JPS6214446Y2 - - Google Patents

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JPS6214446Y2
JPS6214446Y2 JP15226284U JP15226284U JPS6214446Y2 JP S6214446 Y2 JPS6214446 Y2 JP S6214446Y2 JP 15226284 U JP15226284 U JP 15226284U JP 15226284 U JP15226284 U JP 15226284U JP S6214446 Y2 JPS6214446 Y2 JP S6214446Y2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0467Elements of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0479Gears or bearings on planet carriers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は遊星歯車装置を用いた変速装置に関す
る。
(従来技術及びその問題点) 一般にエンジン補機類、例えばオルタネータ、
クーラ用コンプレツサ、パワーステアリング用ポ
ンプ等の駆動は、一般にエンジンのクランク軸端
部よりプーリ、ベルト等を介して伝動して行つて
いるため、エンジンの回転数に比例した回転数で
補機類も駆動される。
しかし、補機類の大部分はその所要回転数以上
の回転数を必要とせず、エンジンの高速回転領域
においては、変速装置により補機類の過大な回転
を抑制してエンジンの燃費の節減はもとより、補
機類の耐久性の向上、騒音の低減、更には補機類
を小型化、及び軽量化することが望ましい。
斯かる変速装置として、複数の中間歯車が同時
噛み合いをするためトルク伝達容量が大きいこ
と、内歯車を使用するためスペース効率がよいこ
と、及び種々の入・出力の取り出しが可能で自由
な変速比が選べること等の優れた特徴を有する遊
星歯車装置が従来広く用いられている。
この種の変速装置では、液密構造のハウジング
内に封入された潤滑油が、回転部の遠心力により
ハウジングの外周側に押しやられてしまい、ハウ
ジングの中央部近傍に位置する被潤滑部分の潤滑
が十分に行われないという問題があつた。
斯かる問題を解消するため先に本出願人は、中
心部の歯車と、これに噛み合う外周側の歯車との
噛み合い運動を利用して、ハウジングの外周側に
押しやられた潤滑油をハウジングの中央部に流送
し得るようにした潤滑油流送装置(特開昭59−
13164号)を提案した。
しかし、この潤滑油流送装置においては、潤滑
油を歯車の歯溝間に導入案内するための潤滑油案
内壁は、単独に作成してキヤリヤに取り付ける
か、又はキヤリヤと一体のブロツク成型としてい
るため、加工及び組立工数の増加、又は重量の増
加を招き、コストダウン及び軽量化を計る上で不
都合があつた。
斯かる不都合を解消するため更に本出願人は、
潤滑油が封入される液密構造のハウジング内に互
いに間隔を存して対向配設された2枚の側壁相互
間に遊星歯車装置のサンギヤとプラネツトギヤを
配設し、前記2枚の側壁の少なくとも一方の側壁
の前記サンギヤとプラネツトギヤの噛み合い部位
置に潤滑油を供給する切欠孔よりなる吐出ポート
を設け、前記2枚の側壁のいずれか一方の側壁に
潤滑油を前記サンギヤとプラネツトギヤの噛み合
い部に導入案内する案内壁を設け、前記側壁と案
内壁とを金属板にて一体にプレス成形したことを
特徴とする変速装置を出願した。(特開昭60−
201163号) しかし、この変速装置においては、前記潤滑油
吐出ポートは金属板を打ち抜き加工したもので、
両側方向に貫通しているため側面からの油漏れを
