JPS62140663A - 建物屋根面の自動塗装装置 - Google Patents

建物屋根面の自動塗装装置

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JPS62140663A
JPS62140663A JP28001585A JP28001585A JPS62140663A JP S62140663 A JPS62140663 A JP S62140663A JP 28001585 A JP28001585 A JP 28001585A JP 28001585 A JP28001585 A JP 28001585A JP S62140663 A JPS62140663 A JP S62140663A
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winch
painting
cable
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JP28001585A
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Katsuyoshi Sakai
坂井 勝義
Takumi Muramatsu
匠 村松
Takashi Yaekura
隆 八重倉
Korekiyo Takahashi
高橋 是清
Taiji Ito
泰治 伊東
Hiroshi Kodaira
宏 小平
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SUGATETSUKU KK
Nippon Steel Corp
Original Assignee
SUGATETSUKU KK
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は広い面積を有する建物屋根面を自動的にケレン
作業をし且つケレン作業後塗装を行わせるために用いる
建物屋根面の自動塗装装置に関するものである。
[従来の技術] 工場等の屋根では鋼板製屋根用折板等で葺いたちのが多
く、長年月の経過により表面の塗装が剥れて来ることが
あり、屋根面の塗装をし直すことが必要である。
従来、かかる建物屋根面の塗装を行う場合、作業員が屋
根の上に上がり、命綱を使用して屋根の棟部分から軒先
に至るまで人力で下地処理作業を行った後、塗装作業を
行っていた。
「発明が解決しようとする問題点コ ところが、従来の作業員の人力による作業では、作業が
非能率的であると共に、大きな建物の屋根は高所であり
又屋根面は成る程度の勾配を有しているため、作業上の
安全性に欠ける問題があった。
建物の屋根面以外の、たとえば、建物壁面、タンク壁面
の如く鉛直面の塗装とか、船体の外板の如き曲面を有す
る部分の塗装、等では、従来より機械化が図られ、自動
的に塗装ができる装置が捏案され実用に供されている。
しかしながら、かかる自動塗装装置iは、被塗装面が平
滑な面を有するものに適用され、又、塗装装雪白体が大
型で重量大のため被塗装体が比較的重構造であるものに
適用されるものであり、被塗装面に凹凸があり且つ被塗
装体が比較的軽構造であるところには前記の自動塗装装
置は適用できるものではない。
そのため、従来では、被塗装面に凹凸があり且つ被塗装
体が軽構造で重量物の積載に耐え得られない建物屋根面
の塗装に、自動塗装装置を用いて自助的に高能率に塗装
作業を行うようにしたものはなかった。
そこで、本発明は、建物屋根面の塗装作業を人力によら
ないで自動的に行えるようにするため、積載荷重に制限
があり凹凸のはげしい面をもつ屋根面を容易に移動しな
がら均一に塗装作業ができるようにして高所危険作業を
軽減し、安全に且つ能率よく作業できるようにし、又、
下地処理機能と塗装機能とを分離して各機能を果たすと
きの軽量化とデッドスペースの縮少が図れ、更に、下地
処理、塗装用の自走式キャリッジとウィンチ、ケーブル
リールモータとの同調を行って無理なくキャリッジの移
動ができる建物屋根面の自!lJ塗装装置を提供しよう
とするものである。
