JPS62151408A - N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法 - Google Patents

N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法

Info

Publication number
JPS62151408A
JPS62151408A JP29647885A JP29647885A JPS62151408A JP S62151408 A JPS62151408 A JP S62151408A JP 29647885 A JP29647885 A JP 29647885A JP 29647885 A JP29647885 A JP 29647885A JP S62151408 A JPS62151408 A JP S62151408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
hydroxyphenyl
maleimide
maleic anhydride
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29647885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0641485B2 (ja
Inventor
Nobuhiro Tsujimoto
辻本 信弘
Michinori Suzuki
通典 鈴木
Jiro Hiromoto
次郎 廣本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP29647885A priority Critical patent/JPH0641485B2/ja
Priority to US06/946,692 priority patent/US4740561A/en
Priority to DE19863644656 priority patent/DE3644656A1/de
Publication of JPS62151408A publication Critical patent/JPS62151408A/ja
Priority to US07/146,245 priority patent/US4816523A/en
Publication of JPH0641485B2 publication Critical patent/JPH0641485B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/30Introducing nitrogen atoms or nitrogen-containing groups
    • C08F8/32Introducing nitrogen atoms or nitrogen-containing groups by reaction with amines

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド共重
合体の製法、詳しくは、無水マレイン酸と不飽和炭化水
素化合物とを共重合して得られた共重合体と、アミノフ
ェノールとを有機溶媒中で反応させて、上記共重合体を
変性させることにより、N−(ヒドロキシフェニル)マ
レイミド共重合体を製造する方法に関するものである。
本発明の製法で得られるN−(ヒドロキシフェニル)マ
レイミド共重合体は、ジメチルホルムアミド、シクロヘ
キサノン、テトラヒドロフラニ/、エチルセロソルブな
どの打機溶媒に可溶であるため、薄膜コーティング樹脂
として有用であり、またフェノール性水酸基を有するこ
とからアルカリ水溶液に可溶であるため、感光性樹脂等
のヘースポリマーとして有用であり、さらに耐熱性樹脂
としての広範囲な用途に利用することができる。
〔従来の技術〕
N−(ヒドロキシフェニル)マレイミドを一成分とする
共重合体の製法としては、高分子化学、第26巻598
頁(1969年)に、水酸基がエステル化されたマレイ
ミドを経てエステル交換反応により合成したN−(p−
ヒドロキシフェニル)マレイミドモノマーとスチレンと
を共重合して、N−(p−ヒドロキシフェニル)マレイ
ミドに基づく構成単位がやや多いN−(p−ヒドロキシ
フェニル)マレイミド−スチレン共重合体ヲ合成する方
法が示され、また、第7回フオトボリマーコンフ7L/
ンス(SPE主催、於Ellenvi l le。
N、Y、)予稿集35頁(19B5年)に、パラ位の水
