JPS62140223A

JPS62140223A - 磁気ヘツドの回動機構

Info

Publication number: JPS62140223A
Application number: JP60281786A
Authority: JP
Inventors: Satoru Koizumi; 悟小泉; Susumu Chono; 蝶野　進
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1985-12-13
Filing date: 1985-12-13
Publication date: 1987-06-23
Also published as: JPH0378685B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】発明の利用分野本発明は複数のカセットテープを積み重ねて使用する多
段式記録・再生装置であって、往復走行（リバースター
ン）を可能とした記録・再生装置の磁気ヘッドの回動機
構に関するものである。

発明の背景従来、ダビング等のために２本テープを同時に、もしく
は別個に走行させて、記録・再生を行うオートリバース
付きテープレコーダーは、カセットハーフを平面的に並
べる構造となっていたため、各テープに対してそれぞれ
独立に磁気ヘッドの回動機構を設ける必要があったため
、大きなスペースをとるものであった。

このような欠点を克服するために本出願人は、カセット
ハーフを平行かつ多段に配置したテープレコーダーを開
発した。このような多段式テープレコーダーは、機構部
分を極めてコンパクトにまとめることができるという長
所を有するものであるが、このようなコンパクト化に応
じて磁気ヘッドの回動機構もコンパクトで、しかも磁気
ヘッドが１タツチで一斉に回動しうろことが望ましく、
更にできるだけ安価な装置であることが求められる。

発明の目的本発明は、上記のような多段式カセットテープレコーダ
ー等の多段式磁気ヘッドの合理的な回動機構を提供する
ことを目的とする。

発明の構成上記目的を達成するために本発明が採用する主たる手段
は、その要旨とする処が平行かつ多段に配置されたカセ
ットハーフに収納された各記録テープに対向して配置し
た複数の磁気ヘッドを、上記記録テープに直角で各磁気
ヘッドと一体の回動軸の軸芯のまわりに一斉に回動させ
る機構において、上記回動軸を同期回動部材によって同
時に同じ角度分回動できるように連結した点に係るアジ
マス調整装置である。上記同期回動部材の典型例は以下
の実施例に示す歯車機構であるが、他の例としては、チ
ェーンとスプロケットを組み合わせたものや、摩擦車、
ベルトとプーリの組み合わせ等が挙げられる。

尚、本発明は以下の実施例に示すテープレコーダのみで
なく、ビデオテープレコーダ等の磁気ヘッドの回動機構
にも適用できる。

実施例続いて本発明を具体化した実施例につき説明し、本発明
の理解に供する。

ここに第１図は本発明の一実施例にかかる磁気ヘッドの
回動機構の分解斜視図、第２図は第１図におけるＡ矢視
図、第３図は第１図におけるＢ矢視図、第４図は第１図
におけるＣ矢視図、第５図は第４図における磁気ヘッド
を１８０度回動させた状態を示す第４図相当図である。

なお、以下の実施例は本発明の一旦体例にすぎず、本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。

この実施例は、第４図に示すごとくカセットハーフ１，
１が平行かつ２段に積み重ねられたような状態で図示ゼ
ぬ保持手段によって固定されているテープレコーダに関
するものである。

第１図に示す１．．１．はそれぞれ前記カセットハーフ
１内に収容された磁気テープである。これらの磁気テー
プ１ａは、図示の如く隣接し゛Ｃ平行に設けられた２個
の磁気ヘッド２及び３にそれぞれ対向し、かつ記録時及
び再生時には図示せぬガイド機構によって磁気ヘッド２
又は３に当接させられる。

各磁気ヘッド２及び３は、それぞれ対向する磁気テープ
１．にほぼ直角の回動軸２ａ及び３８を一体的に有して
いる。

そして上記回動軸２．及び３ａは、それぞれへラドベー
ス４に固定した平行な軸受部４ｅ及び４Ｉに回動自在に
支承されている。

また、各回動軸２ａ及び３ａの磁気ヘッド２及び３とは
反対側の端部２ト及び３トには、同じ径の歯車８及び６
が圧入固定されている。

上記両歯車６及び８は、前記へラドベース４に固定した
軸４ｇに回転自在に嵌着した連結歯車７に噛み合ってい
る。　　　　。

更に前記へラドベース４に前記軸４ｇに平行に固定した
支持支点ビン４Ｌに回動自在に取り付けた切換レバー５
の歯車部５ｔ、が、前記歯車部６と噛み合っている。従
って上記切換レバー５を支点ビン４ｔの回りに回動させ
ると、連結歯車７を介して歯車６と８とが同じ方向に同
じ角度だけ回動する。