し問題点を解決するための手段コ 本発明は、平面形状がコ字状をなす上部フレームに、ウ
ィンチ、モータ付ケーブルリールを搭載すると共に、上
記上部フレームの両端部下面に、走行フレームを旋回自
在に取り付け、該各走行フレームに、駆動装置を備えた
キャタピラを組み付け、該各キャタピラをマグネットキ
ャタピラとしてなる移動台車を備え、該移動台車に、ウ
ィンチからのワイヤロープ及びケープルリールからのケ
ーブルを連結して自走式ケレンキャリッジを支持させ、
該ケレンキャリッジは、前端部にケレン用ブラシを内蔵
したフードを設けると共に、該フードと連通するブロワ
、ケレン用モータを搭載してなり、且つ上記ケレンキャ
リッジにおけるワイヤロープの端を結着した部分とケレ
ンキャリッジとが該ケレンキャリッジの移動方向に相対
変位できるようにして、ワイヤロープ結着部の変位時に
移動台車上のウィンチをON、OFFさせるようにした
ウィンチ同調装置を備えると共に、ケレンキャリッジ上
にケーブルの把持部を設けて該ケーブル把持部をケレン
キャリッジとその移動方向に相対変位できるようにし、
該ケーブル把持部の変位時に移動台車上のケーブルリー
ルモータを0N1OFFさせるようにしたケーブル同調
装置を備えた構成どし、更に平面形状が口字状をなす上
部フレームに、ウィンチ、モータ付ケーブルリールを搭
載すると共に、上記上部フレームの両端部下面に、走行
フレームを旋回自在に取り付け、該各走行フレームに、
駆動装置を備えたキャタピラを組み付け、該各キャタピ
ラをマグネットキャタピラとしてなる移動台車を備え、
該移動台車に、ウィンチからのワイヤロープ及びケーブ
ルリールからのケーブルを連結して自走式塗装キせリッ
ジを支持させ、該塗装キャリッジは、下塗り塗装ガンと
上塗り塗装ガンを前後側に配列させたフードを前端部に
設けると共に、上記フードと連通するミスト集塵ブロワ
、下塗塗料用タンク及び下塗用ポンプ、上塗塗料用タン
ク及び上塗用ポンプを少なくとも搭載してなる構成とす
る。
[作  用1 下地処理を行う作業と塗装作業とは別個に行うため、先
ず、下地処理用のケレンキャリッジを移動台車に搭載さ
せて該移動台車により棟部分を棟方向へ移動させ任意の
作業個所へ移動させる。移動台車はキャタピラ式として
あって荷重を分散できると共に、屋根面の凹凸を乗り越
えて容易に横行できる。
下地処理用のケレンキャリッジは作業位置にて移動台車
より屋根面に乗り移り、移動台車上のウィンチの巻戻し
によりケレンキャリッジを屋根面の勾配に沿い下降させ
るかケレンキャリッジの自走により、當根簡の棟部分と
軒先との間を往復動させながら屋根面の汚れ落し、古い
塗装の剥離等の下地処理作業を行わせる。1つの作業個
所での下地処理作業が終ると、ケレンキャリッジを移動
台車上に載せて次の作業個所へ棟方向にシフトさせる。
屋根面の一連の下地α埋が終ると、ケレンキャリッジに
代えて塗装キャリッジを移動台車のウィンチにて支持さ
せ、下地処理部分を棟から軒先へ塗装キャリッジを移動
させながら下塗りと上塗りを同時に行って塗装する。棟
方向に塗装作業位1aをずらすどきも塗装キャリッジを
移動台車上に載せて移V)台車とともに移動させる。上
記キャリッジの自走とウィンチの作動、ケーブルリール
のモータの作動とは同調されているので、ワイヤロープ
やケーブルにテンションがかかりすぎたり、たるんだす
することがない。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図面は本発明の実施例を示すもので、建物の屋根面の下
地処理と塗料の塗布という異なる機能を果たすためのm
器を別個のキャリッジ■、■に搭載し、屋根面の傾斜勾
配にもかかわらず滑ることなく屋根面を棟方向に移動で
きるようにしである移動台車上に上記下地処理用のケレ
ンキャリッジ■と塗料塗布用の塗装キャリッジ■を選択
的に組付支持できるようにしである。
上記移動台車Iは、本発明の自!ll塗装装置の主要部
をなすもので、重量の軽減化を図るためにアルミ合金製
とした平面形状コテ形の上部フレーム1に、ウィンチ2
を内蔵すると共にモータ付きのケーブルリール3、制w
