JPS62149625A - 生理活性物質の製造方法 - Google Patents

生理活性物質の製造方法

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JPS62149625A
JPS62149625A JP60290325A JP29032585A JPS62149625A JP S62149625 A JPS62149625 A JP S62149625A JP 60290325 A JP60290325 A JP 60290325A JP 29032585 A JP29032585 A JP 29032585A JP S62149625 A JPS62149625 A JP S62149625A
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JP
Japan
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physiologically active
urokinase
active substance
human
cell
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Application number
JP60290325A
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English (en)
Inventor
Teruo Kaneda
金田 照夫
Ken Okabayashi
岡林 謙
Naofumi Sousuke
早助 直文
Takashi Hiramatsu
隆司 平松
Masanori Nagai
永井 正徳
Hirobumi Arimura
有村 博文
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Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Green Cross Corp Japan
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/48Hydrolases (3) acting on peptide bonds (3.4)
    • C12N9/50Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25)
    • C12N9/64Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25) derived from animal tissue
    • C12N9/6421Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25) derived from animal tissue from mammals
    • C12N9/6424Serine endopeptidases (3.4.21)
    • C12N9/6456Plasminogen activators

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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 U産業上の利用分野] 本発明は、迫伝子組換え技術を利用した生理活性物質の
製造方法に関する。さらに詳しくは、ヒ1へ腎由来株化
細胞に組換えベクターを挿入し形質転換体を得、さらに
当該形質転換細胞から生理活性物質を製造する方法に関
する。
[従来技術] 遺伝子組換え技術によって目的の生理活性物質を生産す
る宿主としては、当初大賜菌を中心に研究が進められ、
さらに酵母、枯草菌等の微生物が、その培養の簡便さ及
び宿主−ベクター系の研究の進展等から繁用されティた
。(Goeddel、 D、 V、。
Itakura、  K、、  at  al、  P
roc、  Math、  八cad、  Sci。
U、 S、八、、 76、106 (1979)および
NaQata、 S、。
Ta1ra、 S、 H,and Weissmann
、 C,、Nature、 284゜1316 (19
80)参照〕。
しかし、近年高分子糖蛋白質を天然型に近い形で、しか
も可溶な型で遺伝子組換え技術による物質生産をおこな
うために宿主として、動物細胞を用いる発現系に焦点が
移っている。
厄知の動物細胞としては、 CHo −K + (チ11イニーズハムスター卵巣細胞:八TCCCCL
61) BHK  (新生仔ハムスター腎細胞:ATCCCCL
lo) CO3−7 (CV−10rioin 、 SV−40細胞:八TC
CCRL1651) VerO(アフリカミドリザル腎細胞:ATCCCCL
 −81) 等がある。
[解決しようとする問題点] しかしCHO−に+のような旧知動物細胞を宿主として
使用した場合には、培養のために牛血清が必要であり、
さらに産生された一重鎖プロウロキナーゼ(以下pro
−UKと言う)のような生理活性物質は、変性を受け、
2本鎖化したりする。
又、生理活性物質の産生mも十分ではなく、夾雑する動
物蛋白質も問題となる。
そこで本発明者らは、宿主として使う受容細胞について
種々検討し、ヒト由来細胞特にヒト腎由来株化細胞を選
択することによって、これらの欠点が克服されることを
見出し、本発明を完成した。
[問題点を解決するための手段] 本発明は生理活性物質をコードするDNA配列を組み込
んだベクターを用いて形質転換されたヒト腎由来株化細
胞を、培養することを特徴とする生理活性物質の製造方
法に関する。
本発明で使用されるヒト腎由来株化細胞は、例えばヒト
胎児腎より得たPrimary CLIltllre又
はdiploid cellを入手し、これを継代培養
して株化したものが例示される。細胞は、より好ましく
は、生理活性物質産生性のものが使われ、pro −U
Kを産生ずるためにはpro −UK産生細胞を使うこ
とがより好適である。細胞は、2〜20x 104Ca
l13/−の数で植え込み、3日間はど培養を続け、細
