤外吸収スペ
クトルのチャートを示す。
Claims (4)
- (1)無水マレイン酸と不飽和炭化水素化合物との共重
合体と、アミノフェノールとを有機溶媒中で反応させて
、 式( I )▲数式、化学式、表等があります▼ 式(II)▲数式、化学式、表等があります▼ 及び(III)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1はアリール基、1〜16個の炭素原子を
有するアルキル基又はシクロアルキル基であり、R_2
は水素又は低級アルキル基である。また、nと(l+m
)との割合及びlと(l+m)との割合は、それぞれ 0.01<n/(l+m)≦10及び0.1<l/(l
+m)≦1である。) で示される構成単位を有するN−(ヒドロキシフェニル
)マレイミド共重合体を得ることを特徴とするN−(ヒ
ドロキシフェニル)マレイミド共重合体の製法。 - (2)不飽和炭化水素化合物がイソブチレンである特許
請求の範囲第(1)項記載のN−(ヒドロキシフェニル
)マレイミド共重合体の製法。 - (3)不飽和炭化水素化合物がα−メチルスチレンであ
る特許請求の範囲第(1)項記載のN−(ヒドロキシフ
ェニル)マレイミド共重合体の製法。 - (4)不飽和炭化水素化合物がスチレンである特許請求
の範囲第(1)項記載のN−(ヒドロキシフェニル)マ
レイミド共重合体の製法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29647885A JPH0641485B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法 |
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DE19863644656 DE3644656A1 (de) | 1985-12-25 | 1986-12-29 | Verfahren zur herstellung von n-(hydroxyphenyl)-maleimid-copolymeren |
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JP29647885A JPH0641485B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法 |
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JPH0641485B2 JPH0641485B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=17834073
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP29647885A Expired - Lifetime JPH0641485B2 (ja) | 1985-12-25 | 1985-12-25 | N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法 |
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JP (1) | JPH0641485B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013518964A (ja) * | 2010-02-04 | 2013-05-23 | ステレンボッシュ ユニバーシティ | 抗微生物性ポリマー化合物およびその繊維 |
-
1985
- 1985-12-25 JP JP29647885A patent/JPH0641485B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013518964A (ja) * | 2010-02-04 | 2013-05-23 | ステレンボッシュ ユニバーシティ | 抗微生物性ポリマー化合物およびその繊維 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0641485B2 (ja) | 1994-06-01 |
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