酸基がエステル化されたN−(p−アセトキシフェニル
)マレイミドモノマーとスチレンとヲ共重合し、その後
、エステル交換反応する、N−(p−ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド−スチレン共重合体(組成比1:1)の
合成法が示されている。
上記の従来公知のN −(p−ヒドロキシフェニル)マ
レイミド−スチレン共重合体の製法においては、モノマ
ー又はポリマーの段階でエステル化された水酸基をエス
テル交換反応により水酸基にもどす工程が必要であるが
、それは、通常のイミド化合物の製法のみでは、上記の
N−(p−ヒドロキシフェニル)マレイミドモノマーな
どのように水酸基を存するイミド化合物を製造すること
ができないためである。
−Cに、イミド化合物の製法としては、触媒としてピリ
ジン、トリエチルアミン、酢酸ナトリウムなどの塩基、
及び脱水剤として無水酢酸、無水プロピオン酸、無水安
息香酸などの酸無水物を用いて、アミノ化合物と無水マ
レイン酸などの酸無水物とを反応させる方法がよく知ら
れているが、この方法を、例えばアミノフェノールと無
水マレイン酸とのマレイミドモノマーの製造に適用する
と、アミンフェノールの水酸基がエステル化され、水酸
基を有するイミド化合物を高い収率で製造することがで
きない。
そこで、従来公知のN−(1)−ヒドロキシフェニル)
マレイミド−スチレン共重合体の製法においては、モノ
マー又はポリマーの段階でエステル化された水酸基をエ
ステル交換反応により水酸基にもどすために、通常、例
えばベルギー特許第613801号明細書に開示されて
いる如き、水酸基がエステル化されたマレイミドのエス
テル交換反応の方法が採用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記の従来公知のN−(p−ヒドロキシフェニル)マレ
イミド−スチレン共重合体の製法は、前述した如くモノ
マー又はポリマーの段階でエステル化された水酸基をエ
ステル交換反応により水酸基にもどす工程が必要であり
、このエステル交換反応に長時間を要するため、経済性
等の点から工業的に非常に不利な方法であり、しかも、
アミノフェノールと無水マレイン酸とからマレイミドモ
ノマーを製造する際に無水マレイン酸の不飽和ニ重結合
がアミノフェノールにより攻撃されるため、該マレイミ
ドモノマーとスチレンとの共重合体を高収率で合成する
ことができないなどの問題がある。
従って、本発明の目的は、N−(ヒドロキクフェニル)
マレイミド共重合体を、エステル交換反応工程を経ずに
水酸基を保持したまま極めて容易に、しかも高収率で合
成することができる、N−(ヒドロキシフェニル)マレ
イミド共重合体の製法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記目的を、無水マレイン酸と不飽和炭化水
素化合物との共重合体と、アミノフェノールとを有ia
溶媒中で反応させて、 (式中、R1は了り−ル基、1〜16個の炭素原子を有
するアルキル基又はシクロアルキル基であり、R2は水
素又は低級アルキル基である。また、nと(1+m)と
の割合及びlと(jl十m)との割合は、それぞれ 好ましくは 12 +m         1 +mである。) で示される構成単位を有するN−(ヒドロキシフェニル
)マレイミド共重合体を得ることを特徴とするN−(ヒ
ドロキシフェニル)マレイミド共重合体の製法を提供す
ることにより達成したものである。
以下に本発明のN−(ヒドロキシフェニル)マレイミド
共重合体の製法について詳述する。
本発明の製法で用いられる無水マレイン酸と不飽和炭化
水素化合物との共重合体(以下、無水マレイン酸共重合
体という)は、 (式中、R1はアリール基、1〜16個の炭素原子を有
するアルキル基又はシクロアルキル基であり、R2は水
素又は低級アルキル基である。また、aとbとの割合は
、0.01 <□≦10、好ましくは0.1〈□≦5で
ある。) で示される構成単位を有する共重合体であり、適当な上
記不飽和炭化水素化合物としては、例えば、スチレン、
α−メチルスチレン、ビニルナフタレン、イソブチレン
、3−メチルブテン−11ヘキセン−1,ビニルシクロ
ヘキセンなどを挙げることができる。
上記無水マレイン酸共重合体において、上記式(IV)
で示される構成単位と上記式(V)で示される構成単位
の割合(b/a)は、目的とするN−(ヒドロキシフェ
ニル)マレイミド共重合体における前記式(+)及び前
記式(II)でそれぞれ示される構成単位と前記式([
