JPS62143839A - 石英母材の製造方法 - Google Patents
石英母材の製造方法Info
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- JPS62143839A JPS62143839A JP28438385A JP28438385A JPS62143839A JP S62143839 A JPS62143839 A JP S62143839A JP 28438385 A JP28438385 A JP 28438385A JP 28438385 A JP28438385 A JP 28438385A JP S62143839 A JPS62143839 A JP S62143839A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/01413—Reactant delivery systems
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2207/00—Glass deposition burners
- C03B2207/30—For glass precursor of non-standard type, e.g. solid SiH3F
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- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(従来の技術)
光ファイバーに用いられる二酸化ケイ素(SiO□)系
の母材の製造方法では、一般的に火炎加水分解反応が用
いられる。
の母材の製造方法では、一般的に火炎加水分解反応が用
いられる。
この反応では、主原料のケイ素化合物と、四塩化ゲルマ
ニウム(GeCl+ )−三臭素化ボロン(B B r
3)オキシ塩化リン(P OCl!s )等の添加物の
ガスを酸素、水素炎中に混合し、高温加水分解反応する
。
ニウム(GeCl+ )−三臭素化ボロン(B B r
3)オキシ塩化リン(P OCl!s )等の添加物の
ガスを酸素、水素炎中に混合し、高温加水分解反応する
。
(火炎加水分解反応)。ケイ素化合物としては。
通常殆どの場合、四塩化ケイ素(SIC/4)が用いら
れる。
れる。
また反応温度は生産速度を上げるため低(できず。
900℃〜1300℃が一般的である。′上記反応の生
成物は、5in2を主成分とする微粒子であり、これを
基材上に融着堆積して光ファイバー用母材を製造する。
成物は、5in2を主成分とする微粒子であり、これを
基材上に融着堆積して光ファイバー用母材を製造する。
基材と融着堆積の方法により、王として、外付は法(た
とえば、特公昭57−13841)気相軸付は法(たと
えば、特公昭54−35217)K分類される。
とえば、特公昭57−13841)気相軸付は法(たと
えば、特公昭54−35217)K分類される。
(発明が解決しようとする問題点)
光ファイバーがより大量に使用され普及するには、高品
質のものが、低価格でかつ大量に生産される必要がある
。従来の方法でもかなりの高品質のものを大量生産する
ことは、ある程度可能であったが、より一層の高品質化
、多量生産、低コスト化を行うには以下のような重大な
問題が存在した。
質のものが、低価格でかつ大量に生産される必要がある
。従来の方法でもかなりの高品質のものを大量生産する
ことは、ある程度可能であったが、より一層の高品質化
、多量生産、低コスト化を行うには以下のような重大な
問題が存在した。
即ち、火炎加水分解反応で、5iCI!、から2酸化ケ
イ素(Sin2)を生成する反応速度は、充分早いとは
言えない。この欠点を補うためには1反応温度を高温に
するか反応時間を長くする必要があるが、そうすると、
微粒子が融着堆積しつつある母材は長時間高温にさらさ
れることになる。すると5IC14と共知反応させて母
材中に堆積させた屈折率、密度調節効果を有するGe、
P、B、F等の原子の濃度分布がブロードになり、光フ
ァイバーとしての品質例えば光透過率が低下する。また
。
イ素(Sin2)を生成する反応速度は、充分早いとは
言えない。この欠点を補うためには1反応温度を高温に