胞数が植え込み数の約3〜6倍になった時点でトリプシ
ン−EDTAfl液を添加し、細胞を回収して得たもの
が好適に使われる。
I胞培養用の培地としては、例えばwaymouthの
培地、Dulbccco’s 1odified H[
H培地などの無血清培地、好ましくは、ヒト血清アルブ
ミンを適迅(0,05〜0.2 w/v%)添加した無
血清培地、低濃度(0,05〜0.2w/v%)の血清
を添加した培地を用いて培養する。培地にはその他ラク
トアルブミン氷解物、トランスフェリン、各種アミノ酸
、各種脂肪酸、インシュリン等のホルモンなどを添加し
てもよい。
この培地中には空気(Air 95%、CO25%)を
適宜導入(流速=10〜500 d1分)することが好
ましく、温度は20〜37℃が好ましい。培養液は2〜
3日程度ごとに、交換する。
かくして株化されたヒト腎由来細胞は、宿主として用い
られ、生理活性物質発現用ベクターをこの宿主細胞の核
内に挿入することによって形質転換がおこなわれる。
生理活性物質発現用ベクターは、発現系遺伝子として例
えば5V−40に由来する1ンハンサー、初期プロモー
ター、ポリアゾニレ−ジョンシグナル及び有用な生理活
性物質をコードする遺伝子から構成される。又他の動物
ウィルスや動物細胞に由来するプロモーターなども使用
できる。
形質転換は、シャーレに約5〜7 X 105 cel
 l510成/ 100 mdishの割合で宿主細胞
を調製し、これに生理活性物質発現用ベクターをDNA
ff1として2〜4μり加える。DNAを宿主細胞にと
りこませた後、培養を行い形質転換細胞の選別をおこな
った。選別された細胞は、好ましくは、!&!紺状・粒
状の細胞が付着可能な培養用担体によって増殖される。
担体は、より好ましくは、プラスに荷電処理されたガラ
ス、ダクロン、テヘロン、ナイロン、オルロン等が例示
される。この担体は、通常培地に対して、0.001〜
0.5g/Il−#+3、好ましくは0.01〜0.2
09/cIX3稈度の密僚で培養器に充填する。
かくして、培地中に生理活性物質が産生きれる。
培地からの産生物の回収は、例えば、当該培地を遠心分
離、減圧濃縮、塩析分画、ゲルー過、濃縮、イオン交換
クロマトグラフィー、アフイニディークロマトグラフィ
ー等を、適宜組み合わせることによって行なわれる。
例えばpro−UKは次のごとき方法によって回収され
る。すなわち、まず培地を遠心分離し、上清を回収する
。この回収液をイオン交換クロマトグラフィーにより部
分精製する。担体としては、弱酸性陽イオン交換体が最
適であり、例えばCM−交換体、あるいはDuolit
e等が例示される。担体をp114.5〜6,5、より
好ましくはpH5〜6に調製した後、回収液を展開して
担体に吸着させる。
上記の緩衝液で洗浄した後に、pH7,5〜9.5、よ
り好ましくはpl+8〜9の緩衝液で本チモゲンを溶出
する。緩衝液としては、リン酸緩衝液等が例示される。
さらに、この溶出液をアフィニティークロマトグラフィ
ーにより高度精製する。アフイニティ力ラムの担体に結
合されるリガンドとしてはポリクローナル抗体またはモ
ノクローナル抗体のどちらを用いてもよい。
[効 果] 本発明によって提供されるヒト腎由来株化細胞を遺伝子
組換え技術の宿主として用いることを特徴とする生理活
性物質の製造方法は、無面清培地又は低濃度血清培地中
での遺伝子組換え細胞系による生理活性物質の高生産を
可能とし、しかも産生物の変性をもたらさないため、高
分子の糖蛋白質の生産系として、より産業目的に合致し
た技術を提供するものである。本発明によって、生産が
期待される生理活性物質としては、好ましくは、tP△
、ウロキナーゼ、pro−UK、IFN−γ、TNF等
が例示される。
[実施例] 以下に本発明を具体的に説明するために、pr。
−UKを代表例として開示する。しかし、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
(1)mRNAの単離・精製 ■使用細胞 ウロキナーゼを産生ずるヒト腎由来株化細胞から全RN
Aを抽出するため、まずこの細胞を5%FC3を含むダ
ルベツコのMEM培地中で培養した後、培地を1%FC
8を含むダルベツコのMEM培地に変換し、さらに10
〜15時間の培養を行った。この時期の1IllJ11
2〜5x109個をトリプシン処理によって集め、全R
NAを抽出した。
0mRNAの回収 特開昭58−148899 (出願人 株式会社ミドリ
十字)において開示された方法を用い、アフリカッメガ
エル卵母細胞へのインジェクションによりウロキナーゼ
の活性がみられた19〜20sの大きさのmRNAを精
製した。
(2)一本鎖cDNAの合成 cD N Aの合成は、主としてHaruin、 P、
 W、 etal、 J、 Biol、 Chem、、
  253.2483−2495 (1978)及びH
aniatiS et、 al、、 Mo1ecula
r cloning。
A taboratory manual、 Co1d
 Spring HarborLaboratory、
 1982.の報告を基に行った。
■ 表1に示した反応混合液に65℃、5分間加熱後氷
上にて急冷したウロキナーゼmRNAを20μ9加え、
エツベンドルフチューブ内でよく混ぜた後、氷上にtl
i置した。
(以下余白) 表   1 ■ 46°C110分〜12分の反応により、一本鎖目
のcDNAの合成を行った。
■ この反応混合液に0.5 HEDTA (pH18
,0)、20μgを加えることにより反応を終了させた
■ 反応混合液に等1fi(200μfJ)のフェノー
ル/クロロホルム溶液を加え、ポルテックスにて攪拌後
、10.OOOrpm 、3分間の遠心を行い、その上
層(水層)を分取した。下層のフェノール層にはさらに
等量のセファデックスG−100緩衝液(10mHトリ
スー1−ICfJpH8,o、  1mHEDTA 、
 100mHNa C,G )を加え、再度抽出を行っ
た。両者の水層を混合し、この反応液に80%グリセリ
ンを60μρ加えた。
■ セファデックスG−100カラムに反応混合液をア
プライし、G−ioogm?lWで溶出した。
溶出液は1フラクション5滴ずつ分画した。
■ 各フラクションをチェレンコフ カウントで測定し