[[)で示される構成単位の割合(n/ (ffi+m
))と同一である。この割合が10を超えると、不飽和
炭化水素化合物のホモポリマーと殆ど変わらない性質と
なり、耐熱性がなく、また感光性ポリマーのヘースボリ
マーとしても使用できないようなN(ヒドロキンフェニ
ル)マレイミド共重合体しか製造できないので適当では
ない。また、上記b/、3の割合が余り小さくなると、
N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド共重合体の被膜
が弱くなった1′)!lil!<なったりするので適当
ではない。
また、上記無水マレイン酸共重合体としては、数平均分
子l(Mn)が1,000〜500,000のものを用
いることが好ましい。
また、本発明の方法で用いられるアミノフェノールとし
ては、例えば、0−アミノフェノール、m−7ミノフエ
ノール、p−7ミノフエノールなどを挙げることができ
る。
上記無水マレイン酸共重合体と上記アミノフェノールと
の使用比率は、無水マレイン酸共重合体中の無水マレイ
ン酸成分〔前記式(TV)で示される構成栄位〕 1モ
ルに対して、好ましくはアミンフェノール10七ル以下
、さらに好ましくは2モル以下である。
また、本発明で反応溶媒として用いられる有機溶媒とし
ては、種々の極性溶媒を使用することができ、具体的に
はジメチルホルムアミド、ジメチルホルホキンド、N−
メチル−2−ピロリドン、ヘキザメチレンホスボルアミ
ド、シクロヘキサノンなどを挙げることができる。
上記有機溶媒の使用量は、用いる無水マレイン酸共重合
体の分子量や溶媒への溶解度などにより異なるが、無水
マレイン酸共重合体10gに対して、通常10〜200
m1、好ましくは20〜10Qmlである。
而して、本発明の製法の好ましい実施態様としては、例
えば、 (1)無水マレイン酸共重合体とアミンフェノールとを
ジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中、40〜150
℃、好まり、 <は50〜100°Cの反応温度で1〜
20時間反応さセで、無水マレイン酸成分の一部または
全部をN−(ヒドロキンフェニル)マレアミック酸成分
に変化させた後、第3級アミン触媒を添加し、さらに環
化脱水で生成した水を除去するためのトルエン、キシレ
ンなどの共沸溶媒を添加し、80〜200°C1好まし
くは100〜150℃の反応温度で1〜20時間環化脱
水反応して、N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド共
重合体を得る方法、 (21m 水マレイン酸共重合体とアミノフェノールと
をジメチルホルムアミドなどの有機溶媒中、第3級アミ
ン触媒の存在下40〜150°C1好ましくは50〜1
00 ’Cの反応温度で1〜20時間反応さゼ、次いで
トルエン、キシレンなどの共沸溶媒を添加し、80〜2
00°C5好ましくは100℃〜150℃の反応温度で
1〜20時間反応させて、無水マレイン酸成分の一部ま
たは全部を、N−(ヒドロキンフェニル)マレアミック
酸ヲ経て環化脱水反応して、N−(ヒドロキノフェニル
)マレイミド共重合体を得る方法、及び、(31無水マ
レイン酸共重合体とアミンフェノールとを、;メチルホ
ルムアミドなどの有R?u媒中、第3級アミン触媒と1
−ルエン、キシレンなどの共沸溶媒の存在下80〜20
0℃、好ましくは100℃〜150°Cの反応温度で1
〜20時間反応させて無水マレイン酸成分の一部または
全部を、N−(ヒドロキシフェニル)マレアミックM’
cMて環化脱水反応して、N−(ヒドロキシフェニル)
マレイミド共重合体を得る方法 などを挙げることができる。
なお、上記実施態様(1)〜(3)のいずれの方法にお
いても、環化脱水反応時、共沸溶媒を使用せず100〜
200°Cの反応温度で生成した水を除去することがで
き、また窒素ガスの/AL通により効果的に脱水反応を
行うことができる。
−F記の無水マレイン酸共重合体とアミノフェノールと
の反応において使用される第3級アミン触媒としては、
例えば、トリエチルアミ/、トリーn−プロピルアミン
、トリーローブチルアミン、トリー!〜ブチルアミン、
1.1j−n−ペンチルアミン、トリーn−一・キソル
アミン、トリーn−オクチルアミン、ピリジン、N−エ
チルモルホリン、N−ジメチルヘンシルアミン、イソキ
ノリンなどを挙げることができる。
これらの第3級アミン触媒の使用量は、無水マレイン酸
共重合体中の無水マレイン酸成分1モルに対して、0.