するか反応時間を長くする必要があるが、そうすると、
微粒子が融着堆積しつつある母材は長時間高温にさらさ
れることになる。すると5IC14と共知反応させて母
材中に堆積させた屈折率、密度調節効果を有するGe、
P、B、F等の原子の濃度分布がブロードになり、光フ
ァイバーとしての品質例えば光透過率が低下する。また
。
母材のゆがみの発生や添加成分の分布が同心円状から外
れろことから、母材から光ファイバー製作時の分留りが
低下する。
れろことから、母材から光ファイバー製作時の分留りが
低下する。
また、生成した微粒子は、バーナー開口部に融解付着し
て、バーナーの寿命を縮め生産性を悪化させると共に融
解した成分は飛散して母材に付着し、光ファイバーの品
質を劣化させる。
て、バーナーの寿命を縮め生産性を悪化させると共に融
解した成分は飛散して母材に付着し、光ファイバーの品
質を劣化させる。
このような問題を解決するためには1反応温度を低下さ
せることか最も効果的であるが、そうすると1反応速度
の急速な低下をまねき、同時に生成した微粒子の基材へ
の付着率が大幅に低下した。
せることか最も効果的であるが、そうすると1反応速度
の急速な低下をまねき、同時に生成した微粒子の基材へ
の付着率が大幅に低下した。
その結果、製造速度は低下し、高価な原料を浪費するこ
とになり大幅なコストアップはさげられなかった。
とになり大幅なコストアップはさげられなかった。
本発明は、従来法の矛盾を一掃する方法を提供するもの
である。
である。
即ち、火炎加水分解反応において、ケイ素化合物として
、従来全く知られていなかった一般式Si Cl
(nは2以上の整数)ベルクロロボn 2n+
2 リシランを特定の温度範囲で用いることにより、従来法
よりはるかに低温での母材製造を可能にすると共に、全
(予期しないことに、ベルクロロポリシランを従来法の
反応温度範囲で用いた場合に比較しτより低い反応温度
にもかかわらず反応率付着率(後述)特に付着率が大き
く向上し、生長率(後述)が大きくなる。その結果、光
ファイバーの品質を向上させつつ、エネルギー節約等知
よリコストダウンも得られることが判明した。
、従来全く知られていなかった一般式Si Cl
(nは2以上の整数)ベルクロロボn 2n+
2 リシランを特定の温度範囲で用いることにより、従来法
よりはるかに低温での母材製造を可能にすると共に、全
(予期しないことに、ベルクロロポリシランを従来法の
反応温度範囲で用いた場合に比較しτより低い反応温度
にもかかわらず反応率付着率(後述)特に付着率が大き
く向上し、生長率(後述)が大きくなる。その結果、光
ファイバーの品質を向上させつつ、エネルギー節約等知
よリコストダウンも得られることが判明した。
(発明の目的)
本発明の目的は従来技術の欠点であった光ファイバー母
材の生産速度品質1価格の限界を打ち破る新しい方法を
提供することにある。
材の生産速度品質1価格の限界を打ち破る新しい方法を
提供することにある。
(問題点を解決するだめの手段)
本発明は、火炎加水分解反応を用いて、光ファイバー母
材を製造する方法において。
材を製造する方法において。
1、主原料となるケイ素化合物としてSI C1n
2n+2 (nは2以上の整数)で表わされるベルクロロポリンラ
ンを用いること。
2n+2 (nは2以上の整数)で表わされるベルクロロポリンラ
ンを用いること。
2、反応温度を500℃から850℃の間に設定するこ
と、の2点を特徴とする光ファイバー母材の製造方法で
ある。
と、の2点を特徴とする光ファイバー母材の製造方法で
ある。
本発明で用いるベルクロロポリシランは一般式S i
nCl 2o+ 2 (nは2以上の整数)(1)で表
わされるものである。 ・ このようなベルクロロポリシランの例としては。
nCl 2o+ 2 (nは2以上の整数)(1)で表
わされるものである。 ・ このようなベルクロロポリシランの例としては。
ヘキサクロロジシラン(S1□CZ、)、オクタクロロ
トリシラノ(Si1CJ8)、デカクロロテトラシラン
(S 14Cj’、o) 、 ドデカクロロペンタ7
ラン(S 1.Cl、□)、テトラデカクロロへキサシ
ラン(S i、 C1l< )等があるが、なかでも入
手容易性や取扱い易さの点でヘキサクロロジシランやオ