JgI4  (いずれも第6図参照)を内蔵し、中央部
分の前面にウィンチ2からのワイヤロープ5の挿通孔7
、ケーブルリール3からのケーブル6の挿通孔8を設け
、更に、上部フレーム1の両端部の各内面は相対向して
いて一側面にキャリッジ上限リミットスイッチ(近接ス
イッチ)9を設けると共に、相対する而に礪械式の上限
リミットスイッヂ10を設ける。又、上部フレーム1の
両端部の上面はフラットとして、ケレンキャリッジ■又
は塗装キャリッジ■の各両側辺が該上部フレーム1の両
端部内側縁1a、 Ib上に乗り移れるようにしである
。又、上記上部フレーム1の両端部下面には、走行フレ
ーム11を旋回環12を介して旋回自在にそれぞれ取り
付け、該各走行フレーム11には、荷重分散を図ると共
に、屋根面の凹凸を乗り越えるためにキャタピラ13を
各々対称的に取り付け、各キャタピラ13がブレーキ付
き横行モータ14にて独自に駆動されるようにすると共
に、屋根面が成る程度の角度に傾斜していても軒先方向
へ台車1自体が滑ることがないよう各キャタピラ13を
マグネットキャタピラとし、金属製屋根面に吸着された
状態で棟方向へ移動できるようにする。更に、上記前後
の各走行フレーム11には、往復移動時に屋根の棟方向
の端を自助的に検知して台車1の横行を停止させる機構
として、たとえば、超音波スイッチ15と16を反対向
きに取り付ける。なお、第6図中、17はロックシリン
ダ、18は旋回用リミットスイッチであり、走行フレー
ム11の90度の旋回角を検知するようにしである。
一方、上記移動台車■のウィンチ2にワイヤロープ5を
介して支持されるケレンキャリッジ■及び塗装キャリッ
ジHのうち、塗装キャリッジ■は次の如き構成としであ
る。
すなわち、第1図、第4図に示す如くキャリッジ本体1
9の上面に、ミスト集塵ブロワ20、下塗塗料用タンク
21、上記上塗塗料用タンク22、上記タンク21と接
続しである下塗用エアレスポンプ23、上記タンク22
と接続しである上塗用エアレスポンプ24、走行モータ
25、エアボンベ26及び図示してないが電源箱等を搭
載し、下面には前後端部に2本の軸27.28を軸受に
て回転自在に支持させ、該両輪27.28の両端に各々
リンク29,30を介してV溝のプーリ31,32を回
転自在に取り付けると共に、前側の軸21のみその両端
とプーリ31の軸にスブOケッ1−33と34を取り付
けて両スブロケッ1〜33.34に無端のチェノ35を
かけると共に、第6図に示ず如く両端部を二重軸とし、
且つ上記軸21の途中に設けた61i1fI36と前記
走行モータ25の出力軸との間にも無端のヂエン37を
かけ、又、内側の軸27と外側の軸27a間にクラッチ
38を設(プる。更に左右に位置する前後のプーリ34
,35に、キャリッジ■の荷重分散のために■ベルト3
9をかけ、走行モータ25の駆動により軸27、スプロ
ケット33.34を経てプーリ31に動力が伝えられる
ことによってキャタピラ方式でキャリッジ全体が移動で
きるようにする。又、前後のリンク29と30は左右と
も一体的に結合してあって、同時に軸27.28に対し
て回動できるようにし、上記外側の軸27aとリンク2
9とを運結し、クラッチ38により走行モータ25の動
力でプーリ31,32と■ベルト39からなるキャタピ
ラをリフトさせたり下降させたりできるようにしである
。又、キャリッジ本体19の前端部には、屋根面40の
凹凸に対してシール可能に屋根面40に接するためのス
カート41をリフトアップ可能に備えたフード42を設
置し、該フード42は高さ方向の中間部に仕切壁43を
設けて左右方向へ貫通する空洞部を形成し、上記仕切壁
43の前端寄りの位置には、複数の下塗り塗装ガン45
を複数列(図面では1列のみ示しである)左右方向へ適
宜の間隔で配設して、各ガン45の先端部のみ仕切壁4
3を貫通してフード42内に臨ませる。上記仕切壁43
の後端寄りの位置には、複数の上塗り塗装ガン44を下
塗り塗装ガン45と同様に配設し、上記下塗り塗装ガン
45及び上塗り塗装ガン44はいずれも吹付方向が変え
られるよう左右方向へfilりできるようにすると共に
、屋根面40の被塗装部に対し最適距離にセットできる