防ぐため駆動軸とリングギヤとの間を連結するフ
ランジ部に押し当てるか、又は金属板に更に側板
を添装してフランジ部との間の隙間を皿ばね等の
可撓性部材でシールする必要がある。このように
側面からの油漏れに対処するため、駆動軸のフラ
ンジ部と遊星歯車装置のプラネツトギヤとは接触
状態となり、該接触させて運転した場合、相対運
動による摺動フリクシヨンが発生し、動力伝達効
率が低下すると共に、その摺動部から摩耗粉が発
生し、該摩耗粉が変速装置の内部に、潤滑油に混
じつて拡散することによつて、軸受等に悪影響を
及ぼし、その寿命を縮めると共に、摺動による騒
音を発生するという問題がある。
(考案の目的) 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、コ
ストダウン及び軽量化を円滑に図ることができる
と共に、側壁と駆動軸側部材、例えばフランジ部
とが接触することによる摺動抵抗の解消及び耐久
信頼性の向上を図ることができるようにした変速
装置を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本考案において
は、2枚の側壁のいずれか一方に設けられるとこ
ろの、サンギヤとプラネツトギヤの噛合部位置か
らサンギヤの中心に向かつて潤滑油を流送する油
路を凹溝状となし、該油路のサンギヤ中心側端
に、潤滑油の流動方向を前記サンギヤ中心に嵌挿
された駆動軸心側に向けるべく規制案内する案内
縁を設け、前記側壁を平板にて構成し、該平板に
前記油路と案内壁と案内縁とをプレス成形等にて
一体的に設け、前記側壁を前記駆動軸側部材に接
触させることなく潤滑油をその流動圧力により前
記駆動軸心に供給し得るようにしたものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例について図面を参照し
て説明する。第1図は本考案の変速装置Tの縦断
面を示し、該変速装置Tは、エンジン1のクラン
ク軸2の端部にキー3を介してボルト4にて取り
付けられた入力側の回転駆動軸5と、出力側のハ
ウジング6と、該ハウジング6と前記駆動軸5と
の間に介在された遊星歯車装置7及び遠心クラツ
チ8とを具備してなる。
前記ハウジング6は内部に潤滑油を封入し得る
如く液密構造とされており、椀形の本体6aの外
周面に補機駆動用ベルト9が巻回される複数のプ
ーリ6bを設けてなるもので、その中央ボス部6
cが前記駆動軸5の先端部にオイルシール10及
びベアリング11を介して液密且つ回転自在に支
持され、前記本体6aの内部に遊星歯車装置7を
収容している。ハウジング6のエンジン1側の開
口面には環状のリヤカバー12がパツキング13
aを介してボルト13により固定されている。
前記遊星歯車装置7は、前記駆動軸5に固着さ
れたフランジ14の外周部に設けられた内歯ギヤ
よりなるリングギヤ15と、該リングギヤ15に
噛合する複数個(例えば3個)のプラネツトギヤ
16と、該プラネツトギヤ16を支軸17により
回転自在に支持し且つ自身も回転自在なキヤリヤ
18と、前記複数個のプラネツトギヤ16に噛合
する中心部の回転下可能なサンギヤ19とからな
る。
前記キヤリヤ18は一方向クラツチ20を介し
て前記リヤカバー12の環状凹部12b内に嵌合
されている。
前記サンギヤ19の中心孔19aが駆動軸5の
外周に遊嵌されている。サンギヤ19のエンジン
1側端部は、これと対向する固定軸21の端部と
オルダム継手22を介して結合されている。
前記固定軸21は中空短軸円筒状をなしてお
り、前記駆動軸5の外周にオイルシール23及び
ベアリング24を介して支持されている。この固
定軸21はブラケツト25の一端に固着されてお
り、該ブラケツト25の他端は、エンジン1のケ
ース1aにゴム等の緩衝材26を介してボルト2
7により支持されている。又、この固定軸21の