01〜2モル、特に0.1−1モルとすることが好まし
い。
また、上記の環化脱水反応において生成した水を除去す
るために使用される共沸溶媒としては、ヘンゼン、トル
エン、キシレンなどを挙げることができる。
これらの共沸溶剤の使用量は、無水マレイン酸共重合体
中の無水マレイン酸成分とアミノフェノールとが反応し
て生成したN−(ヒドロキシフェニル)マレアミック酸
成分1モルから水1モルが生成するため、該生成水を共
沸除去するに足る量であればよく、通常、共沸除去され
た水と分離し、還流して使用することが好ましく、反応
溶媒と共沸溶媒の容積比は好ましくは1:1以下、さら
に好ましくは1:0.5以下である。
上記共沸溶剤は、反応の進行に合わせて必要量を数回に
分別添加するか、水を共沸除去しなからぶ流させればよ
い。
本発明の製法において、前記実施態様(1)及び(2)
の場合のように無水マレイン酸共重合体とアミノフェノ
ールとの反応を2段階で行う場合、無水マレイン酸共重
合体とアミノフェノールの反応によ1’JN−(ヒドロ
キシフェニル)マレアミック酸の共重合体を生成する第
1段目の反応の反応温度は、40〜150°Cの範囲、
特に50〜100℃の範囲にするのが好ましい。40℃
未満では反応速度が極めて小さく、はとんど反応は進行
せず、また150℃を超えると、一部生成したN−(ヒ
ドロキシフェニル)マレアミック酸の環化脱水により生
じた水が未反応の無水環と反応しやすく、また水酸基に
よる副反応も生じやすく、好ましくない。
また、N−(ヒドロキシフェニル)マレアミック酸の共
重合体を環化脱水する第2段目の反応の反応温度、及び
前記実施態様(3)の場合のように無水マレイン酸共重
合体とアミノフェノールとの反応を第3級アミンと脱水
のための共沸溶媒の存在下に1段階で行う場合の反応温
度は、それぞれ、80〜200℃の範囲、特に100〜
150℃の範囲にするのが好ましい。80℃未満では反
応速度が極めて小さく、はとんど反応は進まず、また2
00°Cを超えると、水酸基による副反応や分子間反応
が生じやすく好ましくない。
また、本発明の製法において、無水マレイン酸共重合体
とアミノフェノールとの反応時間は、反応温度、アミノ
フェノールの使用量、及び目的とする反応率〔無水マレ
イン酸共重合体中の無水マレイン酸成分のN−(ヒドロ
キシフェニル)マレイミドへの変性率〕などにより異な
るが、通常、N−(ヒドロキシフェニル)マレ7ミノク
酸の共重合体を生成する第1段目の反応では1〜20時
間、該共重合体を環化脱水反応する第2段目の反応では
1〜20時間とするとよい。
また、第3級アミンと共沸溶媒の存在下、1段で反応を
行う場合の反応時間は、通常、1〜20時間とするとよ
い。
本発明の製法において、目的とするN−(ヒドロキシフ
ェニル)マレイミド共重合体のN−1ドロキシフエニル
)マレイミドの構成単位の含有率のコントロールは、ア
ミノフェノールの使用量、反応温度及び反応時間を適宜
選択することによって容易に行うことができる。
反応終了後、反応溶液からのN−(ヒドロキシフェニル
)マレイミド共重合体の回収は、例えば、水やエーテル
類などの不活性溶剤を用いてポリマーを析出させること
により容易に行うことができる。
上述の如くして得られる本発明のN−(ヒドロキシフェ
ニル)マレイミド共重合体は、ジメチルホルムアミド、
シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、エチルセロソ
ルフ゛などの打機ン容媒に可l容であるため、? Nf
l、コーティング樹脂として有用であり、またフェノー
ル性水9iを存することからアルカリ水溶液に可溶であ
るため、感光性樹脂等のヘースボリマーとして有用であ
り、さらに耐ツノタ性樹脂としての広範囲な用途に利用
することができる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説
