JPS62149921A - ７インチ以上の直径のコ−ミングシリンダを有する綿コ−マ機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は綿コーマ機に関する。より詳し〈従来公知の綿
コーマ機よシも大径のコーミングシリンダを有する綿コ
ーマ機に関する。

〈従来の技術〉 公知のように、綿コーマ機のコーミング作用ではコーミ
ングシリンダのコーミング針によって、コーミングされ
たコームドフリンジの前部はブタ、チングローラの前方
送出し回転により逐次引出されて先行するコームドフリ
ンジの後部に重ねられることによって７リースが形成さ
れる。その際フリースを形成する前にコームドフリンジ
にトッゾコーム針が入りコームドフリンジの後部をコー
ミングする。したがって、コームドフリンジの後部に介
在する短繊維やフ、り状繊維等はコームドフリンジの前
進に際してトップコーム針によってその前進が阻市され
てドッグコーマ針の裏側に堆積する。このようにして堆
積した繊維はコーミングシリンダのコーミング針によっ
て梳き解かれる。

かくして二ｙパが把持できない短繊維やフック繊維は落
綿となる。

綿コーマ機においては複数のコーミング針がそれぞれ所
定の針間隔で配列されているコーミングプレートの複数
枚が軸線方向に平行して円周部の所定区域（この区域を
通常ニードルハーフラップと称す）に配置されているコ
ーミングシリンダが用いられる。かかる綿コーマ機で前
述のコーミング作用を行う場合に、コーミングシリンダ
の回転方向前方側のコーミングプレートのコーミング針
は前述の堆積した短繊維やフック状繊維等を梳き解かす
ためにその解繊抵抗が大きくなる。この解繊抵抗は通常
コーマの回転数の上昇と共に増加する。そのために前記
堆積した繊維の梳き解かしと共に行われる新たに供給さ
れる繊維群へのコーミングシリンダのコーミング針の入
り込みが悪くなシ、その結果コーミング作用が不充分と
なるという問題がある。

前述の問題を解決するだめの種々の試みが行われている
０例えばコーミングシリンダの回転方向前方（ＩＩＩの
複数枚のコーミングプレートのコーミング針の針間隔を
大きくして堆積繊維へのコーミング針の入シ込みを容易
にしようとする考えである。

すなわち第１表に示す従来用いられているコーミング針
の配置構成を第２表に示す改良型配置構成に変える方法
である。第１表および第２表においてストリッツｊｌｌ
ｌｉ位はＡ１がコーミングシリンダの回転方向の最前位
置に配置されたコーミングプレートを示し、番号が増す
につれてコーミングシリンダの回転方向後方に配置され
ている。第２表に示すように、改良型配置構成ではスト
リッパ順位屋１および憲２において、１イＺチ間の針本
数が従来の配置構成の発となっている。

以下余白 前述のように構成された２種類のコーミングシリンダを
用い、４０８用米綿（＃維長１１Ａ！′、繊度４、３　
＃／ｉｎ　）を原料としてシリンダ回転数を変えた場合
の落綿率の変化を調べその結果を第３表に示す。

第３表 第３表に示す如く、コーミングシリンダの回転方向前方
側の針グレートのコーミング針の針間隔を広くしたもの
（改良型）では落綿率のコーミングシリンダ回転速度の
増加による影響が少ない。

これは供給される繊維群が間隔の広い針の間によく沈み
、コーミング作用がよく行われるからである。現在ナス
ミス型コーマ機でのコーミングシリンダの回転数はほぼ
１５０　ｒ、ｐ、ｍであり、したがって充分にコーミン
グできるように前方側のコーミング針の針間隔を大きく
することの意義が大きい。

