JPS62149574A - 鞍乗型車両の前照灯取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、幅広超低圧タイヤ（バルーンタイヤ）を（＋
ｉｆｉえ、操向用バーハンドルの後方に鞍型シートを搭
載してなる荒地走行に通した鞍乗型車両に関し、特にそ
の前フェンダ及び前照灯取付高さの設計上の自由度を向
上でき、かつ操縦性を向上できるようにした前照灯取付
構造に関する。

〔従来の技術〕

一般に、荒地走行用鞍乗型車両では、夜間走行を考慮し
て前照灯が装着されているが、この前照灯を一般的な自
動二輪車のように操向ハンドルの前部に装着すると、操
舵操作が重い、及び前フェンダが照射光を遮蔽し易いた
め車両直前部分の照明が悪いという問題がある。

そこで従来、上記操作性、照明の問題を解決するため、
前フェンダの左、右の前輪上方部分に前照灯を装着した
ものがあり、これは上記操作性の問題は解決できる。し
かしながら、上記前フェンダの前輪を覆う部分は、この
前輪の上下ストローク、及びタイヤの膨張量だけ高くす
る必要があり、特にスポーツ走行用車両の場合は上記ス
トロークが大きくなることから、上記前照灯も高い位置
に装着せざるを得す、結局この従来例では、前照灯。

前フェンダの高さについて設計上の自由度が低く、前輪
ストロークを確保しつつ車両直近に照射するのは困難で
あった。

そこで、従来、上記前輪ストローク、及び照明の問題を
解消できるようにした鞍乗型車両として、前フェンダの
中央部を下方に凹設し、該凹部上に１１１照灯を配設し
たものがある（特願昭５９−２５９８号参照）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記前照灯を前フエンダ中央部の凹部上に装着した従来
例では、該前フェンダの前輪部分と前照灯装着用凹部と
が一体になっていることから、前輪部分をあまり高くす
ると装着用凹部が相対的に下方に極端に深くなり、外観
上もあまり好ましくなく、結局前照灯によって前フェン
ダの高さ、ひいては前輪ストロークが規制され、設計上
の自由度はそれほど向上できない。

本発明は、上記従来装置の問題点を解消するためになさ
れたもので、前フェンダ高さ及び前照灯取付高さの設計
上の自由度を大きく向上でき、前輪ストローク及び車両
直近の照明を確保できる鞍乗型車両の前照灯取付構造を
提供することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、鞍乗型車両の前照灯取付構造において、前フ
ェンダの中央部に切欠凹部を形成し、該切欠凹部内に前
照灯を配置したことを特徴としている。

〔作用〕

本発明に係る鞍乗型車両の前照灯取付構造では、＋ｉｉ
ｆフェンダと前照灯とは分離されているから、一方が他
方によりその高さ等について規制されることはなく、そ
のため前照灯を所望の高さにして最適な照明を得ること
ができるとともに、前フェンダを高くして前輪ストロー
クを大きくすることができる。さらにまた切欠凹部を通
して前輪の接地位置を容易に確認でき、操縦性を向上で
きる。なお、切欠凹部は泥除は機能にほとんど影響しな
い中央部に設けられているから、この切欠凹部により前
フェンダの泥除は機能が損なわれることもない。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図について説明する。

第１図ないし第５図は本発明の一実施例を示し、図にお
いて、１は鋼管製車体フレームで、これは左、右一対の
クレードル状のサイドフレーム２をクロスパイプ３で連
結し、後部にシートレール４を接続してなり、該車体フ
レームｌの前端にはフロントバンパ５が、後端にはりャ
バンパ６が取り付けられている。

上記車体フレームｌの略中央にはクランクケース７と結
合されたエンジン８が搭載され、該エンジン８の後方に
はエアクリーナ９が配置され、また排気管ＩＯは車体フ
レーム１の側方を後方に延びている。そして上記車体フ
レーム１の前部左。

右には前輪懸架装置（図示せず）を介して前端１１が、
後部左、右には後輪懸架装置１２を備えたリヤアーム１
３を介して後輪１４が装着されており、この曲３後輸１
１．１４のタイヤには幅広超低圧タイヤが喋用されてい
る。さらにまた、上記車体フレームｌの前部に配設され
リンク機構により前輪１１を操舵する操向ハンドル１５
の後方にはタンクカバー１６３を備えた燃料タンク１６
゜鞍型シート１７が装着されている。