、放射活性のピーク部分を集めた。
■ 1/10容の3M酢酸ナトリウム緩衝液、10μび
のtRNA、2容のエタノールを添加し、−80℃で2
0分冷却した。
■ 遠心(15,OOrpm、10分)にて沈澱を集め
、これを減圧上乾燥した。
■ 沈澱を300μNの0.1N  NaOH溶液に溶
解し、70℃、20分間インキュベートした後水冷した
■ 1N  HCJ)溶液(約30μfJ)を添加して
中和した。中和後、2μρをサンプリングしてその放射
活性を測定した。
■ 10μ3のtRNAを添加し、エタノール沈澱を行
った。遠心後沈澱を集め、これを減圧下で乾燥した。
■ かくして一本鎖cDNAの合成が完成した。
一本鎖cDNAの合成重は、一本鎖cDNA−mRNA
ハイブリッドをQ −100カラムクロマトグラフイー
によって回収し、これをアルカリ熱処理してmRNAを
分解除去した侵求めた。その結果、365μ9のウロキ
ナーゼ一本鎖cDNAを得た。
(3)二本鎖目のDNAの合成 二本鎖目のDNAの合成は、まずDNAポリメラーゼI
でDNA合成し、その後逆転写酵素を用い、DNA鎖の
延長を行った。
■ 一本鎖CDNA 100μmを2×反応混合液(表
2)で懸濁した。
表   2 ■ 60℃で2分間インキュベートした後、遠心(15
,000rpm、2.5分)し、上清を取った。
■ 沈澱に50μρの水を加え、■の操作を繰り返し、
両者の上清を混合した。
■ DNAポリメラーゼI クレノーフラグメント50
unitSを添加し、全量を200μρとした。
■ 15℃で一夜インキユベートした。
■ 0.28 E^■^(pH8,O)溶液を20μg
添加して反応を停止した後、等容(220μg)のフェ
ノール/クロロホルム溶液を加え、混合し遠心した。上
層を分取し、フェノール庖を220μ、QのTE緩衝液
(10n+Hトリス−1」C90118,0、1mH[
DTA)で再抽出した。
■ 両者の水層を集め、80%グリセリンを60μρ添
加した。
■ セファデックスQ −100カラムにアプライし、
G −100緩衝液で溶出した。溶出液は、1フラクシ
ョン5滴ずつ分画した。
■ 各フラクションをチーエレンコツカウントで測定し
、放射活性のピーク部分を集めた。この液2μρを10
7!のAC8I[に混ぜ、放射活性を測定し、残りの液
に5μ3のtRNA、1/10容の3M酢酸ナトリウム
緩衝液を添加し、エタノール沈澱を行った。
■ 遠心(T5,00Orpm 、 10分)ニテ沈澱
を集め、これを減圧下で乾燥し、dscDNAを得た。
dscDNAの収量は、5.3μ9であった。
以下逆転写酵素を用いた三木鎖目DNAの合成延長を行
った。
(4)逆転写酵素を用いた三木鎖目DNAの合成延長 ■ 得られたdscDNAを20μgの水に溶かし、更
に表3の反応混合液30μmを加え、両石を混合した。
(以下余白) 表   3 ■ この混合液を42℃で60分間インキュベートした
■ 0.2H[DTA (pl+8.o)溶液を5μρ
加え、反応を終了させた。
■ 等m(55μfJ)のフェノール/クロロホルム溶
液を加え、除蛋白を行った。
■ これ以後ポリメラーゼ■を用いたdscD、NAの
合成と同様((3)の■〜■〕の操作を行い、次の5h
Cnk、 T、 E、等に準じたS1ヌクレアーゼによ
る一本鎖DNA部分の消化処理(Proc、 Natl
、 ACad、 Sci、 USA 、 72工989
 (1975)参照〕へと進んだ。
(5)31ヌクレアーゼによる一本鎖DNA部分の消化 ■ dscDNAを100μρの81ヌクレアーゼ用緩
衝液(0,3M  Na C4! 、 30mt(酢酸
ナトリウム(it/1.5)、3n+HZn CfJ2
 )に懸濁し、37℃、30分間の保温にて完全にds
 cDNAを溶かした竣、05ユニツトの81ヌクレア
ーゼ(Pl、 Biochcmica1社製)を添加し
た。
■ 37℃、30分間の反応後、さらに2ユニツトのS
1ヌクレアーゼを加え、ざらに15分間反応させた。
■ 0.2)I EDT八(DH8,O)溶液を20μ
β加え反応を停止し、さらに120μ9のフェノール/
クロロホルム溶液を加え、除蛋白を行った。
■ フェノール層をTE緩衝液を用い再抽出した後、両
者の水層を混合し、エタノール沈澱を行い、dscDN
Aを得た。
(6) ds cD N Aのショ糖密度勾配遠心処理
1!7られたdscDNAを次いでショ糖密度勾配遠心
(38,000rpIll、 4℃)にかけて分子■の
大きな両分だ4ノを集めた。第1図に・シロキナーピd
s cDNA ((図中O−Oで表示した)の超遠心沈
陪パターンを示した。同時にマーカーとして、グロビン
dscDNA(図中ムームで表示した)の沈降パターン
も示した。フラクション6〜15の大きなcDNA画分
を集め、これをラージds cDNAとした。このラー
ジds CD N A tJJは722n(+であった
(7) ds cD N Aへのポリ(C)テイルので
」加つロキナーぎdscDNAの大きさは平均1,50
0bprあるど想定し、Ne1son and BrL
Itla(](HOthOdSin Enzymol、
、 ea  41−50.1979)の方法に準じてC
−テイル反応を行った。C−テイル反応は、dscDN
Aの3’OH末端に、15〜20個のポリ(C)テイル
が付加されるのが理想である。本研究では、5ユニット
のクーミ犬ルトランスフ1ラーゼを用い、37℃にて反
応を行った。その結果、約20個のC−テイルが付加し
た。
別に調製した大腸菌プラスミドl)B R322のPS
tI部位に同様に約15個のポリ(G )テイルを付加
した。さらにこれら両者を等モル混合し、高いイオン強
度下で70℃から37℃へ緩やかな冷却によりアニーリ
ングを行った。
(8)トランスフォーメーション 7二−’)’、yグしたDNAをL(3derben(
] andCohen、 J、 Bactriol、 
119 1072〜1074 (1974)の方法に準
じて大腸菌881株に導入しトランスフォーメーション
を行い、約70,0OOfil;lのテトラサイクリン
耐性株が得られた。得られたトランスフォーマン1〜の
アンピシリン感受性をレプリカ法で調べた。その結果、
全トランスフォーマントの90%以上、約60.000
