JPS62143805A - 窒化珪素粉末から塩素および/またはフツ素を除去する方法 - Google Patents
窒化珪素粉末から塩素および/またはフツ素を除去する方法Info
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- JPS62143805A JPS62143805A JP28103985A JP28103985A JPS62143805A JP S62143805 A JPS62143805 A JP S62143805A JP 28103985 A JP28103985 A JP 28103985A JP 28103985 A JP28103985 A JP 28103985A JP S62143805 A JPS62143805 A JP S62143805A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B21/00—Nitrogen; Compounds thereof
- C01B21/06—Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron
- C01B21/068—Binary compounds of nitrogen with metals, with silicon, or with boron, or with carbon, i.e. nitrides; Compounds of nitrogen with more than one metal, silicon or boron with silicon
- C01B21/0687—After-treatment, e.g. grinding, purification
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Treating Waste Gases (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は窒化珪素から塩素および/またはフッ素を除去
する方法に関するものである。
する方法に関するものである。
窒化珪素は耐熱性に優れているので、従来からガスター
ビンのような高温材料の原料として注目されている。
ビンのような高温材料の原料として注目されている。
一般に窒化珪素焼結体を高温高応力材料として実用に供
する場合には、高温時における物理的。
する場合には、高温時における物理的。
化学的安定性が厳しく要求される。窒化珪素焼結体にと
って重要な因子である熱的1機械的特性は焼結体の出発
原料の種類、純度、結晶相1粒子径。
って重要な因子である熱的1機械的特性は焼結体の出発
原料の種類、純度、結晶相1粒子径。
粒子形状等に大きく影響されるが、特に前記した特性を
満足させる為には微細な、高純度α型窒化珪素粉末が望
まれている。
満足させる為には微細な、高純度α型窒化珪素粉末が望
まれている。
窒化珪素粉末の製造法としては、
1)金属珪素粉末を窒素またはアンモニア気流中で加熱
しつつ窒素ガス比等を制御して1500℃以下の温度で
珪素粉末を直接窒化する方法がある。
しつつ窒素ガス比等を制御して1500℃以下の温度で
珪素粉末を直接窒化する方法がある。
この方法にて得られる窒化珪素はβ相窒化珪素を多く含
み、また微細な粉末は得られにくいこと、かつ、微細な
粉末を得るには長時間の粉砕を必要とし、粉砕過程での
不純物の混入が避けられず、高密度、高強度の窒化珪素
焼結体の製造原料としては不適当である。また、2)シ
リカ粉末と黒鉛粉末とを混合したのち、窒素雰囲気にて
加熱し、該黒鉛粉末によりシリカ粉末を還元し、活性な
珪素含有蒸気を生成して窒素と反応せしめるいわゆるシ
リカ還元法がある。しかし、この方法にあっては得られ
る生成物はα相窒化珪素、β相窒化珪素。
み、また微細な粉末は得られにくいこと、かつ、微細な
粉末を得るには長時間の粉砕を必要とし、粉砕過程での
不純物の混入が避けられず、高密度、高強度の窒化珪素
焼結体の製造原料としては不適当である。また、2)シ
リカ粉末と黒鉛粉末とを混合したのち、窒素雰囲気にて
加熱し、該黒鉛粉末によりシリカ粉末を還元し、活性な
珪素含有蒸気を生成して窒素と反応せしめるいわゆるシ
リカ還元法がある。しかし、この方法にあっては得られ
る生成物はα相窒化珪素、β相窒化珪素。
酸窒化珪素及び炭化珪素などの混合系で得られやすく、
更に多量の酸素を含有し、窒素含有率も低く、従って高
純度なα相窒化珪素を常に得ること二x♀ン予れに対し
て3)ハロゲン化珪素とアンモニアとの高温気相反応で
得る方法や4)シリコンイミドを窒素、アルゴンなどの
不活性雰囲気中で熱分解する方法では、微細なα相窒化
珪素粉末が容易に得られるが、不純物として塩素の含有
が避けられず、この塩素は、焼結の際に装置を腐食した
り、粒界相に残留してα相からβ相への転移を抑制し、
ち密化を妨げることが致命的欠点となる。
更に多量の酸素を含有し、窒素含有率も低く、従って高
純度なα相窒化珪素を常に得ること二x♀ン予れに対し