よう高さが変更できるようにしである。更に上記各下塗
り塗装ガン45にはタンク21内の下11料が、又、各
上塗りIIガン44にはタンク22内の上塗塗料がそれ
ぞれエアレスポンブ23.24により供給されるよう各
々配管しである。又、前記ブロワ20とフード42とは
集合部46を介して連通させ、該集合部にミスi・捕集
装置が備えてあり、このミスト捕集装置としては、フィ
ルタを順次巻取って行く方式を採用し、ミスト捕集面が
目詰りしても交換することなく長期間使用できるように
する。なお、キャタピラの上限と下限位置にはキャタピ
ラ上下限りリミットスイッチ47(第6図参照)があり
、この上下限りリミットスイッチ47が走行モータ25
、クラッチ38と電気的に接続しである。48はキャリ
ッジ本体19の前端に取り付けた下限位置を検出する超
音波スイッチであり、ウィンチ2、走行モータ25と接
続しである。
又、ケレンキャリッジ■は、第5図の如き構成としであ
る。すなわち、キャリッジ本体49の上面に、ケレン用
モータ50、走行モータ51、集摩ブロワ52を搭載し
、且つ前記塗装キャリッジ■の場合と同様に、前後の軸
53.54の両端にリンク55.56を今しプーリ57
,58をそれぞれ回転自在に取り付(プてプーリ57と
58にVベルト59をかけ、前側の軸53の両端とプー
リ57の軸に取り付けたスプロケット60と61にヂエ
ン62をかけ、走行モータ51の動力を軸53に伝える
ことによりキャタピラで全体が移動できるようにある。
又、塗装キャリッジ■の場合と同様に前記リンク62に
は回転用の動力が伝達されるようにしである。
キャリッジ本体49の前端部には、屋根面40の凹凸に
対しシール可能に接するようにしたスカート63をリフ
トアップ可能に備えたフード64を設置し、該フード6
4内には、凹凸のある屋根面40の被処理部に直角方向
に当るようブラシ部を変向させて取り付けであるケレン
用ブラシ65を回転自在に設置し、前記ケレン用モータ
50とケレン用ブラシ65の軸とを動力伝達viA@ 
66を介し連結して、ケレン用モータ50によりケレン
用ブラシ65が高速回転するようにし、ケレン用ブラシ
65で下地処理を行うときに生じた粉塵や古い塗料の剥
離片等はブロワ52で吸引されるようフード64とプロ
ア52を連通させる。
なお、キャタピラのリフト、下降はリミットスイッチ6
7.68  (第7図参照)で検知できるようにしてあ
り、このリミットスイッチ67.68と走行モータ51
等とが接続しである。
更に、前記塗装キャリッジ■、ケレンキャリッジ■は、
ともに自走式であると同時にワイヤロー15で吊られ、
且つケーブル6が接続されていることから、これらキャ
リッジ■、■の移動とウィンチ2によるワイルローブ5
の繰出し、巻込み、キャリッジ■、■の移動とモータに
よるケーブル6の繰出し、巻込みはそれぞれ同調して行
われるようにウィンチ同調1 置IV、ケーブル同調装
′aVが備えである。
上記ウィンチ同調装置IVは、第8図及び第9図に一例
を示し、又、第6図及び第7図にも示しであるように、
ワイヤロープ5の結着部とキャリッジ■、■とが相対変
位できるようにしてあって、その相対変位を検出してウ
ィンチ2をON、OFFできるようにしである。すなわ
ち、頭部及び尾部にボス71.72を内蔵したパイプ7
0内に、スライダ73をパイプ軸心方向に移動自在に収
納すると共に、該スライダ73と頭部ボス71との間に
圧縮ばね74を介在さぜ、且つパイプ70内へ頭部より
挿入したワイヤロー15の端を圧縮ばね74の中を通し
てスライダ73に16着させる。
又、バイブ70の尾部側には、軸心方向に所定長さのス
リット75を設け、該スリット75を通してストライカ
76を上記スライダ73に立設させ、ワイヤロープ5に
張力がかかり圧縮ばね74に抗してスライダ73が移動
したり、あるいは圧縮ばね74の弾力でスライド73が
移動するときストライカ76が同時に移動できるように
しである。上記のように構成しであるバイブ70を頭部
を後方にして前記キャリッジ■、■の復側部に固定し、
且つス1−ライカフ6の移動範囲の終端位;dのキャリ