クタクロロトリシラノが好ましい。これらは単独でまた
は混合物として使用される。
トリシラノ(Si1CJ8)、デカクロロテトラシラン
(S 14Cj’、o) 、 ドデカクロロペンタ7
ラン(S 1.Cl、□)、テトラデカクロロへキサシ
ラン(S i、 C1l< )等があるが、なかでも入
手容易性や取扱い易さの点でヘキサクロロジシランやオ
クタクロロトリシラノが好ましい。これらは単独でまた
は混合物として使用される。
本発明で用いるヘキサクロロジシラン(S ’i、、
C16)やオクタクロロトリシラン(S13C18)等
は、高純度であることが望ましく特にFe、A7?等の
金属の不純物を極力減少させて使用することが好ましl
、)。
C16)やオクタクロロトリシラン(S13C18)等
は、高純度であることが望ましく特にFe、A7?等の
金属の不純物を極力減少させて使用することが好ましl
、)。
しかしながら、従来技術の原料である5iCj?4が多
少たとえば最大200%以下、好ましくは150%程度
本発明で用いるベルクロロポリシランに混入することは
特に問題ない。
少たとえば最大200%以下、好ましくは150%程度
本発明で用いるベルクロロポリシランに混入することは
特に問題ない。
これらベルクロロポリシランは公知の方法で製造したも
のを使用することができる。通常、カルンウムシリコン
、マグネシウムシリコン、アルいはフェロシリコン等金
属とシリコンとの合金の粒子を高温で塩素化するかまた
はシリコン粒子自体を高温で塩素化して得られろ(たと
えば、米国特許明細書第2602728号、同2621
111号)。
のを使用することができる。通常、カルンウムシリコン
、マグネシウムシリコン、アルいはフェロシリコン等金
属とシリコンとの合金の粒子を高温で塩素化するかまた
はシリコン粒子自体を高温で塩素化して得られろ(たと
えば、米国特許明細書第2602728号、同2621
111号)。
本発明で主原料ガスと共に用いる添加剤ないしドーパン
トとしては、公知のホウ素、ゲルマニウム、リン、フッ
素等の化合物のガスたとえば。
トとしては、公知のホウ素、ゲルマニウム、リン、フッ
素等の化合物のガスたとえば。
BBr3.GeC1!、、Pocl!3.SiF、、C
C/2F2゜CF、等が用いられる。
C/2F2゜CF、等が用いられる。
これらは王として屈折率を高めたり低めたりして母材の
屈折率分布を制御するために使用されるがその他線膨張
率の調整、散乱損失の減少の目的で加えられるものもあ
る。
屈折率分布を制御するために使用されるがその他線膨張
率の調整、散乱損失の減少の目的で加えられるものもあ
る。
本発明で光ファイバー用母材を製造する方法には、一般
に火炎加水分解反応とよばれる反応を用いる。すなわち
、この反応では、一般式Si C1n 2n+2 (nは2以上の整数)で示される主原料のベルクロロポ
リシランを添加剤と共にキャリヤーガスに同滲させて酸
素水素反応による火炎中に導入し。
に火炎加水分解反応とよばれる反応を用いる。すなわち
、この反応では、一般式Si C1n 2n+2 (nは2以上の整数)で示される主原料のベルクロロポ
リシランを添加剤と共にキャリヤーガスに同滲させて酸
素水素反応による火炎中に導入し。
高温加水分解を行い、5in2を主成分とする微粒子を
生成させる。
生成させる。
キャリヤーガスとしては、酸素、空気、チッ素。
そしてヘリウム、アルゴン等の袷ガスも用いラレる。
また1反応調節剤として塩化水素や水を混合することも
できる。
できる。
本発明においては、ケイ素化合物としてベルクロロポリ
シランを用いることと共に、上記反応での火炎の温度を
一定の範囲に限定することが必須の条件である。即ち、
ケイ素化合物の加水分解反応の反応率を向上させ、特に
生成した5in2を主成分とする微粒子を基材に融着堆
積させる付着率を向上させるためには、5oO℃から8
50’Cの間に設定することが好ましい。
シランを用いることと共に、上記反応での火炎の温度を
一定の範囲に限定することが必須の条件である。即ち、
ケイ素化合物の加水分解反応の反応率を向上させ、特に
生成した5in2を主成分とする微粒子を基材に融着堆
積させる付着率を向上させるためには、5oO℃から8
50’Cの間に設定することが好ましい。