て3)ハロゲン化珪素とアンモニアとの高温気相反応で
得る方法や4)シリコンイミドを窒素、アルゴンなどの
不活性雰囲気中で熱分解する方法では、微細なα相窒化
珪素粉末が容易に得られるが、不純物として塩素の含有
が避けられず、この塩素は、焼結の際に装置を腐食した
り、粒界相に残留してα相からβ相への転移を抑制し、
ち密化を妨げることが致命的欠点となる。
本発明者らは、上記欠点を改善した高純度窒化珪素の製
造法を開発すべく鋭意研究した結果、本発明を完成した
ものである。即ち、本発明は、気相法やシリコンジイミ
ド熱分解法で得られた窒化珪素粉末から塩素および/ま
たはフッ酸処理などで残留しているフッ素を除去する方
法である。
造法を開発すべく鋭意研究した結果、本発明を完成した
ものである。即ち、本発明は、気相法やシリコンジイミ
ド熱分解法で得られた窒化珪素粉末から塩素および/ま
たはフッ酸処理などで残留しているフッ素を除去する方
法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
塩素および/またはフッ素を含む窒化珪素粉末を水蒸気
を含むガスと350℃以上1100℃以下の温度で接触
させることを特徴とする窒化珪素から塩素および/また
はフッ素を除去する方法である。そして、この窒化珪素
粉末を原料として窒化珪素焼結体を製造した場合、極め
て優れた高温強度、耐熱衝撃性および化学的安定性を有
する高密度、高強度の窒化珪素焼結体を得ることができ
る。
を含むガスと350℃以上1100℃以下の温度で接触
させることを特徴とする窒化珪素から塩素および/また
はフッ素を除去する方法である。そして、この窒化珪素
粉末を原料として窒化珪素焼結体を製造した場合、極め
て優れた高温強度、耐熱衝撃性および化学的安定性を有
する高密度、高強度の窒化珪素焼結体を得ることができ
る。
本発明における窒化珪素は、塩素に関しては四塩化珪素
とアンモニアを高温気相反応して得られるものや、シリ
コンイミドを不活性雰囲気下で熱分解させて得られたも
のが対象となる。フッ素に関しては金属不純物を除去す
るためフッ酸処理を行った粉末が対象となる。
とアンモニアを高温気相反応して得られるものや、シリ
コンイミドを不活性雰囲気下で熱分解させて得られたも
のが対象となる。フッ素に関しては金属不純物を除去す
るためフッ酸処理を行った粉末が対象となる。
このようにして得られた窒化珪素には、塩素あるいはフ
ッ素を含むので除去する必要がある。本発明にあっては
塩素および/またはフッ素を水蒸気を含むガスと350
〜1100℃の温度で接触させることによって除去する
。
ッ素を含むので除去する必要がある。本発明にあっては
塩素および/またはフッ素を水蒸気を含むガスと350
〜1100℃の温度で接触させることによって除去する
。
本発明は、上記ガス温度が重要な要因となる。
即ち、該温度が上記ガス温度より低い場合は、塩素およ
び/またはフッ素の除去が十分でなく、逆に上記ガス温
度より高い場合は窒化珪素が酸化してしまい、純度が低
下する。従って、該ガス温度は350〜1100℃、好
ましくは400〜1000”Cの範囲から選べば好適で
ある。
び/またはフッ素の除去が十分でなく、逆に上記ガス温
度より高い場合は窒化珪素が酸化してしまい、純度が低
下する。従って、該ガス温度は350〜1100℃、好
ましくは400〜1000”Cの範囲から選べば好適で
ある。
本発明で使用する水蒸気を含むガスは特に限定されるも
のではないが、一般には1容量%以上を含むガスを使用
するのが好適である。また、キャリアーガスとしては窒
素、アルゴンなどの不活性ガスが望ましい。
のではないが、一般には1容量%以上を含むガスを使用
するのが好適である。また、キャリアーガスとしては窒
素、アルゴンなどの不活性ガスが望ましい。
また、上記窒化珪素粉末と接触させる上記ガスの流速は
接触時のガス温度、接触時間等の条件におおじて適宜決
定して採用するのが好ましい。一般には該ガス流速はI
ll、5〜10crn/秒の範囲から選べば十分である
。
接触時のガス温度、接触時間等の条件におおじて適宜決
定して採用するのが好ましい。一般には該ガス流速はI
ll、5〜10crn/秒の範囲から選べば十分である
。
上記接触時間はガス温度、ガス湯度、流速等によって異
なるので、これらの条件によって適宜決定すればよい。
なるので、これらの条件によって適宜決定すればよい。
一般には(L5〜5時間の範囲から選べば十分である。
本発明における窒化珪素と水蒸気を含むガスとの接触装
置は特に限定されず、公知の装置をそのまま使用すれば
よい。
置は特に限定されず、公知の装置をそのまま使用すれば
よい。
本発明によって得られる窒化珪素粉末は塩素および/ま
たはフッ素除去に際しても含有N%もほとんど変化する
ことなく、安定した状態で得ることができる。
たはフッ素除去に際しても含有N%もほとんど変化する
ことなく、安定した状態で得ることができる。
窒化珪素と水蒸気を含むガスと接触させることよっ【
冷オdよび/またはフッ素が除去される理由はさだかで
ないが、粉末中に含有する塩素および/またはフッ素を
