JPS62146884A - ワインダ− - Google Patents

ワインダ−

Info

Publication number
JPS62146884A
JPS62146884A JP61292664A JP29266486A JPS62146884A JP S62146884 A JPS62146884 A JP S62146884A JP 61292664 A JP61292664 A JP 61292664A JP 29266486 A JP29266486 A JP 29266486A JP S62146884 A JPS62146884 A JP S62146884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
yarn
thread
guide
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61292664A
Other languages
English (en)
Inventor
アドルフ フルーエリ
クラウディオ モルテニ
ユルグ ネフ
ペーター オズワルト
ビート ルフ
クルト シェーファー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maschinenfabrik Rieter AG
Original Assignee
Maschinenfabrik Rieter AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maschinenfabrik Rieter AG filed Critical Maschinenfabrik Rieter AG
Publication of JPS62146884A publication Critical patent/JPS62146884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/70Other constructional features of yarn-winding machines
    • B65H54/72Framework; Casings; Coverings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/04Arrangements for removing completed take-up packages and or replacing by cores, formers, or empty receptacles at winding or depositing stations; Transferring material between adjacent full and empty take-up elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、糸の巻取りの技術の改善に関するものであり
、特に合成繊維フィラメントに好適なものである。
〈関連先願) 本発明は、ヨーロッパ特許出願第82107022・4
号(公開第73930号)に開示された装置の改善に関
するものである。そのローロッパ出願は“基礎出m”と
してここで参照されている。
該基礎出願に開示された幾何学的変形はり一ロッパ特許
出願第85100309号(公開第161385号)と
しく6) て開示されている。
上述の各ヨーロッパ特許出願に開示された装置に適用出
来る付加的な改善は、以下に付は加えた関連出願に開示
されている。
a)タルトシェーフy −(Kurt 5chefer
)の名で、”Winding Machine for
 Filament Packages equipp
edwith Package Screening 
Means″のタイトルで1985年3月1日出願の米
国特許出願第06/707425号(JP、61−33
086)。
b)アドルフ フルーグー(Adolf Flueli
)、ハインツ オズワルド(Heinz Oswa*l
d) 、クルトシェーフ7−(Kurt 5chefe
r)の名で、”Threadwinding Mach
ine including a Piston an
d Cylinderllnit、 Method o
f Perfor請ing Automatic Ch
angeoverof Winding of a T
hread and Method of Formi
ngan 0vers1ound Tranrsfer
 Ta11″のタイトルで1985年4月16日出願の
米国特許出願第06/723981号(JP、61−8
6216)。
C)マシーネン ファブリク リークー アーゲー(M
aschinenfabrik Rieter AG)
の名で、”Enclosures for )ligh
 5peed Hinders”のタイトルで1985
年7月5日出願の英国特許出願第8517173号(J
P、6l−156351)。
上述の各係属中の出願での開示は、本明細書内で参照さ
れる。
く本発明〉 基礎出願の場合と同じく、本発明は縦軸のまわりに回転
可能の接触部材(接触ローラ)を用いている。
接触部材は、進行中の糸を受入れ、糸パッケージに捲く
ために糸を引渡すための捲付は領域を有している。
この供述によって暗示されるように、ワイングーは、プ
リント(Print)型と呼ばれるものであり、そこで
はワイングーに引渡される糸は、形成中のパッケージに
移送される前に接触ローラと接触状態に導かれる。接触
ローラは、糸パッケージのための移送駆動として配置(
摩擦駆動ローラ)されても良く、そして/又は該パッケ
ージのために分離した駆動体としても良い。
ワイングーは、少くとも2つのチャックを含んでおり、
そのチャック上で糸パッケージが形成される。チャック
は、接触部材と捲取り関係に連続して移動可能である。
1つのチャックの捲取作用が中断された時、引渡される
糸を他のチャックに移すために、切換え作用が実施され
る。
基礎出願に於てと同様に、第1チャックは、縦チャック
軸のまわりに回転可能であり、そして接触部材から離さ
れた第1休止位置から該部材に近接した捲取位置に、第
1経路に沿って移動可能である。
第1チャックは又、その休止位置に戻すために第1経路
に沿って移動可能である。
第2チャックは、縦チャック軸のまわりに回転可能であ
り、そして第2休止位置から接触部材に近接した捲取位
置まで、第2経路に沿って移動可能である。第2チャッ
クは又、その休止位置まで戻るために、第2経路に沿っ
て移動可能である。
第1と第2の休止位置は、接触部材の軸を通り、且つそ
の上の捲取域を通る平面の反対側に配置さく9) れている。両経路は捲取域の方に収斂している。
1つのチャック上での捲取作業が中断された時、糸の受
は入れ長さが該チャック(取出しチャック)上の糸パッ
ケージと接触部材間に作り出される。
各切換作業のために、即ち、第1から第2のチャックに
そして又逆にも切換えるために、それぞれのガイドが、
捲取作業の開始されるチャック(新入チャック)上でチ
ャックと係合するための糸のこの受は入れ長さを転換す
るために備えられている。各ガイドは、接触部材に近接
したその夫々の経路の所定の位置に置かれた時に、新入
チャックが糸の該長さと係合出来るように、作用位置(
作業位置)を有している。
各チャックは、捲取作業を中断した後、それぞれの経路
上での中間停止なくその休止位置に戻ることが出来る。
第4図に関連してより詳細に述べられる如く、装置は、
好ましくは変換ガイドによって引起される糸径路の変換
(即ち、“自由茅、経路”でのガイドの干渉)が低い平
面まで持続されるようになっ(lO) ている。
図の引用によって説明されるように、この平面は糸径路
の“変換角”によって都合良く説明されており、そして
この角度は、好ましくは120°を越えない。
捲取域は、好ましくは接触部材の周面の集中された(一
部分に制限された)位置上に置かれ、そして好ましくは
接触部材の軸を貫通する水平面を含む。捲取域は、第1
及び第2チャックとそれぞれ関連したill 91域と
して構成される。
基礎出願の第15図に開示された装置に対する差異とし
て、新しい装置では、副領域は重複する必要はないが、
これら領域間でのどのような間隙も好ましくは狭く維持
される。この間隙に対する好ましい限定は図面の描写の
範囲内でなされている。
本発明の種々の例は添付線図を参照して記述される。
(先行技術〉 第1図に示されたレイアウトにかかる機械の全体詳細は
、基礎出願から得られるので、ここでは繰返さない。懸
案の機械は、22で示された慣用のトラバース機構と1
8で示された摩擦ローラとを含むフィラメントワイング
ーである。機械は、いわゆるプリントフリクションシス
テム(Print −friction system
)に従って運転され、それ故にワイングーに入る糸14
は摩擦ローラ上又は1対のチャック上で形成中の糸パッ
ケージに移される前に、摩擦ローラ18のまわりを通過
し、チャックの1つは第1図では24で見える。
チャックは、1つが摩擦ローラ18の上方にそして1つ
が該ローラ下方に位置するそれぞれの揺動アーム(図示
なし)によって支持されている。
各チャックは、従ってそれぞれの休止位置(図示なし)
からチャックによって支持された木管(図示なし)又は
糸パッケージが摩擦ローラ18と接触摩擦駆動される位
置まで移動可能である。
第1図に示されたチャック24は、対の上側チャックで
あり、その休止位置(ローラ18上方)からローラで駆
動される位置(第1図の点線位置)に経路(チャック縦
軸の移動軌跡29によって表示)に沿って動くことが示
されている。
下方チャック(第1図なし)は、ローラ18との共同駆
動から離れて摩擦ローラ18下方のその休止位置の方に
、その独自の経路(チャック縦軸の移動軌跡31で表示
)に沿って動く。