明する。なお、下記の実施例において、無水マレイン酸
共重合体中の無水マレイン酸成分のN−(ヒドロキシフ
ェニル)マレイミドへの変性率は、元素分析の窒素全量
を求め、無水マレイン酸共重合体中の無水マレイン酸成
分に対する割合〔即ち、−X 100 )で示した。ま
た、l 十m 赤外吸収スペクトルはKBr錠剤法により、数平均分子
量(Mn)はテトラヒドロフランを溶媒としてGPC法
により、標準ポリスチレンの検量線により求めたポリス
チレン換算の値である。また、ガラス転移温度(Tg)
はデュポン990熱分析装置DSCにより測定した。
実施例1 攪拌機、温度計、水分定量受器及び窒素導入管を備えた
200m1容量の4つ目フラスコに無水マレイン酸−イ
ソブチレン共重合体(共重合比1:1、クラレイソブレ
ンケミカル社製の商品名イソハンー04)]Ogと脱水
ジメチルホルムアミド5Qmlを入れ、攪1牢してン容
解した後、p−アミノフェノール14.2 gを添加し
て78解させ、第1段反応として80℃で撹拌下に9時
間反応させ、N−(p−ヒドロキンフェニル)マレアミ
ック酸共重合体を生成し、次いで、第2段反応として、
トリーローブチルアミン7gとトルエン15m1を加え
、140℃で窒素ガスを通じながら環化脱水反応で生じ
た水をトルエンと共沸させて反応系外へ取り出しながら
1時間後にトルエンlomlを添加しその後は水分定量
受器からオーバーフローすることによりトルエンを還流
させて、環化脱水反応を8時間行った。
反応終了後、溶液の温度を40’C以下に冷却してから
、エチルエーテル300m1中へ添加し、ポリマーを析
出させた。静置後、上澄を除去し、析出したポリマーを
エチルエーテル200m1で洗浄後、THF 150m
lに溶解し、次いで該溶液をエチルエーテル700m1
中に徐々に滴下して粉末状のポリマーを析出させた。次
いで、酸ポリマーを日別し再度THF−エチルエーテル
による溶解、析出精製を行い、100℃で24時間真空
乾燥させ、N −(p−ヒドロキシフェニル)マレイミ
ド−イソブチレン共重合体を得た。
ポリマー収量は15gであり、元素分析値は〔括弧内の
数値はイミド化100%の場合の理論値〕であり、無水
マレイン酸−イソブチレン共重合体の無水マレイン酸成
分の100%がN−(p−ヒドロキンフェニル)マレイ
ミド成分に変性されていた。また、Mnは42.400
、Tgは220”Cであった。
また、赤外吸収スペクトルは第1図に示した。
第1図に示す通り、3400cm”’にフェノール性O
H11700cI11−’にイミドのカルボニル基、8
30cm−’にパラ置換フェニル基が観察された。
実施例2及び3 撹拌機、温度計、水分定量受器及び窒素導入管を備えた
200m1容量の4つロフラスコに実施例1で用いたも
のと同様の無水マレイン酸−イソブチレン共重合体10
gと脱水ジメチルホルムアミド50m1を入れ、攪拌し
て溶解した後、下記表1に示す債のP−アミンフェノー
ルを添加して溶解させ、さらにトリーローブチルアミン
1,2gとトルエン15m1を加え、140℃で窒素ガ
スを通じながら環化脱水反応で生した水をトルエンと共
沸させて反応系外へ取り出しながら2時間後にトルエン
10m1を添加しその後は水分定量受器からオーバーフ
ローすることによりトルエンを還流させて4時間反応を
行わせた。
反応終了後、実施例1と同様に処理してN−(p−ヒド
ロキシフェニル)マレイミド−無水マレイン酸−イソブ
チレン共重合体をそれぞれ得た。
これらの共重合体の取計及び各種物性の測定結果を下記
表1に示す。また、実施例2で得られた共重合体の赤外
吸収スペクトルを第2図に示す。
表  1 *1 p−アミノフェノールの使用N (g)実施例4
〜6 p−アミノフェノールをO−アミノフェノール又はm−
アミノフェノールに代え且つ下記表2に示す反応時間と
した以外は実施例1と同様にして、N−(o−ヒドロキ
シフェニル)マレイミド共重合体及びN−(m−ヒドロ