ッジ■、■側に各々リミットスイッチ77と78を設け
、ストライカ16がリミットスイッチ77に当るとウィ
ンチ2がOFFになり、リミットスイッチ78に当ると
ウィンチ2がONになるようにし、ウィンチ2がOFF
になると圧縮ばね74の力でスライダ73が戻されるよ
うにしである。
ケーブル同調装置Vは、第10図及び第11図に原理的
に示ず如く、キ17リツジ■、■に固定したブラケッ1
へ79に、7−ム8oを回動自在に取り付け、該アーム
80の他端に、キャリッジ■、■に連結するまでの部分
のケーブル6を把持している把持部81に枢着し、且つ
上記アーム8oの途中にバー82を軸心方向へスライド
自在に取付環83を介して支持させ、該バー82の一端
はキャリッジ■、■に取り付けたばね受座84に連結す
ると共に、他端側にはばね受座85を連結して、該ばね
受座85を上記取付環83と一体構造とし、両ばね受座
84と85間にフィルスプリング86を介装させ、キャ
リッジ■、■とケーブル把持部81との相対変位でアー
ム80が回動するときリミットスイッチ87又は88に
当るようにし、リミットスイッチ87が作動するとケー
ブルリールモータがOFF、リミットスイッチ88が作
動するとケーブルリールモータがONとなるようにしで
ある。
屋根面40の塗装作業は、下地処理と塗装とに分けて行
う。
先ず、下地処理を行うときは、ケレンキャリッジmを移
動台車■上に第2図の要領(第2図は塗装キャリッジ■
を載せた状態を示している)で載せ、走行部であるVベ
ルト59、リンク55゜5Gはほぼ90度回転させてリ
フトアップさせておく。この状態では、移動台重工が屋
根面を棟方向に移動してもケレンキャリッジmが屋根面
40の凸部と干渉することがないので、下地処理を行う
屋根面40の棟方向の端まで移動台車(1)を横行させ
る。移動台重工の横行方向の先端には超音波スイッチ1
5があるため、屋根端部で該超音波スイッチ15が作動
し、走行フレーム11の各横行モータ14が停止させら
れ、移動台車■は屋根面40上に停止し、マグネットキ
ャタピラ13にて軒先方向へ滑ることなく保持される。
移動台車■のウィンチ2に巻かれたワイヤローフ5はケ
レンキャリッジ■に結着させてあり、又、ケーブルリー
ル3に巻かれたケーブル6はケレンキャリッジ■の中継
端子箱69(第7図参照)に接続させである。
次に、電源を入れてスタートスイッチを押すと、移動台
重工上に叙せられているケレンキャリッジ■のVベルト
59よりなるキャタピラが下降して屋根面40に接する
。次いで、移動台車Iのウィンチ2を作動させてワイヤ
ロー15の巻戻しを行うと共に、ケレンキャリッジ■の
走行モータ51を駆動させ、且つケレン用モータ5oを
作動させる。これによりケレンキャリッジ■は自走しな
がら屋根面40を棟部分から軒先方向へ移動し、ケレン
用ブラシ65による下地処理作業が行われる。ケレンキ
ャリッジ■を自走式とし且つ移動台車Iのウィンチ2に
ワイヤローフ5で連結しているのは、屋根面40の傾斜
勾配がゆるやかであると、自走式でなければワイヤロー
フ5で吊っただけでは移動できないこと、及び自走式の
みでは安全性に欠けるためである。
ケレンキャリッジ■が屋根の軒先部分まで下降して来る
と、前端の超音波スイッチ48で軒先を検知し、ウィン
チ2の作動が停止すると同時に走行モータ51が停止す
る。
次に、ウィンチ2を巻き込み方向に作動されると共に走
行モータ51を逆転させ、ケレン用モータ50を駆動さ
せてケレンキャリッジ■を上昇させる。ケレンキャリッ
ジmが上昇限に達する位置で該キャリッジ■が移動台重
工の内側縁1a。
1bに乗り移り上限リミットスイッチ9.10を作動さ
せる。これによりキャタピラの駆動軸におけるクラッチ
が作動してキャタピラがリンク55゜56の回動でリフ
トされる。リフト上限でリミットスイッチ67が作動し
、走行モータ51、ウィンチ2が停止する。
次に、移動台車■を次の下地処理個所まで横行させて停
止し、上述と同様の作業を行わせる。
順次屋根面40を棟方向に下地処理して行き、屋根端部
まで来ると、移動台重工の超音波スイッチ16にて検知
されて移動台重工は停止する。
