JPS62150Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS62150Y2 JPS62150Y2 JP1978159811U JP15981178U JPS62150Y2 JP S62150 Y2 JPS62150 Y2 JP S62150Y2 JP 1978159811 U JP1978159811 U JP 1978159811U JP 15981178 U JP15981178 U JP 15981178U JP S62150 Y2 JPS62150 Y2 JP S62150Y2
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- JP
- Japan
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- tablet
- electrode
- temperature
- electrodes
- teflon
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- Expired
Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 2
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Landscapes
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は熱硬化性成形材料よりなるタブレツト
を予備加熱する高周波加熱用電極構造の改良に関
する。
を予備加熱する高周波加熱用電極構造の改良に関
する。
従来よく知られているように、或る温度で溶融
を開始し、更に加熱して硬化する熱硬化性成形材
料、例えばフエノール樹脂は、その粉末を押固め
て或る大きさのタブレツト例えば直径70mmで厚さ
が15mmの円筒形を作り、それを或る温度例えば90
゜Cに予備加熱した後、成形機に挿入して溶融温
度例えば150゜Cまで加熱注型してから、成形温
度例えば200゜Cに加熱して製品を得ている。
を開始し、更に加熱して硬化する熱硬化性成形材
料、例えばフエノール樹脂は、その粉末を押固め
て或る大きさのタブレツト例えば直径70mmで厚さ
が15mmの円筒形を作り、それを或る温度例えば90
゜Cに予備加熱した後、成形機に挿入して溶融温
度例えば150゜Cまで加熱注型してから、成形温
度例えば200゜Cに加熱して製品を得ている。
このような成形工程におけるタブレツトの予備
加熱は、第1図に示す如く、上下に対向して固定
されたところの表面が鏡面仕上げしてある電極
1,2の下部電極2上にタブレツト3を載置し、
電極1,2間に高周波電源Aよりの電圧を印加し
たときの誘電体損失によつて加熱する方法が広く
行われているが、この方法は通常1mm(6%)に
も及ぶタブレツト3の厚さのばらつきによつて、
タブレツト3上面と上部電極1下面との間にでき
るエア・ギヤツプがばらつき、高周波電圧印加時
間を一定にして加熱されたタブレツト3の温度は
30゜C(30%)以上にも達するばらつきが生じて
製品品質不安定化の一因となつていた。さらに、
平面電極1,2はタブレツト3より大きいため、
タブレツトの乗つていない部分からの電気力線が
タブレツトの外側に近い部分に集まり、また、高
周波を用いるためタブレツト3の中心部より周辺
部の方が電気力線が集まり易く、よつて、タブレ
ツト3の外側に近い部分は中心部よりも高温にな
るのでタブレツト3内温度がばらつき、下部電極
2上面にタブレツト3が焼付くことがある等の欠
点もあつた。
加熱は、第1図に示す如く、上下に対向して固定
されたところの表面が鏡面仕上げしてある電極
1,2の下部電極2上にタブレツト3を載置し、
電極1,2間に高周波電源Aよりの電圧を印加し
たときの誘電体損失によつて加熱する方法が広く
行われているが、この方法は通常1mm(6%)に
も及ぶタブレツト3の厚さのばらつきによつて、
タブレツト3上面と上部電極1下面との間にでき
るエア・ギヤツプがばらつき、高周波電圧印加時
間を一定にして加熱されたタブレツト3の温度は
30゜C(30%)以上にも達するばらつきが生じて
製品品質不安定化の一因となつていた。さらに、
平面電極1,2はタブレツト3より大きいため、
タブレツトの乗つていない部分からの電気力線が
タブレツトの外側に近い部分に集まり、また、高
周波を用いるためタブレツト3の中心部より周辺
部の方が電気力線が集まり易く、よつて、タブレ
ツト3の外側に近い部分は中心部よりも高温にな
るのでタブレツト3内温度がばらつき、下部電極
2上面にタブレツト3が焼付くことがある等の欠
点もあつた。
本考案の目的は予備加熱されたタブレツトの温
度を均一化させることにあり、この目的は熱硬化
性成形材料よりなるタブレツトを形成直前に予備
加熱する際、該タブレツト非接着性の材料で被覆
した一対の電極により該タブレツトを挟持させる
ため、一方の電極に金属弾性構造体を具備せしめ
た高周波加熱電極において、 少なくとも一方の電極を、該タブレツトと対向
する面を頂部とする円錐台形としたことを特徴と
する高周波加熱電極を提供して達成される。
度を均一化させることにあり、この目的は熱硬化
性成形材料よりなるタブレツトを形成直前に予備
加熱する際、該タブレツト非接着性の材料で被覆
した一対の電極により該タブレツトを挟持させる
ため、一方の電極に金属弾性構造体を具備せしめ
た高周波加熱電極において、 少なくとも一方の電極を、該タブレツトと対向
する面を頂部とする円錐台形としたことを特徴と
する高周波加熱電極を提供して達成される。
以下図面を用いて本考案を説明する。第2図は
本考案の一実施例における高周波加熱用電極でフ
エノール樹脂の円筒形タブレツトを挾持した状態
の説明図である。即ち通常のレバー機構等によつ
て上下動自在な受け板4の下面には複数のコイル
ばね5を介して上部電極1′を装着し、円筒形タ
ブレツト3の上面より大きい平面であるところの
電極1′の下面にはテフロンシート6を接着して
あり、下部電極2′はタブレツト3の下面より小
さい面積の円形頂面8とタブレツト3の下面より
大きい底面をもつた円すい台形状に形成し、その
上面にタブレツト3下面より大きい上面を有する
テフロン製のキヤツプ7を覆せてある。そして、
キヤツプ7を覆せた下部電極2′上にタブレツト
3を載置し、受け板4を下降させると、上部電極
1′はコイルばね5に押圧され、テフロンシート
6を介してタブレツト3上面に面接触するととも