温度を調節するには、水素供給量を調節するほかに、キ
ャリヤーガス量を調節しさらに別に希釈用のガスを混合
してもよい。希釈ガスには、酸素。
ャリヤーガス量を調節しさらに別に希釈用のガスを混合
してもよい。希釈ガスには、酸素。
空気、チン素のほかにヘリウム、アルゴン等の希ガスが
用いられる。
用いられる。
また、これらのガス量は1反応率や付着率に大きく影響
するので、適当に調節せねばならない。
するので、適当に調節せねばならない。
火炎加水分解反応を行うバーナーの形状は、公知のどの
ような型式でもよく、丸型、角型、だ円型、同心円等多
重構造型等が挙げられる。
ような型式でもよく、丸型、角型、だ円型、同心円等多
重構造型等が挙げられる。
さてこの反応で得られた微粒子は、直接に基材に融着堆
積させて、多孔質ガラス体(光ファイバー母材)を得る
。
積させて、多孔質ガラス体(光ファイバー母材)を得る
。
この母材は、脱水や不純物除去のため塩酸ガスや塩累ガ
スで処理される。
スで処理される。
基材としては1石英棒や、多孔質ガラス体そのものが用
いられ、融着堆積する手法として、外付は法や気相軸付
は法が挙げられる。
いられ、融着堆積する手法として、外付は法や気相軸付
は法が挙げられる。
以上で得られた母材は、加熱脱泡され、延伸されて光フ
ァイバーが製作される。
ァイバーが製作される。
さて、火炎加水分解反応において、ケイ素化合物として
本発明の方法であるベルクロロポリシランを用いた場合
は、従来の方法である5iC4を用いた場合て比較して
1反応率、付着率共に優れているが、特に反応温度が本
発明で指摘するように500℃から850℃の間におい
ては1反応率は少しは向上するけれども、予期しないこ
とに付着率は驚(はど向上することが明らかになった。
本発明の方法であるベルクロロポリシランを用いた場合
は、従来の方法である5iC4を用いた場合て比較して
1反応率、付着率共に優れているが、特に反応温度が本
発明で指摘するように500℃から850℃の間におい
ては1反応率は少しは向上するけれども、予期しないこ
とに付着率は驚(はど向上することが明らかになった。
その結果、母材の生長速度を決定する生長率(=反応率
×付着率)は1反応温度500℃〜850℃の間におい
て他の温度より非常に大きくなる。
×付着率)は1反応温度500℃〜850℃の間におい
て他の温度より非常に大きくなる。
ベルクロロポリシランを他の温度範囲に比較して500
℃〜850℃で用いることは上記のように非常に有利な
方法であるが、同じ温度′範囲で5iC14を用いた場
合と比較すれば、これはベルクロロポリシランの場合が
反応率、付着率、生長率共に決定的に優れている。
℃〜850℃で用いることは上記のように非常に有利な
方法であるが、同じ温度′範囲で5iC14を用いた場
合と比較すれば、これはベルクロロポリシランの場合が
反応率、付着率、生長率共に決定的に優れている。
さて、ベルクロロポリシランが5iC1,に比較して反
応率、付着率に優れている理由は定かでないが、ベルク
ロロポリシランが分子内に有する5i−8i結合の反応
性が高いことが一つの原因と考えられる。
応率、付着率に優れている理由は定かでないが、ベルク
ロロポリシランが分子内に有する5i−8i結合の反応
性が高いことが一つの原因と考えられる。
また1反応温度が500℃から850℃の間においてベ
ルクロロポリシランが加水分解反応して生成したSiO
2微粒子の付着率がなぜ高くなるのか明確ではないが、
5in2微粒子が反応によって生成し、融着堆積する短
時間の間に微粒子表面の物理的、化学的状態1例えば表
面に存在するOH基、CI!基あるいは組成が、特にそ
の温度範囲で。
ルクロロポリシランが加水分解反応して生成したSiO
2微粒子の付着率がなぜ高くなるのか明確ではないが、
5in2微粒子が反応によって生成し、融着堆積する短
時間の間に微粒子表面の物理的、化学的状態1例えば表
面に存在するOH基、CI!基あるいは組成が、特にそ
の温度範囲で。
微粒子相互に融着しやすい状態になっていると推定され
る。
る。
また、ベルクロロポリシランは分子中のSi含有率が5
ICe4に比較して大きい。例えば5icz4の81含
有率は、16.5%であり、 5i2cz、は20.