上記において、ケレンキャリッジ■が屋根面40を下降
したり上昇したりするとき、該キャリッジ■は自走式で
あるため、走行モータ51の駆動によりキャタピラが駆
動して走行できるが、ワイヤロー15を介してウィンチ
2に支持されており、且つケーブルリール3からのケー
ブル6ら接続されているため、キせリッジ■の自走によ
りワイヤロー15が強く張られたり、逆にゆるむ状態に
なったりし、ケーブル6も同様な現象が生じる。この場
合、たとえば、キャリッジ■が下降中にワイヤローフ5
が強く張られて来ると、ウィンチ2側へスライダ73が
引張られることになってス1−ライカフ6がリミットス
イッチ17に当る。これによりウィンチ2がOFFとな
り、パイプ7o内の圧縮ばね?4のカによりスライダ1
3は元の位置へ戻される。ストライカ76が元の位置に
戻ってリミッ1−スイッチ78をたたくとウィンチ2が
ONとなる。かがる動作を繰り返しながらワイヤロー1
5は繰り出されることになる。キャリッジ■が上昇して
ワイヤローフ5を巻込まれるときも同様である。
一方、ケーブル6は無理なく繰り出されたり巻き取られ
ることが重要であるが、キャリッジ■の移動時にケーブ
ル6がケーブルリール31111]に引張られた状態に
なると、第10図の如くアーム80が上方へ引き奇せら
れるので、アーム8oがリミッ1−スイッチ87をたた
くことになる。これによりケーブルリールモータはOF
f”となり、スプリング86の力でケーブル6が引き出
される。
アーム80が元の位置に戻ると、リミットスイッチ88
が作動してケーブルリールモータがONとなる。かかる
動作を繰り返してケーブル6はキャリッジ■の移動と同
調して繰り出されたり、巻ぎ取られたりする。
屋根面を全面にわたり下地処理し終ると、停止スイッチ
を押し、電源を切り、ケレンキャリッジ■に代えて塗装
キャリッジ■を移動台車1上に載せ、ワイヤローフ5の
接続、ケーブル6の接続を行う。
塗装を行う場合は、下地処理の場合と同様に、電源を入
れてスタートスイッチを押す。移動台車■上の塗装キャ
リッジ■に格納されているキャタピラが下降して屋根面
40に接し、同時に下限りミツトスイッチ47によりク
ラッチ38が切れて走行モータ25の駆動力がキャタピ
ラに伝えられる。ウィンチ2を巻戻し方向に作動さける
と、塗装キャリッジ■はワイヤローフ5で吊られながら
自走して軒先方向へ移動できることになる。
II開始に際して下塗用エアレスポンプ23を作動さじ
ると共に上塗用エアレスポンプ24を作動させ、各下塗
り塗装ガン45にタンク21より下塗塗料を、又各上塗
り塗装ガン44にタンク22より上塗塗料をそれぞれ分
配し、各下塗り塗装ガン45より下塗塗料を噴出させて
上塗り塗装ガン44より上塗塗料を噴出させて下塗りの
上に上塗塗料を塗布させ、下塗りと上塗りを同時に行い
ながら軒先部分から棟部分へと移動させて塗装を行う。
上記下11料としては、たとえば、エポキシ、硬化剤、
ホワイトタール、顔料よりなるエポキシ系塗料を用い、
上塗塗料としては、塩化ゴム、顔料よりなる塩ゴム系塗
料を用いる。
塗装キャリッジ■が軒先まで達すると超音波スイッチ4
8により下限が検知され、同時に走行モータ25、ウィ
ンチ2が停止させられ、エアレスポンプ23.24も停
止する。
次に、ウィンチ2を巻き込み方向に作動させると共に走
行モータ25を逆転させ、塗料キャリッジ■を上昇させ
る。上昇限に達すると、移動台重工上に塗装キャリッジ
■が乗り移った侵、キャタピラがリフトし、且つ上限リ
ミットスイッチ9,10にて走行モータ25、ウィンチ
2が停止する。この状態で移動台車■を次の塗装個所ま
で横行させて停止させ、再び塗装キャリッジ■を下降さ
せながら下塗りと上塗りを同時に行う。
上述の塗装作業時に発生したミストは、ミスト捕集装置
にて捕集する。又、各ガン44.45は、仕切壁43の
外側にあるので、ガン44.45が?rj’73される
ことを防止できる。順次移動台車■上に塗装キャリッジ
■を載ぜて横行させては軒先方向への塗装作業を行い、
移動台重工が屋根の端部に達すると、超音波スイッチ1
6にて検知して横行モータ14を停止させる。
