JPS6214670A - 静電潜像現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電子写真複写プロセス等で使用される静電潜
像現像装置に関する。

従来の技術 従来、この種の装置と（７ては種々の形態のものが提案
されており、近年では磁性キャリアと絶縁性トナーとの
混合物からなる２成分現像列を現像スリーブの周面に沿
って搬送するものが一般的であり、搬送手段としては大
別して現像スリーブ回転式のもの、磁気ローラ回転式の
もの、及び現像スリーブ、磁気ローラ両者回転式のもの
がある。

磁気ローラ回転式、及び現像スリーブ、磁気コーラ両者
回転式の静電潜像現像装置では、外周部に複数極を有す
る磁気ローラを現像スリーブに内蔵し、この磁気ローラ
の磁力にて現像剤をブラシ状に現像スリーブ局面に吸着
すると共に、磁気ローラの回転による磁界の移動にてブ
ラシ状の現像剤を攪拌しつつ一方向（磁気ローラ回転と
は逆方向）に搬送する。このように、磁気ローラの回転
に基づいて現像剤を搬送しようとすると磁気ローラをか
なり高速で回転させる必要があり、現像装置に掛る負担
が増大し、近年の、傾向である複写機の小型、軽量、コ
ンパクト化に逆行することになる。

また、現像スリーブ内の磁石を固定し、現像スリーブの
みを回転させて現像剤を搬送する方式を採用すれば、上
記高速回転に伴う不都合は解消できるか、これでは別途
、現像剤攪拌羽根等を付設せぬ限り現像剤の攪拌が低下
し、カブリ、トナーの飛散等が生じるという問題点を有
している。

以上の問題点を解決するため、本願発明の出願人は、先
に、トナー供給部から現像スリーブ周面に沿って搬送さ
れる磁性現像剤の一部を塞止めることによって、現像領
域に対して現像剤搬送方向上流側の現像スリーブ周面上
に現像剤溜りを形成する穂高規制部材を備え、該現像剤
溜りにおいて現像剤を攪拌する静電潜像現像装置を提案
した。

このものは、複写機の小型、軽量・コンパクト化に有効
であり、現像剤の混合攪拌も良好に行い、トナーを十分
に摩擦帯電し、カブリ、トナー飛散といった不都合を解
消した。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この装置において、穂高規制部材に塞止
められて上昇した後、現像スリーブ周面上へ落ドする現
像剤は、スリーブ内の磁石の影響を受けて磁化している
ためにまだ上昇中の現像剤をも引き込んで落下して行く
。このため、現像剤は現像剤溜りにおいて不連続に塊り
状となってスリーブ周面上へ落Ｆし、画像濃度にムラを
生じさせる原因となっていた。

問題点を解決するための手段 本発明は、このような問題を解決するために、トナー供
給部から現像領域までの間の現像スリ−ブ局面に近接し
て設けられ、その周面に沿って搬送される磁性現像剤の
一部を塞止めて現像スリ−ブ局面上に現像剤溜りを形成
する穂高規制部材と、該穂高規制部材よりも現像剤搬送
方向上流側で現像スリーブ周面に近接して設けられ、そ
の周面に沿って搬送される磁性現像剤の一部を掻き取り
スリーブ局面から離隔させる掻き取り部材と、該播き取
り部材と前記穂高規制部材との間であって掻き取り部材
により掻き取られた現像剤と穂高規制部材により塞止め
られて上昇した後、落下する現像剤の流路中に設けられ
た整流部材とを備えたものである。

作　　　用 本発明を適用した静電潜像現像装置において、現像スリ
ーブ周面に沿って搬送される磁性現像剤の一部は掻き取
り部材によって掻き取られ、整流部材上へ落Ｆする。ま
た、磁性現像剤の一部は穂高規制部材によって塞止めら
れて上昇した後、整流部材上へ落Ｆする。塊り状となっ
て落下する現像剤は整流部材上に落ドすることにより粉
砕、拡散され、且つ整流部材上を摺動することにより落
ド速度を低減されて連続的にスリーブ周面上の現像剤中
に戻される。

実施例 第１図は本発明に係る静電潜像現像装置の一実施例を備
えた複写機の要部を示す。

感光体ドラム（［）は一定速度で矢印（ａ）方向に回転
駆動可能であり、その周囲には帯電チャージャ（２）、
画像露光手段（３）、本発明に係る現像装置（４）、転
写チャージャ（５）、クリーニングブレード（６）を備
えた残留トナーのクリーニング装置、残留電荷のイレー
ザランプ（７）が設置されている。