熱加水分解することにより塩化水素、フッ化水素として
抽出されるためと推測している。
ないが、粉末中に含有する塩素および/またはフッ素を
熱加水分解することにより塩化水素、フッ化水素として
抽出されるためと推測している。
次に実施例で本発明を更に詳細に説明する。
実施例1〜5.比較例1〜3
四塩化珪素とアンモニアを出発物質として生成したシリ
コンジイミドを熱分解して合成した窒化珪素粉末(BI
T表面積:12イ/g、at含有率:α1 wt%、酸
素含有率:(160wt%)500シを石英製ボートに
移し、キャリヤーガスとして約90℃の水中を通して水
蒸気を含ませた窒素な流速5 cm 7秒で供給しつつ
表1に示す温度で3時間加熱した。得られた粉末はX線
回折分析の結果、除去前と比較してα相/β相の比は変
化なく、窒化珪素以外の回折線はなかった。また、粒子
径の粒成長は認められなかった。
コンジイミドを熱分解して合成した窒化珪素粉末(BI
T表面積:12イ/g、at含有率:α1 wt%、酸
素含有率:(160wt%)500シを石英製ボートに
移し、キャリヤーガスとして約90℃の水中を通して水
蒸気を含ませた窒素な流速5 cm 7秒で供給しつつ
表1に示す温度で3時間加熱した。得られた粉末はX線
回折分析の結果、除去前と比較してα相/β相の比は変
化なく、窒化珪素以外の回折線はなかった。また、粒子
径の粒成長は認められなかった。
第 1 表
実施例へ7.比較例4.5
窒化珪素をフッ酸処理した粉末(BET表面積=10f
f//g、y含有率: [lLl wt、%、酸素含有
率=1、 Owt%)500gを実施例1〜5と同様の
操作を行い、その結果を第2表に示す。結晶相及び粒径
には変化がなかった。
f//g、y含有率: [lLl wt、%、酸素含有
率=1、 Owt%)500gを実施例1〜5と同様の
操作を行い、その結果を第2表に示す。結晶相及び粒径
には変化がなかった。
Claims (1)
- (1)塩素を含む窒化珪素粉末を水蒸気を含むガスと3
50℃以上1100℃以下の温度で接触させることを特
徴とする窒化珪素から塩素および/またはフッ素を除去
する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28103985A JPS62143805A (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | 窒化珪素粉末から塩素および/またはフツ素を除去する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28103985A JPS62143805A (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | 窒化珪素粉末から塩素および/またはフツ素を除去する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62143805A true JPS62143805A (ja) | 1987-06-27 |
JPH0465002B2 JPH0465002B2 (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=17633442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28103985A Granted JPS62143805A (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | 窒化珪素粉末から塩素および/またはフツ素を除去する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62143805A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02107509A (ja) * | 1988-08-31 | 1990-04-19 | Bayer Ag | 表面特性が改善された窒化硅素粉末及びその製造法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3384101B2 (ja) * | 1993-03-30 | 2003-03-10 | 住友電気工業株式会社 | 窒化珪素粉末およびその製造方法 |
-
1985
- 1985-12-16 JP JP28103985A patent/JPS62143805A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02107509A (ja) * | 1988-08-31 | 1990-04-19 | Bayer Ag | 表面特性が改善された窒化硅素粉末及びその製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0465002B2 (ja) | 1992-10-16 |
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