8%である。即ち5i2ct!、は1.26倍Si含有
率が高い。その結果、単位重量から生成する5IO2量
も5i2C1!、の場合が1.26倍大きく、単位容積
から生成する5102量は比重も考慮に入れると。
ICe4に比較して大きい。例えば5icz4の81含
有率は、16.5%であり、 5i2cz、は20.
8%である。即ち5i2ct!、は1.26倍Si含有
率が高い。その結果、単位重量から生成する5IO2量
も5i2C1!、の場合が1.26倍大きく、単位容積
から生成する5102量は比重も考慮に入れると。
1.34倍大きくなる。この点はポリクロロシランの大
きな利点であり、装置のコンパクト化に大きく寄与し、
光ファイバーのコスト削減に貢献する。
きな利点であり、装置のコンパクト化に大きく寄与し、
光ファイバーのコスト削減に貢献する。
又、同一容積の原料タンクから生産される母材の量ひい
ては光ファイバーの距離がより長く生産できることにな
る。
ては光ファイバーの距離がより長く生産できることにな
る。
このように、単位重量当りから製造することを考慮に入
れた指標、「単位重量当りの生長率」で比較するとベリ
クロロポリシランのS i C14に対スる優位性が一
層明確になる。
れた指標、「単位重量当りの生長率」で比較するとベリ
クロロポリシランのS i C14に対スる優位性が一
層明確になる。
本発明の方法を用いて製造した母材から光ファイバーを
製作し、他の場合と比較してみた。
製作し、他の場合と比較してみた。
本発明のケイ素化合物であるベルクロロポリシランを用
いた場合で1反応源度を本発明の温度範囲500℃〜8
50℃にした場合と、従来力方法である900℃〜13
00℃の場合を比較すると。
いた場合で1反応源度を本発明の温度範囲500℃〜8
50℃にした場合と、従来力方法である900℃〜13
00℃の場合を比較すると。
500℃〜850℃の温度範囲で母材製造を行った場合
が、明らかにファイバーの光損失値の点で優れていた。
が、明らかにファイバーの光損失値の点で優れていた。
また、ベルクロロポリシランを用いて反応温度500〜
850℃の温度範囲で母材を製作した場合と、従来の方
法である5iCA’、を用いた場合を比較すると決定的
に後者が優れており、これはファイバーの光損失値の差
になって現われた。
850℃の温度範囲で母材を製作した場合と、従来の方
法である5iCA’、を用いた場合を比較すると決定的
に後者が優れており、これはファイバーの光損失値の差
になって現われた。
本発明の方法が優利である理由は、正確に断定はできな
いが1反応源度が低いこと1反応率が高いことから母材
製造時間を短かくできること1等から母材中の密度屈折
率を決定するGe等の添加剤成分の分布を他の温度範囲
や従来法で母材を製作する場合に比較してよりシャープ
かつ正確にできることにあると思われろ。さらに1本発
明の方法で生成するS i O2微粒子がドーパントの
微粒子とも親和・1よく融着堆積しやすく、均一な組成
の層を形成しやすいとも考えられる。
いが1反応源度が低いこと1反応率が高いことから母材
製造時間を短かくできること1等から母材中の密度屈折
率を決定するGe等の添加剤成分の分布を他の温度範囲
や従来法で母材を製作する場合に比較してよりシャープ
かつ正確にできることにあると思われろ。さらに1本発
明の方法で生成するS i O2微粒子がドーパントの
微粒子とも親和・1よく融着堆積しやすく、均一な組成
の層を形成しやすいとも考えられる。
本発明の特徴は、光ファイバー用母材を作る際の火炎加
水分解反応においてケイ素化合物としてベルクロロポリ
シランを用いかつ反応温度を500℃〜800℃にする
ことである。
水分解反応においてケイ素化合物としてベルクロロポリ
シランを用いかつ反応温度を500℃〜800℃にする
ことである。
従来法で常用されるケイ素化合物であるS i Cl。
の反応率が急激圧低下し、かつ生成する微粒子の付着率
も急激に低下する500〜850℃の反応温度において
、なぜ2反応率や付着率が低下しないのか正確な機構は
不明である。しかしペルクロロ 次ポリシランは分子構造中に存在する5i−8i結合が
反応性に富み、低温でも反応しやすいと予想される。ま
た特に反応温度500℃〜850℃の間で5i−8i結
合にはポリシロキサン結合を生成しやすく7ラノール基
やCI!基も生成しやすいと思われること、さらに、元
々分子量が大きいので、生成するポリシロキサンも分子