外周に前記リヤカバー12の中心孔12cが、オ
イルシール28及びベアリング29を介して支持
されている。
前記遠心クラツチ8は駆動軸5のフランジ14
に突設された支軸31を中心として回動自在に支
持される遠心ウエイト32と、該遠心ウエイト3
2と駆動軸5のフランジ14との間に配設されて
一端が該フランジ14に且つ他端が前記遠心ウエ
イト32の支軸31の近傍に突設された係合ピン
33と適当な間隙を存して嵌入される摩擦シユー
34と、遠心ウエイト32の自由端に形成された
カム面(図示省略)と、該カム面に係合するデイ
テントスプリングよりなるデイテント機構(図示
省略)と、遠心ウエイト32をそのマスによる遠
心力に抗する方向に付勢するウエイトスプリング
36と、駆動軸5のフランジ14の外周部に突設
された環状部(図示省略)に嵌合される摩擦ドラ
ム37と、摩擦シユー34を摩擦ドラム37の方
向に付勢するシユースプリング(図示省略)とに
より構成されている。
前記一方向クラツチ20は第2図に示すよう
に、キヤリヤ18の外周に、一方向に向かう上り
テーパを有する鋸歯状の多数の溝20aを設け、
これらの各溝20aにスプリング20bでテーパ
の上り方向に押圧されたローラ20cを係合して
なる。従つて、出力側のリヤカバー12とキヤリ
ヤ18との相対回転運動がローラ20cを介して
テーパの上り方向に作用する時は、楔作用でリヤ
カバー12とキヤリヤ18とが一体的に結合さ
れ、又テーパの下り方向に作用する時は、リヤカ
バー12とキヤリヤ18との結合が解除される。
前記プーリケース6と摩擦ドラム37との間に
はラツプスプリング39が介装されている。該ラ
ツプスプリング39は第4図に示す如くその一端
に回転軸方向に沿つて折曲された入力側フツク3
9aと他端に環状に折曲された出力側フツク39
bとを夫々有する断面略矩形状の多重巻コイルス
プリングであつて、入力側フツク39aは摩擦ド
ラム37の外周に穿設された係合部40に係合さ
れ、出力側フツク39bはプーリケース6のエン
ジン1側の端面に穿設された係合部41に係合さ
れている。前記ラツプスプリング39はリングギ
ヤ15の外周部とプーリケース6の内周部との間
に適当な間隙を存して収容されている。尚、ラツ
プスプリング39の巻き締め方向は駆動軸5の回
転方向と一致している。
本考案の変速装置Tには、上述の構成に加えて
遊星歯車装置7を利用した潤滑油流送装置45が
設けられている。該潤滑油流送装置45は第2図
乃至第4図に示すように、プラネツトギヤ16と
サンギヤ19の両端面に夫々当接してこれらを覆
う如くキヤリヤ18に取り付けられた第1側壁4
6と第2側壁47とを有している。これら第1及
び第2側壁46,47は環状薄肉金属板材よりな
り、少なくとも一方の側壁、例えば図示例では両
ギヤ16,19に対して反キヤリヤ18側の第1
側壁46に、プラネツトギヤ16とサンギヤ19
との噛合部側にあつて少なくともプラネツトギヤ
16の外周の一部に沿つて直立した潤滑油案内壁
48がプレス成形にて一体的に形成されている。
該案内壁48はサンギヤ19とプラネツトギヤ1
6との噛合部に潤滑油を導入案内するものであ
る。
第2図においてプラネツトギヤ16とリングギ
ヤ15の回転に伴つて反時計方向に回転すると、
サンギヤ19は固定軸21に対して回り止めされ
ているので、プラネツトギヤ16は反時計方向に
自転しながら、サンギヤ19を中心に反時計方向
に公転し、該プラネツトギヤ16の公転に伴いキ
ヤリヤ18が反時計方向(矢印A方向)に回転す
る。従つて、この場合、潤滑油案内壁48はプラ
ネツトギヤ16の公転方向前側に、図示の如く設
けられている。
第1側壁46には、プラネツトギヤ16とサン
ギヤ19との噛合部位置からサンギヤ19の中心
及びプラネツトギヤ16の支軸17の切欠部17
aとプラネツトギヤ16の内周面との間の間隙内