キシフェニル)マレイミド共重合体を得た。これらの共
重合体の収量及び各種物性の測定結果を下記表3に示す
。また、実施例4で得られたN−(0−ヒドロキシフェ
ニル)マレイミド−イソブチレン共重合体の赤外吸収ス
ペクトルを第3図に示す。第3図に示す通り、3400
cm−’にフェノール性OH,,1700cm−’にイ
ミドのカルボニル基、750cm−’にオルト置換フェ
ニル基が観察された。
また、実施例6で得られたN−(m−ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド−イソブチレン共重合体は、赤外吸収ス
ペクトルにおいて、3400cm−’にフェノール性0
H11700cm−’にイミドのカルボニル基、690
cm−’にメタ置換フェニル基が観察された。
表2 表3 実施例7及び8 無水マレイン酸19.4 gとスチレン20.6 gを
メチJレエチ!レケトン200m1に?8解し、アソ゛
ビスイソブチロニトリル(ArBN)を0.65 g加
えて、窒素雰囲気下60℃で2時間重合を行った。
重合後攪拌下、反応溶液をエチルエーテル500m1中
に滴下し、析出したポリマーを日別後、THE溶解−エ
チルエーテル析出を2回行って精製し、100 ’Cで
24時間真空乾燥させ、無水マレイン酸−スチレン共重
合体31.5gを得た。この共重合体は元素分析から共
重合比はほぼl:1であり、7nは55,400であっ
た。
無水マレイン酸−イソブチレン共重合体を上記で合成し
た無水マレイン酸=スチレン共重合体に代えて、下記表
4に示す条件により実施例1の手順に従って反応を行い
、N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド−スチレン共
重合体をそれぞれ得た。これらの共重合体の収量及び各
種物性の測定結果を下記表5に示す。また、実施例8で
得られたN−(o−ヒドロキシフェニル)マレイミド−
スチレン共重合体の赤外吸収スペクトルを第4図に示す
。第4図に示す通り、3400cm−’にフェノール性
0H21700cm−’にイミドのカルボニル基、75
0cm−’にオルト置換フェニル基、700cn+−’
にスチレン成分のフェニル基が観察された。
表4 表5 *l 共重合比1:1の無水マレイン酸−スチレン共組
合体を100%イミド化変性した場合の元素分析の理論
値は、C73,7185,15N 4.78である。
実施例9〜17 無水マレイン酸−スチレン共重合体として川原油化社製
の 商品名 SMA−1000(共重合比MA:5t=1:
1)S門A−2000(共重合比MA+5t=1:2)
SMA−3000(共重合比MA:St=] :2.6
 )を用いて、下記表6に示す条件により実施例1の手
順に従って反応を行い、各種のN−(ヒドロキソフェニ
ル)マレイミド−スチレン共Ii 合体ヲ4だ。これら
の共重合体の収量及び各種物性の測定結果を下記表7に
示す。また、実施例10で得らhたN−(m−ヒドロキ
シフェニル)マレイミド−スチレン共重合体の赤外吸収
スペクトルを第5図に示す。第5図に示す通り、340
0cm−’にフェノール性0 )f、1700cm−’
にイミドのカルボニル基、700cm−’にスチレン成
分のフェニル基、690cm−’にメタ置換フェニル基
が観察された。
表  7 実施例18〜20 無水マレイン酸18.14 gとα−メチルスチレン2
1.86gをメチルエチルケトン200m1にl8解し
、アソビスイソブチロニトリル(AIBN)を1.82
g加えて、窒素雰囲気下60℃で7時間重合を行った。
重合後攪拌下、反応溶液をエチルエーテル500m1中
に滴下し、析出したポリマーを日別後、T HF ?t
j解−ニーエチルエーテル析出回行って精製し、100
℃で24時間真空乾燥させ、無水マレイン酸−α−メチ
ルスチレン共重合体17.0 gを得た。この共重合体
は元素分析から共重合比は1:1であり、Mnは11.