下方チャックで支持された完成パッケージの部分が42
で示されている。自由糸長Tが、ローラ18から先のパ
ッケージ42まで延びており、そして基礎出願で述べら
れた如く、途中で捕えるために入って来るチャック(新
入チャック)24によって受は取られる 第1図に示された比較的簡単な装置は、不運にもこの装
置を組込んだ機械の応用範囲を限定した環境でのみ十分
信転出来ることが経験された。この問題の本質と、それ
に対する解決の概要は、第2図を参照して次に説明され
る。
第2図で用いられた引用番号は、第1図で用いられたそ
れと同じであり、そして、それらは同一部分を指してお
り、唯一の重要な相違点は、第2図に於ける新入上方チ
ャック24が第1図での相応するチャックよりもかなり
大きな径を有する点にある。便宜上“チャック径”がこ
こで言及されているが、だが実際、適正な寸法はチャッ
クによって支持される木管の外径である。もし別な方法
で指示しなければ本明細書中の“チャック”の用語はチ
ャック自体で支持された木管を含む。
チャック径の増加は多くの理由で必要になっている。
第1に、チャックを長く作成する趨勢があり、そしてこ
れらは片持レバー取付す(基礎出願に述べられた如く)
であるから、それらに強度及び剛度を付加することが必
要である。この関係で、第1図及び第2図はただ1本の
糸14のみが描かれてはいるが、ワイングーは同時に複
数の糸から相応する複数のパッケージを修成出来、1本
の糸のために本願中で述べら木た原理が複数本の糸に等
しく適用可能であるから、より複雑な装置が特別に記述
されてないが、その装置は、チャックの所望の設計に影
響するのが明らかなことに留意すべきである。更にその
上、より強いチャックを必要とするラージパッケージ化
の不変の傾向がある。
チャック24の径が大きくなるにつれて、駆動ローラ1
8からより離れて出て行くパッケージ42を、入って来
るチャックの場所を用意するために、チャック間で動か
すことが必要なのは明らかである。これは糸部分子の長
さを増加するのみならず、又チャックで糸を途中で捕ら
える前にローラ18上での糸の重なり角度(接触角度)
を減少し:即ち、パッケージ42とローラ18間の空間
がチャック24のための場所を作るために増加されるか
ら、糸長Tは入って来るチャックから更に外に動かされ
る。
結局、入って来るチャック上の糸部分子の重なり度は、
糸を把持する作用がもはや確実には行なえない位小さく
なる。
この問題に関する解決は、糸部分子を曲げるための進路
変換具の使用に見出され、そしてそれによって入って来
るチャック24上での重なりの度合が増加する。
このような進路変換具の作用の2つの可能な態様が第2
図でそれぞれA、Bで示されている。最初に第3図を参
照して簡単に記述される配置Bで、糸部分子は、摩擦ロ
ーラ18と入って来るチャック24間の空間内に延びる
線に沿って作用する進路変換具によって曲げられる。第
4図を参照してその後に記述される好ましい配置Aでは
、進路変換具は入って来るチャック24と出て行くパッ
ケージ42間を通過する作用線を有している。
(第1実施例〉 第3図に於て、摩擦ローラが18で示されており、入っ
て来る上方チャックも24で示されている。全体の装置
は、図面から直接明白ではないが、第1図及び第2図に
示された物とわずかに異っている。第1図及び第2図に
示された装置では、出て行く下方チャックが、その休止
位置に到達する前に、自由糸長Tを形成するために、そ
の経路31上のどこかでぶ時的に停止される態度をとる
しかしながら、パッケージ42がチャック24のための
場所を形成せんがために、その経路31に沿って更に動
くように押されるので、この中間での停止は単なる紛糾
の付加となる。それゆえ、以下に記述される如く、進路
変換具が備えられた所で、パッケージ42を支持してい
る出て行くチャック26が、好ましくは即時停止なしに
その休止位置に引っ込められ、それによって勿論糸部分
子を入って来るチャック24から一層離すように移動さ
せる。この事は、チャック24の摩擦ローラ18との最
初の接触点がローラ18の回転縦軸(図示なし)を通る
水平面下方になるように、装置を傾けることで幾分か妨
げられる。
しかしながら、機構幾何学的配列の他の重要な利点を失
なわないで適用可能な“傾き”の量には限度があり、そ
して第3図に50で広く示されたような進路変換具が結
局必須となる。
進路変換具50は糸案内(糸接触)部分52と支持アー
ム54とから成っている。案内部分52は、チャック上
に巻かれる糸全部に接触するように、チャック24の作
用長全体にわたって延びている。
アーム54は、チャック全長にわたって延びても延びな
くても良い。
部分52から遠隔のその端部で、アーム54は、取付台
56に、摩擦ローラ18の縦軸に平行に延びる58で線
図的に示された軸のまわりにアームが揺動可能なように
、取付けられている。取付台56の詳細は省略されてい
るが、慣用のピボットジヨイントの形態に出来る。
取付台56は、それ自体が、例えばねじ60で、機械の
フレーム(図示なし)に示されていない手段で取付けら
れた支持体63に固定されている。
アーム54の下面(第3図)には、ロッド66の一端と
ピボットジヨイント64を形成するプレート62が固定
され、該ロッドの他端はピストン(図示なし)に、ピス
トン端はシリンダーユニット(図示なし)に、取付けら
れている。ユニットのシリンダーは、機械フレームに揺
動可能に取付けられている。ユニットがロッド66を上
方に動かすために加圧された時、アーム54は第3図の
点線位置から実線位置に運ばれる。
点線(不作用)状態では、進路変換具50は、ワイング
ーの他の全運動部分、特に出て行くパッケージ42、に
関して十分に間隔が開けられており、そしてこれら部分
の運動の邪魔をしない。
進路変換具が実線位置に動かされた場合、パッケージ4
2が通路を完全に離れた後、糸案内部分52は摩擦ロー
ラ18からパッケージ42まで延びている糸長Tと係合
し、そしてこの糸部分を上方に入って来るチャック24
の方へ押し戻す。第3図で実線で描かれた進路変換具5
0の最終(作用)位置は、チャックが糸把持位置にあり
、又図示される如くローラ18かられずかに離れてチャ
ック24上で糸部分子の重なりの適切な角度の形成を可
能にする。
第3図は、チャック24が、例えば米国特許第4106
711号と一致した、凹所に置かれた糸把持及び切断の
構造を有していることを想定している。
ゆえに点線で描かれた如く、チャック24と係合してい
る糸部分子の経路は、チャックで支持された木管の外周
の半径方向内側になっている。
糸14の進路変換具50による変換度は、例えこのよう
な凹んだ把持構造を備えていても、チャック24上で適
切な重なり角を確保するのに十分になっている。
若し糸が木管の外周に係合することのみが要求される場
合は、例えば、若しその木管内の把持溝が糸の把持及び
切断を達成するに十分であれば、その時は進路変換具5
0で形成される重なり角度は、確かに十分であり、そし
てアーム54の揺動を制限するために適当に調節出来る
停止片(図示なし)の使用によって滑らかに減少出来る
把持及び切断作用自体は、基礎出願に述べられたものと
大体同じであって、ここでは繰返して述べない。
この作用が完了した時、進路変換具50は、チャック2
4上での新パッケージの形成を邪魔しないように、その
不作用位置に引込められる。
この装置は完全に申し分ないが、だが次の記載から明ら
かになる理由のために、第2図に線図的に示され且つ第
4図に詳細に示された装置Aが好ましい。
く第2実施例〉 第4図に於て、第1図乃至第3図に示されたと同じ摩擦
ローラが、また符号18で且つ部分のみ示されている。
実線で描かれ且つ引用符号24の加入された円は、又摩
擦ローラ18との最初の駆動接触の位置、即ち基礎出願
で引用された“端巻き位置”での捲取作用の開始位置の
上方チャックを表している。実線で描かれ引用符号26
の加入された他の円は、下方チャック(本願の第1乃至
3図になし)を表わし、そして又摩擦ローラ18と最初
の駆動接触の位置で表されている。そのために基礎出願
の第15図に示された装置に対する差異で、第4図のチ
ャック24 、26の軸は摩擦ローラ18の前で対応軌
跡29.31(第1図)の交差を越えて移動出来ないこ
とが認められる 第4図の上線部左手に、休止位置にあるチャック24で
支持された満パッケージ40の下端位置が示されている
。図の同じ側の下線部に休止位置にあるチャック26で
支持された満パッケージ42の上縁部が示されている。
番号44は、入って来る空チャック26への捲取りの切
換えの間、摩擦ローラ18と満パッケージ40間で糸経
路を曲げるために用いられる進路変換ガイドを示してい
る。この型式の進路変換ガイドは基礎出願の第4図及び
第13図に描かれ、且つ記述されており、そして該出願
は米国特許出願第06/7074425号として係属し
ている。この先行出願に規定された細部は本願の第4図
のガイド44の操作に全て適切であり、そして他に更に
正確な詳細が以下に記述される。
引用数字68は、入って来る空チャック24に捲付けを
切換える間、摩擦ローラ18と取り出す満パッケージ4
2間で糸経路を曲げるための進路変換ガイドを指してい
る。ガイド68の機能は既に第3図を参照して述べた案
内部分52のそれと大体同じであるが、しかしガイド6
8は、第3図の実施例での摩擦ローラ18とチャック2
4間でのそれにかえて、チャック24とパッケージ42
間で糸部分子に接触している。第4図の実施例は、ガイ
ド68が又、パッケージ42の突出している先尾端のチ
ャック24上のパーツとからむのを防止するのに役立つ
仕切り要素として作用する故に、好都合である。しかし
ながら、この重複作用を可能にするための装置は別の特
許出願の主題にされるだろう。本出願は切換え操作の間
の糸案内実写としての要素68の作用に専念する。
第4図に実線で描かれたパーツは、全てが同時に図示さ
れた状態で存在しない事が理解されるだろう。ダイアグ
ラム(d iagram)が単にワインダーレイアウト
の複数の幾何学的特徴を指摘するために用いられている
。種々のパーツの運動の順序が、本出願では第6図を引
用して後で述べられる。第4図の点線部分も又すぐ続く
記述では無視され、これらは確定して描かれたパーツの
寸法に於ける幾何学的変形に基す′<効果を示すために
もっと後で言及される。
最初に取り出す満パッケージ42から入って来る空チャ
ック24への切換えを想定する。更にその上、チャック
で運ばれる木管と摩擦ローラ18との間に実際の接触が
形成されるが、便宜上チャツク24が言及される。
第4図に24で指摘された実線の円は、実際に木管の外
周を表わしている。パッケージ42が第4図に部分的に
描かれた位置にあるように、チャック26がその休止位
置に戻ったと仮定する。ガイド68は第4図に描かれた
位置にあり、そしてチャック24はローラ18の方に動
いているが、しかしまだ糸と接触していない。摩擦ロー
ラ18とパッケージ42間の糸長は、その結果、ガイド
68によって2つの部分に分けられ;第1の部分は第4
図のTgrで点線で示されており、ガイド68とローラ
18間に延びており;第2の部分は第4図のTgpで点
線で示されており、ガイド68とパッケージ42間に延
びている。
便宜上、ローラ18とパッケージ42間で糸長は、長さ
Tとしてここで引用されて連続しており;付記“gr”
、“gp”は、糸の長さの特定部分を同種と認めること
が重要なところでのみ用いられる。
チャック24が糸長Tと接触する時、チャックは第4図
のTgcrの点線で示された状態に部分子grを曲げる
。第3図の実施例の引用で既に述べた如く、チャック2
4は、糸部分子gcrが木管(実線円24)の外周のま
わりを通過しなくてその外周内の凹んだ表面(図示なし
)のまわりを通過するように、凹んだ把持及び切断構造
を有するという前提がなされている。
第4図に示された線70は、糸ガイド68に接近した糸
部分子gcrの延長、即ちガイド68とすぐ上で言及し
たチャック24内の凹んだ表面に対する普通の接線の延
長を形成する仮想線である。
角度りは、ここでは糸径路Tgcrの延長直線から糸部
分子’gpの6変換”の角度として引用されている。
簡単な幾何学的原理が又、この変換角りはガイド68上
の半径方向の糸接触端での糸部分子の重なり角に等しい
ことを証明する。この角度の意義はこの明細書中で更に
後の部分で記述され、その場合角度りの大きさがローラ
18とパッケージ24間での“自由”糸長Tの中へのガ
イド68の干渉度合に依存する事が直ちに明らかとなる
糸部分子gpは、機械が最大径の為に設計された特定最
大径(例えば360m)のパッケージ42と符号するこ
とが、第4図に描かれている。基礎出願にも表わされて
いるが、しかしながら機械設計は、設計された最大径よ
り小さな径のパッケージを含む切換えも準備せねばなら
ない。
“最悪の事態”は、例えば、早まった切換えが実施され
ねばならぬような、過失が捲取り運転の開始直後に検出
された場合の、実質的には裸の木管の場合を含む。この
場合、ガイド68からチャック26に延びている糸部分
は、休止位置に戻された後、例えば第4図に示された点
線Tgtに沿って伸ばされ、変換角りが相応して増大す
る。勿論糸部分子gcrでは相応した変化はなく、だか
ら線7゜の位置では変化がない。
取出す満パッケージ40から入って来る下方チャック2
6までの切換えと関連する糸部分も又第4図に描かれて
いる。それらは比較的簡単に言及されているが、それは
すぐ上部の記載の類推から配置が理解されると信じられ
るからである。従って、糸長しが、摩擦ローラ18と取
出されるパフケージ40との間で、上方チャック24の
休止位置への戻りによって作り出される。更にその1該
パッケージ40が設計された最大径を有する。
そこで、糸長しの入って来るチャック26との接触より
先に、該糸長は、ガイド44によってガイドとロール1
8間の“上流”部分Lgr及びガイド44とパフケージ
40間の“下流”部分Lgpに分けられる。チャック2
6と糸長し間で接触した後、糸長はガイド44とロール
18間で位W L g Crに曲げられる。線72は、
ガイド68に関して既に述べられた延長70と同様に、
ガイド44で糸径路Lgcrの延長直線である。
ガイド44での変換角度(重なり角度)は再び文字りで
示されており:以下に記述されるべき一般原理は、本願
の図面では区別されていないが、両方の角度に等しく適
用されるから、ガイド44と68での変換角の大きさの
間には必要なつながりは無い。
全切換えは、上方チャック24上に於て実質的に裸の木
管で実施されねばならないと仮定する。
その時は、ガイド44とチャック24間の下流糸部分は
、切換えの時期に線Lgtに沿った状態にあり:前述の
とおり、上流の糸部分には変化がない。
上方のガイド44での“最悪の事態” (変換角りの最
大設定角)は裸の木管を含む切換え(ガイド68の場合
の如く)と関連しないが、設定最大パッケージを含む切
換とは関連する、即ち、上方ガイド44での変換角りは
糸径路Lgpの為よりも糸径路Lgtの為の方がより小
さい。
上に簡単に述べたとおり、変換角D(上方ガイド44か
下方ガイド68であろうとなかろうと)は関連系経路で
の関連ガイドの干渉の限度である。
干渉の満足の行く最大角度は周囲の情況に、特にガイド
の構造、糸のワイングーへの引渡し速度、及び糸自体の
構造に強く依存している。
簡明のために、糸接触式に半径方向に向けられた線を有
する比較的に簡単且つ丈夫な糸接触ガイドを用いること
が好ましい。
この事は、しかしながら、干渉しているガイドに関する
糸速度が糸引渡し速度に直接関係することを意味してい
る。
これら事情の下で、低速で引渡される粗くて弾力のある
糸は、高速で引渡される精製され且つ比較的に弾力のな
い糸よりも、ガイド44 、6Bからのより大きな干渉
の許容が出来る。
このような関係に於て、比較的に低い糸引渡し速度は3
000m/+min  (糸径路に沿った直線速度)ま
での範囲内であり、そして比較的高速は4500m/1
1in及び以上の範囲である。
粗い糸は300乃至4000デシテツクス(decit
ex)の範囲であり、精製された糸は15乃至300デ
シテツクスの範囲である。
比較的弾力のある糸は30%乃至40%の範囲内の伸び
を有し、比較的に弾力のない糸は15%乃至20%の範
囲内の伸びを有している。機械は、勿論これら境界範囲
の間での条件の取扱いが出来ねばならない。
本発明の1つの特徴により、変換角度りが決して120
°を越えないこと、しかしながら、ワイングーの幾何学
的配置が、好ましくは最大変換角Dが実質的には上述さ
れた120度以下であるように設計されることが示唆さ
れるが:実際問題として、最大100°が推奨される。
更にまた、機械で設計された最大径のパッケージを伴う
切換えの間は変換角を90°かそれ以下にするのが推奨
される。
最悪条件に関して上述された所見の観点で、この推奨は
第4図の上方チャック24上で満パッケージを伴う切換
えに対して明白に最適であり;仮に他の推奨が後にある
としても、下方チャック26上で最大径のパッケージを
伴う切換えの間、変換の比較的小さな角度を維持するこ
とに困難はない。
種々の情況の下で上述の推奨を完遂する可能性に影響を
及ぼす幾つかの要件が次に第5図を参照して述べられる
この図は、第4図の幾何学的配置と正確には一致してい
ない簡略化された線図であるが、しかし関連事項の考察
に伴った要件を説明するためには十分的確である。
第5図は、基礎出願の第6図の変形改作を表わしており
、そして第5図に用いられた引用数字は又、基礎出願で
用いられた数字と一致している。本願の第1図乃至第4
図の記述で既に確認されたパーツは、再び第5図に関し
て確認されない。
この図に於て、摩擦ローラ18の縦軸は20で表され;
下方チャック26を支持している揺動アームは30で表
され、その揺動軸は34で表され、そして下方チャック
26の縦軸は27で表され;同様に、チャック24を支
持している揺動アームは28で表され、その揺動軸は3
2で、そしてチャックの縦軸は25でそれぞれ表され;
参照数字198と200は、それぞれチャック24 、
26の休止位置を効果的に規定する機枠内の固定構造を
表わしており;参照数字130は、ローラ18とトラバ
ース機構22を支持している機枠内の支持板を表わして
いる。だがこの板は本発明の細部には関連してないから
、本願では再び引用されない。
第5図で描写の便宜上、チャック24 、26の摩擦ロ
ーラ18との最初の接触の位置の分割が不問にされ、そ
して通常の最初の接触位置(点線で表示)が仮定されて
いる。この通常位置の中心軸(第5図23)は、仮想線
74によって休止位置にあるチャック24の軸25に接
続され、仮想線76によって休止位置にあるチャック2
6の軸27に接続されている。線74と76間で規定さ
れた角度αは、以降“夾角”として言及する。
相応する夾角は、チャックがロール18と最初の接触の
通常位置をとっているか否かにかかわらず規定される。
2つの仮想線を作ることは、休止位置にある上方チャッ
ク24の軸とロール18と最初の接触位置にある同じチ
ャックの軸との第1接続を作り、そして休止位置にある
下方チャック26の軸と最初の接触位置にある同じチャ
ックの軸との第2接続を作るためにのみ必要である。こ
れら仮想線の交差点23は、そういうわけで最初の接触
位置にあるどちらのチャック軸とも同時に同一空間は占
めないが、しかし関連原則はこのことによって影響を受
けない。
角度αに関する以下の吟味は、第5図に2で指摘された
“捲取域”が、軸20を含む水平面がこの捲取域Zを貫
通するように規定されることに基づいて、機構幾何学の
好ましい配置を想定している。
基礎出願にも述べられたように、捲取域は、通常の捲取
運転中、糸14の摩擦ローラ18からパッケージ中への
移送が起こる領域である。
プリントフリクションシステム(print −fri
ctionsystem)によって、糸14は最初に第
5図のXで指された点の近傍で接触し、そしてローラ1
8が、糸を接触点Xから捲取域Zに運ぶために、第5図
の矢印の方向(時計回り)に回転する。
論考(吟味)を簡単にするために、考慮中のどのような
機構幾何でもチャック24 、26の休止位置が、与え
られた最大設計パッケージ径について摩擦ローラ18に
出来るだけ接近(捲取位置への最小移動)して置かれ、
休止位置の1つのチャック上のパッケージと捲取位置の
1つのチャック上で形成されているパッケージとの間で
抵触を避けるための要求につれて従属させることも又仮
定される。
基礎出願にも表わされたように、この後者の必要条件は
、ドンフイング(完了パッケージの取外し)の頻度に関
する仮定のためのそれ自体の主題である。若し満パッケ
ージが限定的に、新規捲取運転の開始後、迅速に取外さ
れれば、その時には“無抵触状態”は、機械が同時に2
つの最大径パッケージを運ぶために設計されねばならな
い場合よりも、遂行がより容易である。例として後者の
タイプの機械が仮定された。
上述の仮定9下での夾角αの変化は、機械・レイアウト
での多(の効果を有している。第5図での考察から、角
度αの縮小はより幅が広くて低い機械を提供し、この角
度の増加はより幅が狭くて高い機械を提供することが明
白であろう。
一般に、機械・幅は機械高さよりより大きなプレミアム
(premium)を伴し)、そして角度αを可能な限
り増大する傾向がある。それは60°以下の角度αが商
業上の利益のために好ましくないと思われ;この事は3
60fi径の満パッケージにあっては、たいてい1メー
トル幅の機械に相当する。
第5図についての考察は又、図で見られる如く、チャッ
ク24の休止位置を右方に動かすことによって得られる
角度αの増加に対しては、限界があることを示している
。早暁、チャックによって運ばれる満パッケージは、摩
擦ローラ18上方に標準的に備えられた機械構造物(第
5図に示してない)と抵触を始め、そして結局パッケー
ジが摩擦ローラ18に近づくので糸の線14で均衡がと
れる。同様の考察は下方チャック26に関して適用でき
ないが、納められた空間の利用に於て、この手段によっ
て改善が達成されないから、仮想線76を垂直線を越え
て移動させるためには、場所の無いのが明らかであろう
。それゆえに、角度αの最大実施価が170〜175°
の範囲内であると思われる。
所定の寸法のおおい内での空間の利用についてのその影
響の外に、しかしながら角度αは又、第4図で描かれた
変換角りに影響を及ぼす。従って、出て行くチャック2
4又は26が、切換え作業のためにその休止位置に戻さ
れたものと想定して、その時は、得られたパッケージの
径に関し、角度αの増加が、このパッケージを伴った切
換の間、変換角りでの増加と関連する。最悪事態は、ガ
イド44の場合同様に、満パッケージに対してよりも、
その場合にはむしろ裸木管に対して関連するので、この
事は特に下方ガイド68に関して重要である。上方ガイ
ド44の場合には、角度αの増加は、最悪事態での変換
角りにつき、より減少された影響をとる。
これら全要件のゆえに、角度αが140° ±20゜の
範囲内に、そして好ましくはちょうど130°乃至15
0°の範囲内に置くことが勧められる。
この勧められる範囲が実質上最大設定パッケージ径に於
ける有効変化に関して影響を与えないと思われる。理由
は、パッケージ径のこのような変化が、パッケージを支
持したチャック及び木管の外径での対応変化と関連する
傾向があるからである。
第5図を参照して、パッケージ径での大きな変化は、線
74 、76でのローラ18から左に離す変化と関連す
るが、しかしより重い(大きな)機械でのこれらの線は
より軽い(小さな)機械での対応線も実質上平行である
とに角、角度は、なるべくなら、休止位置ではチャック
の軸が摩擦ローラの軸に平行な垂直平面内にあるように
選ばれる。この事は機械のドツフィングのために配列す
ることを容易にする。
(設計変更の効果) 前の第4図の参照は、勧められる機構幾何学的配列が、
チャック及び摩擦ローラ径のようなパラメータでの大変
大きな変化にも適用出来ることを示している。まずこの
図の実線描写を引用して、第5図の記述で引用した捲取
域がそれぞれ上方及び下方のチャック24 、26と関
連して2つの半領域Z24及びZ26で構成されてい為
の示わかる。基礎出願の第12図に記載された実施例で
は、上方と下方のチャックに関係した半領域は、その図
について記述されたチャック経路の交倉点を越えてチャ
ック軸が動くために部分的に重なっているが、しかしな
がら第4図ではこの重なりは排除されており、そして狭
い間隙が半領域Z24と226間にある。
今摩擦ローラ径は、そのまま(実線)であるが、しかし
チャック(木管)径は、上方チャック24がまず24A
の点線で示された位置で摩擦ローラと接触を生じ、そし
て下方チャックもまず26Aの点線で示された位置で摩
擦ローラと駆動接触を生じるように増加されると仮定す
る。この事は、上方チャックに関する新しい捲取半領域
がZ24aで表され、下方チャックに関する半領域がZ
26aで表されるように、摩擦ローラ18上の各半領域
間で間隙に対応する増加を生じる。
それぞれのチャックの摩擦ローラとの初めの接触位置で
のみ変化があり、そしてこれらチャックによって支持さ
れた満パッケージの最後の接触位置では変化のないこと
;後者の位置はチャック径によっては影響されないが、
しかしこれらチャックによって支持された最大パッケー
ジ径によってのみ影響されること、は認められるだろう
第4図の考察は、大きなチャック径が、糸径路条件に於
て、上方チャック上の取出しパッケージ40から入って
来る下方チャック26Aへの切換え中に少し変化するか
又は変化しないことを暗示する。
下方ガイド68の位置決めに対する小さな変化は、取出
す満パッケージ42を伴った切換えの間、このガイドと
入って来る上方チャック24Aとの間の抵触を避けるた
めに必要とされる。
しかしながら、移動後の糸位置Tgtは、ガイド68の
運動がその休止位置(図示なし)でチャックの径におけ
る増加によって“補正”される故に、移動前の対応糸位
置に実質的に平行である。従って、ガイド68では最悪
条件の場合でも著しい変化はない。ただ例としてのみ、
第4図に描かれたチャック寸法での変化及び対応してい
る機構幾何学的配置が、少くとも外周径94籠の小さな
チャック(木管外径105m)から外径125mmの大
きなチャック(木管外径137n)までの変化に通用可
能である。
基礎出願に於て、及びこの状態に関する記述に於て、摩
擦ローラ18がそれに接触しているヂャツク及びパッケ
ージに対し駆動力を伝達する駆動ローラとして作用する
と認められるが、しかしながら駆動モータをチャック構
造体及び/又はその取付構造に組込むことが可能であり
、たとえば機械を“スピンドル駆動”型と呼ばれる型に
改装可能であるから、この事は重要でない。
ヨーロッパ特許出願第83102495・5号(公開第
94483号)に説明された理由のために、接触ローラ
はスピンドル駆動ワイングーでもなおさら望まれ、そし
てプリントロールとして作用するだろう。
このようなローラは、しかしながら、チャック及びパッ
ケージに対し駆動力の著しい量の伝達のためには求めら
れない。
プリントワインディングシステム(Print win
dingsystem)の全ての型式で、適度に可能な
まで接触ローラの径を減少することが望まれる。
より小さなローラ径は、糸が位置X(第5図)でローラ
上に置かれた後、及び糸の捲取域Z内への移動の間、ロ
ーラ上で糸位置を安定して持続するための可能性を改善
する。他方、ローラ18が又駆動ローラとして作用して
いる所では、形成中のパッケージと駆動ローラとの間で
駆動モーメントの十分な伝達を保証するために、最少接
触圧力を持続することが必要であり: 若し摩擦ローラ
径がこの事情の下で過度に縮小されれば、比較的軟らか
なパンケージに関する重大なねじれがパッケージ径の増
大につれて発生する。一般に150flを超過する径の
摩擦ローラを用いることも好ましくないと考えられる。
好ましくは、摩擦駆動ワイングーでは、摩擦ローラの径
は105寵から125鰭までの範囲内である。
第4図に実線で描かれたローラ18はこの範囲内の径を
有すると仮定される。しかしながら、ワイングーが摩擦
駆動でない場合には、接触ローラとパッケージ間の接触
圧が大幅に減らされ、そして、その時には接触ローラ径
も又、例えば60〜80mの範囲の値に減少される。第
4図に18Aの点線で示された接触ローラの径はこの範
囲内にあると仮定される。本明細書で、“接触ローラ”
の用語は、摩擦駆動ローラと駆動力を伝達しないローラ
の両方を包含する広い意味で用いられている。
第4図を更に複雑にしないために、小さい接触ローラに
関する捲取域と糸径路とを定めている関係線は表わされ
ていない。
しかしながら、与えられたパッケージ及びチャックの径
、及びこのローラ径の変更すらも全体にわたる幾何学に
基づいて境界影響のみを受けることは容易に知られる。
従って第4図に示された小さなチャック(木管径105
m)にとって、最大径360fiのパッケージを捲く時
、接触ローラ径について116mmから6 (1mへの
変更がローラ軸20で捲取域2(外側限界から外側限界
まで、即ち半捲取域間の小間隙を含んだ)により囲われ
た全角度で、大径ローラの為の63°から小径ローラの
為の69°までの変更を引起こす。
ローラの径の縮小は間隙の角度寸法について約2゜から
4°の増加を引起こす。第4図の考案から容易に認めら
れるので、その結果、接触ローラについてのこのかなり
の変更は、ローラとの初めの接触が形成されるチャック
の位置についてほんの少しの影響しかない。更に第4図
の考察は、接触ローラ径の縮小がローラと上方ガイド4
4間で糸部分りの経路について単に境界影響のみを有し
;必要なら、ガイド位置での非常にわずかな調整が入っ
て来るチャック26上で適切な重なり角の達成を可能に
する。
接触ローラ径の縮少は、実際に下方ガイド68の与えら
れた位置に向けて入って来るチャック24上で重なり角
に関する増大を生ずる。
従って、そのガイドは、糸とガイド68との間の接触域
での条件の相応する改善のために、取り出しパッケージ
42に延びている糸長Tとの抵触を少なくするように調
整される。
所定の接触ローラ径について、既に指摘した如く、捲取
域Zの外側限界は、チャック径に従属しないが最大設定
パッケージ径には従属する。上述の1161ローラにと
って、最大パッケージ径を360fiから450mmに
かえることは、捲取域(間隙を含む)の略20°の全角
度範囲の変更を引起こす。従って100°の捲取域の最
大角度範囲(中にはどのような間隙をも含む)は、非常
に大きなパッケージと小さな接触ローラについてさえ十
分であることがわかる。
糸変換ガイド上の糸径路の幾何図形的配列の詳細は第4
図の実施例を引用して詳述された。全く同じ考察が第3
図の実施例に適合する。その場合は、変換角(第3図に
なし)は、取り出しパッケージ42の径に従属して変化
しないが、入って来るチャック24の把持及び切断構造
体に於ける糸受止め面の径(決まった)によって与えら
れる。
これは、第4図で満パンケージ径での切換えが比較的少
ない角度変換に関係しているから、有利さの少ない配列
である。しかしながら、第3図での決められた変換角を
既に上述した限度内で維持するには困難がない。
く運転順序〉 最後に、各要素の運動のタイミングが第6図の線図の引
用で記述される。そして第6図では時間が横軸である。
線図は以下に記述されるように機械の種々の要素の運動
を引起こすためのピストンシリンダー装置(運転装置)
の10分割の各状態を表わしている見取図である。
第6図でこれらユニット(ピストンシリンダー装置)は
、縦軸の下から始まってそれぞれC0からC3゜まで符
号が付けであるが、この線図での形跡(trace)の
配列は、表示の便宜でのみ配慮されており、機械の運転
に関して重要性を置いていない。
線図の基底から始めて上方に移る場合、ユニッ)CI 
は下方チャック26をそれ自体の長さの軸方向に動かす
ために配置されており、そのわけは基礎出願で意味が述
べられている。ユニットC2は、チャック26の摩擦ロ
ーラ1″8との接触までの運動を引起こし、これら要素
間に所望の接触圧を作っている。
ユニットC1は、下方チャック26を、その休止位置か
らチャックの運動経路に沿って論ぜられる休止位置近傍
の作動位置に移しており二基礎出廓で述べられた如く、
経路上のこの中間位置で、チャックは、ユニットC2で
摩擦ローラと接触に到る前に、所望速度に加速される。
ユニットC4は、上方ガイド44をその作用位置(第4
図)と摩擦ローラ18上方の引揚げ位置(基礎出願の第
13図)との間で移動させる。ユニットC5は、糸をチ
ャック上の把持装置(適当な装置は米国特許第3920
193号に示されているが、現在好ましい装置は米国特
許出願第06/723981号に示されている)に移動
するための切換え操作の量系を入って来るチャックの軸
方向に移すために、糸ガイドを操作する。
ユニッ)Csは、基礎出願で意味の十分に述べられたト
ラバース機構22の糸ガイドから糸を一時的に持上げる
部材を操作する。ユニットC?は、下方ガイド68を、
その作用位置(第4図)とそれがワインダー7どの運動
部分とも抵触しない図示されてない引揚げ位置との間に
動かす。ユニッ)CIl、C9及びC1゜はそれぞれユ
ニットCI  IC7及びC8と等しいが、しかし下方
チャック26上にかわって上方チャック24上で働く。
2つの作用の順序が第6図に表わされている。
左側縦軸から第1点線縦線までの第1順序に於て、切換
えが、下方チャック26上の捲付けから上方チャック2
4上の捲付けに遂げられる。
第2と第3の縦点線の間の第2順序に於て、逆の切換え
が図解されている。第1と第2の縦点線間では、正常捲
取運転が遂げられていると想定され、そしてその段階に
於ては見取図の状態に関する変化がない。見取図中の水
平線は不変の状態を指摘し;変化は傾斜形跡によって表
わされている。
それぞれの図解順序は、次に記述される如く応答位置と
タイミング装置との組合せによって制御される。
第1図解切換(図示なし、第6図縦軸の左まで)まで導
く時期に於て、正常な捲取り運転が下方チャック26上
のパッケージ42の摩擦ローラ18との接触によって実
施されていると考えられる。
縦軸上の文字Wはその時点で信号が、チャック26上で
の捲取作用の完了と切換え運転の採用とを指摘するため
に発せられることを指示している。
第1段階として、ユニットC10は、上方チャック24
をその休止位置からその加速位置まで下方に動かされる
。後者の位N(加速位置)へのチャック24の到達は符
号p241で指摘された位置センサーによって記録され
る。その加速位置への到達によって、チャック24は、
ユニットC8の作用によって軸方向に瞬時に引込められ
、上方チャックの引っ込みは位置センサーp242によ
って記録される。この事はチャックが上述の所望速度に
加速される間の短い時期t1の経路によって進められる
適当なタイマーT1がこの期間の満了を指示した時、ユ
ニットC2及びC8はチャック26上での捲取作業を中
止するために働かされ、そしてチャック26を直ちにそ
の休止位置に戻す。チャック26の後者(休止)位置へ
の到達は位置センサーp260によって記録される。
ユニットC1が、次に上方チャック24のその加速位置
から摩擦ローラ18との最初の接触位置をさした運動を
開始するために作動される。
同時に、ユニットC7は、下方ガイド68のその引揚げ
位置く図示なし)からその作用位置(第4図)までの運
動を起こすために作動される。
予じめ定められた時間t!の経過の後、そしてガイド6
8とチャック24のそれらの新しい位置への運動が未だ
継続されている間に、ユニッl−Cbは糸をトラバース
機構から持上げるために作動される。持上げ段階の完了
は位置センサーp41によって記録される。下方チャッ
ク26によってまだ処理されている糸は、もはやクロス
巻きを形成するための軸方向トラバースはしないが、取
出しパッケージ上の特定位置に平行巻きを形成すること
が放任される。局所で平行に巻かれた糸長は調節可能時
間T2を設定することで調節される。
チャック24のその経路29 (第1.2図)に沿った
移動は、変換ガイド68 (ユニットC7)と図示され
てない糸持上げ機構(ユニットc6)の移動の完了後も
持続する。
ユニットC1が完全ではないが殆んどその作用ストロー
クを完了した所定の接近した位置が位置センサーp24
3で記録される。この事が第6図にT3で表わされたタ
イミング装置の作用を始め、(49)  ’ そしてユニットC1がこのタイマーによって定められた
規定時間t3の間そのストロークを完了する。ユニット
C9のストロークの完了から生ずるチャック24の摩擦
ローラ18に関連する位置は、設定作動条件に基づいて
調整される。
若し、チャックが、切換え操作の間、超過速度で回転さ
れれば(即ち、若し木管の周面での直線速度が摩擦ロー
ラの周面での直線速度より大であれば)、その時は小さ
な間隙が、ユニットC1のストロークの完了でさえ、チ
ャックと摩擦ローラ間で残される。若しチャックの直線
速度が切換えの間摩擦ローラのそれと等しければ、その
時はそれらはユニットC9のストロークの完了で保合状
態にもたらされる。
タイマーT3の外れまでの切換操作の段階は、t3の満
了によって始められる最終段階まで導く準備段階との組
合せで考察できる。予備又は準備段階の完了で、糸は、
糸径路Tgcr−Tgtによって第4図に描かれた状態
であり、そしてパッケージ上の軸方向特定位置に平行巻
きを形成するために、完了パッケージ上に絶え間なく走
行している。この軸方向位置は、糸位置↑gcrがチャ
ック凹部の把持及び切断構造体(図示なし)に近接した
チャック24上の受止め面に係わる所である。第4図で
、図の尺度からみて、上述の如くチャックとロール18
間にあるだろう小さな間隙を図解することは試みられて
ない。
タイマーT3が満期となる時、チャック24の軸方向に
糸部分子gcr (第4図)を上述の把持及び切断構造
物内に移すために、ユニットC1が作業を始める。ユニ
ットC6の作業の完了は位置センサーPSによって記録
される。タイマーT3の満了により引起され、且つそれ
自体ユニットC5の作業の完了前に満了するタイマーT
4は、係属米国特許出願第06/723981号に述べ
られたシステムに従って軸方向移動作用の制御を可能に
している。
その作用の詳細は該係属出願から得られる故に、これは
ここでは言及しない。
位置センサーPSがユニットC2の作業の完了を記録す
る場合、糸のパッケージ42からチャック24までの実
際の移動が完了される、即ち、糸はチャック24とパッ
ケージ42間で切断され、そして連続的に引渡される糸
が確保されチャック24上に捲き付けられる。
ユニットCBが、次にチャックを縦方向でその正常捲取
状態まで動かすために運転される。更にその上、若し小
さな間隙が移動作業の間にチャックとローラ18間に放
置されれば、この間隙は次に、ユニッ)C9に関連した
見取図の点線変形で示されたように迅速に閉止される。
位置センサーp244がユニットCaの作用の完了を、
チャック24がその正常捲取位置にあるように、記録す
れば、ユニッ)Caは糸を正常トラバース機構22に戻
すために作動し、そしてこの作用の完了が位置センサヒ
px2で記録される。
糸の正常トラバース機構への復帰は、ユニットC3によ
って操作される軸方向移転機構の作用域から糸を外す。
そのユニットは、従って次に、その最初の状態に該機構
を復帰し、次の切換え操作の開始を準備するために作動
される。
ユニットC3のその最初の状態への復帰は、センサーP
Cによって記録され、実際の切換作業の完了を指摘する
。糸の正常捲取りは、糸がトラバース機構に戻されるや
否やとに角始められる。
チャック26のその休止位置への復帰の開始(センサー
p260で指摘)とタイマーT3の満了の終了とを準備
する段階のために、次に特別の手当てが払われる。後者
の段階の終了で達成される状態は、糸の入って来るチャ
ックへの移送を首尾良くするために重要である。必要条
件の達成に於ける重要な要件は、糸の安定した(振動の
無い)走行状態に復帰することを可能にするためにユニ
ットC6の作用の完了(トラバース機構からの糸の持上
げ)後で、且つユニットC3による糸の軸方向移動の開
始前の、十分な時間の経過である。
ガイド68のローラ18とパッケージ42間の糸経路中
への挿入はこの振動を減衰するのに役立ち、そしてその
結果、糸がトラバース機構から解放される時と大体同時
に、第6図で指摘された位置にガイド68があることが
有効である。
またその図に示されるように、チャックが所定位置に到
達した後出来るだけ早く糸の軸方向移動が開始されるよ
うに、ユニットC1がそのストロークを終了する前に各
段階を完了するのが好ましい。
しかしながら、この作用の規則通りの順序は必要でない
。糸ガイド68は、時間t、の満了時において軸方向移
動の開始までのどの時間にも糸経路中に挿入可能である
。即ち、第6図のユニットC7の作用の完了が時1g1
周期t、の満了前にどの時点でも発生するように配置可
能である。
最初に説明された切換え作用の詳しい説明を考慮して、
第2番目の切換え(上方チャックから下方チャックへ)
は比較的簡単な記述から明らかになると思われる。
捲取作用の完了(上方チャック24上で)を指摘する信
号Wの発信に続いて、ユニットC1がチャック26をそ
の加速位置に動かすために作動され、その到達がセンサ
ーp261で記録される。ユニッ)C+ はその時チャ
ック26を引揚げるために作動され、そしてこの段階の
完了がセンサーp262で記録される。
加速タイマーT1の期間満了後、ユニットC3とCt+
Oがチャック24をその休止位置に復帰さすために作動
され、そしてその到達がセンサーp240で記録される
。この事は、チャック26をローラ18と接触する方向
に動かす為に、ユニットCtの作用によって引継がれる
タイマーT2の期間終了後、ユニットC&は、もう−皮
糸をトラバース機構22の糸ガイドから持上げるために
作動され、そしてこの段階の完了がセンサーpHで指示
される。チャックがローラ18と近くではあるが接触し
ていないチャック26の近接位置が、センサーp263
で記録される。
この位置はタイマーT3を作動開始させ、そして適当な
時間周期の満了後、ユニッ)C5がもう一度糸をチャッ
ク26の軸方向に、チャック上の把持及び切断装置中に
移すために作動される。
そのうちにガイド44が、その図示されてない不作用位
置から第4図に描かれた作用位置に動かされる。この事
は第6図に示されたユニットC4で達成される。
そこで指摘されるように、ユニットC4の作用は時間t
2の満了で開始され、そして糸がトラバース機構から完
全に持上げられた時点で完了される。
ガイド68に関して上述した如く、しかしながら変換ガ
イド44のその作用位置への移動は、この作用が時間t
、の満了で完了されるように規定された第6図に示すタ
イミングに関し、遅らされても良い。その時間周期の満
了時、糸径路は部分L g c rとLgPによって第
4図に表わされたようになる。
第2切換の最終段階は、第1切換の最終段階と完全に類
似しており、それで詳細な記述はしない。
第6図に示されたセンサーp264は、チャック26の
その延ばされた(正常捲取)位置への復帰を記録するセ
ンサーである。ガイド68に関して既に述べた如く、ガ
イド44は、その案内作用が完了するや否や引揚げられ
ることが想定出来、そしてこの事は第6図にユニットC
4の形跡(trace)の最後に描かれた段階に於て指
摘されている。係属米国特許出願第06/707425
号によれば、しかしながら、ガイド44は、その出願中
に十分に理由が述べられているように、下方チャック−
26上で捲取作用中その作用位置に放置されても良い。
この用途のための適切なタイミング配置は、またガイド
68の仕切り機能を述べる別の出願で記述されるだろう
図解と記述の便宜上、時間的周期t2とt、とは2つの
図示された切換え作業に関して等しいと見做される。し
かしこの事は必須ではない。適切なチャックの運動形態
のために、適切な時間の設定及び適用が可能である。
第6図が正確なタイミング線図の説明を予定されたもの
でなく、言及される種h・の段階の順序のみを表示する
ものであることも又言及されるべきである。
第6図で、各段階は等しい期間として描かれているが、
しかしこれは実際の場合ではない。更にその上、本発明
に直接には関連してない追加の段階、例えば図示されて
ないワイングー内での保護スクリーンの状態のモニタリ
ング(monitoring)を順序(sequenc
e)内に組込むことが可能である。
下方チャック26が、捲取り作業の中断後、直ちにその
休止位置に戻されるので、基礎出願の第17図に描かれ
た多段階ピストン−シリンダーユニットを使用すること
はもはや必要でない。
その代りに、各チャックのために、個々の短ストローク
ユニット(チャック24のためにユニットC1いチャッ
ク26のためにユニットC3、第6図)が、チャックを
その休止位置からその加速位置に動かすために備えられ
、そしてより長いストロークを有する分離したユニット
(チャック24に関しユニットC9、チャック26に関
しユニットC2、第6図)が、捲取位置への移動及びパ
ッケージと摩擦ローラ間の所望接触圧力維持のために備
えられる。
基礎出願で上方変換具に関して述べられた如く、変換ガ
イド(44、68)は、上述のユニットC3によって引
起こされる軸方向運動と同期してチャックを軸方向に動
かし、且つ糸を運ぶために配置できる。しかしながらこ
の複雑化を避け、ユニットC5の運動がチャック上の把
持装置に糸を移すことにのみ適切にするのが好ましい。
本発明は、変換ガイド44 、68について簡単な半径
方向接触縁に限定するものでない。糸に対する摩擦抗力
を減少するどのような手段も糸経路での干渉の好ましく
ない影響を減少するは4’r:払る。
例えば、各ガイド上の糸接触域でエアクッションの創出
が可能であり、又糸接触域は回転要素(好ましくは切換
えの間回転される)を備えることも可能である。
また一方、しかしながら、糸経路についての干渉の影響
が黙認出来る程度のそのような複雑化を避けることも好
まれる。
そのような干渉が生ずる最も悪い影響は糸切断である。
すぐ糸切断に至る他の好ましくない影響は、糸の制御が
失われるように、ガイドから上流での糸張力の消失であ
る。そう深刻ではないが好ましくない影響として、系内
での個々のフィラメントの切断及び糸特性の変質(糸玉
)がある。
ここで提案されたワイングーの幾何学的配列は多くの利
点を有している。
第1番に、糸変換ガイド(44、68)の必要とされる
移動が比較的短かい。変換ガイドは、ローラ18の軸を
含む水平面を横断移動することがない。
この事実は、幾つかの関連する利点をもたらし、その1
つ(比較的に少ない糸経路との干渉)は既に記述のなか
で説明されている。
第2の関連する利点は、各パッケージ上で取出しパッケ
ージと入って来るチャック間での糸切断によって作られ
た糸の“たれ(tail)”の長さが比較的小さく保持
され、そして従って糸たれ部のワイングーのパーツとの
からみ合う機会が比較的に少ないことである。第3の関
連利点は、ガイドによる変換に便宜を付与するために、
引渡された糸に“たるみ”を作る必要の無いことである
。第qの関連利点は、必要な移動が比較的迅速に達成可
能゛(′130) なことであり:この利点は以下更に詳細に扱われる。
再度第6図を参照して、時間間隔(インターバル)I(
横軸上で表示)は合理的な範囲で可能な限り短かく保持
されるべきことが容易に認められる。この間隔の出発点
で、先行している正常捲取作用が中断され、そして取出
しパッケージの回転速度が衰え始めている。タイマーT
2の□満了後、トラバース運動は終り、そして引渡され
た糸の拾い上げ速度の段階形の減少になる。
摩擦ローラ18からの駆動に依存するシステムでは、し
たがってワイングーに導く先進路上の張力は間隔(イン
ターバル)■の開始で消失を始め、そしてこの張力衰え
は間隔が長くなる程益々ひどくなる。
すぐ上の注意は、スピンドル駆動システム、或いは捲取
作業が中断された後に取出しチャックの駆動を保持する
ために特別な装置の備えられたワイングーにはあたら′
ない。そのような特別装置は、例えば米国特許明細゛書
第4033519号、第3921923号、ドイツ特許
明細書第2511764号及びヨーロッパ出願公開第1
28101号から知られている。
システムが摩擦ローラからの駆動によらない場合ですら
、しかしながら長い間隔■は好ましくない。糸がまだト
ラバースされている間は、クロス巻きは、取出しパッケ
ージと摩擦ローラとの接触が無くても形成されている。
トラバースが終るや否や、平行巻きが形成′され□、そ
してパッケージの外側にこの方法で形成されろうねは容
認可能の径の制限がある。
これら影響の危険性はそれ自体の作業状態に依存してい
る。弾性糸が低速で捲取られる場合には、影響はとるに
たらなくなる。若し比較的弾性のない糸が、紡糸口金と
ワイングー間の引出しロール(ドロウロール)なしに捲
取られる場合には、少(とも最終結果は糸太さの単純な
一時的変化が起こりうる。しかしながら、若し比較的弾
性のない糸が引出しロールの対を経て引渡される場合に
は、その時は糸進路張力についてのどのような減少も素
早く引出しロール上で巻付けに導かれ、だから糸切断に
到る。
正常捲取状態から逸脱する影響は又、巻かれている糸が
細くなればなるほど重大である。最後に、このような逸
脱の全影響は引渡し速度が増大するにつれてより重大に
なる。
更に第6図の参照は、間隔Iの長さが実質上全くチャッ
ク24 、26を動かすのに必要な時間でのみ決定され
ることを示している。
切換えに伴う他の要素は、チャックの運動で決定される
時間間隔内での適当な時間に動かすために調節される。
この事は正常捲取状態の再現について遅延を最少にする
第6図の詳細な説明で指摘されたように、この事は必須
の要件ではないが、しかし少くとも軸方向の糸移動が把
持作用を伴う場合に、大いに望まれる。
幾つかの事情の下に、特により細い糸を捲取る時に、糸
の軸方向移動は切断作用の実施のために必要とされない
。例えば、若し把持装置が収束する側壁を備えた半径方
向外方に開いたクランプから成っておれば、糸は、チャ
ックの半径方向でクランプまで容易に移動され、どのよ
うなわずかな逸脱も側壁の収束によって集められる。こ
の場合、糸がクランプ内に運ばれる所を即刻決定するた
めに変換ガイドの運動を用いることが好都合である。
例えば、第6図に於ける線図の条件で、ユニットC1と
04が、時間周期t、の満了後糸が曲げられ、そしてそ
れによってクランプ内に運ばれる時に、入って来るチャ
ックがその把持位置に安定存在するように、作用する。
そのような装置に於て、ユニットC6の軸方向運動は除
去できる。しかしながら、入って来るチャックの把持位
置への到達前に、糸を位置に動かすことによって、より
短かい切換えがなおさら達成できる。
説明で既に指摘されたように、入って来るチャックの把
持位置は、摩擦ローラ18との最初の接触位置である必
要はない。把持位置は、しかしながら最初の接触位置に
ごく近接し且つ包含しているチャック経路の非常に短か
い位置の中に確実にある。この位置は多分、例えば接触
ローラと把持位置にあるチャックとの間で1〜21嘗の
範囲内の最大間隔を与えるために十分な長さであろう。
このワインダーの幾何学的配置の更に重要な利点は、場
所(スペース)に関する経済性にある。
この効果は完全ではないが第5図での図解によって成程
度表わされている。その図(第5図)は、各チャックの
休止位置と、接触ローラと最初に接触する位置との関係
のみを表わしている。それはこれら再位置間での各チャ
ックの移動経路を考慮に入れてない。
各チャックがそれ自身の別々の経路に沿って接触ローラ
の方へ又はローラから動く事実、及びこれらの経路がロ
ーラ上の制限された領域に収束する事実が又、ワインダ
ー全体の設計についての場所の経済性を可能にしている
。例えば、パッケージ形成の間共通の水平経路部分を用
いることは確かに利点である。この事実は、上方及び下
方のチャック上でそれぞれ捲取る間、接触圧力に関する
重力作用の調整に関係している制御問題を避けるであろ
う。しかしながら、そのような共通の水平経(65) 
 ・ 路部分の使用は、機械内での空間(場所)の利用状態の
効率をひどく減少するだろう。この点での特別の利点は
、チャックを接触ローラの方へ又は該ローラから動かす
ために揺動アームを用いることによっ”で得られると共
に、その運動の問答チャックを支持するための回転ベア
リングを使用することの利点も得られる。
接触ローラ上の制限された領域へのチャック経路の収斂
は、更に、第4図の検討で既に指摘された如(、比較的
に小さな径のローラを用いて大きなパッケージの製造が
出来る利点を提供する。
大径の接触ローラは機械内でより大きな場所を占めるの
みならず、既に指摘されたように大径接触ローラはプリ
ント型システムにとって、あまり適切でない。更にその
上、接触ローラ径の増大は“引っ張り長さ”即ち、正常
の捲取作業中に、トラバース機構22の糸ガイドと接触
ローラ18に最初に接触する点X(第5図)との間に必
然的に生ずる糸自由長、の増大を来たす。
以下余白
【図面の簡単な説明】
第1図は、第73930号として公開されたヨーロッパ
特許出願の第3図である。 第2図は、第1図と同様の線図であるが、本発明に従っ
て変えられた配置。 第3図は、第2図に示された配置に従かった第1実施例
の側面図。 第4図は、第2図の配置に従った第2実施例の線図的側
面図であるが、設計法幾何学で設計変更の変化の影響を
示すものである。 第5図は、本発明の特徴を示すために変形された公開ヨ
ーロッパ特許出願第73930号の第7図と基本的に同
様な図を示している。 第6図は、第4図に示された例の説明に用いるための一
連の線図である。 14・・・糸、       18・・・摩擦ローラ、
22・・・トラバース機構、24・・・上方チャック、
26・・・下方チャック、 40 、42・・・パッケ
ージ、44 、68・・・変換ガイド、 50・・・進
路変換具、52・・・糸案内部分、  54・・・アー
ム、56・・・取付台、     62・・・プレート
、64・・・ピボットジヨイント、 66・・・ロッド、     α・・・夾角、Z・・・
捲取域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、走行糸条を受けるために長手方向軸のまわりに回転
    可能であり、且つ糸を引渡すための捲取域を備えた接触
    部材と、チャック縦軸のまわりに回転可能であり、且つ
    、糸を該捲取域からチャック上のパッケージに受入れて
    捲くために、該部材から隔てられた第1休止位置から該
    部材に隣接した捲取位置まで第1経路に沿って移動し、
    且つ該休止位置へ復帰するために該第1経路に沿って移
    動する第1チャックと、チャック縦軸に沿って回転可能
    であり、且つ、糸を該捲取域から第2チャック上の糸パ
    ッケージに受入れて捲くために第2休止位置から該部材
    に隣接した捲取位置まで第2経路に沿って移動し、且つ
    該第2休止位置に復帰するために該第2経路に沿って移
    動する第2チャックとを備え、該第1と第2との休止位
    置が該接触部材の該軸を貫通し且つ該捲取域を貫通する
    平面に背中合せに配置され、該両経路が該捲取域に向か
    って収斂している糸のためのワインダー。 2、該捲取域がそれぞれ第1及び第2チャックのための
    副領域を含み、該副領域が接触部材の表面上の円弧で分
    離されており、且つ分離部分が接触部材の縦軸において
    20度までに限定されている特許請求の範囲第1項に記
    載のワインダー。 3、該円弧が該縦軸において最大5度の範囲を定めてい
    る特許請求の範囲第2項に記載のワインダー。 4、それぞれのチャックに関連した副領域間のどのよう
    な間隙も含んでいる捲取域が接触部材の縦軸において1
    00度までの角度範囲を定めている特許請求の範囲第1
    項乃至第3項のいずれか1項に記載のワインダー。 5、捲取域が該縦軸で70度までの角度範囲を定めてい
    る特許請求の範囲第4項に記載のワインダー。 6、糸捲取り時の第1チャックから第2チャックへの切
    換え中、糸の動かされる長さが第1チャック上のパッケ
    ージと該接触部材間で作り出され、そして第1ガイドが
    備えられ、該第1ガイドは、糸の該長さに接触不能の引
    込み位置と、第2チャックが該第2経路の所定の位置に
    置かれた時に、該第2チャックと係合するために該糸長
    を変換する作用位置、との間で移動可能であり、 そして、糸捲取り時の該第2チャックから該第1チャッ
    クへの切換え中、糸の動かされる長さが該第2チャック
    上のパッケージと該接触部材との間で作り出され、そし
    て第2ガイドが備えられ、該第2ガイドが摩擦部材と第
    2チャック間に延びている該糸の長さに接触不能の引込
    み位置と、第1チャックが第1経路の所定の位置に置か
    れた時に該第1チャックと係合するために該糸長を変換
    する作用位置、との間で移動可能である特許請求の範囲
    第1項乃至第5項のいずれか1項に記載されたワインダ
    ー。 7、変換ガイドと入って来るチャックとで係合された時
    の該糸の動かされる部分の変換の角度が120度を越え
    ない特許請求の範囲第6項に記載のワインダー。 8、該変換角度が100度を越えない特許請求の範囲第
    7項に記載のワインダー。 9、捲取作業の中断後、各チャックがそれぞれの経路に
    沿って各自の休止位置まで、経路上での中間停止なしに
    復帰する特許請求の範囲第6項乃至第8項のいずれか1
    項に記載のワインダー。 10、関連した動かされる糸長の変換における各ガイド
    の1つの効果が該接触部材上での糸の重なり角度を増大
    し、該1つのガイドと糸間の接触域は、新入チャックが
    その経路の所定位置に置かれた時、接触部材と新入チャ
    ックとの間にある特許請求の範囲第6項乃至第9項のい
    ずれか1項に記載のワインダー。 11、関連した動かされる糸長の変換における各ガイド
    の1つの効果が該接触部材上での糸の重なり角度を増大
    し、糸と1つのガイド間の接触域は、新入チャックがそ
    の経路の所定位置に置かれた時、取出し中のパッケージ
    と新入チャック間にある特許請求の範囲第6項乃至第9
    項のいずれか1項に記載のワインダー。 12、接触部材が150mm以下の外径を有する摩擦駆
    動ローラである特許請求の範囲第1項乃至第11項のい
    ずれか1項に記載のワインダー。 13、摩擦駆動ローラが100mmから125mmの範
    囲内の外径である特許請求の範囲第12項に記載のワイ
    ンダー。 14、接触部材が接触ローラであり、各チャックが該ロ
    ーラを有する接触の独立駆動装置を有し、該ローラの外
    径が60mmから80mmの範囲内にある特許請求の範
    囲第1項乃至第11項のいずれか1項に記載のワインダ
    ー。 15、それぞれ休止位置にある各チャックの軸を各チャ
    ックの接触部材との最初の接触位置での軸に接続する仮
    想線間の夾角が60度から175度の範囲内である特許
    請求の範囲第1項乃至第14項のいずれか1項に記載の
    ワインダー。 16、夾角が140±20度の範囲内である特許請求の
    範囲第15項に記載のワインダー。 17、1つのチャック上での捲取作業の中断と、他のチ
    ャックによる糸の把持との間の時間インターバルが各チ
    ャックをそれぞれの経路に沿って移動さすために必要な
    時間により決定される特許請求の範囲第1項乃至第16
    項のいずれか1項に記載のワインダー。 18、ガイドの少くとも1つが、新入チャックがその経
    路の所定位置に到達した後、その作用位置に動かされる
    特許請求の範囲第6項乃至第16項のいずれか1項に記
    載のワインダー。
JP61292664A 1985-12-18 1986-12-10 ワインダ− Pending JPS62146884A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8531151 1985-12-18
GB858531151A GB8531151D0 (en) 1985-12-18 1985-12-18 Winder layout

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62146884A true JPS62146884A (ja) 1987-06-30

Family

ID=10589945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61292664A Pending JPS62146884A (ja) 1985-12-18 1986-12-10 ワインダ−

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4741485A (ja)
EP (1) EP0229294B1 (ja)
JP (1) JPS62146884A (ja)
DE (1) DE3677357D1 (ja)
GB (1) GB8531151D0 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003106065A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Sumitomo Forestry Co Ltd 制振窓

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8601453D0 (en) * 1986-01-22 1986-02-26 Rieter Ag Maschf Thread guiding & screening elements
GB2248856B (en) * 1990-10-19 1994-08-17 Rieter Scragg Ltd Yarn transfer arrangement
US5676323A (en) * 1992-03-06 1997-10-14 Maschinenfabrik Rieter Ag Apparatus and method for changing and winding bobbins involving the correction of movement sequences in a moving element

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852151A (ja) * 1981-09-03 1983-03-28 マシ−ネンフアブリク・リ−タ−・アクチエンゲゼルシヤフト フイラメント巻取機

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
UST901005I4 (en) * 1971-03-31 1972-08-01 Apparatus for winding yarn
CH572435A5 (ja) * 1973-12-22 1976-02-13 Barmag Barmer Maschf
CH618401A5 (ja) * 1975-06-12 1980-07-31 Barmag Barmer Maschf
US4186890A (en) * 1977-06-24 1980-02-05 Industrie-Werke Karlsruhe Augsburg Aktiengesellschaft Mechanism and method for transferring yarn from a full package to an empty bobbin
US4166587A (en) * 1978-06-01 1979-09-04 Industrie-Werke Karlsruhe Augsburg Aktiengesellschaft Method and aparatus for transferring yarn on a nearly full package to an empty bobbin
DE3274541D1 (en) * 1981-09-03 1987-01-15 Rieter Ag Maschf Filament winding machine
US4524918A (en) * 1981-09-17 1985-06-25 Rieter Machine Works, Ltd. Filament winding machine
US4497450A (en) * 1981-11-10 1985-02-05 Sulzer Brothers Limited Filament winding machine
US4398676A (en) * 1981-12-07 1983-08-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Transfer tail winding device for tandem windups
US4598876A (en) * 1985-03-01 1986-07-08 Rieter Machine Works Limited Winding machine for filament packages equipped with package screening means

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852151A (ja) * 1981-09-03 1983-03-28 マシ−ネンフアブリク・リ−タ−・アクチエンゲゼルシヤフト フイラメント巻取機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003106065A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Sumitomo Forestry Co Ltd 制振窓

Also Published As

Publication number Publication date
DE3677357D1 (de) 1991-03-07
US4741485A (en) 1988-05-03
EP0229294A1 (en) 1987-07-22
GB8531151D0 (en) 1986-01-29
EP0229294B1 (en) 1991-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0690018B1 (en) Turret type yarn winder
JP3225910B2 (ja) 紡糸巻取機における巻取方法
JPS62146884A (ja) ワインダ−
KR100400098B1 (ko) 탄성사용방사권취기와그실전환방법
US5016434A (en) Ring spinning and spooling frame
EP0927695A2 (en) Elastic yarn take-up winder and package
US6158689A (en) Yarn winding apparatus and method
EP0013510A1 (en) High speed winder for non-extensible yarns
CN1100715C (zh) 卷绕机
JPH0234866B2 (ja)
US6024320A (en) Yarn traversing mechanism for winding apparatus
JPS61243776A (ja) ヤーンパツケージホルダー
CN100471777C (zh) 纺织机械中用于定位和移去线筒的装置
US5431353A (en) Bobbin winding machine
JP4590156B2 (ja) 弾性繊維用巻取り機
US4709866A (en) Thread guiding and screening element for use in filament winder
JP4505890B2 (ja) 合成繊維の巻取り方法及び装置
JPS631677A (ja) 多位置紡糸および/または糸巻き装置
JP2002284448A (ja) 合成繊維の巻取り方法及び巻取り装置
KR100424985B1 (ko) 방사권취기의 실전환방법
TW477773B (en) Winding method in spun yarn winding machine and spun yarn winding machine
JPH0781843A (ja) 巻取機の張力調整方法
JPH08175761A (ja) 巻取機の糸切換方法及びその装置
JP3257309B2 (ja) 巻取機の糸切換方法及びその装置
JPS61138728A (ja) スピンドルへの空ボビン插入装置