コロニーが、cDN八が挿入されたと考えられるAD、
TC’を示した。
(9)ウロキナーゼ遺伝子のクローニングウロキナーゼ
cDNAをクローニングするため、公知の尿高分子量型
ウロキナーゼのアミノ酸配列(Gjinzler at
 al、、  ll0DF)O5eyler’s l 
PhysiolChem、  363 1156〜11
65 (1982)、 5tQffeuS etal、
  l1oppe 5eyler’s 1.  Pt+
ysiol  Chem、  363゜1043−10
58.1982)に基づいてオリゴデオキシリボヌクレ
オチドを合成し、これをハイブリダイゼーションプロー
ブとしてトランスフォーマン1−のスクリーニングを行
った。
■ 合成オリゴデオギシリボヌクレオチドブローブ プローブとして用いた14−塩基の合成オリゴデオキシ
リボヌクレオチド混合物(以下プローブと呼ぶ)は、日
本ゼオン社より購入した。
表4は、用いたプローブの塩基配列とこれに対応するウ
ロキナーゼのアミノ酸配列を示している。
用いたプローブは人尿高分子吊型ウロキナーゼB鎖のア
ミノ酸73〜77に対応する。又、表4から明らかな様
にプローブは8種のオリゴヌクレオチドの混合物である
(以下余白) 表   4 ヒトウロキナーゼcDNAの1liffi用のオリゴヌ
クレオチドプローブ プローブ アミノ酸    73 74 75 76 77配  
列     NlI2 − Glu  −Met  −
Lys  −Phe  −Glu −COOH G      GU コドン5’−GAA−AIIG−AAA−UUc−GA
A −3’ 4−mar T      TG 混合物   3’  −CTo−TAC−FT。−AA
A−CT−5’ (注)中段にはアミノ酸配列に対応するmRNAの可能
な全配列を示す。下段は、このmRNAに相補的なプロ
ーブDNAの塩基配列を示す。
なI3、プローブのアミノ酸77(Glu)コドンのう
ら、第三塩基はプローブDNAに含まれていない。
■ 5′末端を32Pでラベルしたプローブの[j(→
 プローブ5′−末端の32Pラベルプローブは5’ 
−OHとして合成されているので〔γ−32P〕△TP
(アマ−ジャム、PB10218)と、I4−ポリヌク
レオチドキナーゼとで5′末端を32Pでラベルした。
ラベル条件は、32P−ATPと5′−引」末端のモル
比を5:1として以下の様な反応系で行った。
反応液 プローブDNA   6〜aopmo+ 5 ’  −
O1l末端※110×キナービ緩衝液        
2μpT4−ポリヌクレオチドキナーゼ  1μ、O※
2 〔γ−32P)ATP  5’ −OH末端のXm
0I H2O総組20μρとする倒 反応は37℃で60〜120分間行う。反応終了後、1
μρの0.5HEDT^溶液(pH8,0)、35μρ
の1M塩化ナトリfクム(10mMトリス−HC,0、
pH7,2,1mHEDT^溶液中)および10.Jl
l!の11n9/1rdltRNA溶液を加えて終示3
5μgとし、70℃、3分間の熱処理でポリヌクレオチ
ドキ±−ゼを失活させて反応を終了させた。
(0)  3”P−ラベル化プローブの精製ω項で調製
した反応混合物をNAC3−52のミニ−カラム(BR
L)にかけて、32P−ラベル化プローブを精製した。
この様にして精製したプローブDNAの比活性は約1.
OOx109cp /μgDNAである。
■ コロニーハイブリダイゼーション 前記作成したプローブを用い、HaniatiS at
at、  Mo1ecular  cloning、 
 八 しaboratory  Hanual。
Co1d Spring tlarbor Labor
atory、 1982の方法に準じてコロニーハイブ
リダイゼーションを行い、ウロキナーゼcDNAのスク
リーニングを行った。
前記的70,000個の1−ランスフォーマントのうち
約10.000個について、〔γ−32P〕でラベルし
た合成プローブを用いたコロニーハイブリダイゼーショ
ンを行った結果、比較的強くハイブリダイズしていると
思われる65コロニーを選出した。これらの65コロニ
ーをフィルターに再度固定し、同一のプローブを用いて
再スクリーニングを行った結果、4つのコロニーがプロ
ーブDNAと殉めて強くハイブリダイズした。この様に
して選出された4コロニーについて、Birnboim
とDol+7の方法(Nucleic 八cid Re
s、、ヱ、 1513.1979)に準じてプラスミド
DNA (各々をpUKl、2.3及び4と命名)を調
製し、cDNへの大きざを判定した。ptJKlは4コ
ロニー中最大のcD N Aを有し、約1,900bp
であった。pLJ K 3及び4はこれより小さく、そ
れぞれ約1,300bpと約1,150bpであった。
又、pU K 2は最小のcD N Aで約170bp
であった。
(10)制限酵素地図の作成 前項で選択した4個のコロニーが保持する各プラスミド
のうち、cDNAの大きなpU K 1 。
pU K 3及びpU K 4の3つのプラスミドDN
Aに含まれるcD N Aの制限酵素地図を作成し比較
検討した。
使用した制限酵素は、ACCI、AIu■、 Ava■
AvaII、BamHI、BCII、B(III、B9
1ff。
BstEII、C1a1.EcoRI、Fnu4HI、
   ’11−1ae、  l−1inCII、  H
ind I[[、Kpnl、  NcoI。
MluI、PstI、PvulI、RsuI、5acI
5alI、5au96I、5caI、SmaI、5tu
I。
XbaI、XhoIであり、反応時に使用した各制限酵
素の緩衝液を表5に示した。
なお、△va■はR8a■緩衝液、5aCIはK pn
M衝液、3tuI、3al及びXhOIはBamHI緩
衝液、NC0I及びSCa■は8gll緩衝液、そして
MILIIハHindI[[I@液を使用した。
(以下余白) 表   5 まず、各プラスミドを種々の制限酵素で切り、次に各制
限酵素部位の距離を求めた。各プラスミドをEC0RI
で切断づると、I]UK1とfltJK4Cは全く同じ
大きさの断片(420bp )が見られ、またBa1l
lHTとEC0RI及びBa1llHIとpst工の2
重消化を行うと、p UKIとpUK3に全く同じ大き
さの断片が見られた。そこでI)UKIとpU K 4