しかし前述の改良型針配置構成では新たな問題が発生し
ている。すなわち従来の綿コーマ機ではそのコーミング
シリンダの直径は６インチ（１３２ｍ）が用いられてお
り、この６インチのコーミングシリンダの前記ニードル
ハーフラッグに２０本のニードルプレートが配置されて
いる。このニードルハーフラップの長さは他の機構の運
動との関係で現在以上長くすることができず、そのため
に第２表に示した改良型の針装置を有するコーミングシ
リンダでもニードルプレートの枚数は２０枚であり、２
０枚の中でコーミングシリンダの回転方向前方側の複数
枚のコーミングプレートに針間隔の大きいものを用いた
だけ、本来のコーきング作用をする針間隔の小さいコー
ミングプレートの枚数を少くせざるを得ない。コーミン
グシリンダ針の後部に配置されたコーミングプレートは
綿を精梳して短繊維、フック繊維及びネップを除去する
作用をするから針量の小さいコーミングシレー　　・ト
の枚数を少くすると、例えコーミングシリンダの回転方
向前方側のコーミングプレートのコーミング針を粗くし
てコームドフリンジの中にコーミングシリンダの各コー
ミングプレートのコーミング針が入りやすくしてあって
も、その後に行われるコーミング作用が不充分になって
良質なコーミングフリースが得られないという問題点を
有する。

〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明はコーミングフリンジにコーミングシリンダのコ
ーミング針が入シやすいと共に充分なコーミング作用を
与えることのできるコーミングシリンダを有する綿コー
マを提供することを目的とする。

〈問題点を解決するための手段〉 複数のコーミング針が直線状に配列されている／Ｑ”Ｓ コーミングプレートの複数枚が軸線方向に平行して円周
部の所定区域に配置されているコーミングシリンダを有
する綿コーマ機において、前記コーミングシリンダの直
径がフインチ（１７７ｓ＋ｍ）以上であり、それによっ
て前記コーミングプレートが少くとも２３枚前記円周部
の所定区域に配置されていることを特徴とする綿コーマ
機によって達成される。

本発明による綿コーマ機のコーミングシリンダはコーミ
ングシリンダの直径を大きくすることによって、従来の
綿コーマ機のコーミングシリンダに配置されているコー
ミングプレート（２０枚）よりも少くとも３枚多くコー
ミングプレートを用いることができるので、これら余分
に設けられたコーミングプレートの全ての針間隔を大き
くしてコーミングフリンジにコーミング針を入シやすく
した場合でも、本来のコーミング作用をするコーミング
プレートを２０枚設けることができるので、それぞれの
コーミングプレートのコーミング針がコーミングフリン
ジに確実に入った上で充分のコ−ミング作用を行い、し
たがって良質なコーマフリースを得ることができる。

〈実施例〉 以下に示す本発明の一実施例に基づき本発明を詳述する
。

第４表に本発明の綿コーマ機の一実施例におけるコーミ
ング針の配置構成を示す。ス）　ＩＪッｉ＋順位屋１〜
Ａ３の３枚のコーミングプレートに１インチ間の針本数
を従来（第１表参照）の配置構成の凭の１１本／インチ
とし、Ａ４およびＡ５を１８本／インチとし、以後は従
来と同様な針装置構成のコーミングプレートを用いてい
る。

以下余白 したがってストリッパ順位Ａ１〜Ａ３のコーミングプレ
ートでコーミングフリンジの中にコーミング針を確実に
入れた後でストリッパ順位扁４〜Ａ２３の２０枚のコー
ミングプレートのコーミング針によって充分にコーミン
グすることができ、良質なコーミングフリースを得るこ
とができる。

この効果は特にコーミングシリンダ回転速度が高速の場
合に著しく、例えば第４表に示した針装置構成を有する
コーマシリンダを用いてラップ重量７００グレイ／ｙｄ
　、送り０．２インチ／ニップ　でコーミングを行った
場合、その落綿率はコーミングシリンダ回転速度１００
　ｒ、ｐ、ｍで１５．５％、１５０ｒ−ｐｍｍで１５．
４チであり、落綿率の水準が向上すると共に回転速度を
上昇しても殆んど同じ程度の落綿率を維持することがで
きる。

〈発明の効果〉 本発明による綿コーマ機のコーはングシリンダは前述の
ように構成されているので、コーマ７リングに対して確
実にコーミング針を入れることができると共に、充分な
コーミング作用を与えることができるので、良質なコー
マ７リースを得ることができるという優れた効果を有す
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数のコーミング針が直線状に配列されているコー
   ミングプレートの複数枚が軸線方向に平行して円周部の
   所定区域に配置されているコーミングシリンダを有する
   綿コーマ機において、前記コーミングシリンダの直径が
   ７インチ （１７７ｍｍ）以上であり、それによって前記コーミン
   グプレートが少くとも２３枚前記円周部の所定区域に配
   置されていることを特徴とする綿コーマ機。