そして、上記後輪１４の上方、前輪１１の上方にはそれ
ぞれ樹脂製の後フェンダ１８．前フエンダ１９が配設さ
れている。この前フェンダ１９は左、右の前輪１１．１
１の上方を覆うカバ一部１９Ｃ，１９ｃと、該前輪１１
．１１間部分を覆う中央部１９ｄとからなる、いわゆる
ボンネット型のものである。上記中央部１９ｄの車幅方
向略中央には、車体後方に凹状の切欠凹部１９ａが形成
され、該切欠凹部１９ａの周縁部には補強フランジ部１
９ｂが下方に折り曲げ形成されている。

上記切欠凹部１９ａ内には２個のランプ２０ａからなる
前照灯２０が配置されており、該前照灯２０はランプブ
ラケット２１によって支持されている。このランプブラ
ケット２１は上記各′ランプ２０ａの下面を支持する支
持部２１ａと、各ランプ２０ａの前面を保護する保護部
２１ｂと、前脚２１　ｅ、後脚２１ｄからなる固定部２
１ｅとから構成され、この前脚２１ｅは車体フレームｌ
の前部に、後脚２１ｄはクロスバイブ３のブラケソト３
ａにそれぞれボルト締め固定されている。

次に本実施例の作用効果について説明する。

本実施例のような荒地走行用車両では、前輪ｌｌの上下
方向ストロークをできるだけ大きくする必要があるが、
そのためには前フェンダ１９の上記前輪１１上方部分で
あるカバ一部１９ｃは上記必要なストロークに応じてで
きるだけ高くする必要がある。また、夜間の荒地走行を
スムーズに行うには、前照灯は車両の直前に光を照射す
るために低い位置に設けるのが望ましい等、前フェンダ
１９と前照灯２０の支持においては、それぞれの要求に
応じられるよう設計上の自由度が高いことが必要である
。そこで本実施例では、前フェンダ１９に形成した切欠
凹部１９ａ内に前照灯２０を配設したので、前照灯２０
と前フェンダ１９とが分離され、前照灯２０は所望の照
明が得られるよう低い位置に配設できるとともに、前フ
ェンダ１９は前輪１１の必要なストロークに応じた高さ
にすることができる。

また、荒地走行においては、前輪１１の接地位置を直接
口で確認できることが望ましいが、本実施例では切欠凹
部１９ａを通して前輪１１の接地位置が６１認し易く、
操縦性を向上できる。

また、上記前フェンダ１９の中央部１９ｄはもともと泥
除は機能はほとんど果たしていないから、該中央部１９
ｄに切欠凹部１９ａを形成したことにより泥除は機能が
低下することはない。また切欠凹部１９ａの周縁には下
方への補強フランジ部１９ｂを設けたので、該凹部１９
ａ内に配設された前照灯２０を泥から保護できるととも
に、前フェンダＩ９の剛性を向上できる。

なお、上記実施例では、ランプ２０ａを下面で支持した
場合について説明したが、これは勿論側面あるいは上面
で支持してもよく、また上記実施例では後輪が２個、つ
まり四輪車の場合について説明したが、本発明は後輪が
１個の三輪車にも勿論適用できる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明に係る鞍乗型車両の前照灯取付構造
によれば、前フェンダの中央部に切欠凹部を形成し、該
切欠凹部内に前照灯を配置したので、前照灯と前フェン
ダとが分離され、これらの設計上の自由度を向上でき、
前輪のストロークを大きくできる効果があり、また車両
直前の照明が容易になるとともに前輪の接地位置確認が
容易になってＩｎ性を向上できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の一実施例による鞍乗型車
両の前照灯取付構造を説明するための図で、第１図は前
照灯取付部の平面図、第２図はその正面図、第３図はそ
の断面正面図、第４図はその断面側面図、第５図は上記
実施例構造が適用された鞍乗型車両の側面図である。 図において、ｌは車体フレーム、８はエンジン、１１は
前輪、１３はリヤアーム、１４は後輪、１５は操向ハン
ドル、１６は燃料タンク、１７は鞍型シート、１９は前
フェンダ、１９ａは切欠凹部、１９ｄは中央部、２０は
前照灯である。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）車体フレームの略中央にエンジンを搭載し、前部
   に２個、後部にリヤアームを介して少なくとも１個の幅
   広超低圧タイヤ付車輪を装着し、操向ハンドルの後方に
   順次燃料タンク、及び鞍型シートを搭載してなる鞍乗型
   車両において、上記２個の前輪を覆うように配設された
   前フェンダの中央部に、後方に凹状の切欠凹部を形成し
   、該切欠凹部に前照灯を配置したことを特徴とする鞍乗
   型車両の前照灯取付構造。