においてはECoRI部位を重ねて、またpUKlとp
U K 3においてはBalllHl部位を基準にとっ
て、池の制限酵素部位を調べていくと、pLIKlとp
LI K 3及びI)LI K 4のcD N A上の
制限酵素部位の位置が一致したく第2図〉。
これらの結果から、pUKl、1)UK3及びpLJ 
K 4に挿入されているcDN△は制限酵素地図からみ
て同一のものであると考えられる。そこでpUKlおよ
びpU K 4の一部のDNA塩基配列を決定し、アミ
ノ酸配列を検討した。その結果、その配列は公知の尿温
分子m型ウロキナーゼのアミノ酸配列と一致した。
(11)ウロキナーゼCDNAの塩基配列の決定前項に
よってプラスミドがウロキナーゼcDN△を合むことが
確認できたので、次にHaxam −Gilbert 
 <マ’y”jム−キルt<−H法(prOc、  8
3口、 ^cad、  set、  USA  74 
 560〜. 1977)を用いてcDN△塩基配列及
びアミノ酸配列を決定した(配列工)。得られたcDN
A塩基配列から考えられる可能なアミノ酸配列を既知の
人尿ウロキナーゼのアミノ酸配列と比較した結果、次項
で詳細に記)ホする様にこれらのcDN△が20アミノ
酸から成るシグナルペプチドを含む総計431個のアミ
ノ酸から成るprepro−ウロキナーゼをコードする
、cD N Aであることが明らかとなった。
(12)ウロキナーゼのアミノ酸配列 (a)  cDN△が真にウロキナーゼcD N Aで
あるか盃かの判定tよ、17られた塩基配列からアミノ
酸配列を求めて(配列T)、これを既知の人尿つ[]−
1ナーゼのアミノ酸配列と照合することで打つIこ 。
下記配列(IF >は人尿高分子吊型・クロキナーゼの
A−及び13− KNの仝アミノ酸配列を示している。
411!       y N)?−〇(L)coΦ 0ILc%l−嘘−シーフェ
ンシングによって得られたcl)NΔ塩基配列を人尿ウ
ロキナーゼのアミノ酸配列〔配列(■)〕と比較した結
果、I)UKl及び4はいずれもウロキナーゼ前駆体c
DNAの一部を含んでいることが明らかとなった。
下記配列(II[)は、個々のフラグメントのシーフェ
ンシングの結果に基づいて作製したウロキナーゼアミノ
酸配列をコードするcDNΔの5′−末端から3′−ノ
ンコーディング リージョンまでの全塩基配列を示して
いる。
(以下余白) (b)以下本発明によって得られたウロキナーゼアミノ
酸配列をコードするCD N Aの構造について述べる
←) 5′−ノンコーディング リージョンとシグナル
シーフェンス 配列(I)及び(I[[)から明らかなように、蛋白合
成の開始コドンであるATG(Met)の上流には、少
なくとも79basesから成る5′−ノンコーディン
グ リージョンがある。又、Met(ATG)から始ま
る最初の20アミノ酸は、人尿つDキナーゼのアミノ酸
配列〔配列(■)〕には見られないことから、ウロキナ
ーゼ分子の細胞外への分泌に必要なジグノールペプチド
であると判明した。
更に、21番目のアミノ酸、3erに始まるアミノ酸配
列は、人尿ウロキナーゼの八−鎖のアミノ酸配列に一致
した。
このことから、今回得られたcDNAは、20アミノ酸
から成るシグナルペプチドを有するウロキナーゼ前駆体
(prcpro−Urok t nase、以下pre
 −LJKと略す)をコードするcDNA(pre−U
KcD N A )であることが明らかである。
(0)  ウロキナーゼ前駆体の開裂部位人尿ウロキナ
ーゼは、八−及びB−鎖の二本鎖であるが、これは当初
pro−UKとして合成されたウロキナーゼ前駆体分子
が細胞外へ分泌された後、プロテアーゼなどの作用によ
って2次的に二本鎖へ開裂するものと考えられる。1)
UKIのcD N Aのシーフェンシングによりこのこ
とが確かめられた。
配列(It)において、人尿ウロキナーゼのA鎖のカル
ボキシル末端のアミノ酸配列(配列(If)の1575
7番目ミノ酸であるPhe)に続いてLysが存在し、
更にB−鎖のアミン末端である1le−11e−G l
y−G Iy−・・・のアミノ酸配列が認められる。
このことは、人尿ウロキナーゼが当初はIVSを介して
八−及びB−鎖の結合した一重鎖ウロキナーゼ(sin
gle−chain pro−Urokinase)と
して合成され、A rg−Phe−L ys−[1e−
I le部部間開裂ること、開裂に際してLysは欠失
することを示している。
ぐ→ カルボキシル末端とCDNAの3′−ノンコーデ
ィング リージョン 配列(I)及び(III)には本発明より(9たC[)
NAの5′ −ノンコーディング リージョン、コーデ
ィング リージョン及び3′−ノンコーディング リー
ジョンの一部を示している。配列(I)及び(III)
に示すように、この塩基配列ではGly−1eu−A 
la−1euといった人尿高分子吊型ウロキナーゼB−
鎖のカルボキシル末端に一致するアミノ酸配列が読み取
られ、その下流に蛋白合成終止コドンであるTG△が存
在する。従って、人尿、高分子量型ウロキナーゼのカル
ボキシル末端と本発明によって19られたそれは同一で
、プロセシングにより欠失されるようなポリペプチドは
存在しないと考えられた。
一方、3′−ノンコーディング リージョンは制限酵素
地図から考えて、長大と思われる。3′−ノンコーデイ
ング リージョンについてはそのごく一部しかシーフェ
ンシングを行っていないが、現在得られている3′−ノ
ンコーディング リージョンは約850bpである。し
かし、この中には真核生物のmRNAの3′−末端に特
徴的なpoly(八)配列が含まれていないことから、
3′ −ノンコーディング リージョンはもつと長大で
あると考えられる。
(13)ウロキナーゼ全コーディング リージョンを含
むシラスミドの作成 pU K 1およびDU K 4を制限酵素HindI
I[。
BolIIr消化した。Hind[[[及びB(+II
Iによる消化は37℃、1〜2時間行った。I)UKl
からは約5.3kbの断片を単離し、一方、pU K 
4からは約1.2kbの断片を単離した。次にT4−D
NAリガーゼ反応緩衝液(66mM トリス−HQj 
 1)H7,6,66InHM(] C(J 2 、1
0mHジチオスレイトール、 0.5mHATP)と1
