JPS62139637A - 超音波断層装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、超音波を利用して被検体の断層画像を得る超
音波断層装置における画像処理装置に関し、特に、被検
体の臓器等に応じて任意の画像領域での画像処理が行え
る超音波断層装置に関する。

従来の技術 従来の超音波断層装置の画像処理装置は、第５図に示す
ように、収集された画像データを記憶する画像記憶用メ
モリ１と、この画像記憶用メモリ１に記憶された画像デ
ータを処理する画像処理部２と、この画像処理部２から
の画像データをアナログ信号に変換するＤ／Ａ変換器３
と、このＤ／Ａ変換器３の出力信号を断層画像として表
示するディスプレイ４とを有して成っていた。そして。

上記画像処理部２では画像記憶用メモリ１がら読み出し
た画像データをその表示領域の全体について同一の処理
を施していた。

発明が解決しようとする問題点 しかし、このような超音波断層装置においては、画像記
憶用メモリ１から読み出した画像データをその表示領域
の全体について同一の処理を行うだけであった。すなわ
ち、第６図に示すように、被検体の各臓器６ａ、６ｂ、
６ｃによって表示深度やゲインが異なっていてもそれと
は無関係に全領域について同一処理が行われ、各臓器６
ａ、６ｂ。

６ｃの表示深度等の相違に対応して異なった画像処理は
行えなかった。そして、ディスプレイ４の画面５（第６
図参照）に表示された状態でその画面５の全領域につい
て一様に輝度を上げたり、下げたりしていた。従って１
例えば反射エコーの感度が弱い臓器部分に対応して輝度
を上げると、反射エコーの感度が強い臓器部分は画像が
白くなって見えなくなり、逆に反射エコーの感度が強い
臓器部分に対応して輝度を下げると１反射エコーの感度
が弱い臓器部分は画像が黒くなって見えなくなるもので
あった。このことから、診断に有効な良い断層画像は得
られなかった。これに対処して、第７図に示すように、
ディスプレイ４の画面５を画面中央から二つに分割し、
左右の画面５ａ、５ｂ毎にそれぞれ異なった画像処理を
施すようにしたものがあるが、この場合もそれぞれの画
面５ａまたは５ｂ内の領域においては各臓器６ａ＋６ｂ
ｙ６Ｃについて同一の処理が行ねれ、上記と同様に良い
断層画像は得られないものであった。そこで。

本発明はこのような問題点を解決することを目的とする
。

問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決する本発明の手段は、収集された画
像データを記憶する画像記憶用メモリと。

この画像記憶用メモリに記憶さ九た両像データを処理す
る画像処理部と、この画像処理部からの画像データをア
ナログ信号に変換するＤ／Ａ変換器と、このＤ／Ａ変換
器の出力信号を断層画像として表示するディスプレイと
を有する超音波断層装置において、上記画像記憶用メモ
リの表示領域と同一の領域を有し、画像記憶用メモリの
任意領域の画像データの処理を制御する制御値を記憶し
、該制御値を出力することにより上記画像処理部におけ
る画像データの処理を制御する制御用メモリと、該制御
用メモリの任意領域に制御値を記憶させる制御値入力部
とを設けたことによってなされる。

実施例 以下１本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明による超音波断層装置の画像処理装置の
実施例を示すブロック図である。この超−音波断層装置
は、収集された画像データを処理して断層画像として表
示するもので１画像記憶用メモリ１と２画像処理部２と
、Ｄ／Ａ変換器３と、ディスプレイ４と、制御用メモリ
７と、制御値入力部８とを有して成る。上記画像記憶用
メモリ１は１図示外の探触子及び反射エコー検出部によ
って収集された画像データを記憶するものである。

上記画像処理部２は１画像記憶用メモリ１に記憶された
デジタルの画像データを読み出して処理するものである
。また、上記Ｄ／Ａ変換器３は、画像処理部２で処理さ
れて出力された１ｉｌｉｉ像データをアナログ信号に変
換するものである。さらに、ディスプレイ４は、Ｌ）／
Ａ変換器３から出力されたアナログ信号を断層画像とし
て表示するもので、例えばＣＲ’［’等である。