本発明の塗装装置においては、上述のように下地処理と
塗装とを別個に行うが、1つの屋根面に移動台車■を2
台叙せ、1つの移動台重工にはケレンキャリッジ■を支
持させ、伯の移動台重工には塗装キャリッジ■を支持さ
せて屋根の一端から使端へ同時に移動さt!ながら下地
処理に引き続き塗装を行うこともでき、又、屋根面40
の勾配がきつい場合はワイpo−75による吊り下げ式
で作業させることになる。
なお、本発明の自動塗装装置は図示した実施例のみに限
定されるものではなく、たとえば、各キャリッジ■、■
のキャタピラ駆動機構は図示以外の動力伝達方式として
もよく、又、塗装キャリッジ■におけるタンク21.2
2やポンプ23゜24の配置関係ら図示以外でもよい。
[発明の効果] 以上述べた如く本発明の建物屋根面の自動塗装¥R置に
よれば、下地処理機能と塗装は能を分けて、下地処理機
能を果たす機器を全部搭載したケレンキャリッジと、塗
装機能を果たす機器を全部搭載した塗装キャリッジとを
別個に備え、屋根面の棟部分を棟方向に横行できるよう
にした移動台車にウィンチを搭載して、このウィンチに
ケレンキャリッジ、塗装キャリッジを別々に支持するよ
うにしてあり、且つ塗装キャリッジは、下塗りと上塗り
とが同時施工できるようにしであるので、次の如き優れ
た効果を奏し得る。
(1)  11物屋根の塗装を人力によらず自動的に行
い得られて作業の高能率化と安全性が図れる。
O) 本装置を屋根面に上架するだけで直ちに作業に移
れ、鳶工事的な段取作業を軽減できる。
(至) 下地処理はケレンキャリッジを棟部分と軒先間
を移動させるだけで行われ、塗装は下地処理後の屋根面
を棟部分から軒先までの間を移動させることにより下塗
りと上塗りとが同時に行われるため、一度に広い節回を
能率よく作業でき、作業工期を短縮できる。
0 移動台車は、キャタピラ式とし且つマグネット機構
としであるので、荷重が分散されて屋根面に荷重が集中
することがないと共に、屋根面の傾斜にも滑ることがな
い。
(V)  下地処理機能と塗装機能を別のキャリッジに
分織ざぜたので、全体どしての重はを軽量化できると共
に、下地処理作業時は不要な塗装置I器をケレンキャリ
ッジには搭載してなく、同様に塗装時には不要な下地9
8埋灘器が塗装キャリッジには搭載してないので、デッ
ドスペースの縮少が図れ、又、下地処理作業と塗装の作
業速度が違うことにも対処できる。
60  キャリッジの移動とワイヤロープの繰り出し、
巻取り、及びキャリッジの移動とケーブルの繰り出し、
巻取りが同調して行われるので、ワイヤロープに無理な
テンションがかがってキャリッジの移動ができなくなっ
たり、あるいはケーブルが切損したりすることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は塗装を行っている状態を示ず斜視図、第2図は
屋根の棟方向に移動するときの姿を示す斜視図、第3図
は移動台車の拡大図、第4図は塗装キャリッジの拡大図
、第5図はケレンキャリッジの拡大図、第6図は本発明
の装置の基本的構成を示す一例図、第7図は第6図の塗
装キャリッジに代えてケレンキャリッジについて、第8
図及び第9図はウィンチ同調装置の作動状態を示す図、
第10図及び第11図はケーブル同調装置を原理的に示
す図である。 ■は移動台車、■は塗装キャリッジ、■はケレンキャリ
ッジ、1は上部フレーム、2はウィンチ、3はケーブル
リール、5はワイヤロープ、6はケーブル、11は走行
フレーム、13はキャタピラ、14は横行モータ、20
はミスト集塵ブロワ、21は下塗塗料用タンク、22は
上塗塗料用タンク、23は下塗用エアレスポンプ、24
は上塗用エアレスポンプ、25は走行モータ、39はV
ベルト、44は上塗り塗装ガン、45は下塗り塗装ガン
、50はケレン用モータ、51は走行モータ、52は集
塵ブロワ、59はVベルト、64はフード、65はケレ
ン用ブラシ、70はパイプ、73はスライダ、74は圧
縮ばね、76はストライカ、80はアーム、86はスブ
リングを示す。 特  許  出  願  人 新日本製鐵株式会社 特  訂  出  願  人 菅組工事株式会社 第7図 第8図 第9図 /4              /j第10図 八 第110