0ユニツトのT4−DNAリガーゼ中で前記の断片を2
0℃で2時間反応させIigaHonL、、た。以上の
工程は第3図に示した。第3図に於イテ、EはEcoR
Iを、HはHindl[[を、BはBamHIを表す。
(14)ヒト腎由来株化細胞におけるウロキナーゼの産
生 (a)細胞における発現用ベクターの作製原料プラスミ
ドとして、Okayama and Berg(Hol
cc、 and cell、 Biol、、 3.28
0−289 (1983))によって創作されたpcD
Vl及びpLl(第4図)を用いて、psV−01(第
5図)を作成した。
1)CDV 1 トt) L 1 ハ、pBR322D
NAと5V40DNAとのハイブリッドプラスミドであ
り、PL、 Biochcmicals (Pharm
acia1社より入手した。
これらプラスミドへのつUキナーゼをコードするCDN
Aの挿入を容易にするため、pco v iのHind
 Ill −K pn1部位にpLlのHindII[
−pst■断片を挿入しps V −G +を作製した
すなわち、pL14μびを表5の反応条件でpst■で
消化後、突出する3′−末端をT4−D N A po
lymcraseで削ってblunt end  (平
滑末端)に変更した。その際の反応は反応混合液(pL
 14μ’j 110x T4 polymerase
 buyer 8 un 、2mHdNTPs B’a
 4.0μu 、  dH2076ufJ )を65℃
、3分間、加熱後急冷した後、T 4 DNA pol
ymcrase4 uρ (IOU)を加え、終迅80
μNとし、37℃で5分間反応させた。反応終了後0.
25HEDT^(1)H8,O)8μmトdH2080
μn ヲ加え、71/−ル処理を1回行った後、水層を
回収した。エタノール沈澱で、DNAを回収し、減圧乾
燥して、KpnI  1inker ligation
に供した。lltation反応は、反応混合液(dr
ied DNA4μ9.5′−PKpnI  1ink
er 2.czn  (2μs > 、10xlic+
asebuyer 2.OuJ  dH20) 18μ
、Ilを65℃、3分間加熱後徐冷し、T4 DNA 
 Iigase 2μg(5U)を加えて、16℃で一
夜反応させた。反応終了IKpnI、ついでl−1in
dI[[による消化を行い、5%ポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動(PAGE)にかけて約600bl) (7
) D N A Ijfi片を回収した。
一方、l−1ind[[とl1nrでocD V 1を
消化し、1%Agarose getで、約2.7kb
pのDNA断片を調製し、そのうち1100nを前記p
L1由来の約600bp D N A断片と1iGat
ionシた。ligaNon反応は、反応混合液(pL
1断片DNΔ150ng、pcD V 1断片DDNA
100n 、10XT4 DNAligase buy
er 1.0 μ41dH208μfJ)にT4− D
 N A 1iaase2 tlfJ (5,6U )
 ヲ加工、16℃で−夜反応させた。反応液の /2f
fiを用いて大腸菌118101の形質転換を行った。
1qられた形質転換体のうち12コロニーを用いてプラ
スミドDNAを調製し、各種制限酵素で消化して調べた
ところ、いずれも目的のプラスミドをを含んでいる事が
わかったので、そのうち1株からプラスミドDNAを入
場調製してPSV−G+とじ、その制限酵素地図の作製
(第5図)、ならびに5alI−BclI断片のDNA
塩基配列を求めた〔下記配列(IV )参照〕。この結
果、得られたps V −G +は、tlnI部位をク
ローニング部位として上流に5V−40DNAのear
ly cnhancer/ promoter ele
mentおよび1ate 5’ −splicingj
unctionが、下流には1ate poly(A)
signalがそれぞれ配列し、動物細胞中での機能的
なmRN Aの合成に関与する諸要素が欠失なく配列さ
れていると判定できた。
(b)ベクターへのウロキナーゼcDNA配列の挿入 (13)で得た1)UK33をpst■で部分消化し、
1.7にbp断片を単離してpS V −G +に挿入
した。
1.7kbp断片の単離は、反応混合液(1)LJ K
 3310μ9.10x PstI  buffer 
50.czρ、Pst110μn 1(601J)、d
Hz Oヲ加工てllff1500μj! ) ヲ、3
7℃に保ち、反応開始後、10分、15分および20分
で、それぞれ約160μgサンプリングし、65℃、5
分間加熱処理後、それぞれの、反応液を混合して、1%
アガロースゲルにて電気泳動にかけ、1.7Kb11断
片を約10μ9回収した。回収された約17にbpのう
ち約5μ9を用い、T4−DNAポリメラーゼ処理で切
断末端をblunt end  (平滑末端)ニかえK
 pn ■l 1nkarをligationL、、た
。そのt資Kpn工で消化したps V −G +と+
 igationL r、大腸菌ト13101を形質転
換して、pSV−Gl −pre U K (第6図)
をlた。
ps V −G + −preU Kは、第7図に示す
様に、5V−40のn+RNA転写調節域の下流ニpr
e−tJKc DNAの5’ −non coding
 reoion。
signal 5equence、 coding r
egion及び3′−non coding regi
onが挿入されており、ヒト腎由来株化Ill胞などの
適当な受容細胞へDNAを導入することテヒト−prO
−Urokinaseの産生を行いうる。
(C) Dominant 5election Ha
rkerを含むプラスミドDNAの調製 上記ps V −G +を用いて培養細胞を形質転換す
る際のDominant 5election Har
kerとして用いるプラスミドであるDSV−Gl −
Neo’ G、t、以下の様にして作製した。
Tn5由来のネオマイシン耐性遺伝子がクローニングさ
れティるプラスミドI)N E O(southern
P、 J、 and P、 Bera、 J、Ho1c
c、 and AppliedGenet、、  1.