730であった。
無水マレイン酸−イソブチレン共重合体を上記で合成し
た無水マレイン酸−α−メチルスチレン共重合体に代え
て、下記表8に示す条件により実施例1の手順に従って
反応を行い、N−(ヒドロキシフェニル)マレイミド−
α−メチルスチレン共重合体をそれぞれ得た。これらの
共重合体の収量及び各種物性の測定結果を下記表9に示
す。また、実施例18で得られたN−(p−ヒドロキシ
フェニル)マレイミド−α−メチルスチレン共重合体の
赤外吸収スペクトルを第6図に示す。第6図に示す通り
、3400cm−’にフェノール性0H11700cm
−’にイミドのカルボニル基、’830cm−1にパラ
置換フェニル基、700cm−’にα−メチルスチレン
成分のフェニル基が観察された。
表  8 表  9 〔発明の効果〕 本発明のN−(ヒドロキシフェニル)マレイミド共重合
体の製法によれば、感光性樹脂等のペースポリマーなど
として有用であり、さらに耐熱性樹脂としての広範囲な
用途に利用することができる、N−(ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド共重合体を、エステル交換反応工程を経
ずに水酸基を保持したまま極めて容易に、しかも高収率
で合成することができ、また、N−(ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド共重合体のN−(ヒドロキシフェニル)
マレイミドの構成単位の含有率のコントロールも容易で
あり、本発明の製法は、工業的に極めて有利な製造方法
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られたN−(p−ヒドロキシフェ
ニル)マレイミド−イソブチレン共重合体の赤外吸収ス
ペクトルのチャートを示し、第2図は実施例2で得られ
たN−(p−ヒドロキシフェニル)マレイミド−無水マ
レイン酸−イソブチレン共重合体の赤外吸収スペクトル
のチャートを示し、第3図は実施例4で得られたN−(
0−ヒドロキシフェニル)マレイミド−イソブチレン共
重合体の赤外吸収スペクトルのチャートを示し、第4図
は実施例8で得られたN−(0−ヒドロキシフェニル)
マレイミド−スチレン共重合体の赤外吸収スペクトルの
チャートを示し、第5図は実施例10で得られたN−(
m−ヒドロキシフェニル)マレイミド−スチレン共重合
体の赤外吸収スペクトルのチャートを示し、第6図は実
施例18で得られたN−(p−ヒドロキシフェニル)マ
レイミド−α−メチルスチレン共重合体の赤外吸収スペ
クトルのチャートを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無水マレイン酸と不飽和炭化水素化合物との共重
    合体と、アミノフェノールとを有機溶媒中で反応させて
    、 式( I )▲数式、化学式、表等があります▼ 式(II)▲数式、化学式、表等があります▼ 及び(III)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1はアリール基、1〜16個の炭素原子を
    有するアルキル基又はシクロアルキル基であり、R_2
    は水素又は低級アルキル基である。また、nと(l+m
    )との割合及びlと(l+m)との割合は、それぞれ 0.01<n/(l+m)≦10及び0.1<l/(l
    +m)≦1である。) で示される構成単位を有するN−(ヒドロキシフェニル
    )マレイミド共重合体を得ることを特徴とするN−(ヒ
    ドロキシフェニル)マレイミド共重合体の製法。
  2. (2)不飽和炭化水素化合物がイソブチレンである特許
    請求の範囲第(1)項記載のN−(ヒドロキシフェニル
    )マレイミド共重合体の製法。
  3. (3)不飽和炭化水素化合物がα−メチルスチレンであ
    る特許請求の範囲第(1)項記載のN−(ヒドロキシフ
    ェニル)マレイミド共重合体の製法。
  4. (4)不飽和炭化水素化合物がスチレンである特許請求
    の範囲第(1)項記載のN−(ヒドロキシフェニル)マ
    レイミド共重合体の製法。
JP29647885A 1985-12-25 1985-12-25 N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法 Expired - Lifetime JPH0641485B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29647885A JPH0641485B2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25 N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法
US06/946,692 US4740561A (en) 1985-12-25 1986-12-24 Process for the preparation of N-(hydroxyphenyl)malemide copolymer
DE19863644656 DE3644656A1 (de) 1985-12-25 1986-12-29 Verfahren zur herstellung von n-(hydroxyphenyl)-maleimid-copolymeren
US07/146,245 US4816523A (en) 1985-12-25 1988-01-20 N-chydroxyphenyl)maleimide-isobutylene copolymer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29647885A JPH0641485B2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25 N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62151408A true JPS62151408A (ja) 1987-07-06