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)平面形状がコ字状をなす上部フレームに、ウインチ
    、モータ付ケーブルリールを搭載すると共に、上記上部
    フレームの両端部下面に、走行フレームを旋回自在に取
    り付け、該各走行フレームに、駆動装置を備えたキャタ
    ピラを組み付け、該各キャタピラをマグネットキャタピ
    ラとしてなる移動台車を備え、該移動台車に、ウインチ
    からのワイヤロープ及びケーブルリールからのケーブル
    を連結して自走式ケレンキャリッジを支持させ、該ケレ
    ンキャリッジは、前端部にケレン用ブラシを内蔵したフ
    ードを設けると共に、該フードと連通するブロワ、ケレ
    ン用モータを搭載してなり、且つ上記ケレンキャリッジ
    におけるワイヤロープの端を結着した部分とケレンキャ
    リッジとが該ケレンキャリッジの移動方向に相対変位で
    きるようにして、ワイヤロープ結着部の変位時に移動台
    車上のウインチをON、 OFFさせるようにしたウインチ同調装置を備えると共
    に、ケレンキャリッジ上にケーブルの把持部を設けて該
    ケーブル把持部をケレンキャリッジとその移動方向に相
    対変位できるようにし、該ケーブル把持部の変位時に移
    動台車上のケーブルリールモータをON、 OFFさせるようにしたケーブル同調装置を備えたこと
    を特徴とする建物屋根の自動塗装装置。 2)平面形状がコ字状をなす上部フレームに、ウインチ
    、モータ付ケーブルリールを搭載すると共に、上記上部
    フレームの両端部下面に、走行フレームを旋回自在に取
    り付け、該各走行フレームに、駆動装置を備えたキャタ
    ピラを組み付け、該各キャタピラをマグネットキャタピ
    ラとしてなる移動台車を備え、該移動台車に、ウインチ
    からのワイヤロープ及びケーブルリールからのケーブル
    を連結して自走式塗装キャリッジを支持させ、該塗装キ
    ャリッジは、下塗り塗装ガンと上塗り塗装ガンを前後側
    に配列させたフードを前端部に設けると共に、上記フー
    ドと連通するミスト集塵ブロワ、下塗塗料用タンク及び
    下塗用ポンプ、上塗塗料用タンク及び上塗用ポンプを少
    なくとも搭載してなり、且つ上記塗装キャリッジにおけ
    るワイヤロープの端を結着した部分と塗装キャリッジと
    が該塗装キャリッジの移動方向に相対変位できるように
    して、ワイヤロープ結着部の変位時に移動台車上のウイ
    ンチをON、OFFさせるようにしたウインチ同調装置
    を備えると共に、塗装キャリッジ上にケーブルの把持部
    を設けて該ケーブル把持部を塗装キャリッジとその移動
    方向に相対変位できるようにし、該ケーブル把持部の変
    位時に移動台車上のケーブルリールモータをON、OF
    Fさせるようにしたケーブル同調装置を備えたことを特
    徴とする建物屋根の自動塗装装置。
JP28001585A 1985-12-12 1985-12-12 建物屋根面の自動塗装装置 Granted JPS62140663A (ja)

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JPH0333385B2 JPH0333385B2 (ja) 1991-05-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0814217A3 (en) * 1996-06-11 1998-11-11 Milani Colori S.n.c. di Milani Corrado & C. Apparatus for cleaning and painting panels used for roofing buildings

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