に潤滑油を流送する凹溝よりなる油路49がプレ
ス成形にて一体的に形成されている。該油路49
は、第4図に示す如く前記第1側壁46の駆動軸
嵌挿孔46aの周縁に沿う環状部49aと、該環
状部49aと、前記プラネツトギヤ16とサンギ
ヤ19との噛合部との間に亘つて放射状に配設さ
れたプラネツトギヤ16と同数の第1直状部49
bと、該第1直状部49bと連続してこれと、前
記プラネツトギヤ16とその支軸17との摺動部
との間に亘つて配設された前記第1直状部49b
より小幅の第2直状部49cとからなり、これら
環状部49a、第1、第2直状部49b,49c
は互いに連通状態にある。
前記油路49のサンギヤ19の中心側端、即ち
環状部49aの内周縁部には、潤滑油の流動方向
を駆動軸5の中心側に向けるべく規制案内する傾
斜面状の案内縁50がプレス成形にて一体的に形
成され、該案内縁50にて規制案内された潤滑油
の一部が、駆動軸5に設けられた導通孔5aを介
してハウジング6のボス部6cのベアリング11
に供給される。
前記エンジン1クランク軸2に取り付けられた
プーリ42にはタイミングベルト43が巻装され
ている。
(作 用) 次に、上記構成の本考案の変速装置Tの作用を
説明する。エンジン1のクランク軸2が回転し、
その回転数が所定値以下の領域では、遠心クラツ
チ8の遠心ウエイト32に作用する遠心力はウエ
イトスプリング36及びデイテント機構の作用力
より小さいため、摩擦シユー34は摩擦ドラム3
7に圧着した状態に保たれ、遠心クラツチ8は接
続状態にある。従つて、駆動軸5の回転力は摩擦
ドラム37を介してラツプスプリング39を巻き
締める方向に作用し、ラツプスプリング39はリ
ングギヤ15の外周とリヤカバー12の外周とを
共に巻き締め、ラツプスプリング39の巻掛倍力
効果により、リングギヤ15とリヤカバー12と
は遠心クラツチ8による結合力以上の力で強固に
結合されて入力側である駆動軸5の回転は、遠心
クラツチ8、ラツプスプリング39を介して出力
側であるリヤカバー12に直接伝達され、入力側
と出力側の回転比が1対1の直結伝動系を構成す
る。この時、リングギヤ15の回転に伴いプラネ
ツトギヤ16はサンギヤ19を中心にリングギヤ
15と同方向に自転と公転を行い、この公転運動
はキヤリヤ18に減速回転を与える。ここで、駆
動軸5の回転に対して減速されたキヤリヤ18の
回転は駆動軸5に直結されたハウジング6の回転
より当然遅いので、この回転差は一方向クラツチ
20の空転により逃がされる。
次にエンジン1のクランク軸2の回転数が所定
値を超えて、遠心ウエイト32に作用する遠心力
が所定値を超えると、遠心ウエイト32はデイテ
ント機構から解放され、ウエイトスプリング36
のばね力に抗して瞬時に拡開し、係合ピン33と
摩擦シユー34とが係合し、摩擦シユー34は摩
擦ドラム37から離間する。従つて、摩擦ドラム
37と駆動軸5との結合が解除されるので、ラツ
プスプリング39は自身の復元力と自身の発生す
る遠心力とによつて弛緩し、リングギヤ15とリ
ヤカバー12との結合を解除する。従つて、駆動
軸5と一体に回転するリングギヤ15の回転に伴
い、プラネツトギヤ16やサンギヤ19を中心に
リングギヤ15と同方向に自転と公転を行い、こ
の公転運動はキヤリヤ18に減速回転を与え、キ
ヤリヤ18の回転は一方向クラツチ20の係合に
より、リヤカバー12を介してプーリケース6に
伝達される。斯くして、エンジン1のクランク軸
2の回転に対して遊星歯車装置7の固有の減速比
で、プーリケース6を減速回転させる減速伝動系
が構成される。
次に、潤滑油流送装置45の作用について説明
する。ハウジング6内に適当量封入されている潤
滑油は変速装置Tの各転動部や摺動部等の潤滑を
必要とする部分を潤滑すると共に、遠心力により
ハウジング6の最外周内面側に移動する。この潤
滑油は潤滑油案内壁48に捕集されて該潤滑油案