なお、歯車６，７．８はバンクラッシュが太きく、適宜
アジマス角を調整しうるように適当な遊びを持って噛み
合っている。

また、上記各歯車８及び６の側面には、それぞれバネ掛
はビン８Ｉ、及び６しが植設されている。

ヘッドベース４と一体に成形されたアーム部４しには、
バネ掛は穴４□及び４．が、前記軸受け４ｅ及び４ｆの
間隔と同じ間隔をあけて穿設されており、上記バネ掛は
穴４．とバネ掛はビン８１．との間には、引張バネ９が
、またバネ掛は穴４．とバネ掛はビン６ｔ、との間には
、引張バネ１０がそれぞれ張設され歯車８と７との間の
バンクラッシュ及び歯車７と６との間のバックラッシュ
を解消している。

一方、前記軸受け４ｅ及び４ｆを一体的に有しているヘ
ッドベース４の上端部より水平に突出する上アーム部１
６の先端部には、テープ１．の長手方向に一定の間隔を
隔ててネジ穴４ａ及び４ｈが形成され、各ネジ穴４．及
び４Ｉ、に第２図、第３図示の如く圧縮バネ１５を介し
てＦＷＤ　（フォワード）アジマスビス１１及びＲＥＶ
　（リバース）アジマスビス１２がそれぞれ同じ方向に
向かって螺着されている。

更に上記上アーム部１６より下方の位置には、下アーム
部１７．１７が上アーム部１６と平行にそれぞれ突出し
、その各端部に前記ネジ穴４．及びｂに平行なネジ穴４
ｃ及び４Ｊが形成されている。

上記ネジ穴４ｃ及び４ａには、圧縮バネ１５を介して前
記アジマスビス１１．１２と平行で同じ方向を向いてい
るＦＷＤ　（フォワード）アジマスビス１３及びＲＥＶ
　（リバース）アジマスビス１４がそれぞれ螺着されて
いる。

更に前記磁気へソド２及び３には、当り部２ｅ及び３ｅ
が一体的に形成されている。上記当り部２ｅ及び３ｅの
回動軸２ａ及び３１１の軸芯からの距離は、例えば磁気
ヘッド２側について述べると、磁気ヘッド２が第１図及
び第４図に示すようにフォワード位置にある時、当り部
２．．の片端部２ｃがアジマスビス１１の下端に当接し
、磁気ヘッド２を１８０度回動させて、第５図に示すよ
うにリバース位置に設定した時に、当り部２ｅの他端部
２ａが前記アジマスビス１２の下端部に当接するような
距離間隔に配置されている。

他方の磁気ヘッド３の当り部３ｅについても同様で、フ
ォワード位置において当り部３ｅの一端部３ｅがアジマ
スビス１３の下端部に当接し、リバース位置において、
他端部３ａがアジマスビス１４の下端部に当接するよう
な位置関係に設定されている。

また、上記のようなアジマスビス１１と１２は、第２図
に示す如く回動軸２ａの軸方向にみて同じ位置に取り付
けられ、他のアジマスビス１３及び１４は、回動軸１３
の軸方向にみて同じ位置に取り付けられているが、各ア
ジマスビスを一方向からドライバーによって容易に回動
調整し得るように、アジマスビス１１（１２）に対して
アジマスビス１３（１４）が回動軸２．（３，）の軸方
向に適宜ずらした位置に取り付けられ一ζいる。

従って、上記のような構成ではドライバーを一つの方向
から差し込んで、４本のアジマスビスのねじ込み量を調
整することができ、これらのアジマスビス１１〜１４の
進出量を調節することにより、これらのアジマスビスと
当り部２ｅ又は３ｅとの当接位置が調節され、これら当
り部２ｅ及び３ｅと一体である各磁気ヘッド２及び３の
アジマス角度が調節される。