量が大きく、その結果、上記温度範囲で特に付着率が大
きいことが予想される。
も急激に低下する500〜850℃の反応温度において
、なぜ2反応率や付着率が低下しないのか正確な機構は
不明である。しかしペルクロロ 次ポリシランは分子構造中に存在する5i−8i結合が
反応性に富み、低温でも反応しやすいと予想される。ま
た特に反応温度500℃〜850℃の間で5i−8i結
合にはポリシロキサン結合を生成しやすく7ラノール基
やCI!基も生成しやすいと思われること、さらに、元
々分子量が大きいので、生成するポリシロキサンも分子
量が大きく、その結果、上記温度範囲で特に付着率が大
きいことが予想される。
(発明の効果)
本発明の方法によれば、母材を低温で製造できるので、
熱エネルギー節減や、バーナーの耐久性向上など装置面
から製造コスト低下ができる。また1反応率が大きくな
るので、原料面からもコスト低下ができる。そして母材
を低温かつ短時間で製造できるので、添加剤やドーパン
トの濃度分布をシャープにし1分布形状のゆがみをなく
シ、これより製作した光ファイバーをより高品質にでき
る。また分留りも向上するので製造コスト低下もできる
。
熱エネルギー節減や、バーナーの耐久性向上など装置面
から製造コスト低下ができる。また1反応率が大きくな
るので、原料面からもコスト低下ができる。そして母材
を低温かつ短時間で製造できるので、添加剤やドーパン
トの濃度分布をシャープにし1分布形状のゆがみをなく
シ、これより製作した光ファイバーをより高品質にでき
る。また分留りも向上するので製造コスト低下もできる
。
本発明の方法によれば1以上のように大きな効果が期待
できる。
できる。
したがって1本発明の産業上の利用可能性は極めて大き
いといわねばならない。
いといわねばならない。
以下に実施例を示すが1本発明は、その範囲に制限され
るものではない。
るものではない。
実施例1
1−1 母材の製造
A、装置
4層構造のバーナーを垂直に設置する。1層には、5i
Cj’、のバブラーG e C14のバブラを接続する
。バブラーへはキャリヤーガスを供給して。
Cj’、のバブラーG e C14のバブラを接続する
。バブラーへはキャリヤーガスを供給して。
S iCl、 、 GeC/、のガスを同伴させる。
2層には、Arを供給し、3層には、H2を供給し。
4層には、0□を供給する。
バーナーの上方には、バーナーの火炎から生成する微粒
子を融着堆積させる基材を設置する。基材は1回転させ
つつ上方へ引き上げる。基材下面には多孔質プリフォー
ムが生長する。
子を融着堆積させる基材を設置する。基材は1回転させ
つつ上方へ引き上げる。基材下面には多孔質プリフォー
ムが生長する。
B、母材の製造
口
1層には、ヘキサモロ大ジシラン(Si2C/a)20
+d/min、GeC1427mz/minをArをキ
ャリヤーガスとして供給した。
+d/min、GeC1427mz/minをArをキ
ャリヤーガスとして供給した。
2層にはArを希釈ガスとして供給し、3層には。
水素1.51!/ min 、 4層には、酸素2.5
1/min。
1/min。
を供給した。
上記の条件で多孔質母材を製作した。
反応温度は600℃であった。
C1結果
母材組成分析を行って、以下の各項を算出した。
■反応率(=火炎加水分解反応で主原料のケイ素化合物
が反応して5in2に分解する割合)■付着率(=分解
生成したSiO2が基材に付着する割合) ■生長率(=反応率×付着率) ■単位重量当りの生長率 X生長率) これによると1反応率100%、付着率43%。
が反応して5in2に分解する割合)■付着率(=分解
生成したSiO2が基材に付着する割合) ■生長率(=反応率×付着率) ■単位重量当りの生長率 X生長率) これによると1反応率100%、付着率43%。
生長率43%、単位重量当りの生長率19.2%であっ
た。
た。
1−2 光ファイバーの製造
A、装置及び方法、結果
実施例1の装置に水平にクラッド層製造用のバーナーを
設置し、コア層製造と同時に5i2cz、をケイ素化合
物としてクラッド層を合成した。
設置し、コア層製造と同時に5i2cz、をケイ素化合
物としてクラッド層を合成した。
しかるのち、得られた多孔質母材を脱水のためCI!2
処理し、He中で、透明ガラス化して後、溶解延伸して
光ファイバーを製作した。
処理し、He中で、透明ガラス化して後、溶解延伸して
光ファイバーを製作した。
ファイバーの光損失値は波長1.27μにおいて0.9