また、複写紙は左方の図示しない給紙部がら１枚づつ給
紙されて、一点鎖線で示すように右方へと搬送され、転
写後は右方の図示しない定着装置にてトナー像の定着を
施されて複写機外に排出される様になっている。

なお、この種の複写工程の詳細については周知であり、
その説明は省略する。

現像装置（４）は、導電性非磁性材からなる円筒状の現
像スリーブ（４０）内に、外周部にＮ極、複数の磁極を
有する磁気ローラ（４１）を同軸に収納し、この現像ス
リーブ（４０）を現像槽（θの開口部に感光体ドラム（
［）の表面と近接する様に設置し、背部にトナー収容槽
（４６）を設けたもので、磁性現像剤は現像スＩＪ−ブ
（４０）の矢印（ｂ１方向の回転に基ついて現像スリー
ブ（４０）の周面上を矢印（ｂ１方向にその回転速度と
同速で搬送される。

穂高規制板（４３）　、掻き取り板（４４１及び整流板
（４５）は非磁性材からなり、現像スリーブ（仰の軸方
向に長さを有している。

穂高規制板（４３）は、現像スリーブ（４０）の周面上
を矢印（ｂ１方向に搬送される磁性現像剤の一部を現像
領域（Ａ）の上流側で塞止めて現像スリーブ（４■上に
現像剤溜り（Ｂｌを形成すると共に、現像領域（〜に搬
送される磁性現像剤の穂高を規制するためのもので、そ
の先端が現像スリーブ（４０）の周面に近接し、かつ磁
気ローラ（４１）の磁極間のほぼ中央に位置するように
設置されている。

掻き取り部材（４４Ｊは、搬送される磁性現像剤の一部
を現像スリーブ（４０）の周面から掻き取り離隔させる
ためのもので、穂高規制板（４３）よりも磁性現像剤搬
送方向の上流側に位置し、その先端が現像スリーブ（４
０）の周面に近接し、かつ磁気ローラ（４１）の磁極間
のほぼ中央に位置するように設置されると共に、下流側
の端部になるに従って現像スリーブ（４０１との間隔が
広くなるような傾斜を有している。掻き取り板（４４）
の先端と現像スリーブ（４０との間隔は、穂高規制板（
４３）と現像スリーブ（４（１との間隔と略同等である
。

整流板（４５１は、現像スリーブ（４０）の周面に沿っ
て搬送される磁性現像剤と接触しない程度の間隔を持っ
て穂高規制板（４３）と掻き取り部材（４４）の間に設
置されており、その上面に落下する磁性現像剤を掻き取
り板（４４）側へ移動させるための傾斜を備えている。

一方、トナー収容槽（欄内にはトナー供給ローラ（４η
が現像スリーブ（軸の周面に近接し、かつ現像スリーブ
（碩の回転と同期して矢印（Ｃ）方向に回転駆動可能に
設置されている。このトナー供給ローラ（４ηは導電性
非磁性材、例えばアルミニウムからなり、その表面には
ブラスト処理にて５０μｍ程度の微小凹凸か形成されて
おり、非磁性弾性材からなるブレード（４８）及びシー
ル板（４（ト）が接触している。

ここで、以上の構成からなる現像装置（４）の作動性ト
ナーとの混合物からなるスタータが装填され、本現像装
置（４）が予備作動された後に、トナー収容のみを装填
しても良い。そして、この状態で本現像装置（４）によ
って静電潜像の現像が可能となる。

次に、トナー収容槽（４６１内に収容されているトナー
はトナー供給ローラ（４７）の周面上の微小凹所に入り
、該ローラ（４ηの矢印（Ｃ１方向への回転に基づいて
、ブレード（４８）で余分な付着トナーを掻き落され、
現像スリーブ（４０）周面上の対向位置に至り供給され
る。

そして、トナー供給ローラ（４りは現像スリーブ（４ω
に対してトナーを定量供給する一方、現像スリーブ（躯
とトナー供給ローラ（４７）の電位差に基づき、静電的
↓こ現像スリーブ（４０１上の磁性現像剤中よりトナー
を適量回収し、最終的に現像スリーブ（４０）上の磁性
現像剤中のトナー濃度を一定値保つ。回収されるトナー
量は現像剤中のトナー混合比に依存しており、現像スリ
ーブ（４０）とトナー供給ローラ（４ηとの間に形成さ
れる電界作用によって静電的に回収される。