そして第４図に示す如く、磁気テープ１．が矢印で示す
フォワード方向に走行する時には、切換レバー５を第４
図に示す如く時計方向に最大限回動させる。これに応じ
て歯車６及び８が半時針方向に回動するが、これら各歯
車６及び８の回動は、各歯車６及び８と各回動軸３ａ及
び３トを介して一体である当り部３ｅ及び２ｅが、それ
ぞれ出入り量を調整されたアジマスビス１３及び１１の
下端に当接することにより、適正なアジマス角度のもと
に固定される。

なお、前記のように歯車６，７．８の間にはかなり大き
なバックラッシュがあるため、切換レバー５によっであ
る程度両歯車の回動位置が設定されたとしても、それぞ
れの歯車におけるバックラッシュに相当する遊びの分だ
け、各歯車６．８は独立して回動可能であり、引張バネ
１０及び９によって各当り部３ｅ及び２゜がアジマスビ
ス１３及び１１の下端に当接するまで回動するものであ
る。

また、逆に第５図に示す如くテープ１８が矢印で示すリ
バース方向に走行する時には、切換レバー５を第５図に
示す如く反時計方向に最大限回動させ、各歯車６及び８
を引張バネ１０及び９の力により当り部３ｅ及び３ｅが
アジマスビス１４及び１２の下端にそれぞれ当接するま
で回動さセ、その位置で固定させる。アジマスビス１２
及び１４はそれぞれ適正な量だけ進出した位置で固定さ
れているので、各磁気ヘッド３及び２のリバース位置に
おけるアジマス角度が適正に保たれる。

この機構の使用の態様としては前記連結歯車７を省略し
て、磁気ヘッド２，３をそれぞれ個別に回動可能とする
こともできる。

発明の効果本発明は以上述べたように、平行かつ多段に配置された
カセットハーフに収納された各記録テープに対向して配
置した複数の磁気ヘッドを、上記記録テープに直角で各
磁気ヘッドと一体の回動軸の軸芯のまわりに一斉に回動
させる機構において、上記回動軸を同期回動部材によっ
て同時に同じ角度分回動できるように連結したことを特
徴とする磁気ヘッドの回動機構であるから、多段に積み
重ねられた記録テープに対する磁気ヘッドの簡単な構造
で一斉に回動させることができ、かつ機構が簡素で集積
されているため、安価でかつコンパクトな装置とするこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかる磁気ヘッドの回動機
構の分解斜視図、第２図は第１図におけるＡ矢視図、第
３図は第１図におけるＢ矢視図、第４図は第１図におけ
るＣ矢視図、第５図は第４図における磁気ヘッドを１８
０度回動させた状態を示す第４図相当図である。符号の説明１・・・カセットハーフ　　　１１・・・磁気テープ２
．３・・・磁気ヘッド２、．３．・・・回動軸２ｅ、３゜・・・当り部　　　４・・・ヘッドベース４
、〜４ａ・・・ネジ穴４ｅ、４４・・・軸受部　　　４ｇ・・・軸４Ｉ、・・
・支点ピン４Ｌ、４１・・・バネ掛は穴４し・・・アーム部　　　　　５・・・切換レバー５Ｉ
、・・・歯車部　　　　　　６，８・・・歯車７・・・
連結歯車６ｂ、８Ｉ、・・・バネ掛はピン９．１０・・・引張バネ１１〜１４・・・アジマスビス１５・・・圧縮バネ　　　１６・・・上アーム部１７・
・・下アーム部。

Claims

【特許請求の範囲】平行かつ多段に配置されたカセットハーフに収納された
各記録テープに対向して配置した複数の磁気ヘッドを、
上記記録テープに直角で各磁気ヘッドと一体の回動軸の
軸芯のまわりに一斉に回動させる機構において、上記回動軸を同期回動部材によって同時に同じ角度分回
動できるように連結したことを特徴とする磁気ヘッドの
回動機構。