JPH0641485B2 JPH0641485B2 (ja) 1994-06-01

Family

ID=17834073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29647885A Expired - Lifetime JPH0641485B2 (ja) 1985-12-25 1985-12-25 N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0641485B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013518964A (ja) * 2010-02-04 2013-05-23 ステレンボッシュ ユニバーシティ 抗微生物性ポリマー化合物およびその繊維

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013518964A (ja) * 2010-02-04 2013-05-23 ステレンボッシュ ユニバーシティ 抗微生物性ポリマー化合物およびその繊維

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0641485B2 (ja) 1994-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1259444A (en) Methylstyrene copolymer
Kim et al. Synthesis of soluble poly (ether imides) from bis (ether anhydrides) containing bulky substituents
US4740561A (en) Process for the preparation of N-(hydroxyphenyl)malemide copolymer
JPH10195194A (ja) 安定したポリイミド前駆体及びその製造方法
US4384093A (en) Copolymers derived from 1,3 dioxepins and maleic anhydride or maleimides and methods
JP4762384B2 (ja) アクリル系単量体組成物およびアクリル系共重合体並びに耐熱樹脂
Matsumoto et al. Synthesis of heat‐and solvent‐resistant polymers by radical polymerization of trifluoromethyl‐substituted N‐phenylmaleimides
JPS62151408A (ja) N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法
Bharel et al. Preparation, characterization, and thermal behavior of MMA–N‐aryl maleimide copolymers
WO1987003871A1 (en) Aromatic bismaleimido compounds and process for their preparation
JPH0643455B2 (ja) N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド類共重合体の製法
JPH02366B2 (ja)
JPH0641486B2 (ja) N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド−イソブチレン共重合体
Eckstein et al. Microwave-assisted synthesis, transesterification and polymerization of N-(2-acetoxy-ethyl-) maleimide
JPS62250007A (ja) N−(ヒドロキシフエニル)マレイミド共重合体の製法
Hulubei et al. Synthesis and radical polymerization of N-(3-acetyl-4-carboxy-phenyl)-maleimide
Wang et al. Synthesis and characterization of new poly (N‐1‐adamantylmaleimide) and poly (N‐1‐diamantylmaleimide)
JPH0229410A (ja) 熱可塑性樹脂の製造法
US4814425A (en) Novel alternate copolymers
Hagiwara et al. Polymerization of N‐(2, 3, 4, 5, 6‐pentafluorophenyl)‐maleimide
Jones et al. Preparation and structural characterization of poly (4‐vinylphenylacetate‐co‐maleic anhydride)
US5446106A (en) Copolymers of vinyl dioxolanes and imidized derivatives of maleic anhydride
US5310839A (en) Copolymers of vinyl dioxolanes and maleimides
Hulubei et al. Functional copolymers of N-(4-formyl-phenoxy-4'-carbonylphenyl) maleimide with styrene
JPS6381102A (ja) 熱可塑性イミド化共重合体の製造方法