に、コイルばね5の押圧力はテフロンキヤツプ7
を介してタブレツト3を下部電極2′に密着させ
る。
本考案の一実施例における高周波加熱用電極でフ
エノール樹脂の円筒形タブレツトを挾持した状態
の説明図である。即ち通常のレバー機構等によつ
て上下動自在な受け板4の下面には複数のコイル
ばね5を介して上部電極1′を装着し、円筒形タ
ブレツト3の上面より大きい平面であるところの
電極1′の下面にはテフロンシート6を接着して
あり、下部電極2′はタブレツト3の下面より小
さい面積の円形頂面8とタブレツト3の下面より
大きい底面をもつた円すい台形状に形成し、その
上面にタブレツト3下面より大きい上面を有する
テフロン製のキヤツプ7を覆せてある。そして、
キヤツプ7を覆せた下部電極2′上にタブレツト
3を載置し、受け板4を下降させると、上部電極
1′はコイルばね5に押圧され、テフロンシート
6を介してタブレツト3上面に面接触するととも
に、コイルばね5の押圧力はテフロンキヤツプ7
を介してタブレツト3を下部電極2′に密着させ
る。
このようにして、高周波電源Aに接続されてい
る上部電極1′と下部電極2′間に高周波電圧を印
加すると、タブレツト3はその誘電体損失によつ
て加熱され、その昇温は、タブレツト3の厚さの
ばらつきに殆んど関係なく通電時間によつてほぼ
一定となり、下部電極2′の円すい台形状はタブ
レツト3内の温度を均一化する効果をもたらし、
かつ、テフロンがフエノール樹脂と剥離性がよい
ため焼付くことがない。
る上部電極1′と下部電極2′間に高周波電圧を印
加すると、タブレツト3はその誘電体損失によつ
て加熱され、その昇温は、タブレツト3の厚さの
ばらつきに殆んど関係なく通電時間によつてほぼ
一定となり、下部電極2′の円すい台形状はタブ
レツト3内の温度を均一化する効果をもたらし、
かつ、テフロンがフエノール樹脂と剥離性がよい
ため焼付くことがない。
なお、上記実施例においては下部電極のみを円
すい台形状としてあるが、上部電極をも円すい台
形状とすればその効果はより顕著となる。一方、
タブレツト内温度のばらつきが成形工程にあまり
影響しないタブレツトにおいては上、下電極とも
平面形状のものを使用してもよいし、平面形状の
電極にはテフロンを焼付けてコーテイングする手
段もある。
すい台形状としてあるが、上部電極をも円すい台
形状とすればその効果はより顕著となる。一方、
タブレツト内温度のばらつきが成形工程にあまり
影響しないタブレツトにおいては上、下電極とも
平面形状のものを使用してもよいし、平面形状の
電極にはテフロンを焼付けてコーテイングする手
段もある。
以上説明したように本考案による高周波加熱用
電極は、エア・ギヤツプを零又は電極に装着した
テフロンシートやテフロンキヤツプ等によつて決
められる一定値として加熱されるため、タブレツ
トの厚さのばらつきに関係なく高周波電圧印加時
間によつてほぼ一定した加熱温度が得られるとと
もに、電極の円すい台形状はタブレツトの部分的
温度上昇を抑制することによつて極めて均質な温
度に予備加熱されたタブレツトを成形機に供給可
能ならしめた結果、成形時の成形材料流れが安定
化して製品品質を向上させるとともに、テフロン
等で電極面を覆うことによつて電極寿命を伸し得
た効果は極めて大きい。
電極は、エア・ギヤツプを零又は電極に装着した
テフロンシートやテフロンキヤツプ等によつて決
められる一定値として加熱されるため、タブレツ
トの厚さのばらつきに関係なく高周波電圧印加時
間によつてほぼ一定した加熱温度が得られるとと
もに、電極の円すい台形状はタブレツトの部分的
温度上昇を抑制することによつて極めて均質な温
度に予備加熱されたタブレツトを成形機に供給可
能ならしめた結果、成形時の成形材料流れが安定
化して製品品質を向上させるとともに、テフロン
等で電極面を覆うことによつて電極寿命を伸し得
た効果は極めて大きい。
第1図は従来の高周波加熱用電極説明図、第2
図は本考案の一実施例における高周波加熱用電極
説明図。 1,1′……上部電極、2,2′……下部電極、
3……タブレツト、5……コイルばね、6……テ
フロンシート、7……テフロンキヤツプ。
図は本考案の一実施例における高周波加熱用電極
説明図。 1,1′……上部電極、2,2′……下部電極、
3……タブレツト、5……コイルばね、6……テ
フロンシート、7……テフロンキヤツプ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 熱硬化性成形材料よりなるタブレツトを形成直
前に予備加熱する際、該タブレツトと非接着性の
材料で被覆した一対の電極により該タブレツトを
挟持させるため、一方の電極に金属弾性構造体を
具備せしめた高周波加熱電極において、 少なくとも一方の電極を、該タブレツトと対向
する面を頂部とする円錐台形としたことを特徴と
する高周波加熱電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978159811U JPS62150Y2 (ja) | 1978-11-20 | 1978-11-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978159811U JPS62150Y2 (ja) | 1978-11-20 | 1978-11-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5575996U JPS5575996U (ja) | 1980-05-26 |
JPS62150Y2 true JPS62150Y2 (ja) | 1987-01-06 |
Family
ID=29152965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978159811U Expired JPS62150Y2 (ja) | 1978-11-20 | 1978-11-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62150Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-11-20 JP JP1978159811U patent/JPS62150Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5575996U (ja) | 1980-05-26 |
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