 327−341  (1982))  (PL−Bi
ochemica1社)をBamHIとt−1indI
[[で消化後、ネオマイシン耐性遺伝子を含む1.5k
bpのDNA断片を回収した。回収したDNAは4  
dNTPs存在下でc、 coli DNA −pol
ymcrase I、 large fragment
(Klenow fragment)で切断末端を平滑
末端に変更した後にT4− D N A ligase
による反応でその末端に前述の様にしてK DnI l
1nkcrを付加した。
KpnI l1nkcr +tgation後、Kpn
I  6UでDNA断片を完全に消化し、1inker
の付加された目的の約1.5kbネオマイシン耐性遺伝
子を回収した。
回収したDNAlli片は、そのうち15n(lを前述
の様にしてKpnIで切断した。5V−G+ 20ng
とl igateL、大腸菌HB101を形質転換して
目的のプラスミドpsv−G+ −Neo  を得た(
第6図)。
(d)受容量m (recipient cell)の
調製受容細胞として、ヒト胎児腎より得たprilar
ycultureを継代培養して得られたヒト腎由来株
化細胞を用いた。DNAのトランスフェクションに用い
る細胞はトリプシン−EDTA処理で細胞を集めた後培
養液(5%FC8を含むダルベツコのMEM培地)に懸
濁し、ファルコン# 3003(100#1l11 )
培養シャーレに7 X 105 cells / 10
m/ 1100aシヤーレでうえ込んだ。24時間5%
C○2−95%airのC02−1ncubatorで
培a後、形質転換に用いた。この条件下では、受容細胞
として用いるヒト腎由来株化細胞のウロキナーゼ産生量
は、26.511/rd、/daV  (5例平均)で
ある(表6)。
(e)形質転換 長円等の方法(蛋白質核酸・w9素、2B (14) 
1569〜1581.1983)に準じて調製したプラ
スミドDNA (1)SV−G+−PraUK及びps
 V −G+−Neo(混合比率は+OO:1))をD
NA酊として2〜4μg/−およびcarrier D
NAとしてSalmon sperm  D N A 
(PL−Biochemical)を2011g/II
I!含有するDNA−Ca PO4m小沈澱液を(d)
で調製したシャーレあたり11Itiずつ加えた。シャ
ーレを十字に動かして静置し、DNA−Qa PO4微
小沈澱を細胞に吸着させた慢、再び1ncubator
で培養を開始した。6〜9時間時間項培地交換い、さら
に48時間以上培養して、形質転換細胞の選別を行った
(f)形質転換細胞の選別 ウロキナーゼ遺伝子は、自身では5electable
ではないため、真核細胞において、G −418耐性を
与えるTn5山来のネオマイシン耐性遺伝子をdomi
nant 5elecNon markerとして用い
(前述のps V −G + −N (!O) 5ou
thern等の方法(J、 MOICIC,and A
t111tied cenet、、 L 327−34
1゜19f32 )に準じてm胞をG−418含有培地
(400μグ/rd)で培養することによってトランス
フェクションしたsuiの選別を行った。なお、G −
418はGibco社!!(GellQtiCin■)
を用いた。
4日おきに培地を交換し、G −418耐性コロニーを
生育させ、14日目に50コロニー (Co1onie
s)を17だ。これらの形質転換細胞を5%FO8を含
むダルベツコのMEM培地で生育させ、順次選別を行っ
てウロキナーゼの産生■の高いと思われる細胞株を2株
選び、これらの細胞株の培養上清を用いて、ウロキナー
ゼcDNAのトランスフェクションによるウロキナーゼ
産生けの増加について検討するとともに、合成・分泌さ
れるヒト−UrOklnaS6の性状についても検討し
た。
表   6 11KG  27(n=5 )  30(n=5 )W
S52−1159(n=3)  58(n=3)WS5
2−0837 (n=3 )  50(n=3 )1−
I K G :受容量胞として用いたヒト腎由来株化細
胞 WS32−11. WS32へ08、形質転換細胞株活
性の測定は、7 x105 cells /1(7/2
5rm2flask Tニー細胞を植え込んだ後、3日
培養して、培地を5dのmaintenance He
diumに交換、24hr培俄後上漬のウロキナーゼ活
性(IU#I2/daV)を測定した。又、細胞あたり
のウロキナーゼ産生ff1(10/call/day)
は、24hrあたりのウロキナーぜ産生吊と、この間の
平均細胞数から求めた。
(0)ヒ1〜腎由来株化細胞によって合成されるヒト−
Urokinaseの性状 形7¥転換細胞株について、培地中に分泌されるヒ1〜
−11rokinaseの性状を調べた。
はじめに、ヒト−ウロキナーゼの産生vnを求めた。、
25cm2の培養フラスコ(Falcon# 3013
)に7X 105cells / 10me/ Na5
kで細胞を植え込み、3日j8養後conl’ Iue
ntとなった時点で培地を1%FC8を含むダルベツコ
MEM培地(MaintenanceMedium) 
5d/ftaskに交換する。24時間培養後、その上
清中のPlasminogen ACjiVatOr活
性を測定した(表6)。
人尿高分子UrOkinaS(!をreference
としたフィブリン平板法(アストラップら^rch、 
Biochcm。
Biophys、、 40,346−351 (195
2))による活性測定の結果、形質転換株のウロキナー
ゼ産生番は表6に示した様に形質転換前の産生伍に比し
て2倍以上増加していることがi認された。しかも、こ
れらの活性は、抗ヒト−11rokinasc抗体で特
異的に中和された。
次にこれらのクローンの産生ずるヒト−Urokina
scの分子ωを以下の様にして測定した。
Maintenance Mediumで24時間培養
した培養上清を12.5%SO3−PAGEにJこり泳
!IIIJ後、蛋白bandを25mHトリスー192
iHglycin (pH8,3)/20%metha
nol中で電気泳%J+的にn1trocellulo
se filterに吸着させ、western Bl
otting (Towbin et al、 Pro
c。
Natl、^cad、 Sci、、 USA、 76 
4350〜.1979.)を行った。