内壁48とプラネツトギヤ16との間に流入し
て、プラネツトギヤ16とサンギヤ19との噛み
合い部に導入された後、油路49の第1直状部4
9aに強制的に流出されて、そのうちの一部は第
2直状部49bを介して支軸17の切欠部17a
とプラネツトギヤ16の内周面との間の間隙内に
流送されて、プラネツトギヤ16と支軸17との
間の摺動部を潤滑し、残りの大半は環状部49a
を介してサンギヤ19の中心に向かつて流送され
る。該流送された油の一部はその時の流動圧力に
より案内縁50に規制案内されて、駆動軸5の導
通孔5a内を通つてハウジング6のボス部6cの
ベアリング11を潤滑し、残りの油はサンギヤ1
9と駆動軸5との間を通り、固定軸21のベアリ
ング24及び29を潤滑し、夫々ハウジング6の
回転遠心力で再度ハウジング6の最外周内面側に
拡散されるものである。
(考案の効果) 以上詳述した如く本考案の変速装置は、2枚の
側壁のいずれか一方に設けられるところの、サン
ギヤとプラネツトギヤの噛合部位置からサンギヤ
の中心に向かつて潤滑油を流送する油路を凹溝状
となし、該油路のサンギヤ中心側端に、潤滑油の
流動方向を前記サンギヤ中心に嵌挿された駆動軸
心側に向けるべく規制案内する案内縁を設け、前
記側壁を平板にて構成し、該平板に前記油路と案
内壁と案内縁とをプレス成形等にて一体的に設
け、前記側壁を前記駆動軸側部材に接触させるこ
となく潤滑油をその流動圧力により前記駆動軸心
に供給し得るようにしたものである。
従つて、側壁に対する油路、案内壁、及び案内
縁の形成が簡単であり、部品点数も少なくてす
み、コストダウン及び軽量化を円滑に図ることが
できると共に、油路は凹溝状で両側方向には貫通
していないので、該油路を別部材等にて閉塞する
必要がなく側壁と駆動軸側部材が非接触状態でよ
く、従来のような接触による摺動抵抗を解消で
き、しかも摩耗もなくなるから耐久信頼性が向上
する等の効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は変速
装置の縦断面図、第2図は遊星歯車装置及び潤滑
油流送装置の一部切欠端面図、第3図は潤滑油流
送装置の要部拡大断面図、第4図は潤滑油流送装
置を構成する主要部品の斜視図、第5図は第4図
の−線に沿う断面図、第6図は第4図の−
線に沿う断面図である。 5……回転駆動軸、6……ハウジング、7……
遊星歯車装置、14……フランジ(駆動軸側部
材)、16……プラネツトギヤ、19……サンギ
ヤ、46……第1側壁、47……第2側壁、48
……案内壁、49……油路、50……案内縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 潤滑油が封入される液密構造のハウジング内に
    互いに間隔を存して対向配設された2枚の側壁相
    互間に遊星歯車装置のサンギヤとプラネツトギヤ
    を配設し、前記2枚の側壁のいずれか一方に、前
    記サンギヤとプラネツトギヤの噛合部位置からサ
    ンギヤの中心に向かつて潤滑油を流送する油路
    と、前記サンギヤとプラネツトギヤの噛合部に潤
    滑油を導入案内する案内壁とを夫々設けた変速装
    置において、前記油路を凹溝状となし、該油路の
    サンギヤ中心側端に、潤滑油の流動方向を前記サ
    ンギヤ中心に嵌挿された駆動軸心側に向けるべく
    規制案内する案内縁を設け、前記側壁を平板にて
    構成し、該平板に前記油路と案内壁と案内縁とを
    プレス成形等にて一体的に設けてなり、前記側壁
    を前記駆動軸側部材に接触させることなく潤滑油
    をその流動圧力により前記駆動軸心に供給し得る
    ようにしたことを特徴とする変速装置。
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