dB/Iallであった。
dB/Iallであった。
比較例I
S 12CI!620 ml/ minのかわりに時間
当り同−Si量を供給するためにS iCj’、 40
−/minを用いた点およびクラッド層形成にS i
2 Ct6の代りに5IC14を用いた点を除いてすべ
て実施例1と同時にして行った。
当り同−Si量を供給するためにS iCj’、 40
−/minを用いた点およびクラッド層形成にS i
2 Ct6の代りに5IC14を用いた点を除いてすべ
て実施例1と同時にして行った。
結果は1反応率57%、付着率33%、生長率19%、
単位重量当りの生長率6.7%であった。
単位重量当りの生長率6.7%であった。
実施例1と比較して512C1!6は生長率で2.3倍
。
。
単位重量当りの生長率で2.9倍であった。
また、光ファイバーの光損失値は波長1,27μにおい
て3.5dB/kI11であった。
て3.5dB/kI11であった。
以上より、ケイ素化合物としてS l 2 Cl!aを
使用した場合が明らかに優れていることがわかる。
使用した場合が明らかに優れていることがわかる。
実施例2,3.4 比較例2,3.4酸化ゲルマニ
ウム(Ge Ox ) 18%を含む石英コア部(8m
φX500mm−1>にクラッド層を堆積付着させる実
験を行った。
ウム(Ge Ox ) 18%を含む石英コア部(8m
φX500mm−1>にクラッド層を堆積付着させる実
験を行った。
上記石英コア部材を水平に設置し、40r(rnで回転
させた。
させた。
コア部材にそって移動し生成した微粒子をコア部表層忙
堆積させるためのバーナーを設置した5i2CI!、の
バブラーからアルゴン(A「)ガスをキャリヤーガスと
して、 S 12C1,15ml /minをガス化同
伴させバーナーへ導いた。また、水素17?/min、
酸素21!/mInを稀釈用Arガスと共にバーナーへ
供給し、酸水素炎を形成した。
堆積させるためのバーナーを設置した5i2CI!、の
バブラーからアルゴン(A「)ガスをキャリヤーガスと
して、 S 12C1,15ml /minをガス化同
伴させバーナーへ導いた。また、水素17?/min、
酸素21!/mInを稀釈用Arガスと共にバーナーへ
供給し、酸水素炎を形成した。
王としてArガス量をかつ水素ガス量を幾分変化させて
反応温度を450 ’Cから1150 ’Cまで変化さ
せた。
反応温度を450 ’Cから1150 ’Cまで変化さ
せた。
そして、コア部材の表層に多孔質層を堆積させ反応率、
付着率、生長率、単位it当りの生長率を測定した。
付着率、生長率、単位it当りの生長率を測定した。
上記の多孔質層を有するコア部材を脱水のためC12処
理し、I(e中で透明ガラス化して後、溶解延伸して光
ファイバーを製作した。
理し、I(e中で透明ガラス化して後、溶解延伸して光
ファイバーを製作した。
結果をまとめて表1に示す。
Si、、CI!、は反応温度500℃〜850℃の間で
使用するのが好ましい。
使用するのが好ましい。
比較例5〜10
S 1□C1615m//minのかわりに時間当り同
−SI量を供給するために5icz430−/minを
用いた点を除いて実施例2,3.4、比較例2,3゜4
、の場合と全(同様にして実験を行った。
−SI量を供給するために5icz430−/minを
用いた点を除いて実施例2,3.4、比較例2,3゜4
、の場合と全(同様にして実験を行った。
結果をまとめて表2に示す。
表1の結果と比較すれば、ケイ素化合物として5i2C
16が5IC1,より1反応温度500℃〜850°C
の間で格段に優れていることが明らかである。
16が5IC1,より1反応温度500℃〜850°C
の間で格段に優れていることが明らかである。
実施例5.6.7 比較例11〜12ケイ素原料と
してのS+2Cj’6にSiC/4をどの程度混合して
も5i2C1!6の性質が低下しないか検討を行った。
してのS+2Cj’6にSiC/4をどの程度混合して
も5i2C1!6の性質が低下しないか検討を行った。
実施例1の装置に、SiC/、のバブラーを増設しS1
□C/6と共に5rC14をバーナーへ吹きこめるよう
にした。
□C/6と共に5rC14をバーナーへ吹きこめるよう
にした。
実施例1と同様にして512CI!6を用いてコア部の
多孔質母材を製作してのち、 S i2C/6に対する
5iC1!、の混合比率を変えてクラッド部を合成した
。反応温度は800℃とし、 Si、C1,と5iC1
