JPS6214205B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6214205B2
JPS6214205B2 JP57163778A JP16377882A JPS6214205B2 JP S6214205 B2 JPS6214205 B2 JP S6214205B2 JP 57163778 A JP57163778 A JP 57163778A JP 16377882 A JP16377882 A JP 16377882A JP S6214205 B2 JPS6214205 B2 JP S6214205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
less
temperature
heat treatment
tantalum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57163778A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5864331A (ja
Inventor
Jeemuzu Gauretsuto Maikeru
Fuiritsupu Aasei Rojaa
Gurahamu Ruumu Rojaa
Uiriamu Miisamu Jefurii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ROORUSU ROISU PLC
Original Assignee
ROORUSU ROISU PLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ROORUSU ROISU PLC filed Critical ROORUSU ROISU PLC
Publication of JPS5864331A publication Critical patent/JPS5864331A/ja
Publication of JPS6214205B2 publication Critical patent/JPS6214205B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C19/00Alloys based on nickel or cobalt
    • C22C19/03Alloys based on nickel or cobalt based on nickel
    • C22C19/05Alloys based on nickel or cobalt based on nickel with chromium
    • C22C19/051Alloys based on nickel or cobalt based on nickel with chromium and Mo or W
    • C22C19/056Alloys based on nickel or cobalt based on nickel with chromium and Mo or W with the maximum Cr content being at least 10% but less than 20%
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B11/00Single-crystal growth by normal freezing or freezing under temperature gradient, e.g. Bridgman-Stockbarger method
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/10Inorganic compounds or compositions
    • C30B29/52Alloys

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は単結晶鋳造物品の製造に適した合金と
その熱処理方法及びそれで作られた鋳造物品に関
する。 応力及び腐食の攻撃という困難な条件下で高温
で使用されるニツケルベース合金の鋳造物品の製
造においては、単結晶として作られた鋳造物品が
寿命と高温耐性において大きな利点を持つと評価
されている。これら特性が役立つ主な分野はガス
タービンエンジンの高温にさらされる部品、例え
ばノズル案内羽根とタービン回転翼、である。し
かし、普通使用されているニツケルベース超合金
は、等軸の通常の鋳造物品の材料としては高度に
開発されているが、それからできる単結晶鋳造物
品の性質にとり有益でない可能性のある成分を含
む。 最近のニツケルベース超合金をベースとして、
単結晶鋳造物品として使用する時に非常に良好な
性質を与える様々な合金組成物が発明された。 本発明によれば、単結晶鋳造物品としての使用
に適した合金は重量%で次の組成からなるもので
ある。 クロム 8―10% コバルト 2―15% チタン+1/2ニオブ 1.77―3% アルミニウム 5―6.5% タングステン 3―10.5% タンタル 2.5―3.2% ハフニウム 0.5%以下 炭 素 0.015―0.05% ホウ素 0.01%以下 ジルコニウム 0.05%以下 ニツケル+付随不純物 残部 及び、 クロム 8―10% コバルト 2―15% チタン+1/2ニオブ 1.77―3% アルミニウム 5―6.5% タングステン 3―10.5% モリブデン 3.5%以下 タンタル 2.5―3.2% ハフニウム 0.5%以下 バナジウム 1.5%以下 炭 素 0.015―0.05% ホウ素 0.01%以下 ジルコニウム 0.05%以下 ニツケル+付随不純物 残部 好ましくは、合金は、重量%で次の組成のもの
である。 クロム 8―10% コバルト 2―11% チタン+1/2ニオブ 1.77―3% アルミニウム 5.25―5.75% タングステン 8.5―10.5% タンタル 2.5―3.2% 炭 素 0.015―0.05% ホウ素 0.01%以下 ジルコニウム 0.05%以下 ニツケル+付随不純物 残部 この合金は1260―1320℃に迄溶体化処理を行う
ことができる。例えば、特定の場合にはこの熱処
理を1260―1320℃で4時間行なう。ついでガスフ
アンで急冷し、ついで1090℃で1時間、ついで
870℃で16時間熱処理する。 本発明は、又該合金から作られた単結晶の鋳造
物品、特にガスタービン回転翼としての鋳造物
品、も含まれる。 本発明の合金の特性を確認するためテストを行
つた。図面を参照しながら説明する。 以下、テストした合金のうち、1―13は比較用
のものである。本発明の合金は、14―24である。 これらの合金をテストするため単結晶鋳造物品
の様々な合金試験片を作つた。単結晶鋳造物品の
製造には2つの基本方法がある。これらは当業界
で良く知られており、一般的には、種晶を使用す
るか方向性固化(directional solidification)を
使用し、ついで試験片に成長する合金の単結晶を
選択するのに役立つラビリンス通路を使用する。 いづれの方法も使用することができるが後者の
方法が便利である。様々なテスト合金の各々に対
して単結晶試験片を作つた。一方対照として、方
向性固化材料の同様な試験片を鋳造した。以下明
らかになるように、この方向性固化材料は、全て
平行である複数の独立粒子からなり、この型の物
質は普通、同一合金でできた通常の即ち等軸の鋳
造物品よりすぐれた性質を持つ。 第1図は、低温(760℃)で、第2図は高温
(1040℃)で、それぞれ10個の単晶試験片と1個
の方向性固化物(対照)について応力破断寿命を
テストした結果を比較している。 各組成は第1表に示す通りである。但し、合金
9の場合には実際の分析値は“表示”値とはわず
かに異なつている可能性がある。
【表】 合金1は対照合金と同一の合金である。それ
故、性質の違いは単結晶鋳造物品(合金1)であ
るか方向性固化鋳造物品(対照物)であるかの構
造の違いによるものである。残りの合金は各々、
材料組成の違いの効果を示している。 第1,2図に破線で示した全ての場合において
合金は870℃で16時間溶体化処理された。 本発明の合金はすべて、図中の他合金よりも高
温にまで熱処理できる。従つてそれらは、ソルバ
スより高く、しかも初期融点より低い1320℃で溶
体化することができる。これら様々な合金の結果
を比較すると、実線は合金1,3―7については
可能な最高の結果を表している。しかし合金2,
8,9,10についてはそうではない。合金8,
9,10での最適結果は破線で示した。合金2の
場合にはテストを行わなかつた。しかし、合金2
においてもそれらよい良い結果を示すことができ
るのは明白である。 第1図は、730MPaの応力、760℃の温度に維持
した時の様々な合金のサンプルの寿命を示してい
る。テストは合金の応力―破断特性を決定するた
めの標準テスト法によつて行つた。対照合金は80
時間未満の寿命を持つにすぎないが、一方、同一
合金の単結晶体の場合(合金1)は145時間とい
うほぼ2倍の寿命を示す。合金2は約260時間の
寿命を持ち、これは驚異的な改良である。合金
3,4,5はそれぞれ200時間以上、200時間以
上、230時間以上の寿命という改良は示すが上記
ピーク値には達しない。 合金6,7は炭素量が多い(合金6)かホウ素
量が多い(合金7)場合である。これら合金はい
づれも合金1程すぐれておらず、特に合金7の場
合には寿命は対照の場合と同程度に短い。合金
8,10については、合金3,4の場合に示した
値(200時間以上)のレベルに戻る。一方、合金
9は、コバルトの量が非常に少いので対照と比較
して優秀とはいえない。この合金は850〜1050℃
の高温で500時間ソーキングした後に若干不安定
であるのは興味深い。高温処理後に達成されたよ
りすぐれた数値(破線で示される)については後
述する。 第2図には、上記と同様なテスト法で、但し、
高温(1040℃)、対応低応力(128MPa)で得られ
た結果を示す。低温での挙動と同一の挙動がほぼ
くり返されていることがわかる。即ち、単結晶合
金1は対照に似ており、合金2〜5はこれら2つ
より相当に良い改良を示している。合金6はかな
り効力が劣り、合金9はむしろ良く、一方、合金
8はこの条件で相当の有望さを示しており、事
実、熱処理した時には特に良好な全般的な均合い
のとれた特性を示す。合金7はこの条件では合金
5に似ているが、これは、低温での非常に貧弱な
結果からの予想には当然反している。 応力―破断寿命は合金の有用性にとり非常に重
要であるが、考慮すべき唯一のパラメータではな
い。 融点降下剤であるホウ素、ジルコニウム、ハフ
ニウムの配合を少くすることで初期融点が上昇す
る。これは、合金操作温度を上げる直接の好機が
与えられる点と、より高温での溶体化処理を採用
することが可能になる点との両者から有益であ
る。熱処理温度を上げることによりγ′強化相が
溶体化される程度が高まり、応力―破断寿命は一
層長くなる。かくて、本発明の合金は一般に熱処
理をするための、ソルバスより高く初期融点より
低い温度の範囲を持つ。この熱処理のための便利
な一般的技術は1260〜1320℃で4時間、ついで
870℃で16時間加熱することである。 第2表に、溶体化処理によつて得られた初期融
点の上昇と応力―破断の結果を示す。この応力―
破断寿命は第1,2図に示す結果を得るために使
つた条件で得たものなので結果を比較できる。な
お処理条件は同表中に示したとおりである。
【表】 合金8,9,10に対するこれらの結果は第
1,2図の破線部分で示されており、これら3種
の合金は合金3―7の合金よりも良い性質を示し
ている。同様に熱処理することができる合金2は
同じ様な改良を示すことが期待されるが、しかし
この場合、ハフニウムが下限量にあるので初期融
点が熱処理温度に非常に近づく。このため、温度
の制御は非常に正確にしなければならない。 初めの溶体化処理と後の低温時効処理との間に
試験片を室温にまで急冷することが必要である。
この冷却工程とそれが実施される速度とは最終的
性質に大きな違いをもたらすものであることを見
出した。すなわち、この工程で毎分70―200℃の
冷却速度にすると性質が著しく改良される。 高温溶体化処理により応力―破断寿命をかなり
上昇させることが達成できることは、上述の表よ
り明白である。好ましい合金に近い合金8につい
ては、このことは特に確かである。 合金8,10の場合、チタンの量は比較的に高
く1.7%又はそれ以上であることもわかるであろ
う。この量は非常に重要なもので、次の第3表
は、このことを示す為に実施されたテストの結果
を示す。 本発明者は、熱処理後の性質は、溶体化処理と
時効熱処理との間に行う中間工程により、より改
良されることをも見出した。この中間工程は、合
金を前記処理の間に約1080―1120℃で約1時間保
持することからなる。合金8と同じ合金を使つて
行つたテストで、1300℃で4時間の溶体化処理と
これに続くガスフアンによる室温までの冷却、
1080℃で1時間、そして870℃で16時間の溶体化
処理で750℃、850MPaの負荷で180時間の応力―
破断寿命を得られることが判つた。同一合金につ
いて、同じ熱処理順序で、同じ条件、但し中間工
程を1090℃、1時間として行つた場合、200時間
の寿命を得た。さらに、中間工程を、1100℃で1
時間行つた第3番目のテストでは、170時間の寿
命を得た。テスト条件が違つているのでこれらの
結果は第2表に示されるものと直接比較はできな
いが確かに性質不良があつたことを示している。
【表】 一連の合金をテストした。合金11は、第1表
の好ましい合金8に近い組成である。合金11と
12の大きな違いは、チタン含有量が1.77から
1.48に減少し、タンタルが2.36から2.12に減少し
た点である。合金12の応力―破断特性は、合金
11のそれと比較してかなり低いことが判るであ
ろう。 合金13ではタンタルの量は3.01%に戻つてお
り、このことにより性質面である効果がみられる
が、合金11のレベルにまではもどつてはいな
い。しかし、本発明の合金14は、2.13%という
高チタン量のものであり、合金11に等しいどこ
ろではなくかなり越えた性質を有する。 これらの及び他のテストによると、チタン量が
1.5%から1.77%になつた場合性質上の改善が顕
著である。1.5%ないしその周辺値では性質はま
あまあであるが、1.6%以上になると性質は良く
なる。1.77%では非常によい。このことは、成分
を変化させることにより生ずる変形メカニズムの
変化という観点からの受け入れられる説明であ
る。 本発明による合金は、チタン単独ではなく、チ
タン+1/2ニオブ含量として1.77%以上であるこ
と定義される。これは、ニオブを均等な原子の量
のチタンの代用として使用できるからであり、
又、ほぼ2部(重量)のニオブを1部のチタンの
代わりに使うべきであることも意味する。それゆ
え、チタン含量+1/2ニオブ含量は明記した限度
内に保つべきことが要件である。 このことは、成分組成を重量%で表わした次の
第4表の初めの3合金である本発明の合金15〜
17の組成にあらわれている。
【表】 合金15は最適組成の場合を例示するものであ
り、合金16,17はチタンがニオブで部分的か
完全に置換されている変型である。この置換によ
り材料のγ′相のポテンシヤルな硬化が得られ
る。 γ相は合金18,19ではタングステンの代わ
りにバナジウムを使うことにより硬化されてお
り、より強力だが耐酸化性が劣つた合金が得られ
る。同一の効果が合金20,21ではタングステ
ンの代わりにモリブデンを使うことにより達成さ
れている。合金22では残部はタングステンの代
わりにアルミニウムとチタンを使うことにより変
えられており、このためγ相は軟化しているが、
他の性質は改良されている。 合金23,24では、コバルトの量を本発明の
範囲内で変えても前記合金の性質が維持できるこ
とを示している。すなわち、コバルト量を10、及
び15重量%に変えても前記合金の性質は保たれて
いる。 上記説明は応力―破断特性について行つたが、
他の性質についても同様であつた。すなわち、溶
体化強化剤であるタングステン、モリブデンの一
部をタンタルにおきかえることにより腐食、酸化
に対する抵抗性が改良される。タンタルを添加す
ることの重要性はタンタルを含む合金とそれを含
まない合金との比較テストで実証されている。例
えば、合金10では応力730MPa、温度760℃での
応力―破断寿命は210時間であり、128MPa、1040
℃での寿命は177時間であつた(表参照)。これに
対し、その他の組成は同一であるがタンタルを含
まない合金によつて作つた試験片についてみる
と、対応する寿命はそれぞれ67、51時間であつ
た。タンタルは明らかに上記テストに含まれてい
る量存在することが必要であり、事実、2.5―3.2
%の、添加が有益である。更に耐酸化性をテスト
してタンタル添加の重要性を確認した。即ち対照
合金(合金8)、合金8においてタンタルを含ま
ないもの、合金8においてタンタルの代りにタン
グステンで置きかえたものの3種のサンプルを
4ppmの塩を含む空気という雰囲気中で90時間
1050℃においた。対照合金は140μの腐食を示
し、他のサンプルはいずれも200μというよりは
げしい腐食を示した。 本発明において、炭素は、いわゆる「脱ガス」
効果を与えるために添加する。炭素は、合金内で
酸素と反応して一酸化炭素を生成し、この一酸化
炭素は合金溶融浴から揮発性不純物の発生を誘発
する。もし炭素が添加されないか、添加量が少な
すぎる場合すなわち0.015%以下の場合は、不純
物は合金内に除去されないまま残つてしまう。し
たがつて炭素量は0.015―0.05%でなければなら
ない。 合金中に存在する炭素量が小量(0.05%以下)
である場合は、炭素は炭素以外の合金成分と反応
して、寸法が比較的小さい炭化物を形成する。し
かし、一方、多量の炭素が存在する場合(0.05%
以上)は、形成される炭化物は異なつた組織(モ
ルホロジー)のものであり、寸法の大きい炭化物
を生成する傾向がある。このような大きい炭化物
は、表面をアルミナイズした場合のニツケルベー
ス超合金の酸化抵抗性に望ましくない影響を与え
るため望ましいものではない。一例として、他の
点は前記対照材料と同様であるアルミナイド被覆
等方性材料について腐食テストを実施し、寿命は
正常状態と比べて2倍以上である微細カーバイド
を有していることを見出した。 本発明者は、さらに本発明の材料の耐衝撃強度
は非改質方向性固化材料に比べ相当に改良されて
いることを見出した。この効果はスクリプトカー
バイド(寸法の大きいカーバイド)の不存在によ
るものと考えられる。 合金の性質の望ましくない影響を与える化合物
が生成することは避けなければならない。安定性
を有する合金はこのような生成物を含まないもの
であるべきであり、その結果、同合金は所望の性
質を有するものとなる。このような合金の安定性
は、アルミニウム、チタン、クロム、タングステ
ン、コバルトの量を本発明の組成範囲にすること
により得られる。その範囲内では、組成をかえて
も安定性への影響はほとんどなくすぐれた安定性
を保つ。ただし、成分が本発明の成分範囲の限界
値付近では若干安定性が下がる場合もあるが、格
別とりたてていう程のものではない。 本発明の合金は、例えばガスタービンエンジン
のタービンローターブレードの様な高応力―高温
度条件で使用する物品に適した性質を有する。さ
らに本発明の合金はそれ以外の各種用途、例えば
ガスタービンの他部分、でも使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は参考図面であり、低温で応力下にある
様々な合金試験片の寿命を示す棒グラフである。
第2図は同じく参考図面であり、高温における第
1図と同様な棒グラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量%で クロム 8―10% コバルト 2―15% チタン+1/2ニオブ 1.77―3% アルミニウム 5―6.5% タングステン 3―10.5% タンタル 2.5―3.2% ハフニウム 0.5%以下 炭 素 0.015―0.05% ホウ素 0.01%以下 ジルコニウム 0.05%以下 ニツケル+付随不純物 残部 から成る単結晶鋳造物品の形で使用するのに適し
    た合金。 2 重量%で クロム 8―10% コバルト 2―11% チタン+1/2ニオブ 1.77―3% アルミニウム 5.25―5.75% タングステン 8.5―10.5% タンタル 2.5―3.2% 炭 素 0.015―0.05% ホウ素 0.01%以下 ジルコニウム 0.05%以下 ニツケル+付随不純物 残部 から成る特許請求の範囲第1項記載の合金。 3 重量%で クロム 8―10% コバルト 3―7% チタン+1/2ニオブ 1.77―2.6% アルミニウム 5.25―5.75 タングステン 8.5―10.5% タンタル 2.5―3.2% 炭 素 0.015―0.05% ホウ素 0.01%以下 ジルコニウム 0.05%以下 ニツケル+付随不純物 残部 から成る特許請求の範囲第2項記載の合金。 4 重量%で クロム 8.5% コバルト 5% チタン 2.2% アルミニウム 5.5% タングステン 9.5% タンタル 2.8% 炭 素 0.015% ニツケル+付随不純物 残部 から成る特許請求の範囲第3項記載の合金。 5 重量%で クロム 8―10% コバルト 2―15% チタン+1/2ニオブ 1.77―3% アルミニウム 5―6.5% タングステン 3―10.5% モリブデン 3.5%以下 タンタル 2.5―3.2% ハフニウム 0.5%以下 バナジウム 1.5%以下 炭 素 0.015―0.05% ホウ素 0.01%以下 ジルコニウム 0.05%以下 ニツケル+付随不純物 残部 から成る単結晶鋳造物品の形で使用するのに適し
    た合金。 6 重量%で クロム 8―10% コバルト 2―15% チタン+1/2ニオブ 1.77―3% アルミニウム 5―6.5% タングステン 3―10.5% タンタル 2.5―3.2% ハフニウム 0.5%以下 炭 素 0.015―0.05% ホウ素 0.01%以下 ジルコニウム 0.05%以下 ニツケル+付随不純物 残部 から成る合金を1260―1320℃の温度に加熱して溶
    体化処理を行い、しかる後870℃前後の温度で時
    効熱処理を行うことを特徴とする該合金の熱処理
    方法。 7 1260―1320℃の温度での溶体化処理を行つた
    後、該合金を、該温度から室温まで、70―200
    ℃/分の速度で冷却し、次いで870℃の温度に加
    熱する特許請求の範囲第6項記載の熱処理方法。 8 合金を、1300℃前後の温度に4時間加熱し、
    870℃前後の温度に冷却し、この温度に16時間維
    持し、引続いて室温に冷却する特許請求の範囲第
    6項記載の熱処理方法。 9 重量%で クロム 8―10% コバルト 2―15% チタン+1/2ニオブ 1.77―3% アルミニウム 5―6.5% タングステン 3―10.5% モリブデン 3.5%以下 タンタル 2.5―3.2% ハフニウム 0.5%以下 バナジウム 1.5%以下 炭 素 0.015―0.05% ホウ素 0.01%以下 ジルコニウム 0.05%以下 ニツケル+付随不純物 残部 から成る合金を1260―1320℃の温度に加熱して溶
    体化処理を行い、しかる後、870℃前後の温度で
    時効熱処理を行うことを特徴とする該合金の熱処
    理方法。 10 1260―1320℃の温度での溶体化処理を行つ
    た後、該合金を、該温度から室温まで、70―200
    ℃/分の速度で冷却し、次いで870℃の温度に加
    熱する特許請求の範囲第9項記載の熱処理方法。 11 合金を1300℃前後の温度に4時間加熱し、
    870℃前後の温度に冷却し、この温度に16時間維
    持し、引続いて室温に冷却する特許請求の範囲第
    10項記載の熱処理方法。 12 重量%で クロム 8―10% コバルト 2―15% チタン+1/2ニオブ 1.77―3% アルミニウム 5―6.5% タングステン 3―10.5% タンタル 2.5―3.2% ハフニウム 0.5%以下 炭 素 0.015―0.05% ホウ素 0.01%以下 ジルコニウム 0.05%以下 ニツケル+付随不純物 残部 から成る合金を1260―1320℃の温度に加熱して溶
    体化処理を行い、次いで1080―1120℃の温度に加
    熱して中間熱処理をし、しかる後870℃前後の温
    度で時効熱処理を行うことを特徴とする該合金の
    熱処理方法。 13 中間熱処理をほぼ1時間行う特許請求の範
    囲第12項記載の熱処理方法。 14 重量%で クロム 8―10% コバルト 2―15% チタン+1/2ニオブ 1.77―3% アルミニウム 5―6.5% タングステン 3―10.5% モリブデン 3.5%以下 タンタル 2.5―3.2% ハフニウム 0.5%以下 バナジウム 1.5%以下 炭 素 0.015―0.05% ホウ素 0.01%以下 ジルコニウム 0.05%以下 ニツケル+付随不純物 残部 から成る合金を1260―1320℃の温度に加熱して溶
    体化処理を行い、次いで1080―1120℃の温度に加
    熱して中間熱処理をし、しかる後、870℃前後の
    温度で時効熱処理を行うことを特徴とする該合金
    の熱処理方法。 15 中間熱処理をほぼ1時間行う特許請求の範
    囲第14項記載の熱処理方法。
JP57163778A 1981-09-19 1982-09-20 単結晶鋳造物品製造に適した合金及びその熱処理法 Granted JPS5864331A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8128409 1981-09-19
GB8128409 1981-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5864331A JPS5864331A (ja) 1983-04-16
JPS6214205B2 true JPS6214205B2 (ja) 1987-04-01

Family

ID=10524631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57163778A Granted JPS5864331A (ja) 1981-09-19 1982-09-20 単結晶鋳造物品製造に適した合金及びその熱処理法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPS5864331A (ja)
DE (1) DE3234264A1 (ja)
FR (1) FR2513269B1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2151659B (en) * 1983-12-24 1987-03-18 Rolls Royce An alloy suitable for making single crystal castings
US4677035A (en) * 1984-12-06 1987-06-30 Avco Corp. High strength nickel base single crystal alloys
FR2599757B1 (fr) * 1986-06-04 1988-09-02 Onera (Off Nat Aerospatiale) Superalliage monocristallin a base de nickel, notamment pour aubes de turbomachine
JP2552351B2 (ja) * 1988-05-17 1996-11-13 日立金属株式会社 単結晶Ni基超耐熱合金
JP6802991B2 (ja) * 2018-12-17 2020-12-23 日立金属株式会社 Ni基超耐熱合金

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3164465A (en) * 1962-11-08 1965-01-05 Martin Metals Company Nickel-base alloys
GB1011785A (en) * 1963-11-12 1965-12-01 Bristol Siddeley Engines Ltd Nickel-base alloys
DE2311998C3 (de) * 1973-03-10 1978-04-06 Thyssen Industrie Ag, 4300 Essen Verwendung einer Nickellegierung für Bauteile mit hoher Zeitstandfestigkeit
US4116723A (en) * 1976-11-17 1978-09-26 United Technologies Corporation Heat treated superalloy single crystal article and process
GB1562082A (en) * 1977-10-17 1980-03-05 Gen Electric Nickel-base olloys
FR2478128A1 (fr) * 1980-03-13 1981-09-18 Rolls Royce Alliages pour moulages monocristallins et piece moulee faite d'un tel alliage

Also Published As

Publication number Publication date
FR2513269A1 (fr) 1983-03-25
DE3234264C2 (ja) 1989-09-28
DE3234264A1 (de) 1983-04-07
JPS5864331A (ja) 1983-04-16
FR2513269B1 (fr) 1987-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0434996B1 (en) Nickle-based single crystal superalloy
JP2704698B2 (ja) ニッケルを基本とする単結晶超合金
EP0063511B1 (fr) Superalliage monocristallin à matrice à base de nickel, procédé d'amélioration de pièces en ce superalliage et pièces obtenues par ce procédé
EP0246082B1 (en) Single crystal super alloy materials
JP4995570B2 (ja) ニッケル基合金及びニッケル基合金の熱処理法
JP3902714B2 (ja) γ′ソルバスの高い、ニッケル系単結晶超合金
JPH026820B2 (ja)
JPH0672296B2 (ja) 耐クリープ性の高い単結晶合金の製法
JPS5861245A (ja) 熱処理されたニツケル基超合金単結晶物品
US20080240972A1 (en) Low-density directionally solidified single-crystal superalloys
EP0052911B1 (en) Single crystal (single grain) alloy
EP0684321B1 (en) Hot corrosion resistant single crystal nickel-based superalloys
JPS6214205B2 (ja)
JPS6125773B2 (ja)
JPH06192803A (ja) ニッケルベース単結晶超合金を用いて特にターボ機械の羽根を製造する方法
JPH0559474A (ja) 単結晶生成品を製造するための改良された、特性の均衡したニツケルをベースとする超合金
EP0490527A1 (en) Nickel-base superalloys and components thereof