Filterは、その後3%gelaNnを含む20m
M トリスートICfJ(pH7,5)1500mHN
a C!!中室温、60分で旧ock L/た後、−次
抗体としてヒトーUrokinase抗原column
J5よびprotein ASepharosa CL
−4Bカラム(ファルマシア社)で精製した抗ヒト−U
rokinase Rabbit  I o Gを用い
る間接法で、l−I RP (Horse−Radis
h Peroxidase)ヲ用イlコimmuno 
−8,Olo assay 5ystelI(Bio 
−Rad社製)によりヒト−Urokinascのba
ndを特異的に染色した。
2−メルカプトエタノールによる還元処理を行った試料
を用いた場合、本細胞の培養上清では、分子f554 
Kのbandのみ認められた。この54にのバンドはr
eferenceとして、同時に泳動したヒト天然型一
本鎖pro−UK(ヒト胎児腎細胞の培養上清)と分子
量的にも抗ヒト−Urokinase I gGに対す
る反応性においても一致し、区別できなかった(第8図
参照)。これらの結果は、形質転換細胞では、元来本細
胞が有しているウロキナーゼ遺伝子以外に、DNAトラ
ンスフェクションによって導入されたヒト−ウロキナー
ゼcDNAが発現し当該天然型と同様に糖鎖が付加され
た分子量54にの一本鎖のpro−U Kの産生1nが
増大したことを示していると考えられた。
(こで、次にCon^−3epharosc 4B1(
〕7’/L/?シア社製)によるcolumn−chr
omatographyを行って、両クローンによって
合成・分泌されるヒl−−11rokinascの糖鎖
の有無を調べた。
クローンをconfluentになるまでlし、ダルベ
ツコのPBS(+)にラスイ社製〉で2回洗う。その後
PBS (+)に対して透析したFe2を1%含むNe
t旧onine freeのダルベツコのMEM培地5
d中で200μci/−の〔35S〕−Hethion
ineとともに20時間培養した。
〔35S〕でラベルされた培養液は5dの抗−ヒト−U
rokinascのモノクローナル抗体カラムにアプラ
イした。カラムを0.04HHa −phosphat
ebuffer(pt18.o) / 0.03 HN
aC,I)で充分洗浄した後、c+Iycine −1
1HI  (pH2,5)で溶出し、35sでラベルさ
れたヒト−Urokinaseを回収した。溶出した3
5sでラベルされたヒト−urok+naseは1Mト
リスで中和後、20mM Na −phosphate
 buyer pH7,4/150mHNa CNに対
して透析し、同buffert’平衡化したCon A
 −5cpharose 4B (ファルマシア)カラ
ムにアプライした。
bufferで洗浄した後、0.1HMethyl −
a −D −Hannosideを含むNa−phos
phate buffer (pH7,4)で溶出した
。その結果、抗ヒト−UrOkinaS(!モノクロー
ナル抗体カラムで溶出された放射活性のうら殆どがCo
n^−5epharosc ニ吸着1)、Hethl/
l −α−D −Hannosideで特異的に溶出さ
れた。
以上の結束は、ヒト腎由来株化lIDl11に導入した
ヒト−pro −Urokinase  cD N△が
正、贋に転写され、天然型と同等の分子♀及びモノクロ
ーナル抗体に対する反応性を有する糖蛋白として合成・
分泌される事を示していると同時に、ヒト腎由来株化細
胞が、DNAトランスフェクションによる形質転換を行
う際の受容細胞として好適な細胞株であることを示して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図 cDNAの超遠心沈降パターン。 第2図 1)U K 1 、  pu K 3 、  
pu K 4中に挿入されている各cD N Aの制限
酵素地図。 第3図 pUKlとpU K 4のIigation 
(リゲーション)の70−シート。Eは EcoRIを、HはHindI[を、Bは3aml−I
Iを表わす。 第4図 pcDV+とpL+とのligation (
リゲーション)フローシート。 第5図 pS V + −G +制限酵素地図。 第6図 Its V + −G −preU K及びp
s V −G+ −Neoの制限酵素地図。 第7図 1)SV+ −G+ −1ure UKのpr
eUK・ cDNΔ近刀の構造 N C: non codina reaionS S
 : signal 5equenceS J : s
plicing junc口On第8図 培養上清中の
ウロキナーぜの分子多測定のためのWestern B
lotling0特許出願人 株式会社 ミドリ十字 第  1  図 ドソア                      
   ]?V:’ ト久第  3  図 iI5図 116  図 5V−40A砿) 第  7  図 (迅に @8r!!J 手続補正書 昭和61年7月25日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒト由来の生理活性物質をコードするDNA配列
    を組み込んだベクターを用いて形質転換されたヒト腎由
    来株化細胞を培養することを特徴とする生理活性物質の
    製造方法。
  2. (2)生理活性物質が、tPA、ウロキナーゼ、一本鎖
    プロウロキナーゼから選ばれるプラスミノゲンアクティ
    ベーターである特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP60290325A 1985-12-25 1985-12-25 生理活性物質の製造方法 Pending JPS62149625A (ja)

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EP86118034A EP0232544A3 (en) 1985-12-25 1986-12-24 Process for producing physiologically active substances

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Cited By (1)

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