゜の混合比は変えてもバーナーへ供給される5i2Cj
’。
多孔質母材を製作してのち、 S i2C/6に対する
5iC1!、の混合比率を変えてクラッド部を合成した
。反応温度は800℃とし、 Si、C1,と5iC1
゜の混合比は変えてもバーナーへ供給される5i2Cj
’。
と3 i C1,から理論的に生成する5in2量は一
定になるようにした。
定になるようにした。
結果を表3に示す。
本実験では、各々のケイ素化合物の反応率と付着率を特
定できないので、以下のように生長率を定義して比較し
た。
定できないので、以下のように生長率を定義して比較し
た。
論的に算出されるSiO□量
表3より512Ce、に対する5iCI!、の混合使用
量は。
量は。
好ましくはS i 2 Cla ノ150 % 、一般
的に200%まで可能である。
的に200%まで可能である。
Claims (1)
- (1)ケイ素化合物を主原料ガスとして火炎加水分解反
応を行なわせて微粒子を生成せしめ、該微粒子を融着堆
積させて、SiO_2系光ファイバー母材を製造する方
法において、ケイ素化合物として一般式Si_nCl_
2_n_+_2(nは2以上の整数)で表わされるペル
クロロポリシランを用い、かつ反応温度を500℃〜8
50℃にすることを特徴とする光ファイバー母材の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28438385A JPS62143839A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 石英母材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28438385A JPS62143839A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 石英母材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62143839A true JPS62143839A (ja) | 1987-06-27 |
Family
ID=17677873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28438385A Pending JPS62143839A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | 石英母材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62143839A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002090258A3 (en) * | 2001-05-04 | 2008-01-17 | Corning Inc | Method for making doped silica glass by vapour deposition |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60239338A (ja) * | 1984-05-11 | 1985-11-28 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 光フアイバ−母材の製造方法 |
-
1985
- 1985-12-19 JP JP28438385A patent/JPS62143839A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60239338A (ja) * | 1984-05-11 | 1985-11-28 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 光フアイバ−母材の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002090258A3 (en) * | 2001-05-04 | 2008-01-17 | Corning Inc | Method for making doped silica glass by vapour deposition |
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