ここで１本発明においては、上記画像処理部２に制御用
メモリ７が接続されると共に、この制御用メモリ７には
制御値入力部８が接続されている。

上記制御用メモリ７は１画像処理部２に対して画像記憶
用メモリ１から読み出した画像データの処理をさせたり
、させないように制御するもので、上記画像記憶用メモ
リｌの表示領域に対応して同一の領域とアドレスを有し
、その画像記憶用メモリ１の任意領域の画像データの処
ＩＩＩ！を制御する制御値を記憶すると共に、その制御
値を上記画像処理部２へ出力するようになっている。ま
た、制御値入力部８は、上記制御用メモリ７の任意領域
に画像データの処理を制御する制御値を記憶させるもの
で１例えばジョイスティック、１−ラックボール、操作
キー等が接続されている。

次に、このように構成された超音波断層装置の動作につ
いて説明する。まず、図示外の探触子の操作及び反射エ
コー検出部の動作により収集された画像データＤ□は、
第２図に示すように１画像記憶用メモリ１に記憶される
。ここで、符号６　ｎ　Ｈ６ｂ、６ｃは被検体のいくつ
かの１８器の断層画像を示す、この状態で、制御値入力
部８を操作して。

制御用メモリ７に上記画像データＤ１の処理を制御する
制御値を記憶させる。この制御値は、例えばローレベル
“０″のときは画像処理を行わず、ハイレベル“１″の
ときは画像処理を行うように制御するデータであり、い
まはローレベルで記憶させておく。このとき、上記画像
記憶用メモリ１から読み出された画像データＤ□は画像
処理部２へ入力し、これと同時に制御用メモリ７から読
み出された制御値も画像処理部２へ入力し、上記制御値
がローレベルであることから上記画像データＤ工は画像
処理部２では画像処理は行われず、そのままのデータが
Ｄ／Ａ変換器３を介してディスプレイ４に送出され、表
示される。

次に、上記ディスプレイ４を見ながら制御値入力部８の
ジョイスティック等を操作し１画像処理を行いたい被検
体の臓器の形、例えば第２図に示す臓器６ａ及び６ｂの
形を囲むことにより画像処理をさせる領域を指定し、こ
の領域に対応するアドレスの制御用メモリ７の領域に第
２図に示すように制御値Ｄ７をハイレベル（斜線部分）
で記憶させる。このとき、上記画像記憶用メモリ１に記
憶された画像データＤ□と、制御用メモリ７に記憶され
た制御値り、とは同時に読み出されて、画像処理部２へ
入力する。この画像処理部２では、上記制御値Ｄ７によ
ってその制御値がローレベルの領域では対応する画像記
憶用メモリ１の領域の画像データの処理をせず、ハイレ
ベルの領域では対応する画像記憶用メモリ１の領域の画
像データの処理を行うように制御されるので、第２図に
おいて制御用メモリ７上の斜線を付した臓器６ａ。

６ｂの領域だけが画像処理され、それ以外の領域は画像
処理されない。その結果、第２図に示すように、ディス
プレイ４の画面５には、画像処理をした臓器６ａ、６ｂ
の画像と、画像処理をしないＩＱ器６ｃの画像とが表示
される。そして、上記制御値入力部８による制御用メモ
リ７への制御値Ｄ７の記憶領域を任意に変えることによ
り、画像記憶用メモリ１に収集された画像データＤ０の
任意の画像領域について画像処理を行うことができる。

第３図は本発明の第二の実施例を示すブロック図である
。この実施例は、上記制御用メモリ７が一個ではなく、
複数個（７ａ、７ｂ）設けて、上記画像記憶用メモリＬ
の任意の画像領域についてそれぞれ異なった処理を行う
ようにしたものである。この場合は、例えば第４図に示
すように、画像記憶用メモリ１には上記と同様に収集さ
れた画像データＤ１を記憶し、第一の制御用メモリ７ａ
には画像処理を行いたい又は行いたくない被検体の臓器
の形、例えば臓器６ａ及び６ｃの形を制御値入力部８の
操作で囲み、その内部をローレベルとし外部をハイレベ
ルとした制御値Ｄ？’　を記憶させると共に、第二の制
御用メモリ７ｂには画像処理を行いたい１Ｂ器の形１例
えばｊ藏器６ａ及び６ｂの形を制御値入力部８の操作で
囲み、その内部をハイレベルとし外部をローレベルとし
た制御値Ｄ７′を記憶させることにより、上記画像デー
タＤ１と制御値Ｄ７′及びＤ７′は同時に読み出されて
、画像処理部２へ入力することとなる。そして、上記第
一の制御用メモリ７ａからの制御値Ｄ７′と第二の制御
用メモリ７ｂからの制御値Ｄ？’との組み合わせにより
、各１藏器６　ａ　＊　６　ｂ　＊　６　ｃの領域ごと
に画像処理をする又はしないというハイレベル又はロー
レベルの組み合せがそれぞれ異なり、対応する画像デー
タＤ１の領域の画像処理の内容が異なるように制御され
る。例えば、１藏器６ａの領域についてはローレベルと
ハイレベルの組み合わせによる制御が、臓器６ｂの領域
についてはハイレベルとハイレベルの組み合わせによる
制御が、臓器６ｃの領域についてはローレベルとローレ
ベルの組み合わせによる制御が行われる。その結果、第
４図に示すように、ディスプレイ４の画面５には、各臓
器６ａ、６ｂ、６ｃの領域ごとに異なった処理が行われ
た断層画像が表示される。

なお、第３図では制御用メモリ７を二個設けた場合を示
したが、本発明はこれに限らず、三個以上設けてもよい
。その場合は、任意の領域についてそＪしぞれ異なった
画像処理を行う種類を増やすことができる。

発明の効果 本発明は以上説明したように、画像処理部２に画像記憶
用メモリ１の表示領域と同一の領域を有する制御用メモ
リ７を接続すると共に、この制御用メモリ７には上記画
像記憶用メモリ１の任意領域の画像データの処理を制御
する制御値を記憶させる制御値入力部８を接続したので
、この制御値入力部８により上記制御用メモリ７の任意
領域に制御値を記憶させ、その制御用メモリ７から上記
制御値を画像処理部２に出力することにより、この画像
処理部２において上記画像記憶用メモリ１の任意領域の
画像データについて処理を行うことができる。従って、
例えば被検体の成る臓器６ａ。

６ｂ、６ｃに応じて任意の画像領域での画像処理を行う
ことができ、診断に有効な良い断層画像を得ることがで
きる。また、上記制御用メモリ７を複数個設けた場合は
、上記画像記憶用メモリ１の任意の領域についてそれぞ
れ異なった画像処理を行うことができる。このことから
、被検体の各臓器６ａ、６ｂ、６ｃによって表示深度や
ゲインが異なっていても、各臓器６ａ〜６ｃの表示深度
等の相違に対応してそれぞれの領域において異なった画
像処理が行え、診断に有効な更に良い断層画像を得るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による超音波断層装置の実施例を示すブ
ロック図、第２図はその画像処理の動作を示す説明図、
第３図は本発明の第二の実施例を示すブロック図、第４
図は第二の実施例における画像処理の動作を示す説明図
、第５図は従来の超音波Ｗｒ層装置を示すブロック図、
第６図及び第７図はその画面表示を示す説明図である。 １・・・画像記憶用メモリ ２・・・画像処理部 ３・・・Ｄ／Ａ変換器 ４・・・ディスプレイ ５・・・画　面 ６ａ、６ｂ、６ｃ・・・被検体の臓器 ７．７ａ、７ｂ・・・制御用メモリ ８・・・制御値入力部 Ｄ工・・・画像データ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）収集された画像データを記憶する画像記憶用メモ
   リと、この画像記憶用メモリに記憶された画像データを
   処理する画像処理部と、この両像処理部からの画像デー
   タをアナログ信号に変換するＤ／Ａ変換器と、このＤ／
   Ａ変換器の出力信号を断層画像として表示するディスプ
   レイとを有する超音波断層装置において、上記画像記憶
   用メモリの表示領域と同一の領域を有し、画像記憶用メ
   モリの任意領域の画像データの処理を制御する制御値を
   記憶し、該制御値を出力することにより上記画像処理部
   における画像データの処理を制御する制御用メモリと、
   該制御用メモリの任意領域に制御値を記憶させる制御値
   入力部とを設けたことを特徴とする超音波断層装置。
2. （２）上記制御用メモリは複数個設けられ、上記画像記
   憶用メモリの任意の領域についてそれぞれ異なった処理
   を行うようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の超音波断層装置。