なお、前記電位差はトナー供給ローラ（４ηにバイアス
電圧を印加することにより形成され、現像スリーブ（４
■に印加される現像バイアスの電圧値との相関関係にて
決定される。

そして、トナー供給ローラｆ４７）から供給されたトナ
ーは現像スリーブ帥の矢印（ｂ１方向への回転に基づい
て現像スリーブ（４■の局面に沿って矢印（ｂ１方向に
搬送され、現像剤溜り（Ｂｌにおいて磁性キャリアと混
合攪拌され、トナーと磁性キャリアとは各々十分に摩擦
帯電される。そして、この混合攪拌の結果、磁性現像剤
の各成分であるトナーと磁性キャリアとは、この時点で
絶えず一定の混合比で一体化され、現像領域（Ａｌにお
いては磁性現像剤からなる磁気刷子が確実に形成される
。ここで形成される磁気刷子は感光体ドラム（［）の表
面を摺擦し、その表面上の静電潜像を現像して顕像化す
る。現像に供された後、現像スリーブ（４０）の周面に
残留する磁性現像剤はトナー供給ローラ（４７）との対
向部に至り、ここで新たなトナーが供給されて混合攪拌
された後、再度現像に供される。

ここで、前記現像剤溜り（Ｂｌにおける混合攪拌につい
て、第２図を用いて詳述すると、現像スＩＪ−ブ（４０
）の回転に基いて矢印（ｂ１方向へ搬送される磁性現像
剤は、掻き取り板（４４）によってその一部を現像スリ
ーブ（４０）上から掻き取られ、後から搬送されてくる
磁性現像剤により掻き取り板（４（イ）に沿って押し上
げられた後、磁気ローラ（４１）の磁力及び重力によっ
て整流板（４５１上へ落ドする。

また、現像スリーブ（４０）の周面に沿って搬送される
磁性現像剤は、穂高規制板（４３）によってその一部を
塞止められ、後から搬送されてくる磁性現像剤により穂
高規制板（４３）に沿って押し上げられた後、磁気ロー
ラ（４１）の磁力及び重力によって整流板（４５１上へ
落Ｆする。

掻き取り板（４４１及び穂高規制板（４３）を経て落下
する磁性現像剤は、残留磁化によって互いに吸着し、あ
る大きさの塊り状となって断続的に落丁するが、整流板
（４５）に衝突することにより粉砕、拡散され、さらに
、整流板（４４）上を摺動することにより落Ｆ速度を低
減されて連続的に、かつ均一に現像スリーブ（４■の周
面上の磁性現像剤中に戻される。このようにして、磁性
現像剤は現像剤溜り（Ｂｌにおいて攪拌混合され、十分
に摩擦帯電される。

発明の効果 以上の説明で明らかなように、本発明は前述した構成を
備えているから、現像スリーブの周面上で攪拌される磁
性現像剤はスリーブ周面へ連続的に、かつ均一に戻され
るため、現像された画像に濃度ムラを生じさせることも
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る静電潜像現像装置の一実施例を備
えた複写機の要部を示す断面図、第２図は本発明の実施
例における磁性現像剤の流れを説明する部分拡大図であ
る。 （［）・・・感光体ドラム、　（４）・・・現像装置、
　（４０１・・・現像スリーブ、　（４１）・・・磁気
ローラ、　（４３）・・・穂高規制板、　（４４）・・
・掻き取り板、　（４５１・・・整流板、　（４η・・
・トナー供給ローラ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁石を内蔵した現像スリーブの周面上に磁気吸着さ
   れている磁性キャリアに対して絶縁性トナーを供給する
   ことにより、現像スリーブの周面上においてキャリアと
   トナーとの混合物からなる磁性現像剤を調製し、この磁
   性現像剤を用いて静電潜像を現像する形態の静電潜像現
   像装置において、 トナー供給部から現像領域までの間の現像スリーブ周面
   に近接して設けられ、その周面に沿って搬送される磁性
   現像剤の一部を塞止めて現像スリーブ周面上に現像剤溜
   りを形成する穂高規制部材と、 該穂高規制部材よりも現像剤搬送方向上流側で現像スリ
   ーブ周面に近接して設けられ、その周面に沿って搬送さ
   れる磁性現像剤の一部を掻き取りスリーブ周面から離隔
   させる掻き取り部材と、該掻き取り部材と前記穂高規制
   部材との間であって掻き取り部材により掻き取られた現
   像剤と穂高規制部材により塞止められて上昇した後、落
   下する現像剤の流路中に設けられた整流部材とを備